JP6345998B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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(2) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記第1のシートおよび上記第2のシートは、不織布であってもよい。
(3) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記第1の吸収体は、上記吸収性物品の長手方向において、上記第2の吸収体よりも長さが短く、上記吸収性物品の短手方向において、上記第2の吸収体よりも幅が狭くてもよい。
(4) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記吸収層は、上記第1の吸収体と上記第2の吸収体との間に配置され、上記第1の吸収体上に積層された第3の吸収体をさらに備え、上記第3の吸収体は、第5のシートと、上記第5のシートに対向する第6のシートと、上記第5のシートおよび上記第6のシートとの間に配置され、上記第5のシートおよび上記第6のシートの少なくともいずれか一方に固着された第3の吸水性樹脂と、を有し、上記吸収性物品の平面視において、上記第3の吸収体の面積は、上記第1の吸収体の面積よりも大きく、上記第2の吸収体の面積よりも小さくてもよい。
(5) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記吸収層と上記バックシートとの間に、パルプ含有シートを更に備え、上記吸収性物品の平面視において、上記パルプ含有シートの面積は、上記吸収層の面積よりも大きくてもよい。
(6) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記吸収性物品の長手方向おいて、上記第2の吸収体の最大長は、上記吸収性物品の最大長の70%以上であって100%以下であってもよい。
(7) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記吸収層と上記トップシートとの間に、親水性不織布からなる液拡散性シートをさらに備えてもよい。
(8) 本発明の他実施形態に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品において、上記吸収性物品の側縁部には、立体ギャザーをさらに備えてもよい。
第1実施形態の吸収性物品1の全体構成を図1ないし図6に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る吸収性物品1を平面視した平面図である。図2は、吸収性物品1を分解した分解斜視図である。図3は図1のX−X断面における断面概略図であり、図6は図1のY−Y断面における断面概略図である。
図1及び図2に示すとおり、吸収性物品1は、肌と接触する側から順に、液透過性のトップシート100、液拡散性シート400、吸収層300、キャリアシート500、パルプ含有シート600および液不透過性のバックシート200を含む構成となっている。なお、図2においては、図1に示す立体ギャザー700は、図示を省略している。
トップシート100及びバックシート200は、液拡散性シート400、吸収層300、キャリアシート500およびパルプ含有シート600を上下に挟み込む形で積層され、その周囲が一部あるいは全周に渡って接着剤により固定されている。図1および図3に示すように、吸収性物品1は、吸収性物品1の側縁部に沿って、立体ギャザー700をさらに備えてもよい。液透過性のトップシート100、液拡散性シート400、吸収層300、キャリアシート500、パルプ含有シート600および液不透過性のバックシート200は、全面または一部が隣接する構成と相互に接着されていてもよい。これらの接着には、澱粉系又はカルボキシメチルセルロース等の水溶性の糊又は流動性の高い接着剤や、ホットメルト接着剤などが好適に用いられる。図1に示すように、トップシート100の表面からの圧搾溝102が、トップシート100、液拡散性シート400および吸収層300の少なくともいずれかに至るまで形成されていてもよい。吸収性物品1の平面視において、圧搾溝102は、下層吸収体310と上層吸収体320とを含む吸収層300の形成領域に形成されていてもよい。これにより、吸収層300での体液の吸収がより円滑に行われる。
