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JP6372299B2 - 印刷制御装置、印刷システムおよび印刷制御装置の制御方法 - Google Patents

印刷制御装置、印刷システムおよび印刷制御装置の制御方法 Download PDF

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JP6372299B2 JP2014212047A JP2014212047A JP6372299B2 JP 6372299 B2 JP6372299 B2 JP 6372299B2 JP 2014212047 A JP2014212047 A JP 2014212047A JP 2014212047 A JP2014212047 A JP 2014212047A JP 6372299 B2 JP6372299 B2 JP 6372299B2
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Description

本発明は、任意の印刷装置がエラー状態の場合、他の印刷装置に対して印刷指令を行う、いわゆる迂回制御が可能な印刷制御装置、印刷システムおよび印刷制御装置の制御方法に関する。
従来、この種の技術として、特許文献1が知られている。特許文献1には、注文データに基づいて、接続されているキッチンプリンターに出力データを出力する注文データ管理装置であって、正規の出力先であるキッチンプリンターがエラー状態の場合、代替用のキッチンプリンターに対して出力データを出力する迂回制御が開示されている。また、注文データ管理装置は、迂回制御を行う場合、出力データにエラー状態のキッチンプリンターの名称を付加することも開示されている。このように、エラー状態のキッチンプリンターの名称を付加することで、調理指示伝票(印刷結果)を見た厨房スタッフが、どの厨房用のデータが迂回されてきたのかを判断することができ、その厨房に調理指示伝票を持っていくなどの対処を行うことができる。
特開平6−35927号公報
ところが、特許文献1の技術では、厨房スタッフが迂回元となる厨房を判断することができても、迂回制御が行われた原因を判断することができない。つまり、エラーの原因が接続エラーなのか、用紙無しエラーなのか、などについて特定することが困難である。このため、エラー復帰に時間がかかり、結果的に作業効率が悪化する可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、印刷結果を見たユーザーが、迂回制御が行われた原因を判断することが可能な印刷制御装置、印刷システムおよび印刷制御装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷制御装置は、印刷データを受信する受信部と、印刷データの最初の印刷先となる第1の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、当該第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置に対して印刷データを送信する迂回制御を行う印刷制御部と、を備え、印刷制御部は、迂回制御を行う場合、第2の印刷装置に対し、印刷データと、第1の印刷装置の状態を第2の印刷装置に印刷させるための状態情報を含む付加情報と、を送信することを特徴とする。
本発明の印刷システムは、印刷データ供給装置、印刷制御装置および複数の印刷装置を備えた印刷システムであって、印刷制御装置は、印刷データ供給装置から印刷データを受信する受信部と、複数の印刷装置のうち印刷データの最初の印刷先となる第1の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、複数の印刷装置のうち当該第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置に対して印刷データを送信する迂回制御を行う印刷制御部と、を有し、印刷制御部は、迂回制御を行う場合、第2の印刷装置に対し、印刷データと、第1の印刷装置の状態を第2の印刷装置に印刷させるための状態情報を含む付加情報と、を送信することを特徴とする。
本発明の印刷制御装置の制御方法は、印刷データを受信する受信ステップと、印刷データの最初の印刷先となる第1の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、当該第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置に対して印刷データを送信する迂回制御を行う印刷制御ステップと、を実行し、印刷制御ステップは、迂回制御を行う場合、第2の印刷装置に対し、印刷データと、第1の印刷装置の状態を第2の印刷装置に印刷させるための状態情報を含む付加情報と、を送信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、迂回制御を行う場合、迂回先となる第2の印刷装置に対して、迂回元となる第1の印刷装置の状態を示す付加情報を送信するため、ユーザーが、第2の印刷装置の印刷結果から、迂回制御が行われた原因を把握することができる。これにより、第1の印刷装置の状態復帰を迅速に行うことができる。
なお、「印刷不可能な状態」とは、エラー状態およびビジー状態を含む概念である。
上記の印刷制御装置において、付加情報は、第1の印刷装置の状態情報と、第1の印刷装置の識別子を第2の印刷装置に印刷させるための識別情報と、を含むことを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーが、第2の印刷装置の印刷結果から、迂回元となる印刷装置を把握することができる。これにより、迂回制御の対象となる印刷装置が3台以上存在する場合、状態復帰させるべき印刷装置を容易に特定することができる。
上記の印刷制御装置において、印刷制御部は、迂回制御を行う場合、受信部が受信した印刷データであるメイン印刷データに、付加情報を文字または画像によって表した付加印刷データを付加することにより印刷ジョブを生成し、当該印刷ジョブを第2の印刷装置に対して送信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷制御装置において印刷ジョブを生成するため、印刷装置の制御負荷を軽減できる。例えば、印刷制御装置において印刷ジョブを生成しない場合、迂回先となる印刷装置に対し、メイン印刷データと付加情報を示す付加情報コードを送信し、印刷装置で付加情報コードに対応した付加印刷データを生成することが考えられるが、本発明ではこのような印刷装置の処理が不要であるため、第2の印刷装置として処理能力の低い印刷装置を適用できる。
上記の印刷制御装置において、印刷ジョブは、メイン印刷データと付加印刷データとの間で用紙切断を行うための用紙カットコマンドを含むことを特徴とする。
本発明の構成によれば、メイン印刷データが印刷された印刷領域と、付加印刷データが印刷された印刷領域を切り離して用いることができる。
なお、「用紙切断」とは、フルカットのみならず、一点切り残しカット、複数点切り残しカット、ミシン目カットなどでも良い。また、印刷媒体が、印刷層と剥離層で構成されたラベル用紙の場合、印刷層のみをカットするハーフカットを行っても良い。
上記の印刷制御装置において、印刷制御部は、付加印刷データに対し、メイン印刷データと区別するための装飾を施すことを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷結果を見たユーザーが、一目でメイン印刷データと付加印刷データを区別ことができる。
