[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6486197B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP6486197B2
JP6486197B2 JP2015107626A JP2015107626A JP6486197B2 JP 6486197 B2 JP6486197 B2 JP 6486197B2 JP 2015107626 A JP2015107626 A JP 2015107626A JP 2015107626 A JP2015107626 A JP 2015107626A JP 6486197 B2 JP6486197 B2 JP 6486197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
air
condenser
temperature sensor
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015107626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016220743A (ja
Inventor
鹿島 弘次
弘次 鹿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2015107626A priority Critical patent/JP6486197B2/ja
Publication of JP2016220743A publication Critical patent/JP2016220743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6486197B2 publication Critical patent/JP6486197B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

本実施形態は衣類乾燥機に関する。
従来より、衣類乾燥機において、洗濯物等の衣類の乾燥用にヒートポンプを備えたものは、加熱用ヒータを備えたものに比べて乾燥効率が良く、省エネルギーの効果があるとして注目されている。ヒートポンプを備えた衣類乾燥機では、衣類を収容する乾燥室内に連通する循環風路を設け、乾燥室内の空気を循環させるための循環ファンとヒートポンプの一部を構成する蒸発器及び凝縮器を循環風路内に配設している。
ヒートポンプは、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を放熱させて液化させるための凝縮器と、凝縮器を通った冷媒を減圧する減圧装置と、液化した冷媒を気化させる蒸発器とを配管によって順次接続して構成しており、圧縮機を駆動させることにより、冷媒を循環させるようになっている。
そして、凝縮器で放出された熱により循環風路内の空気を加熱してから乾燥室内に送り込み、衣類から水分を奪った空気を循環風路内の蒸発器において冷却することにより除湿し、除湿した空気を再び凝縮器で加熱して乾燥室に供給するということを繰り返すことにより、衣類を乾燥させるようにしている。
この種の衣類乾燥機では、ヒートポンプを構成する圧縮機をインバータ制御により回転数を低下し、冷媒の吐出温度や吐出圧力を低くすることで運転負荷率を減らした連続運転を行い省エネ性能の向上を図ることができるが、圧縮機として一定速で駆動し回転数を変更できない定速圧縮機を用いる場合、運転負荷率を低下させて連続運転を行うことが難しく省エネ性能の向上が困難である問題がある。
特開2014−204883号公報
本発明は、上記の問題を考慮してなされたものであり、圧縮機として一定速で駆動し回転数を変更できない定速圧縮機を用いる場合であっても省エネ性能を向上させることができる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
