JP6218576B2 - 回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材 - Google Patents
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Description
鉄心片を積層して構成された円筒状の積層回転子鉄心と、前記積層回転子鉄心に、周方向に等間隔に保持した永久磁石と、
前記積層回転子鉄心の中心に挿入された回転軸を備えた回転電機の回転子において、
前記積層回転子鉄心は、回転軸が締結される積層内側鉄心と、
前記積層内側鉄心の周囲を取り囲むように配置され、周方向に複数個の分割積層外側鉄心に分割された積層外側鉄心と、
前記積層内側鉄心と前記積層外側鉄心の間に形成され、前記積層内側鉄心と前記積層外側鉄心を結合する連結部材とからなり、
前記積層内側鉄心の内部には前記分割積層外側鉄心と同形状の肉抜き部が形成されているものである。
上述の回転電機の回転子と、
円環状のヨーク部と、前記ヨーク部から内側に突出するティース部、前記ティース部に巻回した固定子巻線とを有し、
前記回転子を、内側に収納する固定子とを有するものである。
鉄心片を積層して構成された円筒状の積層回転子鉄心と、前記積層回転子鉄心に、周方向に等間隔に保持された永久磁石と、
前記積層回転子鉄心の中心に挿入された回転軸とを備えた回転子の製造方法であって、
前記回転軸が締結される積層内側鉄心を構成する内側鉄心片と、
前記積層内側鉄心の周囲を取り囲むように配置され、周方向に複数個の分割積層外側鉄心に分割された積層外側鉄心を構成する分割外側鉄心片を同じ板材から切り出す際に、
前記分割外側鉄心片を、前記内側鉄心片の内部から肉抜きして切り出す鉄心片切出工程を有するものである。
上述の回転子の製造方法において、
前記回転子を収納する固定子の一層分の鉄心片を、前記板材から同時に切り出すものである。
複数の鉄心片からなる回転子の積層回転子鉄心用の鉄心部材であって、
前記積層回転子鉄心のうち、回転軸挿入部を有する積層内側鉄心の一つの層を構成する1枚の内側鉄心片と、
前記積層内側鉄心の外周に絶縁性の連結部材を介して結合される積層外側鉄心を、周方向に等分した複数の分割積層外側鉄心の、前記一つの層と同一の層を構成するそれぞれ1枚、全部で前記分割積層外側鉄心の数と同数の分割外側鉄心片からなり、
前記分割外側鉄心片の内、少なくとも2枚の前記分割外側鉄心片は、前記内側鉄心片の内部から切り抜かれているものである。
さらに、分割外側鉄心片は、鉄心部材を切り出す磁性材料の内側鉄心片の内側となる部分から切り出されるため、先行例と比べ回転子鉄心の使用材料を低減することができ、安価な回転電機の回転子、回転電機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて説明する。なお、特に説明しない限り、本明細書で使用する「周方向」、「径方向」、「軸方向」とは、回転子、及び回転電機の「周方向」、「径方向」、「軸方向」をいうものとする。
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機100の断面概略図である。回転電機100は、ブラシレスDCモータである。
図2は、回転電機100に使用する回転子1の斜視図である。
図3(a)は、回転子1を回転軸12の中心軸を通る平面で切断した断面図である。
図3(b)は、図3(a)のA−A線で切断した断面図である。
回転電機100(ブラシレスDCモータ)は、PWM方式で駆動される。また、本実施の形態では、回転子1が固定子2の内周側に回転自在に配置されたインナーロータ型のブラシレスDCモータの例を挙げて説明する。さらに、本実施の形態では、永久磁石3が回転子鉄心の表面に貼り付けられたSPM型回転子であり、磁石個数が10個の例である。
図4(b)は、複数の固定子鉄心片4を磁性鋼板からプレスで打ち抜く際のレイアウトを示す図である。
図4(c)は、積層固定子鉄心20の平面図である。
図4(b)に示すように、固定子鉄心片4は、磁性鋼板(以後、板材という)からプレスにより二列抜きで打ち抜かれる。このとき、二列の固定子鉄心片4が一方の列の互いに隣接するティース部4a分の間に、他方の列のティース部4a部分が、互い違いに向き合って入るように配置される。
図5(b)は、複数の分割積層外側鉄心51を環状に嵌合した積層外側鉄心50の平面図である。
分割積層外側鉄心51は、それぞれの周方向端部に設けた蟻溝状の凹部51pと蟻桟状の凸部51qとを互いに嵌合している。この凹部51pは、分割積層外側鉄心51の内部に軸方向に伸びる蟻溝として形成され、分割積層外側鉄心51の周方向端部側における径方向の幅(寸法L2)が、周方向端部から遠い先端部における径方向の幅(寸法L1)より大きくなるように設定されている。
図6(a)は、金型7の中で積層して嵌合された積層外側鉄心50の平面図である。
図6(b)は、その断面図である。
