JP6354570B2 - センサユニット、および、これを用いた集磁モジュール - Google Patents
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Description
ところで、例えばSOP等の端子が両側に形成されるICを同一面上に隣接して配置した場合、隣接するICでのピン間ショートが発生する虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピン間ショートに配慮したセンサユニット、および、これを用いた集磁モジュールを提供することにある。
磁気センサは、磁界を検出する磁気検出素子、磁気検出素子を封止する封止部、第1端子群、および、第2端子群を有する。第1端子群は、封止部の一側である第1端子形成部から突出する複数の端子からなる。第2端子群は、封止部の第1端子形成部と反対側である第2端子形成部から突出する複数の端子からなる。
基板には、複数の磁気センサが同一面上に実装される。
同方向に配列されて隣り合う2つの磁気センサは、一方の第1端子群と他方の第2端子群とが対向する。
第1出力端子と第2出力端子とは、第1端子形成部と第2端子形成部の延在方向に沿った中心線に対して非対称に設けられる。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるセンサユニット、および、これを用いた集磁モジュールを図1〜図13に示す。
図1に示すように、集磁モジュール20(図4等参照)を用いたトルクセンサ10は、例えば車両のステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置80に適用される。
ステアリングシャフト92は、第1の軸としての入力軸11および第2の軸としての出力軸12を有する。入力軸11は、ハンドル91と接続される。入力軸11と出力軸12との間には、ステアリングシャフト92に加わるトルクを検出するトルクセンサ10が設けられる。出力軸12の入力軸11と反対側の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
これにより、運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の変位量に応じた角度に一対の車輪98が操舵される。
減速ギア82は、モータ81の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する。すなわち本実施形態の電動パワーステアリング装置80は、所謂「コラムアシストタイプ」であるが、モータ81の回転をラック軸97に伝える所謂「ラックアシストタイプ」としてもよい。
ECU85は、センサユニット40から出力される出力信号を取得し、出力信号に基づいて演算される操舵トルクに基づき、モータ81の駆動を制御する。また、出力信号に基づき、センサユニット40の異常を検出する。ECU85の詳細は後述する。
多極磁石15は、円筒状に形成され、入力軸11に固定される。多極磁石15は、N極とS極とが周方向に交互に着磁される。磁極数はいくつであってもよいが、本実施形態では、N極およびS極の数は12対、計24極である。
磁気ヨーク16は、入力軸11側に設けられる第1ヨーク17および出力軸12側に設けられる第2ヨーク18を有する。第1ヨーク17および第2ヨーク18は、ともに軟磁性体により環状に形成され、多極磁石15の径方向外側にて、出力軸12に固定される。
第1ヨーク17は、リング部171および爪175を有する。爪175は、リング部171の内縁に沿って全周に等間隔で設けられる。第2ヨーク18は、リング部181および爪185を有する。爪185は、リング部181の内縁に沿って全周に等間隔で設けられる。
トーションバー13に捩れ変位が生じていない場合、すなわちステアリングシャフト92に操舵トルクが加わっていないとき、爪175、185の中心と、多極磁石15のN極とS極との境界とが一致するように配置される。
集磁リング21、22は、磁気ヨーク16の径方向外側に配置され、磁気ヨーク16からの磁束を集める。第1集磁リング21は入力軸11側に設けられ、第2集磁リング22は出力軸12側に設けられる。第1集磁リング21および第2集磁リング22は、インサート成形等により、集磁リング保持部材25により保持される。
第1集磁リング21の集磁部215と、第2集磁リング22の集磁部225とは、対向する面が略平行となるように設けられる。集磁部215、225の間には、後述する磁気センサ50、60が配置される。
リング保持部251は、略環状に形成される。リング保持部251の径方向内側には、集磁リング21、22の集磁部215、225の間隔が所定の間隔となるように、リング部211、221が離間して埋設される。このとき、少なくとも集磁部215、225の互いに対向する面は、集磁リング保持部材25から露出する。
