JP6455702B2 - 回転体の振動計測方法と装置 - Google Patents
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Description
(A)回転体が回転している回転状態で、この回転により、翼が、前記周方向において予め定めた翼検出静止位置を繰り返し通過する場合に、翼検出部により、翼検出静止位置に来た翼を繰り返し検出するとともに、時間計測装置により経過時間を計測し、
(B)翼検出部が繰り返し行った翼の検出と、時間計測装置により計測された経過時間とに基づいて、翼検出部が翼を繰り返し検出した各時点を特定した翼検出時点データを、翼検出時点データ生成部により生成し、
(C)翼が翼検出静止位置を通過する周期に関する時間量であって、回転体が周方向に振動せずに一定速度で回転している場合には一定となり、周期的に取得可能な時間量を、計測時間量として、翼検出時点データに基づいて、計測時間量の変動を、経過時間または経過時間の代わりとなる時間指数に対して表した時間量変動データを、変動データ生成部により生成し、時間指数は、経過時間に従って値が増加する指数であり、
(D)スペクトル生成部により、時間量変動データを、経過時間または時間指数に関してフーリエ変換して、時間量変動データのスペクトルを求める、ことを特徴とする回転体の振動計測方法が提供される。
(a)前記複数の翼のうち1つの特定の翼が翼検出静止位置に来た時点から、該特定の翼が翼検出静止位置に再び来た次の時点までの時間、
(b)該時間と一定の基準周期との差、または
(c)一定数の翼が翼検出静止位置を通過するのに要する時間である。
前記(A)において、回転する翼が、前記複数の翼検出静止位置を繰り返し通過する場合に、各翼検出静止位置に来た翼を、対応する翼検出部により繰り返し検出し、
前記(B)において、前記複数の翼検出部によって繰り返し行われた翼の検出に基づいて、計測時間量を繰り返し生成し、
計測時間量は、特定の翼が、複数の翼検出静止位置の間の周方向距離を移動するのに要する時間である。
前記(C)において、翼検出時点データに基づいて、前記計測時間量の変動を、前記時間指数に対して表した時間量変動データを、変動データ生成部により生成し、
前記(D)において、スペクトル生成部により、時間量変動データを、前記時間指数に関してフーリエ変換して、時間量変動データのスペクトルを求める。
回転体が回転している回転状態で、この回転により翼が、前記周方向において予め定めた翼検出静止位置を繰り返し通過する場合に、翼検出静止位置に来た翼を繰り返し検出する翼検出部と、
翼検出部が繰り返し翼を検出している期間において、経過時間を計測する時間計測装置と、
翼検出部が繰り返し行った翼の検出と、時間計測装置により計測された経過時間とに基づいて、翼検出部が翼を繰り返し検出した各時点を特定した翼検出時点データを生成する翼検出時点データ生成部と、
翼が翼検出静止位置を通過する周期に関する時間量であって、回転体が周方向に振動せずに一定速度で回転している場合には一定となり、周期的に取得可能な時間量を、計測時間量として、翼検出時点データに基づいて、計測時間量の変動を、経過時間、または、経過時間に従って値が増加する時間指数に対して表した時間量変動データを生成する変動データ生成部と、
時間量変動データを、経過時間または時間指数に関してフーリエ変換することにより、時間量変動データのスペクトルを求めるスペクトル生成部と、を備えることを特徴とする回転体の振動計測装置が提供される。
なお、本発明が適用可能な回転機械は、複数の翼1a〜1hが、同じ軸方向位置にて周方向に間隔をおいて配置されている回転機械であればよく、ジェットエンジンや過給機に限定されない。
