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JP6448248B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置に関するものである。
照明器具に光源ユニットを着脱自在に取り付ける技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−78511号公報
従来技術では、照明器具の内部に収納される光源ユニットが、照明器具の底面部の開口端縁に隙間が生じないように重なると、光源ユニットが取り外し難くなるという課題があった。
本発明は、例えば、光源ユニットを照明器具から容易に取り外せるようにすることを目的とする。
本発明の一の態様に係る照明装置は、
照明器具と、
前記照明器具に着脱自在に取り付けられ、前記照明器具に対向する面に長さ方向に延びる段差面が設けられた光源ユニットと、
前記光源ユニットを前記照明器具に連結し、弾性力によって前記光源ユニットを前記照明器具に固定する取付バネと
を備え、
前記光源ユニットの段差面に道具又は手指が引っ掛けられて前記光源ユニットが前記照明器具から引き離されることで、前記取付バネに対して前記弾性力の向きと逆向きに力が加わり、前記取付バネによる前記光源ユニットと前記照明器具との連結が解除されて、前記光源ユニットが前記照明器具から取り外される。
本発明では、光源ユニットを照明器具から取り外す際に道具又は手指を引っ掛けるための段差面が光源ユニットの長さ方向に沿って設けられている。このため、本発明によれば、光源ユニットを照明器具から容易に取り外すことが可能となる。
実施の形態1に係る照明装置の斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の正面図。 実施の形態1に係る照明装置の平面図。 実施の形態1に係る照明装置の側面図。 実施の形態1に係る照明装置の底面図。 実施の形態1に係る照明装置のA−A断面図。 実施の形態1に係る照明装置のB−B断面図。 実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットを照明器具から引き離した状態を示す正面図。 実施の形態1に係る照明装置の取付バネによる光源ユニットと照明器具との連結を解除する様子を示す部分斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットを照明器具から引き離す際に道具を用いる様子を示す部分斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットを照明器具から引き離す際に道具を用いる様子を示す部分斜視図。 実施の形態2に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態3に係る照明装置の分解斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった配置や向き等は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。装置、器具、部品等の構成について、その材質、形状、大きさ等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、本実施の形態に係る照明装置10の斜視図である。
図1及び図2に示すように、照明装置10は、照明器具20と、光源ユニット30とを備える。照明器具20は、一面が開口する箱状をなす。光源ユニット30は、照明器具20の内部に着脱自在に取り付けられる。
照明装置10は、天井に設置して使用される。よって、光源ユニット30が照明器具20に取り付けられる際には、光源ユニット30が押し上げられる(即ち、上方向に押し付けられる)。一方、光源ユニット30が照明器具20から取り外される際には、光源ユニット30が引き下ろされる(即ち、下方向に引き離される)。
なお、照明装置10は、天井以外の場所に設置されてもよい。照明器具20と光源ユニット30との位置関係は、前者が上で、後者が下であってもよいし、両者が左右に位置するような関係であってもよいし、互いに斜めに位置するような関係であってもよい。
図3は、照明装置10の分解斜視図である。
図3に示すように、照明器具20は、器具本体21と、光源ユニット支持部24とを備える。器具本体21は、断面が凸形状をなす。光源ユニット支持部24は、器具本体21に取り付けられ、光源ユニット30に当接する。
図4は、照明装置10の正面図である。図5は、照明装置10の平面図である。図6は、照明装置10の側面図である。図7は、照明装置10の底面図である。図8は、照明装置10のA−A断面図である。図9は、照明装置10のB−B断面図である。図10は、照明装置10の光源ユニット30を照明器具20から引き離した状態を示す正面図である。
