JP6451073B2 - 冷却機構故障検知装置 - Google Patents
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Description
冷却機構の構造としては、冷却配管内に水や油、空気や冷媒ガス等の冷却媒体を循環させ、冷却対象となる構成部から熱を奪って冷却する構造が一般的である。
例えば、下記特許文献1には、冷却温度センサとインバータ温度センサとを利用して、冷却系統に異常があるか否かを診断する技術が開示されている。
上述した特許文献1では、冷却系の異常を検知することはできるものの、その異常が温度センサの故障であるか否かを判定することができない。
また、上述した特許文献1では、駆動頻度が極めて高い駆動モータのインバータ温度を利用しているため、正確な判定を行えない可能性がある。
請求項2の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記冷却機構は、前記冷却媒体を冷却するラジエータと、前記ラジエータを始点および終点とし前記冷却媒体が充填された冷却配管と、前記冷却媒体を前記冷却配管内で循環させる循環手段と、を備え、前記温度センサと前記第2のインバータとは、前記冷却配管上の隣り合う位置に設置されている、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記温度センサは、前記ラジエータの下流かつ前記冷却機構の冷却対象となる構成部の上流に設置され、前記第2のインバータは、前記温度センサの下流かつ他の構成部の最上流に位置する、ことを特徴とする。
請求項4の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記故障判定手段は、前記循環手段の稼働状態情報を取得し、前記循環手段の稼働率が所定値以上の場合に前記故障の判定をおこなう、ことを特徴とする。
請求項5の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記故障判定手段は、前記循環手段の稼働状態情報を取得し、前記循環手段が故障している場合には前記故障の判定をおこなわない、ことを特徴とする。
請求項6の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記故障判定手段は、前記ハイブリッド車両の制御電源電圧が所定電圧以上の状態が所定時間以上継続している場合に前記故障の判定をおこなう、ことを特徴とする。
請求項7の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記故障判定手段は、前記インバータ温度取得手段が故障している場合は前記故障の判定をおこなわない、ことを特徴とする。
請求項8の発明にかかる冷却機構故障検知装置は、前記故障判定手段によって前記温度センサが故障していると判定された場合、当該温度センサの故障を前記ハイブリッド車両の運転者に報知する報知手段をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、温度センサとインバータとは、冷却配管上の隣り合う位置に設置されているので、温度センサで温度を測定された直後の冷却媒体がインバータに供給され、温度センサの測定値とインバータの温度との差分をより小さくすることができる。
本発明によれば、温度センサはラジエータの下流かつ構成部の上流に設置されているので、ラジエータで冷却された直後の低温状態の冷却媒体の温度を測定することができ、また、インバータは温度センサの下流かつ他の構成部の最上流に位置するので、他の構成部からの影響が最小限な状態で温度センサの測定値とインバータの温度とを比較することができる。
本発明によれば、インバータが駆動状態にない場合に故障の判定をおこなうので、インバータの駆動に伴う発熱の影響を受けない状態で温度センサの故障の判定をおこなうことができる。
本発明によれば、循環手段の稼働率が所定値以上の場合に故障の判定をおこなうので、冷却機構において構成部の冷却が正常に行われている状態で温度センサの故障の判定をおこなうことができる。
本発明によれば、ハイブリッド車両の制御電源電圧が所定電圧以上の状態が所定時間以上継続している場合に故障の判定をおこなうので、ハイブリッド車両の各種補機類および各種ECUの動作が安定した状態で温度センサ200の故障の判定をおこなうことができる。
本発明によれば、インバータ温度取得手段が故障している場合には温度センサの故障の判定をおこなわないので、温度センサの故障の判定精度を向上させることができる。
本発明によれば、冷却機構による冷却が不十分となる循環手段の故障時には故障の判定をおこなわないので、温度センサの故障の判定精度を向上させることができる。
本発明によれば、温度センサが故障している場合、その旨を運転者に報知するので、運転者は温度センサの修理等、適切な対応を取ることができ、ハイブリッド車両の安全性を向上させることができる。
