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JP6293010B2 - 蓄電システム - Google Patents

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JP6293010B2
JP6293010B2 JP2014149705A JP2014149705A JP6293010B2 JP 6293010 B2 JP6293010 B2 JP 6293010B2 JP 2014149705 A JP2014149705 A JP 2014149705A JP 2014149705 A JP2014149705 A JP 2014149705A JP 6293010 B2 JP6293010 B2 JP 6293010B2
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Description

本発明は、互いに並列に接続された複数のバッテリパックを有し、少なくとも一部のバッテリパックが着脱可能な蓄電システム、及びその制御方法に関する。
電動車両のバッテリとして、互いに直列に接続された複数のバッテリを有するバッテリパックを、互いに並列に接続したバッテリモジュールが使用されている。このバッテリモジュールの充電は、外部の電力供給源を用いて行われ、バッテリモジュールを構成する全てのバッテリパックを同時に充電する手法が採られている。また、バッテリモジュールの充電には専用の設備が必要となる場合が多い。そのため、バッテリの充電は、ユーザーにとって選択の自由度が低く、必ずしも使い勝手の良いものではなかった。
また、外部の電力供給源を使用しない場合において、バッテリモジュールを構成するバッテリパック間で電力の融通を行うことにより、残容量が低いバッテリパックの残容量を高める充電手法がある(例えば、特許文献1、2)。
実開昭64−20039号公報 特表2014−511095号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び2に係る発明は、バッテリモジュール内で電力の融通を行うのみであり、バッテリモジュール全体の残容量を高めるためには、バッテリモジュールを外部の電力供給源に接続する必要があり、従来の充電手法と変わりがない。
本発明は、以上の背景に鑑み、蓄電システムにおいて、充電手法の選択肢を増やすことを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、充放電可能なバッテリ(11)、前記バッテリの放電電流及び充電電流を変化させるコンバータ(12)、前記バッテリの状態を検出すると共に、前記コンバータを制御するパック制御部(13)をそれぞれ有する複数のバッテリパック(7)と、複数の前記バッテリパックを互いに並列に接続すると共に、電気負荷(3、4)及び電力供給源(5)に接続する回路(8)と、前記バッテリの状態に基づいて、前記バッテリパックのそれぞれの放電電流及び充電電流の指令値を設定し、前記指令値を前記パック制御部に出力する統合制御部(35)とを有し、前記パック制御部は前記指令値を取得した場合に前記指令値に基づいて前記コンバータを制御し、前記バッテリパックの少なくとも1つは、前記回路に着脱可能に接続されていることを特徴とする。
この構成によれば、バッテリパックの少なくとも1つが、回路に着脱可能に接続されているため、バッテリパックを回路から取り外し、取り外したバッテリパックを個別に充電することができる。そのため、蓄電システムの周囲に利用可能な外部電源がない場合に、一部のバッテリパックを蓄電システムから分離し、利用可能な外部電源まで運搬することによって、充電が可能になる。
また、各バッテリパックがコンバータを有し、放電電流(放電電圧)及び充電電流(充電電圧)を変化させることができるため、各バッテリパックのバッテリ間に大きな電圧差が生じる場合にも過大な電流が流れることが防止される。
また、上記の発明において、前記バッテリパックのうちで前記回路からの着脱に適合した少なくとも1つの前記バッテリパックが着脱バッテリパック群(41)に属するとし、前記着脱バッテリパック群以外の他の前記バッテリパックが据付バッテリパック群(42)に属するとし、前記パック制御部は、前記バッテリパックのそれぞれの前記バッテリの電圧を検出し、前記統合制御部は、前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値(V1AVE)が所定の電圧閾値(V1SH)以上である場合に、前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの放電電流が前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの放電電流よりも大きくなるように前記指令値を設定するとよい。
この構成によれば、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックは、蓄電システムから分離して充電されることが予想されるため、据付バッテリパック群に属するバッテリパックよりも放電量を大きくし、残容量を低下させることによって充電可能な容量を増やすことができる。また、据付バッテリパック群に属するバッテリパックのSOCが高く維持されるため、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックから据付バッテリパック群に属するバッテリパックへのパック間充電量が低減され、電力の使用効率が向上する。
また、上記の発明において、前記統合制御部は、前記電気負荷の要求電力値(P)を取得し、記要求電力値が所定の要求電力閾値(PSH)以下であり、かつ前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値(V1AVE)が所定の電圧閾値(V1SH)以上であり、かつ前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値から前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値(V2AVE)を引いた電圧差(D)が0より大きい第1の電圧差閾値(D1)以上かつ前記第1の電圧閾値より大きい第2の電圧差閾値(D2)以下である場合に、前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記パック制御部に放電電流の前記指令値を設定すると共に前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記パック制御部に充電電流の前記指令値を設定するとよい。