本実施形態の衣類乾燥機は、排気口及び給気口を有する乾燥室と、前記乾燥室外に設けられ前記排気口及び前記給気口とを接続する循環風路と、前記循環風路を通して前記乾燥室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環風路内の空気を加熱する凝縮器と、前記循環風路内の空気を冷却し除湿する蒸発器と、冷媒を圧縮して前記凝縮器に供給する圧縮機と、前記凝縮器を通った冷媒を減圧する減圧手段とを備えたヒートポンプと、前記循環風路から前記乾燥室へ供給される空気の温度を検出する給気口温度センサと、前記乾燥室から前記循環風路へ排気される空気の温度を検出する排気口温度センサと、前記凝縮器の温度を検出する凝縮器温度センサと、前記ヒートポンプ及び循環ファンを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記圧縮機と前記循環ファンを駆動させて前記乾燥室内の衣類の乾燥を行う乾燥行程と、前記乾燥行程中に前記凝縮器温度センサの検出温度が所定温度以上になると前記圧縮機を停止させつつ循環ファンを駆動させる余熱乾燥行程とを実行し、前記排気口温度センサ及び前記給気口温度センサの検出温度の差が所定温度以下になると、前記余熱乾燥行程を終了するものである。
第1実施形態にかかる洗濯乾燥機の前方からの斜視図である。 洗濯乾燥機の内部構成を概略的に示す断面図である。 洗濯乾燥機の外箱を除いた状態を示す後方からの斜視図である。 洗濯乾燥機の概略構成図である。 洗濯乾燥機の電気構成を示すブロック図である。 洗濯乾燥機の乾燥行程のフロー図である。 第2実施形態の洗濯乾燥機の概略構成図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態は、図1及び図2に示すような洗濯機と衣類乾燥機とを兼ねたドラム式の洗濯乾燥機に関するものであり、ほぼ矩形箱状の外箱1と、その下部に設けられた台板2とから外郭が構成されている。外箱1の前面部1aには、円形の開口部からなる洗濯物出入口3が形成され、ヒンジ5を介して横方向に回動可能に設けられた扉4によって洗濯物出入口3が開閉される。前面部1aにおける洗濯物出入口3の上方位置には、操作表示パネル6が設けられ、その操作表示パネル6の側方に引き出し式の洗剤投入ケース7が設けられている。操作表示パネル6は、図5に示すように、制御装置23に接続されており、使用者からの操作を受けて運転コースの選択など洗濯乾燥機の各種設定や運転状況の表示を行う。
外箱1内には、図2に示すように、前面が開口し後面が閉塞されたほぼ円筒状の水槽8が配設されている。この水槽8は、前面の開口部が洗濯物出入口3に連通するように、水槽8の軸方向が前後方向の横軸状態であって後下がりにやや傾斜した状態で台板2上に弾性支持機構9を介して弾性的に支持されている。
水槽8は、給水弁18、給水ケース71、及び給水ホース72を介して水槽8の上部に設けられた給水口70より水道水等の水が機外から供給され、水槽8の底部に設けられた排水口73より排水弁19及び排水ホース74を介して水槽8内の水を機外へ排水できるように構成されている。また、水槽8は、前面の開口部や給水口70や排水口73以外に排気口10と給気口11が設けられている。
水槽8内には、前面が開口し後面が閉塞された円筒状の回転槽14が回転可能に配設されている。回転槽14は、その軸方向が前後方向の横軸状態であって後下がりにやや傾斜した状態で水槽8内に配設されている。回転槽14の周壁には通水及び通風が可能な孔15が多数形成されており、この孔15によって回転槽14の内部が水槽8と連通している。回転槽14の内周壁には、バッフル16が複数個設けられている。回転槽14の前面開口部も洗濯物出入口3に連通しており、回転槽14は洗濯物出入口3から投入される衣類を収容する。回転槽14は、水槽8の背面に設けられたモータ17により回転駆動される。このような構成の回転槽14は、洗い行程時には洗濯槽として、脱水行程時には脱水槽として、さらに乾燥行程時には衣類を収容する乾燥室として機能する。
図2〜図4に示すように、水槽8に設けられた排気口10及び給気口11には、循環風路20が連通接続されており、この循環風路20を通して水槽8(回転槽14)内の空気を循環可能としている。循環風路20は、水槽8の排気口10に接続された排気ダクト24と、水槽8の給気口11に接続された給気ダクト28と、排気ダクト24の下端と給気ダクト28の下端とを接続する熱交換ダクト22とを備える。
熱交換ダクト22は、水槽8の下方に位置する台板2上に載置されており、その内部に蒸発器31と、蒸発器31から熱交換ダクト22の下流側へ離間させて凝縮器32と、循環風路20を通じて水槽8内の空気を循環供給する循環ファン26とが配設されている。
