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JP6205700B2 - 情報提供システム、提供情報を受信する装置、提供情報を送信する装置、プログラム、及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供システム、提供情報を受信する装置、提供情報を送信する装置、プログラム、及び情報提供方法 Download PDF

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Description

本明細書に開示する技術は、ユーザに情報を提供する技術、および情報の提供を受ける技術に関する。
近年、情報提供を行うサービスにおいて、情報提供を受けるユーザのプロフィールや嗜好に応じて選択された情報を提供することが行われている。
例えば、ユーザが入力フォームに入力を行うことにより登録された趣味嗜好情報に基づいて、一または複数の広告を割り当てる技術がある(例えば、特許文献1)。ユーザがWebページにアクセスする際には、割り当てられた広告のファイル群の内容を、Webページを構成する少なくとも一のファイルに組み込んで、ユーザへ送信する。
また、ユーザが入力フォームに入力を行う事により登録された属性情報を、ユーザの端末が保持する。そして、サーバから受信した複数のホームページ広告に対して、端末が、ユーザの属性情報に適合するか判断することで、ユーザが関心のあると思われる広告のみを表示させる技術がある(例えば、特許文献2)。
特開2002−092022号公報 特開2002−297619号公報
Webページに表示される広告に限らず、ユーザのプロフィールや嗜好に応じた情報を提供することは、ユーザにとってより興味深い情報を入手するきっかけとなる。さらに、情報を提供する側が企業であれば、情報に対して興味を抱くことが期待される顧客へ、より効果的な情報の配信を行うことができる。
しかし、特許文献1や特許文献2に開示された技術では、ユーザのプロフィールや嗜好に関する情報は、ユーザによる入力フォームへの入力によって、生成される。つまり、ユーザは、サービスを利用するために、事前に入力フォームへ入力を行う必要があった。
そこで、本実施例に開示の技術は、ユーザに応じた情報を提供する技術において、ユーザのプロフィールや嗜好などに関するユーザ情報を、ユーザに対して入力を要求することなく生成することを目的とする。
本発明の一観点では、第一の装置と第二の装置とを含む情報提供システムであって、第一の装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報を用いてサーバに登録された登録情報に関する情報を前記第二の装置へ送信するとともに、該第二の装置から、提供情報を受信する第一の通信部を有し、第二の装置は、前記第一の装置から受信した前記登録情報に関する情報に基づいて、前記提供情報を生成する制御部と、前記提供情報を前記第一の装置へ送信する第二の通信部とを有することを特徴とする。
本発明の一観点では、ユーザに応じた情報を提供する技術において、ユーザのプロフィールや嗜好などに関するユーザ情報を、ユーザに対して入力を要求することなく生成することができる。
図1は、本実施例にかかる情報提供システムを説明するための図である。 図2は、広告主端末5によるコンテンツ処理依頼から、識別子が付与されたコンテンツが広告主へ返却されるまでのシーケンス図である。 図3は、ユーザ端末1から情報提供の要求が行われてから、提供情報がユーザ端末1へ送信されるまでのシーケンス図である。 図4は、ユーザ端末1と情報提供サーバ2の機能ブロック図である。 図5は、登録情報が表示される際のイメージ図である。 図6は、ログイン情報記憶部15のデータ構成例を示す図である。 図7は、関連情報記憶部25のデータ構成例を示す図である。 図8は、管理情報記憶部26のデータ構成例を示す図である。 図9は、ユーザ情報要求のデータ構成例を示す図である。 図10は、受信装置における受信処理のフローチャートおよび送信装置における送信処理のフローチャートである。 図11は、ユーザ情報生成処理のフローチャートである。 図12は、ユーザ情報の例を示す図である。 図13は、提供情報生成処理のフローチャートである。 図14は、他の実施例にかかる情報提供システムを説明するための図である。 図15は、他の実施例における、ユーザ端末7から情報提供の要求が行われてから、提供情報がユーザ端末7へ送信されるまでのシーケンス図である。 図16は、ユーザ端末7および情報収集サーバ8の機能ブロック図である。 図17は、履歴情報記憶部84のデータ構成例である。 図18は、他の実施例における送信装置における送信処理、受信装置における受信処理および情報収集サーバにおける一連の処理のフローチャートである。 図19は、他の実施例におけるユーザ情報生成処理のフローチャートである。 図20は、受信装置として機能する無線端末100のハードウェア構成を示す図である。 図21は、送信装置や情報収集サーバ8として機能するコンピュータ200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる実施例を詳細に説明する。
図1は、本実施例にかかる情報提供システムを説明するための図である。情報提供システムは、少なくとも、提供情報を送信する送信装置と、提供情報を受信する受信装置とを含む。本実施例においては、送信装置は、情報提供サーバ2であるとして説明する。また、受信装置は、ユーザ端末1であるとして説明する。
ユーザ端末1は、ユーザのアカウントを用いて、Webサーバ3に情報を登録する。ユーザのアカウントを用いてWebサーバ3に登録された情報を、登録情報と称する。そして、Webサーバ3は、登録情報を管理蓄積する。本実施例においては、Webサーバ3は、SNS(social network service)を提供する装置である。
ユーザは、SNSのようなサービスを利用する際、自身のアカウントを作成する。通常、アカウント作成時には、ユーザは、プロフィールに関する情報を登録することが多い。よって、このプロフィールに関する情報を、Webサーバ3は登録情報の一部として記憶する。さらに、SNSのようなサービスにおいては、ユーザは自己のアカウントを利用して記事を投稿することができる。よって、Webサーバ3は、投稿された情報も、登録情報の一部として蓄積する。
本実施例においては、ユーザ端末1がWebサーバ3から登録情報を取得し、登録情報に関する情報を、情報提供サーバ2へ送信する。そして、情報提供サーバ2は、登録情報に関する情報に基づき、ユーザ端末1へ提供する提供情報を生成する。登録情報に関する情報は、例えば、登録情報や、ユーザのプロフィールや嗜好に関するユーザ情報などの場合が考えられる。
具体的には、ユーザ端末1がWebサーバ3から取得した登録情報を、情報提供サーバ2へ送信する。この場合は、登録情報に関する情報として、登録情報の少なくとも一部が、情報提供サーバ2へ送信される。情報提供サーバ2は、登録情報から、プロフィールや嗜好に関するユーザ情報を抽出する。
そして、ユーザ情報に基づき、ユーザ端末1へ提供する提供情報を生成する。情報提供サーバ2は、ユーザのプロフィールや嗜好に合致する可能性が高い関連情報を選択し、提供情報として提供する。関連情報は、コンテンツに関連する情報であって、例えば広告に関係する商品サイトのURLなどである。
一方、ユーザ端末1がWebサーバ3から取得した登録情報から、プロフィールや嗜好に関するユーザ情報を抽出してもよい。この場合は、登録情報に関する情報として、ユーザ情報が、情報提供サーバ2へ送信される。そして、情報提供サーバ2は、受信したユーザ情報に基づき、ユーザ端末1へ提供する提供情報を生成する。
本実施例においては、登録情報に関する情報が、ユーザ情報である後者の例を説明するが、先に述べた実施形態でも実現可能である。
情報提供システムは、さらに、送信装置と受信装置以外に、コンテンツ処理サーバ4を含んでもよい。コンテンツ処理サーバ4は、少なくともひとつの画像を含むコンテンツに対して、情報を付与する装置である。具体的には、コンテンツ処理サーバ4は、コンテンツに対して、コンテンツに情報を埋め込む電子透かしの技術を適用したり、情報を表すQRコード(登録商標)を付与する技術を適用する。