この構成によれば、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックと据付バッテリパック群に属するバッテリパックとの電圧差が所定の範囲内にあるときに、着脱バッテリパック群から据付バッテリパック群に電力を供給し、据付バッテリパック群の充電を行うことができる。なお、電圧差がD2より大きい場合や、D1未満の場合には充電の効率が低いため、パック間充電を行わないようにすることで充電効率を向上させることができる。
また、上記の発明において、前記バッテリパックのうちで前記回路からの着脱に適合した少なくとも1つの前記バッテリパックが着脱バッテリパック群に属するとし、前記着脱バッテリパック群以外の他の前記バッテリパックが据付バッテリパック群に属するとし、前記パック制御部は、前記バッテリパックのそれぞれの前記バッテリの電圧を検出し、前記統合制御部は、前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの充電電流が前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの充電電流よりも大きくなるように前記指令値を設定するとよい。
この構成によれば、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックは、蓄電システムから分離して充電されることが予想されるため、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックよりも据付バッテリパック群に属するバッテリパックを優先して充電することで、効率良く充電することができる。また、据付バッテリパック群に属するバッテリパックのSOCが高くなるため、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックから据付バッテリパック群に属するバッテリパックへのパック間充電量が低減され、電力の使用効率が向上する。
また、上記の発明において、前記バッテリパックのそれぞれの前記パック制御部は、前記指令値に優先して前記バッテリパックのそれぞれを流れる電流が予め設定された最大電流値以下となるように、前記バッテリパックのそれぞれの前記コンバータを制御するとよい。
この構成によれば、バッテリパックに過大な電流が流れることが防止され、バッテリパックの損傷や劣化が抑制される。特に、着脱バッテリパック群に属するバッテリパックと据付バッテリパック群に属するバッテリパックとの間の電位差が大きい場合にも、着脱バッテリパック群の放電電流は最大電流値以下に抑制される。
前記統合制御部は、前記バッテリの温度及び前記バッテリのSOCの少なくとも1つに基づいて、前記バッテリパックのそれぞれの放電電流及び充電電流の前記指令値を設定するとよい。
この構成によれば、各バッテリパックのSOC及びバッテリ温度を制御することができる。
また、本発明の他の側面は、上記の蓄電システムと、前記電気負荷としての電動モータ(3)とを有することを特徴とする電動車両(1)である。
また、本発明の他の側面は、充放電可能なバッテリ(11)、前記バッテリの放電電流及び充電電流を変化させるコンバータ(12)、前記バッテリの状態を検出すると共に、前記コンバータを制御するパック制御部(13)をそれぞれ有する複数のバッテリパック(7)と、複数の前記バッテリパックを互いに並列に接続すると共に、電気負荷(3、4)及び電力供給源に接続する回路(8)と、前記バッテリの状態に基づいて、前記バッテリパックのそれぞれの放電電流及び充電電流の指令値を設定し、前記指令値を前記パック制御部に出力する統合制御部(35)とを有し、前記パック制御部は前記指令値を取得した場合に前記指令値に基づいて前記コンバータを制御し、前記バッテリパックの少なくとも1つは、前記回路に着脱可能に接続され、前記バッテリパックのうちで前記回路からの着脱に適合した少なくとも1つの前記バッテリパックが着脱バッテリパック群(41)に属するとし、前記着脱バッテリパック群以外の他の前記バッテリパックが据付バッテリパック群(42)に属する蓄電システムの制御方法であって、前記パック制御部が、前記バッテリパックのそれぞれの前記バッテリの電圧を検出するステップと、前記統合制御部が、前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値が所定の電圧閾値以上である場合に、前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの放電電流が前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの放電電流よりも大きくなるように前記指令値を設定するステップとを有することを特徴とする。
以上の構成によれば、蓄電システムにおいて、充電手法の選択肢を増やすことができる。
蓄電システムが搭載された電動車両の構成図 第1バッテリパックの構成図 (A)第1バッテリパックの放電時の電流の流れを示す説明図、(B)第1バッテリパックの充電時の電流の流れを示す説明図 統合制御部の制御手順を示すフロー図 着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEと据付バッテリパック群平均電圧V2AVEとに基づく各制御領域を示す図 変形例に係る第1バッテリパックの構成図
以下、図面を参照して、本発明に係る蓄電システムを電動車両の電源に適用した実施形態について説明する。電動車両は、駆動源として電動モータを備えた電気自動車や、小型電気自動車(マイクロEV)、プラグインハイブリッド車を含む。
図1に示すように、電動車両1は、蓄電システム2と、電気負荷として電動モータ3(電動発電機)及びPDU4(パワードライブユニット)と、充電装置5とを有する。蓄電システム2は、複数のバッテリパック7と、複数のバッテリパック7を互いに並列に接続すると共に、バッテリパック7をPDU4及び充電装置5に接続する回路8を有する。本実施形態では、蓄電システム2は第1〜第6の6つのバッテリパック7を有する。
電動モータ3は、電動発電機であり、蓄電システム2からPDU4を介して電力の供給を受け、車輪を回転させる駆動力を発生させる。また、電動モータ3は、車両の制動時には回生によって電力を発生し、PDU4を介して蓄電システム2に電力を供給する。PDU4は、インバータを含み、蓄電システム2からの直流電力を3相交流に変換すると共に、電流値を制御して電動モータ3の駆動を制御する。また、PDU4は、電動モータ3が発生する回生量を制御すると共に、交流の回生電力を直流に変換して蓄電システム2に供給する。充電装置5は、蓄電システム2と外部の電力供給源とを接続する装置である。電力供給源は、例えば商用電源であってよく、この場合には充電装置5は交流を直流に変換して蓄電システム2に供給する。充電装置5は、外部電源の電圧を昇圧又は降圧するコンバータを有してもよい。
