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JP6236909B2 - 浸透過程計測装置及び浸透過程計測方法 - Google Patents

浸透過程計測装置及び浸透過程計測方法 Download PDF

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JP6236909B2
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Description

本発明は、フィルム、コート紙等のシート状媒体等の計測対象媒体の表面に存在する液体等の浸透性物質が計測対象媒体に浸透するのを計測対象媒体を破壊することなく経時的に観測可能な浸透過程計測装置及び浸透過程計測方法に関する。
印刷機では、フィルム、コート紙等のシート状媒体としての印刷物にインク等の浸透性物質としての液体を付着させることにより、文書、画像,電子回路のような機能性部品を形成することが行われている。
この種の印刷機では、シート状媒体の厚さ方向にわたる液体の浸透状態を評価している。
この液体の浸透状態の評価結果は、例えば、画像品質の向上、液滴塗布量の最適化、機能性部品の信頼性の向上を図るのに用いられる。
その印刷物の液体の浸透状態の評価は、例えば、その液体が浸透した印刷物等の計測対象媒体を切削してその断面を、質量分析装置、走査電子顕微鏡を用いて観察することにより行われている(例えば、特許文献1参照。)。
その特許文献1に開示の技術では、計測対象媒体の表面に対して計測対象媒体を所定の角度で切削し、切削面の画像を撮像することにより、液体の計測対象媒体に対する浸透状態を評価している。
しかし、この特許文献1に開示の技術では、計測対象媒体を切削する際に計測対象媒体の構造組織が破壊されるおそれがある。そこで、この技術では、計測対象媒体を樹脂に包み込むようにして埋め込む処理、凍結させる処理を行ってから切削している。
また、計測対象媒体に浸透した液体をレーザ光により蛍光発光させ、この蛍光を共焦点光学系により検出して光電検出信号に変換する。そして、この光電検出信号を輝度信号として用いて、計測対象媒体に対する液体の厚さ方向への浸透状態を画像化して取得する技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この技術によれば、計測対象媒体を切削しなくとも、液体の浸透状態を計測できる。
ところで、液体が浸透した計測対象媒体を切削して観察するという特許文献1に開示の技術は、破壊検査であり、液体の浸透過程の経時的変化を時間的に連続して観察することができないという不都合がある。
これに対して、液体にレーザ光を照射して蛍光を生じさせ、共焦点光学系により蛍光を検出し、この蛍光を画像化して、液体の浸透領域を観察する特許文献2に開示の技術は非破壊検査であり、液体の浸透過程の経時的変化を時間的に連続して観察できるというメリットがある。
しかしながら、この特許文献2に開示の技術では、微弱な蛍光を検出する必要がある。このため、例えば、計測対象媒体としての紙に対するインクの浸透過程を観察したい場合、紙の表面による散乱が大きいので、紙の深部からの蛍光を検出できず、計測対象媒体の表面層の近傍のみの浸透過程しか観察できないという不都合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、計測対象媒体の深部における浸透性物質の浸透状態を計測対象媒体をも破壊することなく連続して観察することのできる浸透過程計測装置及び浸透過程計測方法を提供することにある。
本発明に係る浸透過程計測装置は、光源部と、該光源部からの光を参照光の光路と測定光の光路とに分割する光分割部と、前記参照光の光路に設けられた参照光学系と、前記測定光の光路に設けられかつ計測対象媒体を計測する測定光学系と、前記計測対象媒体からの戻り光と前記参照光学系からの参照光とを合成する光合成部と、該光合成部により合成された合成光を検出して光電変換信号に変換する検出部と、該光電変換信号を用いて前記計測対象媒体の断面を画像化する画像構築部と、該画像構築部により画像化された断面画像を表示する表示部と、前記計測対象媒体に液体を塗布する塗布手段と、前記液体の断面画像を時系列順に記憶する記憶部と、前記記憶に蓄積された前記液体の深さ方向と前記深さ方向に直交する方向とからなる二次元断面画像により差分画像を求め、前記差分画像により深さ方向の画像強度の最初の立ち上がりを抽出することにより、前記計測対象媒体の内部において空隙が前記液体で満たされている状態の領域と液体領域との境界面を推定する推定手段を備える。
