JP6361386B2 - ラック軸及びステアリング装置 - Google Patents
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Description
(請求項1)本発明に係るラック軸は、軸部材の外周面を凹状に塑性変形させて有効ラック歯列を形成したラック歯形成部と、ラック歯を有しない非ラック歯部と、前記凹状とされた領域の軸方向端部に位置し、前記ラック歯形成部の塑性変形に伴って塑性変形され、前記ラック歯形成部と前記非ラック歯部とを連結する連結部と、を有するラック軸であって、前記連結部には、前記有効ラック歯列に隣り合う無効ラック歯が形成される。
これにより、ラック軸は、軸長のさらなる短縮化を図ることができる。
(請求項3)前記軸部材は、中実の部材であるとよい。
中実の軸部材には、塑性変形の際に逃げる軸部材の材料を多量に確保できるので、軸部材の伸びを抑制でき、ラック歯形成部における有効ラック歯列の端部のラック歯を高精度に形成できる。
これにより、作業者は、軸部材を温間鍛造する際の軸部材の材料の流れを容易に把握できるので、有効ラック歯列を高精度に鍛造できる金型を設計することができる。
これにより、無効ラック歯の形成領域は、材料の逃がし領域となるので、有効ラック歯列の精度を確保できる。
これにより、対称形状の傾斜部では、ピニオン軸の歯と噛合不可なラック歯が形成されていたものが、非対称形状の傾斜部にすることにより、ピニオン軸の歯と噛合可能なラック歯とすることができる場合があり、ラック軸の軸長をさらに短縮できる。
(請求項7)本発明に係るステアリング装置は、ハウジングと、前記ハウジングに軸方向に移動可能に支持され、車両の車輪に連接される請求項1〜6の何れか一項のラック軸と、前記ハウジングに軸回りに回転可能に支持されて前記ラック軸の前記有効ラック歯列と噛み合わされ、前記車両のステアリングに連接されるピニオンと、を備える。
本発明のステアリング装置は、上述のラック軸を適用することにより小型化可能となる。
本実施形態のステアリング装置について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、ステアリング装置10は、図略のステアリングホイールの回転をラック軸13の軸方向の移動に変換するラックピニオン機構11と、ラック軸13に軸方向のアシスト力を付与する電動アシスト部20等とを備える電動パワーステアリング装置である。
上述のように、ラック軸13は、ラック歯形成部13Aと、ボールネジ部13Bと、連結部13Cと、継手結合部13Dと、連結部13Eとを有する。なお、ラック歯形成部13Aとボールネジ部13Bとを連結する連結部13Cは、ラック歯形成部13Aと継手結合部13Dとを連結する連結部13Eと同一構造である。以下では、ラック軸13の要部であるラック歯形成部13A、ボールネジ部13B及び連結部13Cに着目して説明する。
なお、ラック歯形成部13Aと継手結合部13Dとを連結する連結部13Eを形成する理由は、継手結合部13Dのメネジ133を有効ラック歯列131から離間させることによりラック軸13の強度を確保するためである。
Claims (9)
- 軸部材の外周面を凹状に塑性変形させて有効ラック歯列を形成したラック歯形成部と、
ラック歯を有しない非ラック歯部と、
前記凹状とされた領域の軸方向端部に位置し、前記ラック歯形成部の塑性変形に伴って塑性変形され、前記ラック歯形成部と前記非ラック歯部とを連結する連結部と、
を有するラック軸であって、
前記連結部には、前記有効ラック歯列に隣り合う無効ラック歯が形成される、ラック軸。 - 前記連結部は、前記ラック歯形成部の軸方向両側に設けられる、請求項1のラック軸。
- 前記軸部材は、中実の部材である、請求項1又は2のラック軸。
- 前記連結部は、前記無効ラック歯と、前記ラック歯形成部と前記非ラック歯部とを連結する傾斜部とを備え、
前記軸部材の軸線及び前記有効ラック歯列の歯すじに対し直角な方向から見た前記傾斜部の形状は、前記非ラック歯部から前記ラック歯形成部に向かうに従って先細りとなる形状であって、前記有効ラック歯列の歯すじの中心を通り且つ前記軸部材の軸線に平行な直線に対し対称形状に形成される、請求項1〜3の何れか一項のラック軸。 - 前記無効ラック歯は、前記軸部材の軸線及び前記有効ラック歯列の歯すじに対し直角な方向から見た場合に、前記有効ラック歯列の歯すじの中心を通り且つ前記軸部材の軸線に平行な直線に対し両側に形成される、請求項4のラック軸。
- 前記連結部は、前記無効ラック歯と、前記ラック歯形成部と前記非ラック歯部とを連結する傾斜部とを備え、
前記軸部材の軸線及び前記有効ラック歯列の歯すじに対し直角な方向から見た前記傾斜部の形状は、前記非ラック歯部から前記ラック歯形成部に向かうに従って先細りとなる形状であって、前記有効ラック歯列の歯すじの中心を通り且つ前記軸部材の軸線に平行な直線に対し非対称形状に且つ前記歯すじの一端側にずれた形状に形成される、請求項1〜3の何れか一項のラック軸。 - ハウジングと、
前記ハウジングに軸方向に移動可能に支持され、車両の車輪に連接される請求項1〜6の何れか一項のラック軸と、
前記ハウジングに軸回りに回転可能に支持されて前記ラック軸の前記有効ラック歯列と噛み合わされ、前記車両のステアリングに連接されるピニオンと、
を備える、ステアリング装置。 - 前記ステアリング装置は、
前記ハウジングに取り付けられ、且つ、前記有効ラック歯列に対して軸方向に異なる位置に設けられ、前記ラック軸の軸方向の移動をアシストするアシスト装置、を備える、請求項7のステアリング装置。 - 前記アシスト装置は、
前記ハウジングに取り付けられるモータと、
前記モータの回転を減速する減速機構と、
前記ハウジングに回転可能に支持されるボールナットと、
を備え、
前記ラック軸は、前記非ラック歯部に形成され前記ボールナットと螺合可能なボールネジ部を有し、
前記減速機構により減速される回転を前記ボールナット、前記ボールネジ部を介して前記ラック軸の軸方向移動に変換して前記ラック軸の軸方向の移動をアシストする、請求項8のステアリング装置。
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