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JP6380059B2 - 色調整装置、色調整方法、および印刷システム - Google Patents

色調整装置、色調整方法、および印刷システム Download PDF

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JP6380059B2
JP6380059B2 JP2014242872A JP2014242872A JP6380059B2 JP 6380059 B2 JP6380059 B2 JP 6380059B2 JP 2014242872 A JP2014242872 A JP 2014242872A JP 2014242872 A JP2014242872 A JP 2014242872A JP 6380059 B2 JP6380059 B2 JP 6380059B2
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Description

本発明は、媒体に印刷される画像の色を調整する色調整方法に関する。
従来から、ディスプレイに表示された画像データの色とプリンターで媒体に印刷された
画像の色とが一致するように、カラープロファイルを用いて印刷時に画像の色を調整する
色調整装置が知られている。この種の色調整装置として特許文献1の色調整装置では、デ
ィスプレイに表示された画像データにおいて色調整が必要な領域を色調整領域として選択
した上で、その色調整領域の色を中心として複数の色が配置された色可変チャートが作成
される。そして、その色可変チャートにおける1つの色が色調整用の色として選択され、
その選択された色調整用の色に基づいて画像データを媒体に印刷する際に色調整領域の色
が調整される。これにより、画像データの色とプリンターで印刷された画像の色とを一致
させる色調整作業が行われる。
特開2004−282156号公報
ところで、特許文献1の色調整装置では、実際に画像を印刷する媒体と、色可変チャー
トを印刷する媒体とが異なる場合、色可変チャートで所望の色を色調整用の色に選択した
としても、実際に媒体に印刷された画像の色が色可変チャートでの所望の色と異なるおそ
れがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像データの色
と当該画像データに基づき実際に媒体に印刷される画像の色との色差を低減させることが
できる色調整方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する色調整方法は、画像データに基づいた画像の印刷時に使用する媒体
と同種の媒体に印刷された色見本から、前記画像データの画像領域内における色調整領域
の色を第1の色として選択する第1の色選択工程と、前記第1の色を中心として複数の色
が配置された色可変チャートを、画像の印刷時に使用する媒体と同種の媒体に印刷する印
刷工程と、印刷された前記色可変チャートから前記色調整領域の色調整に用いる色を第2
の色として選択する第2の色選択工程と、前記画像データにおける前記色調整領域の色を
前記第2の色に変換する色変換工程とを備える。
上記構成によれば、画像データに基づいた画像の印刷時に実際に使用する媒体と同種の
媒体に印刷された色見本及び色可変チャートを用いて画像データにおける色調整領域の色
調整用の色が選択される。そして、そのように選択された色を用いて画像データにおける
色調整領域の色が色調整される。そのため、画像データの色と当該画像データに基づき実
際に媒体に印刷される画像の色との色差を低減させることができる。
上記色調整方法において、前記色見本及び前記色可変チャートは、同じ印刷装置により
印刷されることが好ましい。
媒体が異なれば同じ画像でも印刷された場合の色にばらつきが生じるのと同様に、印刷
装置も、その種類又は製品ごとに印刷する色にばらつきが生じる場合がある。この点、上
記構成によれば、同じ印刷装置により色見本及び色可変チャートを印刷するため、印刷装
置に起因する色のばらつきの発生を抑制することができる。
上記色調整方法において、前記色見本は、前記印刷装置が前記色可変チャートを含めて
印刷可能な領域の色の全てにわたり印刷されることが好ましい。
上記構成によれば、第1の色選択工程において色見本により選択する色の幅を広げるこ
とができる。
上記色調整方法において、前記色見本は、複数のパッチ画像が縦方向及び横方向に配列
され、前記縦方向及び前記横方向のうちの一方は色相が変化し、前記縦方向及び前記横方
向のうちの他方は明度及び彩度のうち何れか一方が変化していることが好ましい。
上記構成によれば、第1の色選択工程で使用される色見本は隣り合うパッチ画像の色が
近似するため、パッチ画像の近似した色が離れた位置に配置された色見本を使用する場合
と比較して、色見本から色調整用の色とする所望の色を見つけやすくなる。
上記色調整方法において、前記第1の色選択工程では、前記色見本の前記パッチ画像の
位置情報を選択することが好ましい。
上記構成によれば、色見本から選択した色と、その色の位置情報とを確認することによ
り、色見本から選択した色を間違えることが抑制される。
上記色調整方法において、前記色可変チャートは、RGB値又はCMY値により表示さ
れることが好ましい。