図2は、第1バッテリパック7の構成図である。第2〜第6バッテリパック7は、第1バッテリパック7と同様の構成を有する。第1バッテリパック7は、バッテリ11、コンバータ12、及びBMU13(バッテリ管理ユニット、パック制御部)を有する。バッテリ11、コンバータ12、及びBMU13は、バッテリケース14内に配置される。バッテリケース14の外面には、正端子16、負端子17、及び制御用端子18が設けられる。
バッテリ11は、互いに接続された複数のバッテリセル11Aを有する。複数のバッテリセル11Aは、直列及び並列に接続されていてよい。本実施形態では、バッテリ11は、直列に接続された複数のバッテリセル11Aから構成されている。バッテリ11の正極は電力ライン19を介して正端子16に接続され、バッテリ11の負極は電力ライン19を介して負端子17に接続されている。
コンバータ12は、DC−DCコンバータであって、バッテリ11の負極と負端子17とを接続する電力ライン19上に設けられている。コンバータ12は、バッテリ11の負極側から順に放電用のコンタクタとしての放電用FET21、インダクタ22、及び充電用のコンタクタとしての充電用FET23を直列に有する。放電用FET21及び充電用FET23は、NチャンネルのMOSFETである。放電用FET21のソースはバッテリ11の負極に接続され、ドレインはインダクタ22に接続されている。充電用FET23のソースは負端子17側に接続され、ドレインはインダクタ22に接続されている。放電用FET21及び充電用FET23のゲートは、それぞれBMU13に接続され、BMU13から信号が入力される。
電力ライン19には、バッテリ11を迂回して正端子16及び負端子17を接続するバイパスライン25が設けられている。バイパスライン25は、一端がバッテリ11の正極と正端子16との間の部分に接続され、他端が第1キャパシタ26を介して電力ライン19の放電用FET21のソース側に接続されている。また、バイパスライン25の他端は、第2キャパシタ27を介して電力ライン19の充電用FET23のドレイン側に接続され、第1ダイオード28を介して電力ライン19の放電用FET21のドレイン側に接続され、第2ダイオード29を介して電力ライン19の充電用FET23のソース側に接続されている。第1キャパシタ26、第2キャパシタ27、第1ダイオード28、及び第2ダイオード29は互いに並列に接続されている。第1ダイオード28及び第2ダイオード29は、電力ライン19の負端子17側からバイパスライン25側への電流の流れを許容する。
BMU13は、バッテリ11の電圧、電流、温度を検出すると共に、放電用FET21及び充電用FET23のゲートに信号を入力し、放電用FET21及び充電用FET23の開閉を制御する。電力ライン19のバッテリ11の負極と放電用FET21との間にはシャント抵抗31が設けられている。シャント抵抗31の両端はBMU13に接続され、シャント抵抗31を流れる電流がBMU13によって検出される。このようにして、BMU13はバッテリ11を流れる電流(バッテリ電流)を取得する。各バッテリセル11Aの正極及び負極はBMU13に接続され、各バッテリセル11Aの両端間の電圧がBMU13によって検出される。BMU13は各バッテリセル11Aの電圧に基づいてバッテリ11の電圧を取得する。また、BMU13は、バッテリ11の温度を検出するための温度センサ32を有し、温度センサ32からの信号に基づいてバッテリ温度を取得する。温度センサ32は、例えばサーミスタであってよい。BMU13は、取得したバッテリ電圧からSOC(State Of Charge:残容量)を算出する。
図1に示すように、各バッテリパック7のBMU13は、例えばCAN等のネットワークを介してMG_ECU35(統合制御部)に接続されている。各BMU13は、取得したバッテリ電流、バッテリ電圧、バッテリ温度、及びSOCをMG_ECU35に入力する。MG_ECU35は、取得したバッテリ電流、バッテリ電圧、バッテリ温度、及びSOC等に基づいて、それぞれのバッテリパック7のBMU13に指令値を入力する。指令値は、放電電流値及び充電電流値を含む。
BMU13は、MG_ECU35からの指令値に基づいて、コンバータ12の放電用FET21及び充電用FET23をPWM制御し、指令値の放電電流及び充電電流を実現する。BMU13は、放電電流の指令値を受けた場合に、充電用FET23をONにすると共に、放電用FET21をPWM制御に基づいて開閉する。図3(A)に実線の矢印で示すように、放電用FET21がONされた場合には、電流は充電用FET23、インダクタ22、放電用FET21を順に通過して流れる。このとき、インダクタ22にはエネルギーが蓄えられると共に、逆起電力が発生する。図3(A)に破線の矢印で示すように、放電用FET21がOFFされた場合には、インダクタ22、第1ダイオード28、バイパスライン25を順に通過して流れる電流が発生し、バッテリパック7の端子間に電流が流れる。
BMU13は、充電の指令を受けた場合に、放電用FET21をONにすると共に、充電用FET23をPWM制御に基づいて開閉する。図3(B)に実線の矢印で示すように、放電用FET21がONされた場合には、電流は放電用FET21、インダクタ22、充電用FET23を順に通過して流れる。このとき、インダクタ22にはエネルギーが蓄えられると共に、逆起電力が発生する。図3(B)に破線の矢印で示すように、充電用FET23がOFFされた場合には、インダクタ22、第2ダイオード29、バイパスライン25を順に通過して流れる電流が発生し、バッテリパック7の端子間に電流が発生する。
以上のようにして、コンバータ12は放電電圧及び充電電圧を降圧すると共に放電電流及び充電電流を小さくする。すなわち、コンバータ12は、降圧器として機能する。BMU13はコンバータ12をPWM制御し、各バッテリパック7の放電電圧(放電電流)及び充電電圧(充電電流)を変化させる。放電電圧及び充電電圧は、デューティ比が小さくなるほど低くなる。第1及び第2キャパシタ26、27は、スイッチングサージを吸収する目的で設けられている。
また、BMU13は、放電時及び充電時において、過大な電流が各バッテリパック7を流れないように、コンバータ12を制御する。各バッテリパック7において、BMU13は、バッテリ電流を取得し、バッテリ電流が予め設定された最大バッテリ電流未満であるか否かを判定する。最大バッテリ電流は、バッテリパック7毎に設定され、この値を超えるとバッテリパック7に損傷及び劣化が生じる虞がある値に設定されている。BMU13は、バッテリ電流が最大バッテリ電流未満の場合には、バッテリ電流が指令値と等しくなるように、フィードバック制御により放電用FET21又は充電用FET23のデューティ比を設定する。一方、バッテリ電流が最大バッテリ電流以上の場合には、バッテリ電流が最大バッテリ電流と等しくなるように、フィードバック制御により放電用FET21又は充電用FET23のデューティ比を設定する。