蒸発器31及び凝縮器32は、冷媒流通パイプに伝熱フィンを所定ピッチで多数配設して成るフィン付きチューブ形のもので、循環ファン26の送風作用にて水槽8内の空気が、図2及び図4に矢印で示すように循環風路20内を流れ、蒸発器31及び凝縮器32の伝熱フィンの各間を流通する。
図4に示すように、蒸発器31及び凝縮器32は、凝縮器32に供給する冷媒を圧縮する圧縮機33、凝縮器32から吐出された冷媒を減圧する減圧装置34、及びアキュムレータ35とともにヒートポンプ30を構成する。ヒートポンプ30は、接続パイプによって圧縮機33、凝縮器32、減圧装置34、蒸発器31、アキュムレータ35の順にこれらを環状に接続されるとともに、その内部に冷媒が封入され冷凍サイクルを構成している。
蒸発器31及び凝縮器32は、例えば微小な間隔で設けられた多数のフィンを有する管で構成されており、この管の内部に冷媒を流すことで、フィン間を通る空気と冷媒との熱交換を行う。
圧縮機33は、例えば供給される交流電源の周波数に応じて一定周波数で駆動する定速圧縮機であり、制御装置23によって駆動及び停止が制御され、駆動時に冷媒を凝縮器32へ圧送する。圧縮機33の吸込側33aに設けられたアキュムレータ35は、圧縮機33に流入する冷媒の圧力変動を抑制する。
減圧装置34は、凝縮器32から吐出された高圧の液状の冷媒を減圧して低圧の気液混合状態にする。この例では、減圧装置34は、凝縮器32と蒸発器31との間の冷媒流路の開閉と絞り量を制御する流量制御弁などで構成されている。
また、ヒートポンプ30は、迂回路36、開閉弁37、及び逆止弁38を有している。迂回路36は、例えば金属製の管であって、圧縮機33を迂回して圧縮機33の吸込側33aと吐出側33bとを繋いでいる。開閉弁37は、例えば電磁弁からなり、迂回路36の途中部分に設けられ迂回路36を開閉する。逆止弁38は、蒸発器31と圧縮機33との間に設けられ、圧縮機33側から蒸発器31への冷媒の逆流を防止している。
減圧装置34や迂回路36に設けられた開閉弁37も制御装置23によって制御される。具体的には、制御装置23は、圧縮機33の駆動中において、開閉弁37を閉鎖して迂回路36を遮断するとともに減圧装置34を所定の絞り量になるように流路を絞った状態で開放する。この状態では、図4において矢符Bで示すように、ヒートポンプ30に封入された冷媒が圧縮機33により圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器32に流れて、熱交換ダクト22内の空気と熱交換する。その結果、熱交換ダクト22内の空気は加熱され、冷媒は冷却され液化する。この液化された冷媒が、次に、減圧装置34を通って減圧された後、蒸発器31に流入し気化することで、蒸発器31は熱交換ダクト22内の空気を冷却する。蒸発器31を通過した冷媒は圧縮機33に戻り、再び圧縮されて高温高圧の冷媒となる。
また、制御装置23は、圧縮機33の停止中において、減圧装置34を閉鎖して凝縮器32と蒸発器31との間の冷媒流路を閉塞するとともに、開閉弁37を開放して圧縮機33の吸込側33aと吐出側33bと迂回路36を介して連通する。
これにより、凝縮器32にある高温高圧の冷媒が、低温低圧状態の蒸発器31へ流れ込むのを防ぐことができる。また、圧縮機33の吐出側33bにある高温高圧の冷媒は、図4の矢印Cで示すように、迂回路36を通り、凝縮器32側よりも低圧となっている圧縮機33の吸込側33aへ流れ、圧縮機33の吸込側33aと吐出側33bとの間の圧力差が解消される。
つまり、減圧装置34は、圧縮機33の停止中に凝縮器32側から蒸発器31側への冷媒の移動を遮断する遮断手段として機能し、迂回路36及び開閉弁37は、圧縮機33の停止中に圧縮機33の吸込側33aと吐出側33bとの圧力差が均衡するように調整する圧力差調整手段として機能する。
洗濯乾燥機は、図4及び図5に示すように、給気口温度センサ40、排気口温度センサ41、凝縮器温度センサ42、外気温センサ43を備え、各温度センサ40,41,42,43が制御装置23に接続されている。