一実施形態の印刷システムの構成図。 画像データの一例を示す模式図。 一実施形態の色調整方法における色調整の手順を示すフローチャート。 プリンターのプロパティ画面の模式図。 指定色調整ツール画面の模式図。 色見本の一部を一例として示す図。 色可変チャートの一例を示す図。 図7の色可変チャートのパッチ領域を示す図。 変形例の色可変チャートを示す図。
以下、媒体に画像を印刷する印刷システムにおいて実行される色調整方法の一実施形態
について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、印刷システム10は、制御部として機能するパーソナルコンピュー
ター(以下、「PC」という。)11と、PC11から送信された印刷ジョブ及び画像デ
ータに基づいて、媒体の一例であるロール紙Pに画像を印刷する印刷装置としてのプリン
ター30とを備えている。また印刷システム10は、PC11のディスプレイ12に表示
された画像データの色とプリンター30がロール紙Pに印刷する画像の色とが一致するよ
うに、画像データの階調値である色成分値を調整することが可能であり、色成分値を調整
した後、プリンター30によりロール紙Pに画像を印刷することが可能である。
図2に示すように、プリンター30によりロール紙Pに印刷される画像の画像データG
は、その画像領域内にコーポレートカラー等の指定の色(以下、「指定色」という。)で
印刷される指定領域SRを有している。すなわち、画像データGは、その画像領域内に、
異なる色で各々印刷される複数の領域を有しており、本実施形態では、それら複数の領域
のうちの1つである「ABC」という社名をコーポレートカラーで印刷される指定領域S
Rが、印刷時に色調整される色調整領域とされている。
プリンター30は、液体の一例であるインクをロール紙Pに噴射することにより印刷を
行うインクジェット式のプリンターであり、ロール紙Pの搬送方向と交差する方向に液体
噴射ヘッド(以下、「ヘッド」と略称する。)32を移動させて印刷を行う、所謂シリア
ル方式のプリンターである。このプリンター30は、印刷制御部31、ヘッド32、キャ
リッジ機構33、搬送部34等から構成されている。
ヘッド32は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のイ
ンクを使用して画像データの色成分値に対応したインク量となるようにインクをロール紙
Pに吐出する。キャリッジ機構33は、ヘッド32を搭載するキャリッジ(図示略)を備
え、キャリッジとともにヘッド32を搬送方向と直交する方向に移動させる。搬送部34
は、複数のローラー(図示略)から構成され、これらローラーによりロール紙Pを搬送方
向に搬送して、ヘッド32と対向する支持台(図示略)にロール紙Pを搬送する。印刷制
御部31は、画像データを含む印刷ジョブに基づいてロール紙Pに画像を印刷するため、
ヘッド32、キャリッジ機構33、及び搬送部34の動作を制御する。
PC11は、ディスプレイ12、キーボード13、マウス14、制御装置15等から構
成されている。
制御装置15は、プリンター30に印刷を指令するプリンタードライバー20を備えて
いる。プリンタードライバー20には、キーボード13及びマウス14が接続される入力
IF(interface)16と、色情報を含む画像データ等を作成可能なアプリケーション1
7と、プリンタードライバー20の動作プログラム等が記憶された記憶部18とがシステ
ムバス(図示略)を介して接続されている。プリンタードライバー20は、入力IF16
、アプリケーション17、及び記憶部18の入力情報に基づいてプリンター30に印刷を
指令するための印刷ジョブを作成する。
アプリケーション17は、PC11が取り込んだ画像データをプリンタードライバー2
0に出力する。
記憶部18は、ハードディスク、フラッシュメモリー等から構成され、カラープロファ
イル、色見本生成テーブル、チャート生成テーブル等が記憶されている。カラープロファ
イルは、色変換前のCMYKデータと色変換後のCMYKデータとの対応関係を複数の参
照点について規定した情報テーブルであり、ディスプレイ12に表示されたプレビュー画
像の画像データと、プリンター30により印刷された画像との色の違いを補正する。色見
本生成テーブルは、例えば図6に示す色見本50を生成する情報テーブルである。チャー
ト生成テーブルは、例えば図7に示す色可変チャート60を生成する情報テーブルである
プリンタードライバー20は、全体色調整部21、指定色調整部23、通信部27等に
より構成されている。プリンタードライバー20は、印刷ジョブの作成のほかに、アプリ
ケーション17から入力された画像データの色を入力IF16によるキーボード13及び
マウス14の操作情報と記憶部18の入力情報に基づいて変更する。
全体色調整部21は、記憶部18から読み出したカラープロファイルに基づいて、ディ
スプレイ12に表示されたRGB値の画像データG(図2参照)をプリンター30に印刷
可能なCMYK値に変換する全体色変換部22を備えている。
指定色調整部23は、例えば、画像データGのうちのコーポレートカラー等の指定色で
印刷される指定領域SRの色のみを使用者の所望の色に調整する。図2の画像データGに
おいて指定領域SRである「ABC」の印刷色と指定色であるコーポレートカラーとの色
差を低減させるために、指定色調整部23は、画像データGにおける指定領域SRの色を
指定色に一致又は近似した色に変換する。
指定色調整部23は、記憶部18から読み出した色見本50における複数色のうちから