なお、「装飾」とは、文字列のフォント種類、フォントサイズ、文字色を変更したり、文字飾りを付加したりすることを含む。また、付加印刷データが印刷される印刷領域を囲むように枠を付加したり、印刷領域に対して地紋印刷を行ったり、印刷領域の一部に特定のマークを印刷したりしても良い。
上記の印刷制御装置において、印刷制御部は、メイン印刷データに付加印刷データを付加したときの印刷長が、メイン印刷データのみを印刷したときの印刷長と同一となるように印刷ジョブを生成することを特徴とする。
本発明の構成によれば、付加印刷データを付加した場合(迂回制御を行った場合)でも、そのために無駄な用紙を消費することがないため、省資源化に貢献できる。
なお、印刷ジョブの生成方法としては、付加印刷データをメイン印刷データに重畳する、メイン印刷データの空白領域に付加印刷データを縮小して付加する、などが考えられる。
上記の印刷制御装置において、印刷制御部は、第2の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、第1の印刷装置および第2の印刷装置とは異なる第3の印刷装置に対し、受信部が受信した印刷データと、第1の印刷装置の付加情報と、第2の印刷装置の付加情報と、を送信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、2回迂回した場合、3台目の印刷装置により、迂回元となる2台の印刷装置について、それぞれ状態と識別子が印刷されるため、ユーザーは2台が印刷不可能な状態にあることを把握することができる。これにより、複数台が同時に印刷不可能な状態となった場合でも、迅速に対処することができる。
なお、3回以上迂回した場合も、その迂回元となる全ての印刷装置についての状態情報を、迂回先となる印刷装置に送信することが好ましい。
上記の印刷制御装置において、印刷制御装置の印刷制御部は、迂回制御を行う場合、第2の印刷装置に対し、付加情報として、第1の印刷装置の状態を示す状態コードと、第1の印刷装置の識別コードを送信し、第2の印刷装置は、状態コードを文字または画像に変換した状態メッセージと、識別コードを文字または画像に変換した識別子と、を含む付加印刷データを生成する付加印刷データ生成部と、印刷制御部から送信された印刷データであるメイン印刷データに、付加印刷データを付加して印刷する印刷部と、を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷制御装置では、付加情報として状態コードと識別コードのみを送信すれば良いため、印刷装置に対し付加印刷データを送信する場合と比較してデータ送信量を軽減することができる。また、印刷装置ごとに、状態メッセージや識別子の印刷形態(装飾や印刷位置)をカスタマイズすることができる。
オーダーエントリーシステムのシステム構成図である。 スマートプリンターのハードウェア構成を示すブロック図である。 (a)は、通常の用紙カット方法を示す図であり、(b)は、用紙カット位置予約機能による用紙カット方法を示す図である。 第1実施形態に係るインターフェイスボードの機能構成を示すブロック図である。 インターフェイスボードが受信する印刷データの説明図である。 インターフェイスボードが生成する印刷ジョブの一例を示す図である。 オーダーエントリーシステムにおける一連の印刷処理を示すシーケンス図である。 インターフェイスボードの迂回制御の流れを示すフローチャートである。 (a),(b)は、変形例1−1に係る印刷ジョブの一例を示す図である。 第2実施形態に係るインターフェイスボードの機能構成を示すブロック図である。 印刷装置テーブルの一例を示す図である。 迂回経路テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態に係るインターフェイスボードの機能構成を示すブロック図である。 迂回制御設定画面の一例を示す図である。 (a)は、キッチンプリンターを縦置きにした場合の用紙排出方向を示す図であり、(b)は、キッチンプリンターを水平設置にした場合の用紙排出方向を示す図である。 (a)は、前面排出に適した印刷結果の一例を示す図であり、(b)は、上面排出に適した印刷結果の一例を示す図である。 (a)は、会計レシートの場合の印刷結果の一例を示す図であり、(b)は、注文伝票の場合の印刷結果の一例を示す図である。 変形例3−3に係るインターフェイスボードの機能構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る印刷制御装置、印刷システムおよび印刷制御装置の制御方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の各実施形態では、本発明の印刷制御装置を、スマートプリンターの一部であるインターフェイスボードによって実現する。また、本発明の印刷システムを、飲食店のオーダーエントリーシステムに適用した場合を例示する。
[第1実施形態]
図1は、オーダーエントリーシステムSYのシステム構成図である。オーダーエントリーシステムSYは、ホールで用いられるオーダー端末1(印刷データ供給装置,同図では2台を図示)と、ホール内に設置されたアクセスポイント2と、パントリーに設置され注文伝票を発行するスマートプリンター3と、キッチンに配置され調理指示伝票を発行する1台以上のキッチンプリンター4(印刷装置,同図では3台を図示)と、レジカウンターに設置され会計レシートを発行するスマートプリンター5と、を備える。
アクセスポイント2は、オーダー端末1と無線LANや近距離無線通信等を介して接続される。また、アクセスポイント2は、スマートプリンター3,5と、ネットワークNW1を介して接続される。さらに、スマートプリンター3は、各キッチンプリンター4と、ネットワークNW2を介して接続される。なお、ネットワークNW1,NW2は、無線ネットワークでも良いし有線ネットワークでも良い。また、ネットワークNW1,NW2を、1つのネットワークとして構築しても良い。
オーダー端末1は、ホールスタッフにより注文内容(注文品および個数など)が入力され、注文伝票(顧客が会計時にレジカウンターに提示する伝票)用の印刷データおよび調理指示伝票(厨スタッフに調理指示を出すための伝票)用の印刷データを生成する。スマートプリンター3は、オーダー端末1から送信された注文伝票用の印刷データに基づいて注文伝票を印刷する。また、スマートプリンター3は、オーダー端末1から送信された調理指示伝票用の印刷データを、各厨房に設置されたキッチンプリンター4に送信する。本実施形態では、フライ用、グリル用、ストーブ用の各厨房に、それぞれキッチンプリンター4が設置されるものとする。一方、スマートプリンター5は、注文伝票に印刷されたバーコードを不図示のバーコードリーダーにより読み取り、その読み取り結果に基づいて会計処理を行うと共にその会計処理結果である会計レシートを印刷する。
なお、スマートプリンター3は、印刷先となる任意のキッチンプリンター4が印刷不可能な状態(エラー状態またはビジー状態)にある場合、そのキッチンプリンター4で印刷されるべき印刷データを他のキッチンプリンター4に送信する迂回制御を行う。以下では、このスマートプリンター3による迂回制御について主に説明する。
図2は、スマートプリンター3のハードウェア構成を示すブロック図である。スマートプリンター3は、プリンター本体3bと、当該プリンター本体3bに着脱可能に構成されたインターフェイスボード3a(印刷制御装置)と、を備える。
インターフェイスボード3aは、制御機構31と、内部メモリー32と、通信インターフェイス(以下、「通信I/F」と表記する)33と、ストレージデバイス34と、ボード側I/F35と、を備える。
