[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6464868B2 - サポートアセンブリおよび鍵盤装置 - Google Patents

サポートアセンブリおよび鍵盤装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6464868B2
JP6464868B2 JP2015063274A JP2015063274A JP6464868B2 JP 6464868 B2 JP6464868 B2 JP 6464868B2 JP 2015063274 A JP2015063274 A JP 2015063274A JP 2015063274 A JP2015063274 A JP 2015063274A JP 6464868 B2 JP6464868 B2 JP 6464868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
repetition lever
support assembly
arm
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015063274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016184026A (ja
Inventor
聡斗 大庭
聡斗 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2015063274A priority Critical patent/JP6464868B2/ja
Priority to US15/074,221 priority patent/US10403243B2/en
Priority to EP16161151.2A priority patent/EP3073484B1/en
Priority to CN201610169165.0A priority patent/CN106023956B/zh
Publication of JP2016184026A publication Critical patent/JP2016184026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6464868B2 publication Critical patent/JP6464868B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/16Actions
    • G10C3/24Repetition [tremolo] mechanisms
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/16Actions
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/16Actions
    • G10C3/18Hammers
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C3/00Details or accessories
    • G10C3/16Actions
    • G10C3/22Actions specially adapted for grand pianos

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

本発明は、鍵盤装置に用いるサポートアセンブリに関する。
従来のグランドピアノやアップライトピアノなどのアコースティックピアノは、多くの部品によって構成されている。また、これらの部品の組み立ては非常に複雑であるため、組み立て作業にかかる時間が長くなってしまう。特に、各鍵に対応して設けられるアクション機構は、多くの部品が必要であり、その組み立て作業も非常に複雑である。
例えば、特許文献1に示すアクション機構は、複数の部品が互いに作用して、押鍵および離鍵による鍵の動作がハンマに伝達される。特に、アクション機構の一部を構成するサポートアセンブリは、様々な部品が組み合わされて動作する。サポートアセンブリは押鍵に応じてハンマによる打弦を実現する機構だけでなく、打弦直前に鍵の動作によりハンマへ伝達される力を解放させるためのエスケープメント機構を有している。この機構は、アコースティックピアノの基本的な動作を実現するための重要な機構である。特に、グランドピアノでは、一般的に、レペティションレバーとジャックとを組み合わせたダブルエスケープメント機構が採用されている。
アクション機構の動作は、鍵を通して演奏者の指に感覚(以下、タッチ感という)を与える。特に、サポートアセンブリの構成は、タッチ感に重要な影響を与えている。例えば、エスケープメント機構の動作によるタッチ感は、レットオフといわれる。
特開2005−292361号公報
サポートアセンブリを構成する各部品の数が多いため、製造期間が長期化し、製造コストが上昇してしまう。そのため、製造コストを低減しようとして、単純に、部品数を減らしたり、構造を簡略化したりすることが望まれている。しかしながら、サポートアセンブリの構成を変更すると、鍵の操作時のタッチ感が大きく変化してしまう。そのため、アコースティックピアノの製造費用を抑えることは困難である。
本発明の目的の一つは、アコースティックピアノの鍵盤装置と比較して、鍵の操作時のタッチ感の変化を抑えつつ、サポートアセンブリの製造コストを低減することにある。
本発明の一実施形態によると、フレームに対して回動可能に配置されるサポートと、前記サポートに回動可能に接続されるレペティションレバーと、前記サポートに固定された支持部に支持され、前記レペティションレバーに回動力を付与する弾性体と、前記レペティションレバーと前記弾性体との接触部と、を備え、前記レペティションレバーの回動部が前記支持部に対し、前記レペティションレバーと前記弾性体との接触部と反対側に設けられることを特徴とするサポートアセンブリが提供される。
