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JP6227188B1 - 送信装置および送信方法 - Google Patents

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JP6227188B1 JP2017502747A JP2017502747A JP6227188B1 JP 6227188 B1 JP6227188 B1 JP 6227188B1 JP 2017502747 A JP2017502747 A JP 2017502747A JP 2017502747 A JP2017502747 A JP 2017502747A JP 6227188 B1 JP6227188 B1 JP 6227188B1
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Abstract

1つまたは複数の周波数帯域で直交周波数分割多重方式により送信を行うOFDM送信装置(10a)であって、周波数領域で一次変調された2以上である第1の数の変調シンボルを要素とする列ベクトルに対して、第1の数と同じ行数および列数のプリコーディング行列を乗算し、2以上かつ第1の数以下である第2の数の変調シンボルが多重された第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を生成するシンボル多重部(300)と、多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なるサブキャリアに配置するサブキャリア配置部(400)と、を備える。

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式により無線通信を行う送信装置および送信方法に関する。
直交周波数分割多重方式であるOFDM方式では、送信装置は直交する複数の搬送波であるサブキャリアに異なるデータを割り当てて送信する。OFDM方式で用いられるサブキャリアは狭帯域である。そのため、周波数選択性フェージングが発生した場合、受信電界強度が低いサブキャリアに割り当てられたデータでは伝送誤りが発生するが、受信電界強度が高いサブキャリアに割り当てられたデータでは伝送誤りは発生しない。非特許文献1には、送信装置においてインタリーブと誤り訂正符号を適用することで、周波数選択性フェージングによる伝送誤りを訂正し、伝送品質を向上させる技術が開示されている。
伊丹誠著 「わかりやすいOFDM技術」オーム社 2005年11月 p.123−128.
しかしながら、上記従来の技術によれば、周波数選択性フェージングにより多くのサブキャリアで受信電界強度が低下する場合、多くのビットで伝送誤りが発生する。そのため、伝送品質を向上させるために符号化率の小さい誤り訂正方式を用いることにより伝送効率が低下してしまう、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、周波数選択性フェージング耐性を低下させることなく伝送効率を向上可能な送信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、2以上である第1の数と2以上の数である第3の数とを乗算した数の変調シンボルを、第1の数の搬送波周波数で直交周波数分割多重方式により送信を行う送信装置である。送信装置は、周波数領域で一次変調された第1の数の変調シンボルを要素とする列ベクトルに対して、第1の数と同じ行数および列数のプリコーディング行列を乗算し、2以上かつ第1の数以下である第2の数の変調シンボルが多重された第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を第3の数だけ生成するシンボル多重部を備える。また、送信装置は、第3の数の多重シンボル群から第3の数の送信シンボルで構成される送信シンボル群を第1の数だけ生成するサブキャリア配置部を備える。また、送信装置は、各送信シンボル群から、データサブキャリアを第3の数とする直交周波数分割多重方式のシンボルを第1の数だけ生成する逆離散フーリエ変換部を備える。サブキャリア配置部は、多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なる送信シンボル群に配置することを特徴とする。
本発明にかかる送信装置は、周波数選択性フェージング耐性を低下させることなく伝送効率を向上できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態1にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態1にかかるシンボル多重部で生成される多重シンボルおよびサブキャリア配置部において多重シンボルをサブキャリアに配置する例を示す図 実施の形態1にかかるシンボル多重部の動作の例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるシンボル多重部で生成される多重シンボルおよびサブキャリア配置部において多重シンボルをサブキャリアに配置する他の例を示す図 実施の形態1にかかるシンボル多重部の動作の他の例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるOFDM送信装置の処置回路をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1にかかるOFDM送信装置の処置回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態2においてシンボル多重部で生成される多重シンボル組の要求伝送品質の例を示す図 実施の形態2にかかるOFDM送信装置のサブキャリア配置部がサブキャリア配置制御部の指示により多重シンボルをサブキャリアに配置した例を示す図 実施の形態2にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態2にかかるOFDM送信装置の時刻t1における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図 実施の形態2にかかるOFDM送信装置の時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図 実施の形態3にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態3にかかるOFDM送信装置のシンボル拡散部で生成される拡散後シンボルおよびシリアルパラレル変換部で並列化して出力される拡散後シンボルまたは変調シンボルの組み合わせの例を示す図 実施の形態3にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態4にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態4にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態4にかかるサブキャリア配置部において多重シンボルをサブキャリアに配置する例を示す図 実施の形態5にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 、実施の形態5にかかるOFDM送信装置の時刻t1における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図 実施の形態5にかかるOFDM送信装置の時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図 実施の形態5にかかるOFDM送信装置の時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の他の例を示す図 実施の形態5にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態6にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態6にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態7にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態7にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態7にかかるサブキャリア配置部において多重シンボルをサブキャリアに配置する例を示す図 実施の形態8にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態8にかかるOFDM送信装置の時刻t1における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図 実施の形態8にかかるOFDM送信装置の時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図 実施の形態8にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート 実施の形態9にかかるOFDM送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態9にかかるOFDM送信装置のOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる送信装置および送信方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるOFDM送信装置10aの構成例を示すブロック図である。OFDM送信装置10aは、シンボルマッピング部100と、シリアルパラレル変換部200と、シンボル多重部300と、サブキャリア配置部400と、逆離散フーリエ変換部500と、を備える。OFDM送信装置10aは、1つの周波数帯域でOFDM方式により、すなわち1つのOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
