JP6481964B2 - 電線接続具 - Google Patents
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Description
このような構造であれば、量産化に適している。したがって、本発明の「接続装置」においては、均質で大量に安いコストで製造することが可能である。
この発明は、電線接続器具に関する押さえ部に、引下電線挿入孔と、これに直交する方向から連通する固定用貫通孔が設けられるとともに、引下電線挿入孔に挿入された高圧引下電線の芯線が固定用貫通孔に螺合された固定用ネジによって固定される構造を備えたことを特徴としている。
このような構造の電線接続器具を用いて電線同士の接続作業を行う場合、作業者は、まず、固定部によって高圧引下電線の先端部が押さえ部に固定された状態の電線接続器具をフック部によって高圧架空電線に吊り下げる。その後、把持部を所定の工具を用いて操作することにより、固定用ネジの螺合状態を調整し、押さえ部とフック部との間に高圧架空電線を挟み込むようにする。これにより、電線接続器具から高圧引下電線が脱落することなく、高圧架空電線に電線接続器具が取り付けられる。この場合、高圧引下電線の先端が作業者や周囲の設備に接触する等の事故や、接続作業のやり直しが発生し難いため、作業性や安全性が向上する。
特許文献3に開示された発明は、第一のテーパ片及び第二のテーパ片をそれぞれ有し、これら第一のテーパ片及び第二のテーパ片の内側に電線の端部を進入可能にそれぞれ形成される筒状の第一の締結部及び第二の締結具と、これら第一の締結具及び第二の締結具をそれぞれ挿入可能であって、かつ、第一のテーパ片及び第二のテーパ片とそれぞれ対向するように形成される第一のテーパー穴及び第二のテーパー穴を有する接続管本体と、この接続管本体に軸方向へ移動可能に螺されるとともに、接続管本体に挿入された第一の締結具及び第二の締結具を軸方向へ押圧して第一のテーパー片及び第二のテーパー片を半径方向の内側へ向けて変位させる押圧ネジを備えたことを特徴としている。
このような構造の電線接続装置においては、第一の締結具と第二の締結具が押圧ネジによって軸方向へ押圧されると、各締結具のテーパー片が各テーパー穴の内面に食い込むことにより半径方向の内側へ向かって変位し、各電線の端部に対し、強力に押し付けられるため、各電線は接続管本体を介して強固に接続されるという作用を有する。すなわち、本発明によれば、スリーブを圧縮することなく、電線同士が接続されるため、重量物である圧縮装置を運搬する必要がない。したがって、山間部等においても電線の接続作業を容易に行うことができる。
さらに、電線挿通穴に裸線部分が挿入された電線の被覆部分に対し、一端が接続具本体に連結された固定用ワイヤーを巻き付けると、固定用ワイヤーによって、上記電線は裸線部分が電線挿通穴から抜けないように接続具本体に固定されるという作用を有する。
このような構造の電線接続具においては、第1の発明の作用を有することに加えて、例えば、元々1本であったものが断線して2本になった電線同士を接続する場合などに、裸線部分を電線挿通穴に挿入したり、ボルトや固定用ワイヤーを用いて固定したりする際に各電線に対して余計な力が加わらないというメリットがある。
このような構造の電線接続具においては、第1の発明の作用に加え、2本の電線同士が導電性を有するスリーブによって電気的に接続されるという作用を有する。
このような構造の電線接続具においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの作用に加え、電線挿通穴を挟んで対称に設けられた2つのボルトによって、電線の裸線部分が両側から挟み付けられる状態となるため、電線の接続具本体への固定状態がさらに強固になるという作用を有する。
このような構造の電線接続具では、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの作用に加え、電線に対して固定用ワイヤーが略平行な状態で巻き付けられるという作用を有する。さらに、固定用ワイヤーが巻き付けられた状態において、電線に長手方向以外の方向へ引っ張られるような力が加わらないという作用を有する。
このような構造の電線接続具においては、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの作用に加え、固定用ワイヤーの交換が容易であるという作用を有する。
