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JP6282041B2 - 発振器 - Google Patents

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JP6282041B2 JP2013073648A JP2013073648A JP6282041B2 JP 6282041 B2 JP6282041 B2 JP 6282041B2 JP 2013073648 A JP2013073648 A JP 2013073648A JP 2013073648 A JP2013073648 A JP 2013073648A JP 6282041 B2 JP6282041 B2 JP 6282041B2
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Description

本発明は、負性抵抗素子を用いた発振器に関し、特には、ミリ波帯からテラヘルツ帯まで(30GHz以上30THz以下、以下同様な意味で用いる)の周波数領域内の周波数帯における電磁波の発振器に関する。
テラヘルツ波の周波数領域には、生体材料・医薬品・電子材料などの多くの有機分子について、構造や状態に由来した吸収ピークが存在する。また、テラヘルツ波は、紙・セラミック・樹脂・布といった材料に対して高い透過性を有する。近年、この様なテラヘルツ波の特徴を活かしたイメージング技術やセンシング技術の研究開発が行われている。例えば、X線装置に代わる透視検査装置や、製造工程におけるインラインの非破壊検査装置などへの応用が期待されている。
この周波数領域の電磁波を発生する電流注入型の光源として、負性抵抗素子に共振器を集積した発振器が良く知られている。特許文献1は、2重障壁型の共鳴トンネルダイオード(以下RTDと記す)である負性抵抗素子と、スロットアンテナである共振器を半導体基板上に集積したテラヘルツ波の発振器を開示している。当該発振器は、RTDの半導体量子井戸構造内の電子のサブバンド間遷移に基づく微分負性抵抗を利用し室温でテラヘルツ波を発振する。特許文献2は、RTDとマイクロストリップ共振器とを同一基板上に集積したテラヘルツ波の発振器が開示されている。
負性抵抗素子を用いた発振器は、負性抵抗素子のバイアス電圧を調整するための電源と配線とを含むバイアス回路に起因した寄生発振を生じることが知られている。寄生発振は、所望の周波数とは異なる低周波側の周波数帯における寄生的な発振のことを指し、所望の周波数における発振出力を低下させる。寄生発振の抑制には、発振器の発振波長をλosc、発振周波数をfoscとすると、DC以上fosc未満の周波数領域においてバイアス回路側のインピーダンスを低くすることが必要である。この対策として、RTDから見て電源側に向かってλosc/4以内の位置に低インピーダンス回路を配置する方法が提案されている。
例えば、非特許文献1では図7のように、低インピーダンス回路として、S−RTD11から見て電源16側に向かってλosc/4以内の位置に整流ダイオード15を集積している。17は、電源16の内部抵抗及び接続線が持つ抵抗を合計したものである。特許文献1では、ビスマスの薄膜抵抗構造からなる並列抵抗と、金属/絶縁体/金属(MIM)からなる並列容量を設けた低インピーダンス回路をRTD及びスロットアンテナと同一基板上に集積して、テラヘルツ波の周波数帯における発振動作を実現している。
特開2007−124250号公報 特開2006−101495号公報
IEEE Electron Device Letters,Vol 18,218(1997)
特許文献2に開示されるパッチアンテナなどのマイクロストリップ型共振器を用いた発振器においても、テラヘルツ波の発振を得るためには、低インピーダンス回路を集積して寄生発振を抑制することが必要である。しかしながら、特許文献1や非特許文献1の手法は、あくまでスロット型共振器の為の構成を述べているため、マイクロストリップ型共振器にこれを適用することは容易ではなかった。具体的には、例えばパッチアンテナであれば、負性抵抗素子から見てバイアス回路側に向かってλosc/4以内の領域は、共振器であるパッチアンテナそのもの、或いはパッチアンテナに近接する周辺部材のある領域となる。したがって、マイクロストリップ型共振器では、共振器と干渉せずに低インピーダンス回路を配置することは困難であった。また、負性抵抗素子のバイアス電圧を調整する為に必要な配線構造が共振器に近接するため、構造に起因した比較的高い周波数の寄生発振を抑制する必要があった。