シンボルマッピング部100は、図示しない前段ブロックから入力されたビット系列に対して周波数領域で一次変調を施すことで変調シンボルを生成し、生成した変調シンボルをシリアルパラレル変換部200に出力する。一次変調の方式としては、BPSK(Binary Phase Shift Keying)方式、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式、64QAM方式など、既存の公知の技術を適用できる。なお、シンボルマッピング部100に入力されるビット系列には、誤り訂正符号化が施されていてもよい。
シリアルパラレル変換部200は、シンボルマッピング部100から入力される1つのOFDMシンボルあたりM個の変調シンボルをL並列で、シンボル多重部300に出力する。Mは1つのOFDMシンボルあたりのサブキャリア数である。Lについては2≦L≦Mとする。シリアルパラレル変換部200は、並列化の方法として、入力される変調シンボルを時系列順にL個ずつ順次出力してもよいし、シリアルパラレル変換部200内にM個の変調シンボルを保持するためのメモリを持ち、時間的に離れたL個の変調シンボルを並列化して出力してもよい。なお、Lは第1の数であり、Mは第3の数である。
シンボル多重部300は、シリアルパラレル変換部200からL並列で入力されるL個の変調シンボルから成る要素数Lの列ベクトルに対して、L行L列のプリコーディング行列を乗算することでL個の多重シンボルを生成し、生成したL個の多重シンボルから成る多重シンボル群をL並列でサブキャリア配置部400に出力する。プリコーディング行列は、L=2とすると2行2列の行列となり、一例として任意のαを用いて式(1)で与えられる。
Figure 0006227188
ここで、プリコーディング行列は、式(1)に限定されるものではなく、プリコーディング行列乗算前の2個の変調シンボルの電力値の合計値が、プリコーディング行列乗算後の2個の多重シンボルの電力値の合計値と同一となる行列であればよい。Lが3以上の場合も同様に、プリコーディング行列は、プリコーディング行列乗算前のL個の変調シンボルの電力値の合計値が、プリコーディング行列乗算後のL個の多重シンボルの電力値の合計値と同一となるL行L列の行列であればよい。
なお、このようなプリコーディング行列は、プリコーディング行列乗算前のL個の変調シンボルの電力値のそれぞれが、プリコーディング行列を乗算して得られるL個の多重シンボルを電力化することで得られる各変調シンボル成分の電力値のそれぞれと同一となる行列でもある。
サブキャリア配置部400は、シンボル多重部300から入力された多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なるサブキャリアに配置する。具体的に、サブキャリア配置部400は、シンボル多重部300からL並列で入力されるL個の多重シンボルを、連続したL個のサブキャリアにサブキャリア番号の昇順で配置する。サブキャリア配置部400は、1つのOFDMシンボル分、すなわち、M個の多重シンボルの各サブキャリアへの配置が完了すると、M並列で逆離散フーリエ変換部500に出力する。
逆離散フーリエ変換部500は、サブキャリア配置部400から入力されるM個の多重シンボルに対して、逆離散フーリエ変換を施してOFDMシンボルを生成し、生成したOFDMシンボルを図示しない後段ブロックへ出力する。
つづいて、OFDM送信装置10aが、ビット系列からOFDMシンボルを生成して送信する動作について説明する。図2は、実施の形態1にかかるOFDM送信装置10aのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。OFDM送信装置10aにおいて、まず、シンボルマッピング部100は、ビット系列に対して一次変調を施して変調シンボルを生成する(ステップS101)。シリアルパラレル変換部200は、変調シンボルを並列にして、ここではL並列で出力する(ステップS102)。シンボル多重部300は、L並列で入力されるL個の変調シンボルから成る要素数Lの列ベクトルに対して、L行L列のプリコーディング行列を乗算してL個の多重シンボルを生成する(ステップS103)。サブキャリア配置部400は、L並列で入力される多重シンボルをM個のサブキャリアに配置する(ステップS104)。逆離散フーリエ変換部500は、M個の多重シンボルに対して逆離散フーリエ変換を施し、OFDMシンボルを生成して出力する(ステップS105)。
ここで、L=2、M=12として、シンボル多重部300およびサブキャリア配置部400の動作について詳細に説明する。図3は、実施の形態1にかかるシンボル多重部300で生成される多重シンボルおよびサブキャリア配置部400において多重シンボルをサブキャリアに配置する例を示す図である。図3において、801〜812はシンボル多重部300で生成される多重シンボルを示し、f1〜f12はOFDMシンボルに含まれるサブキャリアを示し、900はOFDMシンボルの送信で使用される周波数帯域を示す。
シンボル多重部300は、シリアルパラレル変換部200から2並列で入力される2個の変調シンボルz1,z2から成る列ベクトルに対して、式(1)に示す2行2列のプリコーディング行列を乗算し、2個の多重シンボル801,802を生成する。ここで、多重シンボル801は変調シンボルz1,z2がα:(1−α)の割合で多重されており、多重シンボル802は変調シンボルz1,z2が(1−α):αの割合で多重されている。
シンボル多重部300は、変調シンボルz3,z4から成る列ベクトル、変調シンボルz5,z6から成る列ベクトル、z7,z8から成る列ベクトル、変調シンボルz9,z10から成る列ベクトル、および変調シンボルz11,z12から成る列ベクトルに対しても同様にプリコーディング行列を乗算する。シンボル多重部300は、2個の変調シンボルz3,z4から2個の多重シンボル803,804を生成し、2個の変調シンボルz5,z6から2個の多重シンボル805,806を生成し、2個の変調シンボルz7,z8から2個の多重シンボル807,808を生成し、2個の変調シンボルz9,z10から2個の多重シンボル809,810を生成し、2個の変調シンボルz11,z12から2個の多重シンボル811,812を生成する。なお、図3では、記載を簡潔にするため、一部の多重シンボルおよびサブキャリアの記載を省略している。以降に示す図においても同様とする。
図4は、実施の形態1にかかるシンボル多重部300の動作の例を示すフローチャートである。シンボル多重部300は、シリアルパラレル変換部200から並列入力される変調シンボルから成る列ベクトルに対して2行2列のプリコーディング行列を乗算し(ステップS201)、多重シンボルを生成する(ステップS202)。
サブキャリア配置部400は、シンボル多重部300から2並列で入力される2個の多重シンボル801,802を、連続するサブキャリアf1,f2にそれぞれ配置する。同様に、サブキャリア配置部400は、並列入力される多重シンボル803,804を連続するサブキャリアf3,f4にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル805,806を連続するサブキャリアf5,f6にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル807,808を連続するサブキャリアf7,f8にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル809,810を連続するサブキャリアf9,f10にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル811,812を連続するサブキャリアf11,f12にそれぞれ配置する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置10aは、一次変調された複数の変調シンボルから成る列ベクトルにプリコーディング行列を乗算することで複数の多重シンボルを生成する。OFDM送信装置10aは、生成した複数の多重シンボルをそれぞれ異なるサブキャリアに配置する。OFDM送信装置10aは、任意の1つの変調シンボルの成分を複数のサブキャリアを使用して伝送することが可能となり、また、任意の1つのサブキャリアを使用して複数の変調シンボルを伝送することが可能となる。これにより、OFDM送信装置10aは、周波数選択性フェージングにより特定のサブキャリアで伝送誤りが発生した場合、1つのサブキャリアで1つの変調シンボルを伝送する方式と比較して、伝送誤りが発生する変調シンボルの個数を減少させることができる。したがって、OFDM送信装置10aは、符号化率の大きい誤り訂正を適用できることから、周波数選択性フェージング耐性を低下させることなく伝送効率を向上させることが可能となる。
なお、以上の説明では、サブキャリア配置部400は、シンボル多重部300から並列入力されるL個の多重シンボルを、連続するL個のサブキャリアに配置することとしたが、これに限定されるものではない。サブキャリア配置部400は、サブキャリア配置の他の一例として、並列入力されるL個の多重シンボルを、M/L個だけ離れたサブキャリアに配置してもよい。なお、M/Lは第4の数である。
