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JP6319429B2 - 無線通信システムにおける装置及び方法 - Google Patents

無線通信システムにおける装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に無線通信分野に関し、さらに具体的には、プライマリシステム及びセカンダリシステムを含む無線伝送システムにおける装置及び方法に関する。
無線通信システムの発展につれて、ユーザは高品質、高速度、及び新サービスに対する要求がますます高くなっている。無線通信事業者及びデバイスメーカーは、ユーザの要求を満たすようにシステムを継続的に改善しなければならない。したがって、新サービスをサポートし、高速通信の要求を満たすように大量のスペクトル資源(例えば、時間、周波数、帯域幅、許容最大送信電力等で量化される)が必要となる。ところが、限られたスペクトル資源は固定された事業者及びサービスに割り当てられ、新たな利用可能なスペクトルは稀で高価である。
これに鑑み、動的スペクトル利用、即ち、いくらかのサービスに割り当てられたが、十分に利用されていないスペクトル資源を動的に利用する概念が提出される。例えば、デジタルテレビブロードキャストスペクトルにおいて番組をブロードキャストしていないチャンネルのスペクトル或いは隣接チャンネルのスペクトルを動的に利用し、テレビ信号の受信を干渉しない場合に、無線移動通信を行う。この応用例では、テレビブロードキャストスペクトルそのものはテレビブロードキャストシステムに割り当てられ使用されるものであるため、テレビブロードキャストシステムはプライマリシステム(primary system)であり、テレビはプライマリユーザ(primary user)である。また、セカンダリシステム(secondary system)は、プライマリシステムに対して干渉にならないことが保証される場合にプライマリシステムスペクトル資源を利用する通信システムであり、例えば、無線アクセスポイント(wireless access point)及びそれと通信を行う、例えば、コンピュータ、携帯電話等の無線装置である。無線アクセスポイントは該セカンダリシステムの管理者であるため、無線アクセスポイントの地理的位置は該セカンダリシステムの地理的位置を表している。また、例えば、携帯電話を用いてインターネットにアクセスするとともにWIFIホットスポット機能をONして、例えば、タブレットコンピュータ、ラップトップ型コンピュータ等の携帯型無線装置が携帯電話を介してインターネットにアクセスする場合、携帯電話の位置はセカンダリシステムの位置を表す。ここで、プライマリシステムとは、スペクトル利用権を有するシステム、例えばテレビブロードキャストシステムであり、セカンダリシステムは、スペクトル利用権を有しておらず、プライマリシステムがそのスペクトルを利用していない場合のみに、該スペクトルを適当に利用するシステムである。
また、プライマリシステム及びセカンダリシステムはともにスペクトル利用権を有するシステムであってもよいが、スペクトル利用には異なる優先度を有する。例えば、事業者は新規サービスを提供するように新規基地局を配置する場合、既存の基地局及びそのサービスはスペクトル利用の優先権を有する。プライマリシステムはプライマリユーザ基地局(primary user base station)とプライマリユーザとを含み、セカンダリシステムは、セカンダリユーザ基地局(secondary user base station)とセカンダリユーザとを含む。セカンダリユーザ基地局と1つ又は複数のセカンダリユーザとの間、或いは複数のセカンダリユーザの間の通信は1つのセカンダリシステムを構成することができる。複数のセカンダリシステムは、一定の領域内に1つのセカンダリシステムクラスタに区分されてもよい。例えば、1つのセカンダリシステムクラスタは、複数の無線ローカルエリアネットワークを備えてもよい。
このようなプライマリシステムとセカンダリシステムとが共存する通信方式は、セカンダリシステムの応用がプライマリシステムの応用に対して干渉にならないこと、或いはセカンダリシステムのスペクトル利用による影響がプライマリシステムの許容範囲内に制御されることを要求する。
現在、プライマリシステムを保護する主要の方式の1つは、プライマリシステムのカバレッジ情報をデータベースに記憶することである。このデータベースには、プライマリシステムの許容干渉限界がさらに記憶されている。同一領域におけるセカンダリシステムは、同一領域におけるプライマリシステムのスペクトルを利用する前に該データベースにアクセスしてセカンダリシステムの状態情報、例えば位置情報、スペクトルエミッションマスク(spectrum emission mask)、伝送帯域幅及び搬送周波数等を提供する必要がある。そして、データベースはセカンダリシステムの状態情報に基づいてプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉量を計算し、計算された現在状態でのプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉量により、現在状態でのセカンダリシステムの利用可能スペクトル資源を計算する。
ところが、従来技術では、セカンダリシステムの状態が絶えず変化しているとき、セカンダリシステムの利用可能スペクトル資源も絶えず変化するため、データベースは、新たな利用可能スペクトル資源を絶えず算出するとともに新たな利用可能スペクトル資源をセカンダリシステムに送信する必要がある。そして、セカンダリシステムは、受信した新たな利用可能スペクトル資源に基づいてシステム再構成を行う。また、他のセカンダリシステムの状態、例えば、他のセカンダリシステムの位置、プライマリシステムのスペクトルを同時に利用するセカンダリシステムの数及び/又はセカンダリシステムのシステムパラメータが変化する場合に、セカンダリシステムの利用可能スペクトル資源も変化することにより、セカンダリシステムはシステム再構成を絶えず行う必要がある。このように、従来技術では、セカンダリシステムとデータベースとの間に大量の情報交換が要求され、セカンダリシステムは新たな利用可能スペクトル資源に基づいてシステム再構成を複数回行う必要がある。これに鑑み、本発明者は上記発見に基づき本発明を提出した。本発明によれば、少なくとも、セカンダリシステムの性能及びプライマリシステムに対する随時保護が確保される場合に、セカンダリシステムの再構成回数を低減し、セカンダリシステムとデータベースとの間の情報交換の数を低減することにより、スペクトル資源を合理的に利用することができる。
本発明の1つの実施例によれば、システムであって、管理領域における、前記システムにより管理される1つ又は複数のセカンダリシステムの状態情報を取得し、前記状態情報に基づいて、ライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第1の無線資源を確定し、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに許可し、前記状態情報の変化を識別し、前記変化により前記プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第2の無線資源を確定し、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求するように配置される回路システムを備えるシステムが提供される。
上記システムによれば、前記回路システムは、さらに、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求しないように配置される。
上記システムによれば、前記回路システムは、さらに、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに指示するように配置される。
上記システムによれば、前記状態情報は、前記セカンダリシステムの位置情報、前記セカンダリシステムの数の情報及び前記セカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える。
上記システムによれば、前記セカンダリシステムの状態情報は、前記セカンダリシステムの動作領域、又は前記セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つを備え、前記回路システムは、さらに、前記状態情報に基づいて管理領域を確定するように配置される。
上記システムによれば、前記回路システムは、さらに、前記セカンダリシステムの前記管理領域での異なる位置で利用可能な無線資源を確定し、前記セカンダリシステムの前記管理領域での異なる位置で利用可能な無線資源に基づいて、前記第1の無線資源を確定するように配置される。
上記システムによれば、前記システムはデータベースを含む。
上記システムによれば、前記システムは前記プライマリシステムを含む。
本発明のもう1つの実施例によれば、システムに用いる方法であって、管理領域における、前記システムにより管理される1つまたは複数のセカンダリシステムの状態情報を取得するステップと、前記状態情報に基づいて、プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第1の無線資源を確定し、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに許可するステップと、前記状態情報の変化を識別するステップと、前記変化により前記プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第2の無線資源を確定するステップと、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求するステップと、を備えるシステムに用いる方法が提供される。
本発明のさらにもう1つの実施例によれば、システムであって、前記システムを管理する装置に前記システムの状態情報を提供し、前記装置からプライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第1の無線資源を受信し、前記第1の無線資源を受信した後、前記装置から前記プライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第2の無線資源を受信し、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用するように配置される回路システムを備えるシステムが提供される。
上記システムによれば、前記回路システムは、さらに、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第2の無線資源を利用しないように配置される。
上記システムによれば、前記回路システムは、さらに、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第1の無線資源を利用するように配置される。
上記システムによれば、前記状態情報は、前記システムの位置情報、前記システムのオン/オフ状態情報及び前記システムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える。
上記システムによれば、前記状態情報は、前記システムの動作領域、又は前記システムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも一つを備える。