また、コンテンツは、本実施例においては、広告用画像やコマーシャル動画であって、広告主端末5からコンテンツ処理サーバ4へ送られる。そして、付与される情報は、情報提供サーバ2から指定された識別子である。識別子は、コンテンツを一意に識別する情報である。
広告主端末5は、コンテンツへの情報の付与を依頼する装置である。なお、広告主端末5は、コンテンツ処理サーバ4経由で、情報提供サーバ2へ、複数の関連情報および各関連情報を選択するために必要な条件情報もあわせて登録する。条件情報の詳細は後述する。
ユーザ端末1、情報提供サーバ2、Webサーバ3、コンテンツ処理サーバ4、広告主端末5は、互いに、インターネット、LAN、WANなどの通常ネットワーク6で接続される。なお、ユーザ端末1、情報提供サーバ2、Webサーバ3、コンテンツ処理サーバ4、広告主端末5のうち、いくつかの装置は、専用のネットワークで接続されてもよい。
次に、広告主端末5によるコンテンツ処理依頼から、識別子が付与されたコンテンツが広告主へ返却されるまでの流れを、図2を用いて説明する。図2は、広告主端末5によるコンテンツ処理依頼から、識別子が付与されたコンテンツが広告主へ返却されるまでのシーケンス図である。
まず、広告主端末5から、コンテンツ処理依頼が、コンテンツ処理サーバ4へ送信される(T1)。コンテンツ処理依頼には、コンテンツ、複数の関連情報、各関連情報を提供するユーザを指定するための条件情報が含まれる。条件情報は、項目名とその項目の項目値との組み合わせを1以上含む情報であって、複数の関連情報からひとつの関連情報を特定するための情報である。
例えば、関連情報として「http://fjclothes.com/m0010/」というURLを提供する場合に、項目名「性別」および項目値「男性」、項目名「年齢」および項目値「0−10歳」、項目名「好きな色」および項目値「ホワイト」という条件情報が広告主端末5を操作する管理者から入力される。そして、広告主端末5は、各々の関連情報に対する条件情報を、コンテンツ処理サーバ4へ送信する。
コンテンツ処理サーバ4は、情報提供サーバ2に対して、コンテンツに付与する識別子の配布を依頼する(T2)。識別子配布依頼には、複数の関連情報、各関連情報の条件情報が含まれる。なお、さらにコンテンツ名が含まれてもよい。
情報提供サーバ2は、受信した情報を、関連情報記憶部へ記憶する。なお、関連情報記憶部については、後述する。そして、情報提供サーバ2は、コンテンツに一意の識別子を生成するとともに、コンテンツ処理サーバ4へ、識別子を配布する(T3)。
コンテンツ処理サーバ4は、受信した識別子をコンテンツに付与する。そして、識別子が付与されたコンテンツを、広告主端末5へ返却する(T4)。なお、本実施例においては、コンテンツ処理サーバ4は、コンテンツに識別子を埋め込む処理を行うものとする。例えば、コンテンツ処理サーバ4は、特開2004−349879号公報、特開2007−67629号公報、特開2012−142741号公報に開示の技術を利用する。
以上のように、コンテンツに情報が付与されたあと、広告主はコンテンツを配信する業者へ納める。その後、業者がコンテンツを配信するなどし、配信されたコンテンツを、ユーザが閲覧する。そして、ユーザは、自身の興味を抱くコンテンツに関連する情報を取得したいと考えた場合に、ユーザ端末1を用いて情報提供を、情報提供サーバ2に対して依頼する。
ここで、ユーザは、コンテンツをユーザ端末1のカメラで撮影する。コンテンツ処理サーバ4が利用した識別子の埋め込み技術に対応する、識別子を抽出する技術を、ユーザ端末1は実行可能である。つまり、ユーザは、識別子抽出用のアプリケーションを起動させたのちに、コンテンツを撮影する。そして、ユーザ端末1は、特定のアルゴリズムによって識別子が埋め込まれたコンテンツから、識別子を抽出するアルゴリズムを実行する。なお、埋め込まれた情報を画像などのコンテンツから抽出する技術も、特開2004−349879号公報、特開2007−67629号公報、特開2012−142741号公報に開示された技術が利用可能である。
例えば、コンテンツがコマーシャル映像である場合は、放送局へコマーシャルを収める。その後、放送局により放送されたコマーシャルを、ユーザがユーザ端末1で撮影する。そして、先に述べたとおり、撮影した少なくとも1枚の画像から、ユーザ端末1は、識別子を抽出する処理を行う。
以下、ユーザ端末1から情報提供の要求が行われてから、提供情報がユーザ端末へ送信されるまでの流れを説明する。図3は、ユーザ端末1から提供情報の要求が行われてから、提供情報がユーザ端末1へ送信されるまでのシーケンス図である。
まず、ユーザ端末1は、情報提供サーバ2に対して、情報提供要求を送信する(T10)。なお、情報提供要求は、コンテンツから抽出した識別子を含む情報である。そして、情報提供サーバ2は、識別子に対応するコンテンツについて、複数の関連情報から、ユーザ端末1へ提供する関連情報を選択するために必要な項目を特定する。
つまり、本実施例においては、ユーザ端末1においてユーザ情報が、登録情報から抽出されるが、登録情報から抽出する必要のあるプロフィールおよび嗜好の項目名が、特定される。例えば、項目「性別」、項目「年齢」、項目「好きな色」が条件情報として指定されている場合は、必要なユーザ情報は「性別」「年齢」「好きな色」の情報となる。
次に、情報提供サーバ2は、ユーザ情報要求を、ユーザ端末1へ送信する(T11)。ユーザ情報要求は、必要なユーザ情報の項目名を含む情報である。さらに、複数の候補値からひとつの値を選択する形式で項目値が決定される項目の場合、ユーザ情報要求は、項目名と対応付けて複数の候補値となる文字列を含む場合もある。
例えば、項目「好きな色」について、「ホワイト」「ブラック」のうち、ユーザがより好む色に応じた関連情報を提供する場合は、ユーザ情報要求は、項目名「好きな色」と合わせて、候補値「ホワイト、ブラック」という情報が含まれる。
ユーザ端末1は、ユーザ情報要求を受信したあと、Webサーバ3へアクセスし、登録情報要求を行う(T12)。そして、Webサーバ3は、ユーザ端末1のユーザのアカウントを用いて登録された登録情報を、ユーザ端末1へ提供する(T13)。例えば、ログイン後に、表示される画面を描画するためのHTML文書が、登録情報として提供される。
次に、ユーザ端末1は、登録情報に基づいてユーザ情報を生成し、ユーザ情報を、情報提供サーバ2へ提供する(T14)。次に、情報提供サーバ2は、ユーザ情報に基づき、少なくともひとつの関連情報を含む提供情報を生成する。そして、生成した提供情報をユーザ端末1へ送信する(T15)。
以上のように、ユーザのプロフィールや嗜好に応じた情報提供がなされる際に、ユーザは情報提供のためにプロフィールや嗜好に関するユーザ情報を登録する必要はない。つまり、過去にユーザがSNSサイトなどに登録した情報を活用することで、ユーザに適した情報が提供される。
次に、受信装置であるユーザ端末1と、送信装置である情報提供サーバ2の機能的構成について説明する。図4は、ユーザ端末1と情報提供サーバ2の機能ブロック図である。
ユーザ端末1は、通信部11、制御部12、ログイン情報記憶部15を有する。さらに、制御部12は、画像処理部13と生成部14を有する。一方、情報提供サーバ2は、通信部21、制御部22、関連情報記憶部25、管理情報記憶部26を有する。さらに、制御部22は要求生成部23と提供情報生成部24を有する。
ユーザ端末1における通信部11は、他の装置と通信を行う処理部である。例えば、情報提供サーバ2やWebサーバ3と通信を行う。
ユーザ端末1における制御部12は、ユーザ端末1における各種処理を制御する処理部である。画像処理部13は、コンテンツの画像を少なくとも1枚以上取得するとともに、取得した画像を解析することで、識別子を抽出する処理部である。例えば、画像処理部13は、カメラを起動し、ユーザの指示により画像を取得する。そして、画像処理部13は、画像から識別子を取得する。なお、先に述べたとおり、特開2004−349879号公報、特開2007−67629号公報、特開2012−142741号公報等の技術を利用することができる。
