JP6369290B2 - Air conditioner for vehicles - Google Patents
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Description
本発明は、車両用空調装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle air conditioner.
従来、エバポレータに付着する結露水の蒸発に起因する臭いを防止するためにコンプレッサを作動させる技術が知られている。また、このような技術において、コンプレッサの運転時間を低減するため、エバポレータが臭気を感じにくいレベルまで乾燥していると判定されるとき、コンプレッサの作動を禁止して空調を開始する技術が、特許文献1に開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique for operating a compressor to prevent odor caused by evaporation of condensed water adhering to an evaporator is known. Moreover, in such a technique, in order to reduce the operation time of the compressor, when it is determined that the evaporator has been dried to a level where it is difficult to feel odor, a technique for prohibiting the operation of the compressor and starting air conditioning is patented. It is disclosed in
しかし、特許文献1の技術では、エバポレータが十分に乾燥していると判断できない場合、コンプレッサの作動を禁止することができず、コンプレッサを停止できる頻度が低下してしまうという問題がある。
However, the technique of
本発明は上記点に鑑み、エバポレータに付着する結露水の蒸発に起因する臭気を防止するためにコンプレッサを作動させる技術において、エバポレータが十分に乾燥していると判定できない場合でも、臭いの発生を抑えつつコンプレッサの作動を禁止できる技術を提供することを目的とする。 In view of the above points, in the technology for operating a compressor to prevent odor due to evaporation of condensed water adhering to an evaporator, the present invention generates odor even when it cannot be determined that the evaporator is sufficiently dry. An object of the present invention is to provide a technology capable of inhibiting the operation of the compressor while suppressing it.
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車室内に送風される送風空気として車室内空気を導入するための内気導入口(21)および車室内に送風される送風空気として車室外空気を導入するための外気導入口(22)が形成された内外気切替箱(20)と、冷媒を吸入し圧縮して吐出するコンプレッサ(31)と、前記コンプレッサによって圧縮された後、凝縮させられて膨張されられた冷媒を、前記内気導入口および前記外気導入口の一方または両方から導入された送風空気と熱交換させることにより、送風空気を冷却するエバポレータ(13)と、空調制御装置(50)と、エンジンルーム内の温度が上昇すると検出温度(TW)が上昇するセンサ(53)とを備え、車室外空気を前記外気導入口に導入する外気ダクト(90)が、前記エンジンルーム内または前記エンジンルームの近傍に配置されており、前記空調制御装置は、車室内に送風される送風空気として前記外気導入口から車室外空気が導入されており且つ前記センサの検出温度が基準温度より低いことに基づいて、前記コンプレッサの作動を禁止し、車室内に送風される送風空気として前記外気導入口から車室外空気が導入されており且つ前記センサの検出温度が基準温度より低くないこと基づいて、前記コンプレッサを作動させ、車室内に送風される送風空気として前記外気導入口から車室外空気が導入されていないことに基づいて、前記コンプレッサを作動させることを特徴とする車両用空調装置である。
The invention according to
発明者の検討によれば、外気導入口から車室外空気が導入されている場合は、車室内空気のみが導入されている場合に比べ、エバポレータに当たる送風空気の温度(エバポレータ前温度)を低くできる場合が多い。したがって、上記のように、外気導入口から車室外空気が導入されていることに基づいてコンプレッサの作動を禁止すれば、エバポレータが十分乾いておらず結露水が残っていたとしても、エバポレータの乾きを遅くできる。したがって、エバポレータが十分に乾燥していると判定できない場合でも、臭いの発生を抑えつつコンプレッサの作動を禁止できる。 According to the inventor's study, the temperature of the blown air hitting the evaporator (pre-evaporator temperature) can be lowered when the vehicle exterior air is introduced from the outside air inlet, compared to the case where only the vehicle interior air is introduced. There are many cases. Therefore, as described above, if the operation of the compressor is prohibited based on the introduction of outside air from the outside air inlet, the evaporator will not dry even if the evaporator is not sufficiently dry and condensed water remains. Can slow down. Therefore, even when it cannot be determined that the evaporator is sufficiently dry, the operation of the compressor can be prohibited while suppressing the generation of odor.
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis in the said and the claim shows the correspondence of the term described in the claim, and the concrete thing etc. which illustrate the said term described in embodiment mentioned later. .
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。本実施形態に係る車両用空調装置1は、内燃機関(エンジン)EGおよび走行用電動モータから車両走行用の駆動力を得るハイブリッド車両に適用している。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
本実施形態のハイブリッド車両は、車両停止時に外部電源(商用電源)から供給された電力を図1のバッテリ81に充電することのできる、いわゆるプラグインハイブリッド車両として構成されている。このプラグインハイブリッド車両は、車両走行開始前の車両停止時に外部電源からバッテリ81に充電しておくことによって、走行開始時のようにバッテリ81の蓄電残量が予め定められた走行用基準残量以上になっているときには、主に走行用電動モータの駆動力によって走行する(以下、この走行モードをEV走行モードという)。
The hybrid vehicle of this embodiment is configured as a so-called plug-in hybrid vehicle that can charge the
一方、車両走行中にバッテリ81の蓄電残量が走行用基準残量よりも低くなっているときには、主にエンジンEGの駆動力によって走行する(以下、この走行モードをHV走行モードという)。このように、EV走行モードとHV走行モードとを切り替えることによって、車両走行用の駆動力をエンジンEGのみから得る通常の車両に対してエンジンEGの燃料消費量を抑制して、車両燃費を向上させている。
On the other hand, when the remaining amount of power stored in the
また、エンジンEGから出力される駆動力は、車両走行用として用いられるのみならず、図1の発電機80を作動させるためにも用いられる。そして、発電機80にて発電された電力および外部電源から供給された電力は、バッテリ81に蓄えることができ、バッテリ81に蓄えられた電力は、走行用電動モータのみならず、車両用空調装置1を構成する電動式構成機器をはじめとする各種車載機器に供給できる。
Further, the driving force output from the engine EG is used not only for driving the vehicle but also for operating the
次に、本実施形態の車両用空調装置1の詳細構成を説明する。車両用空調装置1は、図1に示す室内空調ユニット10と、図2に示す空調制御装置50とを備えている。
Next, the detailed structure of the
室内空調ユニット10は、エバポレータ13等を通って温度調節された送風空気である空調風を車室内へ吹き出す。これにより、車室内の空調が行われる。室内空調ユニット10は、図1に示すように、ケーシング11、送風機12、エバポレータ13、ヒータコア14等を備えている。そして、室内空調ユニット10は、その外殻を形成するケーシング11内に送風機12、エバポレータ13、ヒータコア14等が収容されたものである。室内空調ユニット10は、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)の内側に配置されている。
The indoor
ケーシング11は、その内部に車室内に送風される送風空気の空気通路を形成している。本実施形態のケーシング11の内部には、その内部に形成された空気通路を上方側の第1空気通路112と下方側の第2空気通路113の2つの空気通路に仕切る仕切板111が配置されている。
The
送風機(ブロワ)12は、車室内へ向けて送風空気を送風するもので、遠心多翼ファン(シロッコファン)からなる第1、第2送風ファン121、122を、共通するブロワモータ(図示せず)にて駆動する電動送風機であって、空調制御装置50から出力される制御電圧によって回転数(送風量)が制御される。
The blower (blower) 12 blows blown air toward the passenger compartment, and the first and
より具体的には、第1、第2送風ファン121、122は、それぞれ第1、第2空気通路112、113に配置された図示しない第1、第2スクロールケーシング内に回転可能に収容されている。
More specifically, the first and
これにより、第1送風ファン131によって送風された第1送風空気が、第1空気通路112を流通し、第2送風ファン132によって送風された第2送風空気が、第2空気通路113を流通する。
Accordingly, the first blown air blown by the first blower fan 131 flows through the
さらに、本実施形態では、送風機12の空気流れ上流側であって、ケーシング11の空気流れ最上流側に、内外気切替箱20が配置されている。内外気切替箱20は、第1、第2送風ファン121、122の吸い込み側へ導入する空気を車室外空気(外気)と車室内空気(内気)とで切り替える。
Further, in the present embodiment, the inside / outside
内外気切替箱20には、各空気通路112、113内に外気を導入させる外気導入口22(乗員上半身へ導通する吸込口の一例に相当する)および内気を導入させる内気導入口21が形成されている。さらに、内外気切替箱20の内部には、外気導入口22および内気導入口21の開口面積を連続的に調整して、内気の風量と外気の風量との風量割合を変化させる内外気切替ドア23が配置されている。
The inside / outside
図3に示すように、車両前部窓ガラスの前方かつエンジンEGの後方には、外気ダクト90が形成されており、この外気ダクト90を通じて、矢印91に示す経路で、外気が外気導入口22に導入される。このように、外気ダクト90が、エンジンルーム92の近傍(具体的にはエンジンルーム92に隣接して)、あるいは、エンジンルーム92内に、配置されていることで、外気導入口22に導入される外気がエンジンEGによって熱せられ、外気センサ52が検出した外気温Tamよりも遙かに高温になる可能性がある。
As shown in FIG. 3, an
内外気切替ドア23は、内外気切替ドア23用の電動アクチュエータ62によって駆動され、この電動アクチュエータ62は、空調制御装置50から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
The inside / outside
また、吸込口モードとしては、内気モード、外気モード、内外気モードがある。内気モードは、内気導入口21を全開とするとともに外気導入口22を全閉としてケーシング11内へ内気を導入するモードであり、外気導入率が0%となるモードである。
In addition, the suction port mode includes an inside air mode, an outside air mode, and an inside / outside air mode. The inside air mode is a mode in which the inside
外気モードは、内気導入口21を全閉とするとともに外気導入口22を全開としてケーシング11内へ外気を導入するモード、であり外気導入率が100%となるモードである。
The outside air mode is a mode in which the outside
内外気モードは、内気モードと外気モードとの間で、内気導入口21および外気導入口22の開口面積を連続的に調整することにより、内気および外気を共に導入しつつ内気と外気との導入比率を連続的に変化させるモードである。内外気モードでは、内気導入口21の開口面積をSx、外気導入口22の開口面積をSyとすると、外気導入率は、Sy/(Sx+Sy)となり、0%より大きく100%より小さい。
In the inside / outside air mode, by continuously adjusting the opening areas of the inside