本発明の目的は、パッチアンテナなどのマイクロストリップ共振器において、DC以上fosc未満の周波数領域において寄生発振を抑制し、所望のテラヘルツ帯の発振周波数foscで安定して発振動作可能な発振器を提供することである。
本発明の一側面としての発振器は、二つの導体、前記二つの導体の間に配置されている負性抵抗素子、及び前記二つの導体の間に配置されている誘電体、を有する共振器と、前記二つの導体の間に前記負性抵抗素子と並列に設けられた抵抗素子と、を備え、前記抵抗素子は、自然対数の底をeとすると、発振されるテラヘルツ波の周波数foscにおいて前記共振器内を定在する電界の強度が最大電界強度の1/e 下となる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明は、負性抵抗素子が集積されたパッチアンテナなどのマイクロストリップ共振器において、共振器を定在するテラヘルツ帯の発振周波数foscの電界の実質的な節に並列抵抗を配置する構成を開示するものである。こうした構成により、テラヘルツ帯における所望の発振周波数fosc付近は高インピーダンスとなり、且つ、寄生発振の周波数fsp(fsp<fosc)付近は低インピーダンスとなるような発振回路が実現される。従って、マイクロストリップ型共振器を用いた発振器においても、配線構造に起因した寄生発振を抑制し、共振器により規定される所望のテラヘルツ帯の発振周波数foscを安定して得ることができる。
本発明に係る発振器の構成を説明する図 本発明に係る発振器の共振電界を説明する図 本発明に係る発振器のアドミタンス特性を説明する図 実施例1の発振器200の構成を説明する図 本発明に係る発振器の変形例を説明する図 実施例2の発振器300の構成を説明する図 従来技術を説明する図
本実施形態に係る発振器100について、図1〜6を用いて説明する。図1(a)は本発明に係る発振器100の外観を示す斜視図であり、(b)はそのA−A’断面図である。図2は、発振周波数fosc(=1THz)におけるパッチアンテナ内(共振器内)に定在する電界の解析例である。図3は、本発明にかかる発振器のアドミタンス特性の一例である。図4は、本発明の実施例1に開示した発振器200の外観を説明する図であり、(a)斜視図、(b)A−A’断面図、(C)変形例を示す。図5及び図6は、本実施形態で開示した発振器の変形例を示した。
先ず、発振器100の構成について説明する。負性抵抗素子101は、電流電圧特性において、電圧の増加に伴って電流が減少する領域、すなわち負の抵抗をもつ領域が現れる素子である。負性抵抗素子101は、典型的には、共鳴トンネルダイオード(RTD)やエサキダイオード、ガンダイオード、一端子を終端したトランジスタなどの高周波素子が好適である。例えば、タンネットダイオード、インパットダイオード、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、化合物半導体系電FET、高電子移動度トランジスタ(HEMT)などを用いても良い。また、超伝導体を用いたジョセフソン素子の負性抵抗を用いても良い。以下では、テラヘルツ帯で動作する代表的な負性抵抗素子であるRTDを負性抵抗素子101に用いた場合を例にして説明を進める。
パッチアンテナ102は、テラヘルツ帯の共振器であり、有限な長さのマイクロストリップラインなどを用いたマイクロストリップ型共振器である。パッチアンテナ102は、パッチ導体108と接地導体109の二導体で負性抵抗素子101と誘電体107を挟むように構成される。ここで、誘電体とは、導電性よりも誘電性が優位な物質で、直流電圧に対しては電気を通さない絶縁体或いは高抵抗体としてふるまう材料である。典型的には抵抗率が1kΩm以上の材料が好適である。具体例としては、プラスティック、セラミック、酸化シリコン、窒化シリコンなどがある。