給気口温度センサ40及び排気口温度センサ41は、図4に示すように、循環風路20内に設けられ、循環風路20内の空気の温度を検出する。このうち、給気口温度センサ40は、凝縮器32と給気口11との間であって給気口11の近傍に設けられ、給気ダクト28を通って乾燥室である水槽8及び回転槽14内へ供給される空気、つまり凝縮器32で熱せられて乾燥室内へ供給される空気の温度を検出する。排気口温度センサ41は、蒸発器31と排気口10との間であって排気口10の近傍に設けられ、乾燥室である水槽8及び回転槽14から排気されて排気ダクト24内を通る空気の温度を検出する。凝縮器温度センサ42は、凝縮器32に設けられ凝縮器32の温度を検出する。外気温センサ43は、外箱1の内部に設けられ洗濯乾燥機の設置雰囲気の温度(外気温)を検出する。
制御装置23は、例えばマイクロコンピュータとメモリーとを備え、外箱1の内部に配設され洗濯乾燥機の作動全般を制御する制御手段として機能するようになっている。
この制御装置23は、操作表示パネル6が有した各種操作スイッチより各種操作信号が入力されると共に、各温度センサ40,41,42からはそれぞれ温度検出信号が入力され、あらかじめメモリーに記憶した制御プログラムに基づいて、モータ17、給水弁18、排水弁19、循環ファン26、圧縮機33、減圧装置34を制御する。
次に、上記構成の洗濯乾燥機の動作の一例を説明する。
まず、洗濯乾燥機の概略的な動作について説明する。使用者により操作表示パネル6の操作ボタンが操作されて運転のコースが設定され、その後、洗濯乾燥機は、設定された運転のコースに応じた洗濯運転、乾燥運転、あるいはその両運転を続けて行う洗濯乾燥運転を実行する。その1つとして、洗濯乾燥運転の実行が開始された場合には、給水弁18を開放させることにより水槽8内に供給した後、回転槽14を低速で回転させる洗濯行程と、排水弁19を開放させて水槽8内の水を排出した後、回転槽14を高速で回転させる脱水行程とを順に実行し、その後、乾燥運転を実行する。
乾燥運転は、洗い、すすぎ後の湿った衣類が収容された回転槽14を低速で正逆両方向に回転させつつ、熱交換ダクト22において蒸発器31及び凝縮器32で除湿された加熱空気を回転槽14内に供給する動作が行われる。本実施形態では、乾燥運転として通常コースと省エネコースを使用者が選択して実行することができるようになっている。
通常コースは、制御装置23が圧縮機33を一定周波数で駆動させつつ循環ファン26を駆動させる乾燥行程を実行するコースである。その際、制御装置23は、開閉弁37を閉鎖して迂回路36を遮断するとともに減圧装置34を所定の絞り量になるように流路を絞った状態で開放する。
このようなヒートポンプ30及び循環ファン26の動作によって、乾燥行程では、水槽8内から回転槽14内へ進入した空気が衣類を乾燥させることにより水分を含んだ状態となり、この湿った空気が排気口10から循環風路20の熱交換ダクト22内に流入した後、蒸発器31で冷却されて除湿され、その後に蒸発器31で加熱されて温風化される。そして、その温風が給気ダクト28を経て、給気口11から水槽8内に供給され、更に、孔15から回転槽14内に供給され、衣類の水分を奪って衣類を乾燥させた後、再び、排気口10から排気ダクト24を経て熱交換ダクト22内に流入するように循環する。
この例では、通常コースが実行されると、圧縮機33の温度が所定温度以上に達する等のヒートポンプ30の異常を検知しない限り、所定の乾燥終了条件を満たすまで乾燥行程を継続して実行する。なお、乾燥行程の終了条件は、例えば回転槽14内に収容された衣類の重量や使用者の操作などによって予め設定された乾燥行程時間を経過したか、又は給気口温度センサ40と排気口温度センサ41とで検出される温度差が所定範囲内に収束したかなどに基づいて判断することができる。
省エネコースは、上記した通常コースの実行時と同様の乾燥行程と、圧縮機33を停止させつつ循環ファン26を駆動させる余熱乾燥行程と、圧縮機33及び循環ファン26を停止させる待機行程とを繰り返して実行するコースであり、通常コースより圧縮機33の運転率を低下させ消費電力を抑えた乾燥運転を実行するコースである。
具体的には、制御装置23は、まず、図6に示すようにステップS1において、圧縮機33を一定周波数で駆動させるとともに、循環ファン26を所定の回転数F1(例えば、F1=4200rpm)で駆動させて乾燥行程を実行する。その際、制御装置23は、開閉弁37を閉鎖して迂回路36を遮断するとともに減圧装置34を所定の絞り量になるように流路を絞った状態で開放する。