前記レペティションレバーの回動部が、前記支持部と前記接触部とを結ぶ直線の延長線上に設けられてもよい。
前記接触部に凸部を備えてもよい。
前記レペティションレバーの回動範囲において、前記レペティションレバーと前記弾性体とが平行になる位置を有してもよい。
前記弾性体は、直線状の部材であってもよい。
前記レペティションレバーの回動範囲において、前記レペティションレバーと、前記弾性体の前記直線状の部分とは0°以上20°以下の範囲の角度に位置してもよい。
前記レペティションレバーの回動部に、可撓性を有する領域を含んでもよい。
前記レペティションレバーの可撓性を有する領域が弾性体であってもよい。
また、本発明の一実施形態によると、上記の複数のサポートアセンブリと、前記サポートアセンブリの各々に対応して配置され、前記サポートを回動させるための鍵と、前記鍵の押下に応じて発音する発音機構と、を備える鍵盤装置が提供される。
本発明の一実施形態によれば、アコースティックピアノの鍵盤装置と比較して、鍵の操作時のタッチ感の変化を抑えつつ、サポートアセンブリの製造コストを低減することができる。
本発明の一実施形態における鍵盤装置の構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリを分解した一部の構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの各構成の位置関係を示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの動きを説明するための側面図である。 本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの動きを説明するための側面図である。 本発明の一実施形態における鍵盤装置の発音機構の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリを含む鍵盤装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率(各構成間の比率、縦横高さ方向の比率等)は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<実施形態>
[鍵盤装置1の構成]
本発明の一実施形態における鍵盤装置1は、本発明に係るサポートアセンブリの一例を電子ピアノに適用した例である。この電子ピアノは、鍵の操作時にグランドピアノに近いタッチ感を得るために、グランドピアノが備えているサポートアセンブリに近い構成を備えている。図1を用いて、本発明の一実施形態に係る鍵盤装置1の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鍵盤装置の機械構成を示す側面図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る鍵盤装置1は、複数の鍵110(この例では88鍵)および鍵110の各々に対応したアクション機構を備える。アクション機構は、サポートアセンブリ20、ハンマシャンク310、ハンマ320およびハンマストッパ410を備える。なお、図1では、鍵110が白鍵である場合を示しているが、黒鍵であっても同様である。また、以下の説明において、演奏者手前側、演奏者奥側、上方、下方、側方等の向きを表す用語は、鍵盤装置を演奏者側から見た場合の向きとして定義される。例えば、図1の例では、サポートアセンブリ20は、ハンマ320から見て演奏者手前側に配置され、鍵110から見て上方に配置されている。側方は、鍵110が配列される方向に対応する。
鍵110は、バランスレール910によって回動可能に支持されている。鍵110は、図1に示すレスト位置からエンド位置までの範囲で回動する。鍵110は、キャプスタンスクリュー120を備えている。サポートアセンブリ20は、サポートフレンジ290に回動可能に接続され、キャプスタンスクリュー120上に載置されている。サポートフレンジ290は、フレーム920に固定されている。サポートアセンブリ20の詳細の構成は後述する。なお、サポートフレンジ290およびサポートレール920は、サポートアセンブリ20の回動の基準となるフレームの一例である。フレームは、サポートフレンジ290およびサポートレール920のように複数の部材で形成されていてもよいし、一つの部材で形成されていてもよい。フレームは、サポートレール920のように鍵110の配列方向に長手を有するレール状の部材であってもよいし、サポートフレンジ290のように鍵110毎に独立した部材であってもよい。
ハンマシャンク310は、シャンクフレンジ390に回動可能に接続されている。ハンマシャンク310は、ハンマローラ315を備えている。ハンマシャンク310は、ハンマローラ315を介して、サポートアセンブリ20上に載置されている。シャンクフレンジ390は、シャンクレール930に固定されている。ハンマ320は、ハンマシャンク310の端部に固定されている。レギュレーティングボタン360は、シャンクレール930に固定されている。ハンマストッパ410は、ハンマストッパレール940に固定されて、ハンマシャンク310の回動を規制する位置に配置されている。
センサ510は、ハンマシャンク310の位置および移動速度(特にハンマシャンク310がハンマストッパ410に衝突する直前の速度)を測定するためのセンサである。センサ510は、センサレール950に固定されている。この例では、センサ510はフォトインタラプタである。ハンマシャンク310に固定された遮蔽板520がフォトインタラプタの光軸を遮蔽する量に応じて、センサ510からの出力値が変化する。この出力値に基づいて、ハンマシャンク310の位置および移動速度を測定することができる。なお、センサ510に代えて、またはセンサ510と共に、鍵110の操作状態を測定するためのセンサが設けられてもよい。
