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JP6487081B2 - 生体情報モニタリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ベッド上の被験者の重心位置の変動に基づいて被験者の生体情報をモニタリングする生体情報モニタリングシステムに関する。
被験者の生体情報は、医療や介護の現場において患者や被介護者の身体状態を知るための重要な情報の一つである。例えば被験者の呼吸状態を把握して、睡眠時無呼吸症候群やいびきなどの症状の把握、及びこれらの症状の改善に役立てることができる。
ベッドの脚部の下に荷重センサを配置して、荷重センサの計測値に基づいて被験者の呼吸状態を計測することが提案されている(特許文献1)。更に、ベッドの脚部の下に荷重検出器を配置してベッド上の被検生体の重心の移動を求め、この重心の移動に基づいて被検生体の呼吸運動と心拍運動とを求めることも提案されている(特許文献2)。
特許第4883380号 特公昭61−24010号
医療現場では、ベッド上の被験者の重心位置を正確に把握することが望まれているが、特許文献1、2に記載の発明は、このような現場の要望に応えることはできない。
そこで本発明は、ベッド上の被験者の重心位置を正確に把握することができる生体情報モニタリングシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、
ベッド上の被験者の生体情報をモニターする生体情報モニタリングシステムであって、
ベッド又はベッドの脚下に設けられ、被験者による荷重を検出する複数の荷重検出器と、
前記被験者による荷重から被験者の心拍に応じて振動する荷重成分を分離する荷重分離部と、
前記被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき被験者の重心の位置を求める重心位置算出部とを備え、
前記荷重分離部は、前記ベッド上に複数の被験者が存在する場合に、前記複数の荷重検出器の少なくとも1つにより検出された前記被験者による荷重の時間的変動の周波数スペクトルに基づいて、前記被験者による荷重を前記複数の被験者の各々による荷重に分離し、前記複数の被験者の各々による荷重から各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分を分離し、
前記重心位置算出部は、前記各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき各被験者の重心の位置を求める生体情報モニタリングシステムが提供される。
本発明の第2の態様に従えば、
ベッド上の被験者の生体情報をモニターする生体情報モニタリングシステムであって、
ベッド又はベッドの脚下に設けられ、被験者による荷重を検出する複数の荷重検出器と、
前記被験者による荷重から被験者の心拍に応じて振動する荷重成分を分離する荷重分離部と、
前記被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき被験者の重心の位置を求める重心位置算出部とを備え、
前記荷重分離部は、更に、前記被験者による荷重から被験者の呼吸に応じて振動する荷重成分を分離し、
前記重心位置算出部は、更に、前記被験者の呼吸に応じて振動する荷重成分に基づき前記被験者の呼吸重心の位置を求める生体情報モニタリングシステムが提供される。
第2の態様の生体情報モニタリングシステムにおいて、前記荷重分離部は、前記ベッド上に複数の被験者が存在する場合に、前記複数の荷重検出器の少なくとも1つにより検出された前記被験者による荷重の時間的変動の周波数スペクトルに基づいて、前記被験者による荷重を前記複数の被験者の各々による荷重に分離してもよく、前記複数の被験者の各々による荷重から各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分及び各被験者の呼吸に応じて振動する成分を分離してもよく、
