JP6482816B2 - 生体検知装置、システム、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献2に記載された発明は、センサ自体の温度変化や検出範囲の一様な温度変化などの熱的な外乱による誤検出を起こさない特殊な温度センサを用いて、被検体が生体であるか否かを判別するという発明である。
特許文献3に記載された発明は、光源より照射された被検体からの反射光における波長により、被検体が生体であるか否かを判別するという発明である。
特許文献4に記載された発明は、指の脈波を読み取り、読み取った脈波から加速度脈波を求めることにより、被検体が生体の指であるか否かを判別するという発明である。
特許文献5に記載された発明は、生体センサに掌を押しつけながら置いて静脈情報の変化を検知することにより、被検体が生体の掌であるか否かを判別するという発明である。
しかしながら、生体認証技術が使用される携帯電話、タブレット、スマートフォン、PCなどには、上記のセンサ自体やセンサを想定した装置は搭載されていない、あるいは搭載することが困難であることが多い。このような場合、上記特許文献を適用することができないという問題がある。
(1) 被検体が生体であるか否かを検知する生体検知装置であって、生体についての情報である生体情報を予め記憶する生体情報記憶手段と、前記被検体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された前記被検体の時間的に連続する複数の画像の中から、前記被検体を構成する特定の部分を認識する認識手段と、前記認識手段によって認識された前記特定の部分についての特定部分情報であって、前記複数の画像同士の比較に基づく前記特定部分情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段によって取得された前記特定部分情報と、前記特定の部分に相当する生体における部分についての前記生体情報とを比較し、前記被検体が生体であるか否かを検知する生体検知手段と、を備える生体検知装置。
したがって、(1)に係る生体検知装置は、特殊な生体センサを用いることなく、容易に、かつ、確実に生体であるか否かを検知することができる。
前記被検体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された画像を送信する画像送信手段と、を備え、前記ユーザ端末は、前記画像送信手段によって送信された画像を受信する画像受信手段と、前記画像受信手段によって受信された複数の画像であって前記被検体の時間的に連続する前記複数の画像の中から、前記被検体を構成する特定の部分を認識する認識手段と、前記認識手段によって認識された前記特定の部分についての特定部分情報であって、前記複数の画像同士の比較に基づく前記特定部分情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段によって取得された前記特定部分情報を送信する情報送信手段と、を備え、前記検知サーバは、生体についての情報である生体情報を予め記憶する生体情報記憶手段と、前記情報送信手段によって送信された前記特定部分情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された前記特定部分情報と、前記特定の部分に相当する生体における部分についての前記生体情報とを比較し、前記被検体が生体であるか否かを検知する生体検知手段と、を備える生体検知システム。
本発明によれば、生体検知技術に関し、特殊な生体センサを用いることなく、標準でデジタルカメラ装置が搭載されている携帯電話、タブレット、スマートフォン、PCなどにおいても、利用者本人の生体でない被検体を用いたなりすましを確実に防止することができる。
さらに、本発明によれば、掌紋認証技術に関しても、特殊な生体センサを用いることなく、利用者本人の生体でない被検体を用いたなりすましを確実に防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る生体検知装置10の構成を示すブロック図である。
生体検知装置10は、携帯電話、タブレット、スマートフォン、PCなどでよい。
まず、生体検知装置10の機能について、説明する。
以下では、被検体が動画撮影される場合を記載する。なお、本発明は静止画撮影にも適用可能であり、その場合は「動画撮影」を「連続した静止画撮影」に読み替えることとする。