図2(A)は、翼検出部7により出力された翼検出信号と、時間計測装置9により計測された経過時間との関係を示す。図2(A)において、横軸は、経過時間を示し、縦軸は、信号生成部7bが出力した電気信号の強度を示す。翼検出信号は、図2(A)の例では、電気信号(電圧値または電流値)のパルスである。反射光の強度が大きいほど、電気信号の大きさも大きくなる。図2(A)において、各パルスには、図1(B)の対応する翼の符号を付している。すなわち、図2(A)において、各パルスは、このパルスに付された符号と同じ符号の翼が翼検出静止位置P1に来たことにより生成されたものである。図2(A)のデータにおいて、翼検出時点データ生成部11は、パルスが生成された時点(例えば、パルスの立ち上がり時点またはパルスの立ち下がり時点)を、翼1aが翼検出静止位置P1を通過する時点として特定する。
時間量変動データが、上述した第1の例の離散データである場合には、スペクトル生成部15は、時間量変動データを、計測回数mに関してフーリエ変換する。
時間量変動データが、上述した第2の例の離散データである場合には、スペクトル生成部15は、時間量変動データを、経過時間に関してフーリエ変換する。
時間量変動データが、上述した第3の例の連続データである場合には、スペクトル生成部15は、時間量変動データを、計測回数に関してフーリエ変換する。
時間量変動データが、上述した第4の例の連続データである場合には、スペクトル生成部15は、時間量変動データを、経過時間に関してフーリエ変換する。
指数計測部17が設けられている場合には。さらに、ステップS1において、翼検出部7が翼検出静止位置P1に来た翼1a〜1hを繰り返し検出している期間に、指数計測部17により時間指数を計測する。
翼検出部7は、光学式センサ7aにより構成されたが、他の種類(例えば、容量型または渦電流型)のセンサで構成されたものであってもよい。
上述の実施形態では、計測時間量は、複数の翼1a〜1hのうち1つの特定の翼1aが翼検出静止位置P1に来た時点から、特定の翼1aが翼検出静止位置P1に来る次の時点までの時間Tmであったが、本発明は、これに限定されない。
例えば、計測時間量は、特定の翼1aについての時間Tmと一定の基準周期との差であってもよい。ここで、一定の基準周期は、上述のステップS1における回転体3の回転周期であってよい。すなわち、一定の基準周期は、上述のステップS1での一定の回転速度で回転体3が回転している時に、回転体3が一回転するのに要する時間である。
代わりに、計測時間量は、一定数の翼が翼検出静止位置P1を通過するのに要する時間であってもよい。ここで、一定数は、好ましくは、インペラ5を構成する全ての翼の数以下であるが、インペラ5を構成する全ての翼の数以上であってもよい。
上述した振動計測装置10は、インペラ5の翼1a〜1hの振動を計測することにも併用できる。この場合、回転体3の周方向の振動を計測可能であり、かつ、インペラ5の翼1a〜1hの振動を計測可能な振動データ取得装置20を、図6に示す。図6(A)は、振動データ取得装置20および回転体3を示し、図6(B)は、図6(A)のB−B線矢視図である。振動データ取得装置20は、上述の振動計測装置10と、回転基準検出センサ21と、翼振動データ生成部23と、を備える。また、好ましくは、振動データ取得装置20は、上述の翼検出部7と同じ構成を有する追加の1つまたは複数の翼検出部25をさらに備える。なお、上述の翼検出部7と追加の1つまたは複数の翼検出部25とからなる複数の翼検出部7,25は、それぞれ、周方向において予め設定された複数の翼検出静止位置P1〜P4に来た翼1a〜1hを検出する。すなわち、これらの複数の翼検出部7,25は、それぞれ、これらの翼検出静止位置P1〜P4に対応して配置される。
上述では、振動計測装置10は、1つの翼検出部7を有していたが、複数の翼検出部7を有していてもよい。この場合、周方向において複数の翼検出静止位置が予め設定されており、これらの翼検出静止位置に対応して、複数の翼検出部7が配置されている。
上述のステップS2において、複数の翼検出部7によって繰り返し行われた翼1a〜1hの検出に基づいて、計測時間量を繰り返し生成する。この場合、計測時間量は、特定の翼1aが、複数の翼検出静止位置の間の周方向距離を移動するのに要する時間である。例えば、2つの翼検出部7が設けられている場合には、計測時間量は、特定の翼1aが第1の翼検出静止位置に来た時点から、この後、特定の翼1aが第2の翼検出静止位置に来た時点までの時間量である。
Claims (4)