図5は、実施の形態1にかかるシンボル多重部300で生成される多重シンボルおよびサブキャリア配置部400において多重シンボルをサブキャリアに配置する他の例を示す図である。例えば、L=2、M=12とした場合、サブキャリア配置部400は、図5に示すように、2並列で入力される2個の多重シンボル801,802を、12/2=6だけ離れたサブキャリアf1,f7にそれぞれ配置する。同様に、サブキャリア配置部400は、並列入力される多重シンボル803,804をサブキャリアf2,f8にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル805,806をサブキャリアf3,f9にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル807,808をサブキャリアf4,f10にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル809,810をサブキャリアf5,f11にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル811,812をサブキャリアf6,f12にそれぞれ配置する。
具体的に、OFDMシンボルの送信に使用される周波数帯域が1つであり、OFDMシンボルに含まれるサブキャリア数がLより大きいMの場合、サブキャリア配置部400は、多重シンボル群に含まれるL個の多重シンボルのそれぞれを、M/Lだけ離れたサブキャリアに配置する。このように、OFDM送信装置10aは、同一変調シンボルで構成される複数の多重シンボルが配置されるサブキャリアの間隔を大きくする。これにより、OFDM送信装置10aは、周波数相関の小さいサブキャリアに同一変調シンボルから成る多重シンボルを配置することができ、周波数選択性フェージングの影響をさらに低減することができる。
なお、以上の説明では、サブキャリア配置部400は、入力される多重シンボルを時系列順で周波数の低い方の端部から順に、サブキャリア番号の昇順で配置することとしたが、これに限定されるものではない。サブキャリア配置部400は、例えば、図3において、多重シンボル801をサブキャリアf3に、多重シンボル802をサブキャリアf4に割り当てても同様の効果を奏することができる。同様に、サブキャリア配置部400は、図5において、多重シンボル801をサブキャリアf2に、多重シンボル802をサブキャリアf8に割り当てても同様の効果を奏することができる。
また、以上の説明では、シンボル多重部300において、並列入力される変調シンボル数、プリコーディング行列の行数および列数、各多重シンボルに含まれる変調シンボル数を、すべて同一のLとして説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、シンボル多重部300は、並列入力されるL個の変調シンボルのうち組み合わせがそれぞれ異なるK個の変調シンボルから成る要素数Kの列ベクトルをL通り生成する。シンボル多重部300は、L個の列ベクトルのそれぞれに対してK行K列のプリコーディング行列を乗算する。そして、シンボル多重部300は、L個の列ベクトルのそれぞれに対してK行K列のプリコーディング行列を乗算することで得られる要素数KのL個の列ベクトルのそれぞれから1つずつ要素を抽出して、L個の多重シンボル、すなわちL個の多重シンボルから成る多重シンボル群を生成してもよい。なお、Kは第2の数であり、K<Lとする。K=Lの場合は、前述のように、並列入力される変調シンボル数、プリコーディング行列の行数および列数、各多重シンボルに含まれる変調シンボル数がすべて同一の場合である。
このとき、L個の多重シンボルのそれぞれは、K個の変調シンボルから構成される。一例として、L=3、K=2として説明する。シンボル多重部300は、3並列で入力される変調シンボルz1,z2,z3から3つの列ベクトル(z1、z2T,(z2、z3T,(z3、z1Tを生成する。ここで、(・)Tは転置行列を表す。3つの列ベクトル(z1、z2T,(z2、z3T,(z3、z1Tを第1の列ベクトルとする。シンボル多重部300は、3つの第1の列ベクトルに対して、式(1)のプリコーディング行列を乗算する。
シンボル多重部300は、3つの第1の列ベクトルに対して式(1)のプリコーディング行列を乗算することで得られる3つの列ベクトル(z1×√α−z2×√(1−α)、z1×√(1−α)+z2×√α)T,(z2×√α−z3×√(1−α)、z2×√(1−α)+z3×√α)T,(z3×√α−z1×√(1−α)、z3×√(1−α)+z1×√α)Tのそれぞれから、1番目の要素であるz1×√α−z2×√(1−α),z2×√α−z3×√(1−α),z3×√α−z1×√(1−α)をそれぞれ多重シンボルとして抽出する。3つの列ベクトル(z1×√α−z2×√(1−α)、z1×√(1−α)+z2×√α)T,(z2×√α−z3×√(1−α)、z2×√(1−α)+z3×√α)T,(z3×√α−z1×√(1−α)、z3×√(1−α)+z1×√α)Tを第2の列ベクトルとする。シンボル多重部300は、L個の変調シンボルのそれぞれが、L個の多重シンボルの要素の成分として1つ含まれるように、L個の第2の列ベクトルから要素を抽出する。そして、シンボル多重部300は、抽出した多重シンボルを3並列でサブキャリア配置部400に出力する。
シンボル多重部300は、式(1)のプリコーディング行列を用い、プリコーディング行列を乗算することで得られる3つの第2の列ベクトルから1番目の要素を抽出している。これは、シンボル多重部300が、プリコーディング行列乗算前のL個の変調シンボルの電力値の合計値が、L個の多重シンボルの電力値の合計値と同一となるように、L個の第2の列ベクトルから要素を抽出することと同じである。
図6は、実施の形態1にかかるシンボル多重部300の動作の他の例を示すフローチャートである。シンボル多重部300は、シリアルパラレル変換部200から並列入力される変調シンボルから第1の列ベクトルを生成する(ステップS301)。シンボル多重部300は、第1の列ベクトルに対して2行2列のプリコーディング行列を乗算し(ステップS302)、第2の列ベクトルを生成する(ステップS303)。シンボル多重部300は、第2の列ベクトルから要素を抽出し、抽出した要素を多重シンボルとする(ステップS304)。
このような要素の抽出方法は、シンボル多重部300が、プリコーディング行列乗算前のL個の変調シンボルの電力値のそれぞれが、L個の多重シンボルを電力化することで得られる各変調シンボル成分の電力値のそれぞれと同一となるように、L個の第2の列ベクトルから要素を抽出することと同じである。なお、プリコーディング行列に乗算する変調シンボルから構成される列ベクトルの作成方法、およびプリコーディング行列乗算後の列ベクトルからの多重シンボルの抽出方法は、これに限定されるものではない。
また、シンボル多重部300は、要素数Kの列ベクトルをL通り生成する場合の上記の動作とは異なる他の例として、L並列で入力されるL個の変調シンボルから成る要素数Lの列ベクトルに対して、各行および各列においてL−K個の要素を0とすることでL個の多重シンボルを生成してもよい。このとき、L個の多重シンボルのそれぞれは、K個の変調シンボルから構成される。一例として、L=3、K=2として説明する。式(2)は、各行および各列において3−2=1個の要素を0とするプリコーディング行列である。
Figure 0006227188
シンボル多重部300は、3並列で入力される変調シンボルz1,z2,z3で構成される列ベクトル(z1、z2、z3Tに対し、式(2)のプリコーディング行列を乗算する。シンボル多重部300は、列ベクトル(z1、z2、z3Tに対して式(2)のプリコーディング行列を乗算することで得られる要素数3の列ベクトルの各要素を多重シンボルとして抽出する。シンボル多重部300は、抽出した多重シンボルを、3並列でサブキャリア配置部400に出力する。
このように、OFDM送信装置10aが1個の多重シンボルを構成する変調シンボル数を制限することで、図示しない受信装置である対向装置における復調処理を簡略化することができる。以降の実施の形態についても同様とする。
ここで、OFDM送信装置10aのハードウェア構成について説明する。OFDM送信装置10aの各構成は、処理回路により実現される。すなわち、OFDM送信装置10aは、ビット系列を任意の変調方式で一次変調し、複数の変調シンボルに対してシンボル多重を施し、多重シンボルをサブキャリアに配置し、各サブキャリアに配置された多重シンボルに対して逆離散フーリエ変換を施してOFDMシンボルを生成するための処理回路を備える。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)およびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図7は、実施の形態1にかかるOFDM送信装置10aの処置回路をCPUおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がCPU701およびメモリ702で構成される場合、OFDM送信装置10aの各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ702に格納される。処理回路では、メモリ702に記憶されたプログラムをCPU701が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、OFDM送信装置10aは、処理回路により実行されるときに、ビット系列を任意の変調方式で一次変調するステップ、複数の変調シンボルに対してシンボル多重を施すステップ、多重シンボルをサブキャリアに配置するステップ、各サブキャリアに配置された多重シンボルに対して逆離散フーリエ変換を施してOFDMシンボルを生成するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ702を備える。また、これらのプログラムは、OFDM送信装置10aの手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、CPU701は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ702とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図8は、実施の形態1にかかるOFDM送信装置10aの処置回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアである場合、図8に示す処理回路703は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。OFDM送信装置10aの各機能を機能別に処理回路703で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路703で実現してもよい。