図4から図10に示すように、器具本体21は、収容凹部41と、水平面部42と、垂直面部43と、端板44を備える。収容凹部41は、開口が形成され、当該開口を通して光源ユニット30の一部を収容する。収容凹部41は、照明器具20の長手方向(長さ方向)に離れて二箇所に取付バネ45が取り付けられる。取付バネ45は、光源ユニット30を照明器具20に連結し、弾性力によって光源ユニット30を照明器具20に固定する。水平面部42は、照明器具20の短手方向(幅方向)における収容凹部41の開口の両端縁から水平方向に沿って外側に延びる。垂直面部43は、照明器具20の短手方向(幅方向)における水平面部42の両端から垂直方向に沿って延びる。端板44は、照明器具20の長手方向(長さ方向)における収容凹部41及び水平面部42及び垂直面部43の両端に接するように取り付けられる。
垂直面部43及び端板44は、器具本体21の開口部分の外周につば部46を有する。垂直面部43及び端板44のつば部46は、器具本体21が天井の埋め込み穴に取り付けられる際に天井材に当接し、埋め込み穴と器具本体21との間の隙間を隠す。これにより、意匠性を高めることができる。
図8及び図9に示すように、照明器具20は、さらに、電源端子台22を備える。電源端子台22は、器具本体21の収容凹部41に取り付けられる。電源端子台22には、電線を介して電源端子台コネクタ(図示していない)が接続される。
図9に示すように、光源ユニット支持部24は、支持取付部51と、突出片52とを備える。支持取付部51は、垂直方向に延びる収容凹部41の内壁面に接するように取り付けられる。突出片52は、水平面部42よりも下方に突出し、水平面部42側に傾斜するように、支持取付部51と一体に形成される。
図7から図10に示すように、光源ユニット30は、光源部31と、電源装置32とを備える。光源部31は、長尺状である。電源装置32は、光源部31に取り付けられる。
図8から図10に示すように、光源部31は、LEDモジュール(図示していない)と、取付部材61と、光透過性カバー62と、係合部63とを備える。LEDモジュールは、複数のLEDと、これら複数のLEDが実装された基板とからなる。取付部材61には、LEDモジュールが取り付けられる。光透過性カバー62は、取付部材61に取り付けられ、LEDモジュールを覆うとともに、複数のLEDが発する光を透過する。係合部63は、取付部材61の二箇所に、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)に離れて取り付けられる。係合部63の位置は、取付バネ45の位置に1対1で対応する。係合部63は、光源ユニット30が照明器具20に取り付けられる際に、対応する取付バネ45と係合する。
取付部材61は、LEDモジュールが裏面に取り付けられる長方形状の板であるが、その短手方向の両端部が折り曲げられている。
光透過性カバー62は、外郭が蒲鉾形状をなし、内部が中空状となっている。光透過性カバー62は、取付部材61の折り曲げられた両端部と係り合って取付部材61に取り付けられる。
係合部63の詳細については後述する。
図8及び図10に示すように、電源装置32は、光源部31の取付部材61のLEDモジュールが実装される面(即ち、取付部材61の裏面)の逆側の面(即ち、取付部材61の表面)に取り付けられる。電源装置32は、前述した電源端子台コネクタと接続される電源装置コネクタ(図示していない)を備える。電源装置32は、電線を介してLEDモジュールに電気的に接続される。電源装置32は、電源端子台22から電源端子台コネクタ及び電源装置コネクタを介して入力される電力(例えば、商用電力)を所望の電力(例えば、直流電力)に変換してLEDモジュールに供給し、複数のLEDを点灯させる。
図11は、照明装置10の取付バネ45による光源ユニット30と照明器具20との連結を解除する様子を示す部分斜視図である。
図11に示すように、係合部63は、断面がL字形状をなし、固定部64と、挿入部65とを備える。固定部64は、取付部材61の裏面に固定される。挿入部65には、取付バネ45を挿入するための四角形状の貫通孔66が形成される。この貫通孔66に取付バネ45が挿入されることにより、光源ユニット30が照明器具20に装着される。光源ユニット30が照明器具20から引き離され、図10に示したような状態において、貫通孔66から取付バネ45が抜かれると、光源ユニット30と照明器具20との連結が解除される。
以下では、天井に設置された照明器具20に、作業者が光源ユニット30を取り付ける手順を説明する。
取付バネ45は、長手方向の一端が根元に相当し、長手方向の他端が先端に相当する。取付バネ45の根元は、ネジ等により照明器具20の収容凹部41の内側上面に固定されている。取付バネ45は、先端が照明器具20の収容凹部41の内側上面に当たる方向に弾性力を発揮する。そのため、光源ユニット30が照明器具20から完全に分離した状態では、取付バネ45の先端が、照明器具20の収容凹部41の内側上面に当たり、収容凹部41を押圧する。このとき、取付バネ45は、下方(重力方向)にたわむように湾曲している。