図4は、本実施形態の吸収性物品1の吸収層300のみを拡大した概略断面図である。吸収層300は、下層吸収体310と、下層吸収体310に積層され、下層吸収体310とトップシート100との間に配置された上層吸収体320と、を含む。図1乃至図3に示すように、吸収層300は、吸収性物品の平面視において、下層吸収体310の面積が、上層吸収体320の面積よりも小さく設けられる。下層吸収体310は、吸収性物品1の長手方向において、上層吸収体320よりも長さが短く、吸収性物品1の短手方向において、上層吸収体320よりも幅が狭いものであってもよい。吸収層300のうち、上層吸収体320は最上層に配置され、下層吸収体310は最下層に配置されるものである。下層吸収体310と上層吸収体320とは、ホットメルト接着剤などの接着剤で相互に固着されてもよいし、単に積層された状態であってもよい。
吸収性物品1は、吸収層300とバックシート200との間に、パルプ含有シート600を備えてもよい。パルプ含有シート600としては、エアレイド不織布、ハイドロニット(登録商標)不織布、クレープ紙などの木材パルプを主原料として含む親水性シートを用いることができる。ハイドロニット不織布とは、米国キンバリークラーク社の商品名で、米国特許第5284703号明細書に開示されているように、ポリプロピレン不織布にパルプを、バインダー(接着剤)を使わずに、高水圧(ウォータージェット)で強固に絡めてシート化したもので、強度、吸収性に優れた素材である。パルプ含有シート600は、坪量が20g/m2以上であって90g/m2であることが好ましく、坪量が40g/m2以上であって90g/m2以下であることがより好ましい。
吸収性物品1は、吸収層300とトップシート100との間に、液拡散性シート400を備えてもよい。例えば、液拡散性シート400には、坪量18g/m2以上の親水性不織布を使用できる。液拡散性シート400には、トップシート100よりも厚い親水性不織布を用いることができ、トップシート100を介して滴下、流入される体液をたとえば吸収性物品1の長手方向および幅方向へ輸送・拡散して、肌当接面への体液戻りを減少させるものである。液拡散性シート400を設けることにより、吸収性物品1は、吸収速度をより速くすることができ、大量に体液が排出された場合であっても漏れを防止することができる。
トップシート100は、液透過性を有し、着用者の尿や経血などの体液を透過して、この体液を吸収層300に至らせる機能を有する。トップシート100は、トップシートとして公知の形状や材質などであれば特に限定されないが、中でも、トップシート100の材料としては、坪量が18g/m2以上であって40g/m2以下のエアスルー不織布を用いることが好ましい。また、トップシート100は、構成する繊維の繊維径が4デニール以下の親水性繊維であることが好ましい。例えば、この親水性繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でもよく、特には、低融点ポリエステルとポリエステル、ポリエステルとポリエチレン、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限を設けるものではない。親水性繊維は、不織布として構成されていてもよい。液透過性のトップシート100の坪量が40g/m2よりも低い坪量のものを用いると、尿や体液がトップシート100に保持されにくく、トップシートの表面のドライ感を向上し、着用感を良好にすることができる。また、トップシート100の材料として、4デニール以下の親水性不織布を用いると、使用者の肌当接面の肌触りが良くなるため好ましい。
バックシート200は、吸収性物品1の全体形状を規定する連続シートであり、液不透過性を有する。バックシート200は、ムレ防止などの点から、通気性を有すものであってもよいし、非通気性のものであってもよい。バックシート200の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィルムや、液不透過性かつ透湿性の開孔又は無開孔プラスチックフィルム、あるいはこれらとの積層体等を用いることができる。トップシート100は、その周辺部においてバックシート200の周辺部と一体に接合されることによって、バックシート200に、吸収層300を内包するようになっていてもよい。例えば、バックシート200には、通気性または非通気性の坪量18g/m2以上のポリエチレンフィルムが用いられる。