図6(a)、(b)に示すように、例えば、積層回転子鉄心5を一体に成形する金型7に、分割積層外側鉄心51の孔51mが挿入されるボス71を設ける。分割積層外側鉄心51の外周面51nを金型7の内周面72に合わせることで積層回転子鉄心5の各分割積層外側鉄心51の同軸を出し、ボス71と孔51mを合わせることで周方向の位置決めをすることができる。
図7は、回転子1の積層回転子鉄心5の一つの積層を構成する鉄心片をプレスで打ち抜く際の板材1w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
図7に示すように、積層回転子鉄心5は、一層分の積層外側鉄心50を構成する全ての分割積層外側鉄心51用の分割外側鉄心片8a〜8jと積層内側鉄心53用の内側鉄心片6を、同一のプレス金型を使用して同一の板材1wから順次打ち抜いて積層し、これらを結合して製造する。
図8(b)は、各分割積層外側鉄心51の結合前の配置を示す図である(分割積層外側鉄心51は奇数)。
なお、図8(a)、(b)は、各分割積層外側鉄心51a〜51jを、回転軸12を中心として均等に周方向に配置したものを、直線状に表現した模式図である。また、点線で示した最右部の分割積層外側鉄心51aは、最左部の分割積層外側鉄心51aと同一物であることを示すことで、周方向配置を模式的に表した。
図8(b)は、分割積層外側鉄心の個数が11個の場合を示す模式図である。このとき、各分割積層外側鉄心51a〜51kを下、上、下、上・・・と配置すると、分割積層外側鉄心51kは下側に配置されることになる。
図10(a)は、内側鉄心片と一体型の外側鉄心を有する回転子(比較例)の断面図である。
図10(b)は、図10(a)のA−A線での断面図である。
図10(c)は、回転子を構成する外側鉄心と内側鉄心を同一のプレス金型で打ち抜く場合の板材3w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
図11(a)、(b)は、分割外側鉄心片8yと内側鉄心片6yを別々のプレス金型で打ち抜く場合の板材4aw、4bw上での各鉄心片のレイアウトを示す図(比較例)である。
この場合、分割外側鉄心片8yを打ち抜くプレスショット数に加え、内側鉄心片6yを打ち抜くプレスショット数が必要となる。分割外側鉄心片8yだけを考えても、必要なプレスショット数は分割外側鉄心片8yの分割数が増加すればするほど増加する。これに対し、本実施の形態では回転子1を構成する全ての分割外側鉄心片8と内側鉄心片6を同一金型で同一の板材から一緒に打ち抜くことができるため、プレスショット数が少なく、生産性の良い安価な回転子1と回転電機100を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図12は、本実施の形態に係る回転子201の断面図である。
図13は、回転子201用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材20w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
回転子201の鉄心以外の構成は、回転子1と同じであるため説明を省略する。
図12に示すように、積層外側鉄心250は、周方向に均等に5個の分割積層外側鉄心251に分割されている。また、回り止め用の凹部251tは、各分割積層外側鉄心251に2個配置されている。また、図13に示すように、分割外側鉄心片208a、208bは、内側鉄心片206の内部から打ち抜かれ、分割外側鉄心片208c〜208eは内側鉄心片206の外部から打ち抜かれることで製造される。
また、実施の形態1に比べ、分割外側鉄心の接合部(分割面)の数が少なく、磁気抵抗の増加を抑制することができ、より小型化が可能な(材料使用量が低減可能な)回転子を得ることができる。さらに、実施の形態1に比べ、分割外側鉄心の分割数が少ないため、部品点数が少ない回転子を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態3に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図14は、本実施の形態に係る回転子301の断面図である。
図15は、回転子301用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材30w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
以下、本発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図16は、実施の形態1に係る分割積層外側鉄心51の平面図である。
図17は、本実施の形態に係る分割積層外側鉄心451の平面図である。
実施の形態1では、図16に示すように、分割積層外側鉄心51の外周面の、軸方向に垂直な断面を円弧R2とし、分割積層外側鉄心51の内周面の、軸方向に垂直な断面を円弧R1とするとき、R1とR2の曲率中心0は一致していた。そのため、分割積層外側鉄心51の内周面に周り止め凹部51tを設けていた。