配線部材35は、基板接続部351、中間部352、および、集合部355から構成される。基板接続部351は、基板41の配線挿通孔43(図10および図11参照)に挿通される。中間部352は、複数の基板接続部351ごとに設けられる。集合部355は、蓋部材32から集磁モジュール20の外部へ取り出される。配線部材35の基板接続部351と反対側の端部は、ECU85と接続される。
基板41は、略矩形の平板状に形成され、切欠部42、配線挿通孔43、および、固定孔44が形成される。
切欠部42は、集磁リング保持部材25に挿入するときに先端となる一端411側に開口する。切欠部42は、磁気センサ50、60の個数に応じて形成され、本実施形態では2つ形成される。
配線挿通孔43には、配線部材35の基板接続部351が挿入され、はんだ等により電気的に接続される。固定孔44には、基板保持部材31の柱状部312が挿入され、熱かしめ等により固定される。
磁気検出素子511は、例えばホール素子であって、集磁部215、225間の磁束を検出する。図8、図10および図11に示すように、磁気検出素子511は、基板41の第1面415または第2面416側から見たとき、集磁部215、225が配置される領域内に配置される。すなわち、磁気検出素子511は、集磁部215、225の間に配置される。本実施形態では、基板41に切欠部42が形成されており、切欠部42に集磁部225を挿入することにより、集磁部215、225間の距離を可及的小さくすることができ、磁気回路ギャップを小さくできる。これにより、磁気センサを基板上に表面実装しない場合と同程度の磁気回路を形成できるので、磁気検出素子511により、集磁部215、225間の磁束を適切に検出することができる。
本実施形態では、磁気検出素子511は、端子形成部521、522を2分割する中心線C1よりも開口側端部524側に設けられる。
図12に示すように、第1端子群530は、14本の端子から構成され、第1出力端子531、第1グランド端子532、および、第1給電端子533を含む。第1出力端子531は、配線側端部523側から1番目の端子であり、第1グランド端子532は、配線側端部523側から3番目の端子であり、第1給電端子533は、配線側端部523側から5番目の端子である。すなわち、第1端子群530において、第1出力端子531、第1グランド端子532、第1給電端子533は、配線側端部523側から、この順で配列される。
また、第1端子群530と第2端子群540において、第1出力端子531と第2出力端子541とは、中心線C2に対して非対称に配置される。
第1グランド端子532および第2グランド端子542は、ECU85を経由してグランドと接続可能に構成される。
第1給電端子533および第2給電端子543は、ECU85の図示しないレギュレータから所定電圧(例えば5[V])が入力電圧Vinとして入力可能に構成される。
サブ磁気センサ60において、外側となる第2出力端子641、第2グランド端子642、および、第2給電端子643は、基板41に形成される配線パターン、および、配線部材35を経由し、ECU85と接続される。
すなわち、本実施形態では、メイン磁気センサ50の第1出力端子531からメイン信号SmがECU85へ出力され、サブ磁気センサ60の第2出力端子641からサブ信号SsがECU85へ出力される。
なお、第1端子群530および第2端子群540において、出力端子531、541、グランド端子532、542、および、給電端子533、543以外の端子は、初期検査に用いられるテスト端子等であって、正常であれば、トルクセンサ10に適用される段階において、機能しない。
これにより、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とを可及的近接配置することができる。
コンデンサ73は、第2出力端子641と第2グランド端子642と接続される。コンデンサ74は、第2グランド端子642と第2給電端子643と接続される。本実施形態では、配線側端部523側から、第2出力端子641、第2グランド端子642、第2給電端子643の順に配列されているので、配線パターンの形成が容易である。
磁気検出素子511は、集磁部215、225間の磁束を検出する。図13中では、2つの磁気検出素子511を1つの機能ブロックとして記載した。
本実施形態では、集磁部215、225の間に磁気検出素子511が配置される。入力軸11と出力軸12との間に操舵トルクが印加されていないとき、第1ヨーク17の爪175および第2ヨーク18の爪185の中心が、多極磁石15のN極とS極との境界に一致するように配置される。このとき、爪175、185には、多極磁石15のN極およびS極から同数の磁力線が出入りするため、第1ヨーク17と第2ヨーク18との内部で、それぞれ磁力線が閉ループを形成する。そのため、ヨーク17、18間のギャップに磁束が漏れることがなく、磁気検出素子511が検出する磁束密度はゼロとなる。
