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JP6283184B2 - ヘッドレストホルダ、ヘッドレスト支持構造及び車両用シート - Google Patents

ヘッドレストホルダ、ヘッドレスト支持構造及び車両用シート Download PDF

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JP6283184B2 JP2013200172A JP2013200172A JP6283184B2 JP 6283184 B2 JP6283184 B2 JP 6283184B2 JP 2013200172 A JP2013200172 A JP 2013200172A JP 2013200172 A JP2013200172 A JP 2013200172A JP 6283184 B2 JP6283184 B2 JP 6283184B2
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Description

本発明は、ヘッドレストホルダ、ヘッドレスト支持構造及び車両用シートに関する。
ヘッドレストを備えた車両用シートでは、シートバックのヘッドレスト支持部材のヘッドレストホルダブラケットの内部にヘッドレストホルダを嵌合し、ヘッドレストホルダのそれぞれにヘッドレストのステーを上下動可能に装設けた構造がある(たとえば特許文献1参照)。
特開2001−58531号公報
シートバックに後方から衝突体が衝突した場合に衝突体の損傷を抑制すると共に、構造を簡素化することが望まれる。
本発明は上記事実を考慮し、簡素な構造で、シートバックに後方から衝突体が衝突した場合に衝突体の損傷を抑制可能なヘッドレストホルダと、このヘッドレストホルダを備えたヘッドレスト支持構造及び車両用シートを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、筒状に形成され内部にヘッドレストステーが収容されるホルダ本体部と、前記ホルダ本体部の長手方向一端側に形成され内側の2方向へ撓み変形可能な撓み片と、前記撓み片の先端部外面に形成され、前記ホルダ本体部の長手方向と直交する断面で見て外側へ凸に湾曲した湾曲面を備え、前記ホルダ本体部が筒状のホルダ支持部材に挿通され貫通すると弾性復元して前記ホルダ支持部材の下端面よりも外側に位置し前記下端面に係止され、前記ホルダ支持部材の前記下端面のエッジへのφ165球の接触を抑制する厚肉部と、を有する。
このヘッドレストホルダでは、ホルダ本体部の長手方向一端側に撓み片が形成されている。そして、撓み片の先端部外面には、厚肉部が形成されている。厚肉部は、ホルダ本体部が筒状のホルダ支持部材に挿通され貫通すると、弾性復元しホルダ支持部材の下端面よりも外側に位置し下端面に係止される。このように厚肉部がホルダ支持部材の下端面に係止されることで、ヘッドレストホルダはホルダ支持部材から抜け止めされる。
撓み片は、ホルダ本体部の内側の2方向へ変形可能である。この2方向を合成した方向へ撓み片を変形させることで、撓み片の先端部外面に形成された厚肉部の厚みを、撓み片が1方向にのみ変形可能な構造と比較して厚くできる。厚肉部をこのように厚くすることで、ホルダ支持部材の下端面に係止された状態で、厚肉部の外面がより外側に位置するので、衝突体がヘッドレストホルダに接触しやすくなる。衝突体のホルダ支持部材への接触が抑制され、衝突体の損傷も抑制される。
撓み片をホルダ本体部の内側の2方向へ変形可能とすることで、厚肉部を厚くすることができ、簡素な構造で、衝突体の損傷を抑制できる。
厚肉部は、ホルダ本体部の長手方向と直交する断面で見て外側へ凸に湾曲した湾曲面を備えている。
厚肉部が外側へ凸に湾曲した湾曲面を備えており、厚肉部の外面に鋭利な部分が存在しないので、衝突体の損傷を抑制できる。しかも、厚肉部は、ホルダ本体部が筒状のホルダ支持部材に挿通され貫通すると、弾性復元しホルダ支持部材の下端面よりも外側に位置する。厚肉部は、ホルダ支持部材の下端面のエッジへφ165球が接触することを抑制する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記厚肉部が前記撓み片と一体成形されている。
厚肉部を撓み片と一体成形することで、別体の構造と比較して、部品点数が少なくなる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記撓み片が、前記ホルダ本体部の前記ホルダ支持部材への挿入方向先端側を少なくとも3分割することで形成されている。