前記重心位置算出部は、前記各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき各被験者の心拍重心の位置を求めてもよく、且つ前記各被験者の呼吸に応じて振動する荷重成分に基づき各被験者の呼吸重心の位置を求めてもよい。
本発明の生体情報モニタリングシステムによれば、ベッド上の被験者の重心位置を正確に把握することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る生体情報モニタリングシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、荷重検出器のベッドに対する配置を示す説明図である。 図3は、本発明の実施形態に係る重心軌跡算出方法を示すフローチャートである。 図4は、ベッド上面に画成される4つの荷重検出領域の配置を示す説明図である。 図5は、荷重検出器からの荷重信号の一例を示す。 図6は、被験者の重心軌跡の一例を示す。 図7は、各荷重信号から分離した呼吸成分又は心拍成分に基づいて被験者の重心位置を算出する方法を示すフローチャートである。 図8は、変形例に係るベッドシステムの全体構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示す通り、本実施形態の生体情報モニタリングシステム(呼吸波形描画システム、呼吸情報取得システム)100は、ベッド上の被験者の生体状態を把握するために観測や測定を行うもので、荷重検出部1、制御部3、記憶部4、表示部5を主に有する。荷重検出部1と制御部3とは、A/D変換部2を介して接続されている。制御部3には更に、報知部6及び入力部7が接続されている。
荷重検出部1は、4つの荷重検出器11、12、13、14を備える。荷重検出器11、12、13、14のそれぞれは、例えばビーム形のロードセルを用いて荷重を検出する荷重検出器である。このような荷重検出器は例えば、特許第4829020号や特許第4002905号に記載されている。荷重検出器11、12、13、14はそれぞれ、配線によりA/D変換部2に接続されている。
荷重検出部1の4つの荷重検出器11、12、13、14は、被験者が使用するベッドの脚の下に配置される。具体的には荷重検出器11、12、13、14は、図2に示す通り、ベッドBDの四隅の脚の下端部に取り付けられたキャスターC、C、C、Cの下にそれぞれ配置される。
A/D変換部2は、荷重検出部1からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を備え、荷重検出部1と制御部3にそれぞれ配線で接続されている。
制御部3は、専用又は汎用のコンピュータであり、内部に周波数分析部31、信号分離部(荷重分離部)32、重心位置算出部33、生体情報分析部(在床判定部)34が構築されている。
記憶部4は、生体情報モニタリングシステム100において使用されるデータを記憶する記憶装置であり、例えばハードディスク(磁気ディスク)を用いることができる。表示部5は、制御部3から出力される情報を生体情報モニタリングシステム100の使用者に表示する液晶モニター等のモニターである。
報知部6は、制御部3からの情報に基づいて所定の報知を視覚的又は聴覚的に行う装置、例えばスピーカを備える。入力部7は、制御部3に対して所定の入力を行うためのインターフェイスであり、キーボード及びマウスにし得る。
このような生体情報モニタリングシステム100を使用して、ベッド上の被験者の呼吸状態を始めとした各種生体情報を検知しモニターすることができる。各種生体情報の取得及びモニターは、ベッド上の被験者の重心位置の変動に基づいて行われる。
生体情報モニタリングシステム100を使用して、ベッド上の被験者の重心位置を算出する動作について説明する。生体情報モニタリングシステム100を使用した被験者の重心位置の算出は、図3に示す通り、被験者の荷重を検出する荷重検出工程(S01)と、検出した荷重に基づいて被験者の重心位置の時間的変動(重心軌跡)を算出する重心軌跡算出工程(S02)とを含む。