ユーザ端末1における生成部14は、Webサーバへのアクセスを制御する処理部である。さらに、情報提供サーバ2からのユーザ情報要求に応じて、Webサーバ3から取得した登録情報に基づいて、ユーザ情報を生成する処理部である。例えば、ユーザ端末1は、ユーザ情報要求にて指定される項目名をキーに、登録情報を検索する。そして、ユーザ端末1は、項目名の後ろに記述された文字列をユーザ情報として取得する。例えば、HTML文書に「性別」という項目名と同様の文字列が存在する場合、ユーザ端末1は、その後ろに存在する文字または文字列「男性」を取得することで、項目名「性別」および項目値「男性」を含むユーザ情報が生成される。
また、ユーザ端末1は、ユーザ情報要求において項目名と候補値が対応付けて指定されている場合、候補値をキーワードとして登録情報を検索する。そして、ユーザ端末1は、各候補値の出願回数に応じて、ユーザ情報を生成する。例えば、ユーザ端末1は、HTML文書における「ホワイト」と「ブラック」の出現回数を計数する。そして、項目名「好きな色」と、より出現回数が多い候補値である項目値とを含むユーザ情報を生成する。
図5は、登録情報が表示される際のイメージ図である。図5を用いて、左記に述べたユーザ情報の生成を詳細に説明する。図5は、ログイン後に表示される画面を描画するためのHTML文書を登録常用として利用する場合に、当該登録情報に基づいて表示された画面50を示している。
画面50には、ユーザのプロフィール表示領域51と、ユーザの投稿記事表示領域52とが設けられていることが多い。つまり、登録情報は、プロフィール表示領域51に表示されるプロフィール情報と、投稿記事表示領域52に表示される投稿記事に関する投稿情報を含む。
したがって、生成部14は、ログイン後に表示される画面描画用のHTML文書をWebサーバ3から取得するとともに、登録情報からユーザ情報を生成する。これは、プロフィール情報や投稿情報には、ユーザのプロフィールや嗜好に関する情報が含まれている可能性が高いことに着目したものである。なお、本実施例においては、Webサーバ3から取得した登録情報を、ユーザ端末1において表示する必要はなく、ユーザ情報の生成のために登録情報を利用してもよい。
次に、図4におけるログイン情報記憶部15は、ログイン情報を記憶する記憶部である。図6は、ログイン情報記憶部15のデータ構成例を示す図である。
ログイン情報は、サービス名、ユーザID、パスワード、URLを含む情報である。ログイン情報記憶部15は、サービス名、ユーザID、パスワード、URLを対応付けて記憶する。なお、ユーザが複数のWebサービスでアカウントを取得している場合には、複数のログイン情報が記憶されてもよい。
サービス名は、Webサーバ3が提供するサービスの名称である。なお、ユーザ端末1は、本サービスを提供するWebサイトへログインすることで、登録情報を取得する。ユーザIDは、当該サービスにおいてユーザに付与された識別情報である。パスワードは、ユーザまたはWebサーバ3が指定したログイン用のパスワードである。URLは、ログイン用のURLを示す情報である。
ここで、生成部14は、通信部11を制御し、ログイン情報を利用して、Webサーバ3へアクセスする。なお、スマートフォンなどのユーザ端末1に、アプリケーションがダウンロードされている場合には、自動でログインが行われるとしてもよい。また、アプリケーションが有するログイン情報を、本実施例に開示のログイン処理において利用することとしてもよい。
次に、情報提供サーバ2における通信部21は、他の装置と通信する処理部である。例えば、コンテンツ処理サーバ4やユーザ端末1と通信を行う。
情報提供サーバ2における制御部22は、情報提供サーバ2における各種処理を制御する処理部である。要求生成部23は、ユーザ情報要求を生成する処理部である。
提供情報生成部24は、ユーザ端末1から受信した登録情報に関する情報に基づいて、提供情報を生成する処理部である。本実施例においては、ユーザ端末1から取得したユーザ情報に基づいて、ユーザへ提供する情報を生成する。
具体的には、提供情報生成部24は、複数の関連情報から、ユーザ情報に応じた関連情報を選択する。そして、提供情報生成部24は、選択した関連情報を含む提供情報を生成する。
関連情報記憶部25は、コンテンツに対応する複数の関連情報を記憶する記憶部である。図7は、関連情報記憶部25のデータ構成例を示す図である。
関連情報記憶部25は、識別子、コンテンツ名、項目、関連情報を対応付けて記憶する。図6の例では、識別子「1234」であるコンテンツ「洋服FJのCM」について、複数の関連情報「http://fjclothes.com/m0010/」「http://fjclothes.com/m0011/」等が対応付けられている。そして、各々の関連情報は、ユーザ情報に含まれる項目の項目値により一意に選択される。
例えば、ユーザ情報が、項目「性別」の項目値「男性」、項目「年齢」の項目値「30歳」、項目「好きな色」の項目値「ブラック」である場合は、提供情報生成部24は、関連情報「http://fjclothes.com/m2031/」を選択する。なお、各関連情報を一意に選択する条件情報および複数の関連情報は、コンテンツ処理サーバ4を介して、広告主端末5により入力される。
なお、広告主端末5を操作する管理者は、コンテンツごとに任意の条件情報を設定できる。つまり、図7の例では、項目名「性別」「年齢」「好きな色」であるが、他のコンテンツについては、他の項目名が条件情報にて指定されてもよい。なお、他のコンテンツにおいて、項目「性別」や「好きな色」などの条件が指定されていない場合は、他のコンテンツに対応する当該項目名については値が格納されない。
管理情報記憶部26は、管理情報を記憶する記憶部である。図8は、管理情報記憶部26のデータ構成例を示す図である。
管理情報記憶部26は、識別子と、項目名と、フラグとを対応付けて記憶する。管理情報は、識別子と、項目名と、フラグとを含む情報であって、ユーザ情報要求において、候補値を指定する必要があるか否かを管理する情報である。例えば、ある識別子を含む情報提供要求をユーザ端末1から受けた場合に、要求生成部23により、管理情報記憶部26が参照される。
そして、指定された識別子に対応する項目のうち、フラグが「0」である項目名については、ユーザ情報要求において候補値は指定しない。一方、フラグが「1」である項目名については、ユーザ情報要求において候補値を指定する。ユーザ情報の生成においては、候補値が指定された項目については、候補値の中から項目値が決定されることとなる。
例えば、通信部21が識別子「1234」を含む情報提供要求を受信した場合、要求生成部23は、管理情報記憶部26を参照し、識別子「1234」に関するユーザ情報要求を生成する。要求生成部23は、ユーザ情報要求において、項目名「性別」は、フラグが「0」であるので、候補値を空欄または「0」とする。項目名「年齢」についても同様である。
一方、項目名「好きな色」は、フラグが「1」であるので、候補値を設定する。候補値を設定する際には、要求生成部23は、関連情報記憶部25を参照する。そして、要求生成部23は、当該識別子「1234」における当該項目名「好きな色」のカラムに設定されている値を、候補値として取得する。例えば、図7の例では、「ホワイト」および「ブラック」が取得される。そして、取得した候補値を、ユーザ情報要求に、項目名と対応付けて設定する。なお、図8に示す管理情報記憶部26において、フラグが「1」となる項目名については、あらかじめ候補値を対応付けて記憶しておいてもよい。
図9は、ユーザ情報要求のデータ構成例を示す図である。ユーザ情報要求は、項目名と、候補値とを対応付けた情報を含む。さらに、コンテンツの識別子を含んでもよい。図9は、項目名「性別」と候補値「空欄または0」、項目名「年齢」と候補値「空欄または0」、項目名「好きな色」と候補値「ホワイト、ブラック」が指定されたユーザ情報要求の例である。
続いて、本実施例における受信装置および送信装置の処理フローを説明する。図10は、受信装置における受信処理のフローチャートおよび送信装置における送信処理のフローチャートである。
まず、ユーザ端末1における画像処理部13は、コンテンツ画像を取得する(Op.1)。例えば、ユーザが、画像に付与された識別子を抽出するためのアプリケーションを起動し、その後カメラを操作して画像を撮影する。そして、画像処理部13は、撮影された1または複数の画像を、コンテンツ画像として取得する。なお、カメラは、携帯電話やスマートフォンなどのユーザ端末が備えるカメラである。