ホルダ本体部の挿入方向先端側を少なくとも3分割する簡単な構造で、撓み片を形成できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記撓み片が複数備えられ、撓み片の対向面とそれぞれの撓み片の前記厚肉部の外面との間に湾曲した第1アール部が形成されている。
複数の撓み片の対向面とそれぞれの撓み片の厚肉部の外面との間に第1アール部が形成されているので、撓み片の対向面の近傍に接触した衝突体の損傷を抑制できる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記厚肉部の先端面と側面との間に湾曲した第2アール部が形成されている。
厚肉部の先端面と側面の間に第2アール部が形成されているので、先端面と側面の境界部分に接触した衝突体の損傷を抑制できる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載にヘッドレストホルダと、シートバック内に取り付けられ、前記ヘッドレストホルダが挿通され下端面で前記厚肉部が係止されることでヘッドレストホルダの抜け止めと共に前記下端面のエッジへのφ165球の接触が抑制されるホルダ支持部材と、前記ヘッドレストホルダの前記ホルダ本体部に上方から挿通されるヘッドレストステーを備えたヘッドレストと、を有する。
請求項7に記載の発明では、筒状に形成され内部にヘッドレストステーが収容されるホルダ本体部と、前記ホルダ本体部の長手方向一端側に形成され内側の2方向へ撓み変形可能な撓み片と、前記撓み片の先端部外面に形成され、前記ホルダ本体部が筒状のホルダ支持部材に挿通され貫通すると弾性復元することでホルダ支持部材の下端面に係止される厚肉部と、を有するヘッドレストホルダと、シートバック内に取り付けられ、前記ヘッドレストホルダが挿通され下端面で前記厚肉部が係止されることでヘッドレストホルダの抜け止めと共に前記下端面のエッジへのφ165球の接触が抑制されるホルダ支持部材と、前記ヘッドレストホルダの前記ホルダ本体部に上方から挿通されるヘッドレストステーを備えたヘッドレストと、を有する。
シートバック内に取り付けられたホルダ支持部材にヘッドレストホルダを挿通すると、厚肉部がホルダ支持部材の下端面に係止され、抜け止めされる。このヘッドレストホルダに上方からヘッドレストステーが挿通され、ヘッドレストがシートバックに取り付けられる。厚肉部の外面がより外側に位置しているので、衝突体としてのφ165球がヘッドレストホルダに接触しやすくなり、ホルダ支持部材への接触が抑制され、衝突体の損傷も抑制される。
なお、「φ165球」とは、直径が165mmの球体である。
請求項8に記載の発明では、請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記厚肉部が前記シートバックの背面側に位置している。
厚肉部がシートバックの背面側に位置しているので、背面側からφ165球が衝突した場合の損傷を抑制できる。
請求項9に記載の発明では、シートバック内に配置されるシートバック骨格部材と、前記シートバック骨格部材に前記ホルダ支持部材が取り付けられた請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載のヘッドレスト支持構造と、を有する。
シートバック内のシートバック骨格部材にホルダ支持部材が取り付けられることで、シートバックにヘッドレストが取り付けられる。厚肉部の外面がより外側に位置しているので、衝突体としてのφ165球がヘッドレストホルダに接触しやすくなり、ホルダ支持部材への接触が抑制され、衝突体の損傷も抑制される。
本発明は上記構成としたので、簡素な構造で、シートバックに後方から衝突体が衝突した場合に衝突体の損傷を抑制可能となる。
本発明の第1実施形態のヘッドレストホルダを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のヘッドレストホルダを備えたヘッドレスト支持構造によってヘッドレストが支持された車両用シートを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のヘッドレストホルダをホルダ支持部材と共に示す断面図である。 比較例のヘッドレストホルダを示す横断面図である。 衝突体の衝突状態を示す側面図である。 衝突体の衝突状態を示す背面図である。 本発明の第1実施形態のヘッドレストホルダを図3とは異なるホルダ支持部材と共に示す横断面図である。 本発明の第1実施形態のヘッドレストホルダを図3及び図7とは異なるホルダ支持部材と共に示す横断面図である。
図1には、本発明の第1実施形態のヘッドレストホルダ28が示されている。図2には、このヘッドレストホルダ28を備えたヘッドレスト支持構造26によってヘッドレスト18が支持された車両用シート12が示されている。以下において、便宜的に車幅方向を矢印Wで車両前方向を矢印FRで示す。また、ヘッドレストホルダ28の幅方向は、車幅方向(矢印W方向)と一致している。