パッチアンテナ102は、パッチ導体108のA−A’方向の幅がλ/2共振器となるように設定される。パッチアンテナ102は、負性抵抗素子101が集積されたアクティブアンテナである。従って、発振器100のパッチアンテナ102によって規定される発振周波数foscは、パッチアンテナ102と負性抵抗素子101のリアクタンスを組み合わせた全並列共振回路の共振周波数として決定される。具体的には、Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.47,No.6(2008)に開示されたRTD発振器の等価回路から、RTDとアンテナのアドミタンス(YRTD及びYANT)を組み合わせた共振回路について、
振幅条件 Re[YRTD]+Re[YANT]<=0 式1
位相条件 Im[YRTD]+Im[YANT]=0 式2
の二つの条件を満たす周波数が発振周波数foscとして決定される。ここで、Re[YRTD]は負性抵抗素子のアドミタンスであり負の値を有す。
負性抵抗素子101のバイアス電圧を調整するためのバイアス回路は、電源105と配線106から構成される。配線は、寄生的なインダクタンス成分を必ず伴うため、図1上ではインダクタンス106として表示した。電源105は、負性抵抗素子101の駆動に必要な電流を供給し、バイアス電圧を調整する。バイアス電圧は、典型的には、負性抵抗素子101の負性抵抗領域から選択される。ストリップ導体1031は、バイアス回路105、106から負性抵抗素子101にバイアスを供給する役割を持つ。ストリップ導体1031は、発振周波数foscより低周波の周波数領域においてはインダクタンスLとして作用する。
抵抗104とこれと並列に接続された容量1032は低インピーダンス回路である。これは、電源105や配線106などのバイアス回路に起因した比較的低周波数の共振fsp1(fsp1<fosc、典型的にはDCから10GHzの周波数帯)の寄生的な発振を抑制している。抵抗104の値は、負性抵抗素子101の負性抵抗領域における負性抵抗の絶対値と等しいか少し小さい値が選択される。容量1032も抵抗104と同様に、負性抵抗素子101の負性抵抗の絶対値より素子のインピーダンスが低くなるように設定する。一般的には、容量1032は大きいほうが好ましく、本実施形態では数pF程度としている。容量1032はストリップ導体1031と直結されたデカップリング容量となっており、例えば、パッチと基板を共にしたMIM(Metal−insulator−Metal)構造を利用してもよい。
一方、ストリップ導体1031のインダクタンスとパッチアンテナ102のキャパシタンスは、周波数fsp2(fsp2<fosc)のLC共振を形成する。fsp2は、ストリップ導体1031の長さやパッチアンテナ102の面積で決まり、典型的には10〜500GHzの範囲となる。マイクロストリップ共振器の構造上、配線構造であるストリップ導体1031とパッチアンテナ102は近接する。したがって、前述の抵抗104と容量1032からなる低インピーダンス回路をfoscの共振電界と干渉せずパッチアンテナ102に接続することは容易ではなかった。このため、従来は、この寄生的なfsp2の発振を抑制することは困難であった。
本発明の発振器100は、負性抵抗素子101と並列に配置された並列抵抗である抵抗素子110をパッチアンテナ102の中に備える。抵抗素子110は、fsp2を含むfosc未満の低周波数領域ではRe[YRTD]+Re[YANT]>0を、foscの周波数領域ではRe[YRTD]+Re[YANT]<=0を満たすように抵抗値R、位置、構造が設定される。ここで、Re[YRTD]は負の値を有し、DCでは、負性抵抗素子101の負性抵抗の逆数に漸近する。