画像データGにおける指定領域SRの色に概ね近似した色を第1の色として選択する第1
の色選択部24を備える。また、指定色調整部23は、記憶部18から読み出したチャー
ト生成テーブルに基づいて第1の色選択部24により選択された第1の色を中心として複
数の色が配置された色可変チャート60を作成し、その色可変チャート60から指定領域
SRの色調整に用いる色として第2の色を選択する第2の色選択部25を備えている。さ
らに、指定色調整部23は、画像データG内の指定領域SRの色を第2の色選択部25に
より選択された第2の色(指定色に一致又は近似した色)に変換する色変換部としての指
定色変換部26を備えている。
次に、印刷システム10による色調整方法、特に画像データGの特定の色のみを調整す
る指定色調整方法について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明に
おいて、符号が付された印刷システム10の構成要素は図1の印刷システム10の構成要
素を示している。
図3に示すように、指定色調整方法は、第1の色選択工程(ステップS1,S2)、色
可変チャート生成工程(ステップS3)、印刷工程(ステップS4)、第2の色選択工程
(ステップS5,S6)、色変換工程(ステップS7)の順に、複数の工程を経て図2の
指定領域SRの色を指定色に一致又は近似した色に変換する。以下に具体的な手順につい
て説明する。
まず、図4に示すプリンター30のプロパティ画面40が、使用者の操作によりPC1
1のディスプレイ12に表示される。そして、そのプロパティ画面40において、使用者
が色見本印刷のための入力操作を行うと、プリンター30は画像データGに基づいた画像
を実際に印刷する媒体である実用媒体に図6の色見本50を印刷する(ステップS1)。
具体的には、使用者は、プロパティ画面40におけるメディア設定41及び用紙設定42
により、プリンター30の印刷動作を設定する。詳細には、使用者は、メディア設定41
として用紙種類、印刷する色(モノクロもしくはカラー)、印刷品質(高速印刷もしくは
高品質印刷)、及び色補正を設定する。色補正は、色空間の種類を設定することにより色
空間の種類に応じたカラープロファイルが選択される。そして全体色調整部21が選択さ
れたカラープロファイルを用いて色空間を変換する。
本実施形態では、デフォルトとして、用紙種類がポスター等に用いられる「MC厚手マ
ット紙」に設定され、印刷する色が「カラー」に設定されている。また、印刷品質が高品
質印刷としての「きれい」に設定され、色補正が自動であって且つ用いられる色が所定の
基準色(sRGB)に設定されている。さらに、用紙設定42としては給紙方法及びペー
ジサイズを使用者において設定可能であり、本実施形態では、デフォルトとして、給紙方
法が「ロール紙」に設定され、ページサイズが「A4」に設定される。
また、PC11ではメディア設定41として指定色調整ツール43により画像データG
の画像領域内のうち色調整が必要な領域として選択された特定の領域の色のみを調整可能
である。本実施形態では、図2の画像データGの指定領域SRの色を印刷時に指定色とな
るように調整する。具体的には、プロパティ画面40において使用者が指定色調整ツール
43を選択したとき、図5の指定色調整ツール画面44がPC11のディスプレイ12に
表示される。
そして、図5に示す指定色調整ツール画面44において、使用者が見本帳プリント45
を選択することにより、図6の色見本50がPC11のディスプレイ12に表示される。
図6に示すように、色見本50は、横方向及び縦方向に複数個にわたり配列されたパッ
チ画像の一例である矩形状のカラーパッチからなり、マンセル色相環の各色相を横方向に
おいて一列に配列するようにして色相を徐々に変更し、かつ、明度及び彩度を縦方向にお
いて徐々に変更している。色見本50は、暖色系の色において区切られ、横方向の左端か
ら右端に向けて、橙色(YR)及び黄色(Y)の暖色系、黄緑色(GY)及び緑色(G)
の中性色系、青緑色(BG)及び青色(B)の寒色系、青紫色(PB)、紫色(P)、及
び赤紫色(RP)の中性色系、赤色(R)の暖色系の順に色相が変化する。すなわち色見
本50は、横方向において隣り合うカラーパッチが近似色となるように構成されている。
また色見本50は、後述する色可変チャート60(図7参照)の色を含めてプリンター
30が印刷により印刷可能な領域の色の全てを表示している。すなわち、色見本50の色
の領域は、色見本50の所定の色が選択され、その色を基準に色可変チャート60が作成
されたとき、その色可変チャート60の色の全てが印刷可能となる領域である。これによ
り、色見本50が印刷された場合、印刷された色見本50は、色可変チャート60の色を
含めてプリンター30が印刷により印刷可能な領域の色の略全てにわたり印刷可能である
色見本50の横方向は、42個配列されたカラーパッチからなり、各カラーパッチは、
横方向の位置として、「0」〜「355」の数字が振られている。右端の赤色のカラーパ
ッチである「0」のカラーパッチ及びこのカラーパッチに隣り合う「10」のカラーパッ
チ以外のカラーパッチは、「5」刻みで左端から右端に向けて増加する。また色見本50
の横方向の各色の色相の値は、左側から右側に向かうにつれて大きくなる。
色見本50の縦方向は、明度(B)が「40%」〜「100%」の間で「10%」刻み
で変化している。また図6は、彩度(S)が「0」〜「100」の範囲の中央値である「
