JP6456753B2 - 回転子積層鉄心の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
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Description
スクイズリング92は、その内径が鉄心片90の外径よりも僅かに小さく設定され、これにより、鉄心片90に側圧をかけ、その摩擦力で鉄心片90を保持するものである。なお、スクイズリング92の内周形状は、図3(B)に示すように、真円形状である。
そのため、楕円形状の鉄心片90が真円形状のスクイズリング92に保持されると、鉄心片90の長軸側に大きな側圧がかかり、鉄心片90にうねりが発生してしまうという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1には、打抜き金型の切り刃の真円度を補正することで、鉄心片の楕円化を抑制し、鉄心片をほぼ真円とする技術が提案されている。
また、鋼板の品質にもばらつきがあるため、板厚変動が大きな鋼板の場合には、鉄心片の楕円化傾向も大きく変動してしまう。このため、結果として、鉄心片にうねりが発生してしまい、上記問題は解消されない。
前記パンチと前記ダイにより打抜かれた楕円状の前記鉄心片の長軸側端部を、前記スクイズリングの内側壁に形成された凹み領域に位置させて、前記鉄心片を前記スクイズリング内で順次積層する。
ここで、前記スクイズリングを、その軸心を中心として90度又は180度回動させるのがよい。
前記スクイズリングの内側壁には、前記パンチと前記ダイにより打抜かれた楕円状の前記鉄心片の長軸側端部を位置させる凹み領域が形成されている。
ここで、前記凹み領域は、前記スクイズリングの軸心を中心として90度又は180度ごとに形成されるのがよい。
従って、作業性よく経済的に、鉄心片のうねりの発生を防止でき、安定した品質の製品を製造できる。
まず、図1(A)を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る回転子積層鉄心の製造方法で製造する回転子積層鉄心(ロータ)10について説明する。
この鉄心片11は、環状の一体構造のものである。なお、鉄心片は、複数の円弧状の鉄心片部を環状に連結できる分割構造のものや、複数の円弧状の鉄心片部の周方向の一部が連結部で繋がり、この連結部を折曲げて環状にできる構造のものでもよい。
積層方向に隣り合う鉄心片11、11同士は、かしめ接合により連結されているが、更に、樹脂(熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)や熱可塑性樹脂)、接着剤、及び、溶接のいずれか1又は2以上を用いて、連結することもできる。
なお、軸孔には、内側に突出する図示しないキー(凸条)が設けられている。
製造装置20は、昇降するパンチ(図示しない)と、このパンチと対となる固定配置されたダイ21と、このダイ21の下方に設けられたスクイズリング22とを有し、スクイズリング22における鉄心片11のうねりの発生を防止して、安定した品質の製品を製造可能とするものである。以下、詳しく説明する。
詳細には、ダイ21とスクイズリング22は、ダイホルダー(図示しない)に固定支持され、このダイホルダーに回動駆動手段(歯付きプーリや歯車)が設けられている。
従って、この回動駆動手段により、スクイズリング22はダイ21と共に、スクイズリング22内に鉄心片11を所定枚数(1枚又は2枚以上の複数枚、以下同様)抜落すごとに、スクイズリング22の軸心を中心として回動駆動可能(ここでは、180度ごとに回動駆動)にできる。
しかし、前記したように、鋼板を圧延加工した際の加工歪の影響により、鉄心片11の形状が、鋼板の圧延方向を長軸とした楕円形状になる。
そこで、内周輪郭形状を真円形状としていた従来のスクイズリングの代わりに、以下のスクイズリング22を用いる。
スクイズリング22は、円筒状となって、その内周面24のうち、平面視して最小内径となる仮想円25の内径が、鉄心片11の外径(ダイ21の内径)よりも僅かに(例えば、数十μm以下程度)小さく設定されている。この仮想円25とは、図1(A)、(B)の一点鎖線で示した従来のスクイズリングに形成された真円形状の内周輪郭に相当する(図3(A)、(B)参照)。
具体的には、凹み領域26は、図1(A)に示すように、鉄心片11の積層方向に渡って形成されており、図1(B)に示すように、スクイズリング22の軸心を中心として対向する位置、即ち、180度ごとの位置に(ここでは、合計2箇所)形成されている。この凹み領域26は、内周輪郭形状が真円形状となった従来のスクイズリングに対し、逃げ加工(凹み加工)等を行うことで形成できる。