続いて、画像処理部13は、取得したコンテンツ画像から、識別子を抽出する(Op.2)。ここで、コンテンツ画像には、識別子の他に、情報提供サーバ2のアドレス情報も埋め込まれているとしてもよい。この場合は、識別子とともに、アドレス情報も抽出される。一方、ユーザ端末1にインストールされたアプリケーションで、情報提供サーバ2のアドレス情報を管理してもよい。この場合は、アプリケーション側で管理しているアドレスに対して、後述の情報提供要求を送信する。
次に、制御部12は、抽出した識別子を含む情報提供要求を生成する。通信部11は、制御部12の制御の下、情報提供サーバ2へ情報提供要求を送信する(Op.3)。
情報提供サーバ2の通信部21は、情報提供要求を受信する(Op.4)。そして、要求生成部23は、ユーザ情報要求を生成する(Op.5)。具体的には、情報提供要求に含まれる識別子をキーに、管理情報記憶部26に記憶された管理情報を取得する。さらに、候補値を設定する必要のある項目名、つまりフラグが「1」である項目名がある場合には、要求生成部23は、関連情報記憶部25を参照し、候補値を取得する。要求生成部23は、例えば、図9のようなユーザ情報要求を生成する。
次に、通信部21は、制御部22の制御の下、ユーザ情報要求を、ユーザ端末1へ送信する(Op.6)。ユーザ端末1の通信部11は、ユーザ情報要求を受信する(Op.7)。そして、生成部14は、ユーザ情報要求に基づいて、ユーザ情報を生成する(Op.8)。なお、ユーザ情報生成処理については、後述する。
そして、通信部11は、制御部12の制御の下、ユーザ情報を、情報提供サーバ2へ送信する(Op.9)。ここでは、通信部11は、ユーザ情報とともに、Op.2において抽出した識別子も、再度送信する。情報提供サーバ2の通信部21は、ユーザ情報および識別子を受信する(Op.10)。
提供情報生成部24は、提供情報を生成する(Op.11)。なお、提供情報生成処理については、後述する。そして、通信部21は、制御部22の制御の下、生成された提供情報を送信する(Op.12)。
そして、ユーザ端末1の通信部11は、提供情報を受信する(Op.13)。ここで、ユーザ端末1は、提供情報に基づいて、さらなる処理を行ってもよい。例えば、提供情報が特定のサイトのURLである場合は、ユーザ端末1は当該サイトへアクセスする。
以上の処理によって、ユーザのプロフィールや嗜好に基づいて生成された提供情報が、ユーザへ提供される。
次に、ユーザ情報生成処理について、説明する。図11は、ユーザ情報生成処理のフローチャートである。なお、ユーザ端末1によるユーザ情報生成処理の過程で、Webサーバ3との通信が行われる。よって、図11には、Webサーバ3側の処理も一部記載する。
ユーザ端末1における制御部12の制御の下、通信部11は、Webサーバ3にアクセスする(Op.20)。制御部12に含まれる生成部14は、ログイン情報記憶部15からログイン情報を取得する。例えば、図6の例では、サービス「X」におけるユーザID「100」およびパスワード「abcd」を取得する。さらに、アクセス先として、URL「http://x_login」を取得する。通信部11は、アクセス先に対して、ユーザIDおよびパスワードを送信することで、Webサーバ3へ認証を要求する。
Webサーバ3は、ユーザ端末1から受信したユーザIDおよびパスワードに基づいて、ユーザを認証する(Op.21)。そして、Webサーバ3は、認証結果を、ユーザ端末1へ送信する(Op.22)。認証結果は、ユーザの認証が成功であったか、または失敗であったかを示す情報である。
ユーザ端末1の通信部11は、認証結果を受信する(Op.23)。そして、生成部14は、認証結果が、ユーザ認証が成功であったことを示しているか判定する(Op.24)。
ユーザ認証が成功である場合には(Op.24Yes)、通信部11は、制御部12の制御の下、登録情報要求をWebサーバ3へ送信する(Op.25)。例えば、制御部12に含まれる生成部14は、ユーザアカウントを用いて登録された登録情報を要求する登録情報要求を生成する。そして、特定のWebサーバに対して、通信部11が登録情報要求を送信する。
Webサーバ3は、登録情報要求を受信する(Op.26)。そして、Webサーバ3は、登録情報要求で指定されたユーザアカウントに対応する登録情報を、記憶部から取得する。そして、Webサーバ3は、取得した登録情報を、HTML形式でユーザ端末1へ送信する(Op.27)。
ユーザ端末1の通信部11は、登録情報を受信する(Op.28)。そして、生成部14は、ユーザ情報要求に設定された1または複数の項目名各々について、項目名とともに候補値が設定されているか判定する(Op.29)。
候補値が設定されている場合には(Op.29Yes)、生成部14は、複数の候補値各々をキーに、登録情報を検索する。そして、生成部14は、各候補値の出現回数を計数する(Op.30)。出現回数がもっとも多い候補値を、項目名と対応付けてユーザ情報に設定する(Op.31)。
つまり、登録情報にもっとも出現回数が多い候補値が、ユーザのプロフィールや嗜好に関係する情報であることが推測できるため、当該候補値に基づき、ユーザ情報が生成される。
一方、候補値が設定されていない場合には(Op.29No)、生成部14は、項目名をキーワードに登録情報を検索する(Op.32)。そして、生成部14は、登録情報における項目名相当の文字列に対応付けられた他の文字列を取得する(Op.33)。具体的には、HTML形式の登録情報である場合、項目系相当の文字列の後ろに表示するように指定されている文字列を取得する。なお、プロフィール情報を公開するためのAPI(application program interface)を利用することで、ユーザ情報を生成するとしてもよい。
続いて、生成部14は、ユーザ情報要求に含まれる全項目名について処理が終了したか否かを判定する(Op.34)。終了した場合は(Op.34Yes)、生成部14は、ユーザ情報要求にて要求されたユーザ情報の生成が終了したと判断し、ユーザ情報生成処理を終了する。
一方、全項目について処理が終了していない場合は(Op.34No)、Op.29へ戻り、全項目について処理が終了するまで処理を繰り返す。
なお、ユーザ認証が失敗であった場合には(Op.24No)、ユーザ情報生成処理を終了する。そして、図10におけるOp.9において、ユーザ情報が抽出できなかった旨の情報を、通信部11が、制御部12の制御の下、情報提供サーバへ送信する。ここで、ユーザ情報が抽出できなかった場合には、情報提供装置2は、デフォルトで設定された関連情報を含む提供情報を、ユーザ端末1へ送信するとしてもよい(Op.12)。
以上の処理によって、登録情報からユーザ情報が生成される。つまり、ユーザが、Webサーバ2により提供されるサービスを利用するために登録された情報や、ユーザにより投稿された情報を用いて、ユーザのプロフィールや嗜好に関する情報が生成される。したがって、ユーザは、情報提供を受けるために、改めてプロフィールや嗜好に関する情報を登録する必要はない。
さらに、コンテンツの種類に応じて、ユーザに提供する情報を選択するための必要なファクターは異なることが多い。例えば、洋服に関するコンテンツであれば、項目「性別」「年齢」「好きな色」に基づいて、ユーザが興味を示す提供情報が生成される。一方、食事に関するコンテンツであれば、項目「性別」「好きな食べ物」「好きな国」などに基づいて、ユーザが興味を示す提供情報が生成されるであろう。
本実施例に拠れば、これまでにWebサーバ3に登録された情報を利用する事で、幅広いユーザのプロフィールや嗜好に関する情報を生成することができる。ユーザに提供する情報を選択するための必要なファクターに応じて、さまざまなプロフィールや嗜好に関する情報を生成することができる。ユーザに入力を強いる場合には、入力する情報が多くなることが予想されるが、本実施例に拠れば、こういった不都合も解消される。
さらに、あらゆる項目についてあらかじめ項目値をユーザに入力させ、ユーザ端末1が記憶する場合には、多くの項目に関するユーザ情報を記憶するための記憶領域が必要となる。しかし、本実施例によれは、登録情報に基づいてユーザ情報が生成されるため、あらゆる項目に関するユーザ情報を記憶領域に記憶しておく必要はない。
