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JP6221820B2 - 符号化装置、符号化方法および符号化プログラム - Google Patents

符号化装置、符号化方法および符号化プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像データを圧縮符号化する際に用いて好適な符号化装置、符号化方法および符号化プログラムに関する。
近年、デジタルハイビジョン放送やHD(High Definition)画像に対応する録画装置の普及、デジタルカメラの高解像度化などにより、家庭で使用するテレビジョン受像機などにおいても、大画面化および高解像度化が進んでいる。このため、テレビジョン受像機において画像処理を行うLSI(Large-Scale Integration)についても、HD画像に対応したLSIの需要が高まっている。
ところで、画像処理において、エンハンサやフレームレート変換処理などは、1フレーム以上の画像データをDDR SDRAM(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)といった、高速なアクセスが可能なメモリに格納する必要がある。このような画像データを格納するためのメモリは、高速なアクセスが要求されるために高価であり、また、上述したHD画像の画像データを複数フレーム格納するためには、大容量のメモリが複数個必要になる場合もあり、製品のコストアップや、部品点数増加の要因となっている。
そのため、画像データを圧縮符号化してメモリに格納する技術が従来から開発されている。画像データの圧縮符号化方式の一つとして、MPEG(Moving Pictures Experts Group)方式が知られているが、アルゴリズムが複雑であるため回路をLSI化した場合に大面積を占めることになり、画像の高画質化処理に特化した信号処理用LSIや、安価な画像処理用LSIに適用するには不向きである。特許文献1では、対象画素の符号化に先行して、対象画素に対してライン方向(水平方向)に隣接し、既に符号化が完了した画素の画素値を用いて1次元で対象画素の画素値を予測することで、圧縮符号化を行う方法が開示されている。
また、対象画素が含まれるラインに対して、符号化順で1つ前のラインの、対象画素に対応するライン上の位置(水平位置)およびその近傍の画素の画素値をさらに用いて、2次元で当該対象画素の画素値を予測して圧縮符号化を行う方法も知られている。この2次元で画素値を予測する方法を用いることで、1次元で画素値を予測した場合に対して符号化効率を向上させることが可能となる。
ところで、近年では、2次元の画像を立体的に見せる、所謂3D映像に関する技術が発達し、3D映像を供給するための装置も、普及してきている。3D映像の伝送フォーマットの一つとして、左目用および右目用の画像信号を1ラインおきに交互に配置して表示させる、LBL(ラインバイライン:Line-by-Line)方式がある。
特開平7−15347号公報
LBL方式では、隣接するライン間の相関が一般の画像に対して小さいと考えられる。そのため、LBL方式による画像信号に対して、上述した2次元で画素値を予測する圧縮符号化方式を適用した場合、対象画素位置以外で予測方向を決定すると、予測方向が実際の対象画素位置において予測誤差が最小となる予測方向と異なる場合が生じる可能性がある。この場合、縦方向での予測誤差が大きくなることがあり、場合によっては、予測誤差が下方向に伝播してしまう可能性があるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ライン毎に交互に異なる画像を配した画像データを適切に圧縮符号化可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入力画像データに含まれる入力画素と、入力画素を予測した予測画素との差分を符号化する符号化部と、符号化部で符号化された差分を復号し、復号された差分に予測画素を加算して得られた復号画素を記憶する第1の記憶部と、入力画像データが2ライン以上のライン周期で異なる画像が含まれる複合画像データである場合に、第1の記憶部に記憶される、符号化対象画素が位置する第1のラインに対して符号化順でライン周期のライン数前の第2のラインにおける、符号化対象画素にライン方向での位置が対応する第1の復号画素に対して符号化順で1画素前の第2の復号画素と、第2のラインに対して符号化順でライン数前の第3のラインにおける、第1の復号画素にライン上での位置が対応する第3の復号画素と第3の復号画素に第3のライン上で隣接する復号画素とを含む第4の復号画素とのうち、第1の復号画素との相関が高い復号画素の第1の復号画素に対する方向を予測方向として決定する予測方向決定部と、予測方向決定部によって決定した予測方向に従い、第1の記憶部から復号画素を選択して予測画素として出力する選択部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、入力画像データに含まれる入力画素と、入力画素を予測した予測画素との差分を符号化する符号化ステップと、符号化ステップにより符号化された差分を復号し、復号された差分に予測画素を加算して得られた復号画素を第1の記憶部に記憶する第1の記憶ステップと、入力画像データが2ライン以上のライン周期で異なる画像