荷重検出工程S01では、荷重検出器11、12、13、14を用いてベッドBD上の被験者Sの荷重を検出する。荷重検出器11、12、13、14は、上記の通りキャスターC、C、C、Cの下にそれぞれ配置されているため、ベッドBDの上面に加えられる荷重は、4つの荷重検出器11、12、13、14に分散して検知される。具体的には、図4に示す通りベッドBDの矩形状の上面は、縦及び横にそれぞれ2分割されて4つの矩形領域I〜IVに均等に分割される。
これにより、ベッドBD上の中央部で仰臥する(仰向けに寝る)被験者Sの左下半身が位置する領域Iに加えられる荷重は主に荷重検出器11により検出され、同状態の被験者Sの右下半身が位置する領域IIに加えられる荷重は主に荷重検出器12により検出される。同様に、ベッドBD上の中央部で仰臥する被験者Sの右上半身が位置する領域IIIに加えられる荷重は主に荷重検出器13により検出され、同状態の被験者Sの左上半身が位置する領域IVに加えられる荷重は主に荷重検出器14により検出される。なお、ベッドBD上に被験者Sが乗っていない場合、荷重検出器11、12、13、14からの出力の合計はベッド単体の重量を表わし、ベッドBD上に被験者Sが乗っている場合、荷重検出器11、12、13、14からの出力の合計はベッド単体の重量と被験者Sの体重を表わしているため、予め記憶部4にベッド単体の重量を記憶しておくことにより、被験者Sが在床した時に被験者Sの体重を測定することが出来る。なお、ベッドの重量が4つの領域で均一でない場合には、その相違を荷重検出器に対応するベッド重量として記憶させておく。また、実際の計測中の被験者S以外の重量をもたらす状況、例えば、布団や荷物等が置かれたことをベッド重量に反映させるようにすることが望ましい。
荷重検出器11、12、13、14はそれぞれ、荷重(荷重変化)を検出してアナログ信号としてA/D変換部2に出力する。A/D変換部2は、サンプリング周期を例えば5ミリ秒として、アナログ信号をデジタル信号(以下、「荷重信号」と呼ぶ。)に変換し、周波数分析部31や信号分離部32を介さずに、重心位置算出部33に出力する。
荷重信号の一例を図5に示す。図5は、時刻t10〜時刻t14までの間に出力された荷重検出器11、12、13、14からの荷重信号s(実線)、s(破線)、s(一点鎖線)、s(二点鎖線)の様子を示している。被検者Sは、時刻t10〜時刻t11までの間(期間P11)には図4に示す通りベッドBDの中央部に仰臥しており、時刻t11〜時刻t12までの間(期間P12)にはベッドBDの領域I、IV側に移動しており、時刻t12〜時刻t13までの間(期間P13)には期間P12と比べてややベッドBDの中央側に移動しており、時刻t13〜時刻t14までの間(期間P14)にはベッドBDの中央部に仰臥していたことが観察されている。
期間P11には、被験者Sは図4に示す通りベッドBDの中央部に仰臥していたので、この期間P11では、被験者Sの頭側に配置された荷重検出器13、14からの信号s、sがほぼ等しく、被験者Sの脚側に配置された荷重検出器11、12からの信号s、sがほぼ等しい。
期間P12には、被験者SはベッドBDの領域I、IV側に移動していたので、この期間P12では、領域I、IVに配置された荷重検出器11、14からの信号s、sが期間P11に比べて大きな荷重値を示し、領域II、IIIに配置された荷重検出器12、13からの信号s、sは期間P11に比べて小さな荷重値を示している。
期間P13には、被験者Sは、期間P12と比べてややベッドBDの中央側に移動していたので、この期間P13では、領域I、IVに配置された荷重検出器11、14からの信号s、sは期間P12に比べて小さな荷重値を示し、領域II、IIIに配置された荷重検出器12、13からの信号s、sは期間P12に比べて大きな荷重値を示している。
期間P14には、被験者Sは、期間P11と同じくベッドBDの中央部に仰臥していたので、この期間P14における信号s〜sは、期間P11における信号s〜sと同じである。
重心軌跡算出工程S02では、重心位置算出部33が、荷重検出器11〜14からの荷重信号s〜sに基づいてベッドBD上の被験者Sの重心Gの位置G(X、Y)を所定の周期T(例えば上記のサンプリング周期5ミリ秒に等しい)で算出し、被験者Sの重心Gの位置の時間的変動(重心軌跡GT)を求める。ここで、(X、Y)は、ベッドBDの中心部を原点として長手方向にXを、短手方向にYを取ったXY座標面上における座標を示す(図6)。