また、記憶部512には、切替設定情報が記憶される。切替設定情報は、磁気検出素子511の検出値に応じ、図14に示すメイン信号Smまたはサブ信号Ssのどちらを出力するかを指令するための情報である。
メイン信号Smおよびサブ信号Ssの詳細については、後述する。
トルク演算部851は、メイン信号Smが正常である場合、メイン信号Smに基づき、操舵トルクを演算する。また、トルク演算部851は、メイン信号Smが異常であり、サブ信号Ssが正常である場合、サブ信号Ssに基づき、操舵トルクを演算する。
異常判定部852は、メイン信号Smおよびサブ信号Ssの異常判定を行う。
磁気センサ50、60は、磁気検出素子511、611にて検出される磁束密度と比例する電圧信号を、メイン信号Smまたはサブ信号SsとしてECU85へ出力する。メイン信号Smおよびサブ信号Ssは、基準値Xに対する正負が反対であって、基準値Xとの差が等しくなるように設計される。ここで、メイン信号Smおよびサブ信号Ssについて、基準値Xより大きい場合を正、基準値Xより小さい場合を負とする。本実施形態では、磁束密度が負のとき、メイン信号Smが基準値Xに対して正、サブ信号Ssが基準値Xに対して負、磁束密度が正のとき、メイン信号Smが基準値Xに対して負、サブ信号Ssが基準値Xに対して正となる。また、磁束密度が負側の所定値−B以下のとき、メイン信号SmとしてX+a(ただし、a<X)、サブ信号SsとしてX−a、磁束密度が正側の所定値+B以上のとき、メイン信号SmとしてX−a、サブ信号SsとしてX+aが出力されるように、飽和ガードが設けられる。
基準値Xは、例えば、ECU85から給電端子533、643に入力される入力電圧Vinの半分の値に設定される。すなわち、例えば入力電圧Vinが5[V]であれば、基準値Xを2.5[V]とするが、基準値Xの値は、これに限らない。
一方、図14(b)に示すように、メイン信号Smまたはサブ信号Ssが異常である場合、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和が、判定値2Xと異なる値となる。すなわちSm+Ss≠2Xである。
そのため、図10および図11に示すように、本実施形態では、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とを、できるだけ近接配置する。
そして、メイン磁気センサ50において外側に配置される第1出力端子531、第1グランド端子532、および、第1給電端子533をECU85と接続し、サブ磁気センサ60において外側に配置される第2出力端子641、第2グランド端子642、および、第2給電端子643をECU85と接続している。これにより、基板41における配線パターンを形成しやすい。
ピン配列が線対称である場合の参考例を図15に示す。図15に示すように、参考例では、メイン磁気センサ900の第1端子群910および第2端子群920において、封止部930の配線側端部933側から1番目の端子を出力端子911、921とし、3番目の端子をグランド端子912、922とし、5番目の端子を給電端子913、923としている。すなわち、参考例では、第1出力端子911と第2出力端子921とを、中心線C92に対して対称に配置している。換言すると、第1出力端子911または第2出力端子921と、配線側端部933との距離は、ともにL1であって、等しい。サブ磁気センサ950においても同様である。
この場合、メイン磁気センサ900の第2出力端子921と、サブ磁気センサ950の第1出力端子961とが対向するため、出力端子間におけるショート故障が生じる虞がある。
距離L1と距離L2とが異なっていれば、メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60を、配線側端部523、623を揃えて同方向に横並びに配列しても、メイン磁気センサ50の第2出力端子541とサブ磁気センサ60の第1出力端子631とが対向しないので、出力端子541、631間のピン間ショートの発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1端子群530において、第1出力端子531を最も配線側端部523側としているので、第1出力端子531と配線部材35とを接続する配線パターンを短くすることができる。
