JP6397862B2 - 光導波路素子 - Google Patents
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Description
図1を参照してこの発明の第1実施形態に係る光導波路素子(以下、第1の光導波路素子とも称する。)を説明する。図1は、第1の光導波路素子を説明するための概略図である。図1は、導波路コアの平面図である。以下の説明では、「導波路」と表現する場合は、導波路コアとその周囲のクラッドを含むものとする。
図3を参照してこの発明の第2実施形態に係る光導波路素子(以下、第2の光導波路素子とも称する。)を説明する。図3は、第2の光導波路素子を説明するための概略図である。図1は、導波路コアの平面図である。
図4を参照してこの発明の第3実施形態に係る光導波路素子(以下、第3の光導波路素子とも称する。)を説明する。図4は、第3の光導波路素子を説明するための概略図である。図4は、導波路コアの平面図である。
上述した第1〜第3の光導波路素子によれば、干渉計波長フィルタの位相調整領域において、基板平面に対して直角な厚み寸法よりも、基板平面に平行でかつ光の伝播方向に対して直角な幅寸法を大きくとることができる。このため、導波路の断面を正方構造とする場合に比べて、作製誤差に対する特性変動耐性を強くすることができる。また、位相の波長分散特性をTE偏波及びTM偏波とで同等にすることで、波長グリッドの狭いDWDMなどでも波長特性の偏波間の乖離を抑えることができる。
以下、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いた設計について説明する。BOX(Buried Oxide)層を下部クラッドとし、SOI層を導波路コアとする。さらに、SiO2などBOX層と同等な屈折率を有する材料で導波路コアを埋め込む、上部クラッドが構成される。このようにして、Si導波路が形成される。以下の説明では、簡単のため、位相調整領域を伝播するTE偏波及びTM偏波はいずれも基本モード(i=j=0)として説明する。
101、102、150、151、152 カプラ
201、250、251 アーム導波路部
301、302、303 位相調整領域
311、312 湾曲導波路
321、322、323、324 テーパ導波路
Claims (6)
- 互いに離間して並列に配置される第1導波路及び第2導波路を備え、
光の伝播方向に沿って、交互に直列に接続された、p+1個(pは1以上の整数)のカプラとp個のアーム導波路部とが設けられ、
各前記カプラにおいて、前記第1導波路及び第2導波路は、光の相互結合が可能な距離まで近接しており、
各前記アーム導波路部において、第1導波路は、第1引き回し導波路を備え、
各前記アーム導波路部において、第2導波路は、第2引き回し導波路を備え、
各前記アーム導波路部は、互いに導波路構造が異なる、第1位相調整領域及び第2位相調整領域を備え、
第1位相調整領域におけるTE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれN1TEi及びN1TMjとし、第2位相調整領域におけるTE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれN2TEi及びN2TMjとし、第1位相調整領域及び第2位相調整領域の伝播方向の全長をそれぞれL1、L2とすると、各位相調整領域を伝播するモードの次数i、j(i、jは0以上の整数)に対し、下記の式(1)〜(3)を満たし、
前記第1位相調整領域及び第2位相調整領域は、それぞれ前記第1導波路及び前記第2導波路のいずれかに設けられ、
前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
前記第2導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路であり、
前記第1引き回し導波路と前記第2引き回し導波路は、互いに同一構造及び同一長さからなり、
前記アーム導波路部における第1導波路と第2導波路の間で、位相差がTE偏波及びTM偏波の間で等しく、かつ、位相の波長分散の大きさがTE偏波及びTM偏波の間で等しい
ことを特徴とする光導波路素子。
- 互いに離間して並列に配置される第1導波路及び第2導波路を備え、
光の伝播方向に沿って、交互に直列に接続された、p+1個(pは1以上の整数)のカプラとp個のアーム導波路部とが設けられ、
各前記カプラにおいて、前記第1導波路及び第2導波路は、光の相互結合が可能な距離まで近接しており、
各前記アーム導波路部において、第1導波路は、第1引き回し導波路を備え、
各前記アーム導波路部において、第2導波路は、第2引き回し導波路を備え、
各前記アーム導波路部は、互いに導波路構造が異なる、第1〜第3位相調整領域を備え、
第k(k=1、2、3)位相調整領域におけるTE偏波及びTM偏波に対する等価屈折率を、それぞれNkTEi及びNkTMjとし、第k位相調整領域の伝播方向の全長をLkとし、ΔNgk=NgkTEi−NgkTMjとすると、各位相調整領域を伝播するモードの次数i、j(i、jは0以上の整数)に対し、下記の式(4)及び(5)を満たし、
前記第1〜第3位相調整領域は、それぞれ前記第1導波路及び前記第2導波路のいずれかに設けられ、
前記第1導波路のうち、前記第1〜第3位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
前記第2導波路のうち、前記第1〜第3位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路であり、
前記第1引き回し導波路と前記第2引き回し導波路は、互いに同一構造及び同一長さからなり、
前記アーム導波路部における第1導波路と第2導波路の間で、位相差がTE偏波及びTM偏波の間で等しく、かつ、位相の波長分散の大きさがTE偏波及びTM偏波の間で等しい
ことを特徴とする光導波路素子。
- 複数の前記位相調整領域には、互いに、導波路コアの幅、導波路コアの厚み、及び、導波路コアの周囲のクラッドのいずれか1以上の差異がある
