JP6482826B2 - 熱源システム及びその制御装置並びに制御方法 - Google Patents
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Description
この問題に対し、例えば、特許文献1には、送水温度に対して閾値を設定し、閾値を超過した場合に、停止している熱源機を強制増段させることで、送水温度の上昇を防ぐことが開示されている。
また、特許文献1には、熱源機を強制増段させる強制増段温度設定値が通常の減段温度設定値よりも低い可能性があることを考慮して、強制増段後に強制増段温度設定値から所定温度を減算した値に減段温度設定値を再設定することで、熱源機の増減段の繰り返しを防ぐことが開示されている。
例えば、送水温度上昇に伴って強制増段が発生し、その後に負荷が低下して減段処理が発生した場合に、能力劣化機以外の熱源機が減段処理されてしまうと、運転中の熱源機には能力劣化機が含まれた状態が維持される。この状態で、再度負荷が上昇すると、能力劣化機の影響によって送水温度が再度上昇し、強制増段が再度発生することとなる。そして、このような事態が繰り返し発生することにより、熱源機の増減段が頻繁に繰り返されることとなる。
更に、上記熱源システムの制御装置によれば、能力劣化機に対して能力以上の負荷が割り当てられることを防止することができる。この結果、能力劣化機の熱媒出口温度が熱媒出口設定温度から乖離することを防止することができ、ひいては、熱媒送出温度が設定温度から乖離することを防止することが可能となる。
ここで、「出力可能上限値」とは、熱源機が出力可能な最大能力として設定されている値であり、例えば、定格能力が挙げられる。また、「出力可能上限値」は、出力可能な最大能力であってもよく、または、定格能力あるいは出力可能な最大能力に基づいて決定される値であってもよい。
更に、上記熱源システムの制御装置によれば、台数制御に参照される増段閾値についても能力劣化機の出力可能な能力に応じて変更されるので、現在の熱源システムの能力に応じて適切なタイミングで増段処理を行うことが可能となる。
更に、上記熱源システムの制御装置によれば、能力劣化機に対して能力以上の負荷が割り当てられることを防止することができる。この結果、能力劣化機の熱媒出口温度が熱媒出口設定温度から乖離することを防止することができ、ひいては、熱媒送出温度が設定温度から乖離することを防止することが可能となる。
ここで、「出力可能上限値」とは、熱源機が出力可能な最大能力として設定されている値であり、例えば、定格能力が挙げられる。また、「出力可能上限値」は、出力可能な最大能力であってもよく、または、定格能力あるいは出力可能な最大能力に基づいて決定される値であってもよい。
更に、上記熱源システムの制御装置によれば、台数制御に参照される減段閾値についても能力劣化機の出力可能な能力に応じて変更されるので、現在の熱源システムの能力に応じて適切なタイミングで減段処理を行うことが可能となる。
更に、上記熱源システムの制御装置によれば、台数制御に参照される増段閾値についても能力劣化機の出力可能な能力に応じて変更されるので、現在の熱源システムの能力に応じて適切なタイミングで増段処理を行うことが可能となる。
更に、上記熱源システムの制御装置によれば、台数制御に参照される減段閾値についても能力劣化機の出力可能な能力に応じて変更されるので、現在の熱源システムの能力に応じて適切なタイミングで減段処理を行うことが可能となる。
本発明の第6態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段とを具備し、前記劣化機検出手段は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御装置である。
本発明の第8態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段とを具備し、前記劣化機検出手段は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御装置である。
本発明の第10態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段とを具備し、前記劣化機検出手段は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御装置である。
本発明の第14態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と、要求負荷と増段閾値とに応じて増段の要否を判定する台数制御過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記増段閾値を変更する増段閾値変更過程とを具備する熱源システムの制御方法である。
本発明の第15態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と、要求負荷と減段閾値とに応じて減段の要否を判定する台数制御過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記減段閾値を変更する減段閾値変更過程とを有する熱源システムの制御方法である。
本発明の第16態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程とを有し、前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法である。
本発明の第17態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程とを具備し、前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法である。
本発明の第18態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程とを有し、前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法である。
本発明の第19態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程とを具備し、 前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法である。
本発明の第20態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程とを具備し、前記劣化機検出過程は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御方法である。
本発明の第21態様は、複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程とを有し、前記劣化機検出過程は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御方法である。