50」の色見本である。彩度(S)は、例えば「10」刻みで変更し、この色見本50の
上下方向に連続して彩度(S)が「60」以上の色見本及び「40」以下の色見本を並べ
て表示してもよい。このように色見本50の各カラーパッチは、位置情報として、色相の
値、明度の値、彩度の値、及び横方向の位置を含む。
プリンタードライバー20は、キーボード13又はマウス14の操作に基づいて色見本
50における横方向の両端部の色相を変更可能である。例えば、使用者は、暖色系の色の
調整を頻繁に行う場合、寒色系の色において区切るように設定する。これにより、色見本
50は、横方向の左端から右端に向けて、青色の寒色系、青紫色、紫色、及び赤紫色の中
性色系、赤色、橙色、及び黄色の暖色系、黄緑色及び緑色の中性色系、青緑色の寒色系の
順に色相が変化する。そして使用者は、色見本50を設定後、プリンター30により印刷
する。
次に、使用者は、指定色が印刷された実用媒体(例えばMC厚手マット紙)としての見
本色媒体と、プリンター30によりMC厚手マット紙に印刷された色見本50とを用いて
、目視により見本色媒体の色に近似した色を第1の色として色見本50の色の中から探す
。そして、使用者は、色見本50から見本色媒体の色に近似した色(第1の色)を探し出
したとき、ディスプレイ12に表示された色見本50においてその色のカラーパッチをマ
ウス14でクリックすることにより選択する(ステップS2)。すなわち使用者は、色見
本50のカラーパッチの位置情報を選択する。これにより、記憶部18から読み出された
チャート生成テーブルに基づいて、選択された色(第1の色)のカラーパッチである特定
カラーパッチSCを中心として複数の色が配置された色可変チャート60が作成される(
ステップS3)。なお、色見本50から第1の色を選択する際、選択色を示す数値等を指
定してもよい。
図7に示すように、ステップS3で作成された色可変チャート60は、図5の指定色調
整ツール画面44内のカラーチェックチャート46における表示モード設定部46A、数
値入力部46B、ステップ数設定部46C、K値設定部46D、及び設定決定部46Eの
各設定に応じて変更される。
表示モード設定部46Aは、色可変チャート60の表示形式をRGB形式及びCMYK
形式のいずれかに設定する。数値入力部46Bは、表示モード設定部46Aの設定結果に
応じてその表示内容が変更され、色可変チャート60の色成分値としてRGB値又はCM
YK値が入力可能である。ステップ数設定部46Cは、色可変チャート60における各カ
ラーパッチのRGB値又はCMY値の変化の大きさであるステップ数を設定する。K値設
定部46Dは、表示モード設定部46AにおいてCMYK形式が選択されたとき、K値の
振り幅を設定する。
本実施形態では、表示モード設定部46AでCMYK形式が選択されるため、数値入力
部46BがCMYの各値を入力可能な表示内容となる。また本実施形態では、ステップ数
設定部46Cにおいてステップ数が「5」に設定され、K値設定部46DにおいてK値の
振り幅が「5」に設定されている。
カラーチェックチャート46の上記設定により、K値が「25」、「30」、「35」
の3種類の色可変チャート60が作成される。図7の色可変チャート60は、例えばK値
が「30」のときの色可変チャートである。
図7に示すように、色可変チャート60は、特定カラーパッチSCと、特定カラーパッ
チSCの周囲に配置された複数の周囲カラーパッチGCとからなる。複数の周囲カラーパ
ッチGCは、特定カラーパッチSCを中心として、120°間隔で異なる3方向に延びる
ように配置されている。具体的には、色可変チャート60は、左側から右側に向けて、上
下方向に3列、4列、7列、7列、7列、7列、7列、4列、3列のカラーパッチが配列
されている。
チャート生成テーブルは、カラーパッチの上記列に対応したCMY値の変更を示すテー
ブルであり、各周囲カラーパッチGCにおいて特定カラーパッチSCに対するCMY値の
変更を示す係数(一例として、−2,−1,0,1,2の5種類)により構成されている
。この係数にステップ数を乗算した値を特定カラーパッチSCのCMY値に加算すること
により各周囲カラーパッチGCのCMY値が演算される。本実施形態では、ステップ数が
「5」であるため、図7に示すとおり、各周囲カラーパッチGCのCMY値が特定カラー
パッチSCのCMY値に対して−10,−5,0,5,10の間で変更されている。
図8は、図7の色可変チャート60のCMY値の変化傾向ごとに区分した領域を示す。
なお、図8の周囲カラーパッチGCのCMY値は、図8において図示していないが、図7
の周囲カラーパッチGCのCMY値と対応している。
色可変チャート60は、破線で囲まれた領域であるC値固定領域71、一点鎖線で囲ま
れた領域であるY値固定領域72、及び二点鎖線で囲まれた領域であるM値固定領域73
から構成されている。C値固定領域71、Y値固定領域72、及びM値固定領域73のそ
れぞれは、所定の周囲カラーパッチGC1〜GC3を中心とした六角形により形成される
。C値固定領域71、Y値固定領域72、及びM値固定領域73は、互いに隣り合い、そ
の一部の領域が重なるように配置されている。C値固定領域71及びY値固定領域72が
重なる領域の周囲カラーパッチGCは、C値及びY値が固定され、M値が特定カラーパッ
チSCから離れるにつれて増加する。C値固定領域71及びM値固定領域73が重なる領
域の周囲カラーパッチGCは、C値及びM値が固定され、Y値が特定カラーパッチSCか
