JP6464632B2 - ポリウレア樹脂製造用硬化剤、及びそれを用いたポリウレア樹脂の製造方法 - Google Patents
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Description
で示されるアミン化合物(A)と、下記式(2)
で示されるアミン化合物(B)と、グリコール(C)とを含有するポリウレア樹脂製造用硬化剤。
[7]上記[1]乃至[6]のいずれかに記載の硬化剤の水溶液。
で示されるアミン化合物(A)と、下記式(2)
で示されるアミン化合物(B)と、グリコール(C)とを含有する。
容量1リットルのステンレス製オートクレーブ(以下、「反応容器1」と称する。)に、413gのジエチレントリアミン(4モル)を仕込んだ。窒素で反応容器1をパージ置換した後、80℃、0.6MPaの条件下で、116gの酸化プロピレン(2モル)を3時間かけてポンプで添加し、反応容器1を25℃まで冷却して反応液を得た。
容量2リットルのステンレス製オートクレーブ(以下、「反応容器3」と称する。)に、499gのジメチルアミノエトキシエタノール(3.8モル)、38gの銅/酸化亜鉛/アルミナ触媒を仕込んだ。窒素と水素で反応容器3をパージした後、5.6MPa、195℃の条件で、9時間かけて系内で触媒を還元処理した。反応容器3を25℃まで冷却して、大気圧まで脱圧した後、0.7MPaの窒素圧力を利用して、177gのモノメチルアミン(5.7モル)を圧入した。再び、反応容器3を1.5MPaまで水素で昇圧し、195℃に昇温し、温度と圧力を24時間維持した。得られた反応液は、蒸留処理により、低沸点化合物、高沸点化合物とごく微量の銅/酸化亜鉛/アルミナ触媒由来成分を完全に除去した。蒸留取得物326gの主成分は、N,N,N’−トリメチルビス(アミノエチル)エーテルとジメチルアミノエトキシエタノールであった。
接着試験用サンプルの調整及び接着力測定.
被着体である帆布の規格は9号帆布を使用し、15cm×10cmサイズのシートを2枚切り出した。一方の帆布に、表2に示す硬化剤を2〜8重量%含む水溶液をスポイトにて塗布し(図1参照)、塗布量が0.80〜1.10g/100cm2の範囲になる様に調整した。次いで、もう一方の帆布にポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製ポリメリックMDI、商品名:MR−200,NCO含有量=30.9%)を、塗布量が2.2〜2.6g/100cm2(10cm×10cm)になる様、ガラス棒(直径15mm)で塗布した。
(1)変色試験用PVCシートの作製法.
白色のPVCコンパウンド(プラス・テク社製、商品名:ポリビンコンパウンド)36gを型枠(12cm×12cm×1.5mm)に入れ、170℃に設定した手動プレス機で予熱5分後、4回のエアー抜き操作を実施し加圧(20MPa)5分でプレスした。更に10℃に設定した冷却プレス機で加圧(15MPa)しながら10分冷却し、PVCシートの完成とした。変色試験用には、この白色シートから35mm×35mm×1.5mmをサンプリングした。
上記、ポリウレア樹脂の接着力評価方法で調整した帆布シートを用いた。
変色試験用接着シートの作製法で作製した帆布シート(120℃に温調された手動プレス機で1.5MPaで22秒間熱圧着)から、7.5cm×4cmを2枚サンプリングし、140ccのサンプル瓶に入れ、その上に白色のPVCシートを載せて、90℃×72時間、168時間の熱履歴を与え、PVCシートの変色度合いを色差計(日本電色工業社製、Color meter ZE6000)で測定した。
(1)変色試験用PC板.
サイズが10cm×2.5cm×0.3cmの市販テストピース(ポリテック社製ポリポリカーボネート、商品名:PC1600)にサンプルを吊るせる様に穴を開け使用した。
上記、ポリウレア樹脂の接着力評価と同じ方法で調整した帆布シートを用いた。
変色試験用接着シートの作製法で作製した帆布シートから9cm×9cmを1枚サンプリングし、4Lの耐圧容器にPCを吊るす治具を入れPCを吊るし(図2参照)、接着シートは剥がして2枚にして入れる。更に水5gを20ccのサンプル瓶に秤量し容器に入れ、耐圧容器を密閉する。その耐圧容器を120℃に温調したオーブンに入れ、22時間の熱履歴を与え、PC板の変色度合いを目視と可視光線透過測定装置(島津製作所社製、UV−3100)で透過率を測定した。
接着試験用サンプルの調整及び接着力測定.
