JP6345469B2 - ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法、高分子電解質膜、膜・電極接合体、及び燃料電池 - Google Patents
ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法、高分子電解質膜、膜・電極接合体、及び燃料電池 Download PDFInfo
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Description
また、燃料電池の基幹材料であるフッ素系高分子電解質膜の耐久性を向上させる添加剤としても使用されているなど、PPSの活用分野は多岐にわたる。
これらの多様な用途におけるPPS樹脂の粒子の好ましい粒子径は様々であるが、後述するように、現在においては、これらの用途に応じてPPS樹脂の粒子を適切に制御するという要求に対し、未だ不十分である。
また、特許文献2では、平均粒径が0.1μmから100μmのPPS球状微粉末、およびその製造方法に関する技術が開示されている。具体的には、PPSを島相とし他の熱可塑性ポリマーを海相とした海島構造の樹脂組成物を形成した後に、前記海相を溶解洗浄して球状のPPS微粒子を得る技術であり、数μmから数十μmの微粒子が得られる。
さらに、特許文献3では、無機塩の存在下、PPSをNMP等の有機溶媒へ溶解させた後除冷し、得られたPPSをビーズミル等で機械的粉砕することによりPPS樹脂微粒子分散液を得る技術が開示されている。この方法によれば平均粒径1μm以下のPPS樹脂微粒子が得られ、安定な分散液が得られると記載されている。
さらにまた、特許文献4においては、界面活性剤を含む水中に分散させた樹脂を振動ボールミル等の粉砕機によって湿式粉砕し、樹脂粉末を得る技術が開示されている。
一方、PPS微粒子を、例えば燃料電池のフッ素系高分子電解質膜の添加剤として用いる場合には、メジアン径が1μm未満であると、膜製造時の熱処理で分解し、電池性能を悪化させる要因になり、また、メジアン径が10μmよりも大きいと、耐久性の向上効果が得られず、かつ薄膜化改良の進むフッ素系高分子電解質膜に対して不適当であるという問題を有している。
また、前記特許文献4中には、PPS樹脂の粉砕に関する具体的な開示はなされておらず、得られる樹脂粉末の平均粒径も5〜50μm程度であり、特許文献4に記載されている方法を用いても、樹脂を単に湿式粉砕するのみでは、平均粒径を適切に制御したPPS微粒子を得ることはできない。
すなわち、本発明は下記の通りである。
体積平均粒径が1μm以上であり、かつ粒度分布における累積通過積分値が下記範囲を
満足する、ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法であって、
ポリフェニレンスルフィド粗粒子に対して、それぞれ種類の異なる粉砕方法を実施する
二段階以上の粉砕工程を有する、
ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
90体積%径)
〔2〕
前記二段階以上の粉砕工程のうち、最後の粉砕工程のひとつ前の粉砕工程によって得ら
れたポリフェニレンスルフィド粒子の体積平均粒径が50μm以下であり、
最後の粉砕工程によって得られるポリフェニレンスルフィド微粒子の粒度分布における
累積通過積分値が、
下記条件を満足する、前記〔1〕に記載のポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
90体積%径)
〔3〕
前記二段階以上の粉砕工程のうち、少なくとも一つの粉砕工程に、ビーズミルを用い、
最後の粉砕工程に、湿式ジェットミルを用いる、前記〔1〕又は〔2〕に記載の、ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法。
〔4〕
体積平均粒径が1μm以上であり、かつ粒度分布における累積通過積分値が下記範囲を
満足する、ポリフェニレンスルフィド微粒子を含む、高分子電解質膜。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
90体積%径)
〔5〕
前記高分子電解質膜が、パーフルオロスルホン酸樹脂を含む、前記〔4〕に記載の高分子電解質膜。
〔6〕
前記〔4〕又は〔5〕に記載の高分子電解質膜を含む、膜・電極接合体。
〔7〕
前記〔6〕に記載の膜・電極接合体を含む、燃料電池。
なお、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜変形して実施することができる。
本実施形態のポリフェニレンスルフィド微粒子(以下、PPS微粒子と記載する場合がある。)は、
体積平均粒径が1μm以上であり、かつ粒度分布における累積通過積分値が下記範囲を満足する。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積90体積%径)