ら離れるにつれて増加する。Y値固定領域72及びM値固定領域73が重なる領域の周囲
カラーパッチGCは、Y値及びM値が固定され、C値が特定カラーパッチSCから離れる
につれて増加する。
C値固定領域71は、特定カラーパッチSCのCMY値に対してC値が固定され、M値
及びY値の少なくとも一方が変更される。C値固定領域71は、M値及びY値の少なくと
も一方を減少させる減少領域71Aと、M値及びY値を減少させず、M値及びY値の少な
くとも一方を増加させる増加領域71Bとに区分される。特定カラーパッチSCからC値
固定領域71の中心となるカラーパッチGC1に向かう方向において、増加領域71Bと
減少領域71Aとが並べて配置されている。増加領域71Bは特定カラーパッチSCを含
み、色可変チャート60の内側に配置されている。減少領域71Aは増加領域71Bの外
側に配置されている。
Y値固定領域72は、Y値が固定され、C値及びM値の少なくとも一方が変更される。
Y値固定領域72は、C値及びM値の少なくとも一方を減少させる減少領域72Aと、Y
値を減少させず、C値及びM値の少なくとも一方を増加させる増加領域72Bとに区分さ
れる。特定カラーパッチSCからY値固定領域72の中心となるカラーパッチGC2に向
かう方向において、増加領域72Bと減少領域72Aとが並べて配置されている。増加領
域72Bは特定カラーパッチSCを含み、色可変チャート60の内側に配置され、増加領
域71Bと一部が重なり合った状態で隣り合っている。減少領域72Aは増加領域72B
の外側に配置されている。
M値固定領域73は、M値が固定され、C値及びY値の少なくとも一方が変更される。
M値固定領域73は、C値及びY値の少なくとも一方を減少させる減少領域73Aと、M
値を減少させず、C値及びY値の少なくとも一方を増加させる増加領域73Bとに区分さ
れる。特定カラーパッチSCからM値固定領域73の中心となるカラーパッチGC3に向
かう方向において、増加領域73Bと減少領域73Aとが並べて配置されている。増加領
域73Bは特定カラーパッチSCを含み、色可変チャート60の内側に配置され、増加領
域71B及び増加領域72Bと一部が重なり合った状態で隣り合っている。
次に、使用者が図5の指定色調整ツール画面44において微調整ツール印刷47を選択
すると、プリンター30はK値の異なる3種類の色可変チャート60をMC厚手マット紙
に印刷する(ステップS4)。すると次に、使用者は、印刷された色可変チャート60と
見本色媒体とを用いて、目視により見本色媒体の色と一致する(又は近似する)色を色可
変チャート60の中から探す(ステップS5)。このステップS5において、使用者は、
見本色媒体を色可変チャート60の特定カラーパッチSCを中心としてその周りに見本色
媒体を移動させることにより見本色媒体の色と色可変チャート60の色とを比較する。す
なわち使用者は、見本色媒体を各増加領域71B〜73B内において移動させることによ
り見本色媒体の色と色可変チャート60の色とを比較する。そして、使用者は、各増加領
域71B〜73Bに見本色媒体の色と一致した(又は近似した)色が探し出せなかったと
き、色可変チャート60の各減少領域71A〜73Aにおいて見本色媒体の色と一致した
(又は近似した)色を探す。
次に、使用者は、色可変チャート60において見本色媒体の色と一致した(又は近似し
た)色を探し出したとき、色可変チャート60から見本色媒体の色に一致した(又は近似
した)色のCMYK値を図5のカラーチェックチャート46の数値入力部46Bに入力す
る(ステップS6)。次に、使用者は、カラーチェックチャート46の設定決定部46E
の「OK」を選択することにより、指定色変換部26が指定領域SRの色をステップS6
において入力されたCMYK値となる色に変換する(ステップS7)。これにより、プリ
ンター30によりMC厚手マット紙に図2の画像を印刷したとき、指定領域SRが見本色
媒体の色に一致(又は近似)する。
本実施形態の色調整方法の作用について説明する。
例えば、図2の画像データGのように、画像領域の一部に企業や団体等の名称が存在す
る場合、その名称を構成する指定領域SRは、コーポレートカラーである指定色に一致さ
せる必要がある。このため、コーポレートカラー(指定色)は、Lab値で設定されてい
ることが多い。
一方、ディスプレイ12に表示された画像データGとプリンター30で印刷した画像と
の色の違いを補正するため、全体色調整部21により画像データGの全体の色を調整する
場合がある。この場合、指定領域SRの色も同様に色調整してしまうため、指定領域SR
の色がコーポレートカラーと異なる場合がある。
そこで、本実施形態の色調整方法では、指定色調整部23により指定領域SRのみを色
調整する。これにより、全体色調整部21により指定領域SRの色が色調整されたとして
も、指定領域SRの色をコーポレートカラーに調整することができる。
また、全体色調整部21により画像データGの全体の色を調整したとしても、ディスプ
レイ12に表示された画像データGにおける指定領域SRの色と実際に体に印刷された画
像の指定領域SRの色とが異なる場合がある。このため、ディスプレイ12に表示された
指定領域SRの色で調整した場合、実際に媒体に印刷された指定領域SRの色がコーポレ
ートカラーと異なる場合がある。また、指定領域SRの色にメタリックカラーが用いられ
た場合、ディスプレイ12では光具合を把握することができない。
そこで、本実施形態の色調整方法では、使用者がプリンター30により印刷された色見