- 回転駆動される回転体と、回転体の中心軸まわりの周方向に間隔をおいて回転体に配置された複数の翼と、を備える回転機械における回転体の振動計測方法であって、
(A)回転体が回転している回転状態で、この回転により、翼が、前記周方向において予め定めた翼検出静止位置を繰り返し通過する場合に、翼検出部により、翼検出静止位置に来た翼を繰り返し検出するとともに、時間計測装置により経過時間を計測し、
(B)翼検出部が繰り返し行った翼の検出と、時間計測装置により計測された経過時間とに基づいて、翼検出部が翼を繰り返し検出した各時点を特定した翼検出時点データを、翼検出時点データ生成部により生成し、
(C)翼が翼検出静止位置を通過する周期に関する時間量であって、回転体が周方向に振動せずに一定速度で回転している場合には一定となり、周期的に取得可能な時間量を、計測時間量として、翼検出時点データに基づいて、計測時間量の変動を、経過時間または経過時間の代わりとなる時間指数に対して表した時間量変動データを、変動データ生成部により生成し、時間指数は、経過時間に従って値が増加する指数であり、
(D)スペクトル生成部により、時間量変動データを、経過時間または時間指数に関してフーリエ変換して、時間量変動データのスペクトルを求め、
前記計測時間量は、
(a)前記複数の翼のうち1つの特定の翼が翼検出静止位置に来た時点から、該特定の翼が翼検出静止位置に再び来た次の時点までの時間、
(b)該時間と一定の基準周期との差、または
(c)一定数の翼が翼検出静止位置を通過するのに要する時間である、回転体の振動計測方法。 - 前記(A)において、指数計測部により前記時間指数を計測し、
前記(C)において、翼検出時点データに基づいて、前記計測時間量の変動を、前記時間指数に対して表した時間量変動データを、変動データ生成部により生成し、
前記(D)において、スペクトル生成部により、時間量変動データを、前記時間指数に関してフーリエ変換して、時間量変動データのスペクトルを求める、請求項1に記載の回転体の振動計測方法。 - 前記時間指数は、前記複数の翼のうち、1つの特定の翼が翼検出静止位置を通過した回数である、請求項2に記載の回転体の振動計測方法。
- 回転駆動される回転体と、回転体の中心軸まわりの周方向に間隔をおいて回転体に配置された複数の翼と、を備える回転機械における回転体の振動計測装置であって、
回転体が回転している回転状態で、この回転により翼が、前記周方向において予め定めた翼検出静止位置を繰り返し通過する場合に、翼検出静止位置に来た翼を繰り返し検出する翼検出部と、
翼検出部が繰り返し翼を検出している期間において、経過時間を計測する時間計測装置と、
翼検出部が繰り返し行った翼の検出と、時間計測装置により計測された経過時間とに基づいて、翼検出部が翼を繰り返し検出した各時点を特定した翼検出時点データを生成する翼検出時点データ生成部と、
翼が翼検出静止位置を通過する周期に関する時間量であって、回転体が周方向に振動せずに一定速度で回転している場合には一定となり、周期的に取得可能な時間量を、計測時間量として、翼検出時点データに基づいて、前記計測時間量の変動を、経過時間、または、経過時間に従って値が増加する時間指数に対して表した時間量変動データを生成する変動データ生成部と、
時間量変動データを、経過時間または時間指数に関してフーリエ変換することにより、時間量変動データのスペクトルを求めるスペクトル生成部と、を備え、
前記計測時間量は、
(a)前記複数の翼のうち1つの特定の翼が翼検出静止位置に来た時点から、該特定の翼が翼検出静止位置に再び来た次の時点までの時間、
(b)該時間と一定の基準周期との差、または
(c)一定数の翼が翼検出静止位置を通過するのに要する時間である、回転体の振動計測装置。
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JP2014168986A JP6455702B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 回転体の振動計測方法と装置 |
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