図1は、実施の形態にかかる冷却機構故障検知装置10が搭載されたハイブリッド車両30の構成を示す説明図である。
ハイブリッド車両30は、走行用バッテリ308と、内燃機関306と、内燃機関306の回転により発電して走行用バッテリ308を充電するジェネレータ314と、ジェネレータ314を駆動するインバータ(ジェネレータインバータ316A)と、少なくともインバータ(ジェネレータインバータ316A)を冷却媒体により冷却する冷却機構20と、を有している。
本実施の形態では、ハイブリッド車両30は、内燃機関306の他、モータ302,304を備え、これらの動力を用いて走行する。
より詳細には、ハイブリッド車両30の前輪FTを駆動するフロントモータ302と、後輪RTを駆動するリアモータ304とが設けられている。フロントモータ302およびリアモータ304は、走行用バッテリ308に蓄電された電力を用いて駆動する。
走行用バッテリ308への充電は、外部電力の供給、およびジェネレータ314の発電力の供給によって行われる。
外部電力の供給は、ハイブリッド車両30の車体外部に設けられた充電口312を介して外部電力の供給を受けることによっておこなわれる。より詳細には、外部電力の供給をおこなう外部充電器(図示なし)を充電口312に接続し、外部充電器から供給される電力を車載充電器310で整流して制御して走行用バッテリ308に供給する。
また、ジェネレータ314は、内燃機関306の回転を利用して発電をおこない、発電した電力を走行用バッテリ308に供給する。
内燃機関306は、ジェネレータ314の発電に用いられる他、高速走行時に前輪FTを駆動するために用いられる。
また、リアモータ304の駆動は、リアモータコントロールユニット318によって制御されている。
本実施の形態の冷却機構20(図2参照)は、上述した構成部のうち、フロントパワードライブユニット316、車載充電器310、リアモータコントロールユニット318、およびリアモータ304を冷却する。
冷却機構20は、少なくともジェネレータ314を駆動するインバータ(ジェネレータインバータ316A)を含むハイブリッド車両30の構成部を冷却媒体により冷却する。
本実施の形態において冷却機構20で冷却する構成部は、上述のようにフロントパワードライブユニット316(ジェネレータインバータ316Aおよびフロントモータインバータ316B)、車載充電器310、リアモータコントロールユニット318、およびリアモータ304である。
冷却機構20における冷却媒体の流れは、図2の矢印に示す方向である。
本実施の形態では、冷却配管206は、冷却対象となる構成部の近傍に配設されている。
また、本実施の形態では温度センサ200が冷却機構20内に設けられているものとするが、温度センサ200は冷却媒体の温度を測定できればよく、冷却機構20内に設けられていなくてもよい。
また、本実施の形態における冷却媒体は、例えば冷却水(液体)であり、循環手段208は循環手段である。なお、冷却媒体が空気などの気体である場合は、循環手段208はファンなどを用いることができる。
また、本実施の形態では、ラジエータ202と循環手段208との間に冷却媒体を蓄積するコンデンサタンク204を更に備えている。
温度センサ200で測定された冷却媒体の温度は、ハイブリッド車両30のECU10A(Electronic Control Unit)に出力される。
なお、循環手段208の稼働率は、例えば冷却配管206内における冷却媒体の流れの速度によって示される。すなわち、循環手段208の稼働率が高い場合は、冷却媒体の流速が早くなり、循環手段208の稼働率が低い場合は、冷却媒体の流速が遅くなる。
また、ECU10Aは、冷却対象の構成部の1つであるジェネレータインバータ316Aの温度を取得する。より詳細には、ジェネレータインバータ316Aには温度センサ322が設けられており、温度センサ322で測定された温度はフロントパワードライブユニット316からECU10Aに出力される。
温度センサ200とジェネレータインバータ316とは、冷却配管206上の隣り合う位置に設置されている。本実施の形態では、ジェネレータインバータ316は、温度センサ200の下流かつ他の構成部の最上流に位置する。
なお、ECU10Aは、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
これは、上述のようにECU10Aは温度センサ200の測定温度に基づいて循環手段208の稼働状態を制御しており、温度センサ200が故障すると冷却機構20の正常な動作が行えないためである。
なお、本実施の形態で判定する故障は、温度センサ200の天絡や地絡等、温度センサ200から明らかな異常値が出力されるような形態ではなく、測定温度に対して出力される値が正常な値からずれるなどの特性異常が生じている場合を主に対象としている。