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光導波路素子。 - 前記第1位相調整領域と前記第2位相調整領域とは、導波路コアの幅が互いに異なっており、
前記第1導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第1位相調整領域、第2テーパ導波路、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2テーパ導波路、第1位相調整領域、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
前記第2導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第2テーパ導波路、第2位相調整領域、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2位相調整領域、第2テーパ導波路、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
前記第1テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1湾曲導波路のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第2テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第3テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2湾曲導波路のコア幅に等しく、
前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
前記第2導波路のうち、前記第2位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路である
ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路素子。 - 前記第1位相調整領域と前記第2位相調整領域とは、導波路コアの幅が互いに異なっており、
前記第1導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第1位相調整領域、第2テーパ導波路、第2位相調整領域、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2位相調整領域、第2テーパ導波路、第1位相調整領域、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
前記第2導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第2テーパ導波路、第3テーパ導波路、第2湾曲導波路、第3テーパ導波路、第2テーパ導波路、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
前記第1テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1湾曲導波路のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第2テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第3テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2湾曲導波路のコア幅に等しく、
前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
前記第2導波路が、前記第2引き回し導波路である
ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路素子。 - 前記第1〜第3位相調整領域は、導波路コアの幅が互いに異なっており、
前記第1導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第1位相調整領域、第2テーパ導波路、第2位相調整領域、第3テーパ導波路、第4テーパ導波路、第2湾曲導波路、第4テーパ導波路、第3テーパ導波路、第2位相調整領域、第2テーパ導波路、第1位相調整領域、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
前記第2導波路は、第1湾曲導波路、第1テーパ導波路、第2テーパ導波路、第3テーパ導波路、第3位相調整領域、第4テーパ導波路、第2湾曲導波路、第4テーパ導波路、第3位相調整領域、第3テーパ導波路、第2テーパ導波路、第1テーパ導波路及び第1湾曲導波路を順に接続して構成され、
前記第1テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1湾曲導波路のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第2テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第1位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第3テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第2位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第3位相調整領域のコア幅に等しく、
前記第4テーパ導波路は、一端のコア幅が、前記第3位相調整領域のコア幅に等しく、他端のコア幅が、前記第2湾曲導波路のコア幅に等しく、
前記第1導波路のうち、前記第1位相調整領域及び前記第2位相調整領域以外の部分が前記第1引き回し導波路であり、
前記第2導波路のうち、前記第3位相調整領域以外の部分が前記第2引き回し導波路である
ことを特徴とする請求項2に記載の光導波路素子。
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