第1〜第6バッテリパック7の少なくとも1つは、回路8及び車体等の構造体に対して着脱可能に接続されている。着脱可能なバッテリパック7のうちで、回路8からの着脱に適合した少なくとも1つのバッテリパック7を着脱バッテリパック群41に属するバッテリパック7という。全てのバッテリパック7のうちで着脱バッテリパック群41に属するバッテリパック7以外の他のバッテリパック7を据付バッテリパック群42に属するバッテリパック7という。着脱バッテリパック群41に属するバッテリパック7は、据付バッテリパック群42に属するバッテリパック7よりも回路8からの着脱が容易に構成されており、工具等を使用することなく使用者が頻繁に着脱できるように構成されている。一方、据付バッテリパック群42に属するバッテリパック7は、ボルト等によって車体等の構造体に締結されているものとする。据付バッテリパック群42は、回路8に対して着脱可能に接続されたバッテリパック7を含むことができる。据付バッテリパック群42に属する着脱可能なバッテリパック7は、損傷や劣化等が生じた場合に交換が可能である。
本実施形態では全てのバッテリパック7が回路8に対して着脱可能に接続されており、第1及び第2バッテリパック7が着脱バッテリパック群41に属し、第3〜第6バッテリパック7が据付バッテリパック群42に属する。すなわち、第1及び第2バッテリパック7は頻繁な着脱が可能に構成されており、第3〜第6バッテリパック7は損傷等した場合に交換可能に構成されている。
各バッテリパック7は、正端子16及び負端子17において回路8と接続され、制御用端子18においてネットワークと接続される。各バッテリパック7は、回路8を介してPDU4及び充電装置5に接続される。
以上のように、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7は、着脱が容易であるため、使用者は第1及び第2バッテリパック7の少なくとも一方を回路8から取り外し、蓄電システム2及び電動車両1から離れた場所で個別に充電を行うことができる。この蓄電システム2から取り外されるバッテリパック7は、蓄電システム2を構成する複数のバッテリパック7の一部であるため、比較的軽量であり、使用者による持ち運びが容易である。例えば、使用者は、取り外したバッテリパック7を住宅等の建物内に持ち込み、住宅内に設けられた商用電源を用いてバッテリパック7を充電することができる。その際、バッテリパック7と商用電源とを接続する充電装置5が使用されてもよい。また、充電装置5はバッテリパック7に内蔵されていてもよい。
また、使用者は取り外したバッテリパック7に代えて充電が既になされた他のバッテリパック7を第1又は第2バッテリパック7として蓄電システム2に取り付けることができる。このように、蓄電システム2及び電動車両1の周囲に利用可能な電源設備がない場合でも、使用者は第1及び第2バッテリパック7の少なくとも一方のSOCを回復することができる。
取り外しての充電、又は充電が完了したバッテリパック7との交換によって第1及び第2バッテリパック7の少なくとも一方のSOCが回復した場合には、第1及び第2バッテリパック7の電力を用いて第3〜第6バッテリパック7の充電を行うパック間充電を行うことができる。これにより、第3〜第6バッテリパック7のSOCを回復させることができる。
次に、蓄電システム2の制御手順について説明する。蓄電システム2は、充電装置5に電力供給源が接続されていない放電時と、充電装置5に電力供給源が接続された充電時とで制御が異なる。放電時における蓄電システム2の制御は、図4に示すフローに基づいて行われる。最初にMG_ECU35はステップS1において、PDU4の要求電力Pが予め設定された所定の要求電力閾値PSH以下であるか否かを判定する。要求電力Pは、例えば電動車両1のアクセルペダル開度や車速等に基づいて設定される。要求電力閾値PSHは、蓄電システム2がパック間充電を行いながら、供給可能な電力量に設定されている。
要求電力Pが要求電力閾値PSH以下である場合、ステップS2において、MG_ECU35は着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電圧の平均値である着脱バッテリパック群平均電圧V1AVE予め設定された所定の電圧閾値VSH以上であるか否かを判定する。
ステップS2において着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH以上である場合、MG_ECU35はステップS3において、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEから据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電圧の平均値である据付バッテリパック群平均電圧V2AVEを引いた電圧差Dが第1の電圧差閾値D1以上であり、かつ第2の電圧差閾値D2以下であるか否かを判定する。第1の電圧差閾値D1は、0より大きい値である。
ステップS3において、D1≦D≦D2の関係が満たされる場合、ステップS4において、MG_ECU35はパック間充電制御を選択する。パック間充電制御では、MG_ECU35は、第1及び第2バッテリパック7のBMU13に放電電流の指令値を入力すると共に、第3〜第6バッテリパック7のBMU13に充電電流の指令値を入力する。
第1〜第6バッテリパック7におけるバッテリ電流をI〜I、PDU4に流れる電流をI(=P/V)とすると、指令値は、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7の各バッテリ電流の合計と据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7の各バッテリ電流及びPDU4に流れる電流をIの合計とが等しくなるように設定される(I+I=I+I+I+I+I)。また、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流(放電電流)の配分、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)の配分は、各バッテリパック7のSOCやバッテリ温度を考慮して設定するとよい。例えば、第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流の配分は、SOCが高いほど配分が大きく(放電電流が大きく)、バッテリ温度が高いほど配分が小さく(放電電流が小さく)なるように設定されるとよい。また、第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流の配分は、SOCが小さいほど配分が高く(充電電流が大きく)、バッテリ温度が高いほど配分が小さく(充電電流が小さく)なるように指令値が設定されるとよい。