抵抗値Rの値は0Ωより大きい有限な値を有する。0Ωの場合、一般的なショートと同様にパッチアンテナ102の共振特性が変化するので、fosc以外のモードが励振されてしまう。このため、本発明の目的には適さない。また、抵抗値Rを高抵抗化すると、DCからfsp2を含む低周波数領域において、Re[YANT]がRe[YRTD]の絶対値より相対的に大きくなり、低周波数領域における効果的な損失とならなくなる。このように、抵抗素子110の抵抗値Rには最適な範囲があり、共振器の構造や材料、並びに負性抵抗素子の負性抵抗の大きさにより設定される。抵抗値Rは、使用するマイクロストリップ共振器の特性インピーダンスに近い値に設定することが好適であり、典型的には特性インピーダンスの1/10〜10倍の範囲が最適な範囲である。特性インピーダンスは、近似的には共振器の寸法や、誘電体の材料及び厚みにより決まるので、共振器の構造と材料により抵抗値Rの最適な範囲は変化する。ミリ波〜テラヘルツ波の周波数領域(真空中の波長で10mmから10μm)におけるマイクロストリップ共振器の特性インピーダンスの1/10〜10倍の範囲は、大凡0.1〜1000Ωの範囲となる。また、抵抗値Rは、DCにおけるRTDの負性抵抗の絶対値(すなわち−1/Re[YRTD])より小さい値に設定することが好ましい。従って、抵抗値Rの値は、負性抵抗素子100の負性抵抗の大きさや電流密度によっても設定される。
抵抗素子110の材料は、コンスタンタン・ニッケルクロム・ビスマスなどの高抵抗の金属、金属薄膜からなる構造抵抗、導電性樹脂、ドーピングを調整した半導体などが好適である。また、半導体と金属の界面のコンタクト抵抗、半導体と金属の界面に生じるショットキーバリアダイオードや3端子トランジスタのソース―ドレイン間やエミッターコレクタ間などで形成される非線形抵抗体を用いる構成であっても良い。いずれも材料や構成も抵抗素子110の構造を調整して抵抗値Rを前述の範囲内に設定する。
抵抗素子110は、パッチアンテナ102と負性抵抗素子101により規定されるテラヘルツ帯の発振周波数foscでパッチアンテナ内を定在する高周波電界の実質的に節となる位置に配置される。ここで、実質的に節となる位置とは、パッチアンテナ内を定在する発振周波数foscの電界強度が1桁程度低下する位置、典型的には最大電界強度の1/e(eは自然対数の底)以下となる位置が好適である。
図2は、実施例1に開示したRTDを集積した発振器200の構成について、アンソフト社の高周波シミュレータHFSSを用いて発振周波数fosc(=0.95THz)におけるパッチアンテナ202内に定在する電界を解析した結果である。図2の斜線領域は、定在する電界が最大電界強度の1/10となる領域で、上述した抵抗素子を配置するのに好適となる実質的に節となる位置の典型例を示している。抵抗素子110の構造及び寸法は、抵抗値Rの値にもよるが、パッチアンテナ202内に定在する電界と干渉しないように、斜線の実質的に節となる領域の中に収まる程度の大きさが好ましい。典型的には、寸法が共振器長Lの1/5以下、又は発振波長λoscの1/10以下であることが好適である。
テラヘルツ帯で動作するアクティブアンテナは、負性抵抗素子のリアクタンスによる周波数シフトが大きくなるので、図2のように、パッチアンテナ202内に定在する発振周波数foscの電界は必ずしも対称な分布にはならない。従って、foscの電界の節はパッチアンテナの中心以外の領域に分布する場合も生じる。その場合は、抵抗素子を共振器の中心より負性抵抗素子101に近い位置に配置すれば良い。
図3は、実施例1に開示したRTDを集積した発振器200のアドミタンス特性の解析結果である。図3(a)は、RTDのアドミタンスの実部Re[YRTD]とパッチアンテナ202のアドミタンスの実部Re[YANT]をプロットしたグラフである。また、図3(b)は、RTDのアドミタンスの虚部Im[YRTD]とパッチアンテナ202のアドミタンスの虚部Im[YANT]をプロットしたグラフである。各グラフには、本発明で開示した抵抗素子210を備えたパッチアンテナと従来の抵抗素子の無いパッチアンテナのアドミタンスRe[YANT]とIm[YANT]を示した。図3(b)から、式2を満たす発振周波数はfosc=0.95THzである。また、LC共振の周波数は、抵抗素子210有りの場合はfsp2=0.30THz、従来の抵抗無の場合はfsp2=0.25THzと見積られる。抵抗素子210により、fsp2は共振特性が変わり周波数シフトが生じるが、foscは実質的な節に配置されるので周波数は殆ど変化しない。図3(a)から、抵抗素子210の無い場合は、fosc及びfsp2の両方が式1及び式2の発振条件を満たすため、LC共振を含む寄生発振が生じる可能性がある。一方、抵抗素子210を備えた場合は、foscは発振条件を満たすが、fsp2含むDC〜fosc未満の低周波数の領域では低インピーダンスとなり式1の発振条件を満たさないので、LC共振を含む寄生発振は抑制されることが分かる。