本発明のさらにもう1つの実施例によれば、システムに用いる方法であって、前記システムを管理する装置に前記システムの状態情報を提供するステップと、前記装置はプライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第1の無線資源を受信するステップと、前記第1の無線資源を受信した後、前記装置から前記プライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第2の無線資源を受信するステップと、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用するステップと、を備えるシステムに用いる方法が提供される。
本発明のさらにもう1つの実施例によれば、システムにおける非一時的なコンピュータ可読媒体であって、管理領域における、前記システムにより管理される1つ又は複数のセカンダリシステムの状態情報を取得するステップと、前記状態情報に基づいて、プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第1の無線資源を確定し、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに許可するステップと、前記状態情報の変化を識別するステップと、前記変化により前記プライマリシステムの、前記セカンダリシステムに利用可能な第2の無線資源を確定するステップと、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求するステップと、を実行するコンピュータ実行可能な命令を備える非一時的なコンピュータ可読媒体が提供される。
本発明のさらにもう1つの実施例によれば、システムにおける非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記システムを管理する装置に前記システムの状態情報を提供するステップと、前記装置からプライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第1の無線資源を受信するステップと、前記第1の無線資源を受信した後、前記装置から前記プライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第2の無線資源を受信するステップと、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用するステップと、を実行するコンピュータ実行可能な命令を備える非一時的なコンピュータ可読媒体が提供される。
本発明によれば、少なくとも、セカンダリシステムの性能及びプライマリシステムに対する随時保護を確保する場合に、セカンダリシステムの再構成回数を低減し、および/または、セカンダリシステムとデータベースとの間の情報交換の数を低減することにより、スペクトル資源を合理的に利用することができる。
以下の図面を組み合わせて本発明実施例に対する説明を参照すると、本発明の上記及びその他の目的をさらに理解することができる。図面において、同じ又は類似の符号で同じ又は類似の部材を表している。
図1は本発明実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図2は本発明実施例に係るプライマリシステムと複数のセカンダリシステムとが共存するシーンを示す概略図である。
図3は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図4は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図5は本発明実施例に係るプライマリシステム及び管理領域におけるセカンダリシステムをシミュレートするモデルを示す概略図である。
図6は本発明実施例に係るセカンダリシステムの管理領域における複数の位置での推定利用可能スペクトル資源の分布確率を示すグラフである。
図7は本発明実施例に係るセカンダリシステムが相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を示すグラフである。
図8は本発明実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図9は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図10は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図11は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図12は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図13は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図14は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図15は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図16は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図17は本発明のもう1つ実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図18は、本発明実施例を実行可能な情報処理装置を示す概略的なブロック図である。
以下に、図面を組み合わせて本発明の実施例を説明する。明瞭なために、図面及び明細書には、本発明と関係なく、当業者が既知の部材及び処理に対する図示及び説明が省略される。
以下に、図1を組み合わせて本発明実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を説明する。図1は、本発明実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、無線通信システムにおける装置100は、状態情報取得ユニット102、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット104及び実際利用スペクトル資源確定ユニット106を備えてもよい。
状態情報取得ユニット102は、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化した場合に、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得することができる。
上記のように、プライマリシステムのサービス範囲内に複数のセカンダリシステムが同時に存在することができる。つまり、プライマリシステムと複数のセカンダリシステムとが共存することができる。
以下に、図2を組み合わせてプライマリシステムと複数のセカンダリシステムとが共存するシーンを説明する。図2は本発明実施例に係るプライマリシステムと複数のセカンダリシステムとが共存するシーンを示す概略図である。
図2に示すように、プライマリユーザとプライマリユーザ基地局とともにプライマリシステムを形成し、プライマリシステムのスペクトル資源情報はプライマリシステムスペクトルデータベースに記憶されてもよい。また、図2に示すように、セカンダリユーザ基地局とそのセカンダリユーザとともにセカンダリシステムを形成し、例えばセカンダリユーザ基地局1とそのセカンダリユーザaおよびセカンダリユーザbとともに1つのセカンダリシステムを形成する。また、図2に示すように、若干のセカンダリユーザ同士はセカンダリシステムを形成してもよく、例えば、セカンダリユーザNとセカンダリユーザN-1とともにもう1つのセカンダリシステムを形成する。若干のセカンダリシステムを同一管理領域に区分してもよく、例えば、距離上で互いに隣接する若干のセカンダリシステムを同一管理領域に区分してもよい。例えば、図2に示すように、セカンダリユーザ基地局1、2、3、…、N及びそれらのセカンダリユーザからなる若干のセカンダリシステムを管理領域1に区分し、セカンダリユーザからなる若干のセカンダリシステムを管理領域2に区分してもよい。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、状態情報は、セカンダリシステムの位置情報、セカンダリシステムの数の情報及びセカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える。
プライマリシステムとセカンダリシステムとが共存するため、セカンダリシステムがプライマリシステムに対して干渉になることがある。また、セカンダリシステム同士も互いに干渉することもある。さらに、セカンダリシステムの状態も変化する可能性があり、例えば、セカンダリシステムが移動する場合に、セカンダリシステムの位置情報が変化し、さらに例えば、セカンダリシステムが管理領域に対して加入又は退出する場合に、セカンダリシステムの数の情報が変化し、さらに例えば、セカンダリシステムのシステムパラメータも変化することはある。よって、セカンダリシステムの状態が変化する場合に、プライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉量や他のセカンダリシステムに対するセカンダリシステムの干渉量はそれに応じて変化することはある。
図1に戻って参照すると、装置100における推定利用可能スペクトル資源確定ユニット104は、推定利用可能スペクトル資源の範囲で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、状態情報に基づいて、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源は、セカンダリシステムがプライマリシステムに対して干渉にならない、或いは干渉が予定範囲を超えない場合に、許容されるセカンダリシステムの最大送信電力及び帯域幅等である。セカンダリシステムの状態が変化する場合に、セカンダリシステムの変化後の状態情報に基づいてセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定する必要がある。
例えば、セカンダリシステムの状態情報はセカンダリシステムの位置情報であってもよい。無線信号伝送のパスフェージングのため、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源は、セカンダリシステムとプライマリシステムとの距離等の要素に影響される。セカンダリシステムの位置情報及びプライマリシステムのサービス範囲情報により、セカンダリシステムとプライマリシステムとの間の距離等を確定することができる。よって、確定されたセカンダリシステムとプライマリシステムとの間の距離等により、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
さらに例えば、セカンダリシステムの状態情報は、プライマリシステムのスペクトル資源を同時に利用するセカンダリシステムの数の情報であってもよい。セカンダリシステムが管理領域に対して加入或いは退出する場合に、セカンダリシステムの数の情報が変化するため、プライマリシステム対して、プライマリシステムのスペクトル資源を同時に利用する複数のセカンダリシステムの集合干渉も変化する。よって、プライマリシステムに対して、プライマリシステムスペクトル資源を同時に利用する複数のセカンダリシステムの集合干渉により、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定してもよい。