なお、OFDM送信装置10aの各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、OFDM送信装置10aのサブキャリア配置部400において、多重シンボルのサブキャリア配置は各OFDMシンボルで固定としていた。実施の形態2では、多重シンボルのサブキャリア配置をOFDMシンボルごとに変更する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図9は、実施の形態2にかかるOFDM送信装置10bの構成例を示すブロック図である。OFDM送信装置10bは、OFDM送信装置10aに対して、サブキャリア配置部400を削除し、サブキャリア配置部410およびサブキャリア配置制御部600を追加したものである。サブキャリア配置制御部600は、サブキャリア配置部410に接続されている。OFDM送信装置10bは、1つの周波数帯域でOFDM方式により、すなわち1つのOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
サブキャリア配置部410は、サブキャリア配置制御部600からの指示により、多重シンボルを配置するサブキャリアを変更する。
サブキャリア配置制御部600は、サブキャリア配置部410に対して、多重シンボルを配置するサブキャリア番号を指示する。サブキャリア配置制御部600の動作について詳細に説明する。ここでは、簡単化のため、L=2、M=12として説明する。シンボル多重部300で生成される6つの多重シンボル群、具体的に6組の多重シンボル組(801、802),(803、804),・・・,(811、812)の要求伝送品質が異なるものとする。図10は、実施の形態2においてシンボル多重部300で生成される多重シンボル組の要求伝送品質の例を示す図である。一例として、多重シンボル組(801、802)の要求伝送品質が最も高く、次に多重シンボル組(803、804)の要求伝送品質が高く、多重シンボル組(811、812)の要求伝送品質が最も低いものとする。なお、図10に示す多重シンボル組の要求伝送品質は、OFDM送信装置10bから送信するOFDMシンボルとして想定される6個の多重シンボル組についての、相対的な要求伝送品質の高低を示すものである。
サブキャリア配置制御部600は、図10に示す多重シンボル組の要求伝送品質の情報を保持している。サブキャリア配置制御部600は、要求伝送品質が高い多重シンボル組のサブキャリア間隔が大きくなるように、多重シンボルを配置するサブキャリア番号をサブキャリア配置部410に指示する。
図11は、実施の形態2にかかるOFDM送信装置10bのサブキャリア配置部410がサブキャリア配置制御部600の指示により多重シンボルをサブキャリアに配置した例を示す図である。図11に示すように、サブキャリア配置制御部600は、多重シンボル組(801、802)を配置するサブキャリアをOFDMシンボルの周波数帯域の両端のサブキャリアf1,f12とし、多重シンボル組(803、804)を配置するサブキャリアを多重シンボル組(801、802)が配置された隣のサブキャリアf2,f11とし、多重シンボル組(811、812)を配置するサブキャリアは帯域中央の隣接するサブキャリアf6,f7とするよう、サブキャリア配置部410を制御する。
サブキャリア配置部410は、サブキャリア配置制御部600の制御により、要求伝送品質が高い多重シンボル群に含まれるL個の多重シンボルを周波数方向で離れたサブキャリアに配置し、要求伝送品質が高い多重シンボル群よりも要求伝送品質が低い多重シンボル群に含まれるL個の多重シンボルを、要求伝送品質が高い多重シンボル群に含まれるL個の多重シンボルが配置されたサブキャリア間隔よりも、周波数方向で近いサブキャリアに配置する。
図12は、実施の形態2にかかるOFDM送信装置10bのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。ステップS101からステップS103、およびS105の処理は、図2に示すOFDM送信装置10aと同様である。OFDM送信装置10bにおいて、サブキャリア配置部410は、サブキャリア配置制御部600の指示により、L個の多重シンボルをL個のサブキャリアに配置する(ステップS104a)。
このように、OFDM送信装置10bでは、多重シンボル組の要求伝送品質によって、同一変調シンボルから成る複数の多重シンボルを配置するサブキャリアの間隔を変更する。具体的に、OFDM送信装置10bは、要求伝送品質の高い多重シンボル組を離れたサブキャリアに、すなわち、周波数相関の低いサブキャリアに配置する。これにより、OFDM送信装置10bでは、要求伝送品質の高い多重シンボル、すなわち、要求伝送品質の高いデータの伝送品質を向上させることができる。
なお、サブキャリア配置制御部600は、サブキャリア配置部410を制御して、送信タイミングによって多重シンボル組のサブキャリア配置を変更してもよい。サブキャリア配置制御部600は、OFDMシンボルごとに多重シンボルのサブキャリア配置が変化するようサブキャリア配置部410を制御する。ここでは、簡単化のため、L=2、M=12として説明する。一例として、時刻t1で伝送する第1のOFDMシンボルと時刻t2で伝送する第2のOFDMシンボルについて説明する。
図13は、実施の形態2にかかるOFDM送信装置10bの時刻t1における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図である。また、図14は、実施の形態2にかかるOFDM送信装置10bの時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図である。サブキャリア配置制御部600は、第1のOFDMシンボルでは、図13に示すように、変調シンボルz1,z2から成る多重シンボル801,802をサブキャリアf3,f11に配置するようサブキャリア配置部410を制御する。また、サブキャリア配置制御部600は、第2のOFDMシンボルでは、図14に示すように、変調シンボルz13,z14から成る多重シンボル813,814をサブキャリアf1,f4に配置するようサブキャリア配置部410を制御する。
なお、図13および図14において、変調シンボルz1,z13は異なるデータであってもよいし、同一データであってもよい。変調シンボルz1,z13が同一データの場合、OFDM送信装置10bは、第1のOFDMシンボルおよび第2のOFDMシンボルでサブキャリア配置を変更して、同一データを連送することになる。各時刻における多重シンボルのサブキャリア配置の例は、図13および図14の例に限定されるものではない。
また、サブキャリア配置制御部600は、伝搬路の時間変動が小さい場合、伝搬路の時間変動よりも短い間隔で多重シンボルのサブキャリア配置を変更するようにしてもよい。ここで、伝搬路情報については、OFDM送信装置10bが通信を行う通信システムがTDD(Time Division Duplex)システムの場合、OFDM送信装置10bは、図示しない対向装置から受信する受信信号から伝搬路情報を算出してもよい。また、OFDM送信装置10bが通信を行う通信システムがFDD(Frequency Division Duplex)システムの場合、OFDM送信装置10bは、図示しない対向装置で測定された伝搬路情報を、自装置が備える受信装置にフィードバックして取得してもよい。
このように、OFDM送信装置10bでは、OFDMシンボルごとに多重シンボルのサブキャリア配置を変更する。具体的に、サブキャリア配置部410は、サブキャリア配置制御部600の制御により、各周波数帯域におけるOFDMシンボルを出力するタイミングごとに、多重シンボルを配置するサブキャリアを変更する。これにより、OFDM送信装置10bは、伝搬路の時間変動が小さく、周波数選択性フェージングの影響により同一サブキャリアの受信電界強度が長時間に渡り低下する場合においても、伝送誤りパターンをランダム化させることができ、誤り訂正の効果を向上させることができる。また、複数のOFDMシンボルで連送を行う場合、OFDM送信装置10bは、同一変調シンボルから成る多重シンボルが時間的に連続して伝送誤りとなる確率を低減させることができ、誤り訂正の効果を向上させることができる。
なお、OFDM送信装置10bについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、変調シンボルの要求伝送品質によって、拡散符号を用いて変調シンボルを拡散する。実施の形態2と異なる部分について説明する。
図15は、実施の形態3にかかるOFDM送信装置10cの構成例を示すブロック図である。OFDM送信装置10cは、OFDM送信装置10bに対して、シリアルパラレル変換部200を削除し、シリアルパラレル変換部210およびシンボル拡散部700を追加したものである。シンボル拡散部700は、シンボルマッピング部100とシリアルパラレル変換部210との間に配置されている。OFDM送信装置10cは、1つの周波数帯域でOFDM方式により、すなわち1つのOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
シンボル拡散部700は、一次変調された変調シンボルに対して拡散処理を行い、変調シンボルが拡散されたシンボルである拡散後シンボルを生成する。具体的に、シンボル拡散部700は、シンボルマッピング部100から入力される変調シンボルに対して、変調シンボルの要求伝送品質によって任意の拡散符号を用いて拡散を行い、拡散後シンボルを生成し、シリアルパラレル変換部210に出力する。ここで、変調シンボルziに対して用いる拡散符号の拡散率をSFiとすると、シンボル拡散部700は、変調シンボルziからSFi個の拡散後シンボルを生成する。
