JP6370284B2 - 鋼管連結構造及び鋼管連結方法 - Google Patents
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Description
機械式継手は、上側鋼管の下端部に溶接された雌型のボックス継手と、下側鋼管の上端部に溶接された雄型のピン継手とを互いに嵌合させ、ボックス継手内のキー溝に内蔵した荷重伝達キーをボルトを用いてピン継手側の溝に押出し、固定する構造となっている。そして、前記両鋼管が互いに軸周りに相対回転するのを抑止するために、前記両鋼管の継ぎ目に跨るように回転抑止キーがボルトで固定されている。
前記下端部から前記上側鋼管の軸方向に沿って上方に前記回転抑止キーを挿入可能な上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成され、前記上端部から前記下側鋼管の軸方向に沿って下方に前記回転抑止キーを挿入可能な下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、前記回転抑止キーの側面及び前記キー配設部の側面に、前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構とを備えている点にあり、脱落防止機構によって前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落する虞がなくなる。
れる。このとき、前記第二当接面の裏面から前記傾斜面に作用する押圧力によって前記回転抑止キーの変形が促される。
鋼管10の上端には雄型のピン継手20が、工場において溶接部12で溶接されて取り付けられ、下端には雌型のボックス継手30が、工場において溶接部13で溶接されて取り付けられている。
以下の説明では、上下関係にある特定の上側鋼管と下側鋼管とに着目して、鋼管10の鋼管連結構造を説明する。
嵌挿部22Aの外周の基端部には、ボックス継手30の下端部に全周にわたって設けられた係合凸部33が挿入される係合凹部23が全周にわたって設けられている。
嵌挿部22Aの上端部には、ボックス継手30の内周の基端部に全周にわたって設けられた係合凹部34に挿入するための係合凸部24が全周にわたって設けられている。
さらに、嵌挿部22Aの外周には、上下二段の荷重伝達キー31(31A,31B)がはめ込まれるキー溝21(21A,21B)が、全周にわたって上下に二本設けられている。
図3に示すように、回転抑止キー50は、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体51を備えている。
ピン継手20には、係合凹部23の外方で、継ぎ目14を構成する下側接合面27の周縁に、周方向に沿って下側切欠部40Bが形成されている。下側切欠部40Bは、下側鋼管10Bの上端部の下側接合面27の周縁に周方向に沿って、下側接合面27から下側鋼管10Bの軸方向に沿って下方に回転抑止キー50を挿入可能に構成されている。
42が形成されている。
係合溝42が、キー配設部40に備えられた被係合部を構成し、係合溝42の内方面42Aが鋼管10の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向する第二当接面を構成する。
すなわち、回転抑止キー50に備えられた係合部としてのフランジ部52と、キー配設部40に備えられた被係合部としての係合溝42とで脱落防止機構が構成される。
地面に対して、鋼管10(下側鋼管10B)を建て込んでいき、鋼管10(下側鋼管10B)がある程度地面に立て込まれたら、鋼管10(下側鋼管10B)の上側切欠部40Aに、回転抑止キー50を配設し、ボルト15を用いて鋼管10(下側鋼管10B)に固定する。
ボックス継手30の係合凸部33とピン継手20の係合凹部23、ピン継手20の係合凸部24とボックス継手30の係合凹部34を、それぞれ付き合わせることにより、ボックス継手30とピン継手20とが縦方向に位置決めされるとともに、回転抑止キー50が上側切欠部40Aに配設される。これにより、上側鋼管10Aと下側鋼管10Bは、回転抑止キー50を介して、軸心周りの相対回転が不可能に結合される。
こうして、ボックス継手30とピン継手20との連結が完了する。この作業を鋼管杭が所定の長さとなるまで繰り返すことで、複数の鋼管10が上下に連結された鋼管杭が構成
される。
なお、以下の説明では、上述した第一の実施形態と対応する構成については同じ符号を付して説明する。
一方、下側切欠部40Bには、第一傾斜面55に対向するような第二傾斜面45が備えられている。
図17には、本発明の第二の態様による第一の実施形態の鋼管連結構造を備える鋼管10が示されている。
該鋼管10は、第二の態様による鋼管連結構造を除いて、図1に示す鋼管10と同様の構成であるため、同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
まず、回転抑止キー250について説明する。
図19に示すように、回転抑止キー250は、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体251を備えている。
フランジ部252は、鋼管10の径方向の外方を向いた外方面252Aを備え、外方面252Aの裏面に、外方面252Aの先端からキー本体部251の側面に連なる傾斜面252Bを備えている。フランジ部252の外方面252Aは、側面視でキー本体251の
正面と面一に備えられている。
ピン継手20には、係合凹部23の外方で、継ぎ目14を構成する下側接合面27の周縁に、周方向に沿って下側切欠部240Bが形成されている。
ボックス継手30には、係合凸部33の外方で、継ぎ目14を構成する上側接合面37の周縁に、周方向に沿って、かつボックス継手30にピン継手20を挿入したときに下側切欠部240Bに対応する位置に上側切欠部240Aが形成されている。