生体検知装置10は次の機能を有する。
(1)被検体の動作の判別機能
(1−1)被検体の動作の認識機能
(1−2)被検体の動作のチェック機能
(2)被検体の歪み状態の判別機能
(2−1)被検体の歪み状態の認識機能
(2−2)被検体の歪み状態のチェック機能
(3)被検体の能動的動作の判別機能
(3−1)被検体の能動的動作の要求機能
(3−2)被検体の能動的動作の認識機能
(3−3)被検体の能動的動作のチェック機能
(4)被検体の所定の特徴部分(例えば、顕著な特徴として予め設定された特徴部分)の判別機能
(4−1)被検体の所定の特徴部分の認識機能
(4−2)被検体の所定の特徴部分のチェック機能
(4−3)被検体の所定の特徴部分の更新機能
(5)被検体の3次元状態と方向の判別機能
(5−1)被検体の3次元状態と方向の認識機能
(5−2)被検体の3次元状態と方向のチェック機能
(6)掌線の判別機能
(6−1)掌線の認識機能
(6−2)掌線のチェック機能
(6−3)掌線の更新機能
被検体の動作の判別機能は、次の2つの機能から構成される。
まず、被検体の動作のチェック機能は、被検体の動作(例えば、3次元動作)の認識機能において、人工的に偽造することのできない箇所の情報(例えば、大きさなど)を確認するために数値化した値が閾値に対して適切であるならば、生体であると判定する。
次に、被検体の動作のチェック機能は、被検体の動作の認識機能において、連続した動きのスムーズさを確認するために数値化した値が閾値に対して適切であるならば、生体であると判定する。
いずれのチェックも通らないならば、人工的に偽造された被検体であると判定し、「偽造」状態に設定する。
・すべてのブロックにおいて、すべて閾値以下の歪みだけが起こっている。
・各列、各行のブロックにおいて、すべて同じ方向にだけ閾値以下の歪みが起こっている。
ただし、歪み状態に関する条件は上述した実施形態に限るものではない。
まず、被検体の能動的動作のチェック機能は、被検体の能動的動作の認識機能において、ランダムに要求した、人工的に偽造された被検体では容易に実行することのできない動作を実行する際、当該部位の移動した動き(例えば、速度など)を確認するために数値化した値が閾値に対して適切であるならば、生体であると判定する。
次に、被検体の能動的動作のチェック機能は、被検体の能動的動作の認識機能において、ランダムに要求した、人工的に偽造された被検体では容易に実行することのできない動作を実行した際、当該部位の変化(例えば、当該部位が位置した場所の後ろの背景の色情報など)を確認するために数値化した値が閾値に対して適切であるならば、生体であると判定する。
被検体の能動的動作のチェック機能は、いずれのチェックも通らないならば、人工的に偽造された被検体であると判定し、「偽造」状態に設定する。ただし、本機能は他の機能において人工的に偽造された被検体であると判定された際に正規利用者を救済するための機能として使用してもよい。
まず、被検体の所定の特徴部分のチェック機能は、被検体の所定の特徴部分の認識機能において、生体である被検体に存在する箇所の情報を確認するために数値化した値が閾値に対して適切であるならば、生体であると判定する。上記のチェックに通らないならば、人工的に偽造された被検体であると判定し、「偽造」状態に設定する。
まず、被検体の所定の特徴部分の更新機能は、被検体の所定の特徴部分の認識機能にて数値化した、生体である被検体に存在する箇所の情報に関する平均的なデータベースを作成しておく。
次に、被検体の所定の特徴部分の更新機能は、当該データベースと被検体の所定の特徴部分の認識機能にて数値化した生体である被検体に存在する箇所の情報間の類似度を計算し、閾値として設定する。また、被検体の所定の特徴部分の更新機能は、被検体の所定の特徴部分のチェック機能にてチェックした被検体が生体であると判定された場合、生体である被検体に存在する箇所の情報に関するデータベース及び上記の閾値を更新する。
まず、被検体の3次元状態と方向の認識機能において、人工的に偽造することのできない複数箇所の情報(例えば、3次元状態にしたとき、隠れる箇所の情報など)を確認するために数値化した値が閾値に対して適切であるならば、生体であると判定する。いずれのチェックも通らないならば、人工的に偽造された被検体であると判定し、「偽造」状態に設定する。