吸収性物品1は、吸収性物品1の側縁部に沿って、立体ギャザー700を有してもよい。立体ギャザー700は、尿などの体液の横漏れを防止する機能を有する。このため、立体ギャザーは、疎水性繊維または疎水性処理がなされた不織布などの繊維からなることが好ましい。立体ギャザー700は、吸収性物品1の長手方向の両側縁に沿って、左右一対で設けられていてもよい。立体ギャザー700は、トップシート100、トップシート100側に折り返したバックシート200、あるいは、トップシート100およびバックシート200とは別体の立体ギャザーシートのいずれか、もしくは、これらを組合せたものの一部を立体的に立脚して形成される。立体的に立脚された部分には、立体ギャザー700の長手方向に沿って、ゴムなどの複数条のストランド状またはストリング状の弾性体702が配置されていてもよい。図3においては、立体ギャザーシートが、トップシート100およびバックシート200とは別体で設けられた例を示す。立体ギャザー700を設けることにより、吸収性物品1は、大量に体液が排出された場合であっても漏れを防止することができる。
吸収層300とバックシート200との間には、さらに吸収層300が固着されたキャリアシート500を有してもよい。キャリアシート500は、可撓性材料からなるシート部材であって、吸収層300を保持する保持部材として機能する。吸収性物品1の平面視において、キャリアシート500の面積は、少なくとも下層吸収体310の面積よりも大きいことが好ましい。これにより、吸収層300をしっかりと保持することができるからである。キャリアシート500には、嵩高なパルプ含有シートあるいは変形容易な綿状繊維等を好適に用いることができ、より具体的には、キャリアシート500の材料としては、不織布、ティッシュおよび吸水紙等の少なくとも1つまたはその組み合わせが用いられる。
次に、本実施形態の吸収性物品1の製造方法の一例を説明する。まず、上記固着材318としてホットメルト接着剤が設けられた下面シート314となる繊維体の上に、吸水性樹脂316が散布された後、上面シート312となる繊維体が重ねられて、フラットロールで加圧および加熱されて、カットされることで下層吸収体310が形成される。また、上記の固着材328が設けられた下面シート324となる繊維体の上に、吸水性樹脂326が散布された後、上面シート322となる繊維体が重ねられて、フラットロールで加圧および加熱されて、下層吸収体310よりも平面視において大きい面積となるようにカットされることで上層吸収体320が形成される。
図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る吸収性物品1Aについて、第1の実施形態の吸収性物品1と相違する点についてのみ説明すると、本実施形態において、吸収性物品1Aは、第1の実施形態における吸収層300の代わりに、上層吸収体320と下層吸収体310との間に、さらに中間吸収体330を含む吸収層300Aを備える。この中間吸収体330は、下層吸収体310に積層されている。この場合、吸収層300Aは、吸収体が三層に積層されたものである。これらの吸収体310,320,330は、ホットメルト接着剤などの接着剤で相互に固着されてもよいし、単に積層された状態であってもよい。
(実施例1)
短手方向の最大長が120mmの前端部と、短手方向の最大長が130mmの後端部と、短手方向の最大長が105mmの着用者の股部に位置付けられるくびれ部と、を備え、長手方向の寸法が300mmとなる吸収性物品を作製した。この吸収性物品は、長手方向の寸法が300mm、短手方向の寸法が130mm、坪量25g/m2のエアスルー不織布からなる液透過性トップシートとその側方に立体ギャザーを配し、長手方向の寸法が300mm、短手方向の寸法が60mm、坪量30g/m2のエアスルー不織布からなる液拡散シートと、坪量420g/m2の吸収層と、坪量16g/m2の木材パルプシートからなるキャリアシートと、長手方向の寸法が280mm、短手方向の寸法が105mm、坪量82g/m2のハイドロニット不織布からなるパルプ含有シートと、坪量32g/m2の通気性ポリエチレンシートと、をホットメルト接着剤を介して、順に重ね合わせた状態で、ローラを用いてこれらを加熱および加圧することすることで作製した。吸収層には、上層吸収体として長手方向の寸法が230mmで短手方向の寸法が75mmの吸収体と、下層吸収体として長手方向の寸法が120mmで短手方向の寸法60mmの吸収体との二層の吸収体からなるものを用いた。上層吸収体と下層吸収体には、両方とも、2枚のエアスルー不織布にSBS系ホットメルト接着剤を坪量10g/m2で塗工し、ポリアクリル酸ナトリウム重合体を含む吸水性樹脂を坪量360g/m2で散布して、接着剤にて2枚のエアスルー不織布間に担持した矩形状のものを用いて試料を準備した。