本実施形態のPPS微粒子の体積平均粒径は、1μm以上15μm以下が好ましく、1μm以上13μm以下がより好ましく、1μm以上10μm以下がさらに好ましい。
PPS微粒子の体積平均粒径は、後述する実施例に記載する方法により測定することができる。
また、PPS微粒子の体積平均粒径が10μm以下であることにより、フッ素系高分子電解質膜の製膜前の溶液に含まれる塵などの不純物と区別できる効果がある。
さらに、粒度分布における累積通過積分値が上記の範囲にあることにより、燃料電池運転時の抵抗体とならずに添加剤としての性能を十分に発揮することができる。
本実施形態のPPS微粒子はPPS樹脂により構成されている。
PPS樹脂とは、下記一般式(1)に示す繰り返し単位を主要構成単位とするホモポリマー又はコポリマーである。
ここで「主要」とは、ポリマーを構成する繰り返し単位が全構成単位の内もっとも大きなモル比率を占めることをいう。
なお、下記一般式(2)〜(4)中、R1、R2は、各々独立に、水素、アルキル基、アルコキシ基、及びハロゲン基からなる群より選ばれる基である。
本実施形態のPPS微粒子を燃料電池用フッ素系高分子電解質膜の添加剤として用いる場合には、PPS樹脂は、架橋型であることが好ましい。
本実施形態のPPS微粒子は、下記のように、複数の粉砕方法を用いて多段階の粉砕工程を実施することにより製造される。
ポリフェニレンスルフィド粗粒子に対して、それぞれ種類の異なる粉砕方法を実施する、二段階以上の粉砕工程を有する。
なお、本明細書中、粉砕工程を実施する前の状態を、「ポリフェニレンスルフィド(PPS)粗粒子」とし、前記PPS粗粒子に対して粉砕工程を実施し、かつ最後の粉砕工程を経る前の状態を、「ポリフェニレンスルフィド(PPS)粒子」とし、最後の粉砕工程を経た状態を、「ポリフェニレンスルフィド(PPS)微粒子」とする。
以下に限定されるものではないが、例えば、乾式ジェットミル、湿式ジェットミル、ハンマーミル、振動ミル、ローラーミル、転動ミル、ピンディスクミル、ビーズミル、衝撃せん断ミル、高圧流体衝突ミル、乾式ボールミル、湿式ボールミルなどが挙げられる。
PPS粒子の凝集を防ぐ観点から、粉砕方法は湿式であることが好ましい。
なお、粉砕方法としては、乾式方法のみを採用してもよく、湿式方法と乾式方法を混合した方法を採用してもよく、湿式方法のみを採用してもよい。
粉砕工程の一部又は全部に湿式方法を採用する場合には、所定の分散媒中にポリフェニレンスルフィド樹脂を分散させ、ポリフェニレンスルフィド粗粒子分散液もしくはポリフェニレンスルフィド粒子分散液を調製し、当該分散液に対して粉砕を行うことが好ましく、当該湿式方法を二段階以上の粉砕工程で実施する場合には、それぞれ種類の異なる粉砕方法によって粉砕を行うことが好ましい。
PPS粒子を平板状に粉砕する粉砕方法としては、以下に限定されるものではないがビーズミル、ハンマーミル、ローラーミル、及びボールミルが好ましく用いられる。特にビーズミルが好ましい。
例えば、粉砕対象のPPS粒子のメジアン径が100μmである場合、φ1mmのビーズを用いることが好ましい。粉砕工程の途中でより径の小さいビーズに変更して粉砕工程を実施すると、より効果的に微細化できる。
本実施形態のPPS微粒子の製造方法においては、最後の粉砕工程よりも以前の段階のPPS粒子は、アスペクト比が好ましくは3以上であり、より好ましくは5以上であり、さらに好ましくは10以上である。
アスペクト比は走査電子顕微鏡(SEM)の画像を画像処理手段によって解析し、算出することができる。
そして、最後の粉砕工程によって得られるPPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値が、下記の数値範囲を満たすものとする。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積90体積%径)
PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、後述する実施例に記載する方法により測定することができる。
分散媒は、最終的に得られるPPS微粒子分散液の用途によって選択され、特に限定されないが、分散性の観点からは、エタノールなどのアルコールが好ましい。
また、PPS粒子やPPS微粒子の沈降速度の観点からは、エチレングリコールが好ましい。
分散性を向上させるために、分散媒に所定の分散剤を添加してもよい。
また、PPS樹脂は撥水性を有しているため、分散媒に水や親水基を多く持つ溶媒を使用する際には分散剤を添加することが好ましい。
例えば、本実施形態のPPS微粒子の分散液を、燃料電池用フッ素系高分子電解質膜の添加剤として用いる場合には、前記分散剤は、ノニオン系界面活性剤が好ましい。
一般的に、分散液の固形分と粘度とは比例の関係にあるが、例えば、ビーズミルにおいて、高粘度の原料を用いるとローターの負荷が大きくなるために十分な周速を確保することが困難になり、目標とする粉砕エネルギーを原料に与えることができない。