下側切欠部240Bの周方向の長さと、上側切欠部240Aの周方向の長さとは互いに一致させてある。また、下側切欠部240Bの垂直方向長さと、上側切欠部240Aの垂直方向長さとについても互いに一致させてある。
図20(b)に示すように、このキー配設部240に対して、回転抑止キー250を外から嵌入する。このとき、フランジ部252の裏面の傾斜面252Bが、フランジ部242によって押圧され、フランジ部252は弾性的に変形する。つまり、フランジ部252が変形部となる。
図20(c)に示すように、キー配設部240内に回転抑止キー250が配設されると、連結されたボックス継手30とピン継手20、即ち上側鋼管10A及び下側鋼管10B同士が相対的に回転することが抑止される。このとき、キー配設部240に配設された回
転抑止キー250のフランジ部252の外方面522Aと、キー配設部240のフランジ部242の内方面242Aとが当接することで、回転抑止キー250がキー配設部240から脱落することが抑止される。
フランジ部242が、キー配設部240の内側面に備えられた被係合部を構成し、フランジ部242の内方面242Aが鋼管10の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向する第二当接面を構成する。
すなわち、回転抑止キー250に備えられた係合部としてのフランジ部252と、キー配設部240に備えられた被係合部としてのフランジ部242とで脱落防止機構が構成される。
地面に対して、鋼管10(下側鋼管10B)を建て込んでいき、鋼管10(下側鋼管10B)がある程度地面に立て込まれたら、別の鋼管10(上側鋼管10A)をクレーンで吊り上げ、既に地中に立て込まれた鋼管10(下側鋼管10B)の直上に運んで、上側切欠部240Aが下側切欠部240Bに合うように鋼管10(上側鋼管10A)を回転調整しつつ、吊り下ろし、鋼管10(上側鋼管10A)のボックス継手30に、鋼管10(下側鋼管10B)のピン継手20を挿入させていく。
べて、鋼管10の作業時間の大幅な短縮が可能な鋼管連結方法が実現できるようになった。さらに、鋼管杭の建て込み施工時に、前記鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管10の軸心周りの相対回転を抑止するために前記両鋼管10の継ぎ目14に配設された回転抑止キー250を固定するボルト15が緩んで脱落したり、破断したりしても、回転抑止キー50は、キー配設部240から脱落する虞もない。
なお、以下の説明では、上述した第一の実施形態と対応する構成については同じ符号を付して説明する。
溝部60を備えることによって、キー配設部240に回転抑止キー250を嵌入するときに、溝部60を基点として回転抑止キー250を弾性的に屈曲させることができる。
面にフランジ部252の最大外幅方向と直行する方向に、すなわちキー本体251の左右方向に沿って形成されている。
10A 上側鋼管
10B 下側鋼管
13 継ぎ目
15 ボルト
40 キー配設部
40A 上側切欠部
40B 下側切欠部
42 係合溝(被係合部)
42A 内方面(第二当接面)
50 回転抑止キー
52 フランジ部(係合部)
52A 外方面(第一当接面)
60 溝部
240 キー配設部
240A 上側切欠部
240B 下側切欠部
242 フランジ部(被係合部)
242A 内方面(第二当接面)
250 回転抑止キー
252 フランジ部(係合部)
252A 外方面(第一当接面)
Claims (7)
- 鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管の継ぎ目に回転抑止キーを跨設することで前記両鋼管の軸心周りの相対回転を抑止するように構成された鋼管連結構造であって、
上側鋼管の下端部の周縁に周方向に沿って形成され、前記下端部から前記上側鋼管の軸方向に沿って上方に前記回転抑止キーを挿入可能な上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成され、前記上端部から前記下側鋼管の軸方向に沿って下方に前記回転抑止キーを挿入可能な下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、前記回転抑止キーに備えられた係合部と、前記キー配設部に備えられ前記係合部と係合可能な被係合部とから構成され、前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構と、が備えられ、
前記回転抑止キーに、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体と、該キー本体の正面視で天面と底面の両方に左右方向に沿って外方に延出するように前記キー本体と一体的に形成された、前記係合部としてのフランジ部とが備えられ、
前記キー配設部に、前記被係合部としてのフランジ部が備えられ、
前記回転抑止キーの前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の外方を向いた第一当接面が備えられるとともに、前記第一当接面の裏面が、前記キー本体の天面ないし底面から各々フランジ部の先端にかけての厚みが薄くなるように傾斜した傾斜面で構成され、
前記キー配設部の前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向するように設けられた第二当接面が備えられ、
前記第一当接面と前記第二当接面とは、各々前記鋼管の軸方向に沿った平行な平面であり、かつ互いに平行であるように構成されていることを特徴とする鋼管連結構造。 - 鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管の継ぎ目に回転抑止キーを跨設することで前記両鋼管の軸心周りの相対回転を抑止するように構成された鋼管連結構造であって、