このように、本発明で開示した発振器は、テラヘルツ帯における所望の発振周波数fosc付近は高インピーダンスとなり、且つ、fsp2含むDC〜fosc未満の寄生発振の周波数領域は低インピーダンスとなるような発振回路が実現される。このような構成であれば、アンテナ構造及び抵抗素子の大きさと配置を任意に設計することで、テラヘルツの発振周波数foscにおける損失を最小化とし、寄生発振の周波数における損失を最大化することも可能となる。従って、本発明の構成により、マイクロストリップ型共振器を用いた発振器においても、バイアス回路や給電構造に起因した低周波の寄生発振を抑制し、共振器により規定される所望のテラヘルツ帯の発振周波数foscのみを安定して発振することが可能となる。
図5には、本発明の発振器の変形例を示した。ここで、発振器100と同じ構成部材については説明は省略する。発振器400は、2つの負性抵抗素子401a及び401bをパッチアンテナを定在する電界が共振する方向について、パッチの中心を軸にして対称に配置したプッシュ・プル型の発振器の構成を開示している。このような場合、アンテナ内を定在する電界は、アンテナの中心を軸として共振する方向に対称となり、電界の節の位置はアンテナの中心付近に分布する。従って、抵抗素子410a及び410bはパッチの中心付近に配置すれば良い。また、発振器500のように、抵抗素子510をストリップ導体1031と接地導体109との間に配置するような構成であっても寄生発振の抑制効果が期待される。
さらに具体的な発振器については、以下の実施例において説明する。
本実施例に係る発振器200について、図4を用いて説明する。発振器200は、発振周波数fosc=0.95THzを発振させるための発振器である。本実施例では負性抵抗素子201として共鳴トンネルダイオード(RTD)を用いている。本実施例で用いたRTDは、例えば、InP基板230上のInGaAs/InAlAs、InGaAs/AlAsによる多重量子井戸構造とn−InGaAsによる電気的接点層を伴って構成される。多重量子井戸構造としては、例えば三重障壁構造を用いる。より具体的には、AlAs(1.3nm)/InGaAs(7.6nm)/InAlAs(2.6nm)/InGaAs(5.6nm)/AlAs(1.3nm)の半導体多層膜構造で構成する。このうち、InGaAsは井戸層、格子整合するInAlAsや非整合のAlAsは障壁層である。これらの層は意図的にキャリアドープを行わないアンドープとしておく。この様な多重量子井戸構造は、電子濃度が2×1018cm−3のn−InGaAsによる電気的接点層に挟まれる。こうした電気的接点層間の構造の電流電圧I(V)特性において、ピーク電流密度は280kA/cmであり、約0.7Vから約0.9Vまでが負性抵抗領域となる。RTDが約2μmΦのメサ構造の場合、ピーク電流10mA、負性抵抗−20Ωが得られる。
パッチアンテナ202は、パッチ導体208の一辺が60μmの正方形パッチで、パッチ導体208と接地導体209の間には誘電体207として3μm厚のBCB(ベンゾシクロブテン、ダウケミカル社製、ε=2.4)を配置した。パッチ導体208と接地導体209の間には直径2μmのRTD201が接続され、RTD201は、パッチ導体208の中心から共振方向に24μmシフトした位置に配置される。パッチアンテナ202の単独の共振周波数は、約1.5THzであるが、負性抵抗素子201であるRTDのリアクタンスを考慮すると、発振器200の発振周波数foscは約0.95THzとなる。
パッチ導体208は幅5μm・長さ15μmの2本のマイクロストリップライン2031を介してMIM容量2032と接続される。MIM容量2032の容量の大きさは本実施例では10pFとした。MIM容量2032には、ワイヤーボンディングを含む配線206が接続され、電源205により負性抵抗素子201のバイアス電圧が調整される。マイクロストリップライン2031のインダクタンスとパッチアンテナの容量とで形成されるLC共振の周波数fsp2は約0.30THzとなる。