本発明によれば、光の干渉現象を利用して計測対象媒体に浸透した浸透性物質の浸透領域の界面からの散乱・反射光の強度変化を強調しているので、計測対象媒体の深部における浸透性物質の浸透状態を計測対象媒体をも破壊することなく連続して観察することができるという効果を奏する。
図1は本発明に係る浸透過程計測装置の実施例の要部構成を示すブロック図である。 図2は図1に示す測定光学系の部分拡大図である。 図3Aは図2に拡大して示す計測対象媒体に浸透性物質を付着させる前のある時刻における断面画像の画像強度と計測対象媒体の深さ方向との関係を概念的に示すグラフである。 図3Bは図2に拡大して示す計測対象媒体に浸透性物質を付着させた後のある時刻における断面画像の画像強度と計測対象媒体の深さ方向との関係を概念的に示すグラフである。 図3Cは図3Aに示す断面画像の画像強度と図3Bに示す断面画像の画像強度との差分により求めた差分画像強度と計測対象媒体の深さ方向との関係を概念的に示すグラフである。 図4Aは二次元断面画像の一例を概念的に示す説明図である。 図4Bは二次元平面画像の一例を概念的に示す説明図である。
以下に、本発明に係る浸透過程計測装置及び浸透状態計測方法の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る浸透過程計測装置の要部構成を示すブロック図である。この図1において、符号1は光源部、符号2は光合成・分割部、符号3は測定光学系、符号4は参照光学系、符号5は検出部、符号6は信号処理制御部を示している。
光源部1は、光源1aと、集光レンズ1bとから概略構成されている。光源1aは、例えば、中心波長が0.7マイクロメートル〜2.0マイクロメートルの近赤外の波長域にあり、可干渉距離が20マイクロメートル以下の広帯域光P1を発生する。その広帯域光P1は部分干渉性を有する。その広帯域光P1は、集光レンズ1bにより集光され、かつ、導光ファイバ2aの入射端面2a’に集束されて、導光ファイバ2aにより光合成・分割部2に導かれる。
光合成・分割部2は、例えば、ファイバカップラから構成されている。導光ファイバ2aに導かれた広帯域光P1は、光合成・分割部2により測定光P2と参照光P3とに分割される。例えば、広帯域光P1はファイバカップラに入射することにより、その光量が1対1に分割される。測定光P2は測定光路としての導光ファイバ2bに導かれる。参照光P3は参照光路としての導光ファイバ2cに導かれる。ここでは、この光合成・分割部2は光源部1からの光の光路を測定光P2の光路と、後述する参照光P3の光路とに分割する光分割部としての機能と、後述するように、計測対象媒体7による測定光P2の反射・散乱光と参照光P3とを合成して合成光を生成する光合成部としての機能とを果たす。
測定光学系3は、コリメートレンズ3a、ガルバノミラー(ガルバノスキャナ)3b、3c、コリメートレンズ3d、試料台3eを有する。試料台3eには、計測対象媒体7が載置される。その試料台3eには計測対象媒体7の載置箇所に観測窓8が設けられている。計測対象媒体7は、例えば、シート状媒体としての紙、フィルム等の印刷物である。
コリメートレンズ3aは、導光ファイバ2bの入射・出射端面2b’に臨んでいる。コリメートレンズ3aは、導光ファイバ2bから射出された測定光P2を集光して平行光束P4に変換する。その平行光束P4はガルバノミラー3b、3cに導かれる。
ガルバノミラー3b、3cは、ここでは、両方とも往復振動される。このようにガルバノミラー3b、3cを両方共に駆動することにより後述する3次元の断面画像データを取得することができる。なお、いずれかのガルバノミラー3b、3cを駆動することにより1次元の断面画像データを取得することができる。その平行光束P4は走査光としてコリメートレンズ3dに導かれる。そのコリメートレンズ3dは、図2に示すように、その走査光をスポット光P5に変換する役割を果たす。なお、このコリメートレンズ3dは、図2に拡大して示すように、平行光束P4を常に計測対象媒体7に対して垂直方向から入射させてスポット光P5を形成する役割を有する。このように、計測対象媒体7に対して垂直方向から平行光束P4を入射させて結像させることにより、断面画像を正確に取得することが可能となる。