生体検知装置10は、撮影手段11と、認識手段12と、情報取得手段13と、動作要求手段131と、生体検知手段14と、生体情報記憶制御手段15と、生体情報記憶手段30とを備える。
具体的には、生体情報記憶手段30は、生体情報であることを判定するための閾値として、特定の部分(例えば、手、指など)に対応付けて、例えば、正面方向及び上下左右前後方向から撮影された手の幅の下限閾値及び上限閾値や、動きのスムーズさを示す速度の下限閾値及び上限閾値、手の歪み状態情報としての閾値、手の形状の変化時間の閾値、手の3次元状態情報の閾値、掌線の長さ及び方向や皺の方向の閾値などを予め記憶し、さらに、生体情報であることを判定するための画像として生体の画像情報などを予め記憶する。
生体情報記憶制御手段15は、生体検知手段14によって検知された被検体の特定部分情報を、生体情報として、生体情報記憶手段30に記憶させる。
また、生体情報記憶制御手段15は、被検体の動作に基づく生体の検知処理、被検体の歪み状態に基づく生体の検知処理、被検体の要求された動作に基づく生体の検知処理、被検体の3次元状態と方向に基づく生体の検知処理、掌線に基づく生体の検知処理のすべての検知処理によって生体であると検知された被検体の特定部分情報を、生体情報として、生体情報記憶手段30に記憶させるとしてもよい。
また、生体情報記憶制御手段15は、掌線に基づく生体の検知処理によって生体であると検知された被検体の掌線情報のみを、生体情報として、生体情報記憶手段30に記憶させるとしてもよい。生体検知装置10がユーザ端末50によって構成される場合(後述する図8参照)、個人の掌線情報を記憶させることにより、その個人の掌線による生体の検知処理をより確実にすることができる。
また、生体情報記憶制御手段15は、生体であると検知された被検体の特定部分情報(例えば、生命線、感情線、頭脳線、運命線などの長さや方向、皺の方向など)と、生体情報記憶手段30に記憶されている生体情報における特定部分情報との類似度を計算し、類似度の閾値として生体情報記憶手段30の記憶を更新させるとしてもよい。また、生体情報記憶制御手段15は、生体であると検知された被検体の特定部分情報を生体情報記憶手段30に累積させて母集団を更新させるとしてもよい。
以下、具体的に、認識手段12と情報取得手段13と生体検知手段14とによる生体の検知処理について説明する。
認識手段12は、被検体の時間的に連続する複数の画像(以下、「連続する複数の画像」と言う。)の中から、特定の部分として、例えば、生体の手に相当する部分を認識する。認識手段12は、被検体の正面方向と、被検体の上下左右前後方向とから撮影された画像の中から認識するとしてもよい。
情報取得手段13は、連続する複数の画像の中から選択された画像(以下、「選択された画像」と言う。)、例えば、1秒ごとの画像において、手の位置を検出し、検出した位置の変化に基づく動作情報(例えば、連続した動きを含む3次元動作情報)を、特定部分情報として取得する。情報取得手段13は、特に、特定部分情報として、例えば、手の大きさ(手の正面方向から撮影された幅や、手の上下左右前後方向から撮影された幅など)を数値化し、手の連続した動きのスムーズさ(例えば、フレームごとの手の位置の変化に基づく速度など)を数値化する。
生体検知手段14は、情報取得手段13によって取得された特定部分情報(例えば、手の幅などについて数値化した値)と、手についての生体情報の閾値とを比較し、次に、連続した動きのスムーズさについて数値化した値と、生体情報の閾値とを比較し、適切(例えば、下限閾値以上かつ上限閾値以下)であるならば、被検体が生体であると検知する。
なお、特定の部分の例として手について示したが、手以外に、特定の部分は、例えば、足や顔であってもよい。生体検知手段14は、足や顔の大きさや、足や顔の動きのスムーズさなどの特定部分情報に基づいて、被検体が生体であると検知する。
認識手段12は、連続する複数の画像の中から、特定の部分として、例えば、生体の手に相当する部分を認識する。
情報取得手段13は、選択された画像における手についての被検体の歪みを検出し、検出した歪みの補正に用いる補正情報を含む歪み状態情報(例えば、アフィン変形の状態)を、特定部分情報として取得する。例えば、情報取得手段13は、選択された画像(例えば、フレームごとの画像)に含まれる手の画像(例えば、手を開いた状態の画像と、手を軽く折り曲げた状態の画像と)を複数のブロックに分割し、分割したブロックごとに複数の画像を比較し、歪み状態情報(例えば、アフィン変形の状態)を取得する。