送風機12の空気流れ下流側には、蒸発器13が配置されている。エバポレータ13は、コンプレッサ(圧縮機)31、凝縮器32、気液分離器33、および膨張弁34等とともに、冷凍サイクル30を構成している。車両用空調装置1は、コンプレッサ31、凝縮器32、気液分離器33、および膨張弁34等も備えている。エバポレータ13は、冷凍サイクル30においてコンプレッサ31での圧縮後に膨張弁34によって膨張させられた冷媒を蒸発させ、その冷媒と送風空気とを熱交換させることにより、各送風ファン131、132からの送風空気を冷却する。
An
このエバポレータ13は、ケーシング11内に配置された仕切板111に設けられた貫通穴を貫通するように配置されて、その上方側熱交換部が第1空気通路112内に位置付けられ、下方側熱交換部が第2空気通路113内に位置付けられている。従って、エバポレータ13の上方側熱交換部では第1送風空気が冷却され、エバポレータ13の下方側熱交換部では第2送風空気が冷却される。
The
さらに、エバポレータ13の空気流れ下流側には、ヒータコア14が配置されている。ヒータコア14は、車両走行用駆動力を出力するエンジンEGの冷却水とエバポレータ13通過後の空気とを熱交換させて、エバポレータ13通過後の空気を加熱する加熱用熱交換器である。
Further, a
具体的には、ヒータコア14とエンジンEGとの間に冷却水流路41が設けられており、ヒータコア14とエンジンEGとの間を冷却水が循環する冷却水回路40が構成されている。そして、この冷却水回路40には、冷却水を循環させるための電動ウォータポンプ42が設置されている。電動ウォータポンプ42は、空調制御装置50から出力される制御電圧によって回転数(冷却水循環量)が制御される電動式の水ポンプである。
Specifically, a cooling
ヒータコア14は、ケーシング11内に配置された仕切板111に設けられた貫通穴を貫通するように配置されて、その上方側熱交換部が第1空気通路112内に位置付けられ、下方側熱交換部が第2空気通路113内に位置付けられている。従ってヒータコア14の上方側熱交換部では第1送風空気が加熱され、ヒータコア14の下方側熱交換部では第2送風空気が加熱される。
The
ここで、第1空気通路112のヒータコア14の上方側には、エバポレータ13の上方側熱交換部を通過した第1送風空気をヒータコア14の上方側熱交換部を迂回して流すための第1バイパス通路161が形成されている。なお、第1空気通路112におけるヒータコア14の空気流れ下流側の空間において、第1バイパス通路161を通過した第1送風空気が、ヒータコア14にて加熱された第1送風空気と合流するようになっている。
Here, on the upper side of the
また、第2空気通路113のヒータコア14の下方側には、エバポレータ13の下方側熱交換部を通過した第2送風空気をヒータコア14の下方側熱交換部を迂回して流すための第2バイパス通路162が形成されている。なお、第2空気通路113におけるヒータコア14の空気流れ下流側の空間において、第2バイパス通路162を通過した第2送風空気が、ヒータコア14にて加熱された第2送風空気と合流するようになっている。
A second bypass for passing the second blown air that has passed through the lower heat exchange section of the
また、第1、第2空気通路112、113におけるエバポレータ13とヒータコア14との間には、第1、第2エアミックスドア17、18が配置されている。第1エアミックスドア17は、エバポレータ13通過後の空気のうち、ヒータコア14の上方側熱交換部を通過する送風空気量と第1バイパス通路161を通過する送風空気量との流量割合を調整するための部材である。第2エアミックスドア18は、エバポレータ13通過後の空気のうち、ヒータコア14の下方側熱交換部を通過する送風空気量と第2バイパス通路162を通過する送風空気量との流量割合を調整するための部材である。
Further, first and second
本実施形態では、各エアミックスドア17、18それぞれを単独で制御できるように、各エアミックスドア17、18それぞれに対応して電動アクチュエータが設けられている。なお、各エアミックスドア17、18を駆動する電動アクチュエータは、制御装置50から出力される制御信号によってその作動が制御される。
In this embodiment, the electric actuator is provided corresponding to each
また、本実施形態では、仕切板111におけるヒータコア14の空気流れ下流側の部位に表裏を貫通する連通穴が形成されると共に、この連通穴を開閉する開閉ドア111aが配置されている。
In the present embodiment, a communication hole penetrating the front and back is formed in a part of the
この開閉ドア111aは、制御装置50から出力される制御信号によって、その作動が制御される。本実施形態の開閉ドア111aは、吹出口モードがフットモードやバイレベルモード等のように車室内の上下に空気を吹き出すモード時に連通穴を閉鎖し、その他の吹出口モード時に連通穴を開放するように制御される。
The operation of the open /
ケーシング11の空気流れ最下流部には、車室内へ吹き出される送風空気をケーシング11から流出させるデフロスタ開口部11a、フェイス開口部11b、フット開口部11cが形成されている。
A
デフロスタ開口部11aは、ケーシング11内を流れる送風空気を車両前部窓ガラス(ウインドシールド)Wへ導くための開口穴である。このデフロスタ開口部11aは、吹出ダクトを介して車室内に配置されたデフロスタ吹出口19aに接続され、このデフロスタ吹出口19aから車両前部窓ガラスWの内面へ向けて温度調整された空気が吹き出される。
The
フェイス開口部11bは、ケーシング11内を流れる送風空気を乗員の上半身へ導くための開口穴である。このフェイス開口部11bは、吹出ダクトを介して車室内に配置されたフェイス吹出口19bに接続されており、このフェイス吹出口19bから乗員の上半身へ向けて温度調整された空気が吹き出される。
The
フット開口部11cは、ケーシング11内を流れる送風空気を乗員の下半身(足下)へ導くための開口穴である。このフット開口部11cは、吹出ダクトを介して、フット吹出口19cに接続されており、このフット吹出口19cから、乗員の下半身(足下)へ向けて温度調整された空気が吹き出される。
The
なお、本実施形態では、デフロスタ開口部11aおよびフェイス開口部11bが、車室内の上方側へ向けて第1送風空気を吹き出す上方側開口部を構成し、フット開口部11cが、車室内の下方側へ向けて第2送風空気を吹き出す下方側開口部を構成している。
In the present embodiment, the
これらの各開口部11a〜11cの上流部には、それぞれデフロスタドア20a、フェイスドア20b、およびフットドア20cが回転自在に配置されている。これらの各ドア20a〜20cは、車室内へ吹き出される空調風の吹出口モードを切り替える吹出口モード切替手段を構成しており、それぞれ電動アクチュエータ(サーボモータ)によって駆動される回転軸と、その板面の略中央部に回転軸が連結された板状のドア本体部を有する、いわゆるバタフライドアで構成されている。
A
さらに、各ドア20a〜20cの回転軸は、図示しないリンク機構を介して連結されており、各ドア20a〜20cは、共通の電動アクチュエータによって開閉操作される。なお、吹出口モード切替手段用の電動アクチュエータは、制御装置50から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
Furthermore, the rotation shafts of the
また、吹出口モード切替手段を構成する各ドア20a〜20cによって切り替えられる吹出口モードとしては、フェイス開口部11bを全開してフェイス吹出口19bから乗員の上半身へ向けて空気を吹き出すフェイスモード、フェイス開口部11bとフット開口部11cの両方を開口して車室内乗員の上半身と下半身へ向けて空気を吹き出すバイレベルモード、フット開口部11cを全開するとともにデフロスタ開口部11aを小開度だけ開口して、フット吹出口19cから主に空気を吹き出すフットデフロスタモードがある。
Further, as the air outlet mode that is switched by the
なお、乗員が操作パネルのスイッチをマニュアル操作することによって、デフロスタ開口部11aを全開してデフロスタ吹出口19aから車両フロント窓ガラスW内面に空調風を吹き出すデフロスタモードとすることもできる。
In addition, it can also be set as the defroster mode which blows off air-conditioning wind from the
ここで、吸込口モードが内外気モードに設定され、吹出口モードがフットデフロスタモード、または、バイレベルモードに設定されている場合に、第1空気通路112へ導入された外気がデフロスタ開口部11aまたはフェイス開口部11bを介して車室内の上方側へ吹き出され、第2空気通路113へ導入された内気がフット開口部11cを介して車室内の下方側へ吹き出される。つまり、吸込口モードが内外気モードに設定され、吹出口モードがフットデフロスタモードおよびバイレベルモードの何れかに設定されている状態が、内外気2層流モードとなる。
Here, when the suction port mode is set to the inside / outside air mode and the outlet mode is set to the foot defroster mode or the bi-level mode, the outside air introduced into the
コンプレッサ31は、エンジンルーム内に配置され、冷凍サイクル30において冷媒を吸入し、圧縮して吐出するものであり、吐出容量が固定された固定容量型圧縮機構31aを電動モータ31bにて駆動する電動コンプレッサとして構成されている。電動モータ31bは、インバータ61(図2参照)から出力される交流電圧によって、その作動(回転数)が制御される交流モータである。
The
また、空調制御装置50は、図2に示すように、コンプレッサ31の目標回転数Nctを示す制御信号をインバータ61へ出力し、インバータ61は、その制御信号に応じた周波数の交流電圧を出力する。そして、この回転数制御によって、コンプレッサ31の冷媒吐出能力が変更される。
In addition, as shown in FIG. 2, the air
凝縮器32は、エンジンルーム内に配置されて、内部を流通する冷媒と、室外送風機としての送風ファン35から送風された車室外空気(外気)とを熱交換させることにより、圧縮された冷媒を凝縮液化させるものである。送風ファン35は、空調制御装置50から出力される制御電圧によって稼働率、すなわち、回転数(送風空気量)が制御される電動式送風機である。
The
気液分離器33は、凝縮液化された冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すものである。膨張弁34は、液冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。エバポレータ13は、冷媒と送風空気との熱交換により、減圧膨張された冷媒を蒸発気化させるものである。
The gas-
次に、本実施形態の電気制御部について図2を参照して説明する。空調制御装置50は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された空調制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、出力側に接続された各種機器の作動を制御する。
Next, the electric control unit of the present embodiment will be described with reference to FIG. The air
空調制御装置50の出力側には、送風機12、コンプレッサ31の電動モータ31b用のインバータ61、室外ファンとしての送風ファン35、内外気切替ドア(内外気切替ドアダンパ)23用の電動アクチュエータ62、吹出口モードドア(吹出口ダンパ)20a、20b、20c用の電動アクチュエータ64、および電動ウォータポンプ42、開閉ドア111aの電動アクチュエータ(図示せず)等が接続されている。
On the output side of the air
また、空調制御装置50の入力側には、車室内温度Trを検出する内気センサ51、外気温Tamを検出する外気センサ52(外気温検出手段)、水温センサ53、および、コンプレッサ31の吐出冷媒圧力Pcを検出する冷媒圧力センサである吐出圧力センサ55(吐出圧力検出手段)等のセンサ群が接続されている。
Further, on the input side of the air-
外気センサ52は、例えば車両前面のラジエータの前、車両前部のバンパの下部等、車両のエンジンルームの外に配置される。したがって、外気センサ52によって検出される外気温Tamは、エンジンE/Gによって熱せられていない外気の温度である。
The
水温センサ53は、エンジンEGから流出したエンジン冷却水の冷却水温度TWすなわちエンジン冷却水温TWを検出する。なお、この水温センサ53の検出温度TWは、エンジンEGおよびエンジンルームの温度が上昇するほど上昇する。
The
また、空調制御装置50の入力側には、車両前部窓ガラス(ウインドシールド)の内面付近の空気の代表的な温度および湿度を検出できる窓付近温度センサおよび窓付近湿度センサ(いずれも不図示)が接続されている。また、空調制御装置50の入力側には、車両前部窓ガラスの表面温度を湿度を検出できる窓表面温度センサ(不図示)が接続されている。空調制御装置50は、窓付近温度センサ、窓付近湿度センサ、窓表面温度センサの出力値に基づいて、車両前部窓ガラス表面の相対湿度RHWを周知の方法で算出することができる。
Further, on the input side of the air
また、空調制御装置50の入力側には、これらの図2に示すセンサ群の他に、コンプレッサ31の吐出冷媒温度Tcを検出する吐出温度センサ、エバポレータ13からの吹出空気温度TE(エバポレータ後温度TE)を検出するエバポレータ後温度センサ、コンプレッサ31に吸入される冷媒の温度Tsiを検出する吸入温度センサ、および等の不図示のセンサ群も接続されている。
Further, on the input side of the air-
なお、上記エバポレータ後温度センサは、具体的にエバポレータ13の熱交換フィン温度を検出している。もちろん、そのエバポレータ後温度センサは、エバポレータ13のその他の部位の温度を検出してもよいし、エバポレータ13を流通する冷媒自体の温度を直接検出してもよい。
The post-evaporator temperature sensor specifically detects the heat exchange fin temperature of the
さらに、空調制御装置50の入力側には、車室内前部の計器盤付近に配置された操作パネル60に設けられた各種空調操作スイッチからの操作信号が入力される。操作パネル60には、各種空調操作スイッチとして、具体的に、コンプレッサ31の作動、非作動を切り替えるACスイッチ60a、オートスイッチ60b、吸込口モードを切り替える吸込口モードスイッチ60c、吹出口モードを切り替える吹出口モードスイッチ60d、送風機12の風量設定スイッチ60e、乗員の操作によって車室内の目標温度Tsetを設定する車室内温度設定スイッチ60f等が設けられている。オートスイッチ60bは、乗員の操作によって車両用空調装置1の自動制御を設定あるいは解除する自動制御設定手段である。
Further, operation signals from various air conditioning operation switches provided on the