計測対象媒体7の表面7aは、図2に拡大して示すように、観測窓8を通じてそのスポット光P5により、二次元的に走査される。その図2において、矢印Zはコリメートレンズ3dの光軸方向を示し、矢印Xはその光軸方向Zと直交する走査方向を示している。
その測定光学系3には、計測対象媒体7に浸透性物質9を塗布する塗布手段10として、計測対象媒体7に向かって液体を定量的に吐出する液体吐出装置が設けられている。浸透性物質9には、例えば、インクが用いられる。
浸透性物質9は計測対象媒体7に付着すると、時間の経過に伴って計測対象媒体7に浸透する。その図2において、符号11は、計測対象媒体7の裏面7bに浸透性物質9が付着した時刻をtとして時間Δtだけ時間が経過した時刻tにおける浸透性物質9の浸透領域を示している。
符号11’は、その浸透性物質9が付着してから時間Δt’だけ時間が経過した時刻t3(Δt’>Δt)における浸透性物質9の浸透領域を示している。その浸透領域11は、時間の経過に伴って広がると共に深く、つまり、厚み方向に浸透することになる。その浸透性物質9の計測対象媒体7への浸透状態の計測については、後に詳細に説明する。
走査スポット光P5は、その一部が計測対象媒体7の表面7aにおいて散乱反射され、残りの一部は計測対象媒体7の内部に到達する。また、残余の走査スポット光P5は計測対象媒体7に吸収される。
その計測対象媒体7の内部に到達した走査スポット光P5は、その一部が浸透領域11の界面11aにおいて反射され、残りの一部はその界面11aにおいて屈折され、その浸透領域11の内部に到達する。ここで、浸透領域11とは、計測対象媒体7の内部において空隙が浸透性物質9で満たされた状態の領域をいい、界面11aとは、計測対象媒体7の内部において空隙が浸透性物質9で満たされていない状態の領域と浸透領域11との境界面をいう。
その界面11aにおいて反射された反射光、その表面7aにおいて反射された反射・散乱光は、コリメートレンズ3dにより集光され、平行光束(戻り光ともいう)P4又は測定光P2としてガルバノミラー3c、3bに導かれる。
そのガルバノミラー3c、3bに導かれた測定光束P2は、コリメートレンズ3aにより集束されて導光ファイバ2bの入射・出射端面2b’に導かれ、この導光ファイバ2bを通って光合成・分割部2に達する。
参照光学系4は、コリメートレンズ4a、4bと参照ミラー4cとを有する。コリメートレンズ4aは導光ファイバ2cの入射・出射端面2c’に臨んでいる。コリメートレンズ4aは入射・出射端面2c’から射出された参照光P3を平行光束に変換する役割を果たす。この参照光P3はコリメートレンズ4bにより集光されて、参照光P3を全反射する参照ミラー4cに導かれる。
その参照ミラー4cにより反射された参照光P3は元の光路を通って導光ファイバ2cを経由して、光合成・分割部2に導かれる。
導光ファイバ2bから光合成・分割部2に導かれた測定光束P2と導光ファイバ2cから光合成・分割部2に導かれた参照光P3とは合成されて干渉光P6として導光ファイバ2dを経由して検出部5に導かれる。なお、分割部2から計測対象媒体7までの光路長と、分割部2から参照ミラー4cまでの光路長は、互いに等しいが、後述する計測対象媒体7の断面画像が取得できる範囲内で差異を設けることができる。
その検出部5は、集光レンズ5a、5b、光電変換素子5cを有する。その干渉光P6は導光ファイバ2dの射出端面2d’から射出され、集光レンズ5aにより集光され、平行光束とされて集光レンズ5bに導かれ、この集光レンズ5bにより光電変換素子5cに集束される。
その光電変換素子5cは、その干渉光P6を光電変換し、その光電変換信号S1は信号処理制御部6に入力される。
その信号処理制御部6は、制御部6aと、信号処理部6bと、記憶部6cと、表示部6dとを有する。制御部6aは光源1aの発光制御と、ガルバノミラー3b、3cの振動制御と、液体吐出装置の吐出制御と、光電変換信号S1の取得タイミング制御と、信号処理部6b、記憶部6c、表示部6dの制御とを適宜実行する。