制御機構31は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)を含み、インターフェイスボード3aの各部を制御する。内部メモリー32は、制御プログラムおよび制御データを不揮発に記憶する。制御プログラムとしては、各キッチンプリンター4に送信する印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成プログラムや、迂回制御を行うための迂回制御プログラムを記憶する。また、制御データとしては、迂回制御の対象となるキッチンプリンター4のアドレスや機種(用紙カット方法)を含むプリンター登録情報の他、迂回経路および再試行設定を記憶する。迂回制御の対象となるキッチンプリンター4とは、迂回先または迂回元となり得るキッチンプリンター4を指すものであり、本実施形態では、3台のキッチンプリンター4が対象となる。なお、用紙カット方法については、図3にて後述する。また、迂回経路および再試行設定については、図7にて後述する。
通信I/F33は、ネットワークNW1およびネットワークNW2と接続され、オーダー端末1やキッチンプリンター4と通信する。ストレージデバイス34は、受信した印刷データとその印刷結果を保持するものであり、デバイス容量に応じて古い順にデータを消去していく。ボード側I/F35は、プリンター本体3b(プリンター側I/F37)と通信する。
一方、プリンター本体3bは、制御機構36と、プリンター側I/F37と、描画メモリー38と、印刷機構39と、を備える。
制御機構36は、CPUやRAMを含み、プリンター本体3bの各部を制御する。プリンター側I/F37は、インターフェイスボード3a(ボード側I/F35)と通信する。描画メモリー38は、注文伝票用印刷データに基づいて生成された描画データ(印刷機構39に入力するデータ)を一時的に記憶する。
印刷機構39は、印刷ヘッド45、用紙搬送機構46(プラテンローラー46aを含む)および用紙カッター47を含み、印刷、搬送、用紙カットの一連の印刷動作を行う(図14参照)。用紙カッター47は、用紙排出口42付近に臨み、印刷ヘッド45の下流側に位置する。本実施形態の各プリンター3,4,5は、印刷媒体としてロール紙(長尺状のレシート用紙)を用い、適宜用紙カットすることによりそれぞれ注文伝票、調理指示伝票、会計レシートを発行する。
なお、スマートプリンター5については、図2に示したスマートプリンター3と同様のハードウェア構成となり、インターフェイスボード3aにより会計処理が行われる(インターフェイスボード3aがPOS端末として機能する)。また、キッチンプリンター4については、特にハードウェア構成を図示しないが、スマートプリンター3のプリンター本体3bと略同様の構成となる。但し、キッチンプリンター4のプリンター側I/F37は、ネットワークNW2と接続され、スマートプリンター3(通信I/F33)と通信する。
次に、図3を参照し、用紙カット方法について説明する。上述のとおり、インターフェイスボード3aの内部メモリー32は、迂回制御の対象となる各キッチンプリンター4のアドレスと機種が登録された状態にあるが、インターフェイスボード3aは、当該機種に基づいて、印刷先となるキッチンプリンター4が「用紙カット位置予約機能」に対応可能か否かを判別する。そして、「用紙カット位置予約機能」に対応可能な機種については、調理指示用印刷データの送信と共に予約カットコマンドの送信を行う。
図3(a)は、印刷先となるキッチンプリンター4が「用紙カット位置予約機能」に対応していない場合の通常の用紙カット方法を示す図である。この場合、キッチンプリンター4は、先行印刷データP1の印刷(印刷ヘッド45による印刷動作)終了後且つ後続印刷データP2の印刷開始前に用紙カットを行う。このため、後続印刷データP2の先頭には、印刷ヘッド45と用紙カッター47間の用紙搬送距離(以下、「ヘッド−カッター間距離」と称する)分の余白(用紙先端から印刷開始位置までの用紙搬送方向における長さ)が発生する。
一方、図3(b)は、印刷先となるキッチンプリンター4が「用紙カット位置予約機能」に対応可能な場合の用紙カット方法を示す図である。当該用紙カット位置予約機能」は、後続印刷データP2が存在する(先行印刷データP1に続けて後続印刷データP2が印刷される)ことを条件に余白削減を実現するものである。
同図に示すように、インターフェイスボード3aは、印刷先となるキッチンプリンター4が「用紙カット位置予約機能」に対応可能な場合、先行印刷データP1の最後に用紙カットコマンドではなく、予約カットコマンドを送信する。また同時に、ヘッド−カッター間距離に相当する用紙送り量を指定する。予約カットコマンドを受信したキッチンプリンター4は、後続印刷データP2が存在する場合、その印刷開始後、指定された用紙送り量の印刷を行った時点で用紙カットを行う。これにより、後続印刷データP2の先頭におけるヘッド−カッター間距離分の余白の発生を無くすことができる。なお、後続印刷データP2が存在しない場合は、同図(a)に示した通常の用紙カット方法を実行する。
次に、図4を参照し、第1実施形態に係るインターフェイスボード3aの機能構成について説明する。インターフェイスボード3aは、機能構成として、受信部310および印刷制御部320を備える。
受信部310は、オーダー端末1からアクセスポイント2を介して印刷データを受信する。図5に示すとおり、受信部310が受信する印刷データは、注文伝票用の印刷データと調理指示伝票用の印刷データである。また、調理指示伝票用の印刷データには3種類あり、そのうち1以上の印刷データを注文伝票用の印刷データと共に受信する。また、各調理指示伝票用の印刷データには、印刷先となるキッチンプリンター4を示す印刷先コードが付加される。その組み合わせは、本実施形態の場合、グリル調理指示伝票用の印刷データと「プリンター1(グリル用厨房に設置されたキッチンプリンター4)」の印刷先コード、フライ調理指示伝票用の印刷データと「プリンター2(フライ用厨房に設置されたキッチンプリンター4)」の印刷先コード、ストーブ調理指示伝票用の印刷データと「プリンター3(ストーブ用厨房に設置されたキッチンプリンター4)」の印刷先コード、のいずれかである。なお、以下の説明において、単に「印刷データ」と表記した場合、調理指示伝票用の印刷データを指すものとする。また、単に「プリンター」と表記した場合、キッチンプリンター4を指すものとする。
印刷制御部320は、印刷ジョブ生成部321および迂回制御部322を含む。印刷ジョブ生成部321は、迂回制御を行う場合に、図6に示す印刷ジョブを生成する。つまり、受信部310が受信した印刷データであるメイン印刷データ(同図では、グリル調理指示伝票用の印刷データを例示)の印刷コマンドの後且つ用紙カットコマンドの前に、迂回したことを示す付加印刷データを付加し、さらにメイン印刷データと付加印刷データの間に用紙カットコマンドを付加することにより、印刷ジョブを生成する。同図の例では、メイン印刷データの印刷領域E1の後に付加印刷データの印刷領域E2が位置するように印刷ジョブが生成されるが、印刷位置は逆でも良い。
なお、用紙カットコマンドについては、フルカットではなく、一点切り残しカット、複数点切り残しカット、ミシン目カットを指示するものでも良い。これらの用紙カット種類については、ユーザーが選択・設定し、プリンター登録情報の一部として内部メモリー32に登録しておいても良い。
ここで、付加印刷データとは、迂回した旨の迂回メッセージと、迂回元のプリンター(第1の印刷装置,任意の印刷装置)の識別子を迂回先のプリンター(第2の印刷装置,他の印刷装置)に印刷させるための識別情報と、迂回元のプリンターの状態を迂回先のプリンターに印刷させるための状態情報と、を含む付加情報を文字または画像によって表したものである。同図の例では、迂回メッセージ「▼▼▼迂回しました▼▼▼」と、識別情報「プリンター1」と、状態情報「接続できません」を、いずれも文字列として表している。これらの付加情報(迂回メッセージ、識別情報および状態情報)は、画像で表しても良いし、文字列と画像の組み合わせで表しても良い。