各バッテリパック7のBMU13は、MG_ECU35から指令値を受け、各バッテリ電流が指令値と等しくなるようにコンバータ12を制御する。このとき、上述したように、BMU13は、指令値に優先してバッテリ電流が最大バッテリ電流以下となるように、コンバータ12を制御する。
パック間充電制御によって、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7の電力が据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7に供給されるため、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のSOCが低下する一方、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のSOCが増加する。
ステップS3の判定において、D1≦D≦D2の関係が満たされない場合、すなわち電圧差Dが所定の範囲より大きい、又は小さい場合、或は着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが据付バッテリパック群平均電圧V2AVEより小さい場合には、ステップS5において、MG_ECU35は集中放電制御を選択する。集中放電制御では、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7よりも着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7の放電量を大きくする。
集中放電制御では、MG_ECU35は、第1〜第6バッテリパック7のBMU13に放電電流の指令値を入力する。指令値は着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7の各バッテリ電流が、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7の各バッテリ電流よりも大きくなるように設定される。このとき、第1及び第2バッテリパック7の各バッテリ電流が互いに等しく、第3〜第6バッテリパック7の各バッテリ電流が互いに等しく設定される(I=I>I=I=I=I)。なお、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流(放電電流)の配分、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流(放電電流)の配分は、各バッテリパック7のSOCやバッテリ温度を考慮して設定されてもよい。例えば、第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流の配分は、SOCが高いほど配分が大きく(放電電流が大きく)、バッテリ温度が高いほど配分が小さく(放電電流が小さく)なるように設定されるとよい。また、第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流の配分は、SOCが高いほど配分が大きく(放電電流が大きく)、バッテリ温度が高いほど配分が小さく(放電電流が小さく)なるように指令値が設定されるとよい。
各バッテリパック7のBMU13は、MG_ECU35から指令値を受け、各バッテリ電流が指令値と等しくなるようにコンバータ12を制御する。このとき、上述したように、BMU13は、指令値に優先してバッテリ電流が最大バッテリ電流以下となるように、コンバータ12を制御する。
集中放電制御によって、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のSOCが、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のSOCよりも低下量が大きくなる。これにより、蓄電システム2から取り外して充電可能な第1及び第2バッテリパック7のSOCを優先的に低下させることができる。
ステップS2及びステップS3の判定によって、パック間充電制御及び集中放電制御が行われる領域は、図5に示す領域になる。図5では、横軸が着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEであり、縦軸が据付バッテリパック群平均電圧V2AVEである。パック間充電制御は、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH以上であり、かつ電圧差DがD1≦D≦D2の関係を満たす領域R1において実行される。集中放電制御は、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH以上であり、かつ電圧差DがD1未満の領域R2、又は着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH以上であり、かつ電圧差DがD2より大きい領域R3において実行される。電圧差DがD1未満の場合には、電圧差が小さいため、充電の効率が低下する。また、電圧差DがD2より大きい場合には、電圧差が大きいため、バッテリパック7を流れるバッテリ電流が大きくなる。そのため、バッテリ電流はコンバータ12によって最大バッテリ電流以下に抑制され、充電の効率が低下する。
ステップS2において着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH未満である場合(図5における領域R4)、ステップS5において、MG_ECU35は通常放電制御を選択する。通常放電制御では、MG_ECU35は以下の第1〜第5通常放電制御の1つを選択する。
第1通常放電制御では、MG_ECU35は、第1〜第6バッテリパック7のBMU13に互いに等しい放電電流の指令値を入力する。この第1通常放電制御では、各バッテリパック7のSOCの低下量が概ね等しくなる。
第2通常放電制御では、各バッテリパック7のSOCに基づいて放電電流の指令値を設定する。第2通常放電制御では、各バッテリパック7のバッテリ電流(放電電流)の配分(比率)が、各バッテリパック7のSOCの逆数となるように(I:I:I:I:I:I=1/SOC:1/SOC:1/SOC:1/SOC:1/SOC:1/SOC)、MG_ECU35は指令値を設定する。ここで、SOCの後の添え字は対応するバッテリパック7の番号を表す。第2通常放電制御によれば、放電によって各バッテリパック7のSOCが互いに等しい値に近付く。