また、湿式ジェットミルでは粒径との兼ね合いではあるが、分散液の固形分が高いほどオリフィスへの詰りやトラブルが発生しやすくなる等の傾向がある。
よって、粉砕効率は、分散液の固形分、分散媒、及び分散剤を適宜選択することにより、制御することができる。
当該PPS微粒子分散液においては、分散液中のPPS微粒子の体積平均粒子径が1μm以上であり、かつ粒度分布における累積通過積分値が下記の範囲を満足する。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積90体積%径)
なお、分散液中のPPS微粒子の体積平均粒子径及び累積通過積分値は、後述する実施例に記載する方法により測定することができる。
PPS微粒子分散液は、PPS微粒子同様に、例えば、接着剤、塗料、印刷インク中の分散剤、磁気記録媒体、プラスチックの改質剤、層間絶縁膜用材料、燃料電池用フッ素高分子電解質膜の添加剤等として利用することができる。
本実施形態のPPS微粒子は、燃料電池用途の高分子電解質膜の添加剤のみならず、その特性から、塗料、接着、ポリマーコンパウンド分野における有用な添加剤となる。
PPS微粒子の体積平均粒径は、(株)堀場製作所製レーザー回折・散乱式粒度測定機 LA−950を用い、分散媒としてポリオキシエチレンクミルフェニルエーテル(“ノナール912A”、東邦化学工業株式会社製)0.5質量%水溶液を用いて測定した。
マイクロトラック法によるレーザーの散乱光を解析して得られる体積平均粒径を、PPS微粒子の体積平均粒径とした。
また同様に、マイクロトラック法によるレーザーの散乱光を解析して得られる累積通過積分値を、PPS微粒子の累積通過積分値とした。
高温低加湿条件下における高分子電解質膜の耐久性を加速的に評価するため、以下のような手順で発電、OCVサイクルによる加速試験を実施した。
なお、「OCV」とは、開回路電圧(Open Circuit Voltage)を意味する。
高分子電解質の前駆体である、テトラフルオロエチレン、及びCF2=CFO(CF2)2−SO2Fから得られたパーフルオロスルホン酸樹脂前駆体(加水分解・酸処理後のEW:740)ペレットを、水酸化カリウム(15質量%)とメチルアルコール(50質量%)を溶解した水溶液中に、80℃で20時間接触させて、加水分解処理を行った。
その後、60℃水中に5時間浸漬した。次に60℃の2N塩酸水溶液に1時間浸漬させる処理を、毎回新しい塩酸水溶液を用いて5回繰り返した後、イオン交換水で水洗、乾燥した。これにより、スルホン酸基(SO3H)を有する高分子電解質のペレットを得た。
上記のようにして得られた高分子電解質溶液をスターラーを用いて充分に攪拌した後、80℃にて減圧濃縮して、キャスト溶液を得た。
キャスト液21gを直径15.4cmのシャーレに流し込み、ホットプレート上にて60℃で1時間及び80℃で1時間の乾燥を行い、溶媒を除去した。
次に、シャーレをオーブンに入れ160℃で1時間熱処理を行った。
その後、オーブンから取り出し、冷却したシャーレにイオン交換水を注いで膜を剥離させ、膜厚約30μmの高分子電解質膜を得た。
次に、60℃の2N塩酸水溶液に3時間浸漬した後、イオン交換水で水洗、乾燥して高分子電解質膜を得た。
20質量%のパーフルオロスルホン酸ポリマー溶液(SS700C/20、旭化成製、当量質量(EW):740)、電極触媒(TEC10E40E、田中貴金属販売社製、白金担持量36.7質量%)を、白金/パーフルオロスルホン酸ポリマーが1/1.15(質量)となるように配合し、次いで、固形分(電極触媒とパーフルオロスルホン酸ポリマーの和)が11質量%となるようにエタノールを加え、ホモジナイザー(アズワン社製)により回転数が3,000rpmで10分間、撹拌することで電極触媒インクを得た。
自動スクリーン印刷機(製品名:LS−150、ニューロング精密工業株式会社製)を用い、上記のようにして製造した高分子電解質膜の両面に、前記電極触媒インクを、白金量がアノード側0.2mg/cm2、カソード側0.3mg/cm2となるように塗布し、140℃、5分の条件で乾燥・固化させることで膜・電極接合体(MEA)を得た。
前記MEAの両極にガス拡散層(製品名:GDL35BC、MFCテクノロジー社製)を重ね、次いでガスケット、バイポーラプレート、バッキングプレートを重ねることで燃料電池単セルを得た。
前記燃料電池単セルを評価装置(東陽テクニカ製燃料電池評価システム890CL)にセットして、発電3時間、OCV3時間のサイクルによる耐久性試験を実施した。
また、アノード側とカソード側の両方を無加圧(大気圧)とした。
試験時間0時間(L0)から100時間毎に水素のリーク電流を測定した。
試験開始から500時間後(L500)の水素のリーク電流とL0の差(L500−L0)を算出することで劣化判定を行った。
L500−L0が小さい程良好な耐久性を有すると判断した。
なお、水素リーク電流が10mA/cm2以上となった場合、試験時間が500時間に満たなくとも破膜と判断し試験を中止した。