抵抗素子210は、負性抵抗素子201と並列に配置された並列抵抗で、直径2μm、高さ3μmの円柱状に形成されたコンスタンタン(Cu−Ni合金、5e−5Ω・m)より構成される。抵抗素子210は、パッチ導体208と接地導体209の間を20Ωとなるように接続しており、パッチ導体208の中心から共振方向に15μmシフトした位置(図2の位置A)の直下に配置される。この位置は、発振周波数fosc=0.95THzにおいてパッチアンテナ202内を定在する高周波電界の節近傍であるため、抵抗素子210がfoscの共振電界と干渉することはない。この時、図3に示したアドミタンス解析の結果からも分かる通り、抵抗素子210を配置することで、foscは式1の発振条件を満たすが、fsp2を含むDC〜fosc未満の低周波数の領域では低インピーダンスとなり式1の発振条件を満たさない。従って、発振器200は、バイアス回路や給電構造に起因した低周波の寄生発振が抑制され、共振器であるパッチアンテナ202により規定される所望のテラヘルツ帯の発振周波数foscのみを安定して発振することが可能となる。
本実施例による発振器200は、以下のように作製される。まず、InP基板230上に、分子ビームエピタキシー(MBE)法や有機金属気相エピタキシー(MOVPE)法などによって、次の層をエピタキシャル成長する。すなわち、順に、n−InP/n−InGaAs、InGaAs/InAlAsによる共鳴トンネルダイオード(RTD)をエピタキシャル成長する。InP基板230としてn型の導電性基板を選択する場合は、n−InGaAsからエピタキシャル成長すればよい。つぎに、共鳴トンネルダイオード201を直径が2μmとなるような円弧形状のメサ状にエッチングを行う。エッチングにはEB(電子線)リソグラフィとICP(誘導性結合プラズマ)によるドライエッチングを用いる。フォトリソグラフィを用いてもよい。続いて、エッチングされた面に、リフトオフ法により接地導体209を形成する。共鳴トンネルダイオードにおける側壁の保護のためのパッシベーションを成膜してもよい。さらに、スピンコート法とドライエッチングを用いて誘電体207であるBCBによる埋め込みを行い、リフトオフ法によりTi/Pd/Auのパッチ導体208、ストリップ導体2031、MIM2032の上電極を形成する。次に、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、抵抗素子210を形成する位置Aの部分のパッチ導体208及び誘電体207を構成する材料を除去する。更に、リフトオフ法で抵抗素子210となる3μm厚のコンスタンタンをその除去した所に埋め込んでパッチ導体508と接地導体509とを接続する。最後に、リフトオフ法により、抵抗体204となる部分にBiパターンを形成し、接地導体とMIMの上電極を接続して本実施例の発振器200は完成する。
発振器200への電力の供給はパッチ202の中央部に配したストリップ導体2031を介して適宜バイアス回路205、206から行えばよく、通常は負性抵抗領域におけるバイアス電圧を印加してバイアス電流を供給すると、発振器として動作する。なお、本実施例の変形例として、図4(c)に示したように、ビアホールに成膜したBiなどの高抵抗金属の薄膜の構造抵抗を抵抗素子210に利用する構成であっても良い。
本実施例では、RTDとして、InP基板上に成長したInGaAs/InAlAs、InGaAs/AlAsからなる3重障壁共鳴トンネルダイオードについて説明してきた。しかし、これらの構造や材料系に限られることなく、他の構造や材料の組み合わせであっても本発明の半導体素子を提供することができる。例えば、2重障壁量子井戸構造を有する共鳴トンネルダイオードや、4重以上の多重障壁量子井戸を有する共鳴トンネルダイオードを用いても良い。また材料系としては、GaAs基板上に形成したGaAs/AlGaAs/、GaAs/AlAs、または、InGaAs/GaAs/AlAsであっても良い。また、InP基板上に形成したInGaAs/AlGaAsSbであってもよい。また、InAs基板上に形成したInAs/AlAsSb、InAs/AlSbであってもよい。また、Si基板上に形成したSiGe/SiGeであっても良い。更に、それらの少なくとも一部の組み合わせであっても良い。これら構造と材料は、所望の周波数などに応じて適宜選定すれば良い。なお、本発明ではキャリアが電子である場合を想定して説明をしているが、これに限定されるものではなく、正孔(ホール)を用いたものであっても良い。また、基板や誘電体の材料は用途に応じて選定すればよく、シリコン、ガリウムヒ素、インジウムヒ素、ガリウムリンなどの半導体や、ガラス、セラミック、テフロン(登録商標)やポリエチレンテレフタラートなどの樹脂を用いても良い。