第3通常放電制御では、各バッテリパック7のSOCに基づいて放電電流の指令値を設定する。第3通常放電制御では、SOCの下限閾値を設定し、SOCが下限閾値以下となったバッテリパック7の放電電流が0となるように、MG_ECU35は指令値を設定する。第3通常放電制御によれば、放電によって各バッテリパック7のSOCは、それぞれ下限閾値に近付く。
第4通常放電制御では、各バッテリパック7のバッテリ温度に基づいて放電電流の指令値を設定する。第4通常放電制御では、各バッテリパック7のバッテリ電流(放電電流)の配分(比率)が、バッテリ温度が高くなるほど低くなるように、MG_ECU35は指令値を設定する。第4通常放電制御によれば、温度が高いバッテリパック7ほど放電電流が抑制され、温度上昇が抑制される。
第5通常放電制御では、各バッテリパック7のSOC及びバッテリ温度に基づいて放電電流の指令値を設定する。第5通常放電制御では、各バッテリパック7のバッテリ電流(放電電流)の配分(比率)が、各バッテリパック7のSOCとバッテリ温度Tとの積の逆数となるように(I:I:I:I:I:I=1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T))、MG_ECU35は指令値を設定する。ここで、バッテリ温度Tの後の添え字は対応するバッテリパック7の番号を表す。第5通常放電制御によれば、放電によって各バッテリパック7のSOCが互いに等しい値に近付くと共に、温度が高いバッテリパック7ほど放電電流が抑制され、温度上昇が抑制される。
MG_ECU35は、通常放電制御において、上記の第1〜第5通常放電制御のうちから予め選択された1つを実行するようにしてもよい。また、MG_ECU35は、通常放電制御において、バッテリパック7の状態に基づいて第1〜第5通常放電制御の1つを選択するようにしてもよい。例えば、所定のSOC閾値及びバッテリ温度閾値を設定し、各バッテリパック7の内で最も低いSOCが所定のSOC閾値以上の場合に第1通常放電制御を選択し、所定の閾値未満となった場合に第2通常放電制御や第3通常放電制御を選択するようにしてもよい。また、各バッテリパック7の内で最も高いバッテリ温度が所定のバッテリ温度閾値以下の場合に第1通常放電制御を選択し、所定のバッテリ温度閾値より高くなった場合に第4通常放電制御や第5通常放電制御を選択するようにしてもよい。
図4のフロー図において、ステップS1において、要求電力Pが要求電力閾値PSHより大きい場合、ステップS7において、MG_ECU35は着脱バッテリパック群平均電圧V1AVE電圧閾値VSH以上であるか否かを判定する。
ステップS7において着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH以上である場合、MG_ECU35はステップS8において、集中放電制御を行う。集中放電制御は、上述したステップS5での制御と同様である。
ステップS7において着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH未満である場合、MG_ECU35はステップS9において、通常放電制御を行う。通常放電制御は、上述したステップS6での制御と同様である。
次に、充電装置5が外部の電力供給源に接続され、第1〜第6バッテリパック7が充電される場合(充電時)の蓄電システム2の制御方法について説明する。充電時には、MG_ECU35は、充電制御に基づいて第1〜第6バッテリパック7のBMU13に充電電流の指令値を入力する。MG_ECU35は、充電制御において、次の第1〜第5充電制御の1つを選択して実行する。
第1充電制御(均等充電制御)では、MG_ECU35は、各バッテリパック7のBMU13に入力する充電電流の指令値を等しくする。この第1充電制御では、各バッテリパック7のSOCの増加量が概ね等しくなる。
第2充電制御(集中充電制御)では、第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)が第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)よりも大きくなるように、MG_ECU35は各指令値を設定する。第2充電制御によれば、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のSOCが着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のSOCよりも高くなる。着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)の配分、据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)の配分は、各バッテリパック7のSOCやバッテリ温度を考慮して設定するとよい。例えば、第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電流の配分は、SOCが高いほど配分が小さく(充電電流が小さく)、バッテリ温度が高いほど配分が小さく(充電電流が小さく)なるように設定されるとよい。また、第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電流の配分は、SOCが高いほど配分が小さく(充電電流が小さく)、バッテリ温度が高いほど配分が小さく(充電電流が小さく)なるように指令値が設定されるとよい。
第3充電制御では、各バッテリパック7のSOCに基づいて充電電流の指令値を設定する。第3充電制御では、各バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)の配分(比率)が、各バッテリパック7のSOCの逆数となるように(I:I:I:I:I:I=1/SOC:1/SOC:1/SOC:1/SOC:1/SOC:1/SOC)、MG_ECU35は指令値を設定する。第3充電制御によれば、充電によって各バッテリパック7のSOCが互いに等しい値に近付く。
第4充電制御では、各バッテリパック7のバッテリ温度に基づいて充電電流の指令値を設定する。第4充電制御では、各バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)の配分(比率)が、バッテリ温度が高くなるほど低くなるように、MG_ECU35は指令値を設定する。第4充電制御によれば、温度が高いバッテリパック7ほど充電電流が抑制され、温度上昇が抑制される。