本50及び色可変チャート60を用いて、コーポレートカラーを示す見本色媒体の色と比
較する。このように、使用者が印刷された現物同士を比較して色合わせを行うため、指定
領域SRの色をコーポレートカラーに精度よく合わせることができる。
本実施形態の色調整方法によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)同じLab値のコーポレートカラーであっても媒体の種類によって媒体に印刷さ
れた色が異なって見える場合がある。そこで、色調整方法のステップS1において、見本
色媒体と同じ種類の実用媒体(ロール紙P)に色見本50がプリンター30により印刷さ
れ、ステップS4において、見本色と同じ実用媒体(ロール紙P)に色可変チャート60
がプリンター30により印刷される。このように、色見本50及び色可変チャート60を
見本色媒体と同じ種類の媒体(ロール紙P)で印刷するため、媒体の種類が異なることに
より印刷した色見本50及び色可変チャート60の色が実用媒体に印刷した色見本50及
び色可変チャート60の色と異なってしまうことが抑制される。したがって、画像データ
Gの指定領域SRの色と当該画像データGに基づき実際に媒体に印刷される画像の色との
色差を低減させることができる。
(2)プリンターはLab値をCMYK値に変換した後に媒体に印刷するため、プリン
ターの種類によってLab値からCMYK値に変換したときのCMYK値にばらつきが生
じる場合がある。またプリンターは、各部品の加工誤差及び組立誤差によってプリンター
の製品ごとに媒体とヘッドとの間の距離にばらつきが生じる場合がある。このため、同じ
CMYK値の画像を媒体に印刷したとしても媒体に印刷された画像の色がわずかに異なる
場合がある。
そこで、印刷システム10においては、色見本50及び色可変チャート60を同じプリ
ンター30により印刷する。これにより、プリンター30に起因する色見本50と色可変
チャート60との色のばらつきの発生を抑制することができる。
(3)プリンター30は、色可変チャート60の色を含めてプリンター30が印刷によ
り印刷可能な領域の色の全てにわたり色見本50を印刷する。このため、第1の色選択工
程において色見本50により選択する色の幅を広げることができる。
(4)色見本50は、マンセル色相環を一列に配列した構成となる。これにより、色見
本50において隣り合うカラーパッチの色が近似するように配列されるため、使用者が指
定色に近似した色を見つけやすい。
(5)プリンタードライバー20が指定色調整部23を備えている。このため、プリン
タードライバー20とは別にRIP(Raster Image Processor)等のPC11の外部のド
ライバーが指定色調整部23を備える構成と比較して、印刷システム10のコストを下げ
ることができる。
(6)色可変チャート60において、周囲カラーパッチGCのK値の振り幅がCMY値
の振り幅であるステップ数とは個別に設定される。このため、色可変チャート60のカラ
ーパッチの色をより細かく変更することができる。
(7)色可変チャート60は、周囲カラーパッチGCにおいてCMY値の1つ又は2つ
の色成分値を固定し、特定カラーパッチSCから離れる方向において3つの色成分値のう
ちの固定された色成分値以外を変更するC値固定領域71、Y値固定領域72、及びM値
固定領域73により構成されている。このため、C値固定領域71、Y値固定領域72、
及びM値固定領域73のそれぞれにおいて隣り合うカラーパッチの色が互いに近似した色
となるため、所望の色を探しやすくなる。したがって、色可変チャート60において所望
の色を容易に選択することができる。
(8)色可変チャート60は、増加領域71B〜73Bと減少領域71A〜73Aとか
ら構成されている。このため、各増加領域71B〜73B及び各減少領域71A〜73A
のそれぞれにおいて各カラーパッチが一層近似した色となる。また、特定カラーパッチS
Cの周囲に増加領域71B〜73Bが形成されるため、特定カラーパッチSCの周囲に近
似した色のカラーパッチが配置される。したがって、特定カラーパッチSCの周方向に隣
り合うカラーパッチを順に見ることにより所望の色を探しやすくなる。
(9)特定カラーパッチSCは、色見本50において選択された色であり、色可変チャ
ート60の中心に配置されるため、色可変チャート60内において所望の色が探しやすく
なる。
本実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、色見本50及び色可変チャート60をプリンター30とは異
なるプリンターにより印刷してもよい。
・上記実施形態において、指定色調整部23がプリンタードライバー20から省略され
、RIP(Raster Image Processor)等のPC11の外部のドライバーが指定色調整部2
3を備える構成であってもよい。
・上記実施形態では、1つの指定領域SRを選択し、その指定領域SRの色を色調整方
法により調整したが、画像データに複数の指定領域SRがあれば、それら指定領域SRに
ついて同様に領域ごとに異なる色を調整してもよい。
・上記実施形態において、カラーチェックチャート46からK値設定部46Dを省略し
てもよい。この場合、ステップ数設定部46Cのステップ数がK値の振り幅に相当する。
・上記実施形態において、色見本50及び色可変チャート60の少なくとも一方は、見
本色媒体の厚さとは異なる厚さの実用媒体に印刷してもよい。要するに、色見本50及び