その制御部6aは、CPU、ROM、RAM等のハードウエアと所定の制御プログラムとから構成されている。信号処理部6bは光干渉断層法に従ったソフトウエアプログラムにより光電変換信号S1を処理し、光電変換信号S1に基づく画像強度データ(輝度データ)を用いて画像化することにより、計測対象媒体7の断面画像(断層画像)を構築する断面画像構築部として機能等を有する。
以下に、光干渉断層法に基づいた断面画像取得の基本的な概念を説明する。
光干渉断層法においては、光電変換素子5cとして例えば分光素子(図示を略す)とラインセンサ(図示を略す)からなる光検出装置を用いる。
この光検出装置は、光源1から射出される光の波長帯の全域にわたってスペクトルを検知できる。
干渉光P6には、計測対象媒体7の表面及び内部からの戻り光である測定光束P2と参照光P3とが含まれている。ここで、測定光学系3において、光合成・分割部2から参照ミラー4cまでの光路長と等しい光路長となる位置からのみ戻り光が発生した場合を仮定すると、光検出装置においてスペクトル干渉を観測できる。
この状態から、光合成・分割部2から参照ミラー4cまでの光路長を固定したまま、測定光学系3において戻り光が発生する位置を一方向に移動させることを考えると、光路差が増すほど観測されるスペクトル干渉の干渉縞間隔は狭くなる。つまり、観測される干渉縞間隔は戻り光の発生する位置によって決まる。
干渉光P6には、計測対象媒体7の表面及び内部のあらゆる位置からの戻り光が合成されているため、観測されるスペクトル干渉にもあらゆる縞間隔の干渉縞が現れる。
このスペクトル干渉の光電変換信号S1を信号処理部6bにおいてフーリエ変換処理する。このフーリエ変換処理により、スペクトル干渉に含まれるあらゆる間隔の干渉縞が分解され、これにより、戻り光の発生位置が特定される。
また、スペクトル干渉の振幅は戻り光の光の強さによって決まる。フーリエ変換処理後の信号(フーリエ変換信号という)において、ある戻り光の発生位置に対応するフーリエ変換信号の信号強度が相対的に大きいことは、その戻り光の発生位置においての反射または散乱光の強度が相対的に大きいことを意味する。
フーリエ変換信号の強度に応じて、輝度値分布を決定すれば、計測対象媒体7の厚み方向の分布が1次元断面画像として取得できる。
ガルバノミラー3b、3cを駆動しながら得られたスペクトル干渉データに対して、この一連の処理を行えば、計測対象媒体7の二次元的な断面画像が、計測対象媒体7の表面や内部の反射又は散乱光の強度分布として取得できる。
記憶部6cはその断面画像を時系列順に記憶する機能と、後述する境界領域(界面ともいう)の推定に必要なデータ、浸透速度を計算するのに必要なデータ、例えば、断面画像のスケールや断面画像取得時刻等を記憶する機能と、信号処理部6cが信号処理を行うのに必要なソフトウエアプログラムを格納する機能とを有する。表示部6dは、少なくとも断面画像を表示する機能を有する。
この実施例では、計測対象媒体7の表面7aに散乱抑制透明物体12が設けられている。この散乱抑制透明物体12には、例えば、計測対象媒体7に対して浸透しにくい物質、例えば、広帯域光P1に対して透明性の高い粘着材料を有する粘着性シートを用いる。
ここで、粘着性シートを用いるのは、計測対象媒体7の表面や反射を避けるために、密着状態を作る必要があるためである。このような散乱を避けると、透過光量の割合が増し、断層像のS/N比を向上させることができる。なお、粘着性シートは、粘着性並びに柔軟性を有するものが良い。
計測対象媒体7の表面7aからの散乱光、反射光等の戻り光が過度に大きい場合には、計測対象媒体7の内部に侵入するスポット光P5の光量が相対的に少なくなる。このため、断面画像の構築の際に支障を生じるおそれがある。しかし、散乱抑制透明物体12を設けると、計測対象媒体7の表面7aからの散乱自体が抑制されるため、計測対象媒体7の内部に導かれるスポット光P5の光量が相対的に増加する。
また、散乱抑制透明物体12の表面12aからの散乱・反射光と計測対象媒体7の表面7aからの散乱・反射光とは、表面7aと表面12aとが離間しているため、分離が容易である。従って、計測対象媒体7の表面7aからの戻り光に基づく画像強度のデータの取得が容易となる。