なお、凹み領域26は、その内周面27が楕円状の鉄心片11の長軸側端部に完全に接触しないように(仮想円28の内径を鉄心片11の長軸側の幅よりも大きく)形成しているが、楕円状の鉄心片11に僅かに(従来よりも小さい)うねりが発生しても、安定した品質の製品を製造できるのであれば、鉄心片11の長軸側端部に接触してもよい。
上記したスクイズリング22は、スクイズリング22内に鉄心片11を所定枚数抜落すごとに、スクイズリング22をダイ21と共に、スクイズリング22の軸心を中心として180度回動駆動(180度転積)させるものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、以下の構成とすることもできる。
このため、スクイズリング30の内側壁には、スクイズリング30の軸心を中心として90度ごとの位置に(ここでは、合計4箇所)、パンチとダイにより打抜かれた楕円状の鉄心片11の長軸側端部を位置させる凹み領域31(凹み領域26と略同様の機能を有する)が形成されている。
このように、転積角度ごとに凹み領域を設けたスクイズリングを使用することで、上記した90度転積や180度転積以外の転積にも対応できる。
まず、パンチとダイ21の間に鋼板を搬送する。
このとき、スクイズリング22は、その凹み領域26が、打抜きにより楕円状となる鉄心片11の長軸側端部に位置するように、配置されている(即ち、対向する凹み領域26の形成位置と鋼板の搬送方向とを一致させている)。
このとき、スクイズリング22内に鉄心片11を所定枚数抜落すごとに、スクイズリング22をダイ21と共に、スクイズリング22の軸心を中心として180度(図2においては90度)回動駆動させる。
これにより、パンチとダイ21により打抜かれた楕円状の鉄心片11の長軸側端部を、スクイズリング22の凹み領域26に位置させて、鉄心片11をスクイズリング22内で順次積層できる。
例えば、本発明の回転子積層鉄心の製造方法及びその製造装置において更に、補正加工したパンチやダイを用いることで、鉄心片のうねりを更に抑制することも可能である。
また、前記実施の形態においては、スクイズリング内に鉄心片を所定枚数抜落すごとに、スクイズリングをダイと共に回動駆動させた場合について説明したが、回動駆動させることなく、抜落された複数の鉄心片を順次かしめ結合することもできる。
Claims (6)
- パンチとダイにより、鋼板から鉄心片を順次打抜き、前記ダイの下方に配置されたスクイズリングにより、該スクイズリング内に抜落された前記鉄心片を順次積層する回転子積層鉄心の製造方法において、
前記パンチと前記ダイにより打抜かれた楕円状の前記鉄心片の長軸側端部を、前記スクイズリングの内側壁に形成された凹み領域に位置させて、前記鉄心片を前記スクイズリング内で順次積層することを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。 - 請求項1記載の回転子積層鉄心の製造方法において、前記スクイズリング内に前記鉄心片を所定枚数抜落すごとに、前記スクイズリングを前記ダイと共に、該スクイズリングの軸心を中心として回動駆動させることを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
- 請求項2記載の回転子積層鉄心の製造方法において、前記スクイズリングを、その軸心を中心として90度又は180度回動させることを特徴とする回転子積層鉄心の製造方法。
- 昇降するパンチと対となるダイの下方に設けられ、前記パンチと前記ダイにより鋼板から打抜かれ抜落された鉄心片を順次積層するスクイズリングを有する回転子積層鉄心の製造装置において、
前記スクイズリングの内側壁には、前記パンチと前記ダイにより打抜かれた楕円状の前記鉄心片の長軸側端部を位置させる凹み領域が形成されていることを特徴とする回転子積層鉄心の製造装置。 - 請求項4記載の回転子積層鉄心の製造装置において、前記スクイズリングは前記ダイと共に、該スクイズリング内に前記鉄心片を所定枚数抜落すごとに、該スクイズリングの軸心を中心として回動駆動可能となっていることを特徴とする回転子積層鉄心の製造装置。
- 請求項5記載の回転子積層鉄心の製造装置において、前記凹み領域は、前記スクイズリングの軸心を中心として90度又は180度ごとに形成されていることを特徴とする回転子積層鉄心の製造装置。
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