また、空調制御装置50は、エンジンEGの作動を制御するエンジン制御装置90に電気的に接続されており、空調制御装置50およびエンジン制御装置90は互いに電気的に通信可能に構成されている。これにより、一方の制御装置に入力された検出信号あるいは操作信号に基づいて、他方の制御装置が出力側に接続された各種機器の作動を制御することもできる。例えば、空調制御装置50がエンジン制御装置90へエンジンEGの作動要求信号を出力することによって、エンジンEGを作動させることができる。また、空調のためにエンジンEGが作動している場合には、空調制御装置50がエンジンEGの作動要求信号を出力しないことによって、エンジンEGを停止させることができる。
The air
なお、空調制御装置50およびエンジン制御装置90は、その出力側に接続された各種制御対象機器を制御する制御手段が一体に構成されたものであるが、それぞれの制御対象機器の作動を制御する構成(ハードウェアおよびソフトウェア)が、それぞれの制御対象機器の作動を制御する制御手段を構成している。
The air-
次に、空調制御装置50による制御を、図4〜図11を参照して説明する。イグニッションスイッチがオンされて、空調制御装置50に直流電源が供給されると、予めメモリに記憶されている制御プログラムが実行される。そして、室内空調ユニット10による空調が開始されると、空調制御装置50は、図4の制御処理を繰り返し実行する。なお、イグニッションスイッチがオンされた時は、ユーザの操作によって車両が駐車状態から走行可能な状態になった時である。
Next, control by the air
ステップS1では、空調制御装置50内部のマイクロコンピュータに内蔵されたデータ処理用メモリの記憶内容等を初期化(イニシャライズ)し、ステップS2に進む。初期化においては、例えば、後述する乾燥タイマの値をゼロに設定する。
In step S1, the contents stored in the data processing memory incorporated in the microcomputer inside the air
ステップS2では、操作パネル60の操作信号等を読み込む。具体的な操作信号としては、車室内温度設定スイッチによって設定される車室内目標温度Tsetの設定信号、オートスイッチ60bの操作信号等がある。図4のステップS2の次はステップS3へ進む。
In step S2, an operation signal of the
ステップS3では、各種センサからのセンサ信号を読込み、ステップS4に進む。なお、ステップS2、S3では、各種データがデータ処理用メモリに読み込みこまれる。センサ信号としては、例えば、内気センサ51が検知する内気温度(車室内温度)Tr、外気センサ52が検知する外気温度Tam、日射センサ53が検知する日射量Ts、エバポレータ後温度センサ(図示せず)が検知するエバポレータ後温度Te、および冷却水温センサが検知するエンジン冷却水温TWがある。
In step S3, sensor signals from various sensors are read, and the process proceeds to step S4. In steps S2 and S3, various data are read into the data processing memory. Examples of sensor signals include an inside air temperature (vehicle interior temperature) Tr detected by the
ステップS4では、予め記憶している下記の数式F1に入力データを代入して目標吹出温度TAOを演算し、ステップS5に進む。
TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+C …(F1
)
ここで、Tsetは、温度設定スイッチにて設定された設定温度、Trは内気温度、Tamは外気温度、Tsは日射量である。また、Kset、Kr、KamおよびKsは各ゲインであり、Cは全体にかかる補正用の定数である。そして、この目標吹出温度TAOおよび上記各種センサからの信号により、エアミックスドア17、18のアクチュエータの制御値および電動ウォータポンプ42の回転数の制御値等を算出する。
In step S4, the input data is substituted into the following mathematical formula F1 stored in advance to calculate the target blowing temperature TAO, and the process proceeds to step S5.
TAO = Kset * Tset-Kr * Tr-Kam * Tam-Ks * Ts + C (F1
)
Here, Tset is a set temperature set by a temperature setting switch, Tr is an inside air temperature, Tam is an outside air temperature, and Ts is a solar radiation amount. Kset, Kr, Kam, and Ks are gains, and C is a correction constant for the whole. And the control value of the actuator of the
ステップS5では、ブロワ電圧を決定する処理を実施する。ブロワ電圧は、ブロワモータに印加される電圧であり、ブロワ電圧に応じて空調風の吹出風量が変更される。ブロワ電圧決定処理の詳細については後述する。次に、ステップS6では、吸込口モード決定処理を実行し、目標吹出温度TAOに基づき、室内空調ユニット10の内外気切替箱20内に空気を取り込む吸込口を決定し、ステップS7に進む。吸込口モード決定処理の詳細については後述する。
In step S5, a process for determining the blower voltage is performed. The blower voltage is a voltage applied to the blower motor, and the amount of blown air of the conditioned air is changed according to the blower voltage. Details of the blower voltage determination process will be described later. Next, in step S6, a suction port mode determination process is executed, a suction port for taking in air into the inside / outside
ステップS7では、操作パネル60に対するユーザのマニュアル操作または目標吹出温度TAOに基づき、吹出口モードを決定する。具体的には、オートスイッチ60bが操作された場合は目標吹出温度TAOに基づき自動で吹出口モードを決定する。また、吹出口モードスイッチ60dが操作された場合は、吹出口モードスイッチ60dの操作内容に従って(すなわちマニュアルで)、目標吹出温度TAOに関わらず、吹出口モードを決定する。
In step S7, the outlet mode is determined based on the user's manual operation on the
目標吹出温度TAOに基づき吹出口モードを決定する場合は、例えば、目標吹出温度TAOが低温域(例えば28℃未満)の場合はフェイスモードに設定し、低温域よりも高い中温域(例えば28℃以上39℃未満)の場合はバイレベルモードに設定し、中温域よりも高い高温域(例えば39℃以上)の場合はフットモードに設定する。なお、目標吹出温度TAOに基づく吹出口モードの切り替えは、温度ヒステリシスを設けてもよい。なお、車両前部窓ガラス表面の相対湿度RHWに基づいて車両前部窓ガラスの窓曇りの可能性があると判断した場合には、目標吹出温度TAOに関わらず、フットデフロスタモードに設定する。 When determining the outlet mode based on the target outlet temperature TAO, for example, when the target outlet temperature TAO is in a low temperature range (for example, less than 28 ° C.), the face mode is set, and an intermediate temperature range (for example, 28 ° C.) higher than the low temperature range. In the case of above 39 ° C.), the bi-level mode is set. In the case of a high temperature range higher than the intermediate temperature range (eg, 39 ° C. or higher), the foot mode is set. Note that temperature hysteresis may be provided for switching the outlet mode based on the target outlet temperature TAO. When it is determined that there is a possibility of window fogging of the vehicle front window glass based on the relative humidity RHW on the surface of the vehicle front window glass, the foot defroster mode is set regardless of the target blowing temperature TAO.
ステップS7に続いてステップS8では、空調制御装置50からエンジン制御装置70へ出力されるエンジン要求信号を決定する。この要求信号としては、エンジンEGの作動を要求するエンジンオン要求信号、エンジンEGの停止を要求するエンジンオフ要求信号がある。
In step S8 following step S7, an engine request signal output from the air
本実施形態のプラグインハイブリッド車両では、車両走行用の駆動力を走行用電動モータからも得ることができることから、エンジンEGの作動を停止させることがあり、車両用空調装置1にて車室内の暖房を行う際に、冷却水の温度が暖房用の熱源として充分な温度にまで上昇していない場合がある。
In the plug-in hybrid vehicle of this embodiment, the driving force for driving the vehicle can also be obtained from the driving electric motor, so the operation of the engine EG may be stopped, and the
そこで、本実施形態の車両用空調装置1は、走行用の駆動力を出力させるためにエンジンEGを作動させる必要がない走行条件であっても、所定条件を満たした場合には、エンジンEGの駆動力を制御する駆動力制御装置70に対してエンジンEGの作動を要求する要求信号(作動要求信号)を出力して、冷却水温度を暖房用の熱源として充分な温度となるまで上昇させるようにしている。
Therefore, the
具体的には、ステップS8では、目標吹出温度TAOおよびエバポレータ後温度TEに基づいてエンジンオフ水温およびエンジンオン水温を決める。例えば、TWO={TAO−(TE×0.2)}/0.8と70℃のうち小さい方をエンジンオフ水温とし、エンジンオフ水温より5℃低い温度をエンジンオン水温とする。
Specifically, in step S8, the engine off water temperature and the engine on water temperature are determined based on the target outlet temperature TAO and the post-evaporator temperature TE. For example, the smaller one of TWO = {TAO− (TE × 0.2)} / 0.8 and 70 ° C. is the engine off water temperature, and the
そして、前回のステップS8で決定したエンジン要求信号がエンジンオン要求である場合は、現在のエンジン冷却水温TWがエンジンオフ水温より低ければ、エンジン要求信号としてエンジンオン要求を出力することに決定し、エンジンオフ水温以上であればエンジン要求信号としてエンジンオフ要求を出力することに決定する。また、前回のステップS8で決定したエンジン要求信号がエンジンオフ要求である場合は、現在のエンジン冷却水温TWがエンジンオン水温より低ければエンジン要求信号としてエンジンオフ要求を出力することに決定し、エンジンオン水温以上であればエンジン要求信号としてエンジンオン要求を出力することに決定する。 If the engine request signal determined in the previous step S8 is an engine on request, if the current engine cooling water temperature TW is lower than the engine off water temperature, it is determined to output the engine on request as the engine request signal, If it is equal to or higher than the engine off water temperature, it is determined to output an engine off request as an engine request signal. Further, when the engine request signal determined in the previous step S8 is an engine off request, if the current engine cooling water temperature TW is lower than the engine on water temperature, it is determined to output the engine off request as the engine request signal, and the engine If it is above the on-water temperature, it is determined to output an engine-on request as an engine request signal.
ステップS8では、後述するコンプレッサ回転数決定処理を実施し、ステップS9に進む。ステップS9では、後述するコンプレッサ設定モード決定処理を実施し、コンプレッサ設定モードがオートか、マニュアルオフか、マニュアルオンか、窓晴らしオンかを決定する。 In step S8, a compressor speed determination process described later is performed, and the process proceeds to step S9. In step S9, a compressor setting mode determination process, which will be described later, is performed to determine whether the compressor setting mode is auto, manual off, manual on, or window clearing on.