冷却機構故障検知装置10は、温度測定値取得手段102と、インバータ温度取得手段104と、故障判定手段106と、報知手段108と、によって構成される。
温度測定値取得手段102は、冷却媒体の温度を測定する温度センサ200の測定値を取得する。より詳細には、温度測定値取得手段102は、温度センサ200から出力される測定値を取得する。
インバータ温度取得手段104は、インバータ(ジェネレータ314を駆動するジェネレータインバータ316A)の温度を取得する。より詳細には、インバータ温度取得手段104は、ジェネレータインバータ316Aに設けられた温度センサ322および温度センサ322の測定値を取得するECU10Aである。
より詳細には、故障判定手段106は、温度センサ200の測定値とジェネレータインバータ316Aの温度との差分の絶対値が所定値以上の場合、温度センサ200が故障していると判定する。
ここで、温度センサ200は、ラジエータ202の下流かつ冷却対象となる構成部の上流、すなわち構成部による発熱の影響が小さい位置に設置されている。また、ジェネレータインバータ316Aは、温度センサ200と冷却配管206上の隣り合う位置に設置されている。すなわち、ジェネレータインバータ316Aは、温度センサ200で測定された温度とほぼ同じ温度の冷却媒体で冷却されている。
このため、温度センサ200の測定値とジェネレータインバータ316Aの温度とは近い値になることが予測され、これらの値の差分の絶対値が大きくなるということは、温度センサ200(またはジェネレータインバータ316Aに設けられた温度センサ322)が故障している可能性が高いと考えられる。
故障判定手段106は、このような関係を利用して温度センサ200の故障の有無を判定する。
故障判定許可条件1:ジェネレータインバータ316Aが駆動状態にない。
故障判定許可条件2:循環手段208の稼働率が所定値以上である。
すなわち、故障判定手段106は、ジェネレータインバータ316Aの駆動状態情報を取得し、ジェネレータインバータ316Aが駆動状態にない場合に故障の判定をおこなう。
また、故障判定手段106は、循環手段208の動作状態情報を取得し、循環手段208の稼働率が所定値以上の場合に故障の判定をおこなう。具体的には、例えば循環手段208がポンプである場合は、単位時間当たりの回転数を循環手段208の稼働率として、単位時間当たりの回転数が所定値以上の場合に循環手段208の稼働率が所定値以上と判定することができる。また、例えば冷却配管206内の冷却媒体の流速を循環手段208の稼働率として、冷却媒体の流速が所定値以上の場合に循環手段208の稼働率が所定値以上と判定することができる。
ジェネレータインバータ316Aが駆動状態にある時とは、ジェネレータ314が駆動状態にある時である。具体的には、例えば走行用バッテリ308の電池残量が低下した場合、内燃機関306を発電用に駆動させてジェネレータ314により発電をおこない、バッテリ308に充電する。また、ハイブリッド車両30の高速走行時に内燃機関306の駆動力を主体に走行する場合にもジェネレータ314が駆動する。
また、上記故障判定許可条件2を判定するのは、循環手段208の稼働率が所定稼働率未満である場合には熱源となる構成部からの放熱がされにくく、温度センサ322で測定される温度が所定温度以内まで減衰するまでに時間を要し、正確な故障判定が行えない可能性があるためである。一方、循環手段208が所定稼働率以上で稼働している場合には熱源となる構成部から適正な放熱がなされ、所定時間内に温度センサ322で測定される温度が所定温度以内まで減衰させることが可能となり、比較的正確な故障判定を行える。
故障判定許可条件3:ハイブリッド車両30の制御電源電圧が所定電圧以上の状態が所定時間以上継続している。
故障判定許可条件4:温度センサ322によりジェネレータインバータ316Aの温度情報が正常に取得されている(インバータ温度取得手段である温度センサ322が故障していない)。
故障判定許可条件5:循環手段208が故障していない。
また、故障判定手段106は、温度センサ322によりジェネレータインバータ316Aの温度情報が正常に取得されている場合に故障の判定をおこなう。
また、故障判定手段106は、循環手段208の稼働状態情報を取得し、循環手段208が故障している場合には故障の判定をおこなわない。
上記故障判定許可条件4を判定するのは、温度センサ322によりジェネレータインバータ316Aの温度情報が正常に取得されていない場合には、故障判定に用いる温度センサ322の測定値が不正確となったり、当該測定値を温度センサ200の測定値との比較に用いることができず、正確な故障判定を行えない可能性があるためである。ここで、温度センサ322によりジェネレータインバータ316Aの温度情報が正常に取得されているとは、温度センサ322が故障しておらず、かつ温度センサ322が取得したジェネレータインバータ316Aの温度情報をECU10Aが正常に受信していることである。
