JP6214343B2 - インクジェット記録ヘッド用封止剤およびインクジェット記録ヘッド - Google Patents
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Description
前記吐出素子基板を支持する支持部材と、
前記吐出素子基板に電気的に接続された電気配線基板と、を備えるインクジェット記録ヘッドであって、
前記吐出素子基板と前記支持部材との間、及び前記吐出素子基板と前記電気配線基板との電気接続部が、上記構成のインクジェット記録ヘッド用封止剤により封止されるインクジェット記録ヘッドである。
カチオン重合可能な樹脂は、ビニル基、環状エーテル基などのカチオン重合性基を有する樹脂を意味する。カチオン重合性基としては、例えば、エポキシ基、オキセタン基、ビニル基、ビニルエーテル基等が挙げられる。カチオン重合可能な樹脂としては、特に制限されるものではないが、例えば、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂等が挙げられる。また、その他にも、ビニルエーテル樹脂やプロペニルエーテル樹脂も挙げられる。カチオン重合可能な樹脂は、1種を単独で用いても良く、複数を組み合わせて用いても良い。
カチオン重合開始剤としては、特に制限されるものではないが、例えば、熱カチオン重合開始剤、又は光カチオン重合開始剤を挙げることができる。これらは、1種を単独で用いても良く、2種以上を組み合わせて用いても良い。
フッ素含有化合物は、常温で液体状である。本発明における常温とは、日本工業規格(JIS Z 8703)の規定と同じく、20℃±15℃の範囲、つまり5℃以上35℃以下の範囲にある温度状態を言う。このようなフッ素含有化合物を用いることにより、封止剤の流れ性を良好な状態とすることができる。なお、常温で液体とは、凝固点が5℃より低い温度である物質を指す。フッ素含有化合物は、その1種を、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
[式(20)において、RCは、カチオン重合性基を有する非加水分解性基である。R1は、非加水分解性基である。Xは、加水分解性基である。bは0から2の整数である。Xは、bが2の場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]。
[式(30)において、Raは、置換または非置換アルキル基である。Xは、加水分解性基である。aは、0から3の整数である。Xは、ケイ素原子が複数ある場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]。
(2)前記支持部材と前記吐出素子基板とを貼り合わせる工程と、ここで、前記封止剤は、吐出素子基板の周囲に流れ込み、
(3)前記封止剤を硬化させて、周囲封止部及び電気部封止部を形成する工程と、
をこの順で行う。
(実施例1)
実施例1として、表1に示す組成で封止剤を調製した。表において、「部」は「質量部」を意味する。
フッ素含有化合物Aの代わりにフッ素含有化合物Bを用いた以外は、実施例1と同様にして封止剤を調製した。
フッ素含有化合物Aの代わりにフッ素含有化合物Cを用いた以外は、実施例1と同様にして封止剤を調製した。
フッ素含有化合物Aの代わりにフッ素含有化合物Dを用いた以外は、実施例1と同様にして封止剤を調製した。
フッ素含有化合物Aの代わりにフッ素含有化合物Eを用いた以外は、実施例1と同様にして封止剤を調製した。
フッ素含有化合物Aの代わりにフッ素含有化合物Fを組成物中に下記に示すように添加した以外は、実施例1と同様にして封止剤を調製した。
式(11)で表される化合物の代わりに式(7)で表される化合物を用いた以外は、実施例6と同様にして封止剤を調製した。
フッ素含有化合物Aを用いなかった以外は、実施例1と同様にして封止剤を調製した。
常温で固体状のフッ素系フィラー(商品名:FA−200、日産化学工業株式会社製)を70部添加した以外は、比較例1と同様にして封止剤を調製した。
なお、式(7)中のtは10である。
B : 式(8)で表されるパーフルオロポリエーテル基を有する加水分解性シラン化合物
なお、式(8)中のuは20であり、vは3である。
C : 式(9)で表されるパーフルオロポリエーテル基を有する加水分解性シラン化合物
なお、式(9)中のwは20である。
D : 式(10)で表されるパーフルオロポリエーテル基を有する加水分解性シラン化合物
なお、式(10)中のxは20であり、yは10である。
E : 式(11)で表されるパーフルオロポリエーテル基を有する加水分解性シラン化合物
なお、式(11)中のzは5である。
F : 式(11)で表されるパーフルオロポリエーテル基を有する加水分解性シラン化合物と、カチオン重合性基を有する加水分解性シラン化合物と、アルキル置換の加水分解性シラン化合物と、を含む縮合物
なお、式(11)中のzは5である。
G : 式(7)で表されるパーフルオロアルキル基を有する加水分解性シラン化合物と、カチオン重合性基を有する加水分解性シラン化合物と、アルキル置換の加水分解性シラン化合物と、を含む縮合物
なお、式(7)中のtは10である。
実施例1〜7および比較例1〜2で得られた封止剤を、図1、2に示すような20mm×20mm×厚さ1.0mmの形状の吐出エネルギー発生素子を有する基板1と支持部材10内に存在する20.5から21mmの幅のデバイスホール7との間に塗布し、吐出素子基板の周囲に回り込み、電気配線基板12の下まで完全に満たすのに要した時間を計測することで、各封止剤の流れ性を評価した。
以下は流れ性の評価基準である。
○:30sec以上、3min未満
△:3min以上、10min未満
×:10min以上
<吸インク率>
上記硬化物を、下記組成のインクに浸漬させた状態で、PCT(プレッシャークッカー装置)内に121℃で10時間保存した。そして、保存前と保存後の重量変化率を測定した。
以下は重量変化率(吸インク率)の評価基準である。
○:1%以上、2%未満
△:2%以上、4%未満
×:4%以上
<接液性>
上記硬化物を、上記インクからダイレクトブラック154を除いたクリアインクに浸漬させた状態で、PCT内に121℃で10時間保存した。そして、保存後のクリアインク(抽出液)の吸光度を測定した。吸光度の変化により、封止剤の硬化物からインクへの溶出度合を評価した。吸光度の測定には、U−3300 spectrophotometer(HITACHI製)を使用し、200〜400nmの吸光度を測定した。
○:abs 1以上、2未満
×:abs 2以上
<撥液性>
上記硬化物の撥液性を、自動接触角計(協和界面科学製、CA−W)を用いて、純水に対する動的後退接触角θrの測定を行うことにより、評価した。
○:90°未満、75°以上
△:75°未満、65°以上
×:65°未満
流れ性、吸インク率、接液性、撥液性の評価結果を表2に示す。
(実施例8〜14及び比較例4、5)