が含まれる複合画像データである場合に、第1の記憶部に記憶される、符号化対象画素が位置する第1のラインに対して符号化順でライン周期のライン数前の第2のラインにおける、符号化対象画素にライン方向での位置が対応する第1の復号画素に対して符号化順で1画素前の第2の復号画素と、第2のラインに対して符号化順でライン数前の第3のラインにおける、第1の復号画素にライン上での位置が対応する第3の復号画素と第3の復号画素に第3のライン上で隣接する復号画素とを含む第4の復号画素とのうち、第1の復号画素との相関が高い復号画素の第1の復号画素に対する方向を予測方向として決定する予測方向決定ステップと、予測方向決定ステップによって決定した予測方向に従い、第1の記憶部から復号画素を選択して予測画素として出力する選択ステップとを有ることを特徴とする。
また、本発明は、入力画像データに含まれる入力画素と、入力画素を予測した予測画素との差分を符号化する符号化ステップと、符号化ステップにより符号化された差分を復号し、復号された差分に予測画素を加算して得られた復号画素を第1の記憶部に記憶させる第1の記憶ステップと、入力画像データが2ライン以上のライン周期で異なる画像が含まれる複合画像データである場合に、第1の記憶部に記憶される、符号化対象画素が位置する第1のラインに対して符号化順でライン周期のライン数前の第2のラインにおける、符号化対象画素にライン方向での位置が対応する第1の復号画素に対して符号化順で1画素前の第2の復号画素と、第2のラインに対して符号化順でライン数前の第3のラインにおける、第1の復号画素にライン上での位置が対応する第3の復号画素と第3の復号画素に第3のライン上で隣接する復号画素とを含む第4の復号画素とのうち、第1の復号画素との相関が高い復号画素の第1の復号画素に対する方向を予測方向として決定する予測方向決定ステップと、予測方向決定ステップによって決定した予測方向に従い、第1の記憶部から復号画素を選択して予測画素として出力する選択ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、ライン毎に交互に異なる画像を配した画像データを適切に圧縮符号化することができるという効果を奏する。
図1は、既存の技術による符号化装置の一例の構成を示すブロック図である。 図2は、既存の技術による、復号データバッファが提供する対象画素の周辺画素について説明するための図である。 図3は、LBL方式による画像データを概略的に示す図である。 図4は、第1の実施形態による符号化装置の一例の構成を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係る、復号データバッファが提供する、対象画素の周辺画素について説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に適用可能な復号装置の一例の構成を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態による画像処理装置の一例の構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、符号化装置および符号化方法の好適な実施形態を詳細に説明する。係る実施形態に示す具体的な数値および外観構成などは、本発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本発明に直接関係のない要素は詳細な説明および図示を省略している。
(既存技術による符号化方法)
先ず、理解を容易とするために、既存技術による符号化方法について説明する。図1は、既存の技術による符号化装置の一例の構成を示す。図1において、符号化装置10aは、減算器100と、差分符号化部101と、局部復号部102と、復号データバッファ103aと、予測方向決定部104と、予測方向バッファ105aと、予測画素選択部106とを含む。また、局部復号部102は、差分復号部1021と、加算器1022とを含む。
符号化装置10aは、入力データとして、1フレームが1の画像で構成される画像フォーマットの画像データ(通常方式の画像データと呼ぶ)が、例えば画像の上端側から下端側に向けて、ライン毎に順次入力されるものとする。また、各ラインにおいては、画像データが、画像の左端側から右端側に向けて、画素単位で順次入力される。入力画素データS0が入力され、この入力画素データS0を符号化してよりビット幅の小さい符号化データS1を出力する。
対象画素としての入力画素データS0が符号化装置10aに供給され、減算器100の被減算入力端に入力される。減算器100の減算入力端には、後述する予測画素選択部106から出力された予測画素値S6が入力される。減算器100は、被減算入力端に入力された入力画素データS0の画素値から減算入力端に入力された予測画素値S6の画素値を減算し、差分値Sを差分符号化部101に対して出力する。
差分符号化部101は、差分値Sdを所定の符号化処理方法を用いて符号化して、ビット幅が入力画素データS0より小さい符号化データS1を出力する。差分符号化部101が用いる符号化方法は、特に限定されないが、例えば量子化テーブルによる量子化を当該符号化方法として用いることができる。符号化データS1は、出力データとして符号化装置10aの外部に出力される。