上記故障判定許可条件5を判定するのは、循環手段208の故障時には構成部からの放熱が適正に行われず、正確な故障判定が行えない可能性があるためである。
報知手段108は、例えばハイブリッド車両30のモニタ(図示なし)上に温度センサ200の故障を示すアイコンやメッセージを表示させたり、音声により故障を示すメッセージを出力したりする。
図4のフローチャートにおいて、冷却機構故障検知装置10は、まず、故障判定手段106によって、故障判定許可条件が成立しているか否かを判断する(ステップS400)。
ステップS400の詳細な処理は、図5を用いて説明する。
故障判定許可条件が成立している場合には(ステップS400:Yes)、故障判定許可条件が成立している状態が所定時間T1以上継続しているか否かを判断する(ステップS402)。
故障判定許可条件が成立していない場合や(ステップS400:No)、故障判定許可条件が成立している状態が所定時間T1以上継続しない場合には(ステップS402:No)、ステップS400に戻り、以降の処理をくり返す。
つぎに、故障判定手段106によって、温度センサ200の測定値とジェネレータインバータ316Aの温度との差分の絶対値が所定値以上か否かを判断する(ステップS406)。
継続時間がT2未満の場合は(ステップS408:No)、ステップS400に戻り、以降の処理をくり返す。
そして、継続時間がT2以上となると(ステップS408:Yes)、故障判定手段106は、温度センサ200が故障していると判定し(ステップS410)、報知手段108は、温度センサ200の故障を報知して(ステップS412)、本フローチャートの処理を終了する。
継続時間がT3未満の場合は(ステップS414:No)、ステップS400に戻り、以降の処理をくり返す。
そして、継続時間がT3以上となると(ステップS414:Yes)、故障判定手段106は、温度センサ200は正常であると判定して(ステップS416)、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図5のフローチャートに先立って、温度センサ200の天絡または地絡が生じているか否かを判定し、天絡または地絡が生じている場合は即座に温度センサ200が故障していると判定してもよい。
また、図5の各ステップは順番を入れ替えてもよい。
図5のフローチャートにおいて、故障判定手段106は、まず、ハイブリッド車両30の制御電源電圧が所定電圧以上の状態が所定時間以上継続しているか否かを判断する(ステップS500)。
所定電圧以上の状態が所定時間以上継続している場合(ステップS500:Yes)、故障判定手段106は、ジェネレータインバータ316Aの温度センサ322が正常か否かを判断する(ステップS502)。
ジェネレータインバータ316Aの温度センサ322が正常の場合(ステップS502:Yes)、故障判定手段106は、循環手段208が正常に稼働しているか否かを判断する(ステップS504)。
故障判定手段106は、循環手段208が正常に稼働している場合(ステップS504:Yes)、故障判定手段106は、故障判定手段106は、循環手段208の稼働率が所定値以上か否かを判断する(ステップS506)。
循環手段208の稼働率が所定値以上の場合(ステップS506:Yes)、ジェネレータインバータ316Aが駆動状態にないか否かを判断する(ステップS508)。
ジェネレータインバータ316Aが駆動状態にない場合(ステップS508:Yes)、故障判定手段106は、故障判定許可条件が成立したと判定して(ステップS510)、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS500において、所定電圧以上の状態が所定時間以上継続していない場合(ステップS500:No)、またはステップS502において、ジェネレータンバータ316Aの温度センサ322が故障の場合(ステップS502:No)、またはステップS504において、循環手段208が正常に稼働していない場合(ステップS504:No)、またはステップS506において、循環手段208の稼働率が所定値未満の場合(ステップS506:No)、またはステップS508において、ジェネレータインバータ316Aが駆動状態にある場合は(ステップS508:No)、故障判定許可条件が成立しないと判定して(ステップS512)、本フローチャートによる処理を終了する。
また、冷却機構故障検知装置10は、温度センサ200とジェネレータインバータ316Aとは、冷却配管206上の隣り合う位置に設置されているので、温度センサ200で温度を測定された直後の冷却媒体がジェネレータインバータ316Aに供給され、温度センサ200の測定値とジェネレータインバータ316Aの温度との差分をより小さくすることができる。