メイン磁気センサ50は、磁気検出素子511、封止部520、第1端子群530、および、第2端子群540を有する。磁気検出素子511は、磁界を検出する。封止部520は、磁気検出素子511を封止する。第1端子群530は、封止部520の一側である第1端子形成部521から突出する複数の端子からなる。第2端子群540は、封止部520の第1端子形成部521と反対側である第2端子形成部522から突出する複数の端子からなる。
基板41には、複数の磁気センサ50、60が同一面上に実装される。
第1端子群530、630は、磁気検出素子511、611の検出値に基づく出力信号を出力可能な第1出力端子531、631を含む。
第2端子群540、640は、出力信号を出力可能な第2出力端子541、641を含む。
本実施形態では、第1出力端子531、631と第2出力端子541、641とは、中心線C2、C3に対して、非対称に設けられる。そのため、複数の磁気センサ50、60を、基板41の同一面上において同方向に配置したとき、隣り合う2つの磁気センサ50、60間にて内側となるメイン磁気センサ50の第2出力端子541とサブ磁気センサ60の第1出力端子631とが対向せず、ずれた位置に配置される。これにより、複数の磁気センサ50、60を同方向に近接配置したとしても、出力端子541、631間におけるピン間ショートの発生を抑制することができる。
演算部513、613は、出力信号を、メイン信号Smとするか、メイン信号Smと基準値Xに対する正負が反転されたサブ信号Ssとするか、を切り替え可能である。
これにより、メイン信号Smおよびサブ信号Ssを用いた各種演算や異常検出等を適切に行うことができる。また、同一の磁気センサ50、60にて、出力信号をメイン信号Smとするか、サブ信号Ssとするかを切り替え可能であるので、部品種類を低減することができる。
これにより、コンデンサ71〜74を磁気センサ50、60内に設ける場合と比較し、磁気センサ50、60の体格を小型化可能である。また、コンデンサ71〜74は、磁気センサ50、60が実装されるセンサ領域Rsの外側(本実施形態では、磁気センサ50、60の両側)に実装されるので、センサ領域Rsの内部に実装される場合と比較し、磁気センサ50、60を近づけて配置することができる。
メイン磁気センサ50の第2端子群540は、第2給電端子543、および、第2グランド端子542を含む。サブ磁気センサ60の第2端子群640は、第2給電端子643、および、第2グランド端子642を含む。
第2出力端子541、第2グランド端子542、第2給電端子543は、この順で配列され、第2出力端子641、第2グランド端子642、第2給電端子643は、この順で配列される。
コンデンサ71、72に接続される第1グランド端子532を、第1給電端子533と第1出力端子531との間に設けることにより、コンデンサ71、72との接続に係る配線パターンの形成が容易となる。同様に、コンデンサ73、74に接続される第2グランド端子642を、第2給電端子643と第2出力端子641との間に設けることにより、コンデンサ73、74との接続に係る配線パターンの形成が容易となる。
また、グランド端子532、542、632、642を真ん中に配置することで、給電端子533、543、633、643と、出力端子531、541、631、641との短絡を抑制することができる。
集磁リング21、22は、磁気センサ50、60を挟んで配置される集磁部215、225を有する。遮蔽部材26、27は、外部からの時期を遮蔽する。集磁リング保持部材25および基板保持部材31は、集磁リング21、22およびセンサユニット40を保持する。本実施形態では、集磁リング保持部材25および基板保持部材31が「保持部材」に対応する。
これにより、集磁リング21、22により集められた磁束を、磁気センサ50、60にて適切に検出することができる。
(ア)磁気センサ
上記実施形態では、磁気センサは2つである。他の実施形態では、磁気センサは3つ以上としてもよい。3つ以上の磁気センサを配列する場合、メイン信号を出力する磁気センサと、サブ信号を出力する磁気センサとが交互に配列されることが好ましい。
上記実施形態では、一方の磁気センサからメイン信号が出力され、他方の磁気センサからサブ信号が出力される。他の実施形態では、全ての磁気センサから出力される出力信号を、メイン信号またはサブ信号としてもよい。また、上記実施形態では、メイン信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が小さくなる信号である。他の実施形態では、メイン信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が大きくなる信号としてもよい。また、上記実施形態では、サブ信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が大きくなる信号である。他の実施形態では、サブ信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が小さくなる信号としてもよい。