また、印刷ジョブ生成部321は、付加印刷データに対し、メイン印刷データと区別するための装飾を施す。同図の例は、付加印刷データの印刷領域E2の略全体に網掛けを施した状態である。その他、付加印刷データに含まれる文字列のフォント種類、フォントサイズ、文字色を変更したり、文字飾りを付加したりしても良い。また、付加印刷データの印刷領域E2を囲むように枠を付加したり、印刷領域E2に対して地紋印刷を行ったり、印刷領域E2の一部に特定のマークを印刷したりしても良い。
図4の説明に戻る。迂回制御部322は、印刷データの印刷先となる任意のプリンターが印刷不可能な状態にある場合、当該任意のプリンター以外の他のプリンターに対して印刷データを送信する迂回制御を行う。このとき、迂回先となるプリンターに対しては、印刷ジョブ生成部321によって生成された印刷ジョブ(メイン印刷データ+付加印刷データ)を送信する。なお、迂回制御を行っていない場合、印刷制御部320はメイン印刷データのみを印刷先に送信する。
なお、「印刷不可能な状態」とは、プリンターがエラー状態またはビジー状態であることを指す。また、エラー状態とは、「ロール紙カバーオープンエラー:ロール紙カバー43(図15参照)が開いている状態」、「ヘッド高温エラー:印刷ヘッド45が高温となり閾値以上の温度を検出した状態」、「カッターエラー:用紙カッター47に異常が発生した状態」、「メモリーのR/Wエラー:内部メモリー32に対するリードライトチェック後、正常に動作しない状態」、「電圧エラー:電源電圧が高すぎる状態または低すぎる状態」、「CPU実行エラー:CPUが不正なアドレスを実行している状態」、「内部回路接続エラー:内部回路の接続が正常でない状態」、「インターフェイスエラー:インターフェイスに異常が発生した状態」などを指す。
一方、プリンター本体3bは、印刷部330を備える。当該印刷部330は、受信部310が受信した注文伝票用の印刷データに基づいて印刷を行う。本実施形態では、プリンター本体3bの印刷部330は、迂回制御の対象としない。
また、キッチンプリンター4も印刷部410を備える。当該印刷部410は、受信部310が受信した調理指示伝票用の印刷データまたは印刷ジョブ生成部321によって生成された印刷ジョブに基づいて印刷を行う。つまり、迂回先となった場合は印刷ジョブ生成部321によって生成された印刷ジョブを印刷し、迂回先とならなかった場合は調理指示伝票用の印刷データ(メイン印刷データ)を印刷する。
次に、図7および図8を参照し、一連の印刷処理の流れを説明する。図7は、オーダーエントリーシステムSYの全体的な動作を示すシーケンス図であり、図8は、インターフェイスボード3aを主体とした動作を示すフローチャートである。図7では、点線枠に示すように、予めインターフェイスボード3aに、迂回経路および再試行設定が登録されるものとする。迂回経路としては、例えば印刷先コード(図5参照)によって指定されたキッチンプリンター4が「プリンター1(P1)」の場合は、「プリンター2(P2)」、「プリンター3(P3)」の順に迂回し、「プリンター2」の場合は、「プリンター3」、「プリンター1」の順に迂回し、「プリンター3」の場合は、「プリンター1」、「プリンター2」の順に迂回することが設定される。また、再試行設定として、コマンド送信間隔(同図の例では、10秒間隔)とリトライ回数(同図の例では、2回)が設定される。
なお、これらの迂回経路および再試行設定は、ユーザーが任意に設定可能である。設定方法としては、Webブラウザーでインターフェイスボード3aのWebサーバーにアクセスして設定する方法、Web APIを呼び出してインターフェイスボード3aの設定用URLに設定情報を送信する方法、USBメモリー等のストレージデバイスに設定情報を保存し、当該USBメモリーをインターフェイスボード3aに読み取らせる方法、などが考えられる。
同図に示すように、まずオーダー端末1が、メイン印刷データ(グリル調理指示伝票用の印刷データ)をインターフェイスボード3aに送信すると(S01)、インターフェイスボード3aは、メイン印刷データの受信に伴って、送信元となるオーダー端末1に対しスプールOKを返信する(S02)。また、インターフェイスボード3aは、受信したメイン印刷データに付加された印刷先コードに基づいて、最初の印刷先となる「プリンター1」にデータ送信を試みる。その結果、例えば接続エラーとなった場合は(S03)、再試行設定にしたがって、10秒間隔で2回リトライ送信を行う(S04,S05)。
インターフェイスボード3aは、リトライ後も印刷データの送信ができなかった場合、迂回経路にしたがって、最初の迂回先(2番目の印刷先)となる「プリンター2」にデータ送信を試みる。その結果、例えば用紙なしエラーとなった場合は(S06)、再試行設定にしたがってリトライ送信を行う(S07,S08)。リトライ後も印刷データの送信ができなかった場合は、迂回経路にしたがって、2番目の迂回先(3番目の印刷先)となる「プリンター3」にデータ送信を試み、「プリンター3」が印刷可能状態にある場合は、印刷ジョブ生成部321によって生成した印刷ジョブ(メイン印刷データに「プリンター1」の付加印刷データを付加したもの)を送信する(S09)。このように、インターフェイスボード3aは、「プリンター2」、「プリンター3」と2回迂回した場合でも、最初の印刷先である「プリンター1」に関する付加印刷データのみ、メイン印刷データに付加する。
次に、図8のフローチャートを参照し、インターフェイスボード3aの動作を説明する。インターフェイスボード3aは、オーダー端末1からメイン印刷データを受信すると(S11)、スプールOKを返信する(S12)。また、印刷先となるキッチンプリンター4を選択する(S13)。最初の印刷先は、印刷先コードに基づいて選択し、2番目以降の印刷先は、迂回経路に基づいて選択する。
S13において、印刷先となるキッチンプリンター4が存在しない場合は(S14:No)、エラーとなる。また、印刷先となるキッチンプリンター4が存在する場合は(S14:Yes)、そのキッチンプリンター4と接続し(S15)、接続できなかった場合は(S16:No)、再試行設定にしたがって再試行を行うか否かを判別する(S17)。再試行を行う場合は(S17:Yes)、S15に戻る。また、再試行を行わない場合は(S17:No)、S13に戻り、迂回先となるプリンターを選択する。
一方、S16で接続ができた場合は(S16:Yes)、そのキッチンプリンター4の状態を取得する(S18)。ここで、キッチンプリンター4が印刷不可能な状態にある場合は(S19:No)、再試行設定にしたがって再試行を行うか否かを判別する(S17)。また、印刷可能な状態にある場合は(S19:Yes)、迂回したか否かを判別し(S20)、迂回していない場合は(S20:No)、S01で受信したメイン印刷データのみ印刷先となるキッチンプリンター4に送信する(S21)。また、迂回した場合は(S20:Yes)、S01で受信したメイン印刷データに、最初の印刷先となるキッチンプリンター4の付加印刷データを付加して、迂回先のキッチンプリンター4に送信する(S22)。S21またはS22の後は、印刷データを送信したキッチンプリンター4から印刷結果を取得し、ストレージデバイス34に保持する(S23)。
以上説明したとおり、第1実施形態によれば、迂回制御を行う場合、迂回先のキッチンプリンター4に対して、迂回元のキッチンプリンター4の状態を示す付加印刷データを送信するため、ユーザーは、迂回元のキッチンプリンター4の印刷結果から、迂回制御が行われた原因を把握することができる。また、付加印刷データには迂回元のキッチンプリンター4の識別子が含まれるため、迂回制御の対象となるキッチンプリンター4が3台以上存在する場合でも、状態復帰させるべきキッチンプリンター4を容易に特定することができる。また、インターフェイスボード3aによって印刷ジョブを生成するため、オーダー端末1の変更(アプリケーション変更や入れ替え)が不要であり、且つキッチンプリンター4の制御負荷も軽減できる。