生体検知手段14は、取得された歪み状態情報(例えば、アフィン変形の状態)と、生体情報の閾値とを比較し、適切(例えば、(a)すべてのブロックにおいて、すべて閾値以下の歪みだけが起こっていること、(b)各列、各行のブロックにおいて、すべて同じ方向にだけ閾値以下の歪みが起こっていること)であるならば、被検体が生体であると検知する。ただし、歪み状態に関する条件は上述した実施形態に限るものではない。
なお、特定の部分の例として手について示したが、手以外に、特定の部分は、例えば、足や顔であってもよい。生体検知手段14は、足や顔の複数の画像を比較し、取得した足や顔の歪み状態情報に基づいて、被検体が生体であると検知する。
認識手段12は、連続する複数の画像の中から、特定の部分として、例えば、生体の手に相当する部分を認識する。認識手段12は、被検体の正面方向と、被検体の上下左右前後方向とから撮影された画像の中から認識するとしてもよい。
動作要求手段131は、被検体の動作を要求するメッセージ(例えば、「手を握った状態にし、5秒後に、その手の親指と小指とを立ててください。」というメッセージなどのような、人工的に偽造された被検体では容易に実行することのできない動作を含む、ランダムに要求したメッセージ)を出力(表示出力や、音声出力など)する。
情報取得手段13は、選択された画像(例えば、1秒ごとのフレーム)における手についての形状の変化であって動作要求手段131によって出力されたメッセージに応じた動作によって生じた形状の変化(手を握った状態と、親指と小指とを立てた状態と)を検出し、検出した形状の変化に基づく動作情報(例えば、形状の変化の時間間隔が4.5秒)を、特定部分情報として取得する。
また、情報取得手段13は、例えば、指の移動した速度や、当該部位の変化として、折り曲げた指が位置した場所の後ろの背景の色情報などを、特に、特定部分情報として数値化するとしてもよい。
生体検知手段14は、数値化された特定部分情報と、生体情報の閾値とを比較し、適切(例えば、形状の変化の時間間隔としての4.5秒が下限閾値以上かつ上限閾値以下)であるならば、被検体が生体であると検知する。
なお、特定の部分の例として手について示したが、手以外に、特定の部分は、例えば、足や顔であってもよい。生体検知手段14は、メッセージに応じた足や顔の形状の変化や移動した速度、足や顔が位置した場所の後ろの背景の色情報などの特定部分情報に基づいて、被検体が生体であると検知する。
認識手段12は、連続する複数の画像の中から、特定の部分として、例えば、生体の手に相当する部分を認識する。
情報取得手段13は、特定部分情報として、所定の特徴部分(例えば、手の特徴的な線や点、特に掌線など)を検出する。例えば、情報取得手段13は、手などの皺の長さや、方向や、皺が生成される前と後との画像同士を比較して検出された皺の方向などを、特徴情報として数値化する。
生体検知手段14は、数値化された特徴情報と、生体情報の閾値とを比較し、適切(例えば、特徴情報と生体情報とを比較して類似度を計算し、計算した類似度が類似度の下限閾値以上)であるならば、被検体が生体であると検知する。
なお、特定の部分の例として手について示したが、手以外に、特定の部分は、例えば、足や顔であってもよい。生体検知手段14は、足や顔の特徴部分(足の指を折り曲げたときの皺の状態や顔の額の皺の状態などの特徴部分)に基づく足や顔の特徴情報(足や顔の皺の情報など)に基づいて、被検体が生体であると検知する。
認識手段12は、連続する複数の画像の中から、特定の部分として、例えば、生体の手に相当する部分を認識する。
情報取得手段13は、異なる方向から撮影された画像(例えば、1秒ごとのフレームのように選択された画像)における手の状態を検出し、検出した手の状態に基づく手の3次元状態情報を、特定部分情報として取得する。例えば、情報取得手段13は、手の状態(手を卵形に折り曲げた状態、指を閉じた状態にて親指を人差指−中指の付け根に当てた状態、などの3次元状態)について、手の正面方向と手の上下左右前後方向から撮影された画像から手の3次元状態情報を取得する。手の3次元状態情報として、情報取得手段13は、手と指との関係についての複数箇所の情報(例えば、手の状態を上述の3次元状態にしたとき、手の隠れる箇所の情報など)を数値化する。
生体検知手段14は、数値化された手の3次元状態情報と、生体情報の閾値とを比較し、適切(例えば、下限閾値以上かつ上限閾値以下)であるならば、被検体が生体であると検知する。