第5充電制御では、各バッテリパック7のSOC及びバッテリ温度に基づいて充電電流の指令値を設定する。第5充電制御では、各バッテリパック7のバッテリ電流(充電電流)の配分(比率)が、各バッテリパック7のSOCとバッテリ温度Tとの積の逆数となるように(I:I:I:I:I:I=1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T):1/(SOC×T))、MG_ECU35は指令値を設定する。第5充電制御によれば、放電によって各バッテリパック7のSOCが互いに等しい値に近付くと共に、温度が高いバッテリパック7ほど放電電流が抑制され、温度上昇が抑制される。
MG_ECU35は、充電制御において、上記の第1〜第5充電制御の1つを予め選択し、実行するようにしてもよい。また、MG_ECU35は、バッテリパック7の状態に応じて第1〜第5充電制御の1つを選択するようにしてもよい。
以上のように構成した蓄電システム2は、互いに並列に接続された複数のバッテリパック7のうちで着脱可能なバッテリパック7を有するため、使用者はバッテリパック7を蓄電システム2から取り外し、蓄電システム2から離れた場所でバッテリパック7を充電することができる。そのため、蓄電システム2を搭載した車両の周囲に利用可能な電源供給源がない状況においても、使用者は一部のバッテリパック7を蓄電システム2から取り外し、電源供給源までバッテリパック7を運搬して充電を行うことができる。また、充電が完了したバッテリパック7を予め用意することによって、都度充電を行わなくても交換により一部のバッテリパック7のSOCを回復させることができる。このように、本実施形態に係る蓄電システム2は、充電方法の選択肢が多い。蓄電システム2に据え付けられたバッテリパック7は、個別の充電又は交換によってSOCが回復したバッテリパック7から電力の供給を受け、SOCを回復させることができる。
着脱バッテリパック群41に属する第1又は第2バッテリパック7を蓄電システム2から取り外し、個別に充電した場合、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEと据付バッテリパック群平均電圧V2AVEとの電圧差DがD2より大きくなる場合がある(図5の領域R3の点100)。この場合、パック間充電を行うと、電圧差Dが大きいため、バッテリパック7を流れるバッテリ電流が大きくなり、バッテリ電流がコンバータ12によって最大バッテリ電流以下に抑制されるため、充電の効率が低下する。そのため、この場合には、蓄電システム2は集中放電制御によって第1及び第2バッテリパック7の放電量を第3〜第6バッテリパック7の放電量より大きくする。集中放電制御が実行されると、電圧差Dは次第に低下し、D2以下になる(図5の領域R3と領域R1の境界の点101)。電圧差がD2以下となったときにパック間充電制御を実行することによって、効率良くパック間充電を行うことができる。
パック間充電制御が実行されると、電圧差Dは更に低下し、D1以下になる(図5の領域R1と領域R2の境界の点102)。電圧差Dが小さくなるとパック間充電の効率が低下するため、パック間充電制御から集中放電制御に切り替える。その後、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH未満となるまで(図5の領域R2と領域R4の境界の点102)、集中放電制御を実行することによって、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のSOCが据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のSOCよりも低下する。これにより、第1及び第2バッテリパック7の取り外しての充電の効率が向上する。また、第3〜第6バッテリパック7のSOCが維持されることによってパック間充電に供される電力が低減され、効率が向上する。その後、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEが電圧閾値VSH未満である領域4では、通常放電制御が行われ、各バッテリパックから放電が行われる。
各バッテリパック7はBMU13によって制御されるコンバータ12を有し、各バッテリパック7を流れる電流は最大バッテリ電流以下に制御される。そのため、各バッテリパック7間に大きな電圧差が生じる場合にも、各バッテリパック7に過大なバッテリ電流が流れることが抑制される。特に、本実施形態に係る蓄電システム2は、一部のバッテリパック7のみを取り外して充電できるため、各バッテリパック7間の電圧差が大きくなる場合があり、有効である。
本実施形態では、集中放電制御によって着脱バッテリパック群41に属するバッテリパック7が優先的に放電を行うため、これらのバッテリパック7は据付バッテリパック群42に属するバッテリパック7に比べてSOCが低下し易くなる。そのため、着脱バッテリパック群41に属するバッテリパック7を取り外して充電するときの充電可能量が増加する。また、据付バッテリパック群42に属するバッテリパック7のSOCが高く維持されるため、パック間充電により移動する電力量が低減され、効率が向上する。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、バッテリパック7の総数、着脱バッテリパック群41に属するバッテリパックの数、及び据付バッテリパック群42に属するバッテリパック7の数は任意に選択することができる。
また、上記の実施形態では、各バッテリパック7において、コンバータ12をバッテリ11の負極と負端子17との間に設けたが、他の実施形態では、図6に示すようにコンバータ60をバッテリ11の正極と正端子16との間に設けてもよい。
図6に示すように、コンバータ60は、バッテリ11の負極側から順に放電用のコンタクタである放電用FET21、インダクタ22、及び充電用のコンタクタである充電用FET23を直列に有する。放電用FET21及び充電用FET23は、PチャンネルのMOSFETである。放電用FET21のソースはバッテリ11の正極に接続され、ドレインはインダクタ22に接続されている。充電用FET23のソースは正端子16側に接続され、ドレインはインダクタ22に接続されている。放電用FET21及び充電用FET23のゲートは、それぞれBMU13に接続され、BMU13から信号が入力される。バイパスライン61は、一端がバッテリ11の負極と負端子17との間の部分に接続され、他端が第1キャパシタ26を介して電力ライン19の放電用FET21のソース側に接続されている。また、バイパスライン61の他端は、第2キャパシタ27を介して電力ライン19の充電用FET23のソース側に接続され、第1ダイオード28を介して電力ライン19の放電用FET21のドレイン側に接続され、第2ダイオード29を介して電力ライン19の充電用FET23のドレイン側に接続されている。第1キャパシタ26、第2キャパシタ27、第1ダイオード28、及び第2ダイオード29は互いに並列に接続されている。第1ダイオード28及び第2ダイオード29は、バイパスライン61側から電力ライン19の正端子16側への電流の流れを許容する。