なお、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1−1]
印刷ジョブ生成部321において、メイン印刷データに付加印刷データを付加したときの印刷長が、メイン印刷データのみを印刷したときの印刷長と同一となるように印刷ジョブを生成しても良い。印刷ジョブの生成方法としては、例えば図9(a)に示すように、メイン印刷データの印刷領域E1に、付加印刷データの印刷領域E2を重畳する方法が考えられる。このとき、同図(b)に示すように、メイン印刷データの印刷領域E1から空白領域を検出し、当該空白領域の大きさに応じて付加印刷データを縮小し、縮小後の付加印刷データを付加する構成としても良い。このように、本変形例の構成によれば、付加印刷データを付加した場合(迂回制御を行った場合)でも、そのために無駄な用紙を消費することがないため、省資源化に貢献できる。
[変形例1−2]
迂回制御部322において、複数回迂回を行った場合(第1の印刷装置および第2の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合)、迂回先のプリンターに対し、迂回した全てのプリンターに関する付加印刷データを送信しても良い。この構成によれば、ユーザーは複数台が印刷不可能な状態にあることを把握でき、その結果各プリンターを迅速に状態復帰させることができる。
[変形例1−3]
印刷ジョブ生成部321による印刷ジョブの生成を省略しても良い。この場合、印刷制御部320(迂回制御部322)は、迂回先のプリンターに対し、メイン印刷データと共に、付加情報(迂回元のプリンターの状態を示す状態コードと、迂回元のプリンターの識別コード)を送信する。これらを受信したプリンター(キッチンプリンター4)は、状態コードを文字または画像に変換した状態メッセージ(例えば、文字列「接続できません」)と、識別コードを文字または画像に変換した識別子(例えば、文字列「プリンター1」」と、を含む付加印刷データを生成し(付加印刷データ生成部)、メイン印刷データにと共に印刷する(印刷部)。この構成によれば、インターフェイスボード3aでは、付加情報として状態コードと識別コードのみを送信すれば良いため、第1実施形態のように付加印刷データを送信する場合と比較してデータ送信量を軽減することができる。また、キッチンプリンター4ごとに、付加印刷データの印刷形態(装飾や印刷位置)をカスタマイズすることができる。
[変形例1−4]
再試行設定(図7の点線枠参照)について、エラーの種類に応じて、リトライの有無を決定しても良い。例えば、フェイタルエラーの場合はリトライせずに即迂回しても良い。フェイタルエラーとは、「メモリーのR/Wエラー」、「電圧エラー」、「CPU実行エラー」、「内部回路接続エラー」、「インターフェイスエラー」などを指す。
[変形例1−5]
付加印刷データ内に、状態情報(迂回元のプリンターの状態)に対応した対処方法を示す対処情報を含めても良い。この構成によれば、プリンターの取り扱いに不慣れなユーザーでも、適切な対処を行うことができる。
[変形例1−6]
迂回制御の対象となるプリンターとして、スマートプリンター3のプリンター本体3bおよび/またはスマートプリンター5のプリンター本体を含めても良い。また、接続されたキッチンプリンター4全てを迂回先とするのではなく、一部のキッチンプリンター4のみを迂回先としても良い。また、迂回元および/または迂回先となるプリンターを、ユーザーが任意に設定しても良い。この構成によれば、店舗の規模やシステム構成に応じて迂回制御の対象となるプリンターを指定できるため利便性が良い。
[第2実施形態]
次に、図10〜図12を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、インターフェイスボード3aに予め登録された迂回経路にしたがって迂回先を決定したが、本実施形態では、印刷データの注文内容に応じて迂回先を決定する。また、スマートプリンター3が電源ONされたとき、ストレージデバイス34内に未印刷データが記憶された状態にある場合は、当該未印刷データの印刷を再開する。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図10は、第2実施形態に係るインターフェイスボード3aの機能構成を示すブロック図である。本実施形態に係るインターフェイスボード3aは、第1実施形態の構成(図4参照)に印刷データ記憶部350を追加し、さらに印刷制御部320内にテーブル記憶部324を追加した構成である。
印刷データ記憶部350は、受信した印刷データ(調理指示伝票用の印刷データおよび注文伝票用の印刷データ)を不揮発に記憶するものであり、ストレージデバイス34(図2参照)によって実現される。また、本実施形態の印刷制御部320は、例えば電源ON時に印刷データ記憶部350内に未印刷データ(調理指示伝票用の印刷データ)が記憶された状態にある場合、当該印刷データに付加された印刷先コードによって特定されるキッチンプリンター4に対してデータ送信を試みる。また、当該キッチンプリンター4が印刷不可能な状態にある場合は、迂回制御を行う。なお、電源ON時に印刷データ記憶部350内に注文伝票用の未印刷データが記憶された状態にある場合、当該未印刷データをプリンター本体3bに送信する。
一方、テーブル記憶部324は、図11に示す印刷装置テーブルと、図12に示す迂回制御テーブルを不揮発に記憶するものであり、内部メモリー32(図2参照)によって実現される。図11に示すように、印刷装置テーブルは、迂回制御の対象となる各プリンター(キッチンプリンター4)について、各プリンターに一意に割り当てられたアドレスと、1以上の印刷先コードを対応付けたテーブルである。アドレスとしては、例えばIPアドレスを適用可能であるが、同図では「0001」などの数字で示す。また、印刷先コードは、オーダー端末1において注文品(注文内容)と関連付けられる。例えば注文品が「グリル料理A」の調理指示伝票用の印刷データには、「グリル料理A」に関連付けられた印刷先コードが付加される。一方、図12に示すように、迂回制御テーブルは、印刷先コードと迂回経路を対応付けたテーブルである。迂回経路は、各プリンターのアドレスの順序(最初の印刷先のアドレス、最初の迂回先のアドレス、・・・最後の迂回先のアドレス、から成る情報)によって規定される。
本実施形態の印刷制御部320(迂回制御部322)は、これらの印刷装置テーブルおよび迂回制御テーブルを参照して印刷先(迂回経路)を決定する。例えば「プリンター1」が印刷可能な状態であれば、「グリル料理A」の調理指示伝票用の印刷データに印刷先コード「PRa」が付加された場合、印刷装置テーブルの参照結果から、印刷先は「0001」となる。
一方、「プリンター1」が印刷不可能な状態であれば、迂回経路テーブルの参照結果から、以下のように迂回経路を決定する。例えば「グリル料理A」の調理指示伝票用の印刷データに印刷先コード「PRa」が付加された場合、迂回経路は「0001→0002→0003」となる。また、例えば「グリル料理B」の調理指示伝票用の印刷データに印刷先コード「PRb」が付加された場合、迂回経路は「0001→0003→0002」となる。このように、いずれも最初の印刷先は、アドレス「0001」の「プリンター1」であるが、印刷先コードが異なるため迂回経路も異なる。このように、印刷制御部320は、印刷データの注文内容に応じて迂回制御の迂回経路(迂回先)を決定する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、迂回制御を行う場合、印刷データの注文内容に応じて迂回経路を決定するため、迂回制御の対象となる複数のキッチンプリンター4の中から、注文品に応じた適切なキッチンプリンター4に印刷データを迂回させることができる。例えば「グリル料理A」がグリル料理とフライ料理のセットメニューであり、「グリル料理B」がグリル料理とストーブ料理のセットメニューである場合、「グリル料理A」の調理指示伝票用の印刷データについては、グリル用の「プリンター1」が印刷不可能な状態の場合、フライ用の「プリンター2」に迂回される。また、「グリル料理B」の調理指示伝票用の印刷データについては、グリル用の「プリンター1」が印刷不可能な状態の場合、ストーブ用の「プリンター3」に迂回される。このように、セットメニューの組み合わせに応じて迂回先を変更することで、各厨房スタッフの間で料理の仕上がり時間を調整するなど、全体の作業効率の向上が期待できる。また、迂回先となるプリンターを分散させることができるため、迂回制御により特定のプリンターの制御負荷が増大することを防止できる。