図2に示されるように、車両用シート12は、シートクッション14、シートバック16及びヘッドレスト18を備えている。シートバック16の上部には、逆U字状のシートバックフレーム20が配置されている。シートバックフレーム20はシートバック骨格部材の一例である。
このシートバックフレーム20の水平部20Aには、金属製の筒状のホルダ支持部材22が固定されている。図2に示された例では、ホルダ支持部材22は水平断面が四角形(正方向あるいは長方形)の筒状に形成されており、長手方向が略鉛直方向となるように水平部20Aに固定されている。
シートバックフレーム20の間には、水平部20Aよりも下側において、車幅方向に沿ってワイヤ部材24が掛け渡されている。
図1に示されるように、ヘッドレストホルダ28は、樹脂によって筒状に形成され、ホルダ支持部材22内に挿通されるホルダ本体部30を有している。図示の例では、ホルダ本体部30の下部は、側壁30C、前壁30A及び後壁30Bを有する筒状に形成されている。図2に示されるように、ホルダ本体部30には、ヘッドレスト18のヘッドレストステー18Sが上方から挿通される。ヘッドレストホルダ28の下端が、ホルダ支持部材22への挿入方向の先端となる。
ホルダ本体部30の側壁30Cの下端側(長手方向の一端側)にはスリット32が形成されており、前変形片34及び後変形片36が形成されている。そして、後変形片36(後壁30B)の下端側にもさらにスリット38が形成されており、後変形片36が、幅方向に分割されて、2つの撓み片40が形成されている。これにより、ホルダ本体部30の長手方向の一端側が、前変形片34と、2つの撓み片40の3つに分割されていることになる。2つの撓み片40は、対向面40Fによって対向している。
図3に示されるように、スリット32が形成されていることで、前変形片34は矢印M1方向に撓み変形可能である。
2つの撓み片40においても、スリット32が形成されていることで、矢印M2方向に撓み変形可能であり、さらに、スリット38が形成されていることで、矢印M3方向にも撓み変形可能になっている。すなわち、2つの撓み片40はいずれも、矢印M2方向と矢印M3方向の2方向に撓み変形可能であり、実際には、これら2方向を合成した矢印M4方向に撓み変形可能である。
撓み片40のそれぞれの先端部の外面には、撓み片40を外側に厚肉とした厚肉部42が一体成形されている。厚肉部42は、先端側の先端面42Aと、後端側の係止面42C、及び先端面42Aから係止面42Cへと外側に傾斜するテーパー面42Tを有している。テーパー面42Tは、撓み片40における側面であり、ホルダ本体部30が先端面42A側からホルダ支持部材22に挿通されるとき、ホルダ支持部材22に接触し、撓み片40を矢印M4方向に撓み変形させる。なお、前変形片34についても、ホルダ本体部30が先端面42A側からホルダ支持部材22に挿通されるとき、図示しないテーパー面がホルダ支持部材22に接触し、前変形片34を矢印M1方向に撓み変形させる。
前変形片34及び撓み片40がこのように変形することで、ホルダ本体部30はホルダ支持部材22に挿通可能となる。
ホルダ本体部30が厚肉部42がホルダ支持部材22を貫通し、厚肉部42がホルダ支持部材22の下端側に抜け出ると、撓み片40が弾性復元し、係止面42Cがホルダ支持部材22の下端面22Bに係止される。この状態では、ホルダ支持部材22からのヘッドレストホルダ28の上方向への抜けが抑制される。なお、前変形片34の前面にも、前変形片34がホルダ支持部材22の下端側に抜け出て弾性復元した状態で、ホルダ支持部材22の下端面22Bに係止される係止部34Kを必要に応じて設けてもよい。
対向面40Fと厚肉部42の外面との境界部分は、滑らかに湾曲させた第1アール部42Sとされている。
先端面42Aとテーパー面42Tとの境界部分は、厚肉部42の下端部分において滑らかに湾曲させた第2アール部42Rとされている。
図3に示されるように、ヘッドレストホルダ28の水平断面(長手方向と直交する方向の断面)で見ると、厚肉部42の外面は、外側に凸となるように湾曲した湾曲面42Bとされている。
ホルダ本体部30の上方には、ホルダ本体部30よりも車幅方向及び前後方向に長いフランジ部30Fが形成されている。フランジ部30Fは、ホルダ本体部30がホルダ支持部材22の上端面に接触することで、下方へ抜け出ることを抑制している。