上側鋼管の下端部の周縁に周方向に沿って形成され、前記下端部から前記上側鋼管の軸方向に沿って上方に前記回転抑止キーを挿入可能な上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成され、前記上端部から前記下側鋼管の軸方向に沿って下方に前記回転抑止キーを挿入可能な下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、前記回転抑止キーに備えられた係合部と、前記キー配設部に備えられ前記係合部と係合可能な被係合部とから構成され、前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構と、が備えられ、
前記回転抑止キーに、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体と、該キー本体の正面視で天面と底面の両方に左右方向に沿って外方に延出するように前記キー本体と一体的に形成された、前記係合部としてのフランジ部とが備えられ、
前記キー配設部に、前記被係合部としてのフランジ部が備えられ、
前記回転抑止キーの前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の外方を向いた第一当接面が備えられ、
前記キー配設部の前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向するように設けられた第二当接面が備えられ、
前記キー本体の前記鋼管の径方向の内方を向いた面、及び、前記キー本体の前記鋼管の径方向の外方を向いた面、並びに、前記回転抑止キーの前記フランジ部の前記鋼管の径方向の内方を向いた面、及び、前記回転抑止キーの前記フランジ部の前記鋼管の径方向の外方を向いた面は、各々平面かつ互いに平行であり、
前記キー本体の、前記鋼管の径方向の内方を向いた面と、前記回転抑止キーの前記フランジ部の前記鋼管の径方向の内方を向いた面とが面一であり、
前記キー本体の、前記鋼管の径方向の厚みは、前記回転抑止キーの前記フランジ部の前記鋼管の径方向の厚みより厚く構成され、
前記回転抑止キーの前記キー本体及び前記フランジ部は、前記キー本体の正面視で左右の側面が各々面一な平面であって互いに平行であり、
前記第一当接面と前記第二当接面とは、各々前記鋼管の軸方向に沿った平行な平面であり、かつ互いに平行であるように構成されていることを特徴とする鋼管連結構造。 - 鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管の継ぎ目に回転抑止キーを跨設することで前記両鋼管の軸心周りの相対回転を抑止するように構成された鋼管連結構造であって、
上側鋼管の下端部の周縁に周方向に沿って形成された上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成された下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、
前記回転抑止キーに備えられた係合部と、前記キー配設部に備えられ前記係合部と係合可能な被係合部とで構成され前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構と、が備えられ、
前記回転抑止キーに、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体と、該キー本体の正面視で左右の両側面の両方に上下方向に沿って外方に延出するように前記キー本体と一体的に形成された、前記係合部としてのフランジ部とが備えられ、
前記キー配設部に、前記被係合部としてのフランジ部が備えられ、
前記回転抑止キーの前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の外方を向いた第一当接面が備えられ、
前記キー配設部の前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向するように設けられた第二当接面が備えられ、
前記キー配設部は、前記第二当接面よりも前記鋼管の径方向の内方における前記鋼管の周方向の内寸が、前記回転抑止キーの前記両フランジ部に係る外幅より大きく構成されるとともに、前記キー配設部の前記両フランジ部に係る内幅が、前記外幅よりも狭く構成され、
少なくとも前記回転抑止キーに、前記外幅の長さが前記内幅の長さより相対的に短くなるように弾性的に変形可能な変形部とを有することを特徴とする鋼管連結構造。 - 鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管の継ぎ目に回転抑止キーを跨設することで前記両鋼管の軸心周りの相対回転を抑止するように構成された鋼管連結構造であって、
上側鋼管の下端部の周縁に周方向に沿って形成された上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成された下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、
前記回転抑止キーに備えられた係合部と、前記キー配設部に備えられ前記係合部と係合可能な被係合部とで構成され前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構と、が備えられ、
前記回転抑止キーに、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体と、該キー本体の正面視で天面と底面の両方に左右方向に沿って外方に延出するように前記キー本体と一体的に形成された、前記係合部としてのフランジ部とが備えられ、
前記キー配設部に、前記被係合部としてのフランジ部が備えられ、