以下、本発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1〜4と異なる部分を中心に説明する。
図19は、本実施の形態に係る回転子501の断面図である。
実施の形態1では、SPM型回転子の例を示したが、本実施の形態ではIPM (Interior Permanent Magnet)型の回転子501の例を説明する。
以下、本発明の実施の形態6に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図20(a)は、本実施の形態に係る回転子601の断面図である。
図20(b)は、図20(a)のA−A線での断面図である。
実施の形態1に係る回転子1と、本実施の形態に係る回転子601では、永久磁石3の固定方法および連結部材652の形状が異なる。その他の構造は同じであるため説明を省略する。
ただし、説明の簡略化のために、図20(b)としては、積層内側鉄心53の内部の肉抜き部53a〜53fが、実施の形態1の図3(b)に比べて回転軸12の中心0を中心としてやや回転させた状態のものを使用する。
以下、本発明の実施の形態7に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図21は、本実施の形態に係る回転子701の断面図である。
図22は、回転子701用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材70w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。実施の形態1と本実施の形態の違いは、積層内側鉄心753の積層厚みH2と各分割積層外側鉄心751の積層厚みH1が異なることである。本実施の形態では、H1=α×H2(α=2以上の整数)の関係が成り立ち、α=2の例である。
以下、本発明の実施の形態8に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図23は、本実施の形態に係る回転子801の断面図である。
図24は、回転子801用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材80w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。実施の形態1とは、積層外側鉄心850の分割数と、分割積層外側鉄心851の形状、そのプレス金型におけるレイアウトが異なる。
その他は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
図24の状態で打ち抜いて積層された各分割積層外側ユニット鉄心55a〜55eと、積層内側鉄心853を金型から抜き出す。次に、各分割積層外側ユニット鉄心55a〜55eを中間の連結部51vにおいて、2個の分割積層外側鉄心851の隣接する周方向の端面同士が(図24、分割外側ユニット鉄心片808d、端部a、b参照)が密着するように折り曲げ、このように変形した5個の分割積層外側ユニット鉄心55a〜55eを使って、実施の形態1で説明した組み立て方法で組み立てることにより、環状の積層外側鉄心850を得ることができる。
以上から、電食を抑制でき、積層外側鉄心850と積層内側鉄心853の材料使用量を減少させ、かつ、生産性の悪化を抑制可能で、安価な回転電機の回転子801を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態9に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図25は、分割積層外側鉄心951の平面図である。
図26は、本実施の形態に係る回転子901の断面図である。
図27は、回転子901用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材90w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
図25〜図27に示すように、分割積層外側鉄心951の外周面の、軸方向に垂直な断面を円弧R902とし、分割積層外側鉄心951の内周面の、軸方向に垂直な断面を円弧R901とするとき、円弧R902の曲率中心は、回転軸12の中心軸上の点0と一致し、円弧R901の曲率中心は、回転軸12の中心軸上の点0と一致せず点0より外周側に位置する。また、回り止めとして径方向内側に突出する凸部951uを有する。
このようにすることで、実施の形態1と比べてプレス打ち抜き時の鉄心片の隙間をなくすことができるため、板材90wの歩留まりをさらに向上することができる。
以下、本発明の実施の形態10に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態9と異なる部分を中心に説明する。
図28は、分割積層外側鉄心1051の平面図である。