〔実施例1〕
イオン交換水1890gに、分散剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、“ペグノールL−12P”、東邦化学工業株式会社製)10gを加えた後、PPS(シェブロンフィリップス化学株式会社製、グレード名P−4)100gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
このPPS粗粒子の体積平均粒径は34.1μmであった。
また、粒度分布における累積通過積分値は、D10%=16.8μm、D50%=30.6μm、D90%=55.6μmであった。
得られたPPS粒子分散液中のPPS粒子の体積平均粒径は16.9μmであった。
また、粒度分布における累積通過積分値は、D10%=6.3μm、D50%=10.7μm、D90%=18.4μmであった。
得られたPPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は3.0μmであった。
また、粒度分布における累積通過積分値は、D10%=0.6μm、D50%=2.2μm、D90%=5.7μmであった。
イオン交換水1890gに、分散剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、“ペグノールL−12P”、東邦化学工業株式会社製)10gを加えた後、PPS(DIC株式会社製、グレード名LR−1G)100gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
このPPS粗粒子の体積平均粒径は35.2μmであった。
また、PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=16.2μm、D50%=31.0μm、D90%=54.9μmであった。
得られたPPS分散液中のPPS粒子の体積平均粒径は17.5μmであった。
また、PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=6.6μm、D50%=11.5μm、D90%=18.8μmであった。
得られたPPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は3.6μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=0.8μm、D50%=3.0μm、D90%=6.2μmであった。
イオン交換水1670gに、分散剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、“ペグノールL−12P”、東邦化学工業株式会社製)30gを加えた後、PPS(シェブロンフィリップス化学株式会社製、グレード名P−4)300gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
このPPS粗粒子の体積平均粒径は55.2μmであった。
また、前記PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=17.6μm、D50%=40.0μm、D90%=113.1μmであった。
得られたPPS分散液中のPPS粒子の平均粒径は8.3μmであった。
また、PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=4.8μm、D50%=7.9μm、D90%=12.5μmであった。
前記PPS微粒子分散液中のPPS微粒子の平均粒径は2.8μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=0.5μm、D50%=2.2μm、D90%=5.6μmであった。
イオン交換水1670gに、分散剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、“ペグノールL−12P”、東邦化学工業株式会社製)30gを加えた後、PPS(DIC式会社製、グレード名LR−1G)300gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
前記PPS粗粒子の平均粒径は50.3μmであった。
また、PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=17.2μm、D50%=38.0μm、D90%=110.2μmであった。
得られたPPS分散液中のPPS粒子の体積平均粒径は7.9μmであった。
また、PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=4.3μm、D50%=7.2μm、D90%=11.9μmであった。
前記PPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は2.5μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=0.6μm、D50%=2.3μm、D90%=5.7μmであった。