上記のように光源ユニット30が照明器具20から完全に分離した状態から、まず、作業者は、取付バネ45に対して弾性力に抗する力を加えることで、取付バネ45を垂直状態になるように弾性変形させる。垂直状態とは、取付バネ45の先端が収容凹部41から離れて長手方向の根元の真下付近に位置する状態のことである。この状態では、取付バネ45が垂直方向に延びて真っ直ぐに近い状態となる。作業者は、取付バネ45を垂直状態にする過程或いはその後で、取付バネ45の先端を係合部63の貫通孔66に挿入する。これにより、照明装置10は、図10に示した状態となる。取付バネ45の先端は、屈曲しており、この屈曲した部分は、係合部63の貫通孔66の周縁に引っ掛かるようになっている。そのため、図10に示した状態では、光源ユニット30が照明器具20から吊り下がる。このとき、取付バネ45は、照明器具20の長手方向(長さ方向)の両端に近い位置に1個ずつ配置されており、光源ユニット30を照明器具20に対して略平行な状態で保持する。よって、作業者は、光源ユニット30を手で支える必要がなく、例えば、照明装置10の施工時には、電源端子台コネクタと電源装置コネクタとを接続する作業等を容易に行うことができる。
次に、作業者は、光源ユニット30を持ち上げる。このとき、取付バネ45は、弾性力によって係合部63の貫通孔66の周縁に対して摺動し、根元に近い部分まで貫通孔66に徐々に挿入されていく。そして、取付バネ45は、最終的に元の状態に戻る。元の状態では、取付バネ45の先端が、照明器具20の収容凹部41の内側上面に当たり、収容凹部41を押圧する。このとき、取付バネ45は、図8に示したように、下方(重力方向)にたわむように湾曲している。取付バネ45は、光源ユニット30を保持できる程度の弾性力を有する。よって、光源ユニット30は、照明器具20に固定された状態となる。この状態において、光源ユニット30の一部(電源装置32等)は、照明器具20の収容凹部41に収納されるが、光透過性カバー62等、その他の部分は、収容凹部41より下方に露出する。照明器具20の光源ユニット支持部24の突出片52は、先端部分が、その光透過性カバー62(取付部材61でもよい)に接触する。そのため、光透過性カバー62は、照明器具20の水平面部42とは、光源ユニット30の取付方向(上下方向)に対して、突出片52の長さだけ離れる。即ち、光透過性カバー62と照明器具20の水平面部42との間には、隙間が空く。
以下では、照明器具20から、作業者が光源ユニット30を取り外す手順を説明する。
光源ユニット30を取り外す手順は、光源ユニット30を取り付ける手順の逆である。
前述したように、光源ユニット30が照明器具20に取り付けられた状態では、取付バネ45の先端が、照明器具20の収容凹部41の内側上面に当たり、収容凹部41を押圧する。このとき、取付バネ45は、下方(重力方向)にたわむように湾曲している。
まず、作業者は、光源ユニット30を引き下げる。このとき、取付バネ45は、弾性力によって係合部63の貫通孔66の周縁に対して摺動し、根元に近い部分から徐々に貫通孔66を抜け出していく。そして、取付バネ45は、最終的に、図10に示したような垂直状態となる。
次に、作業者は、取付バネ45の先端を係合部63の貫通孔66から抜き出す。これにより、取付バネ45は、弾性力によって元の状態に戻る。電源端子台コネクタと電源装置コネクタとの接続を解除すれば、光源ユニット30を照明器具20から完全に分離させることができる。
図12及び図13は、照明装置10の光源ユニット30を照明器具20から引き離す際に道具71を用いる様子を示す部分斜視図である。
本実施の形態では、照明器具20の光源ユニット支持部24(特に、突出片52)が、収容凹部41の開口から突出して光源ユニット30の光透過性カバー62の上面に当たることで、収容凹部41の開口の周縁と光透過性カバー62の上面との間に、前述した隙間を空けている。そのため、作業者は、光源ユニット30を取り外す際に、光源ユニット30の短手方向(幅方向)における光透過性カバー62の一端又は両端の上側の角部を手指で掴んで光源ユニット30を引き下げることができる。即ち、本実施の形態では、照明器具20の水平面部42と光透過性カバー62の上面との間に突出片52の長さ分の距離が保たれているので、照明器具20の垂直面部43と光透過性カバー62との間の距離を短くしても、光源ユニット30の短手方向(幅方向)における光透過性カバー62の両端を指の腹で摘むことができる。しかし、それでも光源ユニット30を引き下げにくい場合、作業者は、図12及び図13に示すように、道具71を用いて光源ユニット30を引き下げてもよい。
例えば、まず、作業者は、図12に示すように、先端が屈曲した棒状の道具71(例えば、六角レンチ)を、照明器具20の一方の端板44と、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)の一端との間に挿し込み、道具71の先端を光透過性カバー62の上面に引っ掛ける。次に、作業者は、図13に示すように、道具71を下方に引っ張って光源ユニット30を引き下げる。これにより、光源ユニット30を容易に引き下げることができる。