吸収層として、上層吸収体として長手方向の寸法が230mmで短手方向の寸法が75mmの吸収体と、中間吸収体として長手方向の寸法が155mmで短手方向の寸法が75mmの吸収体と、下層吸収体として長手方向の寸法が50mmで短手方向の寸法60mmの吸収体と、の三層の吸収体からなるものを用いた。上層吸収体と中間吸収体と下層吸収体には、両方とも、2枚のエアスルー不織布にSBS系ホットメルト接着剤を坪量10g/m2で塗工し、ポリアクリル酸ナトリウム重合体を含む吸水性樹脂を坪量360g/m2で散布して、接着剤にて2枚のエアスルー不織布間に担持したものを用いた。これ以外は、実施例1と同様に試料を準備した。
吸収層として、上層吸収体として長手方向の寸法が50mmで短手方向の寸法が60mmの吸収体と、中間吸収体として長手方向の寸法が155mmで短手方向の寸法が75mmの吸収体と、下層吸収体として長手方向の寸法が230mmで短手方向の寸法75mmの吸収体と、の三層の吸収体からなるものを用いた。これ以外は、実施例2と同様に試料を準備した。比較例1は、実施例2の吸収層の構成のみが上下逆転したものである。
吸収層に、上層吸収体として長手方向の寸法が50mmで短手方向の寸法が60mmの吸収体と、中間吸収体として長手方向の寸法が50mmで短手方向の寸法が60mmの吸収体と、下層吸収体として長手方向の寸法が230mmで短手方向の寸法75mmの吸収体と、の三層の吸収体からなるものを用いた。これ以外は、実施例2と同様に試料を準備した。比較例2は、比較例1の変形であり、より中高感を出した吸収層を使用したものである。
吸収層に、上層吸収体として長手方向の寸法が120mmで短手方向の寸法が60mmの吸収体と、下層吸収体として長手方向の寸法が230mmで短手方向の寸法75mmの吸収体と、の二層の吸収体からなるものを用いた。これ以外は、実施例1と同様に試料を準備した。比較例3は、実施例1の吸収層の構成のみが上下逆転したものである。
(総吸収可能量)
あらかじめ重量を測定した吸収性物品を、生理食塩水に完全に浸かるように5分間浸漬させる。5分後、吸収性物品のトップシートを下にして金網の上において30秒水切りをして、吸収後の重量を測定し、吸収前後の重量差を総吸収可能量とした。
底面積16.8cm2の円柱の中央に内径19mmの穴が開いており、重さを755.6gとした測定冶具を、吸収性物品の長手方向、かつ幅方向の中央部の上に置き、上部の穴から生理食塩水それぞれ30mlを投下し、生理食塩水が吸収性物品に接触した時点から治具中央円内の円周に液体が完全に吸い込まれるところを終点とした吸収時間を計測した(1回目)。そして3分経過後に同様の吸収時間を計測し(2回目)、さらに3分経過後に3回目の吸収時間を計測した。
吸収性物品の長手方向、かつ幅方向中央部に生理食塩水を注入し、1分経過後に、あらかじめ重量を測定した濾紙(ADVANTEC社製No.2濾紙、直径55mm)を注入場所中心におき、その上に687gの錘をのせる(35g/cm2)。錘を乗せてから1分経過後、濾紙の重量を測り、濾紙の重量差を液戻り量とし、その液戻り量が1.0gとなるときの注入量を最大注入量とした。
ハイトゲージ(株式会社ミツトヨ製)を用いて行った。無荷重下及び35gf/cm2の荷重条件下で、厚みを測定した。35gf/cm2の荷重条件下では、円形の錘(50mmφ)を吸収層の中央部に載せ、ハイトゲージで錘の上面までの厚みを測定した後、錘の厚みを差引いて求めた。
20名のパネラーに対して、吸収性物品である実施例1〜2及び比較例1〜3の触感(肌触り)とフィット性(モレなどの使用時における不快感)の評価を実施した。「(a)不快感がない」、「(b)どちらでもない」、「(c)不快感あり」のいずれかの評価を選択させた。(a)の評価が16〜20人のときを「◎」、(a)の評価が11〜15人のときを「○」、(a)の評価が6〜10人のときを「△」、(a)の評価が0〜5人のときを「×」で表示した。
吸収性物品の吸収性能及び官能評価の結果を基に、総合評価を行った。吸収性物品として、非常に優れているものを「◎」、優れているものを「○」、普通のものを「△」、劣っているものを「×」で表示した。
100 トップシート
200 バックシート
202 粘着層
204 剥離シート
300、300A 吸収層
320 上層吸収体