エチレングリコール(和光純薬社製、表1中、EGと表記する。)1900gに、PPS(シェブロンフィリップス化学株式会社製、グレード名P−4)100gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
前記PPS粗粒子の平均粒径は38.1μmであった。
また、PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=17.0μm、D50%=32.3μm、D90%=66.0μmであった。
前記PPS分散液中のPPS粒子の平均粒径は22.5μmであった。
また、前記PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=9.4μm、D50%=17.7μm、D90%=41.8μmであった。
得られたPPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は3.5μmであり、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=1.9μm、D50%=3.2μm、D90%=4.6μmであった。
エチレングリコール(和光純薬社製)1900gに、PPS(DIC株式会社製、グレード名LR−1G)100gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
このPPS粗粒子の体積平均粒径は42.1μmであった。
また、PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=19.2μm、D50%=35.4μm、D90%=67.8μmであった。
前記PPS分散液中のPPS粒子の体積平均粒径は21.2μmであった。
また、PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=8.5μm、D50%=16.6μm、D90%=40.2μmであった。
前記PPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は3.2μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=1.7μm、D50%=3.5μm、D90%=4.3μmであった。
エタノール(和光純薬社製)1620gに、PPS(シェブロンフィリップス化学株式会社製、グレード名P−4)380gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
前記PPS粗粒子の平均粒径は40.3μmであった。
また、PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=18.2μm、D50%=39.2μm、D90%=112.6μmであった。
前記PPS分散液中のPPS粒子の平均粒径は24.5μmであった。
また、前記PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=8.3μm、D50%=24.5μm、D90%=56.7μmであった。
得られたPPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は3.3μmであり、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=1.9μm、D50%=3.0μm、D90%=4.5μmであった。
エタノール(和光純薬社製)1620gに、PPS(DIC株式会社製、グレード名LR−1G)380gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
このPPS粗粒子の体積平均粒径は42.8μmであった。
また、PPS粗粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=17.0μm、D50%=45.2μm、D90%=94.9μmであった。
前記PPS分散液中のPPS粒子の体積平均粒径は26.2μmであった。
また、PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=8.9μm、D50%=26.9μm、D90%=55.7μmであった。
前記PPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は3.4μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=1.6μm、D50%=3.3μm、D90%=4.3μmであった。
エチレングリコール(和光純薬社製)180gに、PPS(シェブロンフィリップス化学株式会社製、グレード名P−4)20gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
