JP6369716B2 - 固体フラン樹脂の製造方法、レジンコーテッドサンドの製造方法 - Google Patents
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Description
2リットルの四つ口フラスコにフルフリルアルコールを500g、水を750g仕込み、さらに反応触媒として7−アミノ−4−ヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸(前記式(12)参照)を5g仕込んだ。そしてフラスコに設けたプロペラ式攪拌機による撹拌速度を8m/分にセットし、約60分を要して85℃まで昇温させ、そのまま60分間フルフリルアルコールを縮合反応させた。フラスコ内の反応溶液のpHは2.7であった。
反応触媒として2−ナフタレンスルホン酸(前記式(1)参照)を7g仕込むようにした他は、実施例1と同様の反応条件でフルフリルアルコールを縮合反応させた。あとは実施例1と同様にして、水分1.3質量%の固体フラン樹脂の粒子385gを得た。
四つ口フラスコにフルフリルアルコールを500g、37質量%ホルマリンを200g、水を650g仕込み、さらに反応触媒として7−アミノ−4−ヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸を5g仕込み、実施例1と同様の反応条件でフルフリルアルコールとホルムアルデヒドを縮合反応させた。あとは実施例1と同様にして、水分1.3質量%の固体フラン樹脂の粒子420gを得た。
四つ口フラスコにフルフリルアルコールを500g、92質量%パラホルムアルデヒド水溶液を80g、水を750g仕込み、さらに反応触媒として7−アミノ−4−ヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸を5g仕込み、実施例1と同様の反応条件でフルフリルアルコールとパラホルムアルデヒドを縮合反応させた。あとは実施例1と同様にして、水分1.3質量%の固体フラン樹脂の粒子418gを得た。
四つ口フラスコにフルフリルアルコールを500g、フェノールを245g、水を750g仕込み、さらに反応触媒として7−アミノ−4−ヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸を5g仕込み、実施例1と同様の反応条件でフルフリルアルコールとフェノールを縮合反応させた。あとは実施例1と同様にして、水分1.3質量%の固体フラン樹脂の粒子590gを得た。
四つ口フラスコにフルフリルアルコールを500g、フェノールを245g、37質量%ホルマリンを300g、水を750g仕込み、さらに反応触媒として7−アミノ−4−ヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸を5g仕込み、実施例1と同様の反応条件でフルフリルアルコールとフェノールとホルムアルデヒドを縮合反応させた。あとは実施例1と同様にして、水分1.3質量%の固体フラン樹脂の粒子650gを得た。
実施例1において、反応触媒としてm−キシレンスルホン酸を5g仕込むようにした。そして実施例1と同様に85℃の温度でフルフリルアルコールを縮合反応させた。しかし、反応を3時間継続しても、生成物は液状のままで反応溶液中に固体物が析出せず、ポリエチレンシートを広げたステンレスバットの上にフラスコの内容物を払い出したところ、粘度の高い液体状で手に粘着するものであり、反応生成物を反応溶液から分離することができないものであった。
実施例2において、反応触媒として85質量%濃度のリン酸水溶液を5.9g仕込むようにした。そして実施例2と同様に85℃の温度でフルフリルアルコールを縮合反応させた。しかし、反応を3時間継続しても、生成物は液状のままで反応溶液中に固体物が析出せず、ポリエチレンシートを広げたステンレスバットの上にフラスコの内容物を払い出したところ、粘度の高い液体状で手に粘着するものであり、反応生成物を反応溶液から分離することができないものであった。
実施例3において、反応触媒としてm−キシレンスルホン酸を5g仕込むようにした。そして実施例3と同様に85℃の温度でフルフリルアルコールとホルムアルデヒドを縮合反応させた。しかし、反応を3時間継続しても、生成物は液状のままで反応溶液中に固体物が析出せず、ポリエチレンシートを広げたステンレスバットの上にフラスコの内容物を払い出したところ、粘度の高い液体状で手に粘着するものであり、反応生成物を反応溶液から分離することができないものであった。
実施例4において、反応触媒としてリン酸水溶液を5.9g仕込むようにした。そして実施例4と同様に85℃の温度でフルフリルアルコールとパラホルムアルデヒドを縮合反応させた。しかし、反応を3時間継続しても、生成物は液状のままで反応溶液中に固体物が析出せず、ポリエチレンシートを広げたステンレスバットの上にフラスコの内容物を払い出したところ、粘度の高い液体状で手に粘着するものであり、反応生成物を反応溶液から分離することができないものであった。
実施例5において、反応触媒としてm−キシレンスルホン酸を5g仕込むようにした。そして実施例5と同様に85℃の温度でフルフリルアルコールとフェノールを縮合反応させた。しかし、反応を3時間継続しても、生成物は液状のままで反応溶液中に固体物が析出せず、ポリエチレンシートを広げたステンレスバットの上にフラスコの内容物を払い出したところ、粘度の高い液体状で手に粘着するものであり、反応生成物を反応溶液から分離することができないものであった。
実施例6において、反応触媒としてm−キシレンスルホン酸を5g仕込むようにした。そして実施例6と同様に85℃の温度でフルフリルアルコールとフェノールとホルムアルデヒドを縮合反応させた。しかし、反応を3時間継続しても、生成物は液状のままで反応溶液中に固体物が析出せず、ポリエチレンシートを広げたステンレスバットの上にフラスコの内容物を払い出したところ、粘度の高い液体状で手に粘着するものであり、反応生成物を反応溶液から分離することができないものであった。
Claims (7)
- フルフリルアルコールをナフタレンスルホン酸類を触媒として縮合反応させることによって、固体のフラン樹脂を生成させることを特徴とする固体フラン樹脂の製造方法。
- フルフリルアルコール単独を縮合反応させることを特徴とする請求項1に記載の固体フラン樹脂の製造方法。
- フルフリルアルコールとアルデヒド類を縮合反応させることを特徴とする請求項1に記載の固体フラン樹脂の製造方法。
- フルフリルアルコールとフェノール類を縮合反応させることを特徴とする請求項1に記載の固体フラン樹脂の製造方法。
- フルフリルアルコールとフェノール類とアルデヒド類を縮合反応させることを特徴とする請求項1に記載の固体フラン樹脂の製造方法。
- 生成される固体のフラン樹脂が熱硬化性を有する状態で縮合反応を停止させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の固体フラン樹脂の製造方法。
- 請求項6に記載の方法で熱硬化性を有する固体フラン樹脂を製造し、この固体フラン樹脂からなる粘結剤を耐火骨材の表面に被覆することを特徴とするレジンコーテッドサンドの製造方法。
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