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JP6234603B2 - 車両用回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用交流発電機などの車両用回転電機に関するものであり、特に車両用回転電機を構成する整流装置の構造に関するものである。
従来の車両用交流発電機は、リヤブラケットの外側端面に整流装置が取り付けられ、そこに端子台が構成されている。そして、固定子の巻線から引き出されたリード線がリヤブラケットの貫通孔を通り、端子台の端子に結線され、整流装置と固定子の巻線とが電気的に接続されている。そのため端子台には、組み立て時に、固定子の巻線から引き出されたリード線を適正な位置に誘導するための筒状部材が配設され、その筒状部材がリヤブラケットの貫通孔に挿入されていた(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO2013/069153 A1
しかし、固定子の仕様変更等により、固定子巻線から引き出すリード線の本数を削減した場合、削減したリード線が元々挿入されていた箇所に位置する筒状部材は、その機能を失うために不要となり端子台から除去される。そのため、リヤブラケットの貫通孔は、不要な筒状部材が除去された箇所については、リヤブラケットを肉盛ることで閉塞し、使用されることが想定されている。
仕様変更によりリード線の本数が削減された場合に、端子台から筒状部材が除去された部分に残留するリヤブラケットの貫通孔を閉塞する理由は、その貫通孔からの冷却風の漏洩や逆流を防止し、設計通りの冷却性能を得るためである。仮にリヤブラケットの貫通孔が閉塞されず残留した場合、回転子のファンにより吸気した冷却風が残留した貫通孔から漏洩することとなり、設計通りの経路で通風されなくなるという問題が生じる。また、回転子のファンにより吸気し、ファンの近傍まで流れてきた冷却風は、ファンにより遠心方向に曲げられ、固定子巻線のコイルエンドを冷却して外部に排出される設計であるが、リヤブラケットに残留した貫通孔があると、ファン近傍まで流れてきた冷却風は、その貫通孔を通って逆流する為、設計通りの経路で通風されなくなるという問題が生じる。
よって上記の理由から、固定子の巻線から引き出すリード線の本数を減少した仕様の製品に対しては、リヤブラケットを新規で製作することが必要となり、結果として、製品のコストアップを招くと共に、リード線の本数を変更した仕様に対して、リヤブラケットの共通使用、つまりリヤブラケットの標準化ができないという課題があった。
また、リヤブラケットは、その貫通孔を、リード線が削減された部分について閉塞した形状として使用した場合、閉塞に用いた材料の分だけ製品重量が増加し、材料費もかかるため、軽量化と製造コスト削減の点で問題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、リヤブラケットの貫通孔を、端子台から延設した蓋部で封止することで、冷却風が貫通孔から漏洩することや逆流することを防止し、設計通りの冷却性能を確保すると共に、リヤブラケットの共通使用を可能とする車両用回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係わる車両用回転電機は、ケーシング(リヤブラケットを含む。)内に回転可能に支持された回転子、上記ケーシングに支持され上記回転子を囲繞するように配設された固定子、上記ケーシングの軸方向一側の外側に配設され、上記固定子に発生する交流電力を整流する整流装置を備え、上記整流装置は、上記固定子を構成する固定子巻線との電気的接続に必要な端子台を有し、上記端子台は、上記端子台の本体部から延設され、上記ケーシングに形成された貫通孔に挿入され、上記貫通孔を協同で封止する筒状部材と蓋部を有し、上記筒状部材は、上記貫通孔に挿通される上記固定子巻線のリード線の周囲を覆うとともに上記リード線の挿入をガイドし、上記蓋部は、上記ケーシングの上記貫通孔の上記筒状部材で塞がれない領域を封止することを特徴とするものである。