本実施の形態では、照明器具20の器具本体21と光源ユニット30との間に光源ユニット支持部24を設けているので、器具本体21の開口幅が狭くても、光源ユニット30を容易に外すことができる。そのため、天井面から見える照明器具20の大きさを小さくすることができる。また、光源ユニット30と照明器具20の垂直面部43との距離を短くすることができるので、光源ユニット30を器具本体21の奥まった位置に取り付けなくても、所望の遮光角を得られる。よって、器具本体21の高さを低くすることができる。
なお、本実施の形態では、取付バネ45が照明器具20の長手方向(長さ方向)の二箇所に設置されているが、取付バネ45は、照明器具20の長手方向(長さ方向)の少なくとも一箇所に設置されていればよい。また、取付バネ45は、照明器具20に設置される代わりに、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)の少なくとも一箇所に設置されてもよい。その場合、係合部63は、照明器具20に設置されることになる。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図14は、本実施の形態に係る照明装置10の分解斜視図である。
図14に示すように、照明装置10は、実施の形態1と同様に、照明器具20と、光源ユニット30とを備えるが、本実施の形態では、照明器具20の光源ユニット支持部24の構成が、図3に示した実施の形態1のものと異なる。
光源ユニット30の光透過性カバー62よりも上の部分と光透過性カバー62との間には、段差ができている。段差は、光源ユニット30の短手方向(幅方向)における両端に存在している。即ち、光源ユニット30は、短手方向(幅方向)における両端に、照明器具20に対向する段差面が設けられている。この段差面は、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)の全体に延びている。なお、段差面が光源ユニット30の短手方向(幅方向)における少なくとも一端に設けられていれば、本実施の形態を適用することができる。
照明器具20の光源ユニット支持部24は、実施の形態1のものと同様に、照明器具20の収容凹部41の開口から突出する部分が、照明器具20の長手方向(長さ方向)に板状に延びている。本実施の形態では、光源ユニット支持部24に切り欠き81が設けられている。
ここで、光源ユニット30の段差面において、道具71又は手指を引っ掛けるための領域を第1領域、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)で第1領域に隣接する領域を第2領域とする。このとき、光源ユニット支持部24の切り欠き81は、光源ユニット30の段差面の第1領域に対応する位置に設けられる。この位置に切り欠き81が設けられることで、光源ユニット支持部24が光源ユニット30の段差面の第1領域に当たらないようにすることができる。即ち、光源ユニット支持部24は、収容凹部41の開口から突出して光源ユニット30の段差面に当たることで、収容凹部41の開口の周縁(水平面部42)と光源ユニット30の段差面との間に隙間を空けるが、その隙間に道具71又は手指を挿し込もうとしても、光源ユニット支持部24が存在していると、実際には道具71又は手指を挿し込めないか、或いは、挿し込み難くなってしまう。そこで、本実施の形態では、光源ユニット支持部24が光源ユニット30の段差面の第2領域のみに当たるようにして、水平面部42と光源ユニット30の段差面の第1領域との間の隙間には光源ユニット支持部24がほとんど存在しない(切り欠き81の部分が存在する)ようにしている。したがって、本実施の形態によれば、水平面部42と光源ユニット30の段差面の第1領域との間の隙間に道具71又は手指を容易に挿し込むことができる。
作業者は、光源ユニット30を取り外す際に、光源ユニット30の段差面に道具71又は手指を引っ掛けて光源ユニット30を照明器具20から引き離す。このとき、作業者は、光源ユニット30の段差面で、光源ユニット支持部24が当たっていない第1領域(切り欠き81がある位置)に道具71又は手指を容易に引っ掛けることができる。
光源ユニット30を照明器具20から引き離されると、実施の形態1と同様に、取付バネ45に対して弾性力の向きと逆向きに力が加わり、取付バネ45による光源ユニット30と照明器具20との連結が解除される。これにより、光源ユニット30が照明器具20から取り外される。
光源ユニット支持部24の切り欠き81は、照明器具20の長手方向(長さ方向)における、取付バネ45が設置された箇所と同じ位置に設けられることが望ましい。これは、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)において、取付バネ45が設置された箇所に対応する位置に道具71又は手指を引っ掛けて光源ユニット30を引き下ろすのが効率的だからである。よって、取付バネ45が、照明器具20に設置される代わりに、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)の少なくとも一箇所に設置される場合にも、光源ユニット支持部24の切り欠き81は、照明器具20の長手方向(長さ方向)における、光源ユニット30の取付バネ45が設置された箇所に対応する位置に設けられることが望ましい。