重心位置算出部31による重心Gの位置G(X、Y)の算出は、次の演算により行われる。すなわちG(X、Y)は、荷重検出器11、12、13、14の座標をそれぞれ(X11、Y11)、(X12、Y12)、(X13、Y13)、(X14、Y14)、荷重検出器11、12、13、14の荷重の検出値をそれぞれW11、W12、W13、W14として、次式により算出される。
Figure 0006487081
Figure 0006487081
重心位置算出部33は、上記の数式1、数式2に基づいて重心Gの位置G(X、Y)を所定のサンプリング周期Tで算出しながら、重心Gの位置G(X、Y)の時間的変動、即ち重心軌跡GTを求め、例えば記憶部4に記憶させる。
重心位置算出部33で算出された重心軌跡GTの一例を図6に示す。図6は、図5の期間P11、P12、P13内の任意の時刻t110、t120、t130における、ベッドBD上の被験者Sの重心Gの位置G(XP11、YP11)、G(XP12、YP12)、G(XP13、YP13)を示しており、これらを繋ぐ一点鎖線の矢印は、位置G(XP11、YP11)からG(XP13、YP13)まで移動する被験者Sの重心Gの重心軌跡GTを示している。
本実施形態において、生体情報分析部34は、重心位置算出部33によって上記のように算出された被験者Sの重心軌跡GTに基づいて、被験者Sの体動の有無及びその様子を分析する。具体的には、生体情報分析部34は、記憶部4に記憶される各時刻における被験者Sの重心Gの位置の変化に基づいて重心Gの移動速度(単位時間あたりの移動量)を算出し、算出した速度が所定の閾値を越えている場合、被験者Sは体動を行っていると判断する。なお、被験者Sの体動には、寝返りなど、被験者Sの胴部の移動を伴う比較的大きな身体の移動に起因する体動(大きな体動)や、手足や顔の移動など、被験者Sの胴部の移動を伴わない比較的小さな身体の移動に起因する体動(小さな体動)が含まれる。
ここで、重心軌跡算出工程S02では、上記の数式1、数式2に示されるように、荷重検出器11、12、13、14が検出した全荷重W11、W12、W13、W14に基づいて重心位置G(X、Y)を算出している。このため、例えばベッド上の被験者Sから離れた位置に何等かの物体が置かれた場合、上記の数式1、数式2によって算出した重心位置G(X、Y)は、ベッド上に置かれた物体の荷重の影響により、被験者Sの実際の重心位置からずれることがある。そこで、本実施形態では、荷重検出器11〜14から出力された荷重信号s〜sの各々から特定の周波数帯域に含まれる成分を分離し、分離した成分に基づく被験者Sの重心位置も算出している。
以下、荷重信号s〜sの各々から呼吸の周波数帯域(約0.2Hz〜約0.33Hz)に含まれる成分を分離し、分離した成分に基づいて被験者Sの重心位置を算出する処理について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
周波数分析工程S10において、周波数分析部31は、荷重検出器11〜14から出力された荷重信号s〜sの各々、又は少なくとも一つについて、フーリエ変換により周波数スペクトルを求める。
信号分離工程S20において、信号分離部32は、周波数分析工程S10において求めた周波数スペクトルから、呼吸の周波数帯域に含まれるピーク周波数(即ち、被験者Sの呼吸の周波数)を特定する。そして、信号分離部32は、荷重信号s〜sの各々から、特定したピーク周波数に対応する成分sb1〜sb4(以下、「呼吸成分」と呼ぶ。)を分離する。
重心位置算出工程S30において、重心位置算出部31は、信号分離工程S20で分離した呼吸成分sb1〜sb4に基づいて、上記の数式1、数式2によりベッド上の被験者Sの重心位置G(X、Y)を算出する。