なお、散乱抑制透明物体12を計測対象媒体7の表面7aに貼り付けるのが困難な場合には、表面7aからの散乱光を減少させるために、表面7aそのものを滑らかに仕上げる方法を採用することもできる。
このように、この実施例では、計測対象媒体7の表面7aからの強い戻り光に計測対象媒体7の内部からの散乱・反射光が埋もれるのが防止される。従って、計測精度が向上し、断面画像を鮮明に構築できる。
以下に、計測対象媒体7への浸透性物質9の浸透状態の計測を図3Aないし図3C(例示として一次元断面画像を示す)を参照しつつ概念的に説明する。この図3Aないし図3Cは、説明の簡単化を図るため、散乱抑制透明物体12を使用していないものとして説明する。
図3Aはその計測対象媒体7に浸透性物質9を付着させる前の時刻tにおける断面画像(断層画像)の画像強度I(t)と計測対象媒体7の光軸方向[図2のZ方向](厚さ方向深さ)Zとの関係を概念的に示している。その厚さ方向深さdは表面7aの側から計ることにし、表面7aの側を厚さ方向深さ「0」とし、裏面7bの側に向かうに伴って厚さ方向深さ「d」が増加するものとする。その厚さ方向深さ「d」の最大値は、計測対象媒体7の厚さWを意味する。
時刻tにおいては、計測対象媒体7に浸透性物質9が付着していない。このため、計測対象媒体7は、表面7aからの反射・散乱光(戻り光)が最も大きい。従って、図3Aに示すように、表面7aと空気との界面では反射・散乱光により鋭く立ち上がる直線となる。その図3Aにおいて、符号Zaは、時刻tにおける表面7aと空気との界面での戻り光による画像強度I(t)を示している。
計測対象媒体7には、微視的に見ると空隙が存在するため、スポット光P5の残りの一部は計測対象媒体7の内部をそのまま進んで反対側の裏面7bから外部に向かう。このため、その裏面7bと空気との界面では、図3Aに示すように、透過光の増加により鋭く立ち下がる直線となる。その図3Aにおいて、符号Zbは、時刻tにおける裏面7bと空気との界面での戻り光による画像強度I(t)を示している。
計測対象媒体7の表面7aと裏面7bとの間の内部では、図3Aに示すように、一般的に反射・散乱光(戻り光)が厚さ方向深さ「d」が増加するに伴って指数関数的に減少する曲線となる。
その図3Aにおいて、符号Zcは、時刻tにおける表面7aと裏面7bとの間の戻り光による画像強度I(t)の指数関数曲線を示している。
塗布手段10としての液体吐出装置を駆動すると、浸透性物質9としての液体が図2に示すように液滴として吐出され、計測対象媒体7の裏面7bに液滴が付着する。
その液滴は、計測対象媒体7に空隙が存在するため、時間の経過に伴って、図2に示すように、計測対象媒体7の裏面7bから表面7aに向かう方向に浸透する。
浸透性物質9としての液体が計測対象媒体7の内部にまで染み込んだ浸透性物質9の浸透領域11がその裏面7bから表面7aにまで到達するのに要する時間は多様である。計測対象媒体7と浸透性物質9との関係、計測対象媒体7の厚さW、温度等の環境条件によって1秒以内で到達する場合もあれば、数時間以上かかる場合もある。
浸透性物質9の液体が浸透すると、その浸透領域11では、計測媒体対象7の空隙がその液体によって満たされるため、その界面11aにおいては、フレネルの法則に基づく反射屈折現象等により物理光学的特性が変化する。すなわち、その界面11aでは、一般的には、散乱・反射光の光量よりも透過光の光量の割合が増加する。
図3Bはその計測対象媒体7に浸透性物質9を付着させてから時間Δtが経過した時刻tにおける断面画像(断層画像)の画像強度I(t)と計測対象媒体7の厚さ方向深さdとの関係を概念的に示している。その図3Bにおいて、符号e、e’は表面7aから界面11aまでの厚さ方向深さを示している。ここで、(e―e’)は界面11aを推定するのに用いる線分であり、例えば、この線分の中央値を界面として用いる。
また、(d−e)又は(d−e’)は裏面7bから界面11aまでの厚さ方向の浸透深さ(染み込み深さ)を意味する。
ここで言う厚さ方向深さdは光路長を意味し、実際の距離に換算した厚さ方向深さとは異なる。計測対象媒体7内の範囲においては、計測対象媒体7の屈折率nの大きさ並びに分布に応じて歪が生じるためである。