次に、制御装置23は、ステップS2において、凝縮器温度センサ42で検出された凝縮器32の検出温度Tcが第1所定温度tc1(例えば、tc1=50℃)以上に達したか否か判断する。凝縮器32の検出温度Tcが、第1所定温度tc1未満であれば循環ファン26を回転数F1で回転させ続けてこのステップS2を継続し、第1所定温度tc1以上であれば循環ファン26の回転数をF1からF2(例えば、F2=4000rpm)へ減速する(ステップS3)。
循環ファン26の回転数をF2に減速した後、制御装置23は、ステップS4において、凝縮器温度センサ42で検出された凝縮器32の検出温度Tcが第2所定温度tc2(例えば、tc2=55℃)以上に達したか否か判断する。凝縮器32の検出温度Tcが、第2所定温度tc2未満であれば循環ファン26を回転数F1で回転させ続けてこのステップS4を継続し、第2所定温度tc2以上であればステップS5へ進む。
ステップS5において、制御装置23は、循環ファン26を駆動させ続けながら圧縮機33を停止することで乾燥行程を終了して余熱乾燥行程を実行する。この例では、制御装置23は、余熱乾燥行程において、循環ファン26の回転数をF2からF3(例えば、F3=3000rpm)へ減速し、更に、開閉弁37を開放して圧縮機33の吸込側33aと吐出側33bと迂回路36を介して連通するとともに、減圧装置34を閉鎖して凝縮器32と蒸発器31との間の冷媒流路を閉塞する。
このように乾燥行程から余熱乾燥行程に切り替わると、乾燥行程の際にヒートポンプ30内を循環していた冷媒が、余熱乾燥行程においても凝縮器32や蒸発器31に滞留しており圧縮機33を停止した後も凝縮器32は高温に加熱され、蒸発器31は低温に冷却されている。そこで、余熱乾燥行程では、圧縮機33を停止した状態で循環ファン26を回転させることで、凝縮器32及び蒸発器31に残存する熱及び冷熱を利用して、水槽8から排気ダクト24を介して熱交換ダクト22内に流入した空気が、蒸発器31で除湿され、凝縮器32で加熱された後、給気ダクト28を介して水槽8へ供給されることで、衣類を乾燥させる。
制御装置23は、ステップS6において、余熱乾燥行程の実行している間、凝縮器32で熱せられて水槽8内へ供給される空気の温度を給気口温度センサ40で検出し、水槽8から排気されて排気ダクト24内を通る空気の温度を排気口温度センサ41で検出し、給気口温度センサ40と排気口温度センサ41とで検出される検出温度の温度差の大きさΔTが所定値tth以内になれば、ステップS7に進み、後述する待機行程や乾燥行程へ移行したり、あるいは、乾燥運転を終了することで余熱乾燥行程を終了する。
詳細には、ステップS7では、制御装置23は、運転率Wが予め設定された基準値α以下であるか否か判断する。
ここで、運転率Wとは、省エネコースの実行時間の占める圧縮機33が動作する時間の割合であり、この例では、制御装置23が、余熱乾燥行程の直前に実行した乾燥行程を開始した時点から現時点までの時間(ステップS1からステップS7までの時間)wtに対する直前に実行した乾燥行程の実行時間(ステップS1からステップS4までの時間)wt1の割合(wt1/wt)からこの運転率Wを算出する。
また、制御装置23は、運転率Wの算出とともに、洗濯乾燥機の設置雰囲気の室温と回転槽14内の衣類の重量から予め制御装置23に記憶させた不図示の制御テーブルに基づいて基準値αを決定する。基準値αは、任意に設定することができるが、一例として、インバータ制御により運転周波数を変更可能な能力可変型の圧縮機を当該ヒートポンプ30に組み込んで凝縮器32の温度を第2所定温度tc2一定に維持する場合の圧縮機の運転周波数を参考に基準値αを設定することができる。つまり、排除容積V0の能力可変型の圧縮機を用いて凝縮器32の温度を第2所定温度tc2に維持するのに必要な運転周波数が周波数H0とすると、排除容積V1で運転周波数H1の定速圧縮機33をヒートポンプ30に実装する場合、次式から基準値αを設定することができる。
基準値α=(V0×H0)/(V1×H1
そして、制御装置23は、算出した運転率Wが基準値αより大きければ(ステップS7のNo)、循環ファン26を停止することで余熱乾燥行程を終了して圧縮機33及び循環ファン26を停止した待機行程へ移行する(ステップS8)。そして、制御装置23は、運転率Wが基準値α以下に達するまで待機行程を継続する。