被着体である帆布の規格は9号帆布を使用し、15cm×10cmサイズのシートを2枚切り出した。一方の帆布に、表2に示す硬化剤を2〜8重量%含む水溶液をスポイトにて塗布し(図1参照)、塗布量が0.80〜1.10g/100cm2の範囲になる様に調整した。次いで、もう一方の帆布にポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製ポリメリックMDI、商品名:MR−200,NCO含有量=30.9%)を、塗布量が2.2〜2.6g/100cm2(10cm×10cm)になる様、ガラス棒(直径15mm)で塗布した。
(1)変色試験用PVCシートの作製法.
白色のPVCコンパウンド(プラス・テク社製、商品名:ポリビンコンパウンド)36gを型枠(12cm×12cm×1.5mm)に入れ、170℃に設定した手動プレス機で予熱5分後、4回のエアー抜き操作を実施し加圧(20MPa)5分でプレスした。更に10℃に設定した冷却プレス機で加圧(15MPa)しながら10分冷却し、PVCシートの完成とした。変色試験用には、この白色シートから35mm×35mm×1.5mmをサンプリングした。
上記、ポリウレア樹脂の接着力評価方法で調整した帆布シートを用いた。
変色試験用接着シートの作製法で作製した帆布シート(120℃に温調された手動プレス機で1.5MPaで22秒間熱圧着)から、7.5cm×4cmを2枚サンプリングし、140ccのサンプル瓶に入れ、その上に白色のPVCシートを載せて、90℃×72時間、168時間の熱履歴を与え、PVCシートの変色度合いを色差計(日本電色工業社製、Color meter ZE6000)で測定した。
(1)変色試験用PC板.
サイズが10cm×2.5cm×0.3cmの市販テストピース(ポリテック社製ポリポリカーボネート、商品名:PC1600)にサンプルを吊るせる様に穴を開け使用した。
上記、ポリウレア樹脂の接着力評価と同じ方法で調整した帆布シートを用いた。
変色試験用接着シートの作製法で作製した帆布シートから9cm×9cmを1枚サンプリング、4Lの耐圧容器にPCを吊るす治具を入れPCを吊るし(図2参照)、接着シートは剥がして2枚にして入れる。更に水5gを20ccのサンプル瓶に秤量し容器に入れ、耐圧容器を密閉する。その耐圧容器を120℃に温調したオーブンに入れ、22時間の熱履歴を与え、PC板の変色度合いを目視と可視光線透過測定装置(島津製作所社製、UV−3100)で透過率を測定した。
Claims (6)
- アミン化合物(A)と、アミン化合物(B)と、グリコール(C)との混合比率が、[アミン化合物(A)の含有量]/[アミン化合物(B)とグリコール(C)との合計含有量]=15/85〜40/60(重量比)の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のポリウレア樹脂製造用硬化剤の水溶液。
- アミン化合物(B)と、グリコール(C)との混合比率が、[アミン化合物(B)の含有量]/[グリコール(C)の含有量]=10/90〜45/55(重量比)の範囲であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポリウレア樹脂製造用硬化剤の水溶液。
- アミン化合物(B)が、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン及びトリエタノールアミンからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のポリウレア樹脂製造用硬化剤の水溶液。
- グリコール(C)が、エチレングリコール、ジエチレングリコール、及びプロピレングリコールからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のポリウレア樹脂製造用硬化剤の水溶液。
- ポリイソシアネート化合物を請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の硬化剤の水溶液の存在下に反応させることを特徴とするポリウレア樹脂の製造方法。
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JP2014192733A JP6464632B2 (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | ポリウレア樹脂製造用硬化剤、及びそれを用いたポリウレア樹脂の製造方法 |
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DE10214028B4 (de) * | 2002-03-27 | 2004-09-30 | Ppg Industries Lacke Gmbh | Funktionalisiertes Polyurethan |
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