なお、他の実施形態では、ステップS2において、MG_ECU35は、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEに代えて、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電圧の中央値である着脱バッテリパック群電圧中央値V1MEDや、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7のバッテリ電圧の内の最低値(低い方の値)である着脱バッテリパック群電圧最低値V1MINが電圧閾値VSH以上であるか否かを判定してもよい。着脱バッテリパック群電圧最低値V1MINを判定に使用することによって、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVE又は着脱バッテリパック群電圧中央値V1MEDを使用する場合よりもステップS2の判定を充足する場合が制限される。すなわち、着脱バッテリパック群電圧最低値V1MINを判定に使用した場合には、パック間充電制御が行われる場合が制限され、着脱バッテリパック群41に属する第1及び第2バッテリパック7の電圧低下が抑制され、第1及び第2バッテリパック7のSOCが0になることが抑制される。
また、MG_ECU35はステップS3において、着脱バッテリパック群平均電圧V1AVEから据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電圧の平均値である据付バッテリパック群平均電圧V2AVEを引くことによって電圧差Dを算出したが、他の実施形態では、着脱バッテリパック群電圧中央値V1MEDから据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電圧の中央値である据付バッテリパック群電圧中央値V2MEDを引くことによって、或は着脱バッテリパック群電圧最低値V1MINから据付バッテリパック群42に属する第3〜第6バッテリパック7のバッテリ電圧の内の最低値である据付バッテリパック群電圧最低値V2MINを引くことによって電圧差Dを算出してもよい。
1...電動車両、2...蓄電システム、3...電動モータ、4...PDU、5...充電装置、7...バッテリパック、8...回路、11...バッテリ、11A...バッテリセル、12...コンバータ、13...BMU(パック制御部)、14...バッテリケース、16...正端子、17...負端子、18...制御用端子、19...電力ライン、21...放電用FET、22...インダクタ、23...充電用FET、25...バイパスライン、26...第1キャパシタ、27...第2キャパシタ、28...第1ダイオード、29...第2ダイオード、31...シャント抵抗、32...温度センサ、35...MG_ECU(統合制御部)、41...着脱バッテリパック群、42...据付バッテリパック群

Claims (5)

  1. 充放電可能なバッテリ、前記バッテリの放電電流及び充電電流を変化させるコンバータ、前記バッテリの状態を検出すると共に、前記コンバータを制御するパック制御部をそれぞれ有する複数のバッテリパックと、
    複数の前記バッテリパックを互いに並列に接続すると共に、電気負荷及び電力供給源に接続する回路と、
    前記バッテリの状態に基づいて、前記バッテリパックのそれぞれの放電電流及び充電電流の指令値を設定し、前記指令値を前記パック制御部に出力する統合制御部とを有し、
    前記パック制御部は前記指令値を取得した場合に前記指令値に基づいて前記コンバータを制御し、
    前記バッテリパックのうちで前記回路からの着脱に適合した少なくとも1つの前記バッテリパックが着脱バッテリパック群に属するとし、前記着脱バッテリパック群以外の他の前記バッテリパックが据付バッテリパック群に属するとし、
    前記パック制御部は、前記バッテリパックのそれぞれの前記バッテリの電圧を検出し、
    前記統合制御部は、前記電気負荷の要求電力値を取得し、前記要求電力値が所定の要求電力閾値以下であり、かつ前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値が所定の電圧閾値以上であり、かつ前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値から前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記バッテリの電圧の平均値を引いた電圧差が0より大きい第1の電圧差閾値以上かつ前記第1の電圧差閾値より大きい第2の電圧差閾値以下である場合に、前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記パック制御部に放電電流の前記指令値を設定すると共に前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの前記パック制御部に充電電流の前記指令値を設定することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記パック制御部は、前記バッテリパックのそれぞれの前記バッテリの電圧を検出し、
    前記統合制御部は、前記据付バッテリパック群に属する前記バッテリパックの充電電流が前記着脱バッテリパック群に属する前記バッテリパックの充電電流よりも大きくなるように前記指令値を設定することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記バッテリパックのそれぞれの前記パック制御部は、前記指令値に優先して前記バッテリパックのそれぞれを流れる電流が予め設定された最大電流値以下となるように、前記バッテリパックのそれぞれの前記コンバータを制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記統合制御部は、前記バッテリの温度及び前記バッテリのSOCの少なくとも1つに基づいて、前記バッテリパックのそれぞれの放電電流及び充電電流の前記指令値を設定することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の蓄電システムと、
    前記電気負荷としての電動モータとを有することを特徴とする電動車両。
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