前記回転抑止キーの前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の外方を向いた第一当接面が備えられ、
前記キー配設部の前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向するように設けられた第二当接面が備えられ、
前記キー配設部は、前記第二当接面よりも前記鋼管の径方向の内方における前記鋼管の軸方向の内寸が、前記回転抑止キーの前記両フランジ部に係る外幅より大きく構成されるとともに、前記キー配設部の前記両フランジ部に係る内幅が、前記外幅よりも狭く構成され、
少なくとも前記回転抑止キーに、前記外幅の長さが前記内幅の長さより相対的に短くなるように弾性的に変形可能な変形部とを有することを特徴とする鋼管連結構造。 - 鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管の継ぎ目に回転抑止キーを跨設することで前記両鋼管の軸心周りの相対回転を抑止するように構成された鋼管連結構造であって、
上側鋼管の下端部の周縁に周方向に沿って形成された上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成された下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、
前記回転抑止キーに備えられた係合部と、前記キー配設部に備えられ前記係合部と係合可能な被係合部とで構成され前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構と、が備えられ、
前記回転抑止キーに、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体と、該キー本体の正面視で左右の両側面の両方に上下方向に沿って外方に延出するように前記キー本体と一体的に形成された、前記係合部としてのフランジ部とが備えられ、
前記キー配設部に、前記被係合部としてのフランジ部が備えられ、
前記回転抑止キーの前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の外方を向いた第一当接面が備えられるとともに、前記第一当接面の裏面が、前記キー本体の天面ないし底面から各々フランジ部の先端にかけての厚みが薄くなるように傾斜した傾斜面で構成され、
前記キー配設部の前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向するように設けられた第二当接面が備えられ、
前記キー配設部は、前記第二当接面よりも前記鋼管の径方向の内方における前記鋼管の周方向の内寸が、前記回転抑止キーの前記両フランジ部に係る外幅より大きく構成されるとともに、前記キー配設部の前記両フランジ部に係る内幅が、前記外幅よりも狭く構成され、
少なくとも前記回転抑止キーに、前記外幅の長さが前記内幅の長さより相対的に短くなるように弾性的に変形可能な変形部とを有し、
前記変形部は、前記回転抑止キーの前記フランジ部、又は、前記回転抑止キーの正面に前記外幅と直交する方向に形成された溝部の少なくともいずれかであることを特徴とする鋼管連結構造。 - 鋼管杭を構成する上下に配設された鋼管の継ぎ目に回転抑止キーを跨設することで前記両鋼管の軸心周りの相対回転を抑止するように構成された鋼管連結構造であって、
上側鋼管の下端部の周縁に周方向に沿って形成された上側切欠部と、下側鋼管の上端部の周縁に周方向に沿って、かつ、前記上側切欠部に対応する位置に形成された下側切欠部とが協働することで構成される、前記回転抑止キーを配設するためのキー配設部と、
前記回転抑止キーに備えられた係合部と、前記キー配設部に備えられ前記係合部と係合可能な被係合部とで構成され前記回転抑止キーが前記キー配設部から脱落することを抑止する脱落防止機構と、が備えられ、
前記回転抑止キーに、正面視及び断面視矩形状の平板状部材からなるキー本体と、該キー本体の正面視で天面と底面の両方に左右方向に沿って外方に延出するように前記キー本体と一体的に形成された、前記係合部としてのフランジ部とが備えられ、
前記キー配設部に、前記被係合部としてのフランジ部が備えられ、
前記回転抑止キーの前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の外方を向いた第一当接面が備えられるとともに、前記第一当接面の裏面が、前記キー本体の天面ないし底面から各々フランジ部の先端にかけての厚みが薄くなるように傾斜した傾斜面で構成され、
前記キー配設部の前記フランジ部は、前記鋼管の径方向の内方を向き、かつ前記第一当接面に対向するように設けられた第二当接面が備えられ、
前記キー配設部は、前記第二当接面よりも前記鋼管の径方向の内方における前記鋼管の軸方向の内寸が、前記回転抑止キーの前記両フランジ部に係る外幅より大きく構成されるとともに、前記キー配設部の前記両フランジ部に係る内幅が、前記外幅よりも狭く構成され、
少なくとも前記回転抑止キーに、前記外幅の長さが前記内幅の長さより相対的に短くなるように弾性的に変形可能な変形部とを有し、
前記変形部は、前記回転抑止キーの前記フランジ部、又は、前記回転抑止キーの正面に前記外幅と直交する方向に形成された溝部の少なくともいずれかであることを特徴とする鋼管連結構造。 - 請求項3から6のいずれか一項に記載の鋼管連結構造を備えた上下に配設された鋼管の鋼管連結方法であって、
地面に立て込まれた下側鋼管の上に上側鋼管を、前記下側鋼管の下側切欠部に前記上側鋼管の上側切欠部が対応するように吊り下ろし、
前記上側切欠部及び前記下側切欠部によって構成されるキー配設部に、回転抑止キーを弾性的に変形させて嵌入することを特徴とする鋼管連結方法。
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