JP6281115B2 - モータ駆動方法、モータ駆動装置およびブラシレスモータ - Google Patents
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Description
このような従来の技術は、電源ラインにサージが発生した場合に、サージが所定電圧以上の間、制御手段がブロアモータ回路を通電状態に制御するように構成されている。これによって、サージがブロアモータ回路に流れて吸収される。従来の技術は、このような手法によって、サージ吸収回路の負担やサージ吸収素子数の低減を図っている。
また、特許文献3には、過電圧が印加されたことを検出すると、通常、回転速度に適した位相の通電タイミングになるように調整し、モータの回転効率を上げる目的である進角量を、逆に効率を低下させ、巻線を通電する電流量が多くなるように変更して巻線を通電駆動させる技術が開示されている。
や、バッテリーの寿命を加速させてしまうという課題がある。
さらに、本発明のブラシレスモータは、上述のモータ駆動装置を内蔵または一体化した構成である。
この構成により、電源ラインから供給される電源電圧の電圧上昇を抑制する機能を備えたブラシレスモータを実現できる。
れば、例えばノイズなどの影響によって電源電圧が過電圧となったとき、巻線を通電する電流量が過電圧を解消するために必要な最小限の電流量となるように回転数を変更して動作する。このため、モータの通電駆動中において発生した電源ラインの電圧上昇を抑制し、安定した電源環境での動作を可能とし、必要最小限の電流量とするため、バッテリの容量低下を必要最小限に抑えることができる。
また、電源電圧の測定、前記所定の期間の時間計測、および、回転数の増減の制御といった従来のモータ駆動方法において従来部品の構成で実現できるため、特殊な部品の追加を必要とせず、製品価格の上昇がないモータ駆動方法、モータ駆動装置およびブラシレスモータを提供できる。
の形態では、ロータ12の回転位置を検出し、検出した位置情報に基づいて検出速度信号Rvを生成する一例を挙げている。回転制御部41は、検出速度信号Rvから実回転数や実速度として例えば1分間あたりの回転数(rpm)を示す実回転数信号Rvoを上位器などに通知すると共に、回転指令信号Rrと検出速度信号Rvとに基づき、巻線16への駆動量を示す図示しない回転制御信号を生成し、生成した回転制御信号から巻線16を駆動するための図示しない波形信号を相ごとに生成し、生成した波形信号を変調信号として、それぞれについて駆動パルス信号Pdを生成する。
まず、回路基板13上に実装された位置検出センサ38は、回転するロータ12の永久磁石18の磁極変化を検出し、位置センサ信号Detとして出力する。位置センサ信号Detは、回転位置検出部43に供給される。
圧Vccの変動を低減し、ブラシレスモータ10の安定な動作とともに、電源ラインPwに接続された他の電気機器の安定な動作をも確保している。また、モータの回転数を必要最小限とし、騒音が少なく高い静粛性が得られるため、車室内等の人の居住スペースへの設置に好適な動作を実現できる。
例えば、電圧上昇率が大きい方から3つのグループに分け、1つめのグループは、電流消費量が大きい回転数として所定の回転数Rtbl1を割り当て、3つめのグループは、電流消費量が少ない回転数として前記回転数Rtbl1よりも小さい所定の回転数Rtbl3を割り当て、2つめのグループは、前記回転数Rtbl1よりも小さく、前記回転数Rtbl3よりも大きい電流消費量となる回転数Rtbl2を割り当て、予め電圧上昇率の大きさに応じた回転数テーブルとして保持する。
また、本実施の形態では、モータ駆動装置40は、過電圧判定部52が過電圧と判定した時点で、回転数Rrcに変更し、前記異常検出猶予期間内に回転指令信号Rrに戻す構成としているが、前記異常検出猶予期間内に回転指令信号Rrに戻すことを行わず、回転数Rrcに変更している間、実際に回転している回転数とは異なる指令回転数Rrを実回転数を示す実回転数信号Rvoとして上位器などに通知する構成としても良い。
なると、保護過電圧と判定し、電源電圧値Vtが第2の閾値電圧Vth2を超えない電圧値のときには保護過電圧ではないと判定し、この判定に基づく過電圧判定信号Vovを出力する。
以上、モータ駆動装置40の例を挙げて説明したが、同様の機能を実行するようなモータ駆動方法を備えた構成であってもよい。
本発明はこのような構成によって、電源電圧が例えばサージやノイズなどの影響で上昇して所定の電圧を超えるような過電圧となったとき、所定の回転数に、または、所定の回転数まで段階的に回転数を増加して電流量を多くする。そして、この動作によって電圧上昇した過電圧のエネルギを吸収している。また、上位器が指令回転数と、実際の実回転数とを比較し、所定の期間、連続して指令回転数と実回転数が異なるとき異常を検出する構成をとるとき、前記所定の期間内に、初期の指令回転数に戻すことによって、上位器の異常検出を回避することができる。したがって、本発明によれば、最小限の電流消費量で電源ラインの電圧上昇を抑制でき、不安定な電源環境での安定動作と静粛性の高い動作を可能としたモータ駆動方法、モータ駆動装置およびブラシレスモータを提供できる。
