JP6373807B2 - 音場再生装置および音場再生方法 - Google Patents
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〔概要〕
実施形態の概要を示す。各実施形態では、超音波スピーカと補助スピーカとを、映像(視覚的な像)を表示する「表示面」側に配列する。超音波スピーカは「音響情報」に由来する「第1音波」を放射し、補助スピーカはこれと同じ「音響情報」に由来し、「第1音波」よりも指向性が低い「第2音波」を放射する。超音波スピーカおよび補助スピーカの駆動信号に対応する音源は同一である。超音波スピーカは、超指向性を持つ音響再生デバイスであり、パラメトリックスピーカと呼ばれることもある。超音波スピーカは、人間には聞えない高周波帯域の超音波を可聴音により変調し、超音波の持つ高い直進性をキャリア波として積極的に活用した超指向性スピーカである。超音波を可聴音により変調し、空気中にて復調されることで可聴音を空間に再現できる。このように超音波スピーカは、原音の波形に超音波の変調をかけた「第1音波」を放射する。補助スピーカは、超音波スピーカよりも指向性が低いスピーカである。補助スピーカは、例えば原音の波形である「第2音波」を放射する。補助スピーカの例は、動電型スピーカ、静電型(コンデンサ)スピーカ、圧電型(セラミック)スピーカ、イオン型スピーカなどである。超音波スピーカは「第1音波」を「表示面」に放射し、「表示面」で「第1音波」を拡散反射させて音像を生成する。補助スピーカは「第2音波」を放射して音像を生成する。「表示面」の具体例は、液晶ディスプレイの表示面、ハーフミラーの反射面、裸眼3D用の特殊光学スクリーンの投影面、映像を投影するその他のスクリーンや壁面などである。「超音波スピーカ」および「補助スピーカ」は、視聴者による「表示面」の映像の鑑賞を妨げない位置に配置されることが好ましい。
図面を参照して第1実施形態を説明する。
<構成>
図1Aおよび図1Bに例示するように、本形態の音場再生装置1は、制御装置11およびn個のスピーカセット12−1〜12−nを有する。各スピーカセット12−iは、超音波スピーカ121−iおよび補助スピーカ122−iの対からなる。ただし、i=1,・・・,nであり、nは1以上の整数である。
次に本形態の動作を説明する。映像再生部115は、記憶部111から映像情報v(t)を逐次読み込み、映像情報v(t)が表す映像を表示するための駆動信号dv(t)を出力する。駆動信号dv(t)は投影装置14に入力され、投影装置14は駆動信号dv(t)に従って映像を表示部13の表示面131に投影する。
第2実施形態は第1実施形態の変形例である。本形態では、補助スピーカ122−jから放射される音波よりも早く、超音波スピーカ121−jから音波を放射する。いいかえると、補助スピーカ122−jから放射される音波を超音波スピーカ121−jから放射される音波よりも遅延させる。以下では、これまで説明した実施形態との相違点を中心に説明し、これまで説明した実施形態と共通する事項については同じ参照番号を用いて説明を簡略化する。
図1Aおよび図1Bに例示するように、第2実施形態の音場再生装置2は、制御装置21およびn個のスピーカセット12−1〜12−nを有する。図2に例示するように、音制御装置21は、制御装置11の構成にシフト部215を加えたものである。すなわち制御装置21は、記憶部111、超音波スピーカ再生部112、補助スピーカ再生部113、切り替え部114、映像再生部115、およびシフト部215を有する。