図16は、実施の形態3にかかるOFDM送信装置10cのシンボル拡散部700で生成される拡散後シンボルおよびシリアルパラレル変換部210で並列化して出力される拡散後シンボルまたは変調シンボルの組み合わせの例を示す図である。シンボル拡散部700は、一例として、図16に示すように、要求伝送品質が高い変調シンボルz1,z6については拡散率3の拡散符号により拡散し、拡散後シンボルz1a,z1b,z1cおよび拡散後シンボルz6a,z6b,z6cを生成する。また、シンボル拡散部700は、要求伝送品質が中程度の変調シンボルz2,z4については拡散率2の拡散符号により拡散し、拡散後シンボルz2a,z2bおよび拡散後シンボルz4a,z4bを生成する。シンボル拡散部700は、要求伝送品質が低い、すなわち大容量伝送を必要とする変調シンボルz3,z5については拡散を実施しない。
シリアルパラレル変換部210は、シンボル拡散部700から入力される拡散後シンボルのうち、拡散前の元の変調シンボルが異なるシンボルL個を並列化し、シンボル多重部300に出力する。ここでは、簡単化のため、L=2として説明する。シリアルパラレル変換部210は、一例として、図16に示すように、拡散後シンボルz1a,z2aを並列化し、同時にシンボル多重部300に出力する。同様に、シリアルパラレル変換部210は、拡散後シンボルz1b,z2bを並列化して同時にシンボル多重部300に出力し、拡散後シンボルz1cおよび変調シンボルz3を並列化して同時にシンボル多重部300に出力し、拡散後シンボルz6a,z4aを並列化して同時にシンボル多重部300に出力し、拡散後シンボルz6b,z4bを並列化して同時にシンボル多重部300に出力し、拡散後シンボルz6cおよび変調シンボルz5を並列化して同時にシンボル多重部300に出力する。
シンボル多重部300は、拡散後シンボル、または変調シンボルおよび拡散後シンボルを用いて多重シンボル群を生成する。
図17は、実施の形態3にかかるOFDM送信装置10cのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。OFDM送信装置10cにおいて、ステップS101の後、シンボル拡散部700は、生成された変調シンボルを拡散する(ステップS106)。ステップS106以外の処理は、図12に示すOFDM送信装置10bの処理と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置10cでは、要求伝送品質の高い変調シンボルについては拡散処理を行い、要求伝送品質は低いものの大容量伝送が求められる変調シンボルについては拡散処理を行わない。これにより、OFDM送信装置10cは、伝送品質の向上と伝送速度の確保を両立させることができる。
実施の形態3の内容は、実施の形態2に適用可能であるが、これに限定されず、実施の形態1にも適用可能である。
なお、OFDM送信装置10cについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、同時に生成するOFDMシンボルは1つ、すなわち1波の周波数帯域を用いてOFDM伝送を行っていた。実施の形態4では、同時にL個のOFDMシンボルを生成し、L波の周波数帯域を用いてOFDM伝送を行う場合について説明する。以下、1波分のOFDMシンボルを伝送するための周波数帯域を、OFDMシンボル内の各搬送波であるサブキャリアと区別して、OFDM搬送波と表記する。すなわち、実施の形態4では、周波数がそれぞれ異なるL波のOFDM搬送波を用いてOFDM伝送を行う。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図18は、実施の形態4にかかるOFDM送信装置11aの構成例を示すブロック図である。ここでは、簡単化のため、L=2として説明する。OFDM送信装置11aは、OFDM送信装置10aに対して、シリアルパラレル変換部200およびサブキャリア配置部400を削除し、シリアルパラレル変換部220およびサブキャリア配置部420、さらに逆離散フーリエ変換部510を追加したものである。逆離散フーリエ変換部510の動作は、逆離散フーリエ変換部500の動作と同様である。なお、Lは3以上でもよく、このとき、OFDM送信装置11aは、逆離散フーリエ変換部500と同様の動作を行う逆離散フーリエ変換部をL個備えればよい。例えば、L=4の場合、OFDM送信装置11aは、逆離散フーリエ変換部500,510,520,530を備える。逆離散フーリエ変換部520,530の動作は、逆離散フーリエ変換部500の動作と同様である。OFDM送信装置11aは、複数の周波数帯域でOFDM方式により、すなわち複数のOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
シリアルパラレル変換部220は、シンボルマッピング部100から入力されるL波のOFDM搬送波成分の変調シンボルであるM×L個の変調シンボルをL並列で、シンボル多重部300に出力する。シリアルパラレル変換部220は、並列化の方法として、入力される変調シンボルを時系列順にL個ずつ順次出力してもよいし、シリアルパラレル変換部220内にM×L個の変調シンボルを保持するためのメモリを持ち、時間的に離れたL個の変調シンボルを並列化して出力してもよい。
サブキャリア配置部420は、シンボル多重部300からの多重シンボル群、すなわちL並列で入力されるL個の多重シンボルを、それぞれ異なる周波数帯域であるOFDM搬送波のOFDMシンボルのサブキャリアに配置する。サブキャリア配置部420は、L個のOFDMシンボル分、すなわち、M×L個の多重シンボルの各サブキャリアへの配置が完了すると、M並列ずつL個の逆離散フーリエ変換部500、510に出力する。
つづいて、OFDM送信装置11aが、ビット系列からOFDMシンボルを生成して送信する動作について説明する。図19は、実施の形態4にかかるOFDM送信装置11aのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。OFDM送信装置11aにおいて、まず、シンボルマッピング部100は、ビット系列に対して一次変調を施して変調シンボルを生成する(ステップS401)。シリアルパラレル変換部220は、M×L個の変調シンボルを並列にして、ここではL並列で出力する(ステップS402)。シンボル多重部300は、L並列で入力されるL個の変調シンボルから成る要素数Lの列ベクトルに対して、L行L列のプリコーディング行列を乗算してL個の多重シンボルを生成する(ステップS403)。サブキャリア配置部420は、M×L個の多重シンボルについて、L並列で入力されるL個の多重シンボルをそれぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置する(ステップS404)。逆離散フーリエ変換部500,510は、M個の多重シンボルに対して逆離散フーリエ変換を施し、OFDMシンボルを生成して出力する(ステップS405)。
ここで、サブキャリア配置部420の動作について詳細に説明する。図20は、実施の形態4にかかるサブキャリア配置部420において多重シンボルをサブキャリアに配置する例を示す図である。一例として、1つのOFDM搬送波あたりのサブキャリア数M=6として説明する。サブキャリア配置部420は、シンボル多重部300から2並列で入力される2個の多重シンボル801,802を、2波のOFDM搬送波901,902の周波数が最も低いサブキャリアf1,f7にそれぞれ配置する。
同様に、サブキャリア配置部420は、並列入力される多重シンボル803,804をOFDM搬送波901,902のサブキャリアf2,f8にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル805,806をOFDM搬送波901,902のサブキャリアf3,f9にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル807,808をOFDM搬送波901,902のサブキャリアf4,f10にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル809,810をOFDM搬送波901,902のサブキャリアf5,f11にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル811,812をOFDM搬送波901,902のサブキャリアf6,f12にそれぞれ配置する。
なお、図20の例では、サブキャリア配置部420は、シンボル多重部300から並列入力される多重シンボルを、時系列順に各OFDM搬送波の周波数の低いサブキャリアから順に配置することとしたが、これに限定されるものではない。サブキャリア配置部420は、シンボル多重部300から並列入力される複数の多重シンボルをそれぞれ異なるOFDM搬送波の任意のサブキャリアに配置してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置11aは、1組の変調シンボル群から生成される1組の多重シンボル群に含まれる各多重シンボルを、それぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置して伝送することとした。これにより、OFDM送信装置11aは、実施の形態1と比較して、より周波数相関の低いサブキャリアに1組の変調シンボル群から生成される複数の多重シンボルを配置することができる。したがって、OFDM送信装置11aは、実施の形態1より符号化率の大きい誤り訂正符号を適用できることから、周波数選択性フェージング耐性を低下させることなく、さらに伝送効率を向上させることが可能となる。
なお、OFDM送信装置11aについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態5.