次に、ステップS10では、電動ウォータポンプ作動決定処理を実施し、ステップS12に進む。電動ウォータポンプ作動決定処理は、エンジン冷却水温TW等に基づいて、電動ウォータポンプ42(図1参照)のオン、オフを決定する処理である。電動ウォータポンプ作動決定処理の詳細については後述する。 Next, in step S10, an electric water pump operation determination process is performed, and the process proceeds to step S12. The electric water pump operation determination process is a process for determining whether the electric water pump 42 (see FIG. 1) is on or off based on the engine coolant temperature TW or the like. Details of the electric water pump operation determination process will be described later.
次に、ステップS11では目標エバポレータ温度TEOを決定する。この目標エバポレータ温度TEOはエバポレータ後温度TEの目標温度である。目標エバポレータ温度TEOの決定処理の詳細については後述する。ステップS12では、後述するコンプレッサ回転数決定処理を実施し、ステップS13に進む。 Next, in step S11, a target evaporator temperature TEO is determined. This target evaporator temperature TEO is the target temperature of the post-evaporator temperature TE. Details of the process for determining the target evaporator temperature TEO will be described later. In step S12, a compressor speed determination process described later is performed, and the process proceeds to step S13.
ステップS13では、上記各ステップS4〜S12で算出または決定された各制御状態が得られるように、各種アクチュエータおよびエンジン制御装置90等に対して制御信号を出力する。
In step S13, control signals are output to various actuators, the
ステップS14では、ステップS2の処理を最後に実施した時点からの制御周期Tに相当する時間が経過するまで待機し、制御周期Tの経過を判定するとステップS2に戻る。したがって、ステップS2〜S14のループ処理は、制御周期T毎に繰り返し実行される。なお、本実施形態では制御周期Tは1秒であるとする。 In step S14, the process waits until a time corresponding to the control cycle T from the time point when the process of step S2 was last performed, and returns to step S2 when it is determined that the control cycle T has elapsed. Therefore, the loop processing of steps S2 to S14 is repeatedly executed every control cycle T. In the present embodiment, it is assumed that the control cycle T is 1 second.
次に、空調制御装置50の各ステップの詳細に関して更に詳しく説明する。まず、ブロワ電圧決定処理(ステップS5)について説明する。ブロワ電圧決定処理は、具体的には、図5に従って実行される。ブロワ電圧は、電池の電力により駆動されるブロワモータに印加される電圧である。図5に示すように、本制御がスタートすると、ステップS500にて風量設定がオート(自動)であるか否かを判定し、オートでない場合は、ステップS501へ進み、オートの場合にはステップS502へ進む。この風量設定がオートであるか否かは、操作パネル60のスイッチ操作に基づいて判定される。具体的には、オートスイッチ60bが操作されると風量設定がオートになり、風量設定スイッチ60eが操作されると風量設定がマニュアルになる。
Next, the details of each step of the air
オートでない場合、すなわち、マニュアルの場合、ステップS501で、風量設定スイッチ60eに対するマニュアル操作の内容(Hiか、M3か、M2か、M1か、Loか)に基づいて、4ボルトから12ボルトの範囲内でマップからブロワ電圧を指定し、その指定したブロワ電圧をブロワモータに印加する。ステップS502の後は、ブロワ電圧決定処理を終了し、図4のステップS6に進む。
If it is not auto, that is, if it is manual, in step S501, the range of 4 volts to 12 volts based on the manual operation content (Hi, M3, M2, M1, or Lo) on the air
オートの場合、ステップS502にて、目標吹出温度TAOに基づき、ベースとなる第1仮ブロワレベルf1A(TAO)をステップS502中に記載のマップから演算する。より詳細には、本実施形態では、TAOの極低温域(−30℃以下の最大冷房域)で第1仮ブロワレベルf(TAO)を他の温度域(−30℃よりも高い温度域)よりも高い一定値(具体的には30レベル)にする。また、TAOの極低温域(80℃以上の最大暖房域)で第1仮ブロワレベルf(TAO)を他の温度域(10℃以上80℃未満の温度域)よりも高い一定値(具体的には25レベル)にする。 In the case of auto, the first temporary blower level f1A (TAO) serving as a base is calculated from the map described in step S502 based on the target blowing temperature TAO in step S502. More specifically, in this embodiment, the first temporary blower level f (TAO) is set to another temperature range (temperature range higher than −30 ° C.) in the extremely low temperature range of TAO (maximum cooling range of −30 ° C. or less). Higher constant value (specifically, 30 levels). In addition, the first temporary blower level f (TAO) in the extremely low temperature range of TAO (maximum heating range of 80 ° C. or higher) is higher than other temperature ranges (temperature range of 10 ° C. or higher and lower than 80 ° C.) (specifically, To 25 levels).
また、TAOが極低温域から中間温度域に向かって上昇すると、TAOの上昇に応じて第1仮ブロワレベルf(TAO)を低下させる。また、TAOが極高温域から中間温度域に向かって低下すると、TAOの低下に応じて第1仮ブロワレベルf(TAO)を低下させる。また、TAOが所定の中間温度域内(10℃以上40℃以下)に入ると、第1仮ブロワレベルf(TAO)を最小値にする。 Further, when TAO rises from the extremely low temperature range toward the intermediate temperature range, the first temporary blower level f (TAO) is lowered according to the rise of TAO. Further, when TAO decreases from the extremely high temperature range toward the intermediate temperature range, the first temporary blower level f (TAO) is decreased according to the decrease in TAO. When TAO enters a predetermined intermediate temperature range (10 ° C. or more and 40 ° C. or less), the first temporary blower level f (TAO) is set to the minimum value.
続いてステップS503では、吹出口がフェイスモードであるか否かを判定する。そして、フェイスモードであると判定した場合はステップS504に進み、フェイスモード以外(バイレベルモード、フットモード、フットデフロスタモードのうちいずれか)であると判定した場合はステップS505に進む。 Subsequently, in step S503, it is determined whether or not the air outlet is in the face mode. If it is determined that the face mode is selected, the process proceeds to step S504. If it is determined that the mode is other than the face mode (any one of the bi-level mode, the foot mode, and the foot defroster mode), the process proceeds to step S505.
ステップS504では、ブロワレベルとして上記第1仮ブロワレベルf1A(TAO)を選択し、ステップS509に進む。ステップS509では、選択された第1仮ブロワレベルf1A(TAO)を、図5に示すマップにてブロワ電圧に変換する。ステップS509の後は、ブロワ電圧決定処理を終了し、図4のステップS6に進む。 In step S504, the first temporary blower level f1A (TAO) is selected as the blower level, and the process proceeds to step S509. In step S509, the selected first temporary blower level f1A (TAO) is converted into a blower voltage using the map shown in FIG. After step S509, the blower voltage determination process is terminated, and the process proceeds to step S6 in FIG.
ステップS505では、コンプレッサ作動モードがオフモードであるか通常モードであるかを判定し、通常モードであればステップS506に進み、オフモードであればステップS507に進む。 In step S505, it is determined whether the compressor operation mode is the off mode or the normal mode. If the compressor operation mode is the normal mode, the process proceeds to step S506, and if it is the off mode, the process proceeds to step S507.
なお、コンプレッサ作動モードは、コンプレッサ設定モードがオートの場合において更に細分化されるモードであり、コンプレッサ31が基本的に作動する通常モードと作動が禁止されるオフモードの2つがある。このコンプレッサ作動モードは、前回のステップS2〜S14のループにおいて、後述するステップS12のコンプレッサ回転数決定処理によって決められている。なお、コンプレッサ作動モードの初期値は通常モードである。
The compressor operation mode is a mode that is further subdivided when the compressor setting mode is auto, and there are two modes: a normal mode in which the
ステップS506では、ステップS506中に記載のマップの通り、ヒータコア14のエンジン冷却水温度TWに応じて第2仮ブロワレベルf2A(TW)を算出する。
In step S506, the second temporary blower level f2A (TW) is calculated according to the engine coolant temperature TW of the
具体的には、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合には、エンジン冷却水温度TWが第1基準温度を下回っているとき、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を0に設定する。第2仮ブロワレベルf2A(TW)が0であるということは、送風機12の停止を意味する。
Specifically, when the engine coolant temperature TW is in the process of increasing, the second temporary blower level f2A (TW) is set to 0 when the engine coolant temperature TW is below the first reference temperature. The fact that the second temporary blower level f2A (TW) is 0 means that the
これによれば、ヒータコア14を流れる冷却水の温度が第1基準温度より低く、ヒータコア14により送風空気を加熱することができない場合に、送風機12の作動を停止することができるので、充分加熱されていない送風空気が乗員に吹き出されて乗員の空調フィーリングが悪化することを抑制できる。
According to this, when the temperature of the cooling water flowing through the
また、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合でエンジン冷却水温度TWが第1基準温度以上かつ第2基準温度(70℃)未満のとき、エンジン冷却水温度TWの上昇に伴い徐々に第2仮ブロワレベルf2A(TW)を上昇させる。そして、エンジン冷却水温度TWが第2基準温度(70℃)以上になると、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を一定の最大値(30レベル)に設定する。 Further, when the engine coolant temperature TW is in the process of increasing and the engine coolant temperature TW is not less than the first reference temperature and less than the second reference temperature (70 ° C.), the engine coolant temperature TW gradually increases as the engine coolant temperature TW increases. 2 Increase the temporary blower level f2A (TW). When the engine coolant temperature TW becomes equal to or higher than the second reference temperature (70 ° C.), the second temporary blower level f2A (TW) is set to a constant maximum value (30 levels).
一方、エンジン冷却水温度TWが下降過程にある場合には、エンジン冷却水温度TWが第3基準温度(65℃)以下かつ第4基準温度(36℃)以上の場合、エンジン冷却水温度TWの低下に伴い徐々に第2仮ブロワレベルf2A(TW)を低下させる。そして、エンジン冷却水温度TWが第4基準温度(36℃)より低く、第5基準温度(29℃)以上の範囲では、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を極小値(例えば1レベル)に設定する。 On the other hand, when the engine coolant temperature TW is in the descending process, when the engine coolant temperature TW is equal to or lower than the third reference temperature (65 ° C.) and equal to or higher than the fourth reference temperature (36 ° C.), the engine coolant temperature TW The second temporary blower level f2A (TW) is gradually lowered with the reduction. When the engine coolant temperature TW is lower than the fourth reference temperature (36 ° C.) and higher than the fifth reference temperature (29 ° C.), the second temporary blower level f2A (TW) is set to a minimum value (for example, one level). Set.
そして、エンジン冷却水温度TWが下降過程にある場合でエンジン冷却水温度TWが第5基準温度(29℃)を下回っているとき、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を0レベル(送風機12の停止を意味するレベル)に設定する。各基準温度の温度差は、制御ハンチング防止のためのヒステリシス幅として設定されている。 When the engine coolant temperature TW is in the descending process and the engine coolant temperature TW is lower than the fifth reference temperature (29 ° C.), the second temporary blower level f2A (TW) is set to 0 level (of the blower 12). Set the level to mean stop. The temperature difference between each reference temperature is set as a hysteresis width for preventing control hunting.
ステップS507では、ステップS507中に記載のマップの通り、ヒータコア14のエンジン冷却水温度TWに応じて第2仮ブロワレベルf2A(TW)を算出する。
In step S507, the second temporary blower level f2A (TW) is calculated according to the engine coolant temperature TW of the
具体的には、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合には、エンジン冷却水温度TWが第1基準温度(40℃)を下回っているとき、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を0に設定する。 Specifically, when the engine coolant temperature TW is in the process of increasing, the second temporary blower level f2A (TW) is set to 0 when the engine coolant temperature TW is lower than the first reference temperature (40 ° C.). Set to.