一方、運転率Wが基準値α以下であれば(ステップS7のYes)、ステップS9に進んで所定の乾燥終了条件を満たすか否か判断し、満たしていなければステップS1の乾燥行程に戻り、所定の乾燥終了条件を満たすまで乾燥行程(ステップS1〜ステップS4)と、余熱乾燥行程(ステップS5〜ステップS6)と、停止行程(ステップS7〜ステップS8)とを繰り返し実行し、所定の乾燥終了条件を満たしていれば乾燥運転を終了する。
以上のような本実施形態では、乾燥行程時に凝縮器温度センサ42で検出された凝縮器32の検出温度Tcが第2所定温度tc2以上になると、圧縮機33を停止させて消費電力量を抑えつつ、循環ファン26を駆動することで、蒸発器31や凝縮器32に残存する熱を利用して回転槽14に収容された衣類を乾燥させることができ、消費電力量を抑えることができる。
また、本実施形態では、凝縮器32が第2所定温度tcより高温になることがないので、回転槽14に供給される空気が過剰に加熱されることがなく、比較的低い温度で衣類を乾燥させ熱によるダメージを抑えることができる。
さらに、制御装置23は、給気口温度センサ40と排気口温度センサ41とで検出される検出温度の温度差の大きさΔTが所定値tth以内になると、余熱乾燥行程を終了するため、残存する熱が無くなり蒸発器31や凝縮器32に乾燥能力が無くなると循環ファン26を停止して無駄な電力消費を抑えることができる。
また、本実施形態では、蒸発器31と圧縮機33との間に圧縮機33側から蒸発器31への冷媒の逆流を防止する逆止弁38が設けられるとともに、制御装置23が圧縮機33の停止中に減圧装置34を閉鎖して凝縮器32と蒸発器31との間の冷媒流路を閉塞するため、駆動状態の圧縮機33を停止させて乾燥行程から余熱乾燥行程へ移行する際に、凝縮器32に滞留する高温高圧の冷媒が低温の蒸発器31へ流れ込むことがなく、凝縮器32及び蒸発器31に熱及び冷熱を保持させることができる。
しかも、ヒートポンプ30は、圧力差調整手段として迂回路36及び開閉弁37を有しており、制御装置23が、圧縮機33の停止中に開閉弁37を開放して圧縮機33の吸込側33aと吐出側33bとの圧力の均衡を図るため、圧縮機33をスムーズに起動することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について、図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付している。
上記した第1実施形態では、乾燥運転として省エネコースが選択されると、乾燥行程に続いて余熱乾燥行程を実行した後に循環ファン26を停止させることで余熱乾燥行程を終了して待機行程へ移行する場合について説明したが、本実施形態では、余熱乾燥行程が終了すると、待機行程を実行することなく圧縮機33を起動して乾燥行程へ移行する点で上記した第1実施形態と相違する。
つまり、図7に示すように、余熱乾燥行程の実行中に制御装置23が、給気口温度センサ40と排気口温度センサ41とで検出される検出温度の温度差の大きさΔTが所定値tth以内であるか否か判断し、検出温度の温度差ΔTが所定値tth以内であればステップS10に進んで所定の乾燥終了条件を満たすか否か判断し、乾燥終了条件を満たしていなければステップS1の乾燥行程に戻り、所定の乾燥終了条件を満たすまで乾燥行程(ステップS1〜ステップS4)と、余熱乾燥行程(ステップS5〜ステップS6)とを交互に繰り返し実行し、所定の乾燥終了条件を満たしていれば乾燥運転を終了する。
本実施形態では、給気口温度センサ40と排気口温度センサ41とで検出される検出温度の温度差の大きさΔTが所定値tth以内になり蒸発器31や凝縮器32に乾燥能力が無くなると、圧縮機33を起動して乾燥行程を再開するため、蒸発器31や凝縮器32に残存する熱を衣類乾燥に利用しつつ、乾燥時間の長時間化を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…外箱、1a…前面部、2…台板、3…洗濯物出入口、4…扉、5…ヒンジ、6…操作表示パネル、7…洗剤投入ケース、8…水槽、9…弾性支持機構、10…排気口、11…給気口、14…回転槽、15…孔、16…バッフル、17…モータ、18…給水弁、19…排水弁、20…循環風路、22…熱交換ダクト、23…制御装置、24…排気ダクト、26…循環ファン、28…給気ダクト、29…アキュムレータ、30…ヒートポンプ、31…蒸発器、32…凝縮器、33…圧縮機、34…減圧装置、35…アキュムレータ、36…迂回路、37…開閉弁、38…逆止弁、40…給気口温度センサ、41…排気口温度センサ、42…凝縮器温度センサ