次に本形態の動作を説明する。第1実施形態との相違点は、記憶部111から読み込まれた音響情報a(t)が超音波スピーカ再生部112に入力されることに代え、音響情報a(t)がシフト部215に入力される点である。シフト部215は音響情報a(t)の時刻を前倒しした音響情報a(t+τ)を生成し、音響情報a(t+τ)を超音波スピーカ再生部112に送る。τはシフト量(第2音波の第1音波に対する遅延量)を表す正値である。例えば、超音波スピーカ121−iから音波が放射されてから表示面131で拡散反射されるまでの時間またはその近傍をシフト量とする。これにより、超音波スピーカ121−iから放射された音波に基づく音像と表示面131に表示される映像との時間ずれを補正できる。あるいは、超音波スピーカ121−iから音波が放射されてから表示面131で拡散反射され、受聴領域17の所定位置に到達するまでの時間と、補助スピーカ122−iから音波が放射されてから当該所定位置に到達するまでの時間との「差分D」またはその近傍をシフト量とする。これにより、音波スピーカ121−iから放射された音波に基づく音像と補助スピーカ122−iに基づく音像との時間ずれを補正できる。補助スピーカ122−iが表示面131の近傍に配置される場合には、これらの音像と表示面131に表示される映像との時間ずれもほとんど問題にならない。さらには、シフト量を差分Dよりも大きくすると前述した先行音効果を得ることができる。超音波スピーカ再生部112は、音響情報a(t+τ)が表す音を表す音波(第1音波)を超音波スピーカ121−iから放射するための駆動信号da1(t+τ)を生成して出力する。補助スピーカ再生部113は、記憶部111から音響情報a(t)を逐次読み込み、駆動信号da2(t)を生成して出力する。
第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態と同様、補助スピーカ122−jから放射される音波を超音波スピーカ121−jから放射される音波よりも遅延させる。ただし、本形態では、補助スピーカ122−jから放射される音波を表示面131に表示される映像よりも遅延させる。
図1Aおよび図1Bに例示するように、第3実施形態の音場再生装置3は、制御装置31およびn個のスピーカセット12−1〜12−nを有する。図2に例示するように、制御装置31は、制御装置11の構成に遅延部315を加えたものである。すなわち制御装置31は、記憶部111、超音波スピーカ再生部112、補助スピーカ再生部113、切り替え部114、映像再生部115、および遅延部315を有する。
次に本形態の動作を説明する。第1実施形態との相違点は、記憶部111から読み込まれた音響情報a(t)が補助スピーカ再生部113に入力されることに代え、音響情報a(t)が遅延部315に入力される点である。遅延部315は音響情報a(t)を遅延させる音響情報a(t−δ)を生成し、音響情報a(t−δ)を補助スピーカ再生部113に送る。δは遅延量(第2音波の第1音波に対する遅延量)を表す正値である。本形態では、第2実施形態で説明した差分Dよりも大きな値を遅延量とする。たとえば、1ms以上の時間を遅延量とする。これにより、前述した先行音効果を得ることができる。補助スピーカ再生部113は、音響情報a(t−δ)が表す音を表す音波を補助スピーカ122−iから放射するための駆動信号da2(t−δ)を生成して出力する。超音波スピーカ再生部112は、記憶部111から音響情報a(t)を逐次読み込み、駆動信号da1(t)を生成して出力する。
第2実施形態と第3実施形態を組み合わせてもよい。すなわち、制御装置31がさらにシフト部215を有し、シフト部215が記憶部111から読み込まれた音響情報a(t)の時刻を前倒しした音響情報a(t+τ)を生成し、音響情報a(t+τ)を超音波スピーカ再生部112に送ってもよい。この場合、例えば、超音波スピーカ121−iから音波が放射されてから表示面131で拡散反射されるまでの時間またはその近傍をシフト量とする。超音波スピーカ再生部112は、音響情報a(t+τ)を入力として駆動信号da1(t+τ)を生成して出力する。補助スピーカ再生部113は、音響情報a(t−δ)を入力として駆動信号da2(t−δ)を生成して出力する。
第4実施形態は第1実施形態の変形例であり、補助スピーカ122−jから放射される音波の高域成分をその低域成分に比べて抑圧する。
図1Aおよび図1Bに例示するように、第4実施形態の音場再生装置4は、制御装置41およびn個のスピーカセット12−1〜12−nを有する。図2に例示するように、制御装置41は、制御装置11の構成にローパスフィルタ(LPF)部416を加えたものである。すなわち制御装置41は、記憶部111、超音波スピーカ再生部112、補助スピーカ再生部113、切り替え部114、映像再生部115、およびLPF部416を有する。