また、印刷装置テーブルでは1台のプリンターに対して複数の印刷先コードの対応付けが可能であるため、オーダー端末1の構成(アプリケーション)を変更することなく、注文内容に応じて迂回先を可変することができる。
また、本実施形態のインターフェイスボード3aは、受信した前記印刷データを不揮発に記憶する印刷データ記憶部350を備えるため、印刷処理が終了する前に電源が切断された場合でも、確実に印刷処理を再開することができる。これにより、キッチンプリンター4のエラーやトラブルにより、注文があったにも関わらず調理が開始されないといったオーダー落ちの不具合を防止できる。
なお、以下の変形例を採用可能である。
[変形例2−1]
オーダー端末1が、印刷データに印刷先コードを付加しない構成の場合、インターフェイスボード3a(印刷制御部320)において、印刷データを解析することにより注文内容を判別し、当該注文内容に応じて迂回経路を決定(迂回先を変更)しても良い。また、オーダーエントリーシステムSY以外に応用する場合は、印刷データの印刷内容(例えば、印刷データ内に特定文字列や特定コマンドが含まれるか否か、印刷データに含まれる特定文字列や特定コマンドの個数など)に応じて迂回経路を決定しても良い。
[変形例2−2]
印刷データの注文内容だけではなく迂回元の状態に応じて迂回経路を決定しても良い。例えば、迂回元のプリンターに復帰不可能なフェイタルエラーが発生した場合は、店舗管理者などプリンターの扱いに慣れたスタッフが使用するプリンターに迂回させ、それ以外のエラーが発生した場合は、注文内容に応じた迂回経路にしたがって迂回制御を行う、などが考えられる。この構成によれば、店舗管理者などがより早くフェイタルエラーに気づくことができるため、迅速且つ的確にエラー対処を行うことができる。
[第3実施形態]
次に、図13〜図18を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、付加印刷データの印刷形態を設定可能としたことを特徴とする。以下、第1,第2実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態においても、第1,第2実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1,第2実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図13は、第3実施形態に係るインターフェイスボード3aの機能構成を示すブロック図である。本実施形態に係るインターフェイスボード3aは、第1実施形態のインターフェイスボード3aの構成(図4参照)に、印刷設定部370を追加した構成である。
印刷設定部370は、迂回制御を行う場合にメイン印刷データに付加される付加印刷データについて印刷方向や印刷位置など各種印刷設定を行う。図14は、その印刷設定を行うための迂回制御設定画面D1の一例を示す図である。迂回制御設定画面D1では、「迂回メッセージ」、「印刷方向」、「印刷位置」、「用紙カット」、「装飾」の5項目について設定を行う。「迂回メッセージ」は、複数のメッセージ候補の中から1の候補を選択する。なお、「迂回メッセージ」をテキスト入力可能としても良い。
「印刷方向」は、用紙排出方向に対する付加印刷データの向きを設定するものであり、「通常」と「倒立」のいずれかを選択可能である。「通常」に設定された場合は、用紙排出方向に対して文字が正立した状態で印刷される。また、「倒立」に設定された場合は、用紙排出方向に対して文字が倒立した状態で印刷される。
「印刷位置」は、付加印刷データのメイン印刷データに対する印刷位置を設定するものであり、「前」と「後」のいずれかを選択可能である。「前」に設定された場合は、メイン印刷データよりも先に付加印刷データが印刷される。また、「後」に設定された場合は、メイン印刷データよりも後に付加印刷データが印刷される。
「用紙カット」は、メイン印刷データと付加印刷データとの間で用紙切断を行うか否かを設定するものであり、「する」と「しない」のいずれかを選択可能である。「する」に設定された場合は、メイン印刷データと付加印刷データとの間で用紙切断が行われ、「しない」に設定された場合は、メイン印刷データと付加印刷データとの間で用紙切断が行われない。すなわち、インターフェイスボード3aは、「用紙カット」の設定に応じて、メイン印刷データと付加印刷データとの間に用紙カットコマンドを付加する/付加しないを決定する。なお、「する」に設定された場合は、さらに用紙カット種類(フルカット、一点切り残しカットなど)を設定可能としても良い。
「装飾」は、付加印刷データに施す装飾を設定するものであり、本実施形態では、「太字」、「アンダーライン」、「横倍角」、「縦倍角」、「反転」のそれぞれについて装飾の有無を選択可能である。その他、付加印刷データの印刷領域E2に対する枠の付加、地紋印刷、特定画像の印刷などの装飾の有無を選択可能としても良い。
迂回制御設定画面D1において、これらの設定を行い、適用ボタン51をクリックすることで設定内容が確定する。なお、迂回制御設定画面D1は、Webブラウザーでインターフェイスボード3aのWebサーバーにアクセスして設定する方法の場合、Webブラウザーによって表示される。また、Web APIを呼び出してインターフェイスボード3aの設定用URLに設定情報を送信する方法の場合、Web APIによって迂回制御設定画面D1が表示される。さらに、USBメモリー等のストレージデバイスに設定情報を保存し、当該USBメモリーをインターフェイスボード3aに読み取らせる方法の場合、USBメモリーへの書き込み機能を有するコンピューター(PC、タブレット端末を含む)のアプリケーションによって迂回制御設定画面D1が表示される。
なお、本実施形態では、印刷設定部370(迂回制御設定画面D1)により、迂回制御の迂回元または迂回先となり得る全てのキッチンプリンター4(本実施形態では、「プリンター1」,「プリンター2」,「プリンター3」)に対し、一括して印刷設定を行う。また、本実施形態の印刷制御部320(迂回制御部322)は、迂回制御を行う場合、印刷設定部370の設定に基づく付加印刷データを、メイン印刷データに付加して送信する。
次に、図16および図17を参照し、印刷設定部370の設定と、その設定に基づく印刷結果について説明する。図16(a)は、前面排出に適した印刷結果の一例を示す図であり、同図(b)は、上面排出に適した印刷結果の一例を示す図である。
ここで、まず図15を参照し、キッチンプリンター4の設置方向について説明する。同図では、縦置きと水平設置の両方に対応可能な機種のキッチンプリンター4を例示している。同図(a)は、キッチンプリンター4を縦置きにした場合を示す図であり、同図(b)は、キッチンプリンター4を水平設置にした場合を示す図である。両図において、符号41はロール紙、符号42は用紙排出口、符号43はロール紙カバー、符号45は印刷ヘッド、符号46aはプラテンローラー、符号47は用紙カッターを示している。プラテンローラー46aは、ロール紙カバー43に設けられ、ユーザーがロール紙カバー43を開けてロール紙41を投入した後、ロール紙カバー43を閉じることで、印刷ヘッド45とプラテンローラー46aが対向し、印刷可能な状態となる。