11 ステータ
12 ロータ
13 回路基板
14 モータケース
14a ケース本体
14b ケース蓋
15 ステータ鉄心
16、16U、16V、16W 巻線
16a 引出線
17 ロータフレーム
18 永久磁石
19 軸受
20 回転軸
21 支持部材
31 回路部品
38 位置検出センサ
40 モータ駆動装置
41 回転制御部
42 インバータ
43 回転位置検出部
50 電源端子
51 電圧測定部
52 過電圧判定部
53 タイマ
Claims (8)
- 巻線を巻回したステータと前記ステータに対向して回転自在に配置されたロータとを含むモータに対し、
上位器からの所定の指令回転数に従って前記モータを駆動制御する回転制御手段と、
前記モータに供給される電源の電圧を測定する電圧測定手段と、を備え、
前記回転制御手段は、前記電圧測定手段で測定した電圧が第1の所定の電圧以上のとき、前記モータを前記指令回転数より多い所定の回転数に変更して駆動するモータ駆動装置であって、
さらに、前記ロータの回転位置を検出し、前記回転制御手段へ通知する回転位置検出手段と、
前記電圧測定手段で測定した電圧が前記第1の所定の電圧以上になった時点から、所定の時間まで時間の計測を行う回転増加時間計測手段と、を備え、
前記回転制御手段は、前記回転増加時間計測手段での計測時間が前記所定の時間に達すると、所定の期間、前記所定の指令回転数に従って前記モータを駆動制御し、
また、前記回転位置検出手段で検出した回転位置を基に実際に駆動している実回転数を求め、前記実回転数をモータ駆動装置の外部にある前記上位器へ通知することを特徴とするモータ駆動装置。 - 巻線を巻回したステータと前記ステータに対向して回転自在に配置されたロータとを含むモータに対し、
上位器からの所定の指令回転数に従って前記モータを駆動制御する回転制御手段と、
前記モータに供給される電源の電圧を測定する電圧測定手段と、を備え、
前記回転制御手段は、前記電圧測定手段で測定した電圧が第1の所定の電圧以上のとき、前記モータを前記指令回転数より多い所定の回転数に変更して駆動するモータ駆動装置であって、
さらに、前記ロータの回転位置を検出し、前記回転制御手段へ通知する回転位置検出手段と、
前記電圧測定手段で測定した電圧が前記第1の所定の電圧以上になった時点から、所定の時間まで時間の計測を行う回転増加時間計測手段と、を備え、
前記回転制御手段は、前記回転増加時間計測手段での計測時間が前記所定の時間に達す
ると、所定の期間、前記所定の指令回転数に従って前記モータを駆動制御し、
また、 前記回転制御手段は、前記所定の指令回転数と異なる回転数で前記モータを駆動制御している間は、前記所定の指令回転数をモータ駆動装置の外部にある前記上位器へ通知することを特徴とするモータ駆動装置。 - 前記回転制御手段は、前記電圧測定手段で測定した電圧が前記第1の所定の電圧以上のとき、前記電源の電圧の上昇が下降に転じるまで所定の時間間隔で所定の増加量毎に回転数を増加させることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
- 前記電圧測定手段で測定した電圧が前記第1の所定の電圧以上になるまで、または、所定の電圧以上になったあとの所定の時間単位の上昇率が高い場合は前記所定の増加量を多く設定し、前記時間単位の上昇率が低い場合は前記所定の増加量を小さく設定することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
- 前記回転制御手段は、前記電圧測定手段で測定した電圧が前記第1の所定の電圧と同じまたはそれより低い第2の所定の電圧を下回ると、前記モータを前記所定の指令回転数に従った通常の駆動制御に戻すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のモータ駆動装置。
- 前記回転制御手段は、前記電圧測定手段で測定した電圧が前記第1の所定の電圧より高い第3の所定の電圧以上の時、前記モータの駆動を停止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のモータ駆動装置。
- 請求項1から6のいずれか1つに記載のモータ駆動装置が備える手段を実行できることを特徴とするモータ駆動方法。
- 請求項1から7のいずれか1つに記載のモータ駆動装置を内蔵または一体化したことを特徴とするブラシレスモータ。
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JP2013163006A JP6281115B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | モータ駆動方法、モータ駆動装置およびブラシレスモータ |
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