上述したフレーム920、シャンクレール930、ハンマストッパレール940およびセンサレール950は、ブラケット900に支持されている。
[サポートアセンブリ20の構成]
図2は、本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの構成を示す側面図である。図3は、本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリを分解した一部の構成を示す側面図である。各構成要素の特徴がわかりやすくなるように、図3(a)はサポートアセンブリ20からジャック250およびねじりコイルスプリング280を除外した図であり、図3(b)はジャック250のみを示した図である。
サポートアセンブリ20は、サポート210、レペティションレバー240、ジャック250、弾性体であるねじりコイルスプリング280を備える。サポート210とレペティションレバー240とは、可撓部220を介して結合している。可撓部220によって、レペティションレバー240は、サポート210に対して回動可能に支持されている。サポートアセンブリ20のうち、ねじりコイルスプリング280および他の部材と衝突する部分に設けられた緩衝材等(不織布、弾性体等)以外は、射出成形などによって製造された樹脂製の構造体である。この例では、サポート210およびレペティションレバー240は一体形成されている。なお、サポート210およびレペティションレバー240を個別の部品として形成し、それらを接着または接合させてもよい。
サポート210は、一端側に貫通孔2109が形成され、他端側にジャック支持部2105が形成されている。サポート210は、貫通孔2109とジャック支持部2105との間において、下方に突出するサポートヒール212および上方に突出するスプリング支持部218を備える。貫通孔2109は、サポートフレンジ290に支持される軸が通される。これによって、サポート210は、サポートフレンジ290およびフレーム920に対して回動可能に配置される。したがって、貫通孔2109は、サポート210の回動中心となる。
サポートヒール212は、その下面において、上述したキャプスタンスクリュー120と接触する。サポート210に固定されたスプリング支持部218は、ねじりコイルスプリング280を支持する。ジャック支持部2105は、ジャック250を回動可能に支持する。そのため、ジャック支持部2105はジャック250の回動中心となる。
貫通孔2109(サポート210の回動中心)とジャック支持部2105(ジャック250の回動中心)との間には、サポートヒール212よりジャック支持部2105側において空間が形成される。説明の便宜上、サポート210を、貫通孔2109側から第1本体部2101、屈曲部2102、第2本体部2103の各領域に区分する。この場合、第1本体部2101と第2本体部2103とを結合する屈曲部2102によって、第2本体部2103は第1本体部2101よりも鍵110に近い側(下方)に配置される。ジャック支持部2105が第2本体部2103から上方に突出する。この区分によれば、上記の空間は、第2本体部2103の上方において、屈曲部2102とジャック支持部2105と挟まれた領域に対応する。また、サポート210の端部(第2本体部2103側の端部)には、ストッパ216が結合している。サポートヒール212は、屈曲部2102の下方に配置されている。このとき、鍵110から第2本体部2103までの距離は、鍵110からサポートヒール212までの距離(即ちキャプスタンスクリュー130の長さ)よりも長いことが望ましい。このようにすると、演奏者側からキャプスタンスクリュー130の調整がしやすくなる。
レペティションレバー240には、スプリング接触部242、および延設部244が結合されている。スプリング接触部242は、ねじりコイルスプリング280の第1アーム2802と接触する。レペティションレバー240および延設部244は、ジャック250の両側面の側から挟み込む2枚の板状の部材を含む。この例では、この2枚の板状の部材によって挟まれた空間の少なくとも一部において、延設部244とジャック250とが摺接している。また、スプリング接触部242は、レペティションレバー240から突出した凸部であり、一実施形態において、レペティションレバー240とスプリング接触部242とが一体形成される。
スプリング接触部242について、図3(c)を用いて詳細に説明する。図3(c)は、図3(a)の領域X1のスプリング接触部242をD1方向に見た部分拡大図である。スプリング接触部242は、スプリング接触頂部2421と、スプリング接触頂部2421を挟み込む2つのスプリング接触側部2423及びスプリング接触側部2425で構成される。スプリング接触頂部2421は、第1アーム2802からレペティションレバー240を回動させる力を受けるスプリング接触頂部2421の部分に曲面部2422を備える。レペティションレバー240が回動するときには、第1アーム2802は曲面部2422と摺動する。このとき、第1アーム2802は、曲面部2422の接線に沿って延在しているため、第1アーム2802と曲面部2422とは、接触面積が非常に小さくなり、ほぼ点接触になる。
スプリング接触側部2423及びスプリング接触側部2425は、第1アーム2802の側面方向への移動を規制する。スプリング接触側部2423及びスプリング接触側部2425のうち第1アーム2802の側面方向への移動を規制する面が、曲面を形成していてもよい。このようにすれば、曲面部2422と同様に、第1アーム2802との接触面積を低減することもできる。曲面部2422の下方が開放されているため、容易に第1アーム2802をスプリング接触部242に掛けることができる。