符号化データS1は、符号化装置10aから出力された後、伝送路や記録経路などを介して復号装置に供給されて復号され、入力画素データS0と同じビット幅の復号画素データとされる。なお、復号画素データは、符号化および復号処理の過程において、符号化装置10aに入力された入力画素データS0との誤差(復号誤差)を生じ、入力画素データS0と必ずしもデータ値が一致するものではない。
差分符号化部101から出力された符号化データS1は、局部復号部102にも供給される。局部復号部102に供給された符号化データS1は、差分復号部1021に入力される。
差分復号部1021は、入力された符号化データS1に対して差分符号化部101と逆の処理を施して復号し、復号されたデータを加算器1022の第1入力端に入力する。加算器1022の第2入力端には、後述する予測画素選択部106から、上述した予測値S6が入力される。加算器1022は、第1入力端に入力されたデータ値と、第2入力端に入力された予測画素値S6とを加算して、復号データS2として出力する。
復号データS2は、復号データバッファ103aに記憶される。復号データバッファ103aは、少なくとも1ライン分+1画素分の画素データを記憶可能とされている。1ライン分の画素に対する追加分のこの1画素は、FF(Flip Flop)回路などで別途保持してもよい。また、復号データバッファ103aは、FIFO(First In, First Out)方式で制御され、1ライン分の画素データが記憶されている状態で1画素分の画素データが入力されると、最も先に記憶された1画素の画素データが掃き出されるようになっている。復号データバッファ103aから掃き出された画素データは、例えば破棄される。
復号データバッファ103aは、予測方向決定部104に対して、対象画素の1ライン上、すなわち、対象画素が位置するラインに対して符号化順で1ライン前のラインに位置する復号データを含む、対象画素の周辺画素を提供する。
図2を用いて、復号データバッファ103aが提供する、対象画素の周辺画素について説明する。図2において、横軸は、画像の水平方向すなわち1ライン期間方向を示し、縦軸は、画像の垂直方向すなわち1フレーム期間方向を示す。各画素D11、D12、…、D21、D22、…、D31、D32、…において、添字は、左からライン番号およびライン上での画素位置(水平画素位置)を示す。すなわち、画素D11、D12、D13は、第1ライン目の画素であり、画素D12、D22、D32は、各ラインでライン上の位置が対応する画素である。
対象画素の周辺画素は、対象画素に近接し、且つ、符号化済みの画素である。したがって、周辺画素は、対象画素に対して符号化順で前の画素が選択される。図2の例では、対象画素を画素D22とした場合、周辺画素として、画素D22と同ラインで、且つ、画素D22に対して符号化順で1画素前の画素D21が選択される。さらに、画素D22の周辺画素として、画素D22が位置するラインに対して符号化順で1ライン前のラインの、画素D22にライン上の位置が対応する画素D12が選択される。さらにまた、画素D22の周辺画素として、当該画素D12と同ラインに位置し、且つ、当該画素D12に隣接する、画素D11およびD13が選択される。
予測方向決定部104は、復号データバッファ103aから提供される、上述した対象画素と各周辺画素とを用いて、対象画素と各周辺画素との間で相関が高い方向を優先して複数の方向から選択し、選択した方向を予測方向とし、予測方向を示す予測方向データS4を出力する。例えば、予測方向決定部104は、対象画素と各周辺画素との間で最も相関が高い方向を選択して、選択した方向を予測方向として決定する。
例えば、周辺画素が対象画素の左隣、直上、左上および右上にそれぞれ位置する画素である場合(図2の例では画素D21、D12、D11およびD13の4画素)、予測方向決定部104は、水平方向、垂直方向、左斜め上方向および右斜め上方向の4方向を候補とする。予測方向決定部104は、対象画素の画素値と、各周辺画素の画素値との差分値をそれぞれ求める。予測方向決定部104は、求めた各差分値に基づき、所定の演算により、各周辺画素について、対象画素との相関度を示す評価値を算出し、算出した評価値から、候補となった4方向から予測方向を決定する。
評価値は、例えば、各周辺画素について求めた画素値の各差分値を用いることができる。評価値の算出方法は、差分値に限らず、他の方法を用いてもよい。また、評価値を算出する際の差分を求める画素の位置や数も、上述の例に限定されない。
予測方向データS4は、予測方向バッファ105aに記憶される。予測方向バッファ105aは、予測方向データS4を所定の期間、記憶する。予測方向バッファ105aが予測方向データS4を記憶する期間は、例えば、後述する予測画素選択部106で必要とする予測方向データS5の、予測方向決定部104から供給された予測方向データS4に対する既知のデータ遅延に応じて設定することができる。
予測方向バッファ105aは、予測画素選択部106に対して、復号データバッファ103aに記憶される復号データを選択するための予測方向データS5を提供する。より具体的には、図2の例では、予測方向バッファ105aが提供する予測方向データS5は、対象画素の1ライン上、すなわち、対象画素の位置するラインに対して符号化順で1ライン前のラインにおいて、ライン上での当該対象画素の位置に対応する位置の画素に対して既に求められた予測方向データである。図2の例では、対象画素D22に基づき求められた予測方向データS5は、当該画素D22の1ライン下の画素D32に適用される。すなわち、この画素D32が、対象画素に基づき求められた予測方向データS4が適用される符号化対象画素となる。