また、ボルトと固定用ワイヤーを扱うための工具のみを使用し、それ以外の工具は不要であるため、操作が簡単である。そして、現場に持っていく工具の数が少なくて済む。加えて、ボルトの先端部で裸線部分が押圧された電線に対し、さらに、固定用ワイヤーが巻き付けられることで、接続具本体に対する電線の固定状態が一層強固なものとなる。したがって、本発明によれば、2本の電線同士を確実に接続することが可能である。
なお、図1(a)〜図1(c)と図2(a)〜図2(c)では固定用ワイヤー3の図示を省略している。また、図1(b)は正確には左側面図であるが、右側面図も電線挿通穴2aの位置を除けば、左側面図と同一であるため、両者を合わせて側面図としている。
接続具本体2には、2本の電線を一端から対向した状態でそれぞれ挿入可能に一対の電線挿通穴2a,2aが互いに平行をなすように設けられるとともに、この一対の電線挿通穴2a,2aのそれぞれに対し、長手方向と直交した状態で連通する二対のボルト穴2b,2b及びボルト穴2c、2cが、それらを挟んで対称に設けられている。
固定用ワイヤー3は、螺旋状に成形された複数本の亜鉛めっき鋼線が撚り合わされた構造であり、電線挿通穴2aの近くに設けられたボルト穴2dに螺入されるボルト6によって、ワッシャー4を介して接続具本体2に一端が固定されている。
図3(a)及び図3(b)は接続具本体2の電線挿通穴2aに対し、電線7が挿入される前と電線7が挿入された後の状態をそれぞれ示す電線接続具1aの断面図であり、図4(a)は接続具本体2の電線挿通穴2aに挿入された電線7に固定用ワイヤー3が巻き付けられた状態を示す電線接続具1aの断面図である。ただし、これらの図では、電線7を識別し易いように、電線接続具1aのみを断面図としている。これに対し、図4(b)及び図4(c)は、接続具本体2の電線挿通穴2a,2aにそれぞれ挿入された2本の電線7,7に固定用ワイヤー3がそれぞれ巻き付けられた状態を示す電線接続具1aの外観図である。
なお、図3(a)及び図3(b)と図4(a)は図2(b)に対応し、図4(b)及び図4(c)は図1(a)及び図2(a)にそれぞれ対応している。そこで、図1及び図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
(2)次に、図3(b)に示すように、ボルト穴2b,2b及びボルト穴2c,2cに螺入された二対のボルト5,5をそれぞれ捻じ込み、電線挿通穴2aに挿入された電線7の裸線部分7bをそれらの先端部によって押圧する。
(3)さらに、図4(a)に示すように、電線7の電線挿通穴2aに挿入されていない部分に固定用ワイヤー3,3を巻き付ける。
なお、本発明の電線接続具1aにおいては、一対の固定用ワイヤー3,3が電線挿通穴2aの開口部を挟んで略対称に配置されているため、電線7が長手方向以外の方向へ引っ張られることがなく、固定用ワイヤー3の巻き付け状態が安定し、長期にわたって安全に使用できるという上述の作用及び効果がより一層発揮される。
また、ボルト5の締め付けや固定用ワイヤー3の巻き付けを行うための工具のみを必要とし、それ以外の工具は不要であることから、操作が簡単であり、かつ、現場に持っていく工具の数が少なくて済むというメリットがある。加えて、ボルト5の先端部で裸線部分7bが押圧された電線7に対し、さらに、固定用ワイヤー3が巻き付けられることで、接続具本体2に対する電線7の固定状態が一層強固なものとなる。したがって、2本の電線7,7を確実に接続することができる。
なお、ワッシャー4を用いずに、固定用ワイヤー3の一端を接続具本体2の一部に巻き付けて固定しても良いが、接続具本体2に対する固定用ワイヤー3の連結が確実なものとなり、接続具本体2からの固定用ワイヤー3の取り外しが容易になるという点で、本発明のように固定用ワイヤー3の一端にワッシャー4を取り付け、このワッシャー4を接続具本体2にボルト5で固定する方が望ましい。
また、固定用ワイヤー3の本数や配置についても本実施例に示した場合に限らず、適宜変更可能である。さらに、固定用ワイヤー3の材質は、亜鉛めっき鋼線に限定されるものではない。そして、必ずしも螺旋状に成形された金属線が撚り合わされた構造でなくとも良い。