実施の形態4では、OFDM送信装置11aのサブキャリア配置部420において、多重シンボルのサブキャリア配置は各OFDMシンボルで固定としていた。実施の形態5では、多重シンボルのサブキャリア配置をOFDMシンボルごとに変更する。実施の形態2,4と異なる部分について説明する。
図21は、実施の形態5にかかるOFDM送信装置11bの構成例を示すブロック図である。ここでは、簡単化のため、L=2として説明する。OFDM送信装置11bは、OFDM送信装置11aに対して、サブキャリア配置部420を削除し、サブキャリア配置部430およびサブキャリア配置制御部610を追加したものである。OFDM送信装置11bは、複数の周波数帯域でOFDM方式により、すなわち複数のOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
サブキャリア配置部430は、サブキャリア配置制御部610からの指示により、多重シンボルを配置するOFDM搬送波およびサブキャリアを変更する。
サブキャリア配置制御部610は、サブキャリア配置部430に対して、多重シンボルを配置するOFDM搬送波およびサブキャリア番号を指示する。また、サブキャリア配置制御部610は、サブキャリア配置部430を制御して、送信タイミングによって多重シンボル組のサブキャリア配置を変更してもよい。ここでは、簡単化のため、L=2、M=6として説明する。一例として、時刻t1で伝送する第1のOFDM搬送波群と時刻t2で伝送する第2のOFDM搬送波群について説明する。
図22は、実施の形態5にかかるOFDM送信装置11bの時刻t1における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図である。また、図23は、実施の形態5にかかるOFDM送信装置11bの時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図である。サブキャリア配置制御部610は、第1のOFDM搬送波群では、図22に示すように、変調シンボルz1,z2から成る多重シンボル801,802をOFDM搬送波901のサブキャリアf1およびOFDM搬送波902のサブキャリアf8に配置するようサブキャリア配置部430を制御する。また、サブキャリア配置制御部610は、第2のOFDM搬送波群では、図23に示すように、変調シンボルz13,z14から成る多重シンボル813,814をOFDM搬送波901のサブキャリアf2およびOFDM搬送波902のサブキャリアf12に配置するようサブキャリア配置部430を制御する。
なお、図22および図23において、変調シンボルz1,z13は異なるデータであってもよいし、同一データであってもよい。変調シンボルz1,z13が同一データの場合、OFDM送信装置11bは、第1のOFDM搬送波群および第2のOFDM搬送波群でサブキャリア配置を変更して、同一データを連送することになる。各時刻における多重シンボルのサブキャリア配置の例は、図22および図23の例に限定されるものではない。
また、サブキャリア配置制御部610は、複数のOFDM搬送波群で同一のデータを連送する場合、多重シンボル組を配置するOFDM搬送波群を変更するようにしてもよい。一例として、時刻t1で伝送する第1のOFDM搬送波群と時刻t2で伝送する第2のOFDM搬送波群について説明する。
図24は、実施の形態5にかかるOFDM送信装置11bの時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の他の例を示す図である。サブキャリア配置制御部610は、第1のOFDM搬送波群では、図22に示すように、変調シンボルz1,z2から成る多重シンボル801,802をOFDM搬送波901のサブキャリアf1およびOFDM搬送波902のサブキャリアf8に配置するようサブキャリア配置部430を制御する。また、サブキャリア配置制御部610は、第2のOFDM搬送波群では、図24に示すように、多重シンボル801,802をOFDM搬送波902のf7およびOFDM搬送波901のサブキャリアf2に配置するようサブキャリア配置部430を制御する。
なお、各時刻において多重シンボルのOFDM搬送波およびサブキャリアへの配置の例は、図22および図24の例に限定されるものではない。
また、サブキャリア配置制御部610は、伝搬路の時間変動が小さい場合、伝搬路の時間変動よりも短い間隔で多重シンボルのOFDM搬送波およびサブキャリアへの配置を変更するようにしてもよい。伝搬路情報の取得方法は、前述の実施の形態2のときと同様である。
図25は、実施の形態5にかかるOFDM送信装置11bのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。ステップS401からステップS403、およびS405の処理は、図19に示すOFDM送信装置11aと同様である。OFDM送信装置11bにおいて、サブキャリア配置部430は、サブキャリア配置制御部610の指示により、L並列で入力されるL個の多重シンボルをそれぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置する(ステップS404a)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置11bは、OFDMシンボルの送信時刻ごとに多重シンボルのサブキャリア配置を変更する。これにより、OFDM送信装置11bは、伝搬路の時間変動が小さく、周波数選択性フェージングの影響により同一サブキャリアの受信電界強度が長時間に渡り低下する場合においても、伝送誤りパターンをランダム化させることができ、誤り訂正の効果を向上させることができる。また、複数時刻のOFDM搬送波群で連送を行う場合、OFDM送信装置11bは、同一変調シンボルから成る多重シンボルが時間的に連続して伝送誤りとなる確率を低減させることができ、誤り訂正の効果を向上させることができる。
なお、OFDM送信装置11bについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態6.
実施の形態6では、変調シンボルの要求伝送品質によって、拡散符号を用いて変調シンボルを拡散する。実施の形態3,5と異なる部分について説明する。
図26は、実施の形態6にかかるOFDM送信装置11cの構成例を示すブロック図である。OFDM送信装置11cは、OFDM送信装置11bに対して、シリアルパラレル変換部220を削除し、シリアルパラレル変換部230およびシンボル拡散部700を追加したものである。OFDM送信装置11cは、複数の周波数帯域でOFDM方式により、すなわち複数のOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
シリアルパラレル変換部230は、シンボル拡散部700から入力される拡散後シンボルのうち、拡散前の元の変調シンボルが異なるシンボルL個を並列化し、L波のOFDM搬送波成分の変調シンボルであるM×L個の変調シンボルをL並列で、シンボル多重部300に出力する。
図27は、実施の形態6にかかるOFDM送信装置11cのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。OFDM送信装置11cにおいて、ステップS401の後、シンボル拡散部700は、生成された変調シンボルを拡散する(ステップS406)。ステップS406以外の処理は、図25に示すOFDM送信装置11bの処理と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置11cは、要求伝送品質の高い変調シンボルについては拡散処理を行い、要求伝送品質は低いものの大容量伝送が求められる変調シンボルについては拡散処理を行わない。これにより、OFDM送信装置11cは、伝送品質の向上と伝送速度の確保を両立させることができる。
実施の形態6の内容は、実施の形態5に適用可能であるが、これに限定されず、実施の形態4にも適用可能である。
なお、OFDM送信装置11cについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態7.