また、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合でエンジン冷却水温度TWが第1基準温度以上かつ第6基準温度(43℃)未満のとき、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を一定の0.3レベルに設定する。 Further, when the engine coolant temperature TW is in the process of rising and the engine coolant temperature TW is not lower than the first reference temperature and lower than the sixth reference temperature (43 ° C.), the second temporary blower level f2A (TW) is kept constant. Set to 0.3 level.
また、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合でエンジン冷却水温度TWが第6基準温度(43℃)以上かつかつ第7基準温度(55℃)未満のとき、エンジン冷却水温度TWの上昇に伴い0.3レベルから15レベルまで第2仮ブロワレベルf2A(TW)を上昇させる。 Further, when the engine coolant temperature TW is in the process of increasing and the engine coolant temperature TW is higher than the sixth reference temperature (43 ° C.) and lower than the seventh reference temperature (55 ° C.), the engine coolant temperature TW increases. Accordingly, the second temporary blower level f2A (TW) is increased from 0.3 level to 15 level.
また、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合でエンジン冷却水温度TWが第7基準温度(55℃)以上かつかつ第2基準温度(70℃)未満のとき、エンジン冷却水温度TWの上昇に伴い15レベルから30レベルまで第2仮ブロワレベルf2A(TW)を上昇させる。そして、エンジン冷却水温度TWが第2基準温度(70℃)以上になると、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を一定の最大値(30レベル)に設定する。 Further, when the engine coolant temperature TW is in the process of increasing and the engine coolant temperature TW is higher than the seventh reference temperature (55 ° C.) and lower than the second reference temperature (70 ° C.), the engine coolant temperature TW increases. Accordingly, the second temporary blower level f2A (TW) is increased from the 15th level to the 30th level. When the engine coolant temperature TW becomes equal to or higher than the second reference temperature (70 ° C.), the second temporary blower level f2A (TW) is set to a constant maximum value (30 levels).
したがって、ステップS507では、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合は第1基準温度(40℃)から第7基準温度(55℃)までの範囲で、ステップS506よりも低い第2仮ブロワレベルf2A(TW)を設定し、それ以外の範囲ではステップS506と同じ第2仮ブロワレベルf2A(TW)を設定する。 Accordingly, in step S507, if the engine coolant temperature TW is in the process of increasing, the second temporary blower level lower than that in step S506 in the range from the first reference temperature (40 ° C.) to the seventh reference temperature (55 ° C.). f2A (TW) is set, and in the other range, the same second temporary blower level f2A (TW) as in step S506 is set.
一方、エンジン冷却水温度TWが下降過程にある場合には、エンジン冷却水温度TWが第3基準温度(65℃)以下かつ第4基準温度(36℃)以上の場合、エンジン冷却水温度TWの低下に伴い30レベルから1レベルまで第2仮ブロワレベルf2A(TW)を低下させる。 On the other hand, when the engine coolant temperature TW is in the descending process, when the engine coolant temperature TW is equal to or lower than the third reference temperature (65 ° C.) and equal to or higher than the fourth reference temperature (36 ° C.), the engine coolant temperature TW Along with the decrease, the second temporary blower level f2A (TW) is decreased from 30 level to 1 level.
そして、エンジン冷却水温度TWが下降過程にある場合でエンジン冷却水温度TWが第4基準温度(36℃)を下回っているとき、第2仮ブロワレベルf2A(TW)を0レベルに設定する。 When the engine coolant temperature TW is in the descending process and the engine coolant temperature TW is lower than the fourth reference temperature (36 ° C.), the second temporary blower level f2A (TW) is set to 0 level.
したがって、ステップS507では、エンジン冷却水温度TWが下降過程にある場合は第5基準温度(29℃)以上かつ第4基準温度(36℃)未満の範囲で、ステップS506よりも低い第2仮ブロワレベルf2A(TW)を設定し、それ以外の範囲ではステップS506と同じ第2仮ブロワレベルf2A(TW)を設定する。各基準温度の温度差は、制御ハンチング防止のためのヒステリシス幅として設定されている。 Accordingly, in step S507, if the engine coolant temperature TW is in the process of decreasing, the second temporary blower lower than step S506 in the range of the fifth reference temperature (29 ° C.) or higher and lower than the fourth reference temperature (36 ° C.). Level f2A (TW) is set, and in the other range, the same second temporary blower level f2A (TW) as in step S506 is set. The temperature difference between each reference temperature is set as a hysteresis width for preventing control hunting.
このように、コンプレッサ作動モードがオフモードの場合(S507)は、通常モードの場合(S507)に比べて、第2仮ブロワレベルf2A(TW)が低くなる場合がある。このようになっていることで、コンプレッサ作動モードがオフモードの場合に、空調風量を更に低く抑えられるため、より乗員が臭いを感じにくくなる。 As described above, when the compressor operation mode is the off mode (S507), the second temporary blower level f2A (TW) may be lower than that in the normal mode (S507). In this way, when the compressor operation mode is the off mode, the air-conditioning air volume can be further reduced, so that the passenger is less likely to feel odor.
ステップS506またはS507に続いては、ステップS508で、上記第1仮ブロワレベルf1A(TAO)の値と第2仮ブロワレベルf2A(TW)の値のうち小さい方をブロワレベルとして選択する。 Subsequent to step S506 or S507, in step S508, the smaller of the first temporary blower level f1A (TAO) value and the second temporary blower level f2A (TW) value is selected as the blower level.
続くステップS509では、ステップS508で選択されたブロワレベルを、図5に示すマップにてブロワ電圧に変換する。ステップS509の後は、ブロワ電圧決定処理を終了し、図4のステップS6に進む。 In subsequent step S509, the blower level selected in step S508 is converted into a blower voltage using the map shown in FIG. After step S509, the blower voltage determination process is terminated, and the process proceeds to step S6 in FIG.
続いて、ステップS6の吸込口モード決定処理について説明する。吸込口モード決定処理は、図6に従って実行される。具体的には、まずステップS601で、外気温Tamに基づいて乾燥閾値を算出する。乾燥閾値は、後述するように、乾燥タイマの値と比較するための量である。乾燥閾値は、具体的には、ステップS601内に記載のテーブルに示すように、外気温Tamに基づいて0℃、10℃、20℃のうちどれに最も近いかを判定する。そして、最も近い温度が0℃の場合乾燥閾値を30秒とし、最も近い温度が20℃または30℃である場合乾燥閾値を120秒とする。なお、最も近い温度が2つある場合は、それらのうち低い方の温度を採用する。 Next, the suction port mode determination process in step S6 will be described. The suction port mode determination process is executed according to FIG. Specifically, first, in step S601, a drying threshold value is calculated based on the outside air temperature Tam. The drying threshold is an amount for comparison with the value of the drying timer, as will be described later. Specifically, as shown in the table described in step S601, the drying threshold value is determined to be closest to 0 ° C., 10 ° C., or 20 ° C. based on the outside air temperature Tam. When the nearest temperature is 0 ° C., the drying threshold is 30 seconds, and when the nearest temperature is 20 ° C. or 30 ° C., the drying threshold is 120 seconds. In addition, when there are two closest temperatures, the lower temperature is adopted.
続いてステップS603では、現在の吸込口制御がオートか否かを判定する。この吸込口制御がオートであるか否かは、操作パネル60に対する操作に基づいて判定される。具体的には、オートスイッチ60bが操作されれば吸込口制御がオートになり、吸込口モードスイッチ60cが操作されれば吸込口制御がオートでなくなる。
Subsequently, in step S603, it is determined whether or not the current inlet control is auto. Whether or not the suction port control is automatic is determined based on an operation on the
オートでない場合、すなわち、吸込口モードスイッチに対するユーザのマニュアル操作に基づいて吸込口モードが外気モードまたは内気モードに決められている場合、ステップS605に進む。一方、オートの場合、すなわち、自動的に吸込口モードが決められる場合、ステップS611に進む。 If it is not auto, that is, if the suction port mode is determined to be the outside air mode or the inside air mode based on the user's manual operation with respect to the suction port mode switch, the process proceeds to step S605. On the other hand, in the case of auto, that is, when the suction port mode is automatically determined, the process proceeds to step S611.
ステップS605では、吸込口モードスイッチ60cに対するマニュアル操作で決められている現在の吸込口モードが外気モードであるか否かを判定する。外気モードであると判定した場合、ステップS607に進み、外気導入率を100%とし、その後、吸込口モード決定処理を終了してステップS7に進む。
In step S605, it is determined whether or not the current suction port mode determined by manual operation on the suction
ステップS605で外気モードでないと判定した場合、すなわち、内気モードである場合、ステップS609に進み、外気導入率を0%とし、その後、吸込口モード決定処理を終了してステップS7に進む。 If it is determined in step S605 that the mode is not the outside air mode, that is, if the mode is the inside air mode, the process proceeds to step S609, the outside air introduction rate is set to 0%, and then the suction port mode determination process is terminated and the process proceeds to step S7.
ステップS611では、目標吹出温度TAOが冷房基準温度(具体的には25℃)を超えているか否か、すなわち、暖房が必要か冷房が必要かを判定する。目標吹出温度TAOが冷房基準温度を超えていない場合、すなわち、冷房が必要な場合、ステップS613に進み、目標吹出温度TAOが冷房基準温度を超えている場合、すなわち、暖房が必要な場合、ステップS615に進む。 In step S611, it is determined whether or not the target outlet temperature TAO exceeds the cooling reference temperature (specifically 25 ° C.), that is, whether heating is required or cooling is required. If the target blowing temperature TAO does not exceed the cooling reference temperature, that is, if cooling is required, the process proceeds to step S613. If the target blowing temperature TAO exceeds the cooling reference temperature, that is, if heating is required, step The process proceeds to S615.
ステップS613では、図6のステップS613中に記載のマップに従って、目標吹出温度TAOが高くなるほど外気導入率が高くなるよう、外気導入率を決定する。その後、吸込口モード決定処理を終了してステップS7に進む。 In step S613, according to the map described in step S613 of FIG. 6, the outside air introduction rate is determined so that the outside air introduction rate increases as the target blowing temperature TAO increases. Thereafter, the suction port mode determination process is terminated, and the process proceeds to step S7.
ステップS615では、コンプレッサ31が停止しているか否か判定し、停止していない場合(すなわち作動している場合)ステップS617に進み、停止している場合ステップS621に進む。
In step S615, it is determined whether or not the
ステップS617では、外気導入率を100%にする。続いてステップS619では、乾燥タイマの値をゼロにリセットし、その後、吸込口モード決定処理を終了してステップS7に進む。このようにするのは、コンプレッサ31が作動していれば、エバポレータ13にて送風空気が冷やされ、エバポレータ13が湿った状態になると考えられるからである。
In step S617, the outside air introduction rate is set to 100%. Subsequently, in step S619, the value of the drying timer is reset to zero, thereafter, the suction port mode determination process is terminated, and the process proceeds to step S7. This is because if the
ステップS621では、送風機12が作動しているか否か判定し、作動していればステップS623に進み、作動していなければステップS625に進む。
In step S621, it is determined whether or not the
ステップS623では、乾燥タイマの値を1秒分カウントアップしてステップS627に進む。このようにするのは、コンプレッサ31が作動していない状態で送風機12が作動していれば、エバポレータ13に送風空気が供給され続けるので、エバポレータ13の結露水が蒸発し続けると考えられるからである。
In step S623, the value of the drying timer is counted up by one second, and the process proceeds to step S627. This is because it is considered that if the
ステップS625では、乾燥タイマの値を現状のままに維持したままステップS627に進む。このようにするのは、コンプレッサ31が作動していない状態で送風機12が作動していなければ、エバポレータ13に送風空気が供給されないので、エバポレータ13の結露水の蒸発量が非常に小さくなって乾燥が非常に遅れると考えられるからである。
In step S625, the process proceeds to step S627 while keeping the value of the drying timer as it is. This is because, since the blower air is not supplied to the
ステップS627では、乾燥タイマの値が乾燥閾値以上であるか否かを判定し、乾燥閾値以上であればステップS631に進み、乾燥閾値未満であればステップS629に進む。 In step S627, it is determined whether or not the value of the drying timer is equal to or greater than the drying threshold value. If it is equal to or greater than the drying threshold value, the process proceeds to step S631, and if less than the drying threshold value, the process proceeds to step S629.