生体情報分析工程S40において、生体情報分析部34は、全荷重に基づいて算出した重心位置G(X、Y)と、呼吸成分sb1〜sb4に基づいて算出した重心位置G(X、Y)とのいずれを採用してもよい。例えば、全荷重に基づいて算出した重心位置G(X、Y)と、呼吸成分sb1〜sb4に基づいて算出した重心位置G(X、Y)とを比較した上で、被験者Sの重心位置としてどちらを採用するか決定してもよい。あるいは、全荷重に基づく重心位置G(X、Y)と呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)との間の距離を算出し、その距離が所定の範囲を超えている場合、生体情報分析部34は、呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)を被験者Sの重心位置として採用してもよい。ここで、所定の範囲は、例えばベッドの寸法、被験者Sの身長、体重等を考慮し、適宜設定すればよい。
生体情報分析部34は、採用した重心位置を用いて、被験者Sの各種生体情報を分析する。
ところで、人間の呼吸は、胸郭及び横隔膜を移動させて、肺を膨張及び収縮させることにより行われる。ここで吸気時、すなわち肺が膨張する時には横隔膜は下方に下がり、内臓も下方に移動する。一方で呼気時、すなわち肺が収縮する時には横隔膜は上方に上がり、内臓も上方に移動する。本発明の発明者は、研究により、この内臓移動に伴って、重心Gが、背骨の延在方向(体軸方向)にほぼ沿って振動することを見出した(以下、「呼吸振動」と呼ぶ)。
したがって、重心位置が特定の方向に呼吸振動している場合、生体情報分析部34は、その特定の方向を被験者Sの体軸の方向とみなし、ベッド上の被験者Sの姿勢(体軸がベッドの長手方向に対して平行なのか、傾いているのか)を判定する。呼吸振動の方向は、例えば、呼吸振動の軌跡からある極値点と当該極値点の直前又は直後に現れる極値点とを特定し、両者を結ぶ軸を求めることにより特定することができる。
また、生体情報分析部34は、体軸の方向を縦軸、時間軸を横軸として、各時間における重心位置を体軸に投影した位置と呼吸振動の振動中心との間の距離をプロットすることにより、被験者Sの呼吸波形を描画する。そして、生体情報分析部34は、呼吸波形上に現れる極大値又は極小値の数をカウントすることにより、被験者Sの呼吸数を判定する。さらに、重心位置の振幅(即ち、呼吸振動の振幅、又は呼吸波形の振幅)に基づいて、被験者Sの1回の呼吸における換気量(呼吸の深さ)を算出する。
次に、荷重信号s〜sの各々から心拍の周波数帯域(約0.5Hz〜約3.3Hz。以下「心拍帯域」と呼ぶ)に含まれる成分を分離し、分離した成分に基づいて被験者Sの重心位置を算出する処理について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、この処理は、上記の呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)の算出と並行して実行されてもよく、単独で実行されてもよい。
周波数分析工程S10において、周波数分析部31は、荷重検出器11〜14から出力された荷重信号s〜sの各々、又は少なくとも一つについて、フーリエ変換により、心拍帯域の周波数スペクトルを求める。
信号分離工程S20において、信号分離部32は、周波数分析工程S10において求めた周波数スペクトルから、心拍帯域に含まれるピーク周波数(即ち、被験者Sの心拍の周波数)を特定する。そして、信号分離部32は、荷重信号s〜sの各々から、特定したピーク周波数に対応する成分sh1〜sh4(以下、「心拍成分」と呼ぶ。)を分離する。
重心位置算出工程S30において、重心位置算出部31は、信号分離工程S20で分離した心拍成分sh1〜sh4に基づいて、上記の数式1、数式2によりベッド上の被験者Sの重心G(以下、「心拍成分に基づく重心G」と呼ぶ)を算出する。
荷重信号s〜sから分離した心拍成分sh1〜sh4を用いて算出されたベッド上の被験者Sの心拍成分に基づく重心Gは、次の特徴を有する。
(1)心拍成分に基づく重心Gは、荷重信号s〜sのうち、被験者Sの心拍に応じて振動する心拍成分sh1〜sh4のみを用いて算出されているため、例えば、被験者Sとは異なる周波数の心拍を有する第3者(見舞客等)による荷重や、心拍を有さない無生物(カバン等)による荷重がベッドBD上に加えられた場合には移動せず、被験者Sが移動した場合にのみ移動する。