以下、本発明の第1実施形態に係る熱源システム及びその制御装置並びに制御方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る熱源システムの構成を概略的に示した図である。熱源システム1は、例えば、空調機や給湯機、工場設備等の外部負荷2に対して供給する熱媒(冷水)を加熱または冷却する複数の熱源機10(10a、10b、10c)(以下、各熱源機を区別しないときは単に符号「10」を付し、各熱源機を区別して示すときは符号「10a」、「10b」等を付す。他の構成についても同様。)を備えている。これら熱源機10a、10b、10cは、外部負荷2に対して並列に接続されている。また、図1では、3台の熱源機10a、10b、10cが設置されている場合について例示しているが、熱源機10の設置台数については任意に決定できる。
熱源機10は、同機種及び同容量であってもよいし、異なる機種や異なる容量のものが混在していてもよい。熱源機の一例としては、ターボ冷凍機、吸収冷凍機などが挙げられる。
各熱源機10a、10b、10cの熱媒出口側には、熱媒出口温度を計測する温度センサ13a、13b、13cがそれぞれ設けられている。また、サプライヘッダ5の熱媒流れの下流側には外部負荷2に送出される熱媒の温度である熱媒送出温度を計測するための温度センサ15が設けられている。
上位制御装置20は、熱源システム全体を制御する制御装置であり、熱媒送出温度が外部負荷2の要求によって決定される設定温度となるように熱源システム1を制御する。具体的には、熱源機10a、10b、10cの出口温度制御、外部負荷2の要求負荷に基づく熱源機の運転台数制御、運転中の熱源機に負荷を割り当てる負荷配分制御、各ポンプ3a、3b、3cの流量制御、サプライヘッダ5とリターンヘッダ4との間の差圧に基づくバイパス弁7の弁開度制御等を行う。また、このような制御を実現するために、上位制御装置20には、温度センサ13a〜13cにより計測された各熱源機10a、10b、10cの熱媒出口温度及び熱媒送出温度が入力されるような構成とされている。これらの情報は、熱源機制御装置8a〜8cを介して上位制御装置20に入力されてもよいし、上位制御装置20に直接的に入力されてもよい。
上記能力劣化条件を式で表すと以下の通りである。
熱媒出口温度−熱媒出口設定温度≧閾値 (熱媒冷却時)
熱媒出口設定温度−熱媒出口温度≧閾値 (熱媒加熱時)
かつ、
現在の能力<出力可能上限値
なお、デマンド制御中の熱源機のように、能力発揮が制限されている状態にある熱源機は、出力可能上限値以下で運転することがあり、上記の能力劣化条件を満たしてしまう可能性がある。したがって、能力発揮が制限されている状態にある熱源機については、能力劣化機の判定対象から除外する。これにより、能力発揮が制限されている状態にある熱源機(例えば、デマンド制御中の熱源機)を能力劣化機として誤検知することを防止することができる。
ここで、熱媒冷却時においては、熱媒送出温度が設定温度より低い場合は特に増段を行う必要がなく、熱媒加熱時においては、熱媒送出温度が設定温度より高い場合は特に増段を行う必要がない。したがって、熱媒冷却時においては熱媒送出温度が設定温度よりも強制増段閾値以上高いか否か、冷媒加熱時においては熱媒送出温度が設定温度よりも強制増段閾値以上低いか否かを判定すればよい。
上記強制増段条件を式で表すと以下の通りである。
熱媒送出温度−設定温度≧強制増段閾値(熱媒冷却時)の状態が所定期間継続
設定温度−熱媒送出温度≧強制増段閾値(熱媒加熱時)の状態が所定期間継続
次に、本発明の第2実施形態に係る熱源システム及びその制御装置並びに制御方法について説明する。以下、上述した第1実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図5に、本実施形態に係る熱源システムの上位制御装置30の機能ブロック図を示す。図5に示すように、上位制御装置30は、記憶部21、台数制御部22、負荷配分部23、劣化機検出部24、能力変更部28、増段閾値変更部29、及び減段閾値変更部31を備えている。
能力変更部28は、劣化機検出部24によって能力劣化機が検出された場合に、記憶部21に格納されている能力テーブルにおける能力劣化機の出力可能上限値を低下させる。例えば、予め決定されている所定量、出力可能上限値を低下させることとしてもよいし、能力劣化機が出力可能な最大の能力がわかる場合には、能力テーブルの出力可能上限値を現在の出力可能な最大能力に変更してもよい。
これにより、例えば、図6に示すように、能力劣化機の増段閾値Qui´及び減段閾値Qdi´は、最大能力に応じて低下する方向にシフトされることとなる。
更に、台数制御に参照される増段閾値及び減段閾値についても能力劣化機の出力可能な最大能力に応じて適宜変更されるので、現在の熱源システムの能力に応じて適切なタイミングで増段処理及び減段処理を行うことが可能となるとともに、能力劣化機の負荷が最大能力を超えてしまうことを回避することができる。
2 外部負荷
3 ポンプ
4 リターンヘッダ
5 サプライヘッダ
10(10a〜10c) 熱源機
13a〜13c、15 温度センサ
20、30 上位制御装置
8a〜8c 熱源機制御装置
21 記憶部
22 台数制御部
23 負荷配分部
24 劣化機検出部
25 優先順位変更部
26 強制増段判定部
27 強制増段部
28 能力変更部
29 増段閾値変更部
31 減段閾値変更部
Claims (26)
- 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更手段と、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と
を備え、
前記台数制御手段は、要求負荷と増段閾値とに応じて増段の要否を判定し、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記増段閾値を変更する増段閾値変更手段を備える熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更手段と、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と
を備え、
前記台数制御手段は、要求負荷と減段閾値とに応じて減段の要否を判定し、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記減段閾値を変更する減段閾値変更手段を備える熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と、
要求負荷と増段閾値とに応じて増段の要否を判定する台数制御手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記増段閾値を変更する増段閾値変更手段と
を具備する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と、
要求負荷と減段閾値とに応じて減段の要否を判定する台数制御手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記減段閾値を変更する減段閾値変更手段と