なお、以上は、ユーザ端末1がユーザ情報を生成する例を説明したが、先に述べたとおり、情報提供サーバ2がユーザ情報を生成しても良い。具体的には、ユーザ端末1は、登録情報に関する情報として、登録情報を、情報提供サーバへ送信する。そして、情報提供サーバ2は、図11におけるOp.28乃至Op.34の処理を実行する。
図12は、ユーザ情報の例を示す図である。なお、図12は、図9に示すユーザ情報要求を受けた場合に生成されたユーザ情報を例として示す。
ユーザ情報は、項目名と項目値とが対応づいた情報である。例えば、ユーザ情報は、項目名「性別」と項目値「女」、項目名「年齢」と項目値「25歳」、項目名「好きな色」と項目値「ホワイト」を含む。つまり、図9のようなユーザ情報要求で要求された項目について、項目値が設定された情報がユーザ情報である。
次に、情報提供サーバ2における提供情報生成処理について説明する。図13は、提供情報生成処理のフローチャートである。
提供情報生成部24は、ユーザ情報とともに受信した識別子をキーに、関連情報記憶部25のレコードを検索する(Op.40)。さらに、提供情報生成部24は、ユーザ情報に含まれる項目名および項目値に基づいて、関連情報記憶部25のレコードを検索する(Op.41)。
ユーザ情報に含まれるすべての項目について検索処理が終了した場合は(Op.42Yes)、検索結果であるレコードに格納された関連情報を取得する(Op.43)。例えば、検索は、ユーザ情報要求において設定された複数の項目のうち、先頭にある項目から実施される。つまり、図7の関連情報記憶部25において、左に登録された項目から実行される。
次に、提供情報生成部24は、取得した関連情報を含む提供情報を生成する(Op.44)。提供情報は、少なくともひとつの関連情報を含む情報である。さらに、コンテンツ名や、関連情報の提供者名を含んでもよい。
以上の処理によって、提供情報が生成される。つまり、ユーザのプロフィールや嗜好に応じた提供情報がユーザへ提供される。さらに、コンテンツごとに、提供する関連情報を特定するために必要な項目を、ユーザ情報要求にて指定する事で、必要なユーザ情報をユーザ端末1から取得することができる。よって、コンテンツごとに必要な項目および項目値を備えたユーザ情報に基づいて、情報提供サーバ2は、適切な提供情報を生成することができる。
(他の実施例)
以下、他の実施例について、説明する。図14は、他の実施例にかかる情報提供システムを説明するための図である。情報提供システムは、受信装置であるユーザ端末7と、送信装置である情報提供サーバ2、情報収集サーバ8を少なくとも含む。
なお、図14に開示の複数の装置のうち、情報提供サーバ2、コンテンツ処理サーバ4、広告主端末5は先の実施例と同様の処理を行う。
他の実施例においては、情報収集サーバ8が、Webサーバ3から登録情報を収集するとともに、ユーザ情報を生成する。そして、ユーザ情報は、ユーザ端末7を介して、情報提供サーバへ送信される。さらには、情報収集サーバ8は、ユーザ情報の生成に関わる履歴情報を管理する。なお、履歴情報については、後述する。
つまり、受信装置であるユーザ端末7は、情報収集サーバ8から登録情報に関わる情報を受信する。なお、登録情報に関わる情報は、本実施例においては、情報収集サーバ8による生成されたユーザ情報である。
そして、ユーザ端末7は、登録情報に関わる情報であるユーザ情報を、送信装置である情報提供サーバ2へ送信する。情報提供サーバ2は、ユーザ情報に基づいて、提供情報を生成し、ユーザ端末7へ送信する。ユーザ端末7は、提供情報を受信する事で、情報提供を受ける。
図15は、他の実施例における、ユーザ端末7から情報提供の要求が行われてから、提供情報がユーザ端末7へ送信されるまでのシーケンス図である。なお、T10、T11、T14、T15についてはは、図3と同様である。
ユーザ端末7は、ユーザ情報要求を、情報提供サーバ2から受信したあと、ユーザ情報要求を情報収集サーバ8へ送信する(T20)。なお、ユーザ端末7は、ログイン情報もあわせて情報収集サーバ8へ送信する。
そして、情報収集サーバ8は、ログイン情報を利用してWebサーバ3へアクセスするとともに、登録情報要求を送信する(T21)。Webサーバ3は、情報収集サーバ8へ登録情報を提供する(T22)。情報収集サーバ8は、登録情報およびユーザ情報要求に基づいて、ユーザ情報を生成する。そして、生成したユーザ情報を、ユーザ端末7へ送信する(T23)。
そして、ユーザ端末7は、ユーザ情報を、情報提供サーバ2へ送信する(T14)。以降の処理は、図3と同様である。
また、情報収集サーバ8は、ログイン情報に含まれるユーザIDとともに履歴情報を記憶する。なお、ユーザ端末7を識別する端末IDを利用し、端末IDごとに履歴情報を記憶しても良い。この場合は、T21において、さらに端末IDがユーザ端末7から情報収集サーバ8へ送信される。
そして、情報収集サーバ8は、ユーザ情報の生成において、履歴情報を利用する。例えば、ユーザ端末7から、ユーザ情報要求およびログイン情報を受信した場合に、情報収集サーバ8は、ユーザ端末7のユーザのユーザIDに対応する履歴情報が、履歴情報記憶部に格納されているかを判定する。履歴情報が格納されている場合は、ユーザ情報の生成において、履歴情報を流用する。詳細は後述する。
また、ユーザのプロフィールや嗜好に関するユーザ情報は、変化することが予想される。したがって、情報収集サーバ8は、ユーザ情報を生成した日時から、一定期間以内である履歴情報を用いて、ユーザ情報の生成に利用するとしてもよい。
次に、他の実施例におけるユーザ端末7および情報収集サーバ8の機能的構成について説明する。図16は、ユーザ端末7および情報収集サーバ8の機能ブロック図である。なお、情報提供サーバ2などの機能的構成は、先の実施例と同様である。
ユーザ端末7は、通信部71、制御部72、ログイン情報記憶部74を有する。また、制御部72は、画像処理部73を含む。一方、情報収集サーバ8は、通信部81、制御部82、履歴情報記憶部84を有する。さらに、制御部82は、生成部83を含む。
ユーザ端末7における通信部71は、他の装置と通信する処理部である。例えば、情報提供サーバ2や情報収集サーバ8と通信を行う。
制御部72は、ユーザ端末7の各種処理を制御する。例えば、制御部72は、ユーザ情報要求を受信した場合に、ログイン情報とユーザ情報要求とを、情報収集サーバ8へ送信するよう、通信部71を制御する。したがって、制御部72は、情報収集サーバ3を介して、Webサーバ3へのアクセスを制御する。画像処理部73は、先の実施例における画像処理部13と同様の処理を行う。
ログイン情報記憶部74は、ログイン情報を記憶する記憶部である。なお、ログイン情報記憶部74のデータ構成は、先の実施例におけるログイン情報記憶部15と同様の構成である。
情報収集サーバ8の通信部81は、他の装置と通信する処理部である。例えば、ユーザ端末7やWebサーバ3と通信を行う。
制御部83は、情報収集サーバ8の各種処理を制御する。生成部83は、ログイン情報に基づき、通信部81を介して、Webサーバへアクセスする。また、ユーザ情報要求および登録情報に基づいて、ユーザ情報を生成する。さらに、生成部83は、ユーザ情報の生成において、さらに履歴情報を利用する。
履歴情報記憶部84は、履歴情報を記憶する。履歴情報記憶部84は、ユーザIDと履歴情報とを対応付けて記憶する記憶部である。履歴情報は、項目名、項目値、候補値、出現回数を含む情報である。履歴情報記憶部84は、さらに、履歴情報の更新日もあわせて記憶してもよい。
図17は、履歴情報記憶部84のデータ構成例である。履歴情報記憶部84は、ユーザID、項目名、項目値、候補値、出現回数、更新日を対応付けて記憶する。項目名は、過去に生成したユーザ情報に含まれる項目名である。項目値は、過去に生成したユーザ情報における項目値が格納される。ただし、ユーザ情報要求において候補値が設定されていない項目については、項目値が格納されるとする。
候補値は、ユーザ情報要求において候補値が設定されている項目については、各々の候補値が項目名と対応付けて記憶される。さらに、出現回数は、ユーザ情報の生成において計数した各候補値の出現回数が格納される。なお、ユーザ情報要求において候補値が設定されている項目については、項目値は格納されないとする。