次に本形態の動作を説明する。第1実施形態との相違点は、記憶部111から読み込まれた音響情報a(t)が補助スピーカ再生部113に入力されることに代え、音響情報a(t)がLPF部416に入力される点である。LPF部416は、ローパスフィルタ処理により、音響情報a(t)の高域成分(例えば、約700Hz以上)を抑圧した音響情報aL(t)を得て出力する。補助スピーカ再生部113は、音響情報aL(t)が表す音を表す音波を補助スピーカ122−iから放射するための駆動信号da2(t)を生成して出力する。超音波スピーカ再生部112は、記憶部111から音響情報a(t)を逐次読み込み、駆動信号da1(t)を生成して出力する。それ以降の動作は、第1実施形態で説明した通りである。
第2実施形態、第3実施形態、または第3実施形態の変形例と、第4実施形態とを組み合わせてもよい。すなわち第2実施形態において、制御装置21がさらにLPF部416を備え、補助スピーカ再生部113に音響情報a(t)が入力されることに代えて、LPF部416で音響情報a(t)にローパスフィルタ処理を行って得られた音響情報aL(t)が補助スピーカ再生部113に入力されてもよい。第3実施形態または第3実施形態の変形例において、制御装置31がさらにLPF部416を備え、補助スピーカ再生部113に音響情報a(t−δ)が入力されることに代えて、LPF部416で音響情報a(t−δ)にローパスフィルタ処理を行って得られた音響情報aL(t−δ)が補助スピーカ再生部113に入力されてもよい。音響情報aL(t−δ)が入力された補助スピーカ再生部113は、駆動信号da2(t−δ)を生成して出力する。その他は前述した通りである。
第5実施形態は第1実施形態の変形例であり、超音波スピーカ121−jから放射される音波の低域成分をその高域成分に比べて抑圧する。
図1Aおよび図1Bに例示するように、第5実施形態の音場再生装置5は、制御装置51およびn個のスピーカセット12−1〜12−nを有する。図2に例示するように、制御装置51は、制御装置11の構成にハイパスフィルタ(HPF)部516を加えたものである。すなわち制御装置51は、記憶部111、超音波スピーカ再生部112、補助スピーカ再生部113、切り替え部114、映像再生部115、およびHPF部516を有する。
次に本形態の動作を説明する。第1実施形態との相違点は、記憶部111から読み込まれた音響情報a(t)が超音波スピーカ再生部112に入力されることに代え、音響情報a(t)がHPF部516に入力される点である。HPF部516は、ハイパスフィルタ処理により、音響情報a(t)の低域成分(例えば、約700Hz未満)を抑圧した音響情報aH(t)を得て出力する。超音波スピーカ再生部112は、音響情報aH(t)が表す音を表す音波を超音波スピーカ121−iから放射するための駆動信号da1(t)を生成して出力する。補助スピーカ再生部113は、記憶部111から音響情報a(t)を逐次読み込み、駆動信号da2(t)を生成して出力する。それ以降の動作は、第1実施形態で説明した通りである。
第2実施形態、第3実施形態、第3実施形態の変形例、第4実施形態、または第4実施形態の変形例と、第5実施形態とを組み合わせてもよい。すなわち第2実施形態、第3実施形態の変形例、または第4実施形態の変形例において、制御装置21,31,41がさらにHPF部516を備え、超音波スピーカ再生部112に音響情報a(t+τ)が入力されることに代えて、HPF部516で音響情報a(t+τ)にハイパスフィルタ処理を行って得られた音響情報aH(t+τ)が超音波スピーカ再生部112に入力されてもよい。超音波スピーカ再生部112は、音響情報aH(t+τ)が表す音を表す音波を超音波スピーカ121−iから放射するための駆動信号da1(t+τ)を生成して出力する。第3実施形態または第4実施形態において、制御装置31,41がさらにHPF部516を備え、音響情報a(t)が超音波スピーカ再生部112に入力されることに代え、音響情報a(t)がHPF部516に入力され、HPF部516がハイパスフィルタ処理により、音響情報a(t)の低域成分を抑圧した音響情報aH(t)を得て出力してもよい。