ホルダ本体部30の側壁30Cの上部には、ホルダ本体部30の長手方向に沿って突出する突条部30Tが形成されている。突条部30Tは、ホルダ本体部30とホルダ支持部材22との間に位置し、ホルダ本体部30をホルダ支持部材22内の所定位置に保持することで、前後方向や車幅方向に不用意にガタつかないようにしている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図3に示されるように、撓み片40は、矢印M2方向及び矢印M3方向の2方向に撓み変形可能である。ここで、比較例として、図4に示されるように、後変形片36が撓み片40に分割されていない構造のヘッドレストホルダ88を考える。比較例の構造では、後変形片36が矢印M3方向(図3参照)には撓み変形しない(もしくは変形量が極めて少ない)ので、二点鎖線L1で示す部分に厚肉部を形成すると、ヘッドレストホルダ28をホルダ支持部材22に挿入できなくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、撓み片40が、矢印M2方向と矢印M3方向の2方向に撓み変形可能であるため、図4において二点鎖線L1で示す部分を含む範囲に、厚肉部42を形成することが可能となっている。これにより、図3に示されるように、ヘッドレストホルダ28がホルダ支持部材22に挿通された状態では、厚肉部42がホルダ支持部材22の下端面22Bよりも、大きく外側に位置している。
特に本実施形態では、2つの厚肉部42がいずれも後方側に位置するように、ヘッドレストホルダ28がホルダ支持部材22に挿通されている。
図5及び図6には、シートバック16の後方側から、衝突体CBとしてのφ165球が衝突した状態が示されている。上記したように、本実施形態では、厚肉部42がホルダ支持部材22の下端面22Bよりも外側に位置しているので、図5に示されるように、衝突体CBは、厚肉部42の上端の接触点T1若しくは下端の接触点T2で厚肉部42に接触する。あるいは、衝突体CBの位置によっては、テーパー面42T(接触点T1と接触点T2の間)に接触することもある。さらに、衝突体CBがより上方で衝突したときは、シートバック16内のアッパークロスメンバー16Mにも接触することもある。いずれも場合でも、衝突体CBがホルダ支持部材22に接触することが抑制されている。
また、シートバック16の平面視においても、図6に示されるように、衝突体CBは、厚肉部42に接触している。厚肉部42は、ホルダ支持部材22の下端面22Bよりも外側に位置しているので、たとえば、実線で示した衝突体CBから分かるように、衝突体CBがホルダ支持部材22に接触することが抑制されている。特に、2つの撓み片40の間の位置には、第1アール部42Sが形成されており、エッジが存在しない。したがって、二点鎖線で示した衝突体CBのように、2つの撓み片40の間の位置に向かって衝突体CBが衝突した場合であっても、衝突部分にエッジが存在しないことから、衝突体CBの損傷を抑制できる。
加えて、図5に示される下端側の接触点T2は、厚肉部42において第2アール部42Rが形成された部分である。すなわち、第2アール部42Rが形成されていることで、接触点T2にエッジが存在しないので、ヘッドレストホルダ28に接触した衝突体CBの損傷を抑制できる。
なお、衝突体CBがホルダ支持部材22に接触することを抑制するためには、たとえば図2に二点鎖線で示したように、ワイヤ部材24の一部が後方へ突出するように折り曲げ部24Bを形成する構造も考えられる。また、シートバック16の上部の後方側に、衝突体CBの衝突エネルギーを吸収可能なパネル等を設けるとも考えられる。しかし、ワイヤ部材24の折り曲げ部24Bを形成したり、上記構造のパネル等を設けたりすると、コスト高や重量増を招くおそれがある。本実施形態では、ワイヤ部材24の折り曲げ部24Bやパネル等が不要であるので、コスト抑制や軽量化に寄与できる。
しかも、ホルダ本体部30の内側の2方向へ変形可能な撓み片40を形成する簡単な構造で、十分な厚みを有する厚肉部42を形成し、ホルダ支持部材22への衝突体CBの接触を抑制できる。
厚肉部42の外面の形状は上記に限定されず、たとえば角部が存在していてもよいが、上記したような湾曲形状(外側に凸の湾曲形状)とすれば、外面に鋭利な部分が存在しないので、衝突体CBの損傷をより効果的に抑制できる。
厚肉部42の厚みは、上記したように、衝突体CBの損傷を効果的に抑制できれば特に限定されない。ただし、ホルダ支持部材22が四角筒状に形成された構造では、図3に示されるように、平面視(水平断面視)したときの角部22Cにおいて、内面22Uよりも外側に位置していることが好ましく、外面22Sよりもさらに外側に位置していることが、より好ましい。
撓み片40としては、ホルダ本体部30の長手方向一端側(ホルダ支持部材22への挿入方向先端側)を3分割して形成した例を挙げたが、4分割以上であってもよい。4分割の場合は、たとえば、前変形片34における幅方向中央に、スリット38と同様のスリットを形成すればよい。