予測画素選択部106は、復号データバッファ103aに記憶される各画素データから、対象画素に対する周辺画素の画素データのうち予測方向データS5に示される予測方向に対応する画素の画素データを選択する。予測画素選択部106は、選択した画素の画素データを復号データバッファ103aから取得して、当該画素データの画素値を上述した予測画素値S6として出力する。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態に係る符号化方法について説明する。3D映像の伝送フォーマットの一つとして、左目用および右目用の画像信号を1ラインおきに交互に配置して表示させる、LBL(ラインバイライン:Line-by-Line)方式がある。図3は、LBL方式による画像データを概略的に示す。LBL方式の画像データは、図3に例示されるように、1フレームの画像データに対し、左目用の画像Lの画像データと、右目用の画像Rの画像データとが1ラインおきに交互に配置されて構成される、複合画像データである。このように、LBL方式の画像データは、2ライン周期で互いに異なる画像である画像Lおよび画像Rを含む。
上述した既存技術による符号化方法では、対象画素の周辺画素として、常に当該対象画素の1ライン上の画素、すなわち、対象画素が位置するラインに対して符号化順で1ライン前のラインの画素を用いている。一方、LBL方式の画像データは、図3に例示したように、1フレームの画像データに異なる画像データが1ラインおきに交互に配置されている。そのため、LBL方式のフォーマットによる画像データに対して上述した既存技術による対象画素と周辺画素とを適用した場合、これら対象画素と周辺画素との間の相関が極めて低くなってしまう可能性がある。したがって、既存技術による符号化方法で用いられる周辺画素は、予測画素値を得るための画素の候補として適さないと考えられる。
そのため、本第1の実施形態では、対象画素の周辺画素として、対象画素が位置するラインに対して符号化順で2ライン前のラインの画素を用いる。これにより、対象画素と周辺画素とを、画像Lおよび画像Rのうち同一の画像から選択することができ、適切に予測画素値を取得することが可能となる。
図4は、第1の実施形態による符号化装置の一例の構成を示す。なお、図4において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図4において、符号化装置10bは、図1に示した符号化装置10aに対して入力モード信号M0が入力される点が異なっている。入力モード信号M0は、入力データが、LBL方式の画像データであるか、通常方式の画像データであるかを示す信号である。入力モード信号M0は、復号データバッファ103bおよび予測方向バッファ105bの動作を切り替える。
入力モード信号M0は、例えば、この符号化装置10bが適用される上位の装置に対するユーザ操作に応じて入力される。これに限らず、入力モード信号M0は、入力データの所定位置に含んで供給してもよい。この場合、例えば符号化装置10bの前段などにおいて、入力データから入力モード信号M0が取り出されて、符号化装置10bに供給される。
以下、入力モード信号M0が、入力データがLBL方式の画像データであることを示す場合の、符号化装置10bの動作について説明する。なお、入力モード信号M0が、入力データが通常方式の画像データであることを示す場合の符号化装置10bの動作は、上述した既存技術による符号化装置10aの動作と同等となる。
第1の実施形態に係る符号化装置10bにおいて、復号データバッファ103bは、予測方向決定部104に対して、対象画素が位置するラインの画素と、当該対象画素が位置するラインの2ライン上、すなわち、対象画素が位置するラインに対して符号化順で2ライン前のラインに位置する復号データとを含む、対象画素の周辺画素を提供する。すなわち、第1の実施形態に係る復号データバッファ103bは、少なくとも2ライン分+1画素分の画素データを記憶可能とされている。2ライン分の画素に対する追加分のこの1画素は、FF回路などで別途保持してもよい。
図5を用いて、第1の実施形態に係る、復号データバッファ103bが提供する、対象画素の周辺画素について説明する。図5において、上述の図2と同様に、横軸は、画像の水平方向すなわち1ライン期間方向を示し、縦軸は、画像の垂直方向すなわち1フレーム期間方向を示す。各画素LD11、LD12、…、LD21、LD22、…、LD31、LD32、…は、左目用の画像Lの各ラインの画素を示す。また、各画素RD11、RD12、…、RD21、RD22、…は、右目用の画像Rの各ラインの画素を示す。各添字の意味は、左から、画像Lまたは画像R内でのライン番号およびライン上での画素位置を示す。例えば、画素LD11、LD12、…が位置するラインがフレームの1ライン目のラインとした場合、画素RD11、RD12、…が位置するラインは、フレームの2ライン目のラインとなる。
第1の実施形態においては、対象画素を画素LD22とした場合、周辺画素として、画素LD22と同ラインで、且つ、画素LD22に対して符号化順で1画素前の画素LD21が選択される。さらに、画素LD22の周辺画素として、画素LD22が位置するラインに対して符号化順で2ライン前のラインの、画素LD22にライン上の位置が対応する画素LD12が選択される。さらにまた、画素LD22の周辺画素として、当該画素LD12と同ラインに位置し、且つ、当該画素LD12に隣接する、画素LD11およびLD13が選択される。