乾燥タイマの値が乾燥閾値以上であれば、エバポレータ13が臭気を発生する可能性がない(臭気が発生する可能性がないほど十分に乾いている)と考えられる。他方、乾燥タイマの値が乾燥閾値未満であれば、エバポレータ13が臭気を発生する可能性があると考えられる。
If the value of the drying timer is equal to or greater than the drying threshold, it is considered that the
ステップS629では、外気導入率を50%に設定する。このとき、吹出口モードがフットデフロスタモードおよびバイレベルモードの何れかに設定されていれば内外気2層流モードが実現する。ステップS629の後、吸込口モード決定処理を終了してステップS7に進む。 In step S629, the outside air introduction rate is set to 50%. At this time, if the air outlet mode is set to either the foot defroster mode or the bi-level mode, the inside / outside air two-layer flow mode is realized. After step S629, the inlet mode determination process is terminated, and the process proceeds to step S7.
ステップS631では、図6のステップS631中に記載のマップに従って、車両前部窓ガラスの車室側の表面の相対湿度RHWが高くなるほど外気導入率が高くなるよう、外気導入率を決定し、その後、吸込口モード決定処理を終了してステップS7に進む。このように、ステップS6では、エバポレータ13の乾燥度合いに応じて、外気導入率を変化させる。
In step S631, according to the map described in step S631 of FIG. 6, the outside air introduction rate is determined so that the outside air introduction rate increases as the relative humidity RHW of the surface of the vehicle front window glass on the passenger compartment side increases. Then, the suction port mode determination process is terminated, and the process proceeds to step S7. Thus, in step S6, the outside air introduction rate is changed according to the degree of drying of the
次に、ステップS9のコンプレッサ設定モード決定処理を実施する。具体的には、図7の状態遷移図に示すように、コンプレッサ設定モード決定処理では、状態S90、状態S91、状態S92、状態S93の4つの状態間で状態遷移が行われる。 Next, the compressor setting mode determination process in step S9 is performed. Specifically, as shown in the state transition diagram of FIG. 7, in the compressor setting mode determination process, state transition is performed between four states of state S90, state S91, state S92, and state S93.
具体的には、空調制御装置50へのバッテリ投入初回時に、空調制御装置50が状態S91に遷移する。空調制御装置50は、状態S91において、コンプレッサ設定モードをマニュアルオフモードに設定し、A/Cインジケータを消灯させる。
Specifically, the air
また、空調制御装置50は、状態S91においてACスイッチ60aが操作されたことを検知すると、状態S92に遷移する。空調制御装置50は、状態S92において、コンプレッサ設定モードをマニュアルオフモードに設定し、A/Cインジケータを点灯させる。また、空調制御装置50は、状態S92においてACスイッチ60aが操作されたことを検知すると、状態S91に遷移する。
In addition, when the air
また、空調制御装置50は、状態S92においてイグニッションスイッチがオフからオンになったことを検知すると、状態S90に遷移する。また空調制御装置50は、どの状態においても、オートスイッチ60bが押下されたことを検知すると、状態S90に遷移する。空調制御装置50は、状態S90において、コンプレッサ設定モードをオートモードに設定し、A/Cインジケータを点灯させる。
In addition, when the air
また、空調制御装置50は、状態S90、S91、S92において吹出口モードスイッチ60dがユーザに操作されることで、デフロスタモードまたはフットデフロスタモードが選択されると、状態S93に遷移する。状態S93においては、コンプレッサ設定モードを窓晴らしオンモードに設定し、A/Cインジケータを点灯させる。
In addition, the air
また、状態S93において、オートスイッチ60bが操作されたり、吹出口モードスイッチ60dがユーザに操作されたりすることで、デフロスタモードまたはフットデフロスタモードの状態が解除されると、状態S93から、状態S93の直前の状態に遷移する。
Further, in the state S93, when the state of the defroster mode or the foot defroster mode is canceled by operating the
次に、ステップS10の電動ウォータポンプ作動決定処理について説明する。電動ウォータポンプ作動決定処理は、図8に従って実行される。具体的には、まずステップS111にて、冷却水温センサによって検出されるエンジン冷却水温(水温)TWがエバポレータ後温度TEより高いか否かを判定する。エンジン冷却水温Twが、エバポレータ後温度TE以下であると判定されると、ステップS113で電動ウォータポンプ42をオフする要求すなわち電動ウォータポンプオフ要求を決定し、本制御を終了する。
Next, the electric water pump operation determination process in step S10 will be described. The electric water pump operation determination process is executed according to FIG. Specifically, first, in step S111, it is determined whether or not the engine coolant temperature (water temperature) TW detected by the coolant temperature sensor is higher than the post-evaporator temperature TE. If it is determined that the engine coolant temperature Tw is equal to or lower than the post-evaporator temperature TE, a request to turn off the
ステップS111にて、冷却水温センサによって検出される冷却水温Twが比較的低く、エンジン冷却水温Twがエバポレータ後温度TE以下であると判定されると、エンジン冷却水をヒータコア14に流した時、却って吹出温度を低くしてしまうため、ステップS113で電動ウォータポンプ42をオフするのである。
If it is determined in step S111 that the coolant temperature Tw detected by the coolant temperature sensor is relatively low and the engine coolant temperature Tw is equal to or lower than the post-evaporator temperature TE, when the engine coolant is passed through the
ステップS115でエンジン冷却水温Twが、エバポレータ後温度TEよりも高いと判定すると、ステップS115にて、送風機(ブロワ)12が作動中であるか否かを判定する。送風機12が作動中でなければ、ステップS113に進み、電動ウォータポンプオフ要求を決定し、本制御を終了する。送風機12が作動中であれば、ステップS117に進み、電動ウォータポンプ42をオンする要求すなわち電動ウォータポンプオン要求を決定し、本制御を終了する。
If it is determined in step S115 that the engine coolant temperature Tw is higher than the post-evaporator temperature TE, it is determined in step S115 whether or not the
つまり、エンジン冷却水温Twが比較的高い時に送風機12が停止している時は、省燃費のため、電動ウォータポンプ42をオフする。一方、ブロワ作動中の場合は、電動ウォータポンプオン要求を行う。これにより、エンジンオフの時でも、エンジン冷却水が持っている熱量を空調に利用することができる。従って、吹出温度が上がり、吹出温度を目標吹出温度TAOに近づけることができるので、エンジンオフの状態でも室温が下がるのを緩和できる。
That is, when the
次に、ステップS11の目標エバポレータ温度TEOの決定処理について説明する。目標エバポレータ温度TEOの決定処理は、具体的には、図9に示すマップを参照して、目標吹出温度TAOに基づいて、目標エバポレータ温度TEO=f(TAO)の値を決定する。 Next, the process for determining the target evaporator temperature TEO in step S11 will be described. Specifically, in the determination process of the target evaporator temperature TEO, the value of the target evaporator temperature TEO = f (TAO) is determined based on the target blowing temperature TAO with reference to the map shown in FIG.
具体的には、図9のマップに示すように、目標吹出温度TAOの極低温域(具体的には4℃未満)では、目標エバポレータ温度TEOを低温(具体的には2℃)に固定する。目標吹出温度TAOの極高温域(具体的には9℃以上)では、目標エバポレータ温度TEOを高温(具体的には7℃)に固定する。目標吹出温度TAOの中間温度域(具体的には4℃以上9℃未満)では、目標吹出温度TAOの上昇に応じて目標エバポレータ温度TEOを上昇させる。なお、図9のマップは、目標エバポレータ温度TEOが、エバポレータ13に流入する空気の露点温度以下の温度となるように設定されている。
Specifically, as shown in the map of FIG. 9, the target evaporator temperature TEO is fixed at a low temperature (specifically 2 ° C.) in the extremely low temperature range (specifically less than 4 ° C.) of the target blowing temperature TAO. . In the extremely high temperature range (specifically, 9 ° C. or higher) of the target blowing temperature TAO, the target evaporator temperature TEO is fixed at a high temperature (specifically, 7 ° C.). In an intermediate temperature range of the target blowing temperature TAO (specifically, 4 ° C. or more and less than 9 ° C.), the target evaporator temperature TEO is raised according to the increase of the target blowing temperature TAO. The map in FIG. 9 is set so that the target evaporator temperature TEO is equal to or lower than the dew point temperature of the air flowing into the
次に、ステップS12のコンプレッサ回転数決定処理について説明する。コンプレッサ回転数決定処理は、具体的には、図10、図11に従って実行される。具体的には、ステップS121では、まず冷房モード時(コンプレッサ31が作動しているクーラ時)におけるコンプレッサ31の回転数変化量Δf_cを求める。
Next, the compressor rotation speed determination process in step S12 will be described. Specifically, the compressor rotation speed determination process is executed according to FIGS. Specifically, in step S121, first, a rotation speed change amount Δf_c of the
図10のステップS121には、ルールとして用いるファジールール表を記載している。このルール表では、偏差Enから偏差Enを減算した偏差変化率EDOT(=En−En−1)と偏差Enの組み合わせから、エバポレータ13の着霜を防止するための回転数変化量Δf_cを得ることができる。 Step S121 in FIG. 10 describes a fuzzy rule table used as a rule. This rule table, the deviation E n from the combination of the deviation E n and the subtracted deviation change rate EDOT (= E n -E n- 1) from the deviation E n, speed change to prevent frosting of the evaporator 13 A quantity Δf_c can be obtained.