図29は、本実施の形態に係る回転子1001の断面図である。
図30は、回転子1001用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材100w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
図30の配置で打ち抜かれた各分割外側鉄心片1008と内側鉄心片1006を金型内で積層して抜き出し、実施の形態1で示した分割積層外側鉄心の組み立て方法で環状に組み立てて積層外側鉄心1050を製造する。
以下、本発明の実施の形態11に係る回転電機の回転子、回転電機、回転子の製造方法、回転電機の製造方法、回転子の鉄心部材を、図を用いて実施の形態1〜10と異なる部分を中心に説明する。
図31は、回転電機の分割積層固定子ユニット鉄心1125の平面図である。
図32は、分割積層固定子ユニット鉄心1125を4個、環状に配置した積層固定子鉄心1120の平面図である。
図33は、回転子の鉄心を構成する一層の鉄心片と分割固定子ユニット鉄心を構成する一層用の鉄心片を打ち抜くプレス金型における板材1100w上での各鉄心片のレイアウトを示す図である。
分割積層固定子ユニット鉄心1125は、同一平面上で折り曲げ可能な連結部1125vを介して複数の分割積層固定子鉄心1121を連結している。連結部1125vは薄肉によって構成している。また分割積層固定子鉄心1121の連結数は3個として1個の分割積層固定子ユニット鉄心1125を構成し、4個の分割積層固定子ユニット鉄心1125を環状に配置することで積層固定子鉄心1120を構成する。
1,201,301,501,601,701,801,901,1001 回転子、
12 回転軸、
1w,2w,3w,4aw,20w,30w,70w,80w,90w,100w,1100w 板材、
2 固定子、20,1120 積層固定子鉄心、21,1121 分割積層固定子鉄心、21a 積層ティース部、21b 積層ヨーク部、21c 先端部、22 固定子巻線、3 永久磁石、3a ハウジング部、3b ハウジング部、31a 軸受、
31b 軸受、32 波ワッシャ、4 固定子鉄心片、4a ティース部、
5 積層回転子鉄心、
50,250,350,550,750,750X,750Y 積層外側鉄心、
51,51a〜51k,251,451d,551,751,751a1〜751j1,751a2〜751j2,851,951,1051 分割積層外側鉄心、
51m 孔、51n 外周面、51p 凹部、
51q,451du,951u,1051u 凸部、51s 接合部、
51t,53t,251t,451t 凹部、51v 連結部、
52,252,352,552,652,752,852,952,1052 連結部材、
53,253,353,553,753,853,953,1053 積層内側鉄心、
53a〜53f 肉抜き部、55a〜55e 分割積層外側ユニット鉄心、
6,6x,206,306,706,806,1006 内側鉄心片、7 金型、
71 ボス、72 内周面、
8,8a〜8g,8y,208a,308,708,808,908,908a〜908g,1008 分割外側鉄心片、
8x 外側鉄心片、808a〜808e 分割外側ユニット鉄心片、
251s,1051s 接合部、551d 磁石挿入部、751a 端部、
753a 外周部、806h 回転軸挿入穴、854 回転子挿入部、
906h 回転子挿入穴、1104 分割固定子ユニット鉄心片、
1104a ティース部、1125 分割積層固定子ユニット鉄心、1125v連結部。
Claims (25)
- 鉄心片を積層して構成された円筒状の積層回転子鉄心と、前記積層回転子鉄心に、周方向に等間隔に保持した永久磁石と、
前記積層回転子鉄心の中心に挿入された回転軸を備えた回転電機の回転子において、
前記積層回転子鉄心は、回転軸が締結される積層内側鉄心と、
前記積層内側鉄心の周囲を取り囲むように配置され、周方向に複数個の分割積層外側鉄心に分割された積層外側鉄心と、
前記積層内側鉄心と前記積層外側鉄心の間に形成され、前記積層内側鉄心と前記積層外側鉄心を結合する連結部材とからなり、
前記積層内側鉄心の内部には前記分割積層外側鉄心と同形状の肉抜き部が形成されている回転電機の回転子。 - 前記積層内側鉄心は、前記積層内側鉄心の中心に対して点対称である請求項1に記載の回転電機の回転子。
- 前記分割積層外側鉄心の内周側には、径方向に向かって形成された凹部または凸部を有する請求項1または請求項2に記載の回転電機の回転子。
- 前記積層内側鉄心の外周側には、径方向に向かって形成された凹部または凸部を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 前記積層外側鉄心の外周から求める曲率中心と、
前記分割積層外側鉄心の内周から求める曲率中心とが異なる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。 - 前記積層内側鉄心の外周から求める曲率半径と、