同図(a)に示すように、キッチンプリンター4を縦置きにした場合、用紙は前面排出となる。この場合、図16(a)に示すように、付加印刷データの印刷方向を「倒立」とすると、プリンターの前面側(図15(a)の符号A1の矢印方向)から調理指示伝票を確認する厨房スタッフにとって文字が正立となるため視認し易い。なお、メイン印刷データの印刷方向は、オーダー端末1にて設定されたものであるため、インターフェイスボード3a(印刷制御部320)の編集対象とならない。また、「印刷位置」および「用紙カット」については、ユーザーのニーズに応じて設定可能であるが、図16(a)では「印刷位置:後」および「用紙カット:する」に設定された場合の印刷結果を示している。
一方、図15(b)に示すように、キッチンプリンター4を水平設置にした場合、用紙は上面排出となる。この場合、図16(b)に示すように、付加印刷データの印刷方向を「通常」とすると、プリンターの前面上方向(図15(b)の符号A2の矢印方向)から調理指示伝票を確認する厨房スタッフにとって文字が正立となるため視認し易い。同図では「印刷位置:前」および「用紙カット:する」に設定された場合の印刷結果を示している。
なお、印刷設定は、用紙排出方向に合わせるだけでなく、用途に合わせて設定することも考えられる。例えば図17(a)は、会計レシートの場合の印刷結果の一例を示す図である。ここでは、プリンター(会計レシート用のスマートプリンター5,図1参照)が縦置きに設置され、会計スタッフがプリンターの前面側(図15(a)の符号A1の矢印方向)に立ち、それに向かい合って顧客が立っている状況を想定している。この状況で、同図のように付加印刷データが倒立印刷されると、付加情報を確認する会計スタッフにとって文字が正立となるため視認し易い。これに対し、メイン印刷データは通常印刷されるため、顧客に会計レシートを渡す際に会計レシートの向きを変える必要がなく便利である。なお、同図では、付加印刷データの「印刷位置:前」および「用紙カット:する」に設定された場合の印刷結果を示している。
一方、図17(b)は、注文伝票の場合の印刷結果の一例を示す図である。ここでは、プリンター(注文伝票用のスマートプリンター3,図1参照)が縦置きに設置され、ホールスタッフがプリンターの前面側(図15(a)の符号A1の矢印方向)に立っている状況を想定している。この場合、注文伝票および付加情報が倒立で印刷されることにより文字が正立となるため、ホールスタッフにとって視認し易い。また、付加印刷データの「印刷位置」が「前」に設定されているため、印刷開始されてすぐに迂回制御が行われたことを確認できる。また、「用紙カット:しない」に設定された状態にあるため、切り離しミスを防止できるといったメリットもある。
なお、図16(a),(b)の例と比較すると一目瞭然であるが、図17(a),(b)の例のように、「印刷位置:前」の設定の場合、符号53で示す迂回メッセージの三角マーク(「▼▼▼迂回しました▼▼▼」の左右3つ合計6つのマーク)が上向き三角のマークに変更される。これは、三角マークの向きによって迂回された印刷データの位置を示すためである。すなわち、印刷制御部320は、設定された迂回メッセージに下向き三角マークが含まれる場合であって、「印刷位置」が「前」に設定された場合、下向き三角マークを上向き三角マークに変更する編集を行う。なお、編集対象となるマークは、三角マークに限らず矢印マークなど方向性があるマーク全てを対象としても良い。また、設定された迂回メッセージに上向きを示すマークが含まれる場合であって、「印刷位置」が「後」に設定された場合、上向きを示すマークを、下向きを示すマークに変更する編集を行っても良い。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、ユーザーのニーズに応じて付加印刷データの印刷形態を変更することができる。例えば、付加印刷データの印刷方向をメイン印刷データの印刷方向に合わせたり、敢えて逆向きにしたりすることができる。また、付加印刷データをメイン印刷データの前に印刷したり後に印刷したりすることもできる。
また、印刷設定部370は、迂回制御の対象となる全てのプリンターに対して一括設定が可能であるため、プリンターの台数が多いほど効率的に印刷設定を行うことができる。また、1台ずつ設定する場合と比較して誤設定のリスクを軽減できる。
なお、以下の変形例を採用可能である。
[変形例3−1]
印刷設定部370により、付加印刷データの印刷方向とメイン印刷データの印刷方向をそれぞれ独立して設定可能としても良い。この構成によれば、オーダー端末1の構成(アプリケーション)を変更することなく、ユーザーのニーズに応じて、付加印刷データの印刷方向とメイン印刷データの印刷方向を任意に変更することができる。なお、メイン印刷データについて、付加印刷データと同様に、装飾設定を行っても良い。
[変形例3−2]
印刷設定部370により、迂回制御の対象となる全てのプリンターを機種ごとに分類し、機種ごとに印刷設定可能としても良い。この構成によれば、「前面排出」のプリンターに適した印刷方向と、「上面排出」のプリンターに適した印刷方向が異なるなど、機種に応じて適切な印刷設定が異なるため、迂回制御の対象となるプリンターに複数の機種が混在する場合に効果的である。なお、本変形例では、迂回先に応じて印刷付加データの印刷形態が異なる可能性があるため、印刷先を切り替えるたびに印刷ジョブを生成し直す必要がある。
[変形例3−3]
印刷設定部370を省略しても良い。図18は、本変形例に係るインターフェイスボード3aの機能構成を示す図である。本変形例に係るインターフェイスボード3aは、第3実施形態の構成(図13参照)から印刷設定部370を省略する代わりに、印刷制御部320内に印刷設定記憶部326を備える。印刷設定記憶部326は、迂回制御の対象となる各プリンターに適した印刷設定を記憶する。この場合、印刷設定は機種ごとに記憶されても良いし、プリンターごとに記憶されても良い。また、印刷設定は書き換え可能に記憶されても良いし、書き換え不能に記憶されても良い。本変形例の印刷制御部320(迂回制御部322)は、迂回制御を行う場合、印刷設定記憶部326を参照し、迂回先のプリンターに対応付けられた印刷設定に基づく付加印刷データを、メイン印刷データに付加して送信する。この構成によれば、ユーザーの手動による印刷設定の手間を省くことができると共に、各プリンターに応じて付加印刷データの印刷形態を適切に設定することができる。
なお、設置方向を切り替え可能なプリンターの場合は、印刷制御部320によりその設置方向に応じた印刷設定を行っても良い。この場合、各プリンターによって、加速度センサー等により設置方向を検出し、その検出結果をインターフェイスボード3aに出力する。インターフェイスボード3a(印刷制御部320)は、各プリンターから取得した設置方向に応じて、付加印刷データの印刷方向を設定する。本例によれば、各プリンターの設置方向に応じて付加印刷データの印刷方向を適切に設定することができる。また、変形例3−1と組み合わせ、各プリンターの設置方向に応じて、付加印刷データのみならずメイン印刷データの印刷方向の設定を行っても良い。
[変形例3−4]
付加印刷データを、メイン印刷データの前後いずれかに付加するのではなく、メイン印刷データの前後両方に付加しても良い。この構成によれば、複数枚の調理指示伝票が連続して印刷された場合でも、迂回された調理指示伝票を確実に区別することができる。
[変形例3−5]
迂回メッセージ内に方向性のあるマーク(「▼▼▼迂回しました▼▼▼」の三角マークなど)が含まれない場合、迂回された印刷データの位置を示す位置報知画像を付加しても良い。また、迂回メッセージの内容にかかわらず、付加印刷データの一部として位置報知画像を印刷しても良い。この構成によれば、複数枚の調理指示伝票が連続して印刷された場合でも、迂回された調理指示伝票を確実に区別することができる。