また、上記実施形態では、給電端子、グランド端子、出力端子の順で配列されるが、他の実施形態では、例えば真ん中に給電端子が配置される等、他の配列としてもよい。
上記実施形態では、第1端子群と第2端子群とが中心線に対して線対称に形成される。他の実施形態では、第1端子群と第2端子群とが中心線に対して非対称であってもよいし、端子数が異なっていてもよい。
上記実施形態では、磁気センサは、リフローにて基板に表面実装される。他の実施形態では、磁気センサの基板への実装方法は、リフローに限らず、どのような方法としてもよい。
上記実施形態では、1つの磁気センサに2つの磁気検出素子が設けられる。他の実施形態では、1つの磁気センサに設けられる磁気検出素子の数は、1つでもよく、3つ以上でもよい。
上記実施形態では、センサユニットは、集磁モジュールに適用される。他の実施形態では、集磁モジュールの構成等は、上記実施形態の例に限らず、どのように構成してもよい。また、センサユニットを集磁モジュール以外の装置に適用してもよい。
上記実施形態では、集磁モジュールは、トルクセンサに適用される。他の実施形態では、集磁モジュールをトルクセンサ以外の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
21、22・・・集磁リング
40・・・センサユニット
41・・・基板
50、60・・・磁気センサ
511、611・・・磁気検出素子
520、620・・・封止部
530、630・・・第1端子群 531、631・・・第1出力端子
540、640・・・第2端子群 541、641・・・第2出力端子
Claims (6)
- 磁界を検出する磁気検出素子(511、611)、前記磁気検出素子を封止する封止部(520、620)、前記封止部の一側である第1端子形成部(521、621)から突出する複数の端子からなる第1端子群(530、630)、および、前記封止部の前記第1端子形成部と反対側である第2端子形成部(522、622)から突出する複数の端子からなる第2端子群(540、640)を有する複数の磁気センサ(50、60)と、
複数の前記磁気センサが同一面上に実装される基板(41)と、
を備え、
同方向に配列されて隣り合う2つの前記磁気センサは、一方の前記第2端子群(540)と他方の前記第1端子群(630)とが対向し、
前記第1端子群は、前記磁気検出素子の検出値に基づく出力信号を出力可能な第1出力端子(531、631)を含み、
前記第2端子群は、前記出力信号を出力可能な第2出力端子(541、641)を含み、
前記第1出力端子と前記第2出力端子とは、前記第1端子形成部と前記第2端子形成部の延在方向に沿った中心線に対して非対称に設けられることを特徴とするセンサユニット。 - 前記磁気センサは、前記出力信号を演算する演算部(513、613)を有し、
前記演算部は、前記出力信号を、メイン信号とするか、前記メイン信号と基準値に対する正負が反転されたサブ信号とするか、を切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。 - 隣り合って配置される2つの前記磁気センサの一方は前記メイン信号を出力し、他方は前記サブ信号を出力することを特徴とする請求項2に記載のセンサユニット。
- 前記基板の前記磁気センサが実装される面に実装されるコンデンサ(71〜74)をさらに備え、
前記コンデンサは、複数の前記磁気センサが実装される領域であるセンサ領域の外側に実装されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサユニット。 - 前記第1端子群は、第1給電端子(533、633)および第1グランド端子(532、632)を含み、
前記第2端子群は、第2給電端子(543、643)および第2グランド端子(542、642)を含み、
前記第1出力端子、前記第1グランド端子、前記第1給電端子がこの順で配列され、
前記第2出力端子、前記第2グランド端子、前記第2給電端子がこの順で配列されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサユニット。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のセンサユニット(40)と、
前記磁気センサを挟んで配置される集磁部(215、225)を有する集磁リング(21、22)と、
外部からの磁気を遮蔽する遮蔽部材(26、27)と、
前記集磁リングおよび前記センサユニットを保持する保持部材(25、31)と、
を備えることを特徴とする集磁モジュール。
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