さらに例えば、セカンダリシステムの状態情報はセカンダリシステムのシステムパラメータ情報であってもよい。セカンダリシステムのシステムパラメータ情報は、例えばセカンダリシステムに利用されるアンテナ、伝送テンプレート等である。セカンダリシステムのシステムパラメータが変化する場合、プライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉も変化する。よって、セカンダリシステムのシステムパラメータ情報によりセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定してもよい。
ここで、上記3種類の状態情報の異なる組み合わせによりセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定してもよい。本発明の1つの実施例によれば、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源は、周波数帯域、帯域幅、送信電力及びスペクトル利用時間のうち少なくとも1つを備える。具体的に、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源は、利用可能周波数帯域、利用可能帯域幅、最大送信電力及びスペクトル利用有効時間のうち少なくとも1つを備える。ここで、上記推定利用可能スペクトル資源は例示的なものにすぎず、網羅的なものではない。
推定利用可能スペクトル資源確定ユニット104は、セカンダリシステムの状態を監視することができ、例えば、活動状態にあるセカンダリシステムの数を検知することができ、或いはセカンダリシステムからの位置情報を受信することができる。管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、例えば、あるセカンダリシステム、或いは該セカンダリシステムに隣接する、プライマリシステムのスペクトル資源を同時に利用する他のセカンダリシステムの位置又は数が変化する場合に、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット104は、管理領域における全てのセカンダリシステムの現在の状態に基づいて、各セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を再計算する。ここで、各種の方法によりセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を計算してもよい。例えば、参考文献1(CEPT、“Technical and Operational Requirements for the Operation of White Space Devices under Geo-location Approach”, ECC 186, 2013年1月)に記載のECC 186方法によりセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を計算してもよい。
図1に戻って参照すると、装置100における実際利用スペクトル資源確定ユニット106は、推定利用可能スペクトル資源を、セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源と比較し、比較の結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定することができる。
セカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源は、予定のプライマリシステムとセカンダリシステムの共存モデルに基づいて計算されたデフォルトの利用可能スペクトル資源であってもよい。以下に、予定のプライマリシステムとセカンダリシステムの共存モデルに基づいてセカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を如何に計算するかについて詳しく説明する。セカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を、管理領域に加入する各セカンダリシステムに予め通知してもよく、例えば、セカンダリシステムが管理領域に加入した後、プライマリシステムからセカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を受信してもよい。セカンダリシステムは、上記最初の利用可能スペクトル資源をそのままに利用せず、該最初の利用可能スペクトル資源を参照値とし、上記セカンダリシステムの状態情報により計算された推定利用可能スペクトル資源を、参照値として最初の利用可能スペクトル資源と比較し、比較結果により、実際のスペクトル資源として、最初の利用可能スペクトル資源を利用するか、それとも上記セカンダリシステムの状態情報により計算された推定利用可能スペクトル資源を利用するかを確定する。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、実際利用スペクトル資源確定ユニット106は、推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源以上である場合に、実際の利用スペクトル資源として最初の利用可能スペクトル資源を利用することをセカンダリシステムに指示し、或いは何れの指示も出さなくてもよい。本発明のもう1つの具体的な実施例によれば、実際利用スペクトル資源確定ユニット106は、推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源よりも小さい場合に、推定利用可能スペクトル資源をセカンダリシステムに送信し、実際利用スペクトル資源として、推定利用可能スペクトル資源をセカンダリシステムに利用させてもよい。
計算された推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源以上である場合に、セカンダリシステムにより干渉されないようにプライマリシステムをできるだけ保護するために、実際利用スペクトル資源としてセカンダリシステムに最初の利用可能スペクトル資源を利用させてもよい。例えば、このとき、プライマリシステムは、最初の利用可能スペクトル資源を利用することをセカンダリシステムに明確に指示するように、セカンダリシステムへ確認のメッセージを送信してもよい。さらに例えば、このとき、プライマリシステムは、セカンダリシステムに何れのメッセージも送信しなくても良いため、セカンダリシステムは、最初の利用可能スペクトル資源をデフォルトで継続して利用してもよい。
計算された推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源よりも小さい場合は、もし、セカンダリシステムが最初の利用可能スペクトル資源を継続に利用すると、セカンダリシステムによってプライマリシステムへの干渉が招致されることを表す。よって、この場合、セカンダリシステムが、実際利用スペクトル資源として、計算された推定利用可能スペクトル資源を利用するように、プライマリシステムは、計算された推定利用可能スペクトル資源をセカンダリシステムに送信することができる。
よって、本発明実施例によれば、計算された推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源よりも小さい場合のみに、セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を調整し、即ち、セカンダリシステムを再構成する必要がある。一方、計算された推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源以上である場合、セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を調整する必要がなく、即ち、セカンダリシステムを再構成する必要がない。よって、本発明によれば、少なくとも、セカンダリシステム性能およびプライマリシステムを随時に保護できることが確保される場合に、セカンダリシステムの再構成回数及び/又はセカンダリシステムとデータベースとの間の情報交換の数を低減することにより、スペクトル資源を合理的に利用できる。
以下、図3を組み合わせて本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を説明する。図3は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、無線通信システムにおける装置300は、状態情報取得ユニット302、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット304、実際利用スペクトル資源確定ユニット306及び管理領域確定ユニット308を備える。ここで、状態情報取得ユニット302、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット304及び実際利用スペクトル資源確定ユニット306の構成は、図1に示す装置100における状態情報取得ユニット102、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット104及び実際利用スペクトル資源確定ユニット106の構成とそれぞれ同じであるため、それらを具体的に説明しない。以下に、装置300における管理領域確定ユニット308を詳しく説明する。
図3に示すように、無線通信システムにおける装置300の管理領域確定ユニット308は、予定の時間帯内にセカンダリシステムがスペクトル資源を利用することを期待する期待管理範囲を取得し、期待管理範囲に基づいて管理領域を確定することができ、ここで、期待管理範囲は、セカンダリシステムがセカンダリシステムの応用及び予定移動方向、或いはセカンダリシステムの通常移動範囲に基づいて確定される。
管理領域は1つ又は複数のセカンダリシステムの活動範囲である。例えば、上記図2に示すように、管理領域1は、セカンダリユーザ基地局1、2、3、…、N及びそのセカンダリユーザからなる若干のセカンダリシステムの活動範囲であり、管理領域2は、セカンダリユーザからなる若干のセカンダリシステムの活動範囲である。プライマリシステムは、管理領域における、該活動範囲内でのセカンダリシステムによるスペクトル資源利用状況を管理することができる。また、異なる管理領域のスペクトル資源管理ポリシーは異なっても良い。
管理領域確定ユニット308は、セカンダリシステムが予定時間帯内でのスペクトル資源を利用することを期待する期待管理範囲を取得し、期待管理範囲に基づき管理領域を確定することができる。具体的に、セカンダリシステムは、セカンダリシステムの応用及び予定移動方向、或いはセカンダリシステムの通常移動範囲に基づいて上記期待管理範囲を確定することができる。また、セカンダリシステムは、確定された期待管理範囲をプライマリシステムに提供し、プライマリシステムは、セカンダリシステムから取得した期待管理範囲に基づいて管理領域を確定することができる。例えば、人々が仕事日に仕事する場合に、その活動範囲は、通常、オフィス及びその周辺範囲に限られる。よって、オフィス及びその周辺範囲は、システムが仕事日にスペクトル資源利用を期待する期待管理範囲であるため、セカンダリシステムは、オフィス及びその周辺範囲をプライマリシステムに提供し、プライマリシステムはセカンダリシステムから取得したオフィス及びその周辺範囲を管理領域に設定することができる。ここで、各種の方式で管理領域を記述してもよい。例えば、アドレスで管理領域を記述してもよいし、中心座標及び半径により管理領域を記述してもよい。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、装置300における管理領域確定ユニット308は、さらに、セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つにより管理領域を確定することができる。