この発明の車両用回転電機によれば、端子台の本体部から延設された筒状部材と蓋部とにより、協同でケーシングの貫通孔を封止する構成としたため、貫通孔から冷却風が漏洩することや逆流することを防止することができ、冷却性能を確保することが可能である。また、機種により端子数が異なる場合であっても、リード線の周囲を覆う筒状部材で塞がれない貫通孔の開口領域は、蓋部によって封止することができ、共通のケーシングを利用することが可能となる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点および効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機を示した縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機を示したリヤ側端面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の整流装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機のケーシングを構成するリヤブラケットを示した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の筒状部材および蓋部がケーシングに挿入された状態を示した要部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の蓋部がケーシングの貫通孔に挿入された状態を示した側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の蓋部がケーシングの貫通孔に挿入された状態を示した側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の本体部から延設された筒状部材と蓋部が離間して配設された例を示した斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の筒状部材および蓋部がケーシングに挿入された状態を示した要部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の蓋部がケーシングの貫通孔に挿入された状態を示した側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の蓋部がケーシングの貫通孔に挿入された状態を示した側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用回転電機の、整流装置の端子台の本体部から延設された筒状部材と蓋部が一体構造となるように配設された例を示した斜視図である。 比較例として示す、ケーシングの全ての貫通孔が端子台の筒状部材によって塞がれる場合の整流装置を示した斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による車両用回転電機1について、図1ないし図8を用いて説明する。各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。なお、本発明の実施の形態1では、車両用回転電機1の一例として車両用交流発電機を示している。
まず、本発明の車両用回転電機1の基本的な構造について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用回転電機1を示した縦断面図であり、軸方向に沿った断面を示している。図2は、図1の車両用回転電機1のリヤ側端面図であり、軸方向に垂直な端面を示している。図3は、本発明の車両用回転電機1を構成する整流装置21を示す斜視図である。図4は、図3の整流装置21が組み付けられるリヤブラケット3を示す斜視図である。
図1および図2において、車両用回転電機1は、次に挙げるような構成要素を備えている。まず、各々が略椀形状であるアルミニウム製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるケーシング4。そして、このケーシング4に一対の軸受5を介して回転自在に支持されたシャフト6。ケーシング4のフロント側に延出するシャフト6の端部に固着されたプーリ7。シャフト6に固定されてケーシング4内に配設された回転子8。この回転子8の軸方向の両端面に固定されたファン11。回転子8を囲繞するようにケーシング4に固定された固定子12。ケーシング4のリヤ側に延出するシャフト6の延出部に固定され、回転子8に電流を供給する一対のスリップリング15。各スリップリング15の表面に摺動する一対のブラシ16。これらのブラシ16を収容するブラシホルダ17。ブラシホルダ17の外径側に配されるヒートシンク18に取り付けられて、固定子12で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器19。ヒートシンク18の取り付け部と一体に成形されて、電圧調整器19などと外部装置(図示せず)との信号の入出力を行うコネクタ20。リヤブラケット3のリヤ側に配置されて、固定子12で生じる交流電圧を直流電圧に整流する整流装置21。ブラシホルダ17、電圧調整器19、整流装置21を覆うようにリヤブラケット3に周壁部27が装着された保護カバー25(図2参照)。