これは、右目用画像Rの各画素についても同様である。例えば、右目用画像Rにおいて画素RD22を対象画素とした場合、当該画素RD22に対する周辺画素は、当該画素RD22と同ラインに位置する画素RD21と、当該画素RD22が位置するラインの符号化順で2ライン前のラインに位置する画素RD11、RD12およびRD13となる。
このように、第1の実施形態の符号化装置10bによれば、入力モード信号M0が、入力データがLBL方式の画像データであることを示す場合には、対象画素と当該対象画素の周辺画素とが画像Lおよび画像Rのうち同一の画像のデータとなる。そのため、対象画素と周辺画素との相関性が保たれる。
予測方向決定部104は、復号データバッファ103bから提供される、上述した対象画素と、当該対象画素が位置するラインに対して符号化順で2ライン前のライン上の復号データを含む周辺画素とを用いて、対象画素と各周辺画素との間で最も相関が高い方向を優先して複数の方向から選択し、選択した方向を予測方向とし、予測方向を示す予測方向データS4を出力する。例えば、予測方向決定部104は、対象画素と各周辺画素との間で最も相関が高い方向を選択して、選択した方向を予測方向として決定する。
予測方向データS4は、予測方向バッファ105bに記憶される。予測方向バッファ105bは、予測方向データS4を所定の期間、記憶する。予測方向バッファ105bが予測方向データS4を記憶する期間は、上述と同様に、予測画素選択部106で必要とする予測方向データS5の、予測方向決定部104から供給された予測方向データS4に対する既知のデータ遅延に応じて設定することができる。
予測方向バッファ105bは、予測画素選択部106に対して、復号データバッファ103bに記憶される復号データを選択するための予測方向データS5を提供する。より具体的には、図5の例では、第1の実施形態に係る予測方向バッファ105bが提供する予測方向データS5は、対象画素の2ライン上、すなわち、対象画素の位置するラインに対して符号化順で2ライン前のラインにおいて、ライン上での当該対象画素の位置に対応する位置の画素に対して既に求められた予測方向を示す予測方向データである。図5の例では、対象画素LD22に基づき求められた予測方向データS5は、当該画素LD22の2ライン下の画素LD32に適用される。すなわち、この画素LD32が、対象画素に基づき求められた予測方向データS4が適用される符号化対象画素となる。
予測画素選択部106は、復号データバッファ103bに記憶される各画素データから、対象画素に対する周辺画素の画素データのうち予測方向データS5に示される予測方向に対応する画素の画素データを選択する。
例えば、対象画素をLD22とし、予測方向が左隣、直上、左上および右上の何れかである場合について考える。この場合、予測画素選択部106は、復号データバッファ103bに提供される各画素データから、予測方向が左隣であれば画素LD21の画素データを、予測方向が直上であれば画素LD12の画素データを、予測方向が左上であれば画素LD11の画素データを、予測方向が右上であれば画素LD13の画素データを、予測方向データS5に基づきそれぞれ選択する。
予測画素選択部106は、こうして選択した画素データの画素値を上述した予測画素値S6として出力する。予測画素選択部106から出力された予測画素値S6は、被減算入力端に対して符号化対象画素である次の入力画素の画素データが入力されている、減算器100の減算入力端に入力される。
上述した既存技術による符号化装置10aでは、予測方向バッファ105aは、入力データがLBL方式の画像データであるか否かに関わらず、常に対象画素の位置するラインの符号化順で1ライン前のライン上の画素による予測方向を提供していた。そのため、LBL方式の画像フォーマットのように、隣接するラインが異なる画像によるものである場合には、対象画素と符号化順で1ライン前のライン上の画素との間の相関が小さく、1ライン前の画素を用いた予測方向の信頼性が低下する。
これに対して、第1の実施形態に係る符号化装置10bでは、予測方向バッファ105bは、入力モード信号M0が、入力データがLBL方式の画像データであることを示す場合に、対象画素が位置するラインに対して符号化順で2ライン前のラインの画素による予測方向を提供することができる。したがって、予測方向に係る画素と対象画素とが画像Lおよび画像Rのうち同じ側の画像の画素となるため、予測方向の信頼性が低下することがない。
なお、上述の構成において、例えばフレーム先頭のラインについては、符号化済みの画素データが存在しない。そのため、フレーム先頭のラインについては、符号化を行わないようにする。入力モード信号M0がLBL方式を示している場合には、フレーム先頭から2ライン目までを符号化しないようにする。
(復号装置)
次に、第1の実施形態の符号化装置から出力された符号化データS1を復号するための復号装置について説明する。復号装置は、基本的には、上述した符号化装置10bと逆の処理を行うことになる。図6は、第1の実施形態に適用可能な復号装置の一例の構成を示す。