実施例8〜14及び比較例4,5において、実施例1〜7および比較例1〜2で調製した封止剤をそれぞれ用いて、インクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例8〜14および比較例4、5で得られたインクジェット記録ヘッドの接着信頼性および電気的な封止信頼性を評価する為に、先に述べたインクをインクジェット記録ヘッドに充填し、60℃、2ヶ月保存した。その後、A4版の1万枚の印字評価を行った。評価結果を表3に示す。
2 吐出エネルギー発生素子
3 吐出口
4 流路形成部材
5 液体流路
6 供給口
7 デバイスホール
8 接着剤
9 連通口
10 支持部材
11 電気接続部
12 電気配線基板
13 電気部封止部
14 周囲封止部
15 タンク部
Claims (16)
- 少なくとも、カチオン重合可能な樹脂と、20℃±15℃の範囲にて液体状であるフッ素含有化合物と、カチオン重合開始剤と、を含むことを特徴とするインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有化合物はフッ素含有基を有し、該フッ素含有基がパーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、パーフルオロアルキレン基、又はパーフルオロポリエーテル基である請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有基がパーフルオロポリエーテル基であり、該パーフルオロポリエーテル基の平均分子量が500以上である請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有化合物は、加水分解性シラン化合物である請求項2又は3に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有化合物が、式(3−1)で表される化合物、式(3−2)で表される化合物、式(4)で表される化合物、式(5−1)で表される化合物、式(5−2)で表される化合物、式(6−1)で表される化合物、及び式(6−2)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤;
[式(3−1)において、Rfは、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルコキシ基である。Xは、単結合、又は2価の有機基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。aは、1,2又は3の整数である。Rが複数存在する場合、複数のRはそれぞれ独立していてもよい。Yが複数存在する場合、複数のYはそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(3−2)において、Rfは、パーフルオロポリエーテル基である。Xは、単結合、又は2価の有機基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。aは、1,2又は3の整数である。Rが複数存在する場合、複数のRはそれぞれ独立していてもよい。Yが複数存在する場合、複数のYはそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(4)において、Rfは、パーフルオロアルキレン基、又はパーフルオロポリエーテル基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、単結合、又は2価の有機基である。aは、1,2又は3の整数である。R,Y,及びAは、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(5−1)において、Rfは、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルコキシ基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、3価の有機基である。Qは、2価の有機基である。Zは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。mは、1以上の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、mが2以上の整数である場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(5−2)において、Rfは、パーフルオロポリエーテル基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、3価の有機基である。Qは、2価の有機基である。Zは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。mは、1以上の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、mが2以上の整数である場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(6−1)において、Rfは、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルコキシ基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、単結合、又は2価の有機基である。Qは、2価または3価の有機基である。nは、1又は2の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、nが2の場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(6−2)において、Rfは、パーフルオロポリエーテル基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、単結合、又は2価の有機基である。Qは、2価または3価の有機基である。nは、1又は2の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、nが2または3の場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]。 - 前記フッ素含有化合物は、フッ素含有基を有する加水分解性シラン化合物と、カチオン重合性基を有する加水分解性シラン化合物と、からなる縮合物である請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記縮合物は、前記フッ素含有基を有する加水分解性シラン化合物と、前記カチオン重合性基を有する加水分解性シラン化合物と、アルキル置換の加水分解性シラン化合物と、からなる請求項6に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有基は、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、パーフルオロアルキレン基、又はパーフルオロポリエーテル基である請求項6又は7に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有基がパーフルオロポリエーテル基であり、該パーフルオロポリエーテル基の平均分子量が500以上である請求項8に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有基を有する加水分解性シラン化合物が、式(3−1)で表される化合物、式(3−2)で表される化合物、式(4)で表される化合物、式(5−1)で表される化合物、式(5−2)で表される化合物、式(6−1)で表される化合物、及び式(6−2)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種である請求項6乃至9のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤;
[式(3−1)において、Rfは、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルコキシ基である。Xは、単結合、又は2価の有機基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。aは、1,2又は3の整数である。Rが複数存在する場合、複数のRはそれぞれ独立していてもよい。Yが複数存在する場合、複数のYはそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(3−2)において、Rfは、パーフルオロポリエーテル基である。Xは、単結合、又は2価の有機基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。aは、1,2又は3の整数である。Rが複数存在する場合、複数のRはそれぞれ独立していてもよい。Yが複数存在する場合、複数のYはそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(4)において、Rfは、パーフルオロアルキレン基、又はパーフルオロポリエーテル基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、単結合、又は2価の有機基である。aは、1,2又は3の整数である。R,Y,及びAは、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(5−1)において、Rfは、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルコキシ基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、3価の有機基である。Qは、2価の有機基である。Zは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。mは、1以上の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、mが2以上の整数である場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(5−2)において、Rfは、パーフルオロポリエーテル基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、3価の有機基である。Qは、2価の有機基である。Zは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。mは、1以上の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、mが2以上の整数である場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(6−1)において、Rfは、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルコキシ基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、単結合、又は2価の有機基である。Qは、2価または3価の有機基である。nは、1又は2の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、nが2の場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]、
[式(6−2)において、Rfは、パーフルオロポリエーテル基である。Rは、加水分解性基である。Yは、非加水分解性基である。Aは、単結合、又は2価の有機基である。Qは、2価または3価の有機基である。nは、1又は2の整数である。aは、1,2又は3の整数である。A,R及びYは、nが2または3の場合、結合するケイ素原子ごとにそれぞれ独立していてもよい。]。 - 前記カチオン重合可能な樹脂がエポキシ樹脂である請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記フッ素含有化合物の含有量が、前記エポキシ樹脂100質量部に対して5質量部以上である請求項11に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- 前記エポキシ樹脂のエポキシ当量が1000以上である請求項11又は12に記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤。
- インクを吐出する吐出口及び該吐出口に連通する流路を形成する流路形成部材と、前記インクを吐出するためのエネルギーを発生するためのエネルギー発生素子及び前記流路にインクを供給する供給口を有する基板と、を有する吐出素子基板と、
前記吐出素子基板を支持する支持部材と、
前記吐出素子基板に電気的に接続された電気配線基板と、を備えるインクジェット記録ヘッドであって、
前記吐出素子基板と前記支持部材との間、及び前記吐出素子基板と前記電気配線基板との電気接続部が、請求項1乃至13のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド用封止剤により封止されるインクジェット記録ヘッド。 - 前記封止剤の表面が、純水に対する接触角が75°以上の撥液性を有する請求項14に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記流路形成部材の表面が前記封止剤に含まれる前記フッ素含有化合物を用いて撥液処理されている請求項14又は15に記載のインクジェット記録ヘッド。
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