なお、回転子8は、ランデル型回転子であり、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁巻線9と、界磁巻線9を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア10とを備えている。また、固定子12は、円筒状の固定子鉄心13と、固定子鉄心13に巻装され、回転子8の回転に伴い、界磁巻線9からの磁束の変化で交流が生じる固定子巻線14とを備えている。固定子12は、固定子鉄心13をフロントブラケット2およびリヤブラケット3の開口端に軸方向両側から挟持されて回転子8を取り囲むように配設されている。
また、図3に整流装置21の斜視図を示すように、整流装置21は、複数個の正極側整流素子22aが実装された正極側ヒートシンク22と、複数個の負極側整流素子23aが実装された負極側ヒートシンク23と、端子台24(筒状部材24a、蓋部24b、24cの構成を含む。)を備え、正極側ヒートシンク22と負極側ヒートシンク23との間に端子台24の本体部を挟み込んで略C字状に構成されている。そして、正極側整流素子22aと負極側整流素子23aとが端子台24を介して所定のブリッジ回路を構成するように接続される。
このように構成された整流装置21は、スリップリング15の外周側に、シャフト6の軸心と直交する平面上にシャフト6を中心とする扇状に配置されて、図4に示すようなリヤブラケット3の外側端面に締着固定されている。そして、固定子巻線14のリード線14aがリヤブラケット3から引き出されて端子台24の端子に結線され、整流装置21と固定子巻線14とが電気的に接続される。また、ブラシホルダ17は、整流装置21の略C字状の先端間に配置されて、リヤブラケット3の外側端面に締着固定されている。
次に、リヤブラケット3に装着された保護カバー25の構成について、図2を用いて説明する。保護カバー25は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロン66などの絶縁性樹脂を用いて、底部26と円筒形の周壁部27とからなる有底円筒状に成型されており、底部26には外気を発電機内に取り入れる吸気穴28が複数配されている。
このように構成された車両用回転電機1は、バッテリ(図示せず)からブラシ16、スリップリング15を介して界磁コイル9に界磁電流が供給されて磁束が発生する。この磁束により、N極とS極とがポールコア10の外周に周方向に交互に形成される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ7を介してシャフト6に伝達され、回転子8が回転される。そこで、回転磁界が固定子12の固定子巻線14に与えられ、起電力が固定子巻線14に発生する。そして、固定子巻線14に発生した交流の起電力が、それぞれ整流装置21により直流に整流されるとともに、その出力電圧の大きさが電圧調整器19により調整され、バッテリや車載電気負荷に供給される。
また、ファン11が回転子8の回転に連動して回転し、外気が吸気穴28から保護カバー25内に吸気され、ヒートシンク18および整流装置21の正極側ヒートシンク22、負極側ヒートシンク23を冷却した後、リヤブラケット3内に流入する。そして、ファン11の近傍まで流れてきた外気はファン11により遠心方向に曲げられ、固定子巻線14のコイルエンドを冷却して外部に排出される。以上が、車両用回転電機1の構成の概要である。
次に、本発明の特徴部分である整流装置21およびその端子台24、リヤブラケット3およびその貫通孔3a、3bの構造について説明する。
図3に、整流装置21の斜視図を示すように、整流装置21の端子台24には、組立て時に、固定子12の巻線から引き出されたリード線14aを適正な位置に誘導するための筒状部材(または筒状部位)24aが配設されている。そして、仕様変更等によってリード線14aが削減された部分については、筒状部材24aの代わりに、リヤブラケット3の貫通孔3aを封止する蓋部24bが配設されている。なお、貫通孔3aと開口形状が異なる貫通孔3bを封止する蓋部24cについては、次の実施の形態2において説明する。