ただし、あまりに分割数を多くすると、ヘッドレストホルダの強度を維持することが困難になる。ヘッドレストホルダの強度を維持する観点からは、3〜4分割程度とすることが好ましい。特に3分割とすれば、4分割以上の構造と比較して、より簡単な構造となる。
いずれにしても、厚肉部42がシートバック16の背面側に位置していると、背面側から衝突した衝突体CBの損傷を効果的に抑制できる。
ホルダ本体部30の形状として、上記では四角筒状のものを挙げたが、これに以外の形状、たとえば、四角形以外の多角形の筒状や円筒状であってもよい。
ホルダ支持部材22としても上記では四角筒状のものを挙げたが、たとえば図7に示されるような円筒状のホルダ支持部材44や、図8に示されるような、後方側が四角筒の一部であり、前方側が円筒の一部であるような形状のホルダ支持部材46であってもよい。
12 車両用シート
16 シートバック
18 ヘッドレスト
18S ヘッドレストステー
20 シートバックフレーム(シートバック骨格部材)
22 ホルダ支持部材
22B 下端面
26 ヘッドレスト支持構造
28 ヘッドレストホルダ
30 ホルダ本体部
40 撓み片
42 厚肉部
42B 湾曲面
42R 第2アール部
CB 衝突体

Claims (9)

  1. 筒状に形成され内部にヘッドレストステーが収容されるホルダ本体部と、
    前記ホルダ本体部の長手方向一端側に形成され内側の2方向へ撓み変形可能な撓み片と、
    前記撓み片の先端部外面に形成され、前記ホルダ本体部の長手方向と直交する断面で見て外側へ凸に湾曲した湾曲面を備え、前記ホルダ本体部が筒状のホルダ支持部材に挿通され貫通すると弾性復元して前記ホルダ支持部材の下端面よりも外側に位置し前記下端面に係止され、前記ホルダ支持部材の前記下端面のエッジへのφ165球の接触を抑制する厚肉部と、
    を有するヘッドレストホルダ。
  2. 前記厚肉部が前記撓み片と一体成形されている請求項1に記載のヘッドレストホルダ。
  3. 前記撓み片が、前記ホルダ本体部の前記ホルダ支持部材への挿入方向先端側を少なくとも3分割することで形成されている請求項1又は請求項2に記載のヘッドレストホルダ。
  4. 前記撓み片が複数備えられ、撓み片の対向面とそれぞれの撓み片の前記厚肉部の外面との間に湾曲した第1アール部が形成されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のヘッドレストホルダ。
  5. 前記厚肉部の先端面と側面との間に湾曲した第2アール部が形成されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のヘッドレストホルダ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載にヘッドレストホルダと、
    シートバック内に取り付けられ、前記ヘッドレストホルダが挿通され下端面で前記厚肉部が係止されることでヘッドレストホルダの抜け止めと共に前記下端面のエッジへのφ165球の接触が抑制されるホルダ支持部材と、
    前記ヘッドレストホルダの前記ホルダ本体部に上方から挿通されるヘッドレストステーを備えたヘッドレストと、
    を有するヘッドレスト支持構造。
  7. 筒状に形成され内部にヘッドレストステーが収容されるホルダ本体部と、前記ホルダ本体部の長手方向一端側に形成され内側の2方向へ撓み変形可能な撓み片と、前記撓み片の先端部外面に形成され、前記ホルダ本体部が筒状のホルダ支持部材に挿通され貫通すると弾性復元することでホルダ支持部材の下端面に係止される厚肉部と、を有するヘッドレストホルダと、
    シートバック内に取り付けられ、前記ヘッドレストホルダが挿通され下端面で前記厚肉部が係止されることでヘッドレストホルダの抜け止めと共に前記下端面のエッジへのφ165球の接触が抑制されるホルダ支持部材と、
    前記ヘッドレストホルダの前記ホルダ本体部に上方から挿通されるヘッドレストステーを備えたヘッドレストと、
    を有するヘッドレスト支持構造。
  8. 前記厚肉部が前記シートバックの背面側に位置している請求項6又は請求項7に記載のヘッドレスト支持構造。
  9. シートバック内に配置されるシートバック骨格部材と、
    前記シートバック骨格部材に前記ホルダ支持部材が取り付けられた請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載のヘッドレスト支持構造と、
    を有する車両用シート。
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