Claims (4)

  1. 排気口及び給気口を有する乾燥室と、
    前記乾燥室外に設けられ前記排気口及び前記給気口とを接続する循環風路と、
    前記循環風路を通して前記乾燥室内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記循環風路内の空気を加熱する凝縮器と、前記循環風路内の空気を冷却し除湿する蒸発器と、冷媒を圧縮して前記凝縮器に供給する圧縮機と、前記凝縮器を通った冷媒を減圧する減圧手段とを備えたヒートポンプと、
    前記循環風路から前記乾燥室へ供給される空気の温度を検出する給気口温度センサと、
    前記乾燥室から前記循環風路へ排気される空気の温度を検出する排気口温度センサと、
    前記凝縮器の温度を検出する凝縮器温度センサと、
    前記ヒートポンプ及び循環ファンを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記圧縮機と前記循環ファンを駆動させて前記乾燥室内の衣類の乾燥を行う乾燥行程と、前記乾燥行程中に前記凝縮器温度センサの検出温度が所定温度以上になると前記圧縮機を停止させつつ前記循環ファンを駆動させる余熱乾燥行程とを実行し、前記排気口温度センサ及び前記給気口温度センサの検出温度の差が所定温度以下になると、前記余熱乾燥行程を終了する衣類乾燥機。
  2. 前記排気口温度センサ及び前記給気口温度センサの検出温度の差が所定温度以下になると、前記循環ファンを停止させて前記余熱乾燥行程を終了する請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記排気口温度センサ及び前記給気口温度センサの検出温度の差が所定温度以下になると、前記圧縮機を駆動させて前記余熱乾燥行程を終了する請求項1に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記ヒートポンプは、前記圧縮機の停止中に前記圧縮機の吸込側と吐出側との圧力差を均衡させる圧力差調整手段と、前記圧縮機の停止中に前記凝縮器側から前記蒸発器側への冷媒の移動を遮断する遮断手段と、前記蒸発器と前記圧縮機との間に設けられ前記圧縮機側から前記蒸発器側への冷媒の逆流を防ぐ逆止弁とを備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
JP2015107626A 2015-05-27 2015-05-27 衣類乾燥機 Active JP6486197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015107626A JP6486197B2 (ja) 2015-05-27 2015-05-27 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015107626A JP6486197B2 (ja) 2015-05-27 2015-05-27 衣類乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016220743A JP2016220743A (ja) 2016-12-28
JP6486197B2 true JP6486197B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=57745161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015107626A Active JP6486197B2 (ja) 2015-05-27 2015-05-27 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6486197B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111742095A (zh) * 2017-11-28 2020-10-02 伊莱克斯商用电器公共有限公司 滚筒式烘干机