図3Aにおいて、例えば、計測対象媒体7の実際の距離に換算した厚さ方向深さを知るためには、光路長としての厚さwを計測対象媒体7の平均屈折率で除算する等の方法で求めれば良い。
時刻tにおいては、計測対象媒体7の表面7aから厚さ方向深さeまでの間では、浸透性物質9が計測媒体対象7にいまだ染み込んでいないため、表面7aから厚さ方向深さeまでの間は、時刻tにおける指数関数曲線Zcと同一の指数関数曲線Zc’に従って時刻t2における画像強度I(t)が減少する。符号Zeは時刻tにおける界面11aの厚さ方向深さeでの戻り光による画像強度I(t)を示している。
界面11aにおいては、計測対象媒体7の内部に達したスポット光P5は、屈折現象のため、散乱・反射光の光量よりも透過光(屈折光とも言う)の光量の割合が多くなる。このため、厚さ方向深さeと厚さ方向深さe’との間での戻り光の光量は急激に減少し、透過光の増加により鋭く立ち下がる直線となる。符号Ze’は時刻tにおける厚さ方向深さe’での戻り光による画像強度I(t)を示している。
浸透領域11に到達した透過光は、その一部が浸透領域11により反射・散乱されて表面7aに向かう戻り光となり、その残りの一部はそのまま浸透領域11を進んで裏面7bから外部に向かう。
一般的に、空気と計測対象媒体7の屈折率の差と、液体と計測対象媒体7の屈折率の差とは異なるため、厚さ方向深さe’から裏面7bまでの間で反射・散乱されて、表面7aに向かう戻り光の光量の指数関数的な減少割合と、表面7aから厚さ方向深さeまでの間で反射・散乱されて、表面7aに向かう戻り光量の指数関数的な減少割合とは異なる。
その図3Bにおいて、符号Zc”は時刻tにおける厚さ方向深さe’と裏面7bとの間での戻り光による画像強度I(t)の指数関数曲線を示している。
裏面7aと空気との界面では、透過光の光量が増加するため、戻り光の光量が相対的に少なくなる。その図3Bにおいて、符号Zb’は、時刻tにおける裏面7bと空気との界面での戻り光による画像強度I(t)を示している。
従って、図3Bに示す時刻tにおける画像強度I(t)のデータと時刻tにおける画像強度I(t)のデータの差分の絶対値(I(t)―I(t))を求めると、図3Cに示す画像強度の差分の絶対値(I(t)―I(t))のデータが得られる。
この差分の絶対値(I(t)―I(t))のデータを求めることにより、浸透領域11の境界11aの最初の立ち上がりを抽出できる。
すなわち、その厚さ方向深さe、e’を推定することにより、時刻tにおける浸透性物質9の浸透位置を推定できる。
また、異なる時間Δt=t−tの時間間隔で取得された断面画像を処理することにより推定された浸透領域11の界面11aの位置の変化を時間Δtで除算することにより、厚さ方向の浸透速度を算出することができる。
以下、信号処理制御部6による画像処理の詳細を以下に説明する。
制御部6aは、制御プログラムに従って光源1aを点灯させると共に、ガルバノミラー3b、3cを駆動する。これにより、計測対象媒体7の表面7aが二次元的に走査され、計測対象媒体7の表面7aから裏面7bにわたる三次元断面形状を構築するための画像強度データ(輝度データ)が時々刻々と取得される。その画像強度データは、走査位置の情報と共に記憶部6cに一時的に保存される。
信号処理部6bはその画像強度データに基づいて三次元断面画像を構築する。また、信号処理部6bはその厚さ方向深さdの画像強度データの平均値を演算により求める。この画像強度データの平均値は、図3Aに示す時刻tにおける戻り光による画像強度I(t)に対応している。
ついで、制御部6aは時刻tにおいて、塗布手段10としての液体吐出装置を駆動する。これにより、液滴が計測対象媒体7の裏面7bに付着する。走査スポット光P5により引き続き計測対象媒体7の表面7aは二次元的に走査され、計測対象媒体7の表面7aから裏面7bにわたる三次元断面形状を構築するための画像強度データ(輝度データ)が継続して時々刻々と取得されて、画像強度データが記憶部6cに蓄積される。