なお、図1〜図4に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、スリーブ8は、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス鋼又はそれらの合金、あるいは導電性樹脂などの導電性部材からなり、ボルト5の先端部で外周面が押圧された際に圧潰するように薄肉円筒状に形成されている。また、二対のボルト穴2b,2b及びボルト穴2c,2cは、電線挿通穴2eを中心として対称に配置され、かつ、電線挿通穴2eにそれぞれ直交した状態で連通するように設けられている。そして、ボルト穴2b,2b及びボルト穴2c,2cには、電線挿通穴2eの内部に挿入された電線7を先端部で押圧可能にボルト5がそれぞれ螺入されている。
図7(a)は接続具本体2の電線挿通穴2eに挿入された電線7に固定用ワイヤー3が巻き付けられた状態を示す電線接続具1bの断面図であり、図7(b)及び図7(c)は、接続具本体2の電線挿通穴2eにそれぞれ挿入された2本の電線7,7に固定用ワイヤー3がそれぞれ巻き付けられた状態を示す電線接続具1bの外観図である。ただし、図7(a)では、電線7,7を識別し易いように、電線接続具1bのみを断面図としている。
なお、図7(a)は図6(b)に対応し、図7(b)及び図7(c)は図5(a)及び図6(a)にそれぞれ対応している。そこで、図5及び図6に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)まず、2本の電線7,7について、絶縁被覆7aを取り除いて裸線部分7bを露出させた後、それらの裸線部分7b,7bを接続具本体2の電線挿通穴2eの両端からスリーブ8の内部へそれぞれ挿入する。
(2)次に、ボルト穴2b,2b及びボルト穴2c,2cに螺入された二対のボルト5,5をそれぞれ捻じ込み、電線7,7の裸線部分7b,7bが両端からそれぞれ挿入されたスリーブ8の外周面を圧潰するまで、それらの先端部によって押圧する(図7(a)参照)。
(3)さらに、電線7,7の電線挿通穴2eに挿入されていない部分に対して固定用ワイヤー3,3をそれぞれ巻き付け、図7(a)及び図7(b)に示した状態にする。
一方、電線接続具1bでは、接続具本体2が絶縁性を有することに加え、上述したように、2本の電線7,7が導電性を有するスリーブ8によって電気的に接続されるという作用を有しているため、感電事故が起こり難い。したがって、本発明の電線接続具1bによれば、断線した電線の復旧作業の効率と安全性を一層高めることができる。
Claims (5)
- 導電性部材からなり、2本の電線が一端からそれぞれ挿入される一対の電線挿通穴が設けられた接続具本体と、
一対の前記電線挿通穴のそれぞれに対し、その開口部近傍に一端が連結された一対の固定用ワイヤーと、を備え、
前記接続具本体には、前記電線挿通穴に対し、その長手方向と直交し、かつ、連通するようにボルト穴が設けられ、
このボルト穴に対して、前記電線挿通穴に挿入された前記電線を先端部で押圧可能にそれぞれボルトが螺入され、
一対の前記固定用ワイヤーは、前記開口部を挟んで対称に配置されたことを特徴とする電線接続具。 - 一対の前記電線挿通穴は、互いに平行をなし、2本の前記電線を対向した状態で挿入可能に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電線接続具。
- 前記接続具本体は、前記導電性部材に代えて絶縁性部材によって形成され、
一対の前記電線挿通穴に代えて、2本の前記電線が両端からそれぞれ挿入される一の電線挿通穴が設けられるとともに、
導電性を有して2本の前記電線が両端からそれぞれ挿入されるスリーブが、この電線挿通穴の内部に設置され、
前記スリーブは、導電性を有し、前記ボルトの先端部で外周面が押圧された際に圧潰するように薄肉円筒状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電線接続具。 - 前記ボルト穴が、前記電線挿通穴を挟んで対称に少なくとも一対設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電線接続具。
- 前記固定用ワイヤーの一端が固定されるワッシャーを備え、
このワッシャーが、前記接続具本体へボルトを用いて着脱可能に連結されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電線接続具。
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