以上、3つの実施形態および変形例を示したが、各実施形態または各変形例に示したオーダーエントリーシステムSY(特にインターフェイスボード3a)の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターをオーダーエントリーシステムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の実施形態では、本発明の印刷制御装置をスマートプリンター3に装着されたインターフェイスボード3aに適用した場合を例示したが、注文伝票用のスマートプリンター3とは独立した装置によって実現しても良い。また、印刷データを供給する印刷データ供給装置がプリンタードライバーを有する場合、当該プリンタードライバーによって本発明の印刷制御装置を実現しても良い。また、本発明の印刷制御装置を、オーダーエントリーシステムSY以外の印刷システムに適用しても良い。また、印刷媒体も、長尺状の印刷媒体に限らず単票用紙でも良い。さらに、本発明の印刷制御装置を、クラウドコンピューティング技術を利用して実現しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1:オーダー端末 2:アクセスポイント 3:スマートプリンター(注文伝票用) 3a:インターフェイスボード 3b:プリンター本体 4:キッチンプリンター 5:スマートプリンター(会計レシート用) 41:ロール紙 42:用紙排出口 43:ロール紙カバー 45:印刷ヘッド 46:用紙搬送機構 46a:プラテンローラー 47:用紙カッター 51:適用ボタン 310:受信部 320:印刷制御部 321:印刷ジョブ生成部 322:迂回制御部 324:テーブル記憶部 326:印刷設定記憶部 330:印刷部 350:印刷データ記憶部 370:印刷設定部 410:印刷部 D1:迂回制御設定画面 E1:メイン印刷データの印刷領域 E2:付加印刷データの印刷領域 NW1,NW2:ネットワーク P1:先行印刷データ P2:後続印刷データ SY:オーダーエントリーシステム

Claims (12)

  1. 印刷データを受信する受信部と、
    前記印刷データの最初の印刷先となる第1の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、前記第1の印刷装置とは異なる印刷装置に対し、前記印刷データと、前記第1の印刷装置の状態を示す状態情報を含む付加情報と、を送信する迂回制御を行う印刷制御部と、を備え、
    前記印刷制御部は、前記迂回制御を行う場合、前記第1の印刷装置の状態に応じて、迂回先の印刷装置を決定することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷制御部は、前記第1の印刷装置がエラー状態にある場合、前記エラー状態の種類に応じて、前記第1の印刷装置にリトライ送信をするか否かの判定を行うとともに、前記リトライ送信をする判定に基づいて前記リトライ送信を行った後、あるいは、前記リトライ送信をしない判定があった後に、前記迂回先の印刷装置に前記印刷データを送信することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記印刷制御部は、前記エラー状態の種類がフェイタルエラーの場合は、前記リトライ送信をしない判定を行い、前記エラー状態の種類がフェイタルエラーでない場合は、前記リトライ送信をする判定を行うことを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記付加情報は、前記第1の印刷装置の状態情報と、前記第1の印刷装置の識別子を前記迂回先の印刷装置に印刷させるための識別情報と、を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記印刷制御部は、前記迂回制御を行う場合、前記受信部が受信した前記印刷データであるメイン印刷データに、前記付加情報を文字または画像によって表した付加印刷データを付加することにより印刷ジョブを生成し、前記印刷ジョブを前記迂回先の印刷装置に対して送信することを特徴とする請求項に記載の印刷制御装置。
  6. 前記印刷ジョブは、前記メイン印刷データと前記付加印刷データとの間で用紙切断を行うための用紙カットコマンドを含むことを特徴とする請求項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記印刷制御部は、前記付加印刷データに対し、前記メイン印刷データと区別するための装飾を施すことを特徴とする請求項5または6に記載の印刷制御装置。
  8. 前記印刷制御部は、前記メイン印刷データに前記付加印刷データを付加したときの印刷長が、前記メイン印刷データのみを印刷したときの印刷長と同一となるように前記印刷ジョブを生成することを特徴とする請求項に記載の印刷制御装置。
  9. 前記印刷制御部は、前記迂回制御を行う場合、前記第1の印刷装置の状態に応じて、前記迂回先の印刷装置の順序である迂回経路を決定し、2回目以降の迂回先となる印刷装置に対しては、前記印刷データと、迂回元となる全ての印刷装置の前記状態情報を含む前記付加情報と、を送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  10. 印刷データ供給装置、印刷制御装置および複数の印刷装置を備えた印刷システムであって、
    前記印刷制御装置は、
    前記印刷データ供給装置から印刷データを受信する受信部と、
    前記複数の印刷装置のうち前記印刷データの最初の印刷先となる第1の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、前記複数の印刷装置のうち前記第1の印刷装置とは異なる印刷装置に対し、前記印刷データと、前記第1の印刷装置の状態を示す状態情報を含む付加情報と、を送信する迂回制御を行う印刷制御部と、を有し、
    前記印刷制御部は、前記迂回制御を行う場合、前記第1の印刷装置の状態に応じて、迂回先の印刷装置を決定することを特徴とする印刷システム。
  11. 前記印刷制御装置の前記印刷制御部は、前記迂回制御を行う場合、前記迂回先の印刷装置に対し、前記付加情報として、前記第1の印刷装置の状態を示す状態コードと、前記第1の印刷装置の識別コードを送信し、
    前記迂回先の印刷装置は、
    前記状態コードを文字または画像に変換した状態メッセージと、前記識別コードを文字または画像に変換した識別子と、を含む付加印刷データを生成する付加印刷データ生成部と、
    前記印刷制御部から送信された前記印刷データであるメイン印刷データに、前記付加印刷データを付加して印刷する印刷部と、を有することを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。
  12. 印刷データを受信する受信ステップと、
    前記印刷データの最初の印刷先となる第1の印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、前記第1の印刷装置とは異なる印刷装置に対し、前記印刷データと、前記第1の印刷装置の状態を示す状態情報を含む付加情報と、を送信する迂回制御を行う印刷制御ステップと、を実行し、
    前記印刷制御ステップにおいて、前記迂回制御を行う場合、前記第1の印刷装置の状態に応じて、迂回先の印刷装置を決定することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
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