また、更新日は、当該レコードのいずれかの情報を更新した日の情報である。例えば、項目値が更新された場合や、出現回数が更新された場合には、更新された日の情報が記憶される。
情報収集サーバ8が、図9のようなユーザ情報要求をユーザ端末7から受信した場合に、当該ユーザ情報要求に対して、図12のユーザ情報を生成したとする。この場合には、情報収集サーバ8は、項目名「性別」については候補値の設定がないため、項目名「性別」と対応付けて、項目値である「女性」を履歴情報記憶部84の項目値に格納する。また、項目名「年齢」についても同様である。
一方、項目名「好きな色」については、ユーザ情報要求において候補値が設定されている。したがって、生成部83は、候補値に設定されている候補値「ホワイト」および「ブラック」を、項目名「好きな色」に対応付けて、履歴情報記憶部84の候補値に各々設定する。そして、先の実施例と同様、ユーザ情報を生成する際に、各々の候補値の出現回数を計数した結果を、「出現回数」として記憶する。
生成部83は、ユーザ情報要求にて指定された項目名が履歴情報記憶部84に存在する場合であって、かつユーザ情報要求において候補値が設定されていない場合には、履歴情報記憶部84から、項目名に対応する項目値を取得する。そして、当該項目名と項目値を含むユーザ情報を生成する。
一方、生成部83は、ユーザ情報要求にて指定された項目名が履歴情報記憶部84に存在する場合であって、かつ候補値が設定されている場合には、各候補値の出現回数を利用して、候補値から項目値とする値を決定する。
ただし、生成部83は、複数の候補値のうち、履歴情報記憶部84に同一の候補値が記憶されていない候補値については、Webサーバ3から取得した登録情報を利用して、出現回数を計数する。そして、生成部83は、各候補値の出現回数のうち、最大の出現回数を有する候補値を項目値とするユーザ情報を生成する。
次に、送信装置である情報提供サーバ2による送信処理、受信装置であるユーザ端末7による受信処理、および情報収集サーバにおける一連の処理フローを説明する。図18は、他の実施例における送信装置における送信処理、受信装置における受信処理および情報収集サーバにおける一連の処理のフローチャートである。
なお、図18において、図10と同様の符号が付された処理は、図10における処理と同様の処理内容である。情報提供サーバ2からユーザ情報要求を受信した後(Op.7)、ユーザ端末7の通信部71は、制御部72の制御の下、情報収集サーバ8へユーザ情報要求およびログイン情報を送信する(Op.101)。
そして、情報収集サーバ8の通信部81は、ユーザ情報要求およびログイン情報を受信する(Op.102)。続いて、情報収集サーバ8の生成部83は、ユーザ情報を生成する(Op.103)。詳細は後述する。
つぎに、通信部81は、制御部82の制御の下、生成したユーザ情報を、ユーザ端末7へ送信する(Op.104)。ユーザ端末7の通信部71は、ユーザ情報を受信する(Op.105)。そして、受信したユーザ情報は、通信部71により、情報提供サーバ2へ送信される(Op.9)。以降の処理は、先の実施例と同様である。
ここで、他の実施例におけるユーザ情報生成処理について、説明する。図19は、他の実施例におけるユーザ情報生成処理のフローチャートである。
情報収集サーバ8は、まず、ログイン情報を利用して、図11におけるOp.20、23、24、25、28の処理を行う。つまり、Webサーバ3へアクセスするとともに、登録情報を受信する。続いて、情報収集サーバは、図19のOp.110の処理を実行する。
生成部83は、ユーザ情報要求に含まれる項目名のうち、ひとつの項目名を取得する(Op.110)。生成部83は、履歴情報記憶部84を参照し、ログイン情報に含まれるユーザIDに対応付けられて、取得した項目名が格納されているかを判定する(Op.111)。
例えば、ユーザ情報要求から取得した項目名が「性別」であり、履歴情報記憶部84が図9の履歴情報を記憶している場合は、生成部83は、項目名が格納されていると判定される。
ここで、項目名が格納されていない場合は(Op.111No)、生成部83はOp.29ないしOp.33の処理を行う。なお、Op.29ないしOp.33の処理は、図11を用いて説明した先の実施例と同様の処理である。
そして、Op.29ないしOp.33の処理を実行したあと、生成部83は、生成したユーザ情報に基づいて、新たな履歴情報を生成する(Op.118)。そして生成した履歴情報を、ユーザIDおよび更新日時とともに履歴情報記憶部84へ記憶する。
つまり、Op.29において肯定の判定を行った場合は、生成部83は、各候補値と各候補値の出現回数とを含む履歴情報を、履歴情報記憶部84へ記憶する。一方、Op.29において否定の判定を行った場合は、生成部83は、生成したユーザ情報における、項目名および項目値を含む履歴情報を、履歴情報記憶部84へ記憶する。
一方、項目名が履歴情報に存在する場合(Op.111Yes)、生成部83は、ユーザ情報要求を参照し、取得した項目名に対応付けて候補値が設定されているかを判定する(Op.112)
候補値が設定されている場合には(Op.112Yes)、生成部83は、ユーザ情報要求に設定されている全候補値が履歴情報に存在し、かつ 全候補値に関する履歴情報が一定期間内に更新された情報であるかを判定する(Op.113)。
例えば、ユーザ情報要求に、項目名「好きな色」と候補値「ホワイト、ブラック」が設定されており、処理実行日が2012/5/1であるとする。さらに、更新日から3ヶ月以内の履歴情報を有効とする設定がなされているとする。この場合は、図17のユーザ情報記憶部84に、すべての候補値が存在し、かつすべての履歴情報が一定期間内に更新されていると判定される。
一方、ユーザ情報要求に、項目名「好きな色」と候補値「ホワイト、グリーン」が設定されている場合は、図17のユーザ情報記憶部に、すべての候補値が存在しないと判定される。
全候補値が履歴情報に存在し、かつ一定期間内に更新されている場合は(Op.113Yes)、生成部83は、候補値のうち、出現回数が最大となる候補値を項目値とするユーザ情報を生成する(Op.116)。例えば、ユーザ情報要求において、項目名「好きな色」と候補値「ホワイト、ブラック」が設定されている場合は、生成部83は、履歴情報記憶部84を参照し、項目名「好きな色」に対して項目値「ホワイト」を設定したユーザ情報を生成する。
全候補値が履歴情報に存在しない、または一定期間内に更新されていない候補値が存在する場合は(Op.113No)、生成部83は、履歴情報に存在しない候補値、または一定期間更新されていない候補値について、登録情報における出現回数を計数する(Op.114)。例えば、ユーザ情報要求において項目名「好きな色」と候補値「ホワイト、グリーン」が設定されている場合は、生成部83は、履歴情報に存在しない候補値「グリーン」の出現回数を計数する。
次に、生成部83は、各々の候補値および各候補値の出現回数に基づいて、履歴情報を生成または更新する(Op.115)。例えば、生成部83は、履歴情報に存在しない候補値については、項目名、候補値、出現回数を含む新たなレコードを、履歴情報記憶部84に生成する。また、一定期間内に更新されていない候補値については、新たに計数した出現回数で上書き更新する。なお、更新日時もあわせて記憶される。その後、生成部83は、Op.116を実行する。
一方、取得した項目に対して候補値が設定されていない場合には(Op.112No)、生成部83は、履歴情報記憶部84を参照し、項目名に対応する項目値を設定したユーザ情報を生成する(Op.117)。
例えば、Op.110において項目名「性別」を取得した場合、生成部83は、図17の履歴情報記憶部84から、項目名「性別」に対応する項目値「女性」を取得する。そして、生成部83は、項目名「性別」と項目値「女性」を設定したユーザ情報を生成する。なお、候補値が設定されていない項目についても、更新日を考慮して、採用の要否を判断しても良い。
そして、生成部83は、ユーザ情報要求で指定された全項目について、ユーザ情報の生成処理が終了したかを判定する(Op.119)。終了していない場合は(Op.119No)、生成部83は、Op.110へ戻る。
一方、全項目についてユーザ情報の生成処理が終了した場合は(Op.119Yes)、他の実施例におけるユーザ情報生成処理を終了する。