延設部244は、内側部2441、外側部2442、結合部2443およびストッパ接触部2444を含む。内側部2441は、レペティションレバー240においてジャック大2502よりも演奏者奥側(可撓部220側)に結合されている。内側部2441とレペティションレバー240とが結合されている部分にはリブ246が設けられている。内側部2441は、ジャック大2502を挟み込んで交差し、ジャック大2502よりも演奏者手前側(可撓部220とは反対側)まで延在している。内側部2441は、ジャック大2502を挟み込む部分において、ジャック大2502側に突出する線形状の突起部P1を備える。
外側部2442は、レペティションレバー240においてジャック250(ジャック大2502)よりも演奏者手前側(可撓部220とは反対側)に結合されている。内側部2441と外側部2442とは、結合部2443において結合されている。結合部2443は、ジャック小2504を挟み込んでいる。ストッパ接触部2444は、結合部2443に結合し、ストッパ216の下方から接触する。これによれば、レペティションレバー240とサポート210とが拡がる方向の回動範囲を規制する。
ジャック250は、ジャック大2502、ジャック小2504および突出部256を備える。ジャック250は、サポート210に対して回動可能に配置されている。ジャック大2502とジャック小2504との間において、ジャック支持部2105に回動可能に支持されるためのサポート接続部2505が形成されている。サポート接続部2505は、ジャック支持部2105の一部を囲む形状であり、ジャック250の回動範囲を規制する。また、サポート接続部2505の形状とその素材の弾性変形により、ジャック250は、ジャック支持部2105の上方から嵌めることができる。突出部256は、ジャック大2502からジャック小2504とは反対側に突出し、ジャック250と共に回動する。突出部256は、その側面にスプリング接触部2562を備える。スプリング接触部2562は、ねじりコイルスプリング280の第2アーム2804と接触する。
ジャック大2502は、両側面から突出する線形状の突起部P2を備える。突起部P2は、上述した内側部2441の突起部P1と摺接する。ジャック小2504は、両側面から突出する円形状の突起部P3を備える。突起部P3は、上述した結合部2443の内面と摺接する。このように突起部P1、P2、P3を介してジャック250と延設部244とが摺接することで、接触面積を減らしている。なお、複数の突起部P2によって溝部を形成することにより、グリス溜りを形成してもよい。また、ジャック大2502の側面形状において、突起部または溝部を有するようにしてもよい。
ねじりコイルスプリング280は、スプリング支持部218を支点とし、第1アーム2802がスプリング接触部242と接触し、第2アーム2804がスプリング接触部2562と接触する。第1アーム2802は、レペティションレバー240の演奏者側を上方(サポート210から離れる方向)に移動するように、スプリング接触部242を介してレペティションレバー240に回動力を付与する弾性体として機能する。第2アーム2804は、突出部256が下方(サポート210側)に移動するように、スプリング接触部2562を介してジャック250に回動力を付与する弾性体として機能する。
図4は、本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの各構成の位置関係を示す側面図である。本実施形態において、レペティションレバー240に設けられた凸部にスプリング接触部242を備え、凸部にスプリング接触部242はレペティションレバーの作用点として機能する。弾性体である第1アーム2802は、直線状の部材であるが、レペティションレバー240の回動に応じて、僅かに屈曲してもよい。
鍵110が押下されていないときのレペティションレバー240の位置(以下、初期位置という)において、第1アーム2802のレペティションレバー240への作用点T1(第1アーム2802とスプリング接触頂部2421との接触点)と、第1アーム2802の支点(スプリング支持部218)T2と、レペティションレバー240の回動中心T3(可撓部220)とは、特定の位置関係になっている。特定の位置関係とは、作用点T1と支点T2とを結ぶ直線A上に、回動中心T3が配置されている関係である。すなわち、スプリング支持部218とスプリング接触部242とを結ぶ直線の延長線上に、レペティションレバー240の回動部が設けられる。回動部は、レペティションレバー240を回動させる機能を有し、回動中心、軸を含む。すなわち、図4に示したように、レペティションレバー240の回動部は、スプリング接触部242に対してサポート210の回動中心側に設けられる。本実施形態においては、レペティションレバー240の回動部がスプリング支持部218に対し、レペティションレバー240と第1アーム2802との接触部と反対側に設けられる。
なお、回動部は、可撓部220に存在し、可撓性を有する領域を備える。また、可撓部220は、弾性体により構成されてもよい。回動部がこのような構成を有することにより、サポートアセンブリ20の構造を簡略化することができる。
このような特定の位置関係にあると、レペティションレバー240と第1アーム2802が、略平行な状態を保って回動するため、第1アーム2802の弾性力が、スプリング接触部242に対して効率的に伝達される。本実施形態においては、レペティションレバー240の回動とともに、作用点T1が押下し、弾性体である第1アーム2802とレペティションレバーとが平行になる位置が存在する。また、レペティションレバー240が初期位置から所定の角度だけ回動したときに、第1アーム2802と曲面部2422とが摺動する量を低減することもできる。なお、特定の位置関係は、初期位置であるときに実現される場合に限らず、レペティションレバー240の回動範囲において実現されるようになっていてもよい。図4に示したように、直線Aは直線A1から直線A2の範囲に存在し、レペティションレバー240の回動中心T3は直線Aと可撓部220との交点である。したがって、レペティションレバー240の回動中心T3は、直線A1と可撓部220との交点から直線A2と可撓部220との交点の間に存在する。一実施形態において、レペティションレバーと、弾性体の直線状の部分とは0°以上20°以下の範囲の角度に位置する。