色可変チャート60を印刷する実用媒体は、見本色媒体と材料や性質(インク吸収性等)
が同じ種類の媒体であればよい。すなわち、印刷したときに、見本色媒体の色と同じ色に
見える媒体であればよい。
・上記実施形態において、プリンター30のインクカートリッジが交換されたとき、交
換後のインクカートリッジのインクにより色見本50及び色可変チャート60を印刷する
ことが好ましい。
・上記実施形態において、色可変チャート60を作成する際、RGB値またはLab値
をCMYK値に変換した後、そのCMYK値に基づく色可変チャート60を作成してもよ
い。この場合、色可変チャート60の各カラーパッチには、K値も含まれるため、K値を
振った複数の色可変チャート60を作成することが省略される。このため、1枚の色可変
チャート60により所望の色を選択することができる。
・上記実施形態の色可変チャート60のカラーパッチの数を変更してもよい。またカラ
ーパッチの列数を変更してもよい。
・上記実施形態の色可変チャート60の各増加領域71B〜73Bの位置と各減少領域
71A〜73Aの位置とを入れ替えてもよい。
・上記実施形態の色可変チャート60を図9に示されるとおりに変更してもよい。なお
、以下の説明において、C値固定領域92A,93Bは、C値が固定され、M値及びY値
の少なくとも一方が減少する領域であり、M値固定領域91A,93Aは、M値が固定さ
れ、C値及びY値の少なくとも一方が減少する領域であり、Y値固定領域91B,92B
は、Y値が固定され、C値及びM値の少なくとも一方が減少する領域である。
特定カラーパッチSCのCMY値よりもCMY値の少なくとも1つが大きくなるカラー
パッチの領域である増加領域80と、特定カラーパッチSCのCMY値よりもCMY値の
少なくとも1つが小さくなるカラーパッチの領域である減少領域90とからなる。
増加領域80は、色可変チャート60の中心から外周側に向かうにつれてCMY値のう
ちの最大値が大きくなるようなカラーパッチの配置構成である。増加領域80は、特定カ
ラーパッチSCを中心とした六角形となるように配列されたカラーパッチとなる領域によ
り構成され、3本の破線DL1〜DL3により区画されている。破線DL1上の周囲カラ
ーパッチGCは、特定カラーパッチSCから離れるにつれてC値が増加する。破線DL2
上の周囲カラーパッチGCは、特定カラーパッチSCから離れるにつれてM値が増加する
。破線DL3上の周囲カラーパッチGCは、特定カラーパッチSCから離れるにつれてY
値が増加する。
増加領域80は、破線DL1〜DL3により3つのパッチ領域である第1増加領域81
〜第3増加領域83に区画される。なお、破線DL1上のカラーパッチは、第2増加領域
82及び第3増加領域83に含まれる。破線DL2上のカラーパッチは、第1増加領域8
1及び第3増加領域83に含まれる。破線DL3上のカラーパッチは、第1増加領域81
及び第2増加領域82に含まれる。
第1増加領域81は、特定カラーパッチSCに対して破線DL1とは反対側に延びる方
向である第1方向D1に形成される領域である。第1増加領域81に含まれる各カラーパ
ッチは、C値が固定され、M値及びY値の少なくとも一方が増加する。
第2増加領域82は、特定カラーパッチSCに対して破線DL2とは反対側に延びる方
向である第2方向D2に形成される領域である。第2増加領域82に含まれる各カラーパ
ッチは、M値が固定され、C値及びY値の少なくとも一方が増加する。
第3増加領域83は、特定カラーパッチSCに対して破線DL3とは反対側に延びる方
向である第3方向D3に形成される領域である。第3増加領域83に含まれる各カラーパ
ッチは、Y値が固定され、C値及びM値の少なくとも一方が増加する。
減少領域90は、増加領域80の外周側に隣り合う3つの離間した領域である第1減少
領域91、第2減少領域92、及び第3減少領域93により構成されている。減少領域9
0は、色可変チャート60の中心から外周側に向かうにつれてCMY値のうちの何れかの
値が小さくなるようなカラーパッチの配置構成である。
第1減少領域91は、第1方向D1において第1増加領域81の外側に配置されている
。第1減少領域91は、二点鎖線により示される第1区画線SL1によりM値固定領域9
1AとY値固定領域91Bとに区画される。第1区画線SL1上のカラーパッチは、M値
固定領域91A及びY値固定領域91Bに含まれる。M値固定領域91Aは破線DL3寄
りに形成され、Y値固定領域91Bは破線DL2寄りに形成される。
第2減少領域92は、第2方向D2において第2増加領域82の外側に配置されている
。第2減少領域92は、二点鎖線により示される第2区画線SL2によりC値固定領域9
2AとY値固定領域92Bとに区画される。第2区画線SL2上のカラーパッチは、C値
固定領域92A及びY値固定領域92Bに含まれる。C値固定領域92Aは破線DL3寄
りに形成され、Y値固定領域92Bは破線DL1寄りに形成される。
第3減少領域93は、第3方向D3において第3増加領域83の外側に配置されている
。第3減少領域93は、二点鎖線により示される第3区画線SL3によりM値固定領域9
3AとC値固定領域93Bとに区画される。M値固定領域93Aは破線DL1寄りに形成
され、C値固定領域93Bは破線DL2寄りに形成される。
・上記変形例の色可変チャート60において、増加領域80の位置と各減少領域90の
位置とを入れ替えてもよい。すなわち、減少領域90は、特定カラーパッチSCを中心と