セカンダリシステムは、さらに、セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つをプライマリシステムに提供することができ、プライマリシステムは、セカンダリシステムから取得した上記セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つにより、管理領域を確定することができる。例えば、セカンダリシステムのシステムタイプは、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホーム基地局、リモートラジオユニット又は中継基地局等であってもよい。例えば、セカンダリシステムの移動状態は、例えば、歩行者の低速移動状態、車両の中速移動状態、又は列車の高速移動状態等を含む。例えば、セカンダリシステムのエアインターフェースタイプは、CDMA、LTE又はGSM(登録商標)等であってもよい。
ここで、プライマリシステムは、セカンダリシステムにより提供された例えばセカンダリシステムの期待管理範囲、セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェース等の各種の情報の組み合わせにより、管理領域を確定してもよい。また、プライマリシステムは、1つ又は複数のセカンダリシステムにより提供された上記各種の情報又はそれらの組み合わせにより、管理領域を確定してもよい。管理領域は、同じシステムタイプや同じ移動状態を有する複数のセカンダリシステムをカバーすることができる。これによって管理領域を確定した後、管理領域におけるセカンダリシステムのスペクトル資源利用状況及びシステム性能に対して相応のモデルを確立し、確立された相応のモデルにより管理領域を管理することができる。
以下、図4を組み合わせて本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を説明する。図4は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、無線通信システムにおける装置400は、状態情報取得ユニット402、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット404、実際利用スペクトル資源確定ユニット406及び最初の利用可能スペクトル資源確定ユニット408を備える。ここで、状態情報取得ユニット402、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット404及び実際利用スペクトル資源確定ユニット406の構成は、図1に示す装置100における状態情報取得ユニット102、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット104及び実際利用スペクトル資源確定ユニット106の構成とそれぞれ同じであるため、ここでそれらを具体的に説明しない。以下に、装置400における最初の利用可能スペクトル資源確定ユニット408を詳しく説明する。
図4に示すように、無線通信システムにおける装置400の最初の利用可能スペクトル資源確定ユニット408は、セカンダリシステム及びプライマリシステムの情報により、管理領域における各セカンダリシステムが管理領域における各位置での各推定利用可能スペクトル資源を確定し、各位置での各推定利用可能スペクトル資源により、最初の利用可能スペクトル資源を確定することができる。
管理領域及び管理領域におけるセカンダリシステムの数が確定された後、管理領域におけるセカンダリシステムのスペクトル資源利用状況及びシステム性能に対して相応のモデルを確立し、確立された相応のモデルにより管理領域を管理してもよい。
以下、図5を組み合わせて本発明実施例に係るプライマリシステム及び管理領域におけるセカンダリシステムをシミュレートするモデルを説明する。図5は、本発明実施例に係るプライマリシステム及び管理領域におけるセカンダリシステムをシミュレートするモデルを示す概略図である。
図5に示すように、中心座標及び半径で管理領域を記述し、管理領域におけるセカンダリシステムを管理領域における小円で表してもよい。セカンダリシステム間の伝送モデル及び経路損失、セカンダリシステムからプライマリシステムのサービス範囲までの伝送モデル及び経路損失は、データベースにアクセスすることにより得られた経験的知識であってもよいし、実際環境により確定されるものであってもよい。プライマリシステムは、セカンダリシステムにより提供された位置情報、及び予定時間帯内に活性化されたセカンダリシステムの数の統計的分布により、図5に示すモデルを用いて、管理領域における随時のセカンダリシステムの状態、例えば管理領域におけるセカンダリシステムの数、各セカンダリシステムの位置等を生成することができる。
管理領域における1つ又は複数のセカンダリシステムの位置が与えられた場合に、各種の方法を用いて、セカンダリシステム及びプライマリシステムの情報により、管理領域における各セカンダリシステムが管理領域における各位置での各推定利用可能スペクトル資源を確定してもよい。例えば、参考文献1(CEPT、“Technical and Operational Requirements for the Operation of White Space Devices under Geo-location Approach”, ECC 186, 2013年1月)は、1つ又は複数のセカンダリシステムの位置が与えられた場合に、プライマリシステムに対するこれらのセカンダリシステムの干渉を予定範囲を超えないような、推定利用可能スペクトル資源の計算方法を提供した。図5に示すモデルにより生成された任意時刻の管理領域におけるセカンダリシステムの状態に対して、参考文献1に記載の計算方法を用いて、管理領域における各位置で現在時刻の各セカンダリシステムの各推定利用可能スペクトル資源を計算することができる。
上述のように、セカンダリシステムの状態情報は、セカンダリシステムの位置情報、セカンダリシステムの数の情報及びセカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える。以下、セカンダリシステムの位置情報を例として説明するが、これは例示的なものに過ぎず、限定的なものではない。他の状態情報又はそれらの組み合わせを用いる場合、その計算方法も類似する。
図5に示すように、仮に、管理領域からプライマリシステムのサービス領域のエッジまでの距離は20kmであり、管理領域の半径は10kmであり、管理領域内にランダムに移動している4つのセカンダリシステム1、2、3、4があり、且つこの4つのセカンダリシステムはプライマリシステムのスペクトル資源を同時に利用することにする。各セカンダリシステムが管理領域での各位置は複数回生成され、各セカンダリシステムが管理領域における各位置での推定利用可能スペクトル資源を計算してもよい。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、装置400における最初の利用可能スペクトル資源確定ユニット408は、さらに、最初の利用可能スペクトル資源として、各位置での各推定利用可能スペクトル資源の平均値を計算することができる。
具体的に、プライマリシステムは、最初の利用可能スペクトル資源として、各位置での各推定利用可能スペクトル資源の平均値、又は極値(最大値又は最小値)を選択することができる。また、プライマリシステムは、セカンダリシステムが予定時間内に取得したスペクトル資源の歴史情報により、最初の利用可能スペクトル資源として相応の数値を選択することができる。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、装置400における最初の利用可能スペクトル資源確定ユニット408は、さらに、各位置での各推定利用可能スペクトル資源の分布確率、及び相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を統計し、且つ統計結果により最初の利用可能スペクトル資源を確定してもよい。
本実施例によれば、セカンダリシステムの再構成の複雑さとセカンダリシステムのチャンネル容量との折衷により、セカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を確定することができる。例えば、プライマリシステムは、管理領域における各位置でセカンダリシステムの各推定利用可能スペクトル資源の分布確率、及び相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量により、セカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を確定することができる。
以下、図6及び図7を組み合わせて管理領域における各位置でセカンダリシステムの各推定利用可能スペクトル資源の分布確率、及び相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量により、セカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を確定する過程を説明する。図6は、本発明実施例に係る管理領域における複数の位置でのセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源の分布確率を示すグラフである。図7は、本発明実施例に係るセカンダリシステムが相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を示すグラフである。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、プライマリシステムは、セカンダリシステムの状態情報により、管理領域内においてセカンダリシステムの状態が絶えず変化する過程における、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源の分布確率を計算し、プライマリシステムは、計算された分布確率から異なる分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を抽出することができる。
図6に示すように、図6は、管理領域における複数の位置でのセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源の分布確率を示す。図6において、横軸は、管理領域における複数の位置でセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を示し、パワー(単位がdBm)で表され、縦軸は、管理領域における複数の位置でセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源の分布確率を示す。上記例示に続いて、図6は、管理領域における4つのセカンダリシステムの位置が管理領域内でランダムに変化する場合に、各セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源は、管理領域におけるセカンダリシステムの位置の変化につれて変化する。例えば、図6に示すように、管理領域における各セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源(本実施例では、パワーで表される)が-5.5dBmよりも小さい確率は10%であり、管理領域における各セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源(本実施例では、パワーで表される)が-1.9dBmよりも小さい確率は50%であり、管理領域における各セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源(本実施例では、パワーで表される)が2dBmよりも小さい確率は90%である。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、プライマリシステムは、異なる分布確率下の推定利用可能スペクトル資源により、セカンダリシステムの状態が管理領域内に絶えず変化している過程におけるセカンダリシステムのチャンネル容量を計算することができる。