図6において、復号装置20は、差分復号部200と、加算器201と、復号データバッファ210と、予測方向決定部211と、予測方向バッファ212と、予測画素選択部213とを含む。復号装置20において、入力モード信号M0が入力され、復号データバッファ210および予測方向バッファ212に供給される。
符号化装置10bで符号化された符号化データが差分復号部200に入力される。差分復号部200は、上述した差分復号部1021と同様に、入力された符号化データに対して差分符号化部101と逆の処理を施して復号する。差分復号部200から出力されたデータは、加算器201の第1入力端に入力される。加算器201は、第1入力端に入力されたデータと、第2入力端に入力された後述する予測画素選択部213の出力とを加算する。加算器201の出力は、この復号装置20に入力された符号化データを復号した復号データとして復号装置20から外部に出力される。復号データは、符号化装置10bに入力された入力画素データS0とビット幅が同じ画素データである。
加算器201の出力は、復号データバッファ210にも供給される。復号データバッファ210は、上述した復号データバッファ103bと同様に、少なくとも2ライン分+1画素分の復号データすなわち画素データを記憶可能とされている。2ライン分の画素に対する追加分のこの1画素は、FF回路などで別途保持してもよい。
上述した復号データバッファ103bと同様に、復号データバッファ210は、入力モード信号M0が通常方式の画像データを示している場合には、予測方向決定部211に対して、対象復号画素の1ライン上、すなわち、対象復号画素が位置するラインに対して復号順で1ライン前のラインに位置する復号画素データを含む、対象復号画素の周辺復号画素を提供する。また、復号データバッファ210は、入力モード信号M0がLBL方式の画像データを示している場合には、予測方向決定部211に対して、対象復号画素の2ライン上、すなわち、対象復号画素が位置するラインに対して復号順で2ライン前のラインに位置する復号画素データを含む、対象復号画素の周辺復号画素を提供する。
予測方向決定部211は、上述の予測方向決定部104と同様に、復号データバッファ210から提供される、上述した対象復号画素と各周辺復号画素とを用いて、対象復号画素と各周辺復号画素との間で相関の高い方向を優先して複数の方向から選択し、選択した方向を予測方向とし、予測方向を示す予測方向データを出力する。例えば、予測方向決定部211は、対象復号画素と各周辺復号画素との間で最も相関が高い方向を選択して、選択した方向を予測方向として決定する。
予測方向データは、予測方向バッファ212に記憶される。予測方向バッファ212は、上述の予測方向バッファ105bと同様に、予測方向データを所定の期間、記憶する。予測方向バッファ212が予測方向データを記憶する期間は、例えば、後述する予測画素選択部213で必要とする予測方向データの、予測方向決定部211から供給された予測方向データに対する既知のデータ遅延に応じて設定することができる。
予測方向バッファ212は、上述の予測方向バッファ105bと同様に、予測画素選択部213に対して、復号データバッファ210に記憶される復号画素データを選択するための予測方向データを提供する。
入力モード信号M0が通常方式の画像データを示している場合には、予測方向バッファ212が提供する予測方向データは、図2の例では、対象復号画素の1ライン上、すなわち、対象復号画素の位置するラインに対して復号順で1ライン前のラインにおいて、ライン上での当該対象復号画素の位置に対応する位置の復号画素に対して既に求められた予測方向データである。また、入力モード信号M0がLBL方式の画像データであることを示している場合には、予測方向バッファ212が提供する予測方向データは、図5の例では、対象復号画素の2ライン上、すなわち、対象復号画素の位置するラインに対して復号順で2ライン前のラインにおいて、ライン上での当該対象復号画素の位置に対応する位置の復号画素に対して既に求められた予測方向データである。
予測画素選択部213は、上述の予測画素選択部106と同様に、復号データバッファ210に記憶される各復号画素データから、対象復号画素に対する周辺画素の復号画素データのうち予測方向データに示される予測方向に対応する復号画素の復号画素データを選択する。予測画素選択部213は、選択した復号画素の復号画素データを復号データバッファ210から取得して、当該復号画素データの画素値を上述した予測画素値として加算器201の第2入力端に対して出力する。
(第1の実施形態の変形例)
なお、上述では、第1の実施形態に係る符号化装置10bが、例えば右目画像Rおよび左目画像Lの異なる2の画像を1フレームの画像に含む画像データの符号化に適用可能なように説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、符号化装置10bは、3以上の画像を1フレームの画像に含む画像データの符号化にも適用可能である。例えば、Nを2以上の整数とし、N枚の画像を1フレームの画像に含む場合、当該画像を、N枚の異なる画像の各ラインをNライン周期で順次配置して構成する。