本実施例に係る発振器300について、図6を用いて説明する。図6(a)は発振器600の斜視図であり、図6(b)は、発振器300のA−A’断面図である。発振器300は、発振周波数fosc=0.60THzを発振させるための発振器であり、負性抵抗素子301として実施例1と同じ共鳴トンネルダイオード(RTD)を、共振器としてパッチアンテナ302を使用した。その他、実施例1と同じ構造については説明を省略する。
発振器300は、二つの抵抗素子310a及び310bをパッチアンテナ内を定在する高周波電界の節の位置に配置した。このように複数の並列抵抗を図2に示したような電界分布に従って配置するような構成であっても良い。パッチアンテナ302は一辺(L)が150μmの正方形パッチであり、パッチ導体308は幅5μm・長さ38μmの1本のマイクロストリップライン3031を介して電源(不図示)と接続される。
パッチ導体308と接地導体309の間には誘電体307として3μm厚のBCBを配置した。パッチ導体308と接地導体309の間には直径2μmの負性抵抗素子301であるRTDが接続され、負性抵抗素子301は、パッチ導体308の中心から共振方向に60μmシフトした位置に配置される。パッチアンテナ302の単独の共振周波数は、約0.8THzであるが、負性抵抗素子301のリアクタンスを考慮すると、発振周波数foscは約0.60THzとなる。また、ストリップ導体3031のインダクタンスとパッチアンテナの容量とで形成されるLC共振の周波数fsp2は約0.1THzとなる。
二つの抵抗素子310a及び310bは、負性抵抗素子301と並列に配置された並列抵抗で、半導体と金属の接触抵抗から構成される。半導体は、直径5μm、高さ2,7μmの円柱構造をしており、ちょうど負性抵抗素子301のRTD部分をエッチングで除去した構成である。半導体の表面は2×1018cm−3のn−InGaAsで構成され、パッチ導体308であるTi/Pd/Au電極(20nm/20nm/200nm)と直径1μmの面積で接しており、約5Ωのコンタクト抵抗を有する。抵抗素子310a及び310bは、それぞれパッチ導体308と接地導体309の間を5Ωとなるように接続しており、パッチ導体308の中心から共振方向に60μm、A−A’方向に±60μmシフトした位置の直下に配置される。この位置は、発振周波数fosc=0.60THzにおいてパッチアンテナ302内を定在する高周波電界の節の位置であるため、抵抗素子310a及び310bがfoscの共振電界と干渉することはない。この時、foscは発振条件を満たし、fsp2は低インピーダンスとなり発振条件を満たさない。従って、発振器300は、バイアス回路や給電構造に起因した低周波の寄生発振が抑制され、共振器により規定される所望のテラヘルツ帯の発振周波数foscのみを安定して発振することが可能となる。

Claims (15)

  1. 二つの導体、前記二つの導体の間に配置されている負性抵抗素子、及び前記二つの導体の間に配置されている誘電体、を有する共振器と、
    前記二つの導体の間に前記負性抵抗素子と並列に設けられた抵抗素子と、を備え、
    前記抵抗素子は、自然対数の底をeとすると、発振されるテラヘルツ波の周波数foscにおいて前記共振器内を定在する電界の強度が最大電界強度の1/e以下となる位置に配置されている
    ことを特徴とする発振器。
  2. 前記共振器と電気的に接続している容量及び抵抗を更に有し
    前記二つの導体の一方の導体と前記容量とは、導体を介して電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発振器。