(2)本発明の発明者が、心拍成分に基づく重心Gの移動の軌跡を観察したところ、心拍成分に基づく重心Gが、被験者Sの体軸を反時計まわりにある程度回転させた方向に沿ってわずかに振動していることが見出された。この振動(以下、「心拍振動」と呼ぶ)は、心臓の鼓動に起因すると考えられる。
生体情報分析工程S40において、生体情報分析部34は、全荷重に基づいて算出した重心位置G(X、Y)と、心拍成分に基づく重心Gの位置とを比較し、被験者Sの重心位置としてどちらを採用するか決定してよい。この決定は、呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)に関する上記説明と同様の方法で行うことができる。
また、生体情報分析部34は、心拍成分に基づく重心Gが求められるか否かに基づいて、被験者SがベッドBD上に存在するか否かの判断、すなわち在床判断を行うこともできる。被験者SがベッドBD上に存在しない場合には、荷重検出器11〜14の信号成分s〜sのそれぞれには、被験者Sの心拍に応じて変動する成分が存在しないため、そのような成分を分離することができず、心拍成分に基づく重心Gを算出することができない。それゆえ、心拍成分の存否や、心拍成分に基づく重心Gの算出可否に基づいて在床判断を行うことが可能である。生体情報分析部34は、例えば、算出された心拍成分に基づく重心GがベッドBD上に存在することが確認された場合に被験者Sが在床していると判定してもよく、より精密に、心拍成分に基づく重心Gが被験者Sの体軸に対して傾いた所定の方向に振動していることが確認された場合に被験者Sが在床していると判定してもよい。
生体情報分析部34は更に、心拍成分に基づく重心Gの振動方向から、被験者Sの体軸の方向を求めることもでき、心拍成分に基づく重心Gの1分間あたりの振動数から心拍数を求めることもできる。
本実施形態の生体情報モニタリングシステム100の効果を以下にまとめる。
本実施形態の信号分離部32は、荷重検出器11〜14から出力された荷重信号s〜sの各々から、例えば呼吸の周波数帯域に含まれる呼吸成分や、心拍の周波数帯域に含まれる心拍成分を分離する。そして、本実施形態の重心位置算出部33は、全荷重に基づいて算出した重心位置G(X、Y)だけでなく、呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)や、心拍成分に基づく重心位置G(X、Y)をそれぞれ算出する。このため、生体情報分析部34は、呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)や、心拍成分に基づく重心位置G(X、Y)を、被験者Sの様々な生体情報を分析するために活用することができる。呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)や、心拍成分に基づく重心位置G(X、Y)は、ベッドBD上に、荷物や見舞客など、被験者Sに由来しない荷重が加えられた場合には変動しないため、これらを用いれば、被験者Sの生体情報をより正確に分析することができる。
例えば、生体情報分析部34は、呼吸成分に基づく重心位置G(X、Y)を用いて、ベッド上の被験者Sの姿勢(体軸方向)や、呼吸波形、呼吸数、呼吸換気量といった呼吸状態を分析することができる。
また、生体情報分析部34は、心拍成分や心拍成分に基づく重心Gの有無に基づき、被験者Sの在床判断を行うことができる。心拍は呼吸とは異なり、意識的に停止させることができないため、心拍成分や心拍成分に基づく重心Gの有無に基づき在床判断を行うことで、被験者Sの在床/離床をより確実に判断できる。
本実施形態の生体情報モニタリングシステム100は、ベッドBDの脚の下に配置した荷重検出器11〜14を用いて被験者Sの生体情報を求めている。したがって、被験者Sの身体に計測装置を取り付ける必要がなく、被験者Sに不快感や違和感を与えることがない。
<変形例>
上記実施形態の生体情報モニタリングシステム100において、次の変形態様を採用することもできる。
例えば、呼吸の周期は被験者Sの性別、体格、肺活量等によって異なり、心拍の周期にも個人差がある。そのため、ベッドBD上に複数人の被験者Sが存在する場合、周波数分析工程S10で求めた周波数スペクトルにおける呼吸及び/又は心拍の周波数帯域には、被験者Sの数だけ、異なるピーク周波数が現れる。