を具備する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更手段と
を具備し、
前記劣化機検出手段は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と
を具備し、
前記劣化機検出手段は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更手段と
を具備し、
前記劣化機検出手段は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と
を具備し、
前記劣化機検出手段は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更手段と
を具備し、
前記劣化機検出手段は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御装置。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御装置であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分手段と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出手段と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更手段と
を具備し、
前記劣化機検出手段は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御装置。 - 前記熱媒送出温度が前記設定温度から乖離することにより予め設定された強制増段の条件を満たすか否かを判定する強制増段判定手段と、
前記強制増段の条件を満たすと判定された場合に、強制増段を行う強制増段手段と
を具備する請求項1から請求項10のいずれかに記載の熱源システムの制御装置。 - 前記強制増段判定手段は、定常状態において、熱媒送出温度と設定温度との差分または熱媒送出温度と設定温度との差分の比例積分値が、予め設定されている強制増段閾値以上である状態が所定期間継続した場合に、前記強制増段の条件を満たすと判定する請求項11に記載の熱源システムの制御装置。
- 前記強制増段手段は、運転を停止している前記熱源機のうち、起動から能力発揮までの時間が短い熱源機を優先させて起動させる請求項11または請求項12に記載の熱源システムの制御装置。
- 前記強制増段手段は、運転を停止している前記熱源機のうち、要求負荷の不足分よりも大きな出力可能上限値を有する熱源機を優先的に起動させる請求項11または請求項12に記載の熱源システムの制御装置。
- 請求項1から請求項14のいずれかに記載の熱源システムの制御装置を備える熱源システム。
- 前記能力劣化機が検出されたことを報知する報知手段を備える請求項15に記載の熱源システム。
- 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程と、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と
を有し、
前記台数制御過程は、要求負荷と増段閾値とに応じて増段の要否を判定し、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記増段閾値を変更する増段閾値変更過程を有する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程と、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と
を有し、
前記台数制御過程は、要求負荷と減段閾値とに応じて減段の要否を判定し、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記減段閾値を変更する減段閾値変更過程を有する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と、
要求負荷と増段閾値とに応じて増段の要否を判定する台数制御過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記増段閾値を変更する増段閾値変更過程と
を具備する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と、
要求負荷と減段閾値とに応じて減段の要否を判定する台数制御過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力劣化機が出力可能な能力に応じて前記減段閾値を変更する減段閾値変更過程と
を有する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程と
を有し、
前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と
を具備し、
前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機の熱媒出口温度と熱媒出口設定温度との差が予め設定されている閾値以上であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程と
を有し、
前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と
を具備し、
前記劣化機検出過程は、定常状態において、前記熱源機が備える所定の構成要素に係るパラメータが定格値であり、かつ、現在の能力が出力可能上限値未満である場合に、前記能力劣化条件を満たすと判定する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と運転優先順位とが対応付けられている運転優先順位情報に従って、前記熱源機の台数制御を行う台数制御過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記運転優先順位情報における前記能力劣化機の運転優先順位を最下位に変更する優先順位変更過程と
を具備し、
前記劣化機検出過程は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御方法。 - 複数の熱源機を備える熱源システムに適用され、外部負荷へ供給する熱媒の温度である熱媒送出温度が設定温度となるように、前記熱源機を制御する熱源システムの制御方法であって、
各前記熱源機と出力可能上限値とが対応付けられている能力情報を用いて、各前記熱源機の出力可能上限値を超えないように負荷配分を行う負荷配分過程と、
運転中の前記熱源機のうち、予め設定された能力劣化条件を満たす熱源機を能力劣化機として検出する劣化機検出過程と、
前記能力劣化機が検出された場合に、前記能力情報における前記能力劣化機の出力可能上限値を低下させる能力変更過程と
を有し、
前記劣化機検出過程は、能力発揮が制限されている状態にある熱源機を前記能力劣化機の判定対象から除外する熱源システムの制御方法。
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