以上のように、情報収集サーバ83は、ユーザごとにユーザ情報の生成に関する履歴情報を記憶する。したがって、ユーザ情報の生成処理において、履歴情報を利用することで、計算量を軽減することができる。また、情報収集サーバ8においてユーザ情報が生成されるため、ユーザ端末7における処理負荷を軽減することができる。
また、ユーザの嗜好に関する情報は、時間の経過とともに変化することが想定されるため、一定期間更新されていない履歴情報については、後のユーザ情報生成には利用しない。このようにすることで、ユーザの嗜好をより反映したユーザ情報を生成することができる。なお、年齢等の時間の経過により変化する情報については、履歴情報を一定期間ごとに更新することとしてもよい。
つぎに、ユーザ端末1やユーザ端末7として機能する無線端末100のハードウェア構成を説明する。図20は、受信装置として機能する無線端末100のハードウェア構成を示す図である。図20に示すように、無線端末100は、ハードウェアの構成要素として、例えばアンテナ104を備えるRF回路103と、CPU102と、メモリ101とを有するコンピュータである。
さらに、無線端末100は、CPU102に接続されるLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置を有してもよい。さらに、無線端末100は、CPU102に接続されるカメラ等の撮像装置を有してもよい。
メモリ101は、例えばSDRAM等のRAM、ROM、及びフラッシュメモリの少なくともいずれかを含み、プログラムや各種データを格納する。例えば、メモリ101は、ログイン情報を格納する。さらには、メモリ101は、受信処理が記述されたプログラムや、コンテンツに付与された情報を抽出するためのプログラムを格納する。なお、先の実施例においては、受信処理の一部であるユーザ情報生成処理が含まれる。
通信部11や通信部71は、例えばアンテナ104およびRF回路103により実現される。制御部12や制御部72は、例えばCPU102等の集積回路により実現される。
つぎに、情報提供サーバ2や情報収集サーバ8として機能するコンピュータ200のハードウェア構成について説明する。図21は、送信装置や情報収集サーバ8として機能するコンピュータ200のハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ200はCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203,通信装置204、HDD(Hard Disk Drive)205、入力装置206、表示装置207、媒体読取装置209を有しており、各部はバス208を介して相互に接続されている。そしてCPU201による管理下で相互にデータの送受を行うことができる。
コンピュータ200が情報提供サーバ2として機能する場合は、送信処理に係るプログラムが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録される。また、コンピュータ200が情報収集サーバ8として機能する場合は、ユーザ情報生成処理に係るプログラムが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録される。
コンピュータが読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などがある。また、実施例にて説明した各種処理に関わるプログラムが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録される。
光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc − Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto − Optical disk)などがある。このプログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売されることが考えられる。
そしてコンピュータ200は、例えば媒体読取装置209が、各種プログラムを記録した記録媒体から、該プログラムを読み出す。CPU201は、読み出されたプログラムをHDD205若しくはROM202、RAM203に格納する。
CPU201は、コンピュータ200の全体の動作制御を司る中央処理装置である。HDD205には、上記の各実施例に示した情報提供サーバ2や情報収集サーバ8と同様の機能をコンピュータに発揮させるプログラムとして、例えば、図10、13、18、19に示す各処理をコンピュータに実行させるプログラムが記憶されている。
そして、CPU201が、プログラムをHDD205から読み出して実行することで、各種処理部として機能するようになる。また、各種プログラムはCPU201とアクセス可能なROM202またはRAM203に格納されていても良い。
さらにHDD205にはCPU201の管理下で各種記憶部として機能する。プログラム同様、記憶部の情報はCPU201とアクセス可能なROM202またはRAM203に格納されても良い。また、ROM202またはRAM203は、処理の過程で一時的に生成された情報も記憶する。
表示装置207は、必要に応じて各画面を表示する。通信装置204はネットワークを介して他の装置からの信号を受信し、その信号の内容をCPU201に渡す。さらに通信装置204はCPU201からの指示に応じてネットワークを介して他の装置に信号を送信する。なお、通信装置204は、情報提供サーバ2における通信部21、情報収集サーバ8における通信部81として機能する。入力装置206は、必要に応じて、ユーザからの情報の入力を受け付ける。
以下、上記実施例に関する変形例を説明する。
(変形例1)
ユーザ情報要求において、候補値が設定されていない項目は、年齢、性別、出身地などのプロフィールに関する項目であることが多い。一方、候補値が設定されている項目は、好きな色や好きな食べ物など、嗜好に関する項目であることが多い。
一方、HTML文書には、プロフィール情報と投稿情報とが区別可能な態様で記述されていることが期待される。例えば、先に示した図5における、プロフィール表示領域51と、投稿記事表示領域52とを有する画面を描画するためのHTML文書を登録情報として利用する場合には、プロフィール情報と投稿情報とを区別可能である。
したがって、このようなHTML文書を登録情報として取得した場合、ユーザ情報生成処理においては、ユーザ端末1または情報収集サーバ8は、プロフィールに関する項目については、プロフィール情報から項目値を抽出するとしてもよい。そして、ユーザ端末1または情報収集サーバ8は、嗜好に関する項目については、投稿情報から抽出するとしてもよい。
(変形例2)
登録情報がプロフィール情報と投稿情報とが区別可能な態様で記述されている場合に、ユーザ端末1または情報収集サーバ8は、ユーザ情報要求にて指定された項目名に対応する各候補値について、プロフィール情報における出現回数と、投稿情報における出現回数とに基づいて、ユーザ情報を生成しても良い。
例えば、候補値「ホワイト」が、プロフィール情報において「1回」出現し、投稿情報において「5回」出現するとする。この場合、ユーザ端末1または情報収集サーバ8は、以下の式を利用して、重み付け出現回数を算出する。
A×(プロフィール情報における出現回数) + B×(投稿情報における出現回数) = (重み付け出現回数)
なお、AおよびBは重み付け係数であって、管理者などにより設定させる。例えば、プロフィール情報において、候補値が記述されていることは、より候補値に対するユーザの嗜好が高いと推測することもできるため、AをBよりも大きな値に設定することが考えられる。そして、重み付け出現回数に基づいて、複数の候補値の中から、ユーザ情報に項目値として設定される候補値が決定される。
(変形例3)
上記実施例においては、登録情報を項目名または候補値をキーに検索することで、ユーザ情報を生成した。しかし、これに限らず、例えば、以下の方法により、ユーザのプロフィールや嗜好に関するユーザ情報を、登録情報から生成しても良い。
例えば、ユーザ端末1や情報収集サーバ8は、登録情報を解析し、文体に基づきユーザの性別を判定する方法を利用することもできる(池田大輔他、blogの著者の性別推定、言語処理学会第12回年次大会、2006)。