前記PPS粗粒子分散液中のPPS粗粒子の体積平均粒径は41.9μmであった。
得られたPPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は7.8μmであった。
また、PPS粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=2.0μm、D50%=9.7μm、D90%=21.6μmであった。
なお、装置運転中にPPS粗粒子がオリフィスに詰り、トラブルが頻発した。
エチレングリコール(和光純薬社製)180gに、PPS(DIC株式会社製、グレード名LR−1G)20gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
前記PPS粗粒子の体積平均粒径は39.0μmであった。
前記PPS微粒子分散液中のPPS微粒子の体積平均粒径は8.0μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=2.4μm、D50%=9.4μm、D90%=22.0μmであった。
イオン交換水156gに、分散剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、“ペグノールL−12P”、東邦化学工業株式会社製)4gを加えた後、PPS(シェブロンフィリップス化学株式会社製、グレード名P−4)40gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
前記PPS粗粒子の体積平均粒径は55.2μmであった。
得られたPPS微粒子分散液の体積平均粒径は8.0μmであった。
PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=1.9μm、D50%=9.9μm、D90%=23.7μmであった。
なお、装置運転中にPPS粗粒子が、管内やオリフィスに詰り、トラブルが頻発した。
イオン交換水156gに、分散剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、“ペグノールL−12P”、東邦化学工業株式会社製)4gを加えた後、PPS(DIC株式会社製、グレード名LR−1G)40gを投入、分散させ、PPS粗粒子分散液を調製した。
このPPS粗粒子の体積平均粒径は40.2μmであった。
前記PPS微粒子分散液の体積平均粒径は7.8μmであった。
また、PPS微粒子の粒度分布における累積通過積分値は、D10%=1.7μm、D50%=10.2μm、D90%=23.4μmであった。
Claims (7)
- 体積平均粒径が1μm以上であり、かつ粒度分布における累積通過積分値が下記範囲を
満足する、ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法であって、
ポリフェニレンスルフィド粗粒子に対して、それぞれ種類の異なる粉砕方法を実施する
二段階以上の粉砕工程を有する、
ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
90体積%径) - 前記二段階以上の粉砕工程のうち、最後の粉砕工程のひとつ前の粉砕工程によって得ら
れたポリフェニレンスルフィド粒子の体積平均粒径が50μm以下であり、
最後の粉砕工程によって得られるポリフェニレンスルフィド微粒子の粒度分布における
累積通過積分値が、
下記条件を満足する、請求項1に記載のポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
90体積%径) - 前記二段階以上の粉砕工程のうち、少なくとも一つの粉砕工程に、ビーズミルを用い、
最後の粉砕工程に、湿式ジェットミルを用いる、請求項1又は2に記載の、ポリフェニレンスルフィド微粒子の製造方法。 - 体積平均粒径が1μm以上であり、かつ粒度分布における累積通過積分値が下記範囲を
満足する、ポリフェニレンスルフィド微粒子を含む、高分子電解質膜。
0.3μm≦D10%≦3μm
1μm≦D50%≦10μm
2μm≦D90%≦15μm
(D10%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
10体積%径
D50%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
50体積%径(メジアン径)
D90%:レーザー回折式粒度分布測定により得られる体積基準粒度分布による、累積
90体積%径) - 前記高分子電解質膜が、パーフルオロスルホン酸樹脂を含む、請求項4に記載の高分子電解質膜。
- 請求項4又は5に記載の高分子電解質膜を含む、膜・電極接合体。
- 請求項6に記載の膜・電極接合体を含む、燃料電池。
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