[サポートアセンブリ20の動作]
続いて、鍵110がレスト位置にある状態(図1)からエンド位置に押下された場合において、サポートアセンブリ20の動きを説明する。
図5は、本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの動きを説明するための側面図である。鍵110がエンド位置まで押下されると、キャプスタンスクリュー120がサポートヒール212を押し上げて、貫通孔2109の軸を回動中心としてサポート210を回動させる。サポート210が回動して上方に移動すると、ジャック大2502がハンマローラ315を押し上げて、ハンマシャンク310がハンマストッパ410に衝突する。なお、一般的なグランドピアノである場合には、この衝突は、ハンマによる打弦に相当する。
この衝突の直前に、レギュレーティングボタン360によってジャック小2504の上方への移動が規制されつつ、さらにサポート210(ジャック支持部2105)が上昇する。そのため、ジャック大2502は、ハンマローラ315から外れるように回動する。このとき、レギュレーティングボタン360によって、結合部2443の上方への移動も規制される。この例では、レギュレーティングボタン360は、一般的なグランドピアノのアクション機構におけるレペティションレギュレーティングスクリューの機能も有している。
これにより、レペティションレバー240は、上方への移動が規制されてサポート210に近づくように回動する。これらの動作によって、ダブルエスケープメント機構が実現される。図5は、この状態を示す図である。なお、鍵110をレスト位置に戻していくと、レペティションレバー240によってハンマローラ315が支えられ、ハンマローラ315の下方にジャック大2502が戻る。ジャック大2502がハンマローラ315の下方に戻るための回動力は、突出部256を介して第2アーム2804によって与えられる。
ここで、図6を参照する。図6は、本発明の一実施形態におけるサポートアセンブリの動きを説明するための側面図である。図6(a)は鍵110が押下されていない状態を示し、図6(b)は鍵110がエンド位置まで押下された状態を示す。図6(a)と図6(b)を比較すると、スプリング支持部218とスプリング接触部242との延長線上に、レペティションレバー240の回動部が設けられることが明らかである。
このように、一般的なグランドピアノに用いられるサポートアセンブリに比べて容易な構成において、ダブルエスケープメントが実現されるため、タッチ感への影響を抑えつつ製造コストを削減することができる。
[鍵盤装置1の発音機構]
鍵盤装置1は、上述したように電子ピアノへの適用例であって、鍵110の操作をセンサ510によって測定し、測定結果に応じた音を出力する。
図7は、本発明の一実施形態における鍵盤装置の発音機構の構成を示すブロック図である。鍵盤装置1の発音機構50は、センサ510(88の鍵110に対応したセンサ510−1、510−2、・・・510−88)、信号変換部550、音源部560および出力部570を備える。信号変換部550は、センサ510から出力された電気信号を取得し、各鍵110における操作状態に応じた操作信号を生成して出力する。この例では、操作信号はMIDI形式の信号である。そのため、押鍵操作によってハンマシャンク310がハンマストッパ410に衝突したタイミングに対応して、信号変換部550はノートオンを出力する。このとき、88個の鍵110のいずれが操作されたかを示すキーナンバ、および衝突する直前の速度に対応するベロシティについてもノートオンに対応付けて出力される。一方、離鍵操作がされると、グランドピアノであればダンパによって弦の振動が止められるタイミングに対応して、信号変換部550はキーナンバとノートオフとを対応付けて出力する。信号変換部550には、ペダル等の他の操作に応じた信号が入力され、操作信号に反映されてもよい。音源部560は、信号変換部550から出力された操作信号に基づいて、音信号を生成する。出力部570は、音源部560によって生成された音信号を出力するスピーカまたは端子である。
上述した実施形態では、サポートアセンブリを適用した鍵盤装置の例として電子ピアノを示した。一方、上記実施形態のサポートアセンブリは、グランドピアノ(アコースティックピアノ)に適用することもできる。この場合、発音機構は、ハンマ、弦に対応する。
1…鍵盤装置、20…サポートアセンブリ、210…サポート、2101…第1本体部、2102…屈曲部、2103…第2本体部、2105…ジャック支持部、2109…貫通孔、212…サポートヒール、216…ストッパ、218…スプリング支持部、220…可撓部、240…レペティションレバー、242…スプリング接触部、2421…スプリング接触頂部、2422…曲面部、2423…スプリング接触側部、2425…スプリング接触側部、244…延設部、2441…内側部、2442…外側部、2443…結合部、2444…ストッパ接触部、250…ジャック、2502…ジャック大、2504…ジャック小、2505…サポート接続部、280…ねじりコイルスプリング、2802…第1アーム、2804…第2アーム、290…サポートフレンジ、310…ハンマシャンク、315…ハンマローラ、320…ハンマ、346…レペティションレギュレーティングスクリュー、360…レギュレーティングボタン、390…シャンクフレンジ、410…ハンマストッパ、50…発音機構、510…センサ、520…遮蔽板、550…信号変換部、560…音源部、570…出力部、900…ブラケット、910…バランスレール、920…フレーム、930…シャンクレール、940…ハンマストッパレール、950…センサレール、960…フレーム

Claims (9)

  1. フレームに対して回動可能に配置されるサポートと、
    前記サポートに回動可能に接続されるレペティションレバーと、
    第1アームを備え、前記サポートに固定された支持部に支持され、前記レペティションレバーに回動力を付与する弾性体と、