ステップS121では、まず、直前のステップS11で決定した目標エバポレータ温度TEOと直前のステップS3で取得したエバポレータ後温度TEとの偏差En=TEO−TEを算出する。そして、この偏差Enから前回のステップS11で同様に算出された偏差En−1を減算した偏差変化率EDOT(=En−En−1)を算出し、この偏差変化率EDOTおよび偏差Enを上記ルール表に適用することで、エバポレータ13の着霜を防止するための回転数変化量Δf_cを決定する。
In step S121, first, a deviation E n = TEO−TE between the target evaporator temperature TEO determined in the immediately preceding step S11 and the post-evaporator temperature TE acquired in the immediately preceding step S3 is calculated. Then, calculates the deviation E n deviation change rate by subtracting the difference E n-1 that is likewise calculated in the previous step S11 from EDOT (= E n -E n- 1), the deviation change rate EDOT and deviation the E n by applying the above rule table to determine the speed change amount Δf_c for preventing frost formation of the
続いてステップS122では、今回のイグニッションオン以降でコンプレッサが一度でも作動したか否かを判定する。今回のイグニッションオン以降一度でも作動していれば、結露がエバポレータ13に発生したと考えられるので、それが蒸発してエバポレータ13が乾く時に臭いが発生する可能性がある。今回のイグニッションオン以降一度でも作動していれば、ステップS123に進んでエバポレータ13は湿っていると判定する。今回のイグニッションオン以降一度も作動していなければ、ステップS124に進んでエバポレータ13の乾き度合いが不明であると判定する。
Subsequently, in step S122, it is determined whether or not the compressor has been operated even once after the current ignition is turned on. If it is operating even once after the ignition is turned on, it is considered that condensation has occurred in the
ステップS123、124に続いては、ステップS125で、直前のステップS9で決定したコンプレッサ設定モードがマニュアルオフか否かを判定する。マニュアルオフであると判定した場合は、ステップS126に進んでコンプレッサ回転数を0rpm(コンプレッサ31が停止する回転数)に決定し、その後、コンプレッサ回転数決定処理を終了してステップS13に進む。
Subsequent to steps S123 and 124, in step S125, it is determined whether or not the compressor setting mode determined in the immediately preceding step S9 is manual off. If it is determined that it is manual off, the process proceeds to step S126 to determine the compressor rotation speed as 0 rpm (the rotation speed at which the
ステップS125でマニュアルオフ以外(すなわち、マニュアルオンまたはオートまたは窓晴らしオン)であると判定した場合は、ステップS127に進む。ステップS127〜S134の処理は、オートコンプレッサオフ制御処理に相当する。 If it is determined in step S125 that it is not manual-off (that is, manual-on or auto or window clearing on), the process proceeds to step S127. The process of steps S127 to S134 corresponds to an auto compressor off control process.
ステップS127では、直前のステップS123またはステップS124の判定結果に基づいて、エバポレータ13の乾き度合いが不明であるか否かを判定する。不明でない、すなわち、エバポレータ13が湿っていると判定した場合、ステップS135に進み、通常のコンプレッサ作動を行うためのコンプレッサ回転数を決定する。
In step S127, it is determined whether or not the degree of dryness of the
具体的には、今回のコンプレッサ回転数を以下の数式により算出する。
今回の圧縮機回転数=MIN{(前回の圧縮機回転数+Δf)、MAX回転数}
ここで、Δfは、ステップS121で算出したΔf_cと同じ値でも良い。あるいは、Δfは、所定の空調使用許可電力からコンプレッサ31の消費電力を減算した電力が大きいほど大きい回転数f(空調使用許可電力−圧縮機消費電力)と上記Δf_cのうち小さい方を採用してもよい。また、MAX回転数は、例えば10000rpmに固定されていてもよい。このようにすることで、コンプレッサ31が0より大きい回転数で作動する。
Specifically, the current compressor speed is calculated by the following mathematical formula.
Current compressor speed = MIN {(previous compressor speed + Δf), MAX speed}
Here, Δf may be the same value as Δf_c calculated in step S121. Alternatively, Δf adopts the smaller one of the larger rotation speed f (air-conditioning use permission power-compressor power consumption) and Δf_c as the power obtained by subtracting the power consumption of the
また、ステップS135では、上記のように通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。ステップS135の後は、コンプレッサ回転数決定処理を終了してステップS13に進む。 In step S135, the normal compressor operation is performed as described above, and the compressor operation mode is set to the normal mode. After step S135, the compressor rotation speed determination process ends and the process proceeds to step S13.
このように、コンプレッサ設定モードがオートまたはマニュアルオンの状態でエバポレータ13が湿っていると判定した場合は、コンプレッサ31を通常通り作動させることで、エバポレータ13が乾かない。したがって、エバポレータ13が乾く時に発生する臭いを防ぐことができる。
As described above, when it is determined that the
ステップS127でエバポレータ13の乾き度合いが不明であると判定した場合、ステップS128に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する方向に進む。ステップS128では、外気温Tamが基準外気温(具体的には15℃)未満であるか否か判定し、基準外気温未満であればステップS129に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する方向に進む。
If it is determined in step S127 that the degree of dryness of the
一方、外気温Tamが基準外気温以上であれば、ステップS135に進み、既に説明した通り、通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。 On the other hand, if the outside air temperature Tam is equal to or higher than the reference outside air temperature, the process proceeds to step S135, and as described above, the normal compressor operation is performed and the compressor operation mode is set to the normal mode.
このように、コンプレッサ設定モードがオートまたはマニュアルオンの状態でエバポレータ13の乾き度合いが不明であるとき、外気温Tamが高い場合にコンプレッサ31を通常通り作動させる。このようにすれば、エバポレータ13に前トリップ(前回のイグニッションオンからオフまでの間)で発生した結露水が残っていた場合でも、外気温Tamが高い場合はコンプレッサ13を停止させない。したがって、高温の外気が導入された場合でも結露水が急速に蒸発してエバポレータが急速に乾くことがないため、臭いの発生が抑えられる。
In this way, when the compressor setting mode is auto or manual on and the degree of dryness of the
ステップS129では、現在の吸込口モードがマニュアル操作により内気モードに決められているか否かを判定する。より具体的には、直前のステップS6の吸込口モード決定処理においてステップS609(図6参照)が実行されたか否かを判定する。 In step S129, it is determined whether or not the current inlet mode is set to the inside air mode by manual operation. More specifically, it is determined whether or not step S609 (see FIG. 6) has been executed in the suction port mode determination process of step S6 immediately before.
現在の吸込口モードがマニュアル操作により内気モードに決められていると判定した場合、ステップS135に進み、既に説明した通り、通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。 When it is determined that the current suction port mode is determined to be the inside air mode by manual operation, the process proceeds to step S135, and as described above, the normal compressor operation is performed and the compressor operation mode is set to the normal mode.
このように、コンプレッサ設定モードがオートまたはマニュアルオンの状態でエバポレータ13の乾き度合いが不明であるとき、現在の吸込口モードがマニュアル操作により内気モードに固定されている場合にコンプレッサ31を通常通り作動させる。このようにすれば、エバポレータ13に前トリップで発生した結露水が残っており、かつ、温度の高い内気導入されて、コンプレッサ13を停止させないので、結露水が急速に蒸発してエバポレータが急速に乾くことがないため、臭いの発生が抑えられる。なお、イグニッションオン直後であれば多くの場合外気よりも内気の方が温度が高く、また、外気温が15℃未満の場合は、殆どの場合外気よりも内気の方が温度が高い。
As described above, when the compressor setting mode is auto or manual on and the degree of dryness of the
また、ステップS129では、現在の吸込口モードがマニュアル操作により外気モードに決められているか、あるいは、現在の吸込口制御がオートになっている場合、現在の吸込口モードがマニュアル操作により内気モードに決められていないと判定し、ステップS130に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する方向に進む。現在の吸込口モードがマニュアル操作により外気モードに決められている場合は、直前のステップS6の吸込口モード決定処理においてステップS607(図6参照)で外気率が100%となるので、常に外気が導入される。また、現在の吸込口制御がオートになっている場合、直前のステップS6の吸込口モード決定処理においてステップS613(図6参照)に進んで且つ外気温が0℃未満の場合という場合以外は、常に外気が導入される。
In step S129, if the current suction port mode is set to the outside air mode by manual operation or the current suction port control is set to auto, the current suction port mode is changed to the inside air mode by manual operation. If it is determined that it has not been determined and the process proceeds to step S130, the process proceeds in a direction to permit the stop of the
このように、コンプレッサ設定モードがオートまたはマニュアルオンの状態でエバポレータ13の乾き度合いが不明であるとき、外気が導入されることに基づいてコンプレッサ13の停止を許可する。このようにすることで、コンプレッサ13が実際に停止されたとしても、温度の低い外気が導入されるので、エバポレータ13に当たる送風空気の温度(エバポレータ前温度)を低くできる。したがって、エバポレータ13に付着した結露水が急速に蒸発してエバポレータが急速に乾くことがないため、臭いの発生が抑えられる。つまり、エバポレータの乾きを遅くできるので、乾き臭の発生を低減することができる。
Thus, when the compressor setting mode is auto or manual on and the degree of dryness of the
ステップS130では、車両前部窓ガラスの車室側の表面の相対湿度RHW(ガラス近傍相対湿度)が基準湿度(具体的には100%)未満であるか否かを判定する。すなわち、窓曇りの低減が不要か必要かを判定する。そして、基準湿度未満であれば窓曇りの低減が不要であるとしてステップS131に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する方向に進む。また、基準湿度以上であれば窓曇りの低減が必要であるとしてステップS135に進み、既に説明した通り、通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。これにより、窓が曇りそうな時はコンプレッサ31が通常作動し除湿風を車室内に吹き出すため、曇りを除去できる。
In step S130, it is determined whether or not the relative humidity RHW (relative humidity in the vicinity of the glass) of the vehicle-side surface of the vehicle front window glass is less than the reference humidity (specifically, 100%). That is, it is determined whether reduction of window fogging is unnecessary or necessary. If it is less than the reference humidity, it is determined that it is not necessary to reduce window fogging, and the process proceeds to step S131 to allow the
ステップS131では、車室内の冷房が不要か必要かを、目標吹出温度TAOが冷房基準温度(具体的には25℃)を超えているか否かで判定する。超えていれば車室内の冷房が不要であるとしてステップS132に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する方向に進む。一方、超えていなければ車室内の冷房が必要であるとしてステップS135に進み、既に説明した通り、通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。これにより、乗員が冷風を望む時にはコンプレッサを作動させ、エバポレータを冷却できる。
In step S131, it is determined whether or not cooling in the passenger compartment is necessary based on whether or not the target blowing temperature TAO exceeds the cooling reference temperature (specifically 25 ° C.). If exceeding, it is determined that the cooling of the passenger compartment is unnecessary, and the process proceeds to step S132 to allow the
ステップS132では、コンプレッサ設定モードが窓晴らしオンモードであるか否かを判定する。つまり、窓曇りの低減が必要か否かを判定する。窓晴らしオンモードになっていればステップS135に進み、既に説明した通り、通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。これにより、明らかに窓を晴らしたいという乗員の意思があった場合、コンプレッサ31が通常作動し除湿風を車室内に吹き出すため、曇りを除去できる。窓晴らしオンモードになっていない場合は、ステップS133に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する方向に進む。
In step S132, it is determined whether or not the compressor setting mode is a window clearing on mode. That is, it is determined whether or not window fogging needs to be reduced. If it is in the window clearing mode, the process proceeds to step S135, and as described above, the normal compressor operation is performed and the compressor operation mode is set to the normal mode. Thereby, when there is a passenger's intention to clear the window, the
ステップS133では、初期水温(すなわち、イグニッションオン後に最初に検出された)エンジン冷却水の冷却水温度TWが基準温度(具体的には40℃)未満であるか否かを判定する。そして、基準温度以上の場合は、ステップS135に進み、既に説明した通り、通常のコンプレッサ作動を行うと共に、コンプレッサ作動モードを通常モードに設定する。一方、基準温度未満の場合は、ステップS134に進むことで、コンプレッサ31の停止を許可する。