図7に示すように、図7は、セカンダリシステムが相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を示す。図7において、縦軸は、採用される推定利用可能スペクトル資源の分布確率を示し、横軸は、相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を示し、データ伝送速度(単位がビット/sec)で表されてもよい。図7に示すように、「ECC 186方法」で標記されている曲線は、セカンダリシステムが管理領域での任意位置にあるとき、セカンダリシステムは上記参考文献1に記載の計算方法で計算されたセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を示す。「x%再構成低減」で標記されている曲線は、セカンダリシステムが管理領域での任意位置にある場合に、セカンダリシステムは相応のx%分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を示す。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、異なる分布確率に対して、参考文献1に記載の計算方法により計算された推定利用可能スペクトル資源のチャンネル容量の損失量を、相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量の損失量と比較してもよい。そして、セカンダリシステムのチャンネル容量の損失とセカンダリシステムの再構成複雑さとを折中することにより、実際の要求に応じて最適値を選択することができる。
図7に示すように、10%分布確率下の推定利用可能スペクトル資源が採用されると、90%のセカンダリシステムのチャンネル容量は、参考文献1に記載の計算方法を用いる場合よりも2bit/secで減少される。また、50%分布確率下の推定利用可能スペクトル資源が採用されると、90%のセカンダリシステムのチャンネル容量は、参考文献1に記載の計算方法を採用する場合よりも1bit/secで減少される。このように、50%分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用すると、チャンネル容量の損失が非常に小さい場合に、セカンダリシステムの位置が絶えず変化している過程において、50%の場合しかセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を減少する必要がないため、セカンダリシステムの再構成複雑さが半分減少される。よって、異なる分布確率での推定利用可能スペクトル資源を選択することにより、セカンダリシステムのチャンネル容量損失とセカンダリシステムの再構成複雑さとを折衷して、実際の要求に応じて最適値を選択することができる。
ここで、上述したセカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を確定する方法は、例示的なものに過ぎず、限定的なものではない。他の方法によりセカンダリシステムの最初の利用可能スペクトル資源を確定してもよい。
以下、図8を参照して本発明実施例に係る無線通信システムに用いる方法を説明する。図8は、本発明実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図8に示すように、該方法はステップ800から開始する。ステップ800の後、該方法はステップ802に進む。
ステップ802は状態情報取得ステップである。ステップ802では、管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得することができる。
ステップ802の後、該方法はステップ804に進む。
ステップ804は推定利用可能スペクトル資源確定ステップである。ステップ804において、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、状態情報に基づいてセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
ステップ804の後、該方法はステップ806に進む。
ステップ806は実際利用スペクトル資源確定ステップである。ステップ806では、推定利用可能スペクトル資源を、セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源と比較し、比較結果により、セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定することができる。
図8に示す方法は、図1に示す装置に対応する方法であるため、ここでそれを詳しく説明しない。
以下、図9を組み合わせて本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を説明する。図9は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、無線通信システムにおける装置900は、送信ユニット902及び取得ユニット904を備えてもよい。
装置900における送信ユニット902は、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信し、ここで、状態情報は、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するものである。
装置900における取得ユニット904は、セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を取得し、ここで、実際利用スペクトル資源は、推定利用可能スペクトル資源と、セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源との比較の比較結果により確定されるものである。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、状態情報は、セカンダリシステムの位置情報、セカンダリシステムの数の情報及びセカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、装置900における取得ユニット904は、さらに、推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源以上である場合に、最初の利用可能スペクトル資源を実際利用スペクトル資源とすることができる。本発明のもう1つの具体的な実施例によれば、装置900における取得ユニット904は、さらに、推定利用可能スペクトル資源が最初の利用可能スペクトル資源よりも小さい場合、推定利用可能スペクトル資源を受信し、推定利用可能スペクトル資源を実際利用スペクトル資源とすることができる。
以下、図10を参照して本発明の他の実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を説明する。図10は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、無線通信システムにおける装置1000は、送信ユニット1002、取得ユニット1004及び期待管理範囲確定ユニット1006を備える。ここで、送信ユニット1002及び取得ユニット1004の構成は、図9に示す装置900における送信ユニット902及び取得ユニット904の構成とそれぞれ同じであるため、それらを具体的に説明しない。以下、装置1000における期待管理範囲確定ユニット1006を詳しく説明する。
図10に示すように、装置1000における期待管理範囲確定ユニット1006は、セカンダリシステムの応用及び予定移動方向、或いはセカンダリシステムの通常移動範囲により、セカンダリシステムが予定時間帯内にスペクトル資源の利用を期待する期待管理範囲を確定することができ、装置1000における送信ユニット1002は、さらに、期待管理範囲を送信することができ、管理領域は期待管理範囲により取得される。
本発明の1つの具体的な実施例によれば、装置1000における送信ユニット1002は、さらに、セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つを送信することができ、管理領域は、さらに、セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つにより取得される。
以下、図11を参照して本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を説明する。図11は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図11に示すように、該方法はステップ1100から開始する。ステップ1100の後、該方法はステップ1102に進む。
ステップ1102は、送信ステップである。ステップ1102では、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信し、状態情報は、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するものである。
ステップ1102の後、該方法はステップ1104に進む。
ステップ1104は取得ステップである。ステップ1104では、セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を取得することができ、実際利用スペクトル資源は、推定利用可能スペクトル資源と、セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源との比較の比較結果により確定されるものである。
図11に示す方法は、図9に記載の装置に対応する方法であり、ここで、それを詳しく説明しない。
以下、図12を組み合わせて本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を説明する。図12は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、無線通信システムにおける装置1200は、状態情報取得ユニット1202、推定利用可能スペクトル資源確定ユニット1204及び送信ユニット1206を備えてもよい。
図12に示すように、装置1200における状態情報取得ユニット1202は、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得することができる。
図12に戻って参照すると、装置1200における推定利用可能スペクトル資源確定ユニット1204は、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、状態情報により、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