なお、特定の部分の例として手について示したが、手以外に、特定の部分は、例えば、足や顔であってもよい。生体検知手段14は、足や顔の状態(足の指を折り曲げた状態や顔内の口を突き出した状態などの3次元状態)に基づく足や顔の3次元状態情報(足や顔の隠れる箇所の情報など)に基づいて、被検体が生体であると検知する。
認識手段12は、連続する複数の画像の中から、特定の部分として、生体の手に相当する部分を認識する。
情報取得手段13は、特定部分情報として、所定の特徴部分(例えば、手の特徴的な線や点、特に掌線など)を検出する。例えば、情報取得手段13は、比較的長い掌線である生命線、感情線、頭脳線、運命線などの長さや、方向や、手をすぼめる前と後との画像同士を比較して掌線に沿ってできる皺の方向などを、掌線情報として数値化する。
生体検知手段14は、数値化された掌線情報と、生体情報の閾値とを比較し、適切(例えば、掌線情報と生体情報とを比較して類似度を計算し、計算した類似度が類似度の下限閾値以上)であるならば、被検体が生体であると検知する。
撮影手段11を備える生体情報取得デバイス60と、認識手段12と情報取得手段13と動作要求手段131とを備えるユーザ端末50と、生体情報記憶手段30と生体検知手段14と生体情報記憶制御手段15との検知機能71を備える検知サーバ70において、例えば、以下のシステム構成が考えられる。
図5のシステム構成1は、生体情報取得デバイス60とユーザ端末50と検知サーバ70との構成である。
図6のシステム構成2は、生体情報取得デバイス60を含むユーザ端末50と検知サーバ70との構成である。
図7のシステム構成3は、生体情報取得デバイス60と検知機能71を含むユーザ端末50との構成である。
図8のシステム構成4は、生体情報取得デバイス60と検知機能71とを含むユーザ端末50の構成である。
生体情報取得デバイス60とユーザ端末50と検知サーバ70とが分離している場合、それぞれの装置は、通信手段を備える。
なお、システム構成4は、生体検知装置10に相当する。
例えば、特定部分情報として、生体検知装置10は、手についての位置の変化を検出し、検出した位置の変化に基づく手の動作情報を取得する。また、生体検知装置10は、手についての被検体の歪みを検出し、検出した歪みの補正に用いる補正情報を含む手の歪み状態情報を、特定部分情報として取得する。また、生体検知装置10は、手についての形状の変化であって出力されたメッセージに応じた動作によって生じた手の形状の変化を検出し、検出した手の形状の変化に基づく手の動作情報を、特定部分情報として取得する。
また、生体検知装置10は、所定の特徴部分として被検体の掌線を検出し、検出した掌線に基づく掌線情報を、特定部分情報として取得する。
また、生体検知装置10は、異なる方向から撮影された手の状態を検出し、検出した手の状態に基づく手の3次元状態情報を、特定部分情報として取得する。
そして、生体検知装置10は、取得した特定部分情報と、特定の部分に相当する生体における部分についての生体情報とを比較し、被検体が生体であるか否かを検知する。
さらに、生体検知装置10は、生体であると検知された被検体の特定部分情報を、生体情報として、生体情報記憶手段30に記憶させる。
したがって、生体検知装置10は、特殊な生体センサを用いることなく、容易に、かつ、確実に生体であるか否かを検知することができる。
11 撮影手段
12 認識手段
13 情報取得手段
131 動作要求手段
14 生体検知手段
15 生体情報記憶制御手段
30 生体情報記憶手段
50 ユーザ端末
60 生体情報取得デバイス
70 検知サーバ
71 検知機能
Claims (12)
- 被検体が生体であるか否かを検知する生体検知装置であって、
生体についての情報である生体情報を予め記憶する生体情報記憶手段と、
前記被検体を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された前記被検体の時間的に連続する複数の画像の中から、前記被検体を構成する特定の部分を認識する認識手段と、
前記認識手段によって認識された前記特定の部分についての特定部分情報であって、前記複数の画像同士の比較に基づく前記特定部分情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得された前記特定部分情報と、前記特定の部分に相当する生体における部分についての前記生体情報とを比較し、前記被検体が生体であるか否かを検知する生体検知手段と、