図4に、リヤブラケット3の斜視図を示すように、リヤブラケット3には、整流装置21の端子台24の筒状部材24aを挿入するための貫通孔3a、3bが開口されている。ここで、貫通孔3aは、1本のリード線14aを挿通させるための開口部であり、貫通孔3bは、隣り合う複数のリード線14aを挿通させるための開口部である。この例では、貫通孔3bは、筒状部材24aを2本挿通させる大きさに開口されている。
図5に、リヤブラケット3の離間した二つの貫通孔3aに、整流装置21の端子台24の筒状部材24aおよび蓋部24bが各々挿入された要部拡大斜視図を示す。図5に示すように、リード線14aが削減された箇所の貫通孔3aについては、筒状部材24aが挿入されず、代わりに蓋部24bが挿入され、この貫通孔3aを封止している。
図6は、整流装置21の端子台24の本体部から延設された蓋部24bが、リヤブラケット3の貫通孔3aに挿入された状態を示した側断面図である。ここで、例えば、蓋部24bは、図6に示すように、端子台24の本体部から延設され、軸に対して垂直な面を持つ平板部24baと、端子台24の本体部と平板部24baを繋ぎ、貫通孔内壁面に沿って軸方向に伸びる連結部24bbによって構成される。この図6の例では、蓋部24bの平板部24baは、貫通孔3aが封止できる配置であれば軸方向の配置(高さ)については言及していない。
そして、整流装置21の端子台24は、各部を連結するための略C字状の本体部(大部分がヒートシンク間に挟まれ、隠れている。)と、この本体部から延設された筒状部材24aと、筒状部材24aと離間した位置に、本体部から延設された蓋部24bを有している。整流装置21とリヤブラケット3が組み立てられた状態では、端子台24の筒状部材24aが、これに対応するリヤブラケット3の貫通孔3aに挿入され、また、端子台24から延設された蓋部24bがリヤブラケット3の対応する別の貫通孔3aに挿入され、筒状部材24aと蓋部24bが協同で、これら貫通孔3aを封止している。
上記の通り、端子台24から延設された蓋部24bが、リヤブラケット3の対応した部分に位置する貫通孔3aに挿入されるとともに貫通孔3aを封止することにより、装置内に吸入された冷却風が貫通孔3aから漏洩することや逆流することを防止することができる。
図7は、図6と同様の側断面図であるが、端子台24の本体部から延設された蓋部124bの平板部124baの平面が、ファン11のブレード対向面となるリヤブラケット3の内側軸端面と概ね同面となるよう、平板部124baの平面の位置を調整した構造となっている。なお、端子台24の本体部と平板部124baとを繋ぐ連結部124bbの形状も、平板部124baの高さに合わせて調整していることは言うまでもない。
また、この図7に示した蓋部124bは、図8の斜視図に示すように、整流装置21の端子台24の筒状部材24aとは独立した位置に、端子台24の本体部から延設されている。そして、図8の紙面下側の筒状部材24aの端面を、リヤブラケット3の内側軸端面と概ね同面となるように揃えるだけでなく、蓋部124bの平板部124baの端面を、図7のファン11のブレード対向面となるリヤブラケット3の内側軸端面と概ね同面となるように揃えることで、ブレード対向面が全体的に平坦な形状となるため、ファン11の回転によって生じる騒音を抑制することができる。
図13は、比較例として示す整流装置221の斜視図であり、リヤブラケット3の全ての貫通孔3a、3bが、端子台24の筒状部材24aによって塞がれる場合の形態を示している。この図13の比較例では、本発明よりも引き出すリード線14aの数が多い場合を示している。本発明の実施の形態1の技術により、リード線数削減の仕様変更の場合、この図13の筒状部材24aを、部分的に蓋部24b(または蓋部124b)に変更した構成とするだけで、リヤブラケット3に形成した貫通孔3a、3bの形状は変えることなく、リヤブラケット3の共用化が可能となる。
このように、本発明による車両用回転電機1において、整流装置21を構成する端子台24は、端子台24の本体部から延設され、リヤブラケット3に形成された複数の貫通孔3aの各々に挿入され、複数の貫通孔3aを協同で封止する筒状部材24aと蓋部24bを有している。そして、筒状部材24aは、貫通孔3aに挿通される固定子巻線14のリード線14aの周囲を覆うとともにリード線14aの挿入をガイドし、蓋部24bは、ケーシング4の貫通孔3aの筒状部材24aで塞がれない領域を封止する構造である。