図12に戻って参照すると、装置1200における送信ユニット1206は、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源と最初の利用可能スペクトル資源とを比較して比較結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定するように、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源、及びセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を管理領域におけるセカンダリシステムに送信することができる。
以下に、図13を組み合わせて本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を説明する。図13は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図13に示すように、該方法はステップ1300から開始する。ステップ1300の後、該方法はステップ1302に進む。
ステップ1302は状態情報取得ステップである。ステップ1302では、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得することができる。
ステップ1302の後、該方法はステップ1304に進む。
ステップ1304は推定利用可能スペクトル資源確定ステップである。ステップ1304では、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、状態情報により、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
ステップ1304の後、該方法はステップ1306に進む。
ステップ1306は送信ステップである。ステップ1306では、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源と最初の利用可能スペクトル資源とを比較して比較結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定するように、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源、及びセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を管理領域におけるセカンダリシステムに送信することができる。
図13に示す方法は、図12に示す装置に対応する方法であり、ここでそれを具体的に説明しない。
以下、図14を組み合わせて本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図を説明する。図14は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムにおける装置の構成を示すブロック図である。
図14に示すように、無線通信システムにおける装置1400は、送信ユニット1402、受信ユニット1404及び実際利用スペクトル資源確定ユニット1406を備えてもよい。
図14に示すように、装置1400における送信ユニット1402は、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信し、ここで、状態情報はセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するものである。
図14に戻って参照すると、装置1400における受信ユニット1404は、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源、及びセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を受信することができる。
図14に戻って参照すると、装置1400における実際利用スペクトル資源確定ユニット1406は、推定利用可能スペクトル資源と最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定することができる。
以下、図15を参照して本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を説明する。図15は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図15に示すように、該方法はステップ1500から開始する。ステップ1500の後、該方法はステップ1502に進む。
ステップ1502は送信ステップである。ステップ1502では、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信し、状態情報はセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するものである。
ステップ1502の後、該方法はステップ1504に進む。
ステップ1504は受信ステップである。ステップ1504では、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源、及びセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を受信することができる。
ステップ1504の後、該方法はステップ1506に進む。
ステップ1506は実際利用スペクトル資源確定ステップである。ステップ1506では、推定利用可能スペクトル資源と最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定することができる。
図15に示す方法は図14に示す装置に対応する方法であり、ここでそれを具体的に説明しない。
以下に、図16を参照して本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を説明する。図16は本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法のフローチャートである。
図16に示すように、該方法はステップ1600から開始する。ステップ1600の後、該方法はステップ1602に進む。
ステップ1602では、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信することができる。
ステップ1602の後、該方法はステップ1604に進む。
ステップ1604では、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得することができる。
ステップ1604の後、該方法はステップ1606に進む。
ステップ1606では、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、状態情報によりセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
ステップ1606の後、該方法はステップ1608に進む。
ステップ1608では、推定利用可能スペクトル資源とセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定することができる。
ステップ1608の後、該方法はステップ1610に進む。
ステップ1610では、セカンダリシステムは、セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を取得することができる。
以下、図17を参照して本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を説明する。図17は、本発明のもう1つの実施例に係る無線通信システムに用いる方法を示すフローチャートである。
図17に示すように、該方法はステップ1700から開始する。ステップ1700の後、該方法はステップ1702に進む。
ステップ1702では、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信することができる。
ステップ1702の後、該方法はステップ1704に進む。
ステップ1704では、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得することができる。
ステップ1704の後、該方法はステップ1706に進む。
ステップ1706では、セカンダリシステムが推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、状態情報によりセカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定することができる。
ステップ1706の後、該方法はステップ1708に進む。
ステップ1708では、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源、及びセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を管理領域におけるセカンダリシステムに送信することができる。
ステップ1708の後、該方法はステップ1710に進む。
ステップ1710では、セカンダリシステムは、セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源、及び最初の利用可能スペクトル資源を受信することができる。
ステップ1710の後、該方法はステップ1712に進む。
ステップ1712では、セカンダリシステムは、推定利用可能スペクトル資源と最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果によりセカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定することができる。
また、本発明実施例はプログラム製品をさらに提供し、該プログラム製品は、機械実行可能な命令をローディングしており、情報処理装置に上記命令を実行する場合、上記命令により、上記情報処理装置は、本発明実施例に係る無線通信システムに用いる方法を実行する。
また、本発明実施例はさらに記憶媒体を提供し、該記憶媒体は、機械読み取り可能なプログラムコードを含み、情報処理装置に上記プログラムコードを実行する場合、上記プログラムコードにより、上記情報処理装置は、本発明実施例に係る無線通信システムに用いる方法を実行する。
それに応じて、上記機械読取可能な命令コードをロードしているプログラム製品を記憶する記憶媒体も本発明の公開に含まれている。前記記憶媒体は、フロッピーディスク(登録商標)、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティック等を含むが、それらに限らない。
本発明実施例に係る無線通信システムにおける装置及びその構成部分は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより構成されてもよい。構成する場合に利用可能な具体的な手段又は方式は、当業者に熟知しているため、ここで繰り返さない。ソフトウェア又はファームウェアにより構成される場合は、記憶媒体又はネットワークから該ソフトウェアを構成するプログラムを専用ハードウェア構造を有する情報処理装置(例えば図18に示す情報処理装置1800)にインストールする。このコンピュータは各種のプログラムをインストールした後、各種の機能等を実現できる。
図18は本発明実施例を実行可能な情報処理装置を示す概略的なブロック図である。