例えば、符号化装置10bにおいて、復号データバッファ103bを、予測方向決定部104に対して、対象画素が位置するラインの画素と、当該対象画素が位置するラインのNライン上、すなわち、対象画素が位置するラインに対して符号化順でNライン前のラインに位置する復号データとを含む、対象画素の周辺画素を提供するように構成する。この場合、復号データバッファ103bは、少なくともNライン分+1画素分の画素データを記憶可能とされている。Nライン分の画素に対する追加分のこの1画素は、FF回路などで別途保持してもよい。予測方向バッファ105bも同様に、対象画素が位置するラインに対して符号化順でNライン下のラインの画素に適用される予測方向データを提供するように構成する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、上述した第1の実施形態による、符号化装置10bと、復号装置20とを画像処理部を有する画像処理装置に適用した例である。図7は、第2の実施形態による画像処理装置300の一例の構成を示す。ここでは、画像処理装置300の例として、ハイビジョン画像による画像データを入力してディスプレイに供給する映像装置を適用している。
画像処理装置300は、入力部310、画像処理部311およびディスプレイ312を有する。入力部310は、画像データが入力される。入力部310は、画像データの入力を受け付ける。ハイビジョン画像の入力元は、特に限定しないが、デジタルテレビジョン放送を受信するチューナ、Blu−ray(登録商標)ディスクなどディスク記録媒体を再生するプレーヤ、コンピュータ装置など様々に考えられる。入力部310は、入力された画像データを画像処理部311に供給する。また、入力された画像データがLBL方式および通常方式の何れの方式による画像データであるかを識別し、識別結果を示す識別信号を入力モード信号M0として画像処理部311に供給する。
画像処理部311は、供給された画像データに対して、メモリ330を用いて所定の画像処理を施す。画像処理部311が行う画像処理の種類は、特に限定されないが、エンハンス処理、フレームレート変換処理、色調調整処理、解像度変換処理など、様々に考えられる。
画像処理部311は、上述した画像処理を、メモリ330を用いて行うことができる。一例として、画像処理部311は、入力部310から供給された画像データを、メモリインターフェイス(I/F)320を介して一旦メモリ330に格納する。そして、メモリから、メモリI/F320を介して画像データを読み出しつつ例えば画素単位で画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、画像処理部311からメモリI/F320を介して順次メモリ330に書き込まれる。
画像処理部311で画像処理された画像データは、ディスプレイ312に供給される。例えば、画像処理部311は、画像処理が終了した画像データを、メモリI/F320を介してメモリ330に書き込む。1フレーム分の画像処理が終了すると、画像処理部311は、メモリ330からメモリI/F320を介して画像データを読み出して、ディスプレイ312に供給する。ディスプレイ312は、供給された画像データに基づく画像を表示する。
このような画像処理装置300の構成において、メモリI/F320に対して、第1の実施形態に係る符号化装置10bと、符号化装置10bに対応する復号装置20とを適用する。より具体的には、図7に例示されるように、メモリI/F320は、符号化側の構成として入力処理部321、符号化装置10bおよび出力処理部322と、復号側の構成として入力処理部323、復号装置20および出力処理部324とを有する。
画像処理部311から、例えばライン単位で画素順次に出力された画像データがメモリI/F320に供給され、入力処理部321に入力される。それと共に、画像処理部311から、出力した画像データがLBL方式による画像データであるか否かを示す制御信号がメモリI/F320に供給され、符号化装置10bに入力される。入力処理部321は、入力された画像データに対してフレーム先頭である旨を示す信号の埋め込みなど所定の処理を施して、入力画素データS0として符号化装置10bに対して出力する。
また、画像処理部311から供給された入力モード信号M0が符号化装置10bおよび復号装置20に供給される。符号化装置10bは、供給された入力モード信号M0に従い、対象画素に対して1ライン上および2ライン上の何れのラインの画素を用いて予測を行うかを決定する。同様に、復号装置20は、供給された入力モード信号M0に従い、対象復号画素に対して1ライン上および2ライン上の何れのラインの復号画素を用いて予測を行うかを決定する。
符号化装置10bから出力された符号化データは、出力処理部322で、例えば予め定められたサイズのパケットに詰め込まれてメモリI/F320から出力される。メモリI/F320から出力された符号化データのパケットは、メモリ330に書き込まれる。
画像処理部311からメモリI/F320に対して、メモリ330に記憶された画像データ(符号化データ)の読み出しが指示される。メモリI/F320は、この指示に従い、メモリ330から符号化データをパケット毎に読み出し、入力処理部323に入力する。
入力処理部323は、入力された符号化データを復号装置20に供給する。復号装置20は、入力された符号化データを、入力モード信号Mに従い復号して復号画素データを出力する。復号装置20から出力された復号画素データは、出力処理部324により所定のフォーマットに整形され、メモリI/F320から画像処理部311に供給される。