を備える生体検知装置。 - 前記情報取得手段は、前記特定の部分についての位置の変化を検出し、検出した前記位置の変化に基づく動作情報を、前記特定部分情報として取得する、請求項1に記載の生体検知装置。
- 前記情報取得手段は、前記特定の部分についての前記複数の画像における被検体の歪みを検出し、検出した前記歪みの補正に用いる補正情報を含む歪み状態情報を、前記特定部分情報として取得する、請求項1に記載の生体検知装置。
- 前記情報取得手段は、前記特定の部分についての形状の変化を検出し、検出した前記形状の変化に基づく動作情報を、前記特定部分情報として取得する、請求項1に記載の生体検知装置。
- 前記情報取得手段は、異なる方向から撮影された被検体の画像における前記特定の部分についての状態を検出し、検出した前記状態に基づく3次元状態情報を、前記特定部分情報として取得する、請求項1に記載の生体検知装置。
- 前記被検体の動作を要求するメッセージを出力する動作要求手段をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の生体検知装置。
- 前記認識手段は、前記特定の部分として前記被検体の手を認識する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の生体検知装置。 - 前記情報取得手段は、前記被検体の掌線を検出し、検出した前記掌線に基づく掌線情報を、前記特定部分情報として取得する、請求項7に記載の生体検知装置。
- 前記生体検知手段によって検知された前記被検体の前記特定部分情報を、前記生体情報として、前記生体情報記憶手段に記憶させる生体情報記憶制御手段をさらに備える、
請求項1から8のいずれか一項に記載の生体検知装置。 - 生体情報取得デバイスと、ユーザ端末と、検知サーバとを備え、被検体が生体であるか否かを検知する生体検知システムであって、
前記生体情報取得デバイスは、
前記被検体を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された画像を送信する画像送信手段と、を備え、
前記ユーザ端末は、
前記画像送信手段によって送信された画像を受信する画像受信手段と、
前記画像受信手段によって受信された複数の画像であって前記被検体の時間的に連続する前記複数の画像の中から、前記被検体を構成する特定の部分を認識する認識手段と、
前記認識手段によって認識された前記特定の部分についての特定部分情報であって、前記複数の画像同士の比較に基づく前記特定部分情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得された前記特定部分情報を送信する情報送信手段と、を備え、
前記検知サーバは、
生体についての情報である生体情報を予め記憶する生体情報記憶手段と、
前記情報送信手段によって送信された前記特定部分情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段によって受信された前記特定部分情報と、前記特定の部分に相当する生体における部分についての前記生体情報とを比較し、前記被検体が生体であるか否かを検知する生体検知手段と、を備える生体検知システム。 - 請求項1に記載の生体検知装置が実行する方法であって、
前記撮影手段が、前記被検体を撮影する撮影ステップと、
前記認識手段が、前記撮影ステップによって撮影された前記被検体の時間的に連続する複数の画像の中から、前記被検体を構成する特定の部分を認識する認識ステップと、
前記情報取得手段が、前記認識ステップによって認識された前記特定の部分についての特定部分情報であって、前記複数の画像同士の比較に基づく前記特定部分情報を取得する情報取得ステップと、
前記生体検知手段が、前記情報取得ステップによって取得された前記特定部分情報と、前記特定の部分に相当する生体における部分についての前記生体情報とを比較し、前記被検体が生体であるか否かを検知する生体検知ステップと、
を備える方法。 - コンピュータに、請求項11に記載の方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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