また、ユーザ端末1や情報収集サーバ8は、登録情報を解析し、言語の構造的な特性から、あるものに対する評判情報を抽出する方法を利用することもできる(畠山英之、Weblogに適した観光評判情報抽出システムの開発、高知工科大学フロンティア工学コース、2010)。つまり、ユーザ端末1や情報収集サーバ8は、ユーザが良い評判を与えている情報を、ユーザ情報として採用することも可能である。
1、7 ユーザ端末
2 情報提供サーバ
3 Webサーバ
4 コンテンツ処理サーバ
5 広告主端末
6 ネットワーク
8 情報収集サーバ
11 通信部
12 制御部
15 ログイン情報記憶部
21 通信部
22 制御部
25 関連情報記憶部
26 管理情報記憶部
71 通信部
72 制御部
74 ログイン情報記憶部
81 通信部
82 制御部
84 履歴情報記憶部
100 無線端末
101 メモリ
102 CPU
103 RF回路
104 アンテナ
200 コンピュータ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 通信装置
205 HDD
206 入力装置
207 表示装置
208 バス
209 媒体読取装置

Claims (14)

  1. ユーザ端末情報提供サーバとを用いた情報提供システムであって、
    前記ユーザ端末においてプログラムを実行することにより、
    前記情報提供サーバからの要求を受けたことに応じ、ユーザを識別するユーザ識別情報を用いて登録された登録情報を保有するSNS(Social Network Service)サーバにアクセスし、
    前記SNSサーバからの返信を受けたことに応じ、前記登録情報に関する情報を前記情報提供サーバへ送信することで、該情報提供サーバから提供情報を受信するように前記ユーザ端末を動作させ、
    前記情報提供サーバは、
    前記ユーザ端末から受信した前記登録情報に関する情報に基づいて、前記提供情報を生成し、
    前記提供情報を前記ユーザ端末へ送信する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 請求項1に記載の情報提供システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記情報提供サーバへ送信する前記登録情報に関する情報には、前記SNSサーバが保有する前記登録情報に基づいて生成された前記ユーザに関するユーザ情報を含ませる
    ことを特徴とする情報提供システム。
  3. 請求項2に記載の情報提供システムであって、
    前記情報提供サーバは、前記提供情報を生成する際に利用する複数の項目を指定した要求を、前記ユーザ端末へ送信し、
    前記ユーザ端末は、前記情報提供サーバからの前記要求にて指定された前記複数の項目ごとに項目値を決定し、前記情報提供サーバへ送信する前記登録情報に関する情報には、該項目値が設定された前記ユーザ情報を含ませる
    ことを特徴とする情報提供システム。
  4. 提供情報を受信するユーザ端末であって、
    情報提供サーバからの要求を受けたことに応じ、ユーザを識別するユーザ識別情報を用いて登録された登録情報を保有するSNSサーバにアクセスし、
    前記SNSサーバからの返信を受けたことに応じ、前記登録情報に関する情報を前記情報提供サーバへ送信することで、該情報提供サーバから前記登録情報に関する情報に基づいて生成された提供情報を受信する
    ことを特徴とするユーザ端末
  5. 請求項4に記載のユーザ端末であって、
    前記情報提供サーバへ送信する前記登録情報に関する情報には、前記SNSサーバが保有する前記登録情報に基づいて生成された前記ユーザに関するユーザ情報を含ませる
    ことを特徴とするユーザ端末
  6. 請求項5に記載のユーザ端末であって、
    前記情報提供サーバから、前記提供情報を生成する際に利用する複数の項目が指定された要求を受信し、
    前記情報提供サーバへ送信する前記登録情報に関する情報には、前記要求にて指定された前記複数の項目ごとに、前記SNSサーバが保有する前記登録情報に基づいて決定された項目値が設定された前記ユーザ情報を含ませる
    ことを特徴とするユーザ端末
  7. 請求項6に記載のユーザ端末であって、
    前記情報提供サーバから受信された要求には、前記複数の項目の少なくとも一部の項目について、該項目に対する項目値の候補となる複数の候補値が対応付けて設定されており、
    前記情報提供サーバへ送信する前記登録情報に関する情報には、前記SNSサーバが保有する前記登録情報における前記複数の候補値各々の出現回数に基づいて決定された該項目値を含む前記ユーザ情報を含ませる
    ことを特徴とするユーザ端末
  8. 請求項4乃至7のいずれか一項に記載のユーザ端末であって、
    画像を取得し、
    該画像を識別する識別子を該画像から抽出し、
    前記識別子を含み、前記画像に関する前記提供情報の送信を依頼する提供情報要求を、前記情報提供サーバへ送信する
    ことを特徴とするユーザ端末
  9. 請求項4乃至8のいずれか一項に記載のユーザ端末であって、
    前記SNSサーバから、前記ユーザにより登録されたプロフィールに関するプロフィール情報と、前記ユーザが投稿した記事に関する投稿情報とを含む前記登録情報を受信する
    ことを特徴とするユーザ端末
  10. 提供情報を送信する情報提供サーバであって、
    ユーザ端末からアクセスを受けたことに応じ、前記ユーザ端末に、ユーザを識別するユーザ識別情報を用いて登録された登録情報を保有するSNSサーバにアクセスさせ、前記登録情報に関する情報を送信させる要求を、前記ユーザ端末へ送信し、
    前記要求の送信に応じ、前記登録情報に関する情報を前記ユーザ端末から受信し、
    前記登録情報に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末へ提供する前記提供情報を生成し、
    前記提供情報を前記ユーザ端末へ送信する
    ことを特徴とする情報提供サーバ
  11. 請求項10に記載の情報提供サーバであって、
    前記ユーザ端末から受信する前記登録情報に関する情報には、前記ユーザ端末の前記ユーザに関するユーザ情報が含まれており、
    前記ユーザ端末へ提供する前記提供情報を生成する際に、前記ユーザ情報に基づいて、前記ユーザに応じた前記提供情報を生成する
    ことを特徴とする情報提供サーバ
  12. 請求項11に記載の情報提供サーバであって、
    前記提供情報を生成する際に利用する複数の項目を指定した要求を、前記ユーザ端末へ送信し、
    前記ユーザ端末から受信される前記登録情報に関する情報には、前記複数の項目ごとに項目値が設定された前記ユーザ情報が含まれている
    ことを特徴とする情報提供サーバ
  13. コンピュータに、
    情報提供サーバからの要求を受けたことに応じ、ユーザを識別するユーザ識別情報を用いて登録された登録情報を保有するSNSサーバにアクセスする処理と、
    前記SNSサーバからの返信を受けたことに応じ、前記登録情報に関する情報を前記情報提供サーバへ送信することで、前記登録情報に関する情報に基づいて生成された提供情報を受信する処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. コンピュータが、
    ユーザ端末からアクセスを受けたことに応じ、前記ユーザ端末に、ユーザを識別するユーザ識別情報を用いて登録された登録情報を保有するSNSサーバにアクセスさせ、前記登録情報に関する情報を送信させる要求を、前記ユーザ端末へ送信する処理と、
    前記要求の送信に応じ、前記登録情報に関する情報を前記ユーザ端末から受信する処理と、
    前記登録情報に関する情報に基づいて、前記ユーザ端末へ提供する提供情報を生成する処理と、
    前記提供情報を前記ユーザ端末へ送信する処理と、
    を実行することを特徴とする情報提供方法。
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