CN110747612B (zh) * 2018-07-05 2023-02-17 青岛海尔洗涤电器有限公司 衣物处理设备及其温度控制方法
KR20210037131A (ko) * 2019-09-27 2021-04-06 삼성전자주식회사 건조기 및 그 제어방법
CN113718500B (zh) * 2020-05-25 2024-07-16 合肥海尔滚筒洗衣机有限公司 热泵式干衣设备的控制方法
TR202010344A2 (tr) * 2020-06-30 2022-01-21 Arçeli̇k Anoni̇m Şi̇rketi̇ Bi̇r kurutma maki̇nesi̇
CN115110260A (zh) * 2021-03-23 2022-09-27 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种干衣机的烘干方法及干衣机
CN113718469B (zh) * 2021-09-14 2023-10-03 深圳拓邦股份有限公司 一种洗衣机加热控制方法、装置及洗衣机

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147096A (ja) * 1988-11-30 1990-06-06 Toshiba Corp 浴室乾燥機のダンパ切換装置
JP2001198396A (ja) * 2000-01-24 2001-07-24 Hitachi Ltd 衣類乾燥機
JP2014150859A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Panasonic Corp 衣類乾燥機
JP6239846B2 (ja) * 2013-04-15 2017-11-29 東芝ライフスタイル株式会社 ヒートポンプ式乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016220743A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6486197B2 (ja) 衣類乾燥機
KR100645677B1 (ko) 의류 건조 장치
JP4889545B2 (ja) 乾燥装置及びこの装置を備えた洗濯乾燥機
US9534329B2 (en) Appliance for drying laundry
JP4976965B2 (ja) 衣類乾燥機
JP4326445B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4858321B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2007175528A (ja) 洗濯乾燥機
JP6239846B2 (ja) ヒートポンプ式乾燥機
JP2009273488A (ja) 洗濯乾燥機
JP2008067742A (ja) 衣類乾燥機
JP2008104625A (ja) 衣類乾燥機
CN115216952A (zh) 烘干机
JP2014018502A (ja) 衣類処理装置
WO2015056416A1 (ja) 洗濯乾燥機
WO2014196158A1 (ja) 乾燥機
JP6092004B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2013226249A (ja) 衣類乾燥機
JP6842261B2 (ja) 衣類乾燥機
JP6466093B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2019136287A (ja) 衣類乾燥機
JP2007143735A (ja) 洗濯乾燥機
JP2013017639A (ja) 衣類乾燥装置
JP2010194027A (ja) 衣類乾燥機
JP6225322B2 (ja) 乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6486197

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150