そこで、呼吸及び/又は心拍の周波数帯域に複数のピーク周波数が現れた場合、信号分離部32は、ベッド上の被験者Sの人数が複数であると判定し、荷重信号s〜sの各々から、各被験者Sに対応する呼吸成分及び/又は心拍成分を分離してもよい。そして、重心位置算出部33は、各被験者Sに対応する呼吸成分及び/又は心拍成分に基づいて、各被験者Sの重心位置を算出してもよい。例えば、呼吸の周波数帯域において、周波数ν1と周波数ν2にピークが現れた場合、信号分離部32は、ベッド上の被験者Sが2人であると判定し、信号分離工程S20において、荷重信号s〜sの各々から、周波数ν1に対応する呼吸成分と、周波数ν2に対応する呼吸成分を分離する。そして、重心位置算出部33は、重心位置算出工程S30において、ピーク周波数νに対応する呼吸成分に基づく重心位置Gb1(X、Y)と、ピーク周波数νに対応する呼吸成分に基づく重心位置Gb2(X、Y)とを算出する。
上記変形例によれば、ベッド上の被験者Sの人数が複数の場合であっても、各被験者Sの呼吸に基づく重心G、心拍に基づく重心Gを個別に求めることができ、各被験者Sの重心位置を正確に把握することができる。
上記実施形態の生体情報モニタリングシステム100において、生体情報分析部34は、ベッドBDに加えられる荷重が所定値(例えば約40kg)以上増加し、且つ心拍成分又は心拍に基づく重心Gが求められた場合に被験者Sが着床したと判定してもよく、ベッドBDに加えられる荷重が所定値以上減少し、且つ心拍成分又は心拍に基づく重心Gが求められない場合に被験者Sが離床したと判定してもよい。
なお、ベッドBD上にベッドBDを所定の周期で叩く要素(インパクト要素)が存在する場合には、荷重検出器11〜14からの荷重信号s〜sには、当該所定の周期で同位相の波形が現れる。周波数分析部31、信号分離部32を用いて当該波形を含む荷重成分を分離し、これを用いて重心位置算出部33により重心位置を算出すれば、インパクト要素の重心位置を算出することができる。
上記の実施形態において、荷重検出器11、12、13、14は、ビーム形ロードセルを用いた荷重センサに限られず、例えばフォースセンサを使用することもできる。
上記の実施形態において、荷重検出器は4つに限られない。ベッドBDに追加の脚を設けて5つ以上の荷重検出器を使用してもよい。又はベッドBDの脚のうち3つのみに荷重検出器を配置してもよい。荷重検出器が3つの場合でも、これを一直線に配置しなければ、ベッドBD面上での被験者Sの重心位置Gを検出できる。
上記の実施形態においては、荷重検出器11、12、13、14は、ベッドBDの脚の下端に取り付けられたキャスターC、C、C、Cの下にそれぞれ配置されていたがこれには限られない。荷重検出器11、12、13、14はそれぞれ、ベッドBDの4本の脚とベッドBDの床板との間に設けられてもよいし、ベッドBDの4本の脚が上下に分割可能であれば、上部脚と下部脚との間に設けられても良い。また、荷重検出器11、12、13、14をベッドBDと一体型とし、ベッドBDと本実施形態の生体情報モニタリングシステム100とからなるベッドシステムBDSを構成してもよい(図8)。なお、本明細書において「ベッドに設けられた荷重検出器」とは、上述のようにベッドBDの4本の脚とベッドBDの床板との間に設けられた荷重検出器や、上部脚と下部脚との間に設けられた荷重検出器を意味する。
上記の実施形態において、荷重検出部1とA/D変換部2との間に、荷重検出部1からの荷重信号を増幅する信号増幅部や、荷重信号からノイズを取り除くフィルタリング部を設けても良い。
上記実施形態の生体情報モニタリングシステム100において、表示部5は、使用者が視覚的に認識できるようにモニター上に情報を表示するものには限られない。例えば表示部5は、被験者Sの呼吸状態(呼吸数、呼吸換気量)、心拍の状態や身体状況を定期的に印字して出力するプリンタでもよく、又は在床中なら青ランプの点灯、離床中なら赤ランプの点灯といった簡易な視覚的表現を用いて表示するものであってもよい。または表示部5は、被験者Sの生体情報を使用者に音声で伝えるものであってもよい。さらに、生体情報モニタリングシステム100は表示部5を有さなくてもよく、情報を出力する出力端子を有するのみであってもよい。表示を行うためのモニター(ディスプレイ装置)等は、当該出力端子を介して生体情報モニタリングシステム100に接続される。
