JP6325363B2 - 医療用超音波伝達用具 - Google Patents
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Description
超音波探触子と対象部位との間の音響結合に用いられ、前記超音波探触子とは独立して用いられる医療用超音波伝達用具であって、
液状の超音波伝達媒体と、
前記超音波伝達媒体が封入され、前記超音波探触子と前記対象部位との間に配置される密閉体と、を有し、
前記密閉体のうち前記対象部位に接触する面を含む第1表面は、前記対象部位の形状に合わせて変形可能な可撓性膜からなり、
前記密閉体のうち前記超音波探触子と接触する面を含む第2表面は、前記第1表面よりも硬い硬性部材により構成されている、
医療用超音波伝達用具。
前記超音波探触子の形状は特に限定されず、コンベックス、リニア、セクタなど、どのタイプでも構わない。
前記対象部位は、超音波を照射可能な部位ならば特に限定されないが、複雑な形状を有し、超音波探触子を当てにくい手指、足指、関節などに好適に用いられ得る。
前記「超音波探触子とは独立して用いられる」とは、超音波探触子へのアタッチメント機構などを有せず、どのようなメーカーのどのようなタイプの超音波探触子にも用いることができることを意味している。
前記可撓性膜は、超音波伝達媒体を密閉可能で、対象部位の形状に合わせて変形可能なものであり、且つ超音波を伝達可能であれば、材質や厚さは特に限定されない。好適には、ポリウレタン系薄膜やゴム系薄膜などが用いられ得る。
前記第2表面に用いられる硬性部材は、前記可撓性膜よりも剛性が高く、超音波が伝達可能なものであれば何でも構わない。前記可撓性膜と同じ材料で厚さを大きくしても良いし、前記可撓性膜よりも剛性の高い材料を用いても良い。好適には、プラスチックやゴムなどの樹脂製のものが用いられ得る。
また、本発明の医療用超音波伝達用具は、対象部位に接触する部分が形状に合わせて変形可能な可撓性膜であるため、手指のような複雑な形状にも可撓性膜を変形させることが可能であり、従来では不可能だった部位にも適用可能である。全ての表面が薄い可撓性膜であると形状が安定しないため、超音波探触子と接触する面を含む第2表面を可撓性膜よりも硬い硬性部材により構成することで、形状を安定させている。
前記可撓性膜の表面に粘着層が設けられている。
可撓性膜の表面に粘着層を設けることで、対象部位と可撓性膜とを接着させることができる。手指などの複雑な形状部位では、可撓性膜の変形だけでは可撓性膜と対象部位とを密着させることが困難なことがあり得るが、粘着層を設けることでより確実に密着させることが可能になる。また粘着層があることで、対象部位を動かしても密着状態を維持することができるため、例えば、対象部位を動かしながら診断や治療が可能になる。
前記第2表面は、前記超音波探触子と接触する平面と、該平面とは異なる1以上の平面又は曲面と、からなる。
直方体の場合は、対向する2つの面が、それぞれ可撓性膜の対象部位接触面と硬性部材の超音波探触子接触面になる。超音波探触子接触面に垂直な4つの面(側面)のうち対向する2つの面を第2表面(硬性部材)にし、残りの対向する2つの面を第1表面(可撓性膜)にすることが好ましい。このように構成すれば、超音波探触子接触面に垂直な2つの第2表面(硬性部材)の間に手指等の対象部位を配置させることにより、密閉体の形状が崩れること無く、対象部位に可撓性膜を密着させることが可能になる。
また、前記超音波探触子接触面に垂直な4つの面(側面)について、超音波探触子接触面に近い側を第2表面(硬性部材)とし、対象部位接触面に近い側を第1表面(可撓性膜)にして、超音波探触子側の硬性部材と、対象部位側の可撓性膜とが上下に2段重ねになっている構造にしても良い。このように構成しても密閉体の形状が崩れることを防止できる。また、密閉体の形状を、円柱等にしても同様である。また、密閉体の形状は、直方体に限らず、多面体や多角柱形状にしても良く、また対象部位接触面と超音波探触子接触面以外の面がそれぞれの面に対して垂直でなくても構わない。
前記対象部位は手指である。
本発明の医療用超音波伝達用具はディスポーザブルである。
図1から図3を用いて第1実施形態について説明する。図1は使用形態を表す図で、指11の長手方向から見た断面図である。図2は図1のA-A断面図で、指11を曲げた状態での使用形態を表す図である。図3は、未使用状態での斜視図である。
粘着層4は、生体に対して影響が小さいものであれば何でも良く、例えば、アクリル系の接着剤が用いられ得る。
図4を用いて第2実施形態について説明する。第1実施形態では、4つの側面は、対向配置されている2つ硬性部材2b面と2つの可撓性膜1b面で構成されていたが、本実施形態では、4つの側面のそれぞれの上側が硬性部材22b,22cで構成され、下側が可撓性膜21b,22cで構成されている。第1実施形態と同様に、上平面は超音波探触子12に接触する硬性部材22aと、下平面は対象部位に接触する可撓性膜21aで構成されている。可撓性膜21a,21b,21cと硬性部材22a,22b,22cとで囲われる密閉体の内部には第1実施形態と同様に液状の超音波伝達媒体が封入されている。また、第1実施形態と同様に可撓性膜21a,21b,21cの表面に粘着層を設けても良い。
図5を用いて第3実施形態について説明する。第2実施形態では、超音波探触子12に接触する上平面と、対象部位に接触する下平面は四角形であったが、本実施形態はこれらの平面を円又は楕円にしたものである。側周面の上側が硬性部材32bで構成され、下側が可撓性膜31bで構成されている。第1実施形態と同様に、上平面は超音波探触子12に接触する硬性部材32aと、下平面は対象部位に接触する可撓性膜31aで構成されている。可撓性膜31a,31bと硬性部材32a,32bとで囲われる密閉体の内部には第1実施形態と同様に液状の超音波伝達媒体が封入されている。また、第1実施形態と同様に可撓性膜31a,31bの表面に粘着層を設けても良い。
図6を用いて第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態の医療用超音波伝達用具を、指11を挟んで2つ対向配置させる使用形態に関するものである。このように配置することで指11の下方端面で生じる超音波反射を低減することはでき、より確実な超音波診断や超音波治療を行うことができる。
2a,2b,22a,22b,22c,32a,32b:硬性部材、
3:超音波伝達媒体、 4:粘着層、
11:対象部位(手指)、 12:超音波探触子
Claims (4)
- 超音波探触子と対象部位との間の音響結合に用いられ、前記超音波探触子とは独立して用いられる医療用超音波伝達用具であって、
液状の超音波伝達媒体と、
前記超音波伝達媒体が封入され、前記超音波探触子と前記対象部位との間に配置される密閉体と、を有し、
前記密閉体のうち前記対象部位に接触する面を含む第1表面は、前記対象部位の形状に合わせて変形可能な可撓性膜からなり、
前記密閉体のうち前記超音波探触子と接触する面を含む第2表面は、前記第1表面よりも硬い硬性部材により構成されており、
前記可撓性膜の表面に粘着層が設けられている、
医療用超音波伝達用具。 - 前記第2表面は、前記超音波探触子と接触する平面と、該平面とは異なる1以上の平面又は曲面と、からなる、
請求項1記載の医療用超音波伝達用具。 - 前記対象部位は手指である、
請求項1又は2記載の医療用超音波伝達用具。 - ディスポーザブルである、
請求項1乃至3いずれか記載の医療用超音波伝達用具。
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