図18において、中央処理装置(CPU)1801は、読取専用記憶媒体(ROM)1802に記憶されるプログラム又は記憶部1808からランダムアクセスメモリ(RAM)1803にローディングするプログラムにより各種の処理を実行する。RAM1803は、必要に応じてCPU1801が各種の処理等を実行する場合に必要なデータをも記憶する。CPU1801、ROM1802及びRAM1803はバス1804を介して互いに接続される。入力/出力インタフェース1805もバス1804に接続される。
入力部1806(キーボード、マウス等を含む)、出力部1807(例えば、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイ、スピーカー等を含む)、記憶部1808(ハードウェア等を含む)、通信部1809(ネットワークインタフェースカード、例えば、LANカード、モデム等を含む)は、入力/出力インタフェース1805に接続される。通信部分1809は、ネットワーク、例えば、インターネットを介して通信処理を実行する。駆動装置1810は必要に応じて入力/出力インタフェース1805に接続されてもよい。リムーバブルメディア1811、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等は、必要に応じて駆動装置1810に実装され、これにより、それから読み出されるコンピュータプログラムは必要に応じて記憶部1808にインストールされる。
ソフトウェアにより上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えば、インターネット、或いは、記憶媒体、例えば、リムーバブルメディア1811からソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
ここで、このような記憶媒体は、図18に示すプログラムが記憶され、ユーザにプログラムを提供するように装置から分離して配信するリムーバブルメディア1811に限らない。リムーバブルメディア1811は、例えば、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(光ディスク読取専用記憶媒体(CD-ROM)及びデジタル多用途ディスク(DVD))、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)及び半導体メモリを含む。或いは、記憶媒体は、ROM1802、記憶部1808に含まれるハードディスク等であってもよく、プログラムを記憶しており、それらを含む装置とともにユーザに配信される。
上記命令のコードは機械に読み取って実行される場合に、上記本発明実施例に係る無線通信システムに用いる方法が実行される。
本発明の範囲及び趣旨から逸脱しない前提で当業者は様々な修正及び変形をすることができる。実施例の選択及び説明は、本発明の原理及び実際の応用を最適に解釈するためであり、当業者に理解させるためである。本発明は、要求の特定用途に適する各種の変化を有する各種の実施形態を有しても良い。
上記実施例を含む方式について、下記の付録を開示する。
付録:
1.無線通信システムにおける装置であって、
予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得する状態情報取得ユニットと、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、前記状態情報により、前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定する推定利用可能スペクトル資源確定ユニットと、
前記推定利用可能スペクトル資源と前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果により前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定する実際利用スペクトル資源確定ユニットと、を備える。
2.前記状態情報は、前記セカンダリシステムの位置情報、前記セカンダリシステムの数の情報及び前記セカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える付録1に記載の装置。
3.前記実際利用スペクトル資源確定ユニットは、さらに、前記推定利用可能スペクトル資源が前記最初の利用可能スペクトル資源以上である場合に、前記セカンダリシステムが前記最初の利用可能スペクトル資源を前記実際利用スペクトル資源として用いるよう、或いは何の命令も出さないように指示する付録1に記載の装置。
4.前記実際利用スペクトル資源確定ユニットは、さらに、前記推定利用可能スペクトル資源が前記最初の利用可能スペクトル資源よりも小さい場合、前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源を前記実際利用スペクトル資源として用いるように、前記推定利用可能スペクトル資源を前記セカンダリシステムに送信する付録1に記載の装置。
5.前記セカンダリシステムが予定時間帯内にスペクトル資源を利用することを期待する期待管理範囲を取得し、前記期待管理範囲により前記管理領域を確定する管理領域確定ユニットをさらに備え、前記期待管理範囲は、前記セカンダリシステムが前記セカンダリシステムの応用及び予定移動方向、或いは前記セカンダリシステムの通常移動範囲により確定されるものである付録1に記載の装置。
6.前記管理領域確定ユニットは、さらに、前記セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つにより前記管理領域を確定する付録5に記載の装置。
7.前記セカンダリシステム及びプライマリシステムの情報により、前記管理領域における前記管理領域の各位置での各セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定し、各位置での各推定利用可能スペクトル資源により前記最初の利用可能スペクトル資源を確定する最初の利用可能スペクトル資源確定ユニットをさらに備える付録1に記載の装置。
8.前記最初の利用可能スペクトル資源確定ユニットは、さらに、前記最初の利用可能スペクトル資源として、各位置での各推定利用可能スペクトル資源の平均値を計算する付録7に記載の装置。
9.前記最初の利用可能スペクトル資源確定ユニットは、各位置での各推定利用可能スペクトル資源の分布確率、及び相応の分布確率下の推定利用可能スペクトル資源を採用する場合のチャンネル容量を統計し、統計の結果により前記最初の利用可能スペクトル資源を確定する付録7に記載の装置。
10.無線通信システムに用いる方法であって、
予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、前記状態情報により前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定する推定利用可能スペクトル資源確定ステップと、
前記推定利用可能スペクトル資源を、前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源と比較し、比較結果により前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定する実際利用スペクトル資源確定ステップと、を備える。
11.無線通信システムにおける装置であって、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信する送信ユニットであって、前記状態情報は前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するものである送信ユニットと、
前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を取得する取得ユニットであって、前記実際利用スペクトル資源は、前記推定利用可能スペクトル資源と、前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源とを比較する比較結果により確定される取得ユニットと、を備える。
12.前記状態情報は、前記セカンダリシステムの位置情報、前記セカンダリシステムの数の情報及び前記セカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える付録11に記載の装置。
13.前記取得ユニットは、さらに、前記推定利用可能スペクトル資源が前記最初の利用可能スペクトル資源以上である場合に、前記実際利用スペクトル資源として、前記最初の利用可能スペクトル資源を利用する付録11に記載の装置。
14.前記取得ユニットは、さらに、前記推定利用可能スペクトル資源が前記最初の利用可能スペクトル資源よりも小さい場合に、前記推定利用可能スペクトル資源を受信し、前記実際利用スペクトル資源として前記推定利用可能スペクトル資源を利用する付録11に記載の装置。
15.前記セカンダリシステムの応用及び予定移動方向、或いは前記セカンダリシステムの通常移動範囲により、前記セカンダリシステムが予定時間帯内にスペクトル資源の利用を期待する期待管理範囲を確定する期待管理範囲確定ユニットをさらに備え、前記送信ユニットは、さらに、前記期待管理範囲により取得される前記期待管理範囲を送信する付録11に記載の装置。
16.前記送信ユニットは、さらに、前記セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つを送信し、前記管理領域は、さらに、前記セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つにより取得される付録15に記載の装置。
17.無線通信システムに用いる方法であって、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信し、前記状態情報は前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定する送信ステップと、
取得前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を取得し、前記実際利用スペクトル資源は前記推定利用可能スペクトル資源と前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源とを比較する比較結果により確定される取得ステップと、を備える。
18.無線通信システムにおける装置であって、
予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得する状態情報取得ユニットと、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、前記状態情報により前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定する、推定利用可能スペクトル資源確定ユニットと、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源と前記最初の利用可能スペクトル資源とを比較して比較結果により前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定するように、前記セカンダリシステムの前記推定利用可能スペクトル資源、及び前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を、前記管理領域におけるセカンダリシステムに送信する送信ユニットと、を備える。
19.無線通信システムに用いる方法であって、