  3. 二つの導体、前記二つの導体の間に配置されている負性抵抗素子、及び前記二つの導体の間に配置されている誘電体、を有する共振器と、
    前記負性抵抗素子と電気的に並列に接続している容量と、
    前記負性抵抗素子と電気的に並列に接続している抵抗と、
    前記負性抵抗素子と電気的に並列に接続している抵抗素子と、を備え、
    前記二つの導体の一方の導体と前記容量とは、導体を介して電気的に接続されており、
    前記抵抗素子は、前記二つの導体の間又は前記二つの導体の他方の導体と前記一方の導体と前記容量とを接続する前記導体との間に配置されており、自然対数の底をeとすると、発振されるテラヘルツ波の周波数foscにおいて前記共振器内を定在する電界の強度が最大電界強度の1/e以下となる位置に配置されている
    ことを特徴とする発振器。
  4. 前記負性抵抗素子のバイアス電圧を供給するための電源及び配線を含むバイアス回路をさらに備え、
    前記バイアス回路と前記共振器とが、前記一方の導体と前記容量とを接続する前記導体を介して接続されている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の発振器。
  5. 前記共振器は、パッチアンテナを含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の発振器。
  6. 前記抵抗素子は、半導体と金属の接触抵抗を含む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発振器。
  7. 前記抵抗素子は、非線形抵抗を含む
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の発振器。
  8. 前記抵抗素子は、ショットキーバリアダイオードを含む
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の発振器。
  9. 前記抵抗素子の抵抗は、前記共振器の特性インピーダンスの1/10以上10倍以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の発振器。
  10. 前記抵抗素子の抵抗は、0.1以上Ω1000Ω以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の発振器。
  11. 前記抵抗素子の寸法は、前記共振器の共振器長の1/5以下である
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の発振器。
  12. 前記抵抗素子の寸法は、前記発振する電磁波の波長の1/10以下である
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の発振器。
  13. 前記抵抗素子は、前記共振器の中心より前記負性抵抗素子に近い位置に配置されることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の発振器。
  14. 前記抵抗素子は、発振されるテラヘルツ波の周波数fosc付近の周波数帯を高インピーダンスにし、且つ、寄生発振の周波数foscより低い周波数fspを含む周波数帯を低インピーダンスとするように設定される
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の発振器。
  15. 前記抵抗素子は、発振されるテラヘルツ波の周波数fosc付近の周波数帯でRe[YRTD]+Re[YANT]<=0を満たし、且つ、寄生発振の周波数foscより低い周波数fspを含む周波数帯でRe[YRTD]+Re[YANT]>0を満たすように設定されることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の発振器。ここで、Re[YRTD]は前記負性抵抗素子のアドミタンスの実部、Re[YANT]は前記共振器のアドミタンスの実部である
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