そのため、リード線14aの本数が削減される場合は、リヤブラケット3は、その形状を変更することなく共通に用い、端子台24の形状を上述のように変化させ、リード線削減部分に対応する部分に蓋部24bまたは124bを形成することで、リヤブラケット3の貫通孔3aを封止でき、冷却風が貫通孔3aから漏洩することや逆流することを防止し、設計通りの冷却性能を確保することができる。
リヤブラケット3の貫通孔3aを、端子台24の蓋部24b(または124b)の平板部24ba(または124ba)で塞ぐ構造を採用することにより、固定子巻線14から引き出すリード線14aの本数に関わらず、貫通孔3aが形成されたリヤブラケット3を仕様変更後も用いることができる。そして、リヤブラケット3の貫通孔3aを肉盛るなどして閉塞する必要はないため、貫通孔3aを肉盛ることで閉塞する場合と比べてリヤブラケット3およびこれを含む製品を軽量化することができる。
また、上述の通り、固定子巻線14から引き出すリード線14aの本数を削減した仕様の製品に対しても、リード線14aの本数を削減する前の仕様のリヤブラケット3を使用することができ、リード線14aの本数に関わらず、リヤブラケット3を共通使用、つまり標準化することができる。
さらに、本発明による車両用回転電機1において、端子台24の蓋部24b(または124b)は、端子台24の筒状部材24aと離間して配設されているため、リヤブラケット3に互いに離間して設けられた二つの貫通孔3aを、蓋部24bと筒状部材24aで各々封止することが可能となる。
また、本発明による車両用回転電機1において、端子台24の蓋部124bは、リヤブラケット3(ケーシング4の一部)に開口された貫通孔3aの回転子8側の端面に配設され、蓋部124bの表面が、ケーシング4の回転子8側の内面に沿って配置されている。そのため、ファン11のブレード対向面となるケーシング4の内面の、貫通孔3a部分における凹凸を無くし、全体的に平坦な面とすることができ、回転子8の回転に伴って回転するファン11の騒音を低減することが可能となる。
さらに、本発明による車両用回転電機1において、端子台24の蓋部24b(または124b)は、軸に対して垂直な面を持つ平板部24ba(または124ba)を有している。そして、この平板部24baを、強度を保ちつつ可能な限り薄い板状部材とすることで、貫通孔3aの封止に必要な材料を最小限にとどめることができる。仮に、残留する貫通孔3aを肉盛ることで閉塞した形状のリヤブラケット3を使用した場合は、その閉塞に要した材料の分だけの製品重量が増加、材料費も追加されるため、軽量化と製造コストという観点では課題があったが、本発明の蓋部24bの平板部24baを薄板とした構造によって、この課題を解決でき、製造コストを低減し、同時に製品重量を軽量化することができる。
また、本発明による車両用回転電機1において、端子台24の蓋部24b(または124b)は、端子台24の本体部と平板部24ba(または124ba)を繋ぐ、軸方向に伸びる連結部24bb(または124bb)を有するため、連結部24bbの長さを調整して平板部24baの表面を適切な位置に配置させることができる。
実施の形態2.
図9、図10、図11、図12は、本発明の実施の形態2の車両用回転電機1を示す図であり、それぞれ上述の実施の形態1の図5、図6、図7、図8に対応する図である。上述の実施の形態1では、想定されるリード線14aの引き出し本数が1本であるリヤブラケット3の貫通孔3aに対応した蓋部24b(または124b)の形状を例示したが、この実施の形態2では、リード線引き出し本数が2本である図4のリヤブラケット3の貫通孔3bに対応した端子台24の蓋部24c(または124c)の構造について説明する。
この実施の形態2では、図3、図9、図12に示すように、整流装置21の端子台24に延設された蓋部24cは、一つの筒状部材24aに接し、筒状部材24aと一体構造となるように配設されている。図9に示すように、リヤブラケット3に整流装置21が組立された状態では、端子台24の筒状部材24aがリヤブラケット3の貫通孔3bの半分の領域に挿入されていると共に、端子台24から延設された蓋部24cが、貫通孔3bの残りの半分の領域を封止している。ここで、例えば、蓋部24cは、図12に示すように、軸の径方向に沿って平面部が配置される平板部24caと、端子台24の本体部と平板部24caとを連結する連結部24cbによって構成される。
この実施の形態2に示すように、2本分のリード線14aを引き出す仕様でリヤブラケット3に開口された楕円形の貫通孔3bを、筒状部材24aと蓋部24cが一体構造となった部材によって封止することができる。つまり、筒状部材24aと蓋部24cにより協同で貫通孔3bを封止することもできる。この封止状態の側断面図を図10に示す。