前記分割積層外側鉄心の内周から求める曲率半径とが同一である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。 - 前記積層内側鉄心の外周から求める曲率中心と、
前記分割積層外側鉄心の内周から求める曲率中心とが異なる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。 - 前記肉抜き部は、前記分割積層外側鉄心の外周側に相当する部分が前記積層内側鉄心の中心側になるように配置されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 前記肉抜き部は、2以上の前記分割積層外側鉄心が、それぞれの前記分割積層外側鉄心の外周部で薄肉連結された分割積層外側鉄心ユニットと同形状である請求項8に記載の回転電機の回転子。
- 前記肉抜き部は、前記分割積層外側鉄心ユニットの隣接する前記分割積層外側鉄心同士が薄肉連結を頂点として外周側にV字状に折り曲げられた形状と同形状である請求項9に記載の回転電機の回転子。
- 前記積層外側鉄心の積層方向の厚みをH1、前記積層内側鉄心の積層方向の厚みをH2とするとき、H1>H2であり、H1=α×H2(α=2以上の整数)である請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 全ての隣接する前記分割積層外側鉄心同士の接合部が前記永久磁石の周方向中央部に位置するように配置されている請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 全ての前記永久磁石の周方向中央部が、隣接する前記分割積層外側鉄心同士の接合部に位置するように配置されている請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 隣接する前記分割積層外側鉄心同士は、それぞれの周方向端部に設けられた凹部と凸部により互いに嵌合されている請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 前記凹部は蟻溝であり、前記凸部は、蟻桟である請求項14に記載の回転電機の回転子。
- 前記連結部材は樹脂である請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 前記積層内側鉄心の前記肉抜き部内にも前記連結部材が充填されている請求項16に記載の回転電機の回転子。
- 前記永久磁石は、前記積層内側鉄心及び各前記分割積層外側鉄心と、前記樹脂で一体成形されている請求項16または請求項17に記載の回転電機の回転子。
- 前記永久磁石と前記分割積層外側鉄心の間に接着剤を有する請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
- 請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の回転電機の回転子と、
円環状のヨーク部と、前記ヨーク部から内側に突出するティース部、前記ティース部に巻回した固定子巻線とを有し、
前記回転子を、内側に収納する固定子とを有する回転電機。 - 鉄心片を積層して構成された円筒状の積層回転子鉄心と、前記積層回転子鉄心に、周方向に等間隔に保持された永久磁石と、
前記積層回転子鉄心の中心に挿入された回転軸とを備えた回転子の製造方法であって、
前記回転軸が締結される積層内側鉄心を構成する内側鉄心片と、
前記積層内側鉄心の周囲を取り囲むように配置され、周方向に複数個の分割積層外側鉄心に分割された積層外側鉄心を構成する分割外側鉄心片を同じ板材から切り出す際に、
前記分割外側鉄心片を、前記内側鉄心片の内部から肉抜きして切り出す鉄心片切出工程を有する回転子の製造方法。 - 前記鉄心片切出工程において、前記積層外側鉄心と前記積層内側鉄心の同一層を構成するすべての鉄心片を同時に、同一板材から打ち抜く請求項21に記載の回転子の製造方法。
- 前記鉄心片切出工程において、前記内側鉄心片から全ての前記分割外側鉄心片を打ち抜く請求項22に記載の回転子の製造方法。
- 請求項21から請求項23のいずれか1項に記載の回転子の製造方法において、
前記回転子を収納する固定子の一層分の鉄心片を、前記板材から同時に切り出す回転電機の製造方法。 - 複数の鉄心片からなる回転子の積層回転子鉄心用の鉄心部材であって、
前記積層回転子鉄心のうち、回転軸挿入部を有する積層内側鉄心の一つの層を構成する1枚の内側鉄心片と、
前記積層内側鉄心の外周に絶縁性の連結部材を介して結合される積層外側鉄心を、周方向に等分した複数の分割積層外側鉄心の、前記一つの層と同一の層を構成するそれぞれ1枚、全部で前記分割積層外側鉄心の数と同数の分割外側鉄心片からなり、
前記分割外側鉄心片の内、少なくとも2枚の前記分割外側鉄心片は、前記内側鉄心片の内部から切り抜かれている回転子の鉄心部材。
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