本実施の形態では、光源ユニット30の短手方向(幅方向)における少なくとも一端に設けられた段差面に道具71又は手指を引っ掛けることが容易であるため、実施の形態1における、器具本体21の開口幅が狭くても、光源ユニット30を容易に外すことができるという効果が一層高まる。
なお、本実施の形態では、光源ユニット支持部24の切り欠き81が四箇所に設けられているが、切り欠き81の数は適宜変更することができる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図15は、本実施の形態に係る照明装置10の分解斜視図である。
図15に示すように、照明装置10は、実施の形態1と同様に、照明器具20と、光源ユニット30とを備えるが、本実施の形態では、光源ユニット30の光透過性カバー62の構成が、図3に示した実施の形態1のものと異なる。
光源ユニット30の光透過性カバー62よりも上の部分と光透過性カバー62との間には、段差ができている。段差は、光源ユニット30の短手方向(幅方向)における両端に存在している。即ち、光源ユニット30は、短手方向(幅方向)における両端に、照明器具20に対向する段差面が設けられている。この段差面は、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)の全体に延びている。なお、段差面が光源ユニット30の短手方向(幅方向)における少なくとも一端に設けられていれば、本実施の形態を適用することができる。
光源ユニット30の段差面には、道具71又は手指を引っ掛けるための窪み82が形成されている。
照明器具20の光源ユニット支持部24は、実施の形態1のものと同様に、照明器具20の収容凹部41の開口から突出する部分が、照明器具20の長手方向(長さ方向)に板状に延びている。光源ユニット支持部24は、収容凹部41の開口から突出して光源ユニット30の段差面に当たることで、収容凹部41の開口の周縁(水平面部42)と光源ユニット30の段差面との間に隙間を空けるが、その隙間に道具71又は手指を挿し込もうとしても、光源ユニット支持部24が存在していると、実際には道具71又は手指を挿し込めないか、或いは、挿し込み難くなってしまう。そこで、本実施の形態では、光源ユニット支持部24が光源ユニット30の段差面の一部に当たらないように、光源ユニット30の段差面に窪み82を形成している。したがって、本実施の形態によれば、光源ユニット30の段差面の窪み82に道具71又は手指を容易に挿し込むことができる。
作業者は、光源ユニット30を取り外す際に、光源ユニット30の段差面に道具71又は手指を引っ掛けて光源ユニット30を照明器具20から引き離す。このとき、作業者は、光源ユニット30の段差面で、光源ユニット支持部24が当たっていない窪み82に道具71又は手指を容易に引っ掛けることができる。
光源ユニット30を照明器具20から引き離されると、実施の形態1と同様に、取付バネ45に対して弾性力の向きと逆向きに力が加わり、取付バネ45による光源ユニット30と照明器具20との連結が解除される。これにより、光源ユニット30が照明器具20から取り外される。
光源ユニット30の段差面の窪み82は、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)における、取付バネ45が設置された箇所に対応する位置に設けられることが望ましい。これは、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)において、取付バネ45が設置された箇所に対応する位置に道具71又は手指を引っ掛けて光源ユニット30を引き下ろすのが効率的だからである。よって、取付バネ45が、照明器具20に設置される代わりに、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)の少なくとも一箇所に設置される場合にも、光源ユニット30の段差面の窪み82は、光源ユニット30の長手方向(長さ方向)における、光源ユニット30の取付バネ45が設置された箇所と同じ位置に設けられることが望ましい。
本実施の形態では、光源ユニット30の短手方向(幅方向)における少なくとも一端に設けられた段差面に道具71又は手指を引っ掛けることが容易であるため、実施の形態1における、器具本体21の開口幅が狭くても、光源ユニット30を容易に外すことができるという効果が一層高まる。