また、冷却機構故障検知装置10は、温度センサ200はラジエータ202の下流かつ構成部の上流に設置されているので、ラジエータ202で冷却された直後の低温状態の冷却媒体の温度を測定することができ、また、ジェネレータインバータ316Aは温度センサ200の下流かつ他の構成部の最上流に位置するので、他の構成部からの影響が最小限な状態で温度センサ200の測定値とジェネレータインバータ316Aの温度とを比較することができる。
また、冷却機構故障検知装置10は、循環手段208の稼働率が所定値以上の場合に故障の判定をおこなうので、冷却機構20において構成部の冷却が正常に行われている状態で温度センサ200の故障の判定をおこなうことができる。
また、冷却機構故障検知装置10は、ハイブリッド車両30の制御電源電圧が所定電圧以上の状態が所定時間以上継続している場合に故障の判定をおこなうので、ハイブリッド車両30の各種補機類および各種ECUの動作が安定した状態で温度センサ200の故障の判定をおこなうことができる。
また、冷却機構故障検知装置10は、ジェネレータインバータ316Aの温度センサ322が故障しているタイミングでは故障の判定をおこなわないので、温度センサ200の故障の判定精度を向上させることができる。
また、冷却機構故障検知装置10は、冷却機構20による冷却が不十分となる循環手段208の故障時には故障の判定をおこなわないので、温度センサ200の故障の判定精度を向上させることができる。
また、冷却機構故障検知装置10は、温度センサ200が故障している場合、その旨を運転者に報知するので、運転者は温度センサ200の修理等、適切な対応を取ることができ、ハイブリッド車両30の安全性を向上させることができる。
Claims (8)
- 走行用バッテリと、前記走行用バッテリに蓄電された電力を用いて駆動するモータと、前記モータを駆動する第1のインバータと、内燃機関と、前記内燃機関の回転により発電して前記走行用バッテリを充電するジェネレータと、前記ジェネレータを駆動する第2のインバータと、少なくとも前記第1のインバータおよび前記第2のインバータを冷却媒体により冷却する冷却機構と、を有したハイブリッド車両の冷却機構故障検知装置であって、
前記冷却媒体の温度を測定する温度センサの測定値を取得する温度測定値取得手段と、
前記第2のインバータの温度を取得するインバータ温度取得手段と、
前記温度センサの測定値と前記第2のインバータの温度とに基づいて、前記温度センサが故障しているか否かを判定する故障判定手段と、を備え、
前記故障判定手段は、前記第2のインバータの駆動状態情報を取得し、前記第2のインバータが駆動状態にない場合に前記故障の判定をおこない、前記温度センサの測定値と前記第2のインバータの温度との差分の絶対値が所定値以上の場合、前記温度センサが故障していると判定し、前記第2のインバータが駆動状態にある場合は前記故障の判定をおこなわない、
ことを特徴とする冷却機構故障検知装置。 - 前記冷却機構は、前記冷却媒体を冷却するラジエータと、前記ラジエータを始点および終点とし前記冷却媒体が充填された冷却配管と、前記冷却媒体を前記冷却配管内で循環させる循環手段と、を備え、
前記温度センサと前記第2のインバータとは、前記冷却配管上の隣り合う位置に設置されている、
ことを特徴とする請求項1記載の冷却機構故障検知装置。 - 前記温度センサは、前記ラジエータの下流かつ前記冷却機構の冷却対象となる構成部の上流に設置され、
前記第2のインバータは、前記温度センサの下流かつ他の構成部の最上流に位置する、
ことを特徴とする請求項2記載の冷却機構故障検知装置。 - 前記故障判定手段は、
前記循環手段の稼働状態情報を取得し、前記循環手段の稼働率が所定値以上の場合に前記故障の判定をおこなう、
ことを特徴とする請求項2または3記載の冷却機構故障検知装置。 - 前記故障判定手段は、
前記循環手段の稼働状態情報を取得し、前記循環手段が故障している場合には前記故障の判定をおこなわない、
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の冷却機構故障検知装置。 - 前記故障判定手段は、前記ハイブリッド車両の制御電源電圧が所定電圧以上の状態が所定時間以上継続している場合に前記故障の判定をおこなう、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の冷却機構故障検知装置。 - 前記故障判定手段は、前記インバータ温度取得手段が故障している場合は前記故障の判定をおこなわない、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の冷却機構故障検知装置。 - 前記故障判定手段によって前記温度センサが故障していると判定された場合、当該温度センサの故障を前記ハイブリッド車両の運転者に報知する報知手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の冷却機構故障検知装置。
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