実施の形態4では、多重シンボル数およびOFDM搬送波数をすべて同一としていた。実施の形態7では、多重シンボル数がOFDM搬送波数Nよりも少ない場合について説明する。実施の形態1,4と異なる部分について説明する。
図28は、実施の形態7にかかるOFDM送信装置12aの構成例を示すブロック図である。ここでは、簡単化のため、OFDM搬送波数N=3として説明する。OFDM送信装置12aは、OFDM送信装置11aに対して、シリアルパラレル変換部220およびサブキャリア配置部420を削除し、シリアルパラレル変換部240およびサブキャリア配置部440、さらに逆離散フーリエ変換部520を追加したものである。逆離散フーリエ変換部520の動作は、逆離散フーリエ変換部500の動作と同様である。なお、NはLより大きい値であればよく、このとき、OFDM送信装置12aは、逆離散フーリエ変換部500と同様の動作を行う逆離散フーリエ変換部をN個備えればよい。例えば、N=4の場合、OFDM送信装置12aは、逆離散フーリエ変換部500,510,520,530を備える。逆離散フーリエ変換部530の動作は、逆離散フーリエ変換部500の動作と同様である。OFDM送信装置12aは、複数の周波数帯域でOFDM方式により、すなわち複数のOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
シリアルパラレル変換部240は、シンボルマッピング部100から入力されるN波のOFDM搬送波分の変調シンボルであるM×N個の変調シンボルをL並列で、シンボル多重部300に出力する。シリアルパラレル変換部240は、並列化の方法として、入力される変調シンボルを時系列順にL個ずつ順次出力してもよいし、シリアルパラレル変換部240内にM×N個の変調シンボルを保持するためのメモリを持ち、時間的に離れたL個の変調シンボルを並列化して出力してもよい。
サブキャリア配置部440は、シンボル多重部300からL並列で入力されるL個の多重シンボルを、それぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置する。サブキャリア配置部440は、N個のOFDMシンボル分、すなわち、M×N個の多重シンボルの各サブキャリアへの配置が完了すると、M並列ずつN個の逆離散フーリエ変換部500,510,520に出力する。
つづいて、OFDM送信装置12aが、ビット系列からOFDMシンボルを生成して送信する動作について説明する。図29は、実施の形態7にかかるOFDM送信装置12aのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。OFDM送信装置12aにおいて、まず、シンボルマッピング部100は、ビット系列に対して一次変調を施して変調シンボルを生成する(ステップS501)。シリアルパラレル変換部240は、M×N個の変調シンボルを並列にして、ここではL並列で出力する(ステップS502)。シンボル多重部300は、L並列で入力されるL個の変調シンボルから成る要素数Lの列ベクトルに対して、L行L列のプリコーディング行列を乗算してL個の多重シンボルを生成する(ステップS503)。サブキャリア配置部440は、M×N個の多重シンボルについて、L並列で入力されるL個の多重シンボルをそれぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置する(ステップS504)。逆離散フーリエ変換部500,510,520は、M個の多重シンボルに対して逆離散フーリエ変換を施し、OFDMシンボルを生成して出力する(ステップS505)。
ここで、サブキャリア配置部440の動作について詳細に説明する。図30は、実施の形態7にかかるサブキャリア配置部440において多重シンボルをサブキャリアに配置する例を示す図である。一例として、1つのOFDM搬送波あたりのサブキャリア数M=6として説明する。サブキャリア配置部440は、シンボル多重部300から2並列で入力される2個の多重シンボル801,802を、3波のOFDM搬送波903,904,905のうち2波のOFDM搬送波903,904の周波数が最も低いサブキャリアf1,f7にそれぞれ配置する。
同様に、サブキャリア配置部440は、並列入力される多重シンボル803,804を、OFDM搬送波904のサブキャリアf8およびOFDM搬送波905のサブキャリアf13にそれぞれ配置し、並列入力される多重シンボル805,806を、OFDM搬送波905のサブキャリアf14およびOFDM搬送波903のサブキャリアf2にそれぞれ配置する。サブキャリア配置部440は、他の多重シンボル807〜818についても同様に、2並列で入力される2個の多重シンボルを異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置する。
なお、図30の例では、サブキャリア配置部440は、シンボル多重部300から並列入力される多重シンボルを、時系列順に異なる2個のOFDM搬送波を選択し、さらに、時系列順に各OFDM搬送波の周波数の低いサブキャリアから順に配置することとしたが、これに限定されるものではない。サブキャリア配置部440は、シンボル多重部300から並列入力される同一変調シンボルの組から成る複数の多重シンボルをそれぞれ異なるOFDM搬送波の任意のサブキャリアに配置してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置12aは、1組の変調シンボル群から生成される1組の多重シンボル群に含まれる各多重シンボルを、それぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置して伝送することとした。これにより、OFDM送信装置12aは、実施の形態4と同様に、実施の形態1と比較してより周波数相関の低いサブキャリアに1組の変調シンボル群から生成される複数の多重シンボルを配置することができ、実施の形態4と同様の効果を奏する。OFDM送信装置12aは、さらに、多重シンボル数をOFDM搬送波数未満とすることで、実施の形態4と比較して、図示しない受信装置である対向装置における復調処理を簡略化することができる。
なお、OFDM送信装置12aについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態8.
実施の形態7では、OFDM送信装置12aのサブキャリア配置部440において、多重シンボルのサブキャリア配置は各OFDMシンボルで固定としていた。実施の形態8では、多重シンボルのサブキャリア配置をOFDMシンボルごとに変更する。実施の形態5,7と異なる部分について説明する。
図31は、実施の形態8にかかるOFDM送信装置12bの構成例を示すブロック図である。OFDM送信装置12bは、OFDM送信装置12aに対して、サブキャリア配置部440を削除し、サブキャリア配置部450およびサブキャリア配置制御部620を追加したものである。OFDM送信装置12bは、複数の周波数帯域でOFDM方式により、すなわち複数のOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
サブキャリア配置部450は、サブキャリア配置制御部620からの指示により、多重シンボルを配置するOFDM搬送波およびサブキャリアを変更する。
サブキャリア配置制御部620は、サブキャリア配置部450に対して、多重シンボルを配置するOFDM搬送波およびサブキャリア番号を指示する。また、サブキャリア配置制御部620は、サブキャリア配置部450を制御して、送信タイミングによって多重シンボル組のサブキャリア配置を変更してもよい。ここでは、簡単化のため、L=2、M=6として説明する。一例として、時刻t1で伝送する第1のOFDM搬送波群と時刻t2で伝送する第2のOFDM搬送波群について説明する。
図32は、実施の形態8にかかるOFDM送信装置12bの時刻t1における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図である。また、図33は、実施の形態8にかかるOFDM送信装置12bの時刻t2における多重シンボルのサブキャリア配置の例を示す図である。サブキャリア配置制御部620は、第1のOFDM搬送波群では、図32に示すように、変調シンボルz1,z2から成る多重シンボル801,802をOFDM搬送波903のサブキャリアf2およびOFDM搬送波905のサブキャリアf13に配置するようサブキャリア配置部450を制御する。また、サブキャリア配置制御部620は、第2のOFDM搬送波群では、図33に示すように、変調シンボルz19,z20から成る多重シンボル819,820をOFDM搬送波904のサブキャリアf12およびOFDM搬送波905のサブキャリアf14に配置するようサブキャリア配置部450を制御する。
なお、図32および図33において、変調シンボルz1,z19は異なるデータであってもよいし、同一データであってもよい。変調シンボルz1,z19が同一データの場合、OFDM送信装置12bは、第1のOFDM搬送波群および第2のOFDM搬送波群でサブキャリア配置を変更して、同一データを連送することになる。各時刻における多重シンボルのサブキャリア配置の例は、図32および図33の例に限定されるものではない。
また、サブキャリア配置制御部620は、伝搬路の時間変動が小さい場合、伝搬路の時間変動よりも短い間隔で多重シンボルのサブキャリア配置を変更するようにしてもよい。伝搬路情報の取得方法は、前述の実施の形態2の場合と同様である。
図34は、実施の形態8にかかるOFDM送信装置12bのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。ステップS501からステップS503、およびS505の処理は、図29に示すOFDM送信装置12aと同様である。OFDM送信装置12bにおいて、サブキャリア配置部450は、サブキャリア配置制御部620の指示により、L並列で入力されるL個の多重シンボルをそれぞれ異なるOFDM搬送波のサブキャリアに配置する(ステップS504a)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置12bは、OFDMシンボルの送信時刻ごとに多重シンボルのサブキャリア配置を変更する。これにより、OFDM送信装置12bは、伝搬路の時間変動が小さく、周波数選択性フェージングの影響により同一サブキャリアの受信電界強度が長時間に渡り低下する場合においても、伝送誤りパターンをランダム化させることができ、誤り訂正の効果を向上させることができる。また、複数時刻のOFDM搬送波群で連送を行う場合、OFDM送信装置12bは、同一変調シンボルから成る多重シンボルが時間的に連続して伝送誤りとなる確率を低減することができ、誤り訂正の効果を向上させることができる。
なお、OFDM送信装置12bについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
実施の形態9.