信号処理部6bは、記憶部6cに蓄積された画像強度データを用いて継続して三次元断面画像を構築する。ここでは、三次元断面画像を構築することにしているが、図4Aに模式的に示すように、計測対象媒体7の光軸方向Zとこの光軸方向Zと直交する走査方向X(又は、光軸方向Zと走査方向Xとの双方に直交する走査方向Yと光軸方向Z)とを含む二次元断面画像G1を構築しても良いし、図4Bに模式的に示すように走査方向Xと走査方向Yとを含む平面に平行な二次元平面内での二次元平面画像G2を構築しても良い。
なお、光軸方向Zと走査方向X(又は走査方向Y)とからなる二次元断面画像G1を構築する場合には、ガルバノミラー3b、3cのいずれか一方を往復振動させれば良い。
このようにして、信号処理部6bにより構築された三次元断面画像、又は、二次元断面画像G1、又は、二次元平面画像G2は、制御部6aにより時系列的に記憶部6cに保存される。
このようにして構築されかつ記憶部6cに保存された三次元断面画像、又は、二次元断面画像G1、又は、二次元平面画像G2は、必要に応じて、制御部6aの制御指令により表示部6dに表示される。その二次元断面画像G1は浸透性物質9の浸透に伴って時間的に変化する。
信号処理部6bは、例えば、時刻tにおける近傍の時間内に例えば数十枚の二次元断面画像G1から、計測対象媒体7の厚さ方向についての断面画像の平均画像データを演算により求める。これにより、図3Aに示す時刻tにおける画像強度I(t)の断面画像に対応する画像強度の平均画像データが求められる。
この画像強度I(t)の断面画像に対応する画像強度の平均画像データは画素毎の輝度を時間的に積分して時間tで除算することにより求めても良いし、数個の画素をまとめてひとかたまりの集合とし、これらの各画素の輝度のデータを積算して画素の個数で除算した平均値を平均画像データとして求めても良い。
同様にして、信号処理部6bは、例えば、時刻tにおける近傍の時間内に例えば数十枚の二次元断面画像G1から、計測対象媒体7の厚さ方向について画像強度の平均画像データを演算により求める。これにより、図3Bに示す時刻tにおける画像強度I(t)に対応する画像強度の平均画像データが求められる。
信号処理部6bは、時刻tにおける画像強度I(t)の平均画像データから時刻tにおける画像強度I(t)の平均画像データを減算することにより差分平均画像データを構築する。
信号処理部6bは、この差分平均画像データに基づいて差分画像を構築する。この差分画像は、制御部6aの指令により必要に応じて表示部6に表示される。観察者は、この表示部6に表示されている差分画像に基づいて計測対象媒体7への浸透性物質9の浸透状態を把握することができる。
信号処理部6bは、差分平均画像データから深さ方向厚さe、e’の平均値を求めることにより時刻tにおける浸透深さ(d−e)又は(d−e’)の平均値を推定することができる。すなわち、差分平均画像データにより、界面11aの位置を意味する最初の立ち上がりが抽出される。
また、信号処理部6bは浸透深さ(d−e)又は(d−e’)の平均値を時間Δtで除算することにより、浸透性物質9の計測対象媒体7に対する平均浸透速度を求める。これらの浸透深さ(d−e)又は(d−e’)の推定値、平均浸透速度は、必要に応じて適宜に表示部6dに表示される。
すなわち、信号処理部6bは記憶部6cに蓄積された計測対象媒体の深さ方向とこの深さ方向とからなる二次元断面画像G1により差分画像を求め、この差分画像により深さ方向の画像強度の最初の立ち上がりである界面11aの位置を画像処理方法により抽出する。
従って、信号処理部6bは浸透領域11の界面11aの位置を推定する推定手段として機能すると共に、異なる時刻に取得された断面画像による界面11aの深さ方向の位置の推定結果を時間Δtで除算することにより、浸透速度を算出する機能とを有する。なお、二次元平面画像G2の時間的変化を用いれば、平面方向の浸透領域11の界面11aの位置の推定、平面方向の浸透速度を算出することができる。
この実施例では、時刻tと時刻tとにおいて、差分平均画像データを求めることにして説明したが、差分平均画像データを時々刻々と演算により求めることにすれば、浸透性物質9が計測対象媒体7に浸透する状態を表示部6dに経時的に動的に表示させることができる。