    前記レペティションレバーと前記弾性体の前記第1アームとの接触点を有する接触部と、
    を備え、
    前記レペティションレバーの回動部が前記支持部に対し、前記レペティションレバーと前記弾性体との接触部と反対側に設けられ
    前記レペティションレバーの回動部が、前記支持部に配置された前記第1アームの支点と前記接触部の前記第1アームとの接触点とを結ぶ直線の延長線上に設けられることを特徴とするサポートアセンブリ。
  2. 前記接触部に凸部を備えることを特徴とする請求項に記載のサポートアセンブリ。
  3. 前記レペティションレバーの回動範囲において、前記レペティションレバーと前記弾性体とが平行になる位置を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のサポートアセンブリ。
  4. 前記弾性体は、直線状の部材であることを特徴とする請求項1乃至の何れか一に記載のサポートアセンブリ。
  5. 前記レペティションレバーの回動範囲において、前記レペティションレバーと、前記弾性体の前記直線状の部分とは0°以上20°以下の範囲の角度に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のサポートアセンブリ。
  6. 前記レペティションレバーの回動部に、可撓性を有する領域を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか一に記載のサポートアセンブリ。
  7. 前記支持部に配置された前記第1アームの支点と前記接触部の前記第1アームとの接触点とを結ぶ直線の延長線上に、前記可撓性を有する領域が設けられることを特徴とする請求項6に記載のサポートアセンブリ。
  8. 前記レペティションレバーの可撓性を有する領域が弾性体であることを特徴とする請求項に記載のサポートアセンブリ。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の複数のサポートアセンブリと、
    前記サポートアセンブリの各々に対応して配置され、前記サポートを回動させるための鍵と、
    前記鍵の押下に応じて発音する発音機構と、
    を備えることを特徴とする鍵盤装置。
JP2015063274A 2015-03-25 2015-03-25 サポートアセンブリおよび鍵盤装置 Active JP6464868B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015063274A JP6464868B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 サポートアセンブリおよび鍵盤装置
US15/074,221 US10403243B2 (en) 2015-03-25 2016-03-18 Support assembly and keyboard apparatus
EP16161151.2A EP3073484B1 (en) 2015-03-25 2016-03-18 Support assembly and keyboard apparatus
CN201610169165.0A CN106023956B (zh) 2015-03-25 2016-03-23 支撑组件和键盘设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015063274A JP6464868B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 サポートアセンブリおよび鍵盤装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016184026A JP2016184026A (ja) 2016-10-20
JP6464868B2 true JP6464868B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=55586230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015063274A Active JP6464868B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 サポートアセンブリおよび鍵盤装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10403243B2 (ja)
EP (1) EP3073484B1 (ja)
JP (1) JP6464868B2 (ja)
CN (1) CN106023956B (ja)

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE529922C (de) * 1931-07-18 Julius Carl Hofmann Repetitionsmechanik fuer Klaviere
US2411005A (en) * 1945-04-07 1946-11-12 Schulze Reinhard Escapement action for grand pianos
GB1196364A (en) * 1967-04-07 1970-06-24 Nippon Musical Instruments Mfg A Pianoforte-Action Support-Rail Assembly for Use in a Grand Piano
JPS492327U (ja) * 1972-04-07 1974-01-10
US4286493A (en) * 1980-02-07 1981-09-01 James R. Wales Graduated leverage piano action