した六角形となるように配列されたカラーパッチからなり、破線DL1〜DL3により第
1減少領域91〜第3減少領域93に区画される。第1減少領域91は、特定カラーパッ
チSCに対して第1方向D1に延びる領域であり、第2減少領域92は、特定カラーパッ
チSCに対して第2方向D2に延びる領域であり、第3減少領域93は、特定カラーパッ
チSCに対して第3方向D3に延びる領域である。
増加領域80の第1増加領域81は、第1方向D1において第1減少領域91と並べて
配置され、第2増加領域82は、第2方向D2において第2減少領域92と並べて配置さ
れ、第3増加領域83は、第3方向D3において第3減少領域93と並べて配置される。
・上記実施形態において、プリンター30は、媒体に印刷することができるものであれ
ば、ドットインパクトプリンターやレーザープリンターであってもよい。また、プリンタ
ーは、印刷機能だけを備えた構成に限定されず、複合機であってもよい。さらに、プリン
ター30は、シリアルプリンターに限定されず、ラインプリンター又はページプリンター
であってもよい。
・媒体はロール紙Pに限定されず、単票紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム
、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシー
ト等であってもよい。
・ヘッド32から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、
糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、ヘッド32から噴射さ
せることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のもの
であればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル、その他の無機溶剤、有機溶剤、
溶液、液状樹脂のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみ
ならず、顔料などの固形物からなる粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含
むものとする。液体がインクである場合、インクとは一般的な水性インク及び油性インク
並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
・上記実施形態において、印刷システム10は、PC11に代えて、タッチパネル式の
電子情報端末であってもよい。この場合、電子情報端末は、プリンタードライバー20を
備えている。
30…印刷装置、50…色見本、60…色可変チャート、G…画像データ、P…媒体の
一例であるロール紙、SR…指定領域(色調整領域)。

Claims (5)

  1. 印刷装置により所望の媒体へ印刷される画像内の色調整領域が指定色になるよう印刷処理に先立って色調整を行う色調整装置であって、
    画像の印刷時に使用する媒体と同種の媒体に、色相における全色の見本を印刷させる1の印刷指示手段と、
    前記指定色に近い色を、印刷された見本から第1の色として選択させる第1の色選択手段と、
    画像の印刷時に使用する媒体と同種の媒体に、前記第1の色とその近傍色が配置された色可変チャートを印刷させる2の印刷指示手段と、
    前記指定色に近い色を、印刷された前記色可変チャートから第2の色として選択させる第2の色選択手段と、
    前記画像内における色調整領域の色を、前記第2の色に変換する色変換手段と、
    を備え
    前記色可変チャートは、前記第1の色を有する特定カラーパッチと、前記特定カラーパッチを中心とした周方向に配置された周囲カラーパッチを有し、
    前記周囲カラーパッチは、前記特定カラーパッチを中心としてCMYまたはRGBの3色に対応した3つの色領域に分かれて配置されており、前記色領域は、前記特定カラーパッチのCMY値またはRGB値(以下、色値と記す)に対して、前記3色のうち前記色領域毎に異なるいずれか1色の色値を固定して、他の2色の色値につき、前記2色の色値が増加、前記2色の色値が減少、一方の色の色値が増加し他方の色の色値が減少、前記一方の色の色値が減少し前記他方の色の色値が増加、となる4つの組み合わせを含むことを特徴とする色調整装置。
  2. 前記色見本は、複数のパッチ画像が縦方向及び横方向に配列され、前記縦方向及び前記横方向のうちの一方は色相が変化し、他方は明度及び彩度のうち何れか一方が変化する請求項1に記載の色調整装置。
  3. 前記周囲カラーパッチは、前記特定カラーパッチを中心として120度間隔で前記3色に対応した異なる3方向に延びる色領域で構成されている請求項に記載の色調整装置。
  4. 隣接する各周囲カラーパッチ間の色値を変化させる振り幅を調整可能である請求項に記載の色調整装置。
  5. 前記色領域は、前記特定カラーパッチの色値に対して、前記2色のいずれかの色値が減少する前記周囲カラーパッチを複数含む減少領域と、前記2色の色値が減少せず且つ前記2色の色値のいずれかの色値が増加する前記周囲カラーパッチを複数含む増加領域を有し、前記減少領域と前記増加領域は前記色領域内で重複せず区分して配置されることを特徴とする請求項1に記載の色調整装置。
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