In step S133, it is determined whether or not the initial coolant temperature (that is, the coolant temperature TW detected first after the ignition is turned on) is lower than the reference temperature (specifically, 40 ° C.). If the temperature is equal to or higher than the reference temperature, the process proceeds to step S135, and as described above, the normal compressor operation is performed and the compressor operation mode is set to the normal mode. On the other hand, if the temperature is lower than the reference temperature, the process proceeds to step S134 to permit the
エンジン冷却水の冷却水温度TWが基準温度未満であるか否かの判定は、エンジンルーム内の温度が、導入外気温度の加熱が軽微な所定温度未満と推定されるか否かの間接的な判定に該当する。これは、水温センサ53が、エンジンルーム内の温度が上昇すると検出温度が上昇するセンサだからである。
The determination as to whether or not the coolant temperature TW of the engine coolant is less than the reference temperature is an indirect determination of whether or not the temperature in the engine room is estimated to be less than a predetermined temperature at which the heating of the introduced outside air temperature is slight. Applies to judgment. This is because the
初期水温が高いということは、前トリップにおいて発熱したエンジンEGがまだ十分に冷えていない状態で今回のイグニッションオンがあったということである。このような場合は、車両停止中にエンジンEGによってエンジンルームおよびその周囲の空気が熱せられている可能性が高い。外気導入口22から内外気切替箱20に流入する外気は、図3に示した外気の流入経路の関係上、上記のようにエンジンEGによって熱せられた空気が主である。したがって、冷却水温度TWが基準温度以上である場合は、外気を導入してもエバポレータの結露水が急速に蒸発してエバポレータが急速に乾く可能性が高い。このような理由により、初期水温が高い場合は、ステップS135に進む。
The fact that the initial water temperature is high means that the ignition was turned on this time while the engine EG that generated heat in the previous trip was not yet sufficiently cooled. In such a case, there is a high possibility that the engine room and the surrounding air are heated by the engine EG while the vehicle is stopped. The outside air flowing into the inside / outside
逆に初期水温が低い場合、エンジン温度が低い可能性が高いので、ステップS134に進んでコンプレッサ31の停止を許可する、導入外気が温度上昇無くエバポレータに導かれるので、エバポレータ乾き臭による臭いクレームが低減できる。また、初期水温TWが低い時は、空調風量も低く抑えられる場合があるため(ステップS507参照)、より乗員が臭いを感じにくくなる。
Conversely, when the initial water temperature is low, the engine temperature is likely to be low, so the process proceeds to step S134 to permit the
ステップS134では、今回のコンプレッサ回転数を、コンプレッサ31が作動しない値(具体的には0rpm)に決定する。すなわち、コンプレッサ31の作動を禁止する。更に、オート時コンプレッサモードをオフに設定し、その後、コンプレッサ回転数決定処理を終了してステップS13に進む。
In step S134, the current compressor speed is determined to a value (specifically, 0 rpm) at which the
以上の通り、ステップS127〜S133のすべてにおいてコンプレッサ31の停止が許可された場合に限り、ステップS134でコンプレッサ31が停止に設定される。例えば、イグニッションオン後、前トリップで発生した結露水が残っていた場合でも、外気導入口22から導入される外気の温度が低く(ステップS128、S133)、外気が導入される(ステップS129)場合は、冷房(ステップS131)または窓曇り防止(ステップS130,S132)のためにエバポレータ13を冷やす必要が発生するまでは、コンプレッサ31を停止する。このように、コンプレッサ設定モードがオートまたはマニュアルオンの状態でも、臭いの発生が抑えられる場合は、コンプレッサ31の消費電力を0に低減できる。
As described above, only when the stop of the
また、図5のステップS507では、エンジン冷却水温度TWが上昇過程にある場合には水温TWが40℃以下で第2仮ブロワレベルf2A(TW)が0レベルになる。したがって、少なくともイグニッションオン後1回目のステップS2〜S14の実行機会において、送風ファン35の消費電力を0に低減できる。また、送風空気の量を低減することができるので、乗員が臭いを感じる可能性が更に低下する。
Further, in step S507 of FIG. 5, when the engine coolant temperature TW is in the process of rising, the water temperature TW is 40 ° C. or lower and the second temporary blower level f2A (TW) becomes 0 level. Therefore, the power consumption of the
また、イグニッションオン後2回目以降のステップS2〜S14の実行機会においても、送風ファン35の消費電力をオート時コンプレッサモードが通常の場合に比べ、水温TWによっては、送風ファン35の消費電力を低減できる。また、送風空気の量を低減することができるので、乗員が臭いを感じる可能性が更に低下する。
Moreover, also in the execution opportunity of step S2 to S14 after the ignition on, the power consumption of the
また、ヒータコア14前の送風空気の温度を上げることができるので、水温TWの低下が遅くなり、エンジンEGのオン頻度が低下するため(ステップS8の説明参照)、車両の実用燃費が向上する。
Further, since the temperature of the blown air before the
また、図6のステップS629を実行した際に内外気2層流モードになれば、乗員上半身への風は温度の低い外気が導入されるため、エバポレータ13の上部の温度は低いままとなり、エバポレータ13の乾燥も遅くできるので、乾き臭の発生は抑制される。また、エバポレータ13下部は内気導入されるため、温度の高い内気がヒータコア14に導かれるため、水温TWの低下が遅くなり、エンジンオン頻度が低減でき、実用燃費が向上する。
In addition, if the inside / outside air two-layer flow mode is entered when step S629 in FIG. 6 is executed, the outside air having a low temperature is introduced into the upper body of the occupant, so the temperature at the top of the
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、また、上記実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。また、本発明は、上記実施形態に対する以下のような変形例も許容される。なお、以下の変形例は、それぞれ独立に、上記実施形態に適用および不適用を選択できる。すなわち、以下の変形例のうち任意の組み合わせを、上記実施形態に適用することができる。
(Other embodiments)
In addition, this invention is not limited to above-described embodiment, In the range described in the claim, it can change suitably. In addition, in the above embodiment, the elements constituting the embodiment are not necessarily essential unless explicitly stated as essential and clearly considered essential in principle. Needless to say. Further, in the above embodiment, when numerical values such as the number, numerical value, quantity, range, etc. of the constituent elements of the embodiment are mentioned, it is particularly limited to a specific number when clearly indicated as essential and in principle. The number is not limited to a specific number except for cases. In the above embodiment, when referring to the shape, positional relationship, etc. of components, the shape, position, etc., unless otherwise specified and in principle limited to a specific shape, positional relationship, etc. It is not limited to relationships. The present invention also allows the following modifications to the above embodiment. In addition, the following modifications can select application and non-application to the said embodiment each independently. In other words, any combination of the following modifications can be applied to the above-described embodiment.
(変形例1)
上記実施形態では、本実施形態の車両用空調装置1の適用対象としてハイブリッド車両が挙げあれているが、車両用空調装置1の適用対象は、車両を走行させる動力源として電気モータのみを有する電気自動車であってもよいし、車両を走行させる動力源として内燃機関のみを有する自動車であってもよい。車両を走行させる動力源として内燃機関のみを有する自動車は、アイドリングストップ機能を有していてもよい。
(Modification 1)
In the said embodiment, although a hybrid vehicle is mentioned as an application object of the
(変形例2)
上記実施形態では、ステップS127〜S133のすべてにおいてコンプレッサ31の停止が許可された場合に限り、ステップS134でコンプレッサ31が停止に設定されるようになっている。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、ステップS129、S131でコンプレッサ31の停止が許可されるだけで、ステップS134でコンプレッサ31が停止に設定されるようになっていてもよい。また例えば、ステップS129、S130でコンプレッサ31の停止が許可されるだけで、ステップS134でコンプレッサ31が停止に設定されるようになっていてもよい。また例えば、ステップS129、S132でコンプレッサ31の停止が許可されるだけで、ステップS134でコンプレッサ31が停止に設定されるようになっていてもよい。
(Modification 2)
In the above embodiment, the
(変形例3)
上記実施形態の図6の処理では、エバポレータ13が乾いているか否かを乾燥タイマに基づいて判定している。しかし、これに代えて、エバポレータ13が乾いているか否かを、エバポレータ13の前後の温度差または湿度差が基準値よりも小さくなったか否かで判定すれば、乾燥したか否かをより精度良く判定できる。
(Modification 3)
In the process of FIG. 6 of the above embodiment, whether or not the
(変形例4)
上記実施形態では、コンプレッサ31は電動コンプレッサであったが、代わりに、エンジンEGの駆動動力がベルトを介して伝達されることで作動する通常のベルト駆動式コンプレッサを用いても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(Modification 4)
In the above-described embodiment, the
(変形例5)
上記実施形態の車両用空調装置1は内外気2層流モードを実現できる構成になっているが、内外気2層流モードが実現できない(例えば、仕切板111が存在しない)空調装置に置き換えてもよい。その場合は、図6ステップS629で外気導入率を75%にしてもよい。
(Modification 5)
Although the
(変形例6)
上記実施形態では、エンジンルーム内の温度が上昇すると検出温度が上昇するセンサとして、水温センサ53が例示されている。しかし、このような種類のセンサとして、水温センサ53以外のものを用いてもよい。例えば、エンジンルーム内の温度を直接検出するエンジンルーム内温度センサを用いてもよい。
(Modification 6)
In the above embodiment, the
1 車両用空調装置
13 エバポレータ
20 内外気切替箱
21 内気導入口
22 外気導入口
31 コンプレッサ
50 空調制御装置
53 水温センサ
90 外気ダクト
DESCRIPTION OF
Claims (4)
冷媒を吸入し圧縮して吐出するコンプレッサ(31)と、
前記コンプレッサによって圧縮された後、凝縮させられて膨張されられた冷媒を、前記内気導入口および前記外気導入口の一方または両方から導入された送風空気と熱交換させることにより、送風空気を冷却するエバポレータ(13)と、
空調制御装置(50)と、
エンジンルーム内の温度が上昇すると検出温度(TW)が上昇するセンサ(53)とを備え、
車室外空気を前記外気導入口に導入する外気ダクト(90)が、前記エンジンルーム内または前記エンジンルームの近傍に配置されており、
前記空調制御装置は、車室内に送風される送風空気として前記外気導入口から車室外空気が導入されており且つ前記センサの検出温度が基準温度より低いことに基づいて、前記コンプレッサの作動を禁止し、車室内に送風される送風空気として前記外気導入口から車室外空気が導入されており且つ前記センサの検出温度が基準温度より低くないこと基づいて、前記コンプレッサを作動させ、車室内に送風される送風空気として前記外気導入口から車室外空気が導入されていないことに基づいて、前記コンプレッサを作動させることを特徴とする車両用空調装置。 An inside air introduction port (21) for introducing the vehicle interior air as the blown air blown into the vehicle interior and an outside air introduction port (22) for introducing the vehicle exterior air as the blown air blown into the vehicle interior are formed. The inside / outside air switching box (20),
A compressor (31) that sucks in, compresses and discharges the refrigerant;
After being compressed by said compressor, a is condensed is inflated refrigerant, by the blown air is heat-exchanged introduced from one or both of said air inlet and said outside air guide inlet, cooling the blown air An evaporator (13);
An air conditioning control device (50);
A sensor (53) that increases the detected temperature (TW) when the temperature in the engine room increases,
An outside air duct (90) for introducing outside air into the outside air inlet is disposed in the engine room or in the vicinity of the engine room,
The air-conditioning control device prohibits the operation of the compressor based on the fact that outside air is introduced from the outside air introduction port as the blown air blown into the inside of the vehicle and the temperature detected by the sensor is lower than a reference temperature. Then, based on the fact that outside air from the outside air inlet is introduced as the blown air blown into the vehicle interior and the temperature detected by the sensor is not lower than the reference temperature, the compressor is operated to blow into the vehicle interior. The vehicle air conditioner is characterized in that the compressor is operated based on the fact that outside air is not introduced from the outside air inlet as the blown air to be blown.
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