なお、計測対象媒体7と浸透性物質9との組み合わせによっては、浸透領域11の界面11aにおける界面反射により、計測対象媒体7の内部に侵入したスポット光P5の反射光の光量の割合が透過光の光量の割合よりも大きくなることがあるが、この場合でも浸透領域11の界面11aにおいて、画像強度が変化するので、界面11aの位置を推定できる。その結果、浸透速度を求めることができる。
このように、この実施例によれば、計測対象媒体7の裏面7bの側から浸透性物質9を計測対象媒体7に浸透性物質9を付着させながら、計測対象媒体7の表面7aの側から測定光P2を計測対象媒体7に照射して浸透性物質9の浸透状態を計測するので、浸透性物質9そのものによる反射の影響を受けずに、かつ、計測対象媒体7の深部における浸透性物質9の浸透状態を計測対象媒体7を破壊することなく連続して観察することができる。
1…光源部、2…光合成・分割部(分割部、合成部)、3…測定光学系、
4…参照光学系、5…検出部、9…浸透性物質、10…塗布手段、
6b…信号処理部、6d…表示部、7b…裏面、P2…測定光、P3…参照光
特開2005−127938 特開2004−333228

Claims (8)

  1. 光源部と、該光源部からの光を参照光の光路と測定光の光路とに分割する光分割部と、前記参照光の光路に設けられた参照光学系と、前記測定光の光路に設けられかつ計測対象媒体を計測する測定光学系と、前記計測対象媒体からの戻り光と前記参照光学系からの参照光とを合成する光合成部と、該光合成部により合成された合成光を検出して光電変換信号に変換する検出部と、該光電変換信号を用いて前記計測対象媒体の断面を画像化する画像構築部と、該画像構築部により画像化された断面画像を表示する表示部と、前記計測対象媒体に液体を塗布する塗布手段と、前記液体の断面画像を時系列順に記憶する記憶部と、前記記憶に蓄積された前記液体の深さ方向と前記深さ方向に直交する方向とからなる二次元断面画像により差分画像を求め、前記差分画像により深さ方向の画像強度の最初の立ち上がりを抽出することにより、前記計測対象媒体の内部において空隙が前記液体で満たされている状態の領域と液体領域との境界面を推定する推定手段を備える浸透過程計測装置。
  2. 前記塗布手段は前記計測対象媒体に対して前記測定光が入射する面の側と反対側の面の側に設けられ、前記計測対象媒体への浸透性物質の浸透状態を計測することを特徴とする請求項1に記載の浸透過程計測装置。
  3. 異なる時間に取得された断面画像による浸透領域の界面の位置の推定結果を、前記時間により除算することにより、前記計測対象媒体の深さ方向の浸透速度を算出することを特徴とする請求項又は請求項に記載の浸透過程計測装置。
  4. 前記計測対象媒体がシート状媒体又は印刷物であることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の浸透過程計測装置。
  5. 前記塗布手段が前記液体を定量的に吐出する液体吐出装置であることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載の浸透過程計測装置。
  6. 前記計測対象媒体の表面に散乱抑制透明物体が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の浸透過程計測装置。
  7. 前記光源部は中心波長が近赤外の波長域に属する広帯域光を射出することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の浸透過程計測装置。
  8. 測定光を計測対象媒体の表面の側から照射しつつ、該計測対象媒体の裏面の側から該計測対象媒体に浸透性物質を付着させて前記計測対象媒体の断面の時間的変化を画像化して、該画像化された断面画像を表示し、前記計測対象媒体に液体を塗布し、前記液体の断面画像を時系列順に記憶し、前記記憶した前記液体の深さ方向と前記深さ方向に直交する方向とからなる二次元断面画像により差分画像を求め、前記差分画像により深さ方向の画像強度の最初の立ち上がりを抽出することにより、前記計測対象媒体の内部において空隙が前記液体で満たされている状態の領域と液体領域との境界面を推定することによって、前記計測対象媒体への前記浸透性物質の浸透状態を観察することを特徴とする浸透過程計測方法。
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