また、図11の側断面図に、蓋部24cの平板部124caの高さを連結部124cbの長さによって調節し、平板部124caの端面を、リヤブラケット3の内面および筒状部材24aの端面と揃えた例を示す。端子台24の筒状部材24aと一体となった蓋部124cは、上述の実施の形態1の蓋部124bと同様、ファン11のブレード対向面となるリヤブラケット3の内側軸端面と概ね同面となるよう、径方向に延びる平板部124caが配置された構成であり、平板部124caの高さ調節を行わない場合よりもファン11の騒音を低減することができる。
図12は、端子台24の要部拡大斜視図であるが、蓋部124cを構成する平板部124caは、端子台24の本体部に連結部124cbを介して連結されており、さらに、筒状部材24aの下端部に平板部124caの平面部が連結され、連結部124cbの軸に沿った端部と筒状部材24a側面部が連結されており、平板部124caを連結部124cbと筒状部材24aとで支持した構造となっている(蓋部24cについても同様。)。よって、実施の形態1にように、端子台24から単独で延設された蓋部24bよりも安定した支持構造が得られる。
なお、図9から図12の例では、連結部24cb(または124cb)を示していたが、筒状部材24aの底面部側面から平板部24ca(または124ca)を延出させた構造とすることで、連結部24cb(または124cb)を持たない蓋部24c(または124c)を構成することも可能である。
この実施の形態2による蓋部24c(または124c)は、筒状部材24aと一体に設計することが容易であり、リヤブラケット3の楕円状の貫通孔3bの形状は変化させることなく、貫通孔3bから引き出すリード線14aの数の減少に合わせて、端子台24の形状を変更して一部を蓋部24c(または124c)に置き換えることで、部品の共用化が可能となっている。
本案の実施の形態1の蓋部24b、124b、実施の形態2の蓋部24c、124cは、いずれも、端子台24と一体に形成することができ、部品の追加は不要である。よって、簡単な構成でより高性能な発電機を得ることができる。
この実施の形態1および実施の形態2では、車両用回転電機1が車両用交流発電機である場合について説明しているが、それは一例である。この発明の車両用回転電機1は、車両用交流発電機に限らず、車両用電動機、車両用発電電動機などの回転電機に適用しても、同様の効果を奏する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。

Claims (6)

  1. ケーシング内に回転可能に支持された回転子、
    上記ケーシングに支持され上記回転子を囲繞するように配設された固定子、
    上記ケーシングの軸方向一側の外側に配設され、上記固定子に発生する交流電力を整流する整流装置を備え、
    上記整流装置は、上記固定子を構成する固定子巻線との電気的接続に必要な端子台を有し、
    上記端子台は、上記端子台の本体部から延設され、上記ケーシングに形成された貫通孔に挿入され、上記貫通孔を協同で封止する筒状部材と蓋部を有し、
    上記筒状部材は、上記貫通孔に挿通される上記固定子巻線のリード線の周囲を覆うとともに上記リード線の挿入をガイドし、
    上記蓋部は、上記ケーシングの上記貫通孔の上記筒状部材で塞がれない領域を封止することを特徴とする車両用回転電機。
  2. 上記端子台の上記蓋部は、上記端子台の上記筒状部材と離間して配設されたことを特徴とする請求項1記載の車両用回転電機。
  3. 上記端子台の上記蓋部は、上記端子台の上記筒状部材に接した一体構造となるように配設されたことを特徴とする請求項1記載の車両用回転電機。
  4. 上記端子台の上記蓋部は、上記ケーシングの上記貫通孔の上記回転子側の端面に配設され、上記蓋部の表面が、上記ケーシングの上記回転子側内面に沿って配置されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の車両用回転電機。
  5. 上記端子台の上記蓋部は、軸に対して垂直な面を持つ平板部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の車両用回転電機。
  6. 上記端子台の上記蓋部は、上記端子台の本体部と上記平板部を繋ぐ、軸方向に伸びる連結部を有することを特徴とする請求項5記載の車両用回転電機。

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