本形態は、これまでの各実施形態の変形例であり、表示面としてハーフミラーの反射面を用いる。これまで説明した何れの音場再生装置1〜5を用いてもよい。
図3Aおよび図3Bに例示するように、本形態では表示部13がハーフミラー63に置換され、投影装置14がディスプレイ64に置換される。ディスプレイ64で表示された映像はハーフミラー63の反射面631(表示面)で反射し、受聴領域17で鑑賞可能とされる。また、ハーフミラー63の背面632側には演者66が存在し、演者66の像はハーフミラー63を透過して受聴領域17で鑑賞可能となる。
前述の実施形態で説明した通りである。すなわち、超音波スピーカ121−jは、反射面631の照射位置Tiに音波を放射し、反射面631で当該音波を拡散反射させて音像音像65−jを生成する。補助スピーカ122−jは第2音波を放射して音像を生成する。これにより、受聴領域17に位置する視聴者は、反射面631の照射位置Tjでの拡散反射に基づく仮想的な音像65−jおよび補助スピーカ122−jから放射された音波に基づく音像により、これらの音像の間に位置する音像を知覚する。また、ハーフミラー63を用いているため、演者66と被写体とを仮想的に共演させることもできる。なお、ハーフミラー63を用いた構成では、反射面631の奥行きと視聴者が知覚する音像の奥行きとが一致しない。そのため、視聴者の受聴位置によっては、被写体の位置と知覚される音像の位置に若干のずれが生じる。しかしながら、反射面631と知覚される音像の距離が反射面631と視聴者との距離に対して十分小さい場合、これらの違いは聴感的に許容できる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、n=1の場合、すなわちスピーカセットが単数である場合、制御装置11〜51から切り替え部114を省略できる。この場合には、超音波スピーカ再生部112から出力された駆動信号da1(t)がそのまま超音波スピーカ121−1に供給され、補助スピーカ再生部113から出力された駆動信号da2(t)がそのまま補助スピーカ122−1に供給される。また、n=1の場合にはコンテンツ情報から被写体情報s(t)を省略可能である。またn≧2の場合において、音像を生成するスピーカセット12−jの選択を手動で行ってもよい。
12−1〜n スピーカセット
121−1〜n 超音波スピーカ
122−1〜n 補助スピーカ
11〜51 制御装置
Claims (9)
- 音響情報に由来する第1音波を、視覚的な像を表示する表示面に放射し、前記表示面で前記第1音波を拡散反射させて音像を生成する超音波スピーカと、
前記音響情報に由来し、前記第1音波よりも指向性が低い第2音波を放射して音像を生成する補助スピーカと、を有し、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカが前記表示面側に配列されており、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカが、前記表示面に略垂直な同一の仮想平面に沿って配列されており、
前記第1音波は前記仮想平面に沿って放射される、音場再生装置。 - 音響情報に由来する第1音波を、視覚的な像を表示する表示面に放射し、前記表示面で前記第1音波を拡散反射させて音像を生成する超音波スピーカと、
前記音響情報に由来し、前記第1音波よりも指向性が低い第2音波を放射して音像を生成する補助スピーカと、を有し、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカが前記表示面側に配列されており、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカの対からなるスピーカセットが複数組並べられており、
前記スピーカセットのそれぞれは、前記表示面に略垂直な互いに異なる仮想平面に沿って配置されており、