予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、前記状態情報により前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定する、推定利用可能スペクトル資源確定ステップと、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源と前記最初の利用可能スペクトル資源とを比較して比較結果により前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定するように、前記セカンダリシステムの前記推定利用可能スペクトル資源、及び前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を前記管理領域におけるセカンダリシステムに送信する送信ステップと、を備える。
20.無線通信システムにおける装置であって、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信する送信ユニットであって、前記状態情報は前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するためのものである送信ユニットと、
前記セカンダリシステムの前記推定利用可能スペクトル資源、及び前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を送信する受信ユニットと、
前記推定利用可能スペクトル資源と前記最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果により前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定する実際利用スペクトル資源確定ユニットと、を備える。
21.無線通信システムに用いる方法であって、
前記セカンダリシステムが前記推定利用可能スペクトル資源の範囲内で動作する場合にプライマリシステムに対するセカンダリシステムの干渉が予定範囲を超えないように、予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態が変化する場合に、前記予定管理領域におけるセカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態情報を送信する送信ステップであって、前記状態情報は前記セカンダリシステムの推定利用可能スペクトル資源を確定するためのものである送信ステップと、
前記セカンダリシステムの前記推定利用可能スペクトル資源、及び前記セカンダリシステムのうち少なくとも1つの状態の変化前の最初の利用可能スペクトル資源を受信する受信ステップと、
前記推定利用可能スペクトル資源と前記最初の利用可能スペクトル資源とを比較し、比較結果により前記セカンダリシステムの実際利用スペクトル資源を確定する実際利用スペクトル資源確定ステップと、を備える。

Claims (17)

  1. システムであって、
    管理領域における、前記システムにより管理される1つ又は複数のセカンダリシステムの状態情報を取得し、
    前記状態情報に基づいて、プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第1の無線資源を確定し、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに許可し、
    前記状態情報の変化を識別し、
    前記変化に基づいて、前記プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第2の無線資源を確定し、
    前記第2の無線資源と前記第1の無線資源を比較し、
    比較の結果に従い、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求するように配置される回路システムを備えるシステム。
  2. 前記回路システムは、さらに、
    前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第2の無線資源を利用することをセカンダリシステムに要求しないように配置される請求項1に記載のシステム。
  3. 前記回路システムは、さらに、
    前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに指示するように配置される請求項2に記載のシステム。
  4. 前記状態情報は、前記セカンダリシステムの位置情報、前記セカンダリシステムの数の情報及び前記セカンダリシステムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える請求項1に記載のシステム。
  5. 前記セカンダリシステムの状態情報は、前記セカンダリシステムの動作領域、又は前記セカンダリシステムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つを備え、
    前記回路システムは、さらに、前記状態情報に基づいて前記管理領域を確定するために配置される請求項1に記載のシステム。
  6. 前記回路システムは、さらに、
    前記セカンダリシステムの前記管理領域での異なる位置において利用可能な無線資源を確定し、前記セカンダリシステムの前記管理領域での異なる位置において利用可能な無線資源に基づいて、前記第1の無線資源を確定する
    ように配置される請求項1又は5に記載のシステム。
  7. 前記システムはデータベースを含む請求項1に記載のシステム。
  8. 前記システムは前記プライマリシステムを含む請求項1に記載のシステム。
  9. システムに用いられる方法であって、
    管理領域における、前記システムにより管理される1つ又は複数のセカンダリシステムの状態情報を取得するステップと、
    前記状態情報に基づいて、プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第1の無線資源を確定し、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに許可するステップと、
    前記状態情報の変化を識別するステップと、
    前記変化に基づいて、前記プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第2の無線資源を確定するステップと、
    前記第2の無線資源と前記第1の無線資源を比較するステップと、
    比較の結果に従い、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求するステップと、を備えるシステムに用いる方法。
  10. システムであって、
    前記システムを管理する装置に、前記システムの状態情報を提供し、
    前記装置からプライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第1の無線資源を受信し、
    前記第1の無線資源を受信した後、前記装置から前記プライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第2の無線資源を受信し、
    前記第2の無線資源と前記第1の無線資源を比較し、
    比較の結果に従い、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用する
    ように配置される回路システムを備えるシステム。
  11. 前記回路システムは、さらに、
    前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第2の無線資源を利用しないために配置される請求項10に記載のシステム。
  12. 前記回路システムは、さらに、
    前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも大きい場合に、前記第1の無線資源を利用するために配置される請求項11に記載のシステム。
  13. 前記状態情報は、前記システムの位置情報、前記システムのオン/オフ状態情報及び前記システムのシステムパラメータ情報のうち少なくとも1つを備える請求項10に記載のシステム。
  14. 前記状態情報は、前記システムの動作領域、又は前記システムのシステムタイプ、移動状態及びエアインターフェースタイプのうち少なくとも1つを備える請求項1に記載のシステム。
  15. システムに用いる方法であって、
    前記システムを管理する装置に、前記システムの状態情報を提供するステップと、
    前記装置からプライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第1の無線資源を受信するステップと、
    前記第1の無線資源を受信した後、前記装置から前記プライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第2の無線資源を受信するステップと、
    前記第2の無線資源と前記第1の無線資源を比較するステップと、
    比較の結果に従い、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用するステップと、を備えるシステムに用いる方法。
  16. システムにおける非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
    管理領域における、前記システムにより管理される1つ又は複数のセカンダリシステム状態情報を取得するステップと、
    前記状態情報に基づいて、プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第1の無線資源を確定し、前記第1の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに許可するステップと、
    前記状態情報の変化を識別するステップと、
    前記変化に基づいて、前記プライマリシステムの、前記セカンダリシステムにより利用可能な第2の無線資源を確定するステップと、
    前記第2の無線資源と前記第1の無線資源を比較するステップと、
    比較の結果に従い、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用することを前記セカンダリシステムに要求するステップと、
    を実行するコンピュータ実行可能な命令を備えることを特徴とするシステムにおける非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
  17. システムにおける非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記システムを管理する装置に、前記システムの状態情報を提供するステップと、
    前記装置からプライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第1の無線資源を受信するステップと、
    前記第1の無線資源を受信した後、前記装置から前記プライマリシステムの、前記システムにより利用可能な第2の無線資源を受信するステップと、
    前記第2の無線資源と前記第1の無線資源を比較するステップと、
    比較の結果に従い、前記第2の無線資源が前記第1の無線資源よりも小さい場合に、前記第2の無線資源を利用するステップと、を実行するコンピュータ実行可能な命令を備えることを特徴とするシステムにおける非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
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