322 上面シート
324 下面シート
326 吸水性樹脂
328 固着材
310 下層吸収体
312 上面シート
314 下面シート
316 吸水性樹脂
318 固着材
330 中間吸収体
332 上面シート
334 下面シート
336 吸水性樹脂
338 固着材
400 液拡散性シート
500 キャリアシート
600 パルプ含有シート
700 立体ギャザー
702 弾性体
Claims (7)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収層と、を備える吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、前記吸収層と前記バックシートの間に前記吸収層を保持するためのキャリアシートと、前記キャリアシートと前記バックシートの間に体液の漏れを防止するためのパルプ含有シートと、を備え、
前記吸収層は、第1の吸収体と、前記第1の吸収体と前記トップシートとの間に配置された第2の吸収体と、を含み、
前記第1の吸収体は、第1のシートと、前記第1のシートに対向する第2のシートと、前記第1のシートおよび前記第2のシートの間に配置され、前記第1のシートおよび前記第2のシートの少なくともいずれか一方に固着された第1の吸水性樹脂と、を備え、
前記第2の吸収体は、第3のシートと、前記第3のシートに対向する第4のシートと、前記第3のシートおよび前記第4のシートとの間に配置され、前記第3のシートおよび前記第4のシートの少なくともいずれか一方に固着された第2の吸水性樹脂と、を備え、
前記吸収性物品の平面視において、前記第1の吸収体の面積は、前記第2の吸収体の面積よりも小さく、
前記吸収性物品の平面視において、前記キャリアシートの面積は、前記第1の吸収体の面積より大きく、前記パルプ含有シートの面積は、前記吸収層の面積より大きく、
前記キャリアシートは、不織布、ティッシュ及び吸水紙の少なくとも1つまたはその組み合わせであり、
前記パルプ含有シートは、ポリプロピレン不織布にパルプを絡めたもの、又は、エアレイド不織布であり、前記パルプ含有シートの坪量が20g/m2以上で90g/m2以下であり、
前記吸収性物品の平面視において、前記第1の吸収体の領域に左右一対の圧搾溝が形成され、
前記圧搾溝は、トップシートの表面から前記吸収層に至るまで形成されていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品において、
前記第1のシートおよび前記第2のシートは、不織布であることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品において、
前記第1の吸収体は、前記吸収性物品の長手方向において、前記第2の吸収体よりも長さが短く、前記吸収性物品の短手方向において、前記第2の吸収体よりも幅が狭いことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品において、
前記吸収層は、前記第1の吸収体と前記第2の吸収体との間に配置され、前記第1の吸収体上に積層された第3の吸収体をさらに備え、
前記第3の吸収体は、第5のシートと、前記第5のシートに対向する第6のシートと、前記第5のシートおよび前記第6のシートとの間に配置され、前記第5のシートおよび前記第6のシートの少なくともいずれか一方に固着された第3の吸水性樹脂と、を有し、
前記吸収性物品の平面視において、前記第3の吸収体の面積は、前記第1の吸収体の面積よりも大きく、前記第2の吸収体の面積よりも小さいことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品において、
前記吸収性物品の長手方向おいて、前記第2の吸収体の最大長は、前記吸収性物品の最大長の70%以上であって100%以下であることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品において、
前記吸収層と前記トップシートとの間に、親水性不織布からなる液拡散性シートをさらに備えることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品において、
前記吸収性物品の側縁部には、立体ギャザーをさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
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