JPS58131096U (ja) * 1982-02-26 1983-09-05 株式会社河合楽器製作所 グランドピアノにおけるレピテイシヨンレバ−スプリングの調整装置
AUPQ621600A0 (en) * 2000-03-14 2000-04-06 Overs, Ronald Ernest Grand piano action
US6232537B1 (en) * 2000-06-01 2001-05-15 Baldwin Piano & Organ Company Piano action with articulated jack
US6509517B1 (en) * 2000-06-08 2003-01-21 Richard Wroblewski Grand piano action
JP4363920B2 (ja) * 2003-02-28 2009-11-11 株式会社河合楽器製作所 ピアノのウィッペン
JP4070682B2 (ja) 2003-08-04 2008-04-02 株式会社河合楽器製作所 ジャック及びピアノのアクション機構
JP4549090B2 (ja) 2004-03-31 2010-09-22 株式会社河合楽器製作所 鍵盤楽器の回動部品および鍵の支持機構
US7129403B2 (en) * 2004-06-29 2006-10-31 Richard Wroblewski Friction at the jack and knuckle interface in a grand piano eliminated
US20070068359A1 (en) * 2005-09-29 2007-03-29 Richard Wroblewski Friction in a grand piano completely eliminated by a third lever
JP5298534B2 (ja) * 2008-01-08 2013-09-25 ヤマハ株式会社 アクション機構
JP6413395B2 (ja) * 2014-06-30 2018-10-31 カシオ計算機株式会社 鍵盤装置のアクション機構および鍵盤楽器

Also Published As

Publication number Publication date
EP3073484B1 (en) 2019-01-30
US20160284324A1 (en) 2016-09-29
EP3073484A1 (en) 2016-09-28
US10403243B2 (en) 2019-09-03
JP2016184026A (ja) 2016-10-20
CN106023956B (zh) 2019-11-19
CN106023956A (zh) 2016-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6515622B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6786925B2 (ja) サポートアセンブリ及び鍵盤装置
WO2017164232A1 (ja) 鍵盤装置
JP6617514B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6737040B2 (ja) サポートアセンブリ及び鍵盤装置
JP6142891B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6187520B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6464867B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6428889B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6464868B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6597786B2 (ja) 鍵盤装置
JP2016184025A (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6160644B2 (ja) サポートアセンブリ及び鍵盤装置
JP6554967B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP3204566U (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP3204565U (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6511904B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP3204564U (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6465150B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP2017026842A (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP6665439B2 (ja) サポートアセンブリ及び鍵盤装置
JP6645035B2 (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
JP2017026841A (ja) サポートアセンブリおよび鍵盤装置
WO2017065200A1 (ja) サポートアセンブリ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181224

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6464868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350