このように、第1の実施形態に係る符号化装置10bおよび復号装置20を、画像処理部311がアクセスするメモリ330のメモリI/F320に組み込んで用いることで、メモリ330に格納される画像データのサイズを圧縮することができる。また、符号化は、画素単位で行われるので、高速な符号化/復号処理が可能である。さらに、メモリI/F320は、符号化および復号処理を、対象画素が位置するラインと、当該ラインに対して符号化(復号)順で1ライン前のライン上の画素を用いて行うか、当該対象画素が位置するラインに対して符号化(復号)順で2ライン前のライン上の画素を用いて行うかを、入力モード信号M0に基づき切り替えることができる。そのため、LBL方式による画像データと、LBL方式ではない一般の画像データとの何れにも、共通の構成で対応可能である。
10a,10b 符号化装置
20 復号装置
100 減算器
101 差分符号化部
102 局部復号部
103a,103b,210 復号データバッファ
104,211 予測方向決定部
105a,105b,212 予測方向バッファ
106,213 予測画素選択部
200 差分復号部
300 画像処理装置
311 画像処理部
320 メモリI/F
330 メモリ
1021 差分復号部
1022,201 加算器

Claims (3)

  1. 入力画像データに含まれる入力画素と、前記入力画素を予測した予測画素との差分を符号化する符号化部と、
    前記符号化部で符号化された前記差分を復号し、復号された前記差分に前記予測画素を加算して得られた復号画素を記憶する第1の記憶部と、
    前記入力画像データが2ライン以上のライン周期で異なる画像が含まれる複合画像データである場合に、前記第1の記憶部に記憶される、符号化対象画素が位置する第1のラインに対して符号化順で前記ライン周期のライン数前の第2のラインにおける、前記符号化対象画素にライン方向での位置が対応する第1の復号画素に対して符号化順で1画素前の第2の復号画素と、前記第2のラインに対して符号化順で前記ライン数前の第3のラインにおける、前記第1の復号画素にライン上での位置が対応する第3の復号画素と前記第3の復号画素に前記第3のライン上で隣接する復号画素とを含む第4の復号画素とのうち、前記第1の復号画素との相関が高い復号画素の前記第1の復号画素に対する方向を予測方向として決定する予測方向決定部と、
    前記予測方向決定部によって決定した前記予測方向に従い、前記第1の記憶部から復号画素を選択して前記予測画素として出力する選択部と
    を有することを特徴とする符号化装置。
  2. 入力画像データに含まれる入力画素と、前記入力画素を予測した予測画素との差分を符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップにより符号化された前記差分を復号し、復号された前記差分に前記予測画素を加算して得られた復号画素を第1の記憶部に記憶する第1の記憶ステップと、
    前記入力画像データが2ライン以上のライン周期で異なる画像が含まれる複合画像データである場合に、前記第1の記憶部に記憶される、符号化対象画素が位置する第1のラインに対して符号化順で前記ライン周期のライン数前の第2のラインにおける、前記符号化対象画素にライン方向での位置が対応する第1の復号画素に対して符号化順で1画素前の第2の復号画素と、前記第2のラインに対して符号化順で前記ライン数前の第3のラインにおける、前記第1の復号画素にライン上での位置が対応する第3の復号画素と前記第3の復号画素に前記第3のライン上で隣接する復号画素とを含む第4の復号画素とのうち、前記第1の復号画素との相関が高い復号画素の前記第1の復号画素に対する方向を予測方向として決定する予測方向決定ステップと、
    前記予測方向決定ステップによって決定した前記予測方向に従い、前記第1の記憶部から復号画素を選択して前記予測画素として出力する選択ステップと
    を有ることを特徴とする符号化方法。
  3. 入力画像データに含まれる入力画素と、前記入力画素を予測した予測画素との差分を符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップにより符号化された前記差分を復号し、復号された前記差分に前記予測画素を加算して得られた復号画素を第1の記憶部に記憶させる第1の記憶ステップと、
    前記入力画像データが2ライン以上のライン周期で異なる画像が含まれる複合画像データである場合に、前記第1の記憶部に記憶される、符号化対象画素が位置する第1のラインに対して符号化順で前記ライン周期のライン数前の第2のラインにおける、前記符号化対象画素にライン方向での位置が対応する第1の復号画素に対して符号化順で1画素前の第2の復号画素と、前記第2のラインに対して符号化順で前記ライン数前の第3のラインにおける、前記第1の復号画素にライン上での位置が対応する第3の復号画素と前記第3の復号画素に前記第3のライン上で隣接する復号画素とを含む第4の復号画素とのうち、前記第1の復号画素との相関が高い復号画素の前記第1の復号画素に対する方向を予測方向として決定する予測方向決定ステップと、
    前記予測方向決定ステップによって決定した前記予測方向に従い、前記第1の記憶部から復号画素を選択して前記予測画素として出力する選択ステップと
    をコンピュータに実行させるための符号化プログラム。
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