実施の形態9では、変調シンボルの要求伝送品質によって、拡散符号を用いて変調シンボルを拡散する。実施の形態6,8と異なる部分について説明する。
図35は、実施の形態9にかかるOFDM送信装置12cの構成例を示すブロック図である。OFDM送信装置12cは、OFDM送信装置12bに対して、シリアルパラレル変換部240を削除し、シリアルパラレル変換部250およびシンボル拡散部700を追加したものである。OFDM送信装置12cは、複数の周波数帯域でOFDM方式により、すなわち複数のOFDMシンボルで送信を行う送信装置である。
シリアルパラレル変換部250は、シンボル拡散部700から入力される拡散後シンボルのうち、拡散前の元の変調シンボルが異なるシンボルL個を並列化し、N波のOFDM搬送波成分の変調シンボルであるM×N個の変調シンボルをL並列で、シンボル多重部300に出力する。
図36は、実施の形態9にかかるOFDM送信装置12cのOFDMシンボルの送信処理を示すフローチャートである。OFDM送信装置12cにおいて、ステップS501の後、シンボル拡散部700は、生成された変調シンボルを拡散する(ステップS506)。ステップS506以外の処理は、図34に示すOFDM送信装置12bの処理と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置12cは、要求伝送品質の高い変調シンボルについては拡散処理を行い、要求伝送品質は低いものの大容量伝送が求められる変調シンボルについては拡散処理を行わない。これにより、OFDM送信装置12cは、伝送品質の向上と伝送速度の確保を両立させることができる。
実施の形態9の内容は、実施の形態8に適用可能であるが、これに限定されず、実施の形態7にも適用可能である。
なお、OFDM送信装置12cについては、前述のOFDM送信装置10aと同様のハードウェアにより構成することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10a,10b,10c,11a,11b,11c,12a,12b,12c OFDM送信装置、100 シンボルマッピング部、200,210,220,230,240,250 シリアルパラレル変換部、300 シンボル多重部、400,410,420,430,440,450 サブキャリア配置部、500,510,520 逆離散フーリエ変換部、600,610,620 サブキャリア配置制御部、700 シンボル拡散部。

Claims (13)

  1. 2以上である第1の数と2以上の数である第3の数とを乗算した数の変調シンボルを、第1の数の搬送波周波数で直交周波数分割多重方式により送信を行う送信装置であって、
    周波数領域で一次変調された第1の数の変調シンボルを要素とする列ベクトルに対して、第1の数と同じ行数および列数のプリコーディング行列を乗算し、2以上かつ第1の数以下である第2の数の変調シンボルが多重された第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を第3の数だけ生成するシンボル多重部と、
    前記第3の数の多重シンボル群から第3の数の送信シンボルで構成される送信シンボル群を第1の数だけ生成するサブキャリア配置部と、
    各送信シンボル群から、データサブキャリアを第3の数とする直交周波数分割多重方式のシンボルを第1の数だけ生成する逆離散フーリエ変換部と、
    を備え
    記サブキャリア配置部は、多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なる送信シンボル群に配置する、
    ことを特徴とする送信装置。
  2. 1つまたは複数の周波数帯域で直交周波数分割多重方式により送信を行う送信装置であって、
    周波数領域で一次変調された2以上である第1の数の変調シンボルを要素とする列ベクトルに対して、第1の数と同じ行数および列数のプリコーディング行列を乗算し、2以上かつ第1の数以下である第2の数の変調シンボルが多重された第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を生成するシンボル多重部と、
    前記多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なるサブキャリアに配置するサブキャリア配置部と、
    を備え、
    前記サブキャリア配置部は、要求伝送品質が高い多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルを周波数方向で離れたサブキャリアに配置し、前記要求伝送品質が高い多重シンボル群よりも要求伝送品質が低い多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルを、前記要求伝送品質が高い多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルが配置されたサブキャリア間隔よりも、周波数方向で近いサブキャリアに配置する、
    ことを特徴とする送信装置。
  3. 前記プリコーディング行列は、前記プリコーディング行列を乗算前の第1の数の変調シンボルの電力値の合計値が、前記プリコーディング行列を乗算して得られる第1の数の多重シンボルの電力値の合計値と同一となる行列である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 前記プリコーディング行列は、前記プリコーディング行列を乗算前の第1の数の変調シンボルの電力値のそれぞれが、前記プリコーディング行列を乗算して得られる第1の数の多重シンボルを電力化することで得られる各変調シンボル成分の電力値のそれぞれと同一となる行列である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5. 1つまたは複数の周波数帯域で直交周波数分割多重方式により送信を行う送信装置であって、
    周波数領域で一次変調された2以上である第1の数の変調シンボルのうち組み合わせがそれぞれ異なる2以上かつ第1の数以下である第2の数を要素とする第1の列ベクトルを第1の数生成し、第1の数の第1の列ベクトルに対して第2の数と同じ行数および列数のプリコーディング行列を乗算することで要素数が第2の数である第2の列ベクトルを第1の数生成し、第1の数の第2の列ベクトルの要素から1つずつ要素を抽出することで第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を生成するシンボル多重部と、
    前記多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なるサブキャリアに配置するサブキャリア配置部と、
    を備え、
    前記シンボル多重部は、第1の数の変調シンボルのそれぞれが、第1の数の多重シンボルの要素の成分として1つ含まれるように、第1の数の第2の列ベクトルから要素を抽出する、
    ことを特徴とする送信装置。
  6. 前記シンボル多重部は、前記プリコーディング行列を乗算前の第1の数の変調シンボルの電力値の合計値が、第1の数の多重シンボルの電力値の合計値と同一となるように、第1の数の第2の列ベクトルから要素を抽出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の送信装置。
  7. 前記シンボル多重部は、前記プリコーディング行列を乗算前の第1の数の変調シンボルの電力値のそれぞれが、第1の数の多重シンボルを電力化することで得られる各変調シンボル成分の電力値のそれぞれと同一となるように、第1の数の第2の列ベクトルから要素を抽出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の送信装置。
  8. 前記周波数帯域が1つであり、前記直交周波数分割多重方式による1つのシンボルに含まれるサブキャリア数が第1の数より大きい第3の数の場合、
    前記サブキャリア配置部は、前記多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルのそれぞれを、第3の数を第1の数で除算した第4の数離れたサブキャリアに配置する、
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載の送信装置。
  9. 前記周波数帯域が複数の場合、
    前記サブキャリア配置部は、前記多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルを、それぞれ異なる周波数帯域の前記直交周波数分割多重方式によるシンボルのサブキャリアに配置する、
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載の送信装置。
  10. 前記サブキャリア配置部は、要求伝送品質が高い多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルを周波数方向で離れたサブキャリアに配置し、前記要求伝送品質が高い多重シンボル群よりも要求伝送品質が低い多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルを、前記要求伝送品質が高い多重シンボル群に含まれる第1の数の多重シンボルが配置されたサブキャリア間隔よりも、周波数方向で近いサブキャリアに配置する、
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載の送信装置。
  11. 前記サブキャリア配置部は、各周波数帯域における前記直交周波数分割多重方式によるシンボルを出力するタイミングごとに、前記多重シンボルを配置するサブキャリアを変更する、
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載の送信装置。
  12. さらに、前記一次変調された変調シンボルに対して拡散処理を行い、変調シンボルが拡散されたシンボルである拡散後シンボルを生成するシンボル拡散部、を備え、
    前記シンボル多重部は、前記拡散後シンボルを用いて、第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を生成する、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の送信装置。
  13. 1つまたは複数の周波数帯域で直交周波数分割多重方式により送信を行う送信装置の送信方法であって、
    シンボル多重部が、周波数領域で一次変調された2以上である第1の数の変調シンボルのうち組み合わせがそれぞれ異なる2以上かつ第1の数以下である第2の数を要素とする第1の列ベクトルを第1の数生成する第1の列ベクトル生成ステップと、
    前記シンボル多重部が、第1の数の第1の列ベクトルに対して第2の数と同じ行数および列数のプリコーディング行列を乗算することで要素数が第2の数である第2の列ベクトルを第1の数生成する第2の列ベクトル生成ステップと、
    前記シンボル多重部が、第1の数の第2の列ベクトルの要素から第1の数ずつ要素を抽出することで第1の数の多重シンボルから成る多重シンボル群を生成するシンボル多重ステップと、
    サブキャリア配置部が、前記多重シンボル群に含まれる多重シンボルをそれぞれ異なるサブキャリアに配置するサブキャリア配置ステップと、
    を含み、
    前記シンボル多重ステップにおいて、前記シンボル多重部は、第1の数の変調シンボルのそれぞれが、第1の数の多重シンボルの要素の成分として1つ含まれるように、第1の数の第2の列ベクトルから要素を抽出する、
    ことを特徴とする送信方法。
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