なお、本実施の形態では、光源ユニット30の段差面の窪み82が四箇所に形成されているが、窪み82の数は適宜変更することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、いくつかを組み合わせて実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施しても構わない。例えば、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組み合わせを採用してもよい。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 照明装置、20 照明器具、21 器具本体、22 電源端子台、24 光源ユニット支持部、30 光源ユニット、31 光源部、32 電源装置、41 収容凹部、42 水平面部、43 垂直面部、44 端板、45 取付バネ、46 つば部、51 支持取付部、52 突出片、61 取付部材、62 光透過性カバー、63 係合部、64 固定部、65 挿入部、66 貫通孔、71 道具、81 切り欠き、82 窪み。

Claims (8)

  1. 照明器具と、
    前記照明器具に着脱自在に取り付けられ、幅方向における少なくとも一端に、前記照明器具に対向する段差面が設けられた光源ユニットと、
    前記光源ユニットを前記照明器具に連結し、弾性力によって前記光源ユニットを前記照明器具に固定する取付バネと
    を備え、
    前記光源ユニットの段差面に道具又は手指が引っ掛けられて前記光源ユニットが前記照明器具から引き離されることで、前記取付バネに対して前記弾性力の向きと逆向きに力が加わり、前記取付バネによる前記光源ユニットと前記照明器具との連結が解除されて、前記光源ユニットが前記照明器具から取り外され
    前記光源ユニットの段差面は、道具又は手指を引っ掛けるための第1領域と、前記光源ユニットの長さ方向で前記第1領域に隣接する第2領域とからなり、
    前記照明器具は、開口が形成され、当該開口を通して前記光源ユニットの一部を収容する収容凹部と、前記収容凹部の内壁面に接するように取り付けられ、一部が前記収容凹部の開口から突出して前記光源ユニットの段差面の第2領域に当たることで、前記収容凹部の開口の周縁と前記光源ユニットの段差面との間に隙間を空ける光源ユニット支持部とを有し、
    前記光源ユニット支持部は、前記収容凹部の開口から突出する部分が、前記照明器具の長さ方向に板状に延び、前記光源ユニットの段差面の第1領域に対応する位置に切り欠きが設けられたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記取付バネは、前記照明器具の長さ方向の少なくとも一箇所に設置され、
    前記光源ユニット支持部の切り欠きは、前記照明器具の長さ方向における、前記照明器具の前記取付バネが設置された箇所と同じ位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記取付バネは、前記光源ユニットの長さ方向の少なくとも一箇所に設置され、
    前記光源ユニット支持部の切り欠きは、前記照明器具の長さ方向における、前記光源ユニットの前記取付バネが設置された箇所に対応する位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 照明器具と、
    前記照明器具に着脱自在に取り付けられ、幅方向における少なくとも一端に、前記照明器具に対向する段差面が設けられた光源ユニットと、
    前記光源ユニットを前記照明器具に連結し、弾性力によって前記光源ユニットを前記照明器具に固定する取付バネと
    を備え、
    前記光源ユニットの段差面に道具又は手指が引っ掛けられて前記光源ユニットが前記照明器具から引き離されることで、前記取付バネに対して前記弾性力の向きと逆向きに力が加わり、前記取付バネによる前記光源ユニットと前記照明器具との連結が解除されて、前記光源ユニットが前記照明器具から取り外され
    前記光源ユニットの段差面には、道具又は手指を引っ掛けるための窪みが形成されたことを特徴とする照明装置。
  5. 前記取付バネは、前記照明器具の長さ方向の少なくとも一箇所に設置され、
    前記光源ユニットの段差面の窪みは、前記光源ユニットの長さ方向における、前記照明器具の前記取付バネが設置された箇所に対応する位置に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記取付バネは、前記光源ユニットの長さ方向の少なくとも一箇所に設置され、
    前記光源ユニットの段差面の窪みは、前記光源ユニットの長さ方向における、前記光源ユニットの前記取付バネが設置された箇所と同じ位置に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  7. 前記光源ユニットの段差面は、前記光源ユニットの幅方向における両端に設けられたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記光源ユニットは、光源と、前記光源からの光を透過するカバーとを有し、
    前記光源ユニットの段差面は、前記カバーに設けられたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
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