上記実施形態の報知部6は聴覚的に報知を行っていたが、報知部6は、光の点滅等によって視覚的に報知を行う構成であってもよく、振動により報知を行う構成であってもよい。また、上記実施形態の生体情報モニタリングシステム100は、報知部6を有さなくても良い。
本発明の特徴を維持する限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の生体情報モニタリングシステムによれば、被験者の重心位置をより正確に求めることができるため、主に医者である使用者により観察に適したデータを提供して、医療の質の向上に寄与することができる。
1 荷重検出部
11、12、13、14 荷重検出器
2 A/D変換部
3 制御部
31 周波数分析部
32 信号分離部
33 重心位置算出部
34 生体情報分析部
4 記憶部
5 表示部
6 報知部
7 入力部
100 生体情報モニタリングシステム
BD ベッド
BDS ベッドシステム
GT 重心軌跡
S 被験者

Claims (3)

  1. ベッド上の被験者の生体情報をモニターする生体情報モニタリングシステムであって、
    ベッド又はベッドの脚下に設けられ、被験者による荷重を検出する複数の荷重検出器と、
    前記被験者による荷重から被験者の心拍に応じて振動する荷重成分を分離する荷重分離部と、
    前記被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき被験者の重心の位置を求める重心位置算出部とを備え、
    前記荷重分離部は、前記ベッド上に複数の被験者が存在する場合に、前記複数の荷重検出器の少なくとも1つにより検出された前記被験者による荷重の時間的変動の周波数スペクトルに基づいて、前記被験者による荷重を前記複数の被験者の各々による荷重に分離し、前記複数の被験者の各々による荷重から各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分を分離し、
    前記重心位置算出部は、前記各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき各被験者の重心の位置を求める生体情報モニタリングシステム。
  2. ベッド上の被験者の生体情報をモニターする生体情報モニタリングシステムであって、
    ベッド又はベッドの脚下に設けられ、被験者による荷重を検出する複数の荷重検出器と、
    前記被験者による荷重から被験者の心拍に応じて振動する荷重成分を分離する荷重分離部と、
    前記被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき被験者の重心の位置を求める重心位置算出部とを備え、
    前記荷重分離部は、更に、前記被験者による荷重から被験者の呼吸に応じて振動する荷重成分を分離し、
    前記重心位置算出部は、更に、前記被験者の呼吸に応じて振動する荷重成分に基づき前記被験者の呼吸重心の位置を求める生体情報モニタリングシステム。
  3. 前記荷重分離部は、前記ベッド上に複数の被験者が存在する場合に、前記複数の荷重検出器の少なくとも1つにより検出された前記被験者による荷重の時間的変動の周波数スペクトルに基づいて、前記被験者による荷重を前記複数の被験者の各々による荷重に分離し、前記複数の被験者の各々による荷重から各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分及び各被験者の呼吸に応じて振動する成分を分離し、
    前記重心位置算出部は、前記各被験者の心拍に応じて振動する荷重成分に基づき各被験者の心拍重心の位置を求め、且つ前記各被験者の呼吸に応じて振動する荷重成分に基づき各被験者の呼吸重心の位置を求める請求項2に記載の生体情報モニタリングシステム。
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