前記表示面に表示される被写体の位置に応じ、複数組の前記スピーカセットのうち、前記第1音波および前記第2音波を放射するスピーカセットを動的に切り替える、音場再生装置。 - 請求項1または2の音場再生装置であって、
前記第2音波は前記第1音波よりも遅延している、音場再生装置。 - 音響情報に由来する第1音波を、視覚的な像を表示する表示面に放射し、前記表示面で前記第1音波を拡散反射させて音像を生成する超音波スピーカと、
前記音響情報に由来し、前記第1音波よりも指向性が低い第2音波を放射して音像を生成する補助スピーカと、を有し、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカが前記表示面側に配列されており、
前記第2音波は前記第1音波よりも遅延しており、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカは、前記表示面と前記表示面側の受聴領域との間に配置され、
前記第2音波の前記第1音波に対する遅延量は、前記超音波スピーカから前記第1音波が放射されてから前記表示面で拡散反射され、前記受聴領域の所定位置に到達するまでの時間と、前記補助スピーカから前記第2音波が放射されてから前記所定位置に到達するまでの時間との差分よりも大きい、音場再生装置。 - 請求項1から4の何れかの音場再生装置であって、
前記第2音波の高域成分が前記第2音波の低域成分に比べて抑圧されている、音場再生装置。 - 請求項1から5の音場再生装置であって、
前記表示面はハーフミラーの反射面である、音場再生装置。 - 音響情報に由来する第1音波を放射する超音波スピーカと、前記音響情報に由来し、前記第1音波よりも指向性が低い第2音波を放射する補助スピーカとが、視覚的な像を表示する表示面側に配列されており、
前記第1音波を前記超音波スピーカから前記表示面に放射し、前記表示面で前記第1音波を拡散反射させて音像を生成し、
前記第2音波を前記補助スピーカから放射して音像を生成し、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカが、前記表示面に略垂直な同一の仮想平面に沿って配列されており、
前記第1音波は前記仮想平面に沿って放射される、音場再生方法。 - 音響情報に由来する第1音波を放射する超音波スピーカと、前記音響情報に由来し、前記第1音波よりも指向性が低い第2音波を放射する補助スピーカとが、視覚的な像を表示する表示面側に配列されており、
前記第1音波を前記超音波スピーカから前記表示面に放射し、前記表示面で前記第1音波を拡散反射させて音像を生成し、
前記第2音波を前記補助スピーカから放射して音像を生成し、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカの対からなるスピーカセットが複数組並べられており、
前記スピーカセットのそれぞれは、前記表示面に略垂直な互いに異なる仮想平面に沿って配置されており、
前記表示面に表示される被写体の位置に応じ、複数組の前記スピーカセットのうち、前記第1音波および前記第2音波を放射するスピーカセットを動的に切り替える、音場再生方法。 - 音響情報に由来する第1音波を放射する超音波スピーカと、前記音響情報に由来し、前記第1音波よりも指向性が低い第2音波を放射する補助スピーカとが、視覚的な像を表示する表示面側に配列されており、
前記第1音波を前記超音波スピーカから前記表示面に放射し、前記表示面で前記第1音波を拡散反射させて音像を生成し、
前記第2音波を前記補助スピーカから放射して音像を生成し、
前記第2音波は前記第1音波よりも遅延しており、
前記超音波スピーカおよび前記補助スピーカは、前記表示面と前記表示面側の受聴領域との間に配置され、
前記第2音波の前記第1音波に対する遅延量は、前記超音波スピーカから前記第1音波が放射されてから前記表示面で拡散反射され、前記受聴領域の所定位置に到達するまでの時間と、前記補助スピーカから前記第2音波が放射されてから前記所定位置に到達するまでの時間との差分よりも大きい、音場再生方法。
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