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JP6279138B1 - ボルト取付け孔の閉塞キャップの仮止め治具及び打ち込み治具 - Google Patents

ボルト取付け孔の閉塞キャップの仮止め治具及び打ち込み治具 Download PDF

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JP6279138B1 JP2017193305A JP2017193305A JP6279138B1 JP 6279138 B1 JP6279138 B1 JP 6279138B1 JP 2017193305 A JP2017193305 A JP 2017193305A JP 2017193305 A JP2017193305 A JP 2017193305A JP 6279138 B1 JP6279138 B1 JP 6279138B1
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Abstract

【課題】案内装置の軌道レールに設けられた複数のボルト取付け孔に対して、作業むらを発生させることなく閉塞キャップを素早く連続的に仮止めすることが可能な閉塞キャップの仮止め治具を提供する。【解決手段】前記軌道レールに対して多数の転動体を介して組み付けられ、当該軌道レールに対して移動自在な案内体と、前記案内体に固定されると共に前記ボルト取付け孔に対向したキャップ装填孔を有し、前記キャップ装填孔内に複数の閉塞キャップを積み重ねて収容するスタック部材と、前記案内体に固定されると共に、前記軌道レールの長手方向に沿って楔状空間を形成する誘導溝を有し、前記キャップ装填孔から前記軌道レール上に供給された閉塞キャップを前記案内体の移動に伴って前記楔状空間に導入し、当該閉塞キャップを前記ボルト取付け孔に対して押圧する押し込み部材と、を備えている。【選択図】 図3

Description

本発明は、工作機械や各種産業用ロボットの直線案内部や曲線案内部に使用される案内装置を機械装置のベッドやコラム等といったベース部に敷設する際に、かかる案内装置の軌道レールに設けられた複数のボルト取付け孔に対して閉塞キャップを連続的に仮止めし、あるいは連続的に打ち込む治具に関するものである。
従来、工作機械や各種産業ロボットの案内部を構成する案内装置としては、長手方向に沿ってボール転走面が形成された直線状又は円弧状の軌道レールと、この軌道レールに対して多数のボールを介して組付けられた移動ブロックとから構成されるものが知られている。前記移動ブロックは軌道レールのボール転走面に対向する負荷転走面を具備すると共に、この負荷転走面と軌道レールの転走面との間で荷重を負荷しながら転走する多数のボールを無限循環させる循環路を具備しており、ボールを無限循環路内で循環させることにより、移動ブロックが軌道レールの全長にわたって連続的に移動することが可能となっている。
通常、前記軌道レールは工作機械等のベッドやコラムといったベース部に対して固定ボルトを締結することで固定されている。このため、軌道レールにはその長手方向に沿って所定の間隔で前記固定ボルトを挿通させるためのボルト取付け孔が貫通形成されている。固定ボルトの頭部が軌道レール上に突出すると、前記移動ブロックが軌道レールに沿って移動する際の障害となることから、前記ボルト取付け孔の内部は小径部と大径部の2段に形成されており、小径部はボルトの呼び径よりも僅かに大きな内径に、大径部は前記ボルト頭部よりも僅かに大きな内径に形成されている。すなわち前記大径部がボルト頭部の収容部となり、かかるボルト頭部が軌道レールの表面に突出するのを防止している。
一方、前記軌道レールに付着した異物が前記移動ブロック内部へ侵入するのを防止するため、かかる移動ブロックの周囲には前記軌道レールと摺接するシール部材が設けられている。これらシール部材は前記移動ブロックの移動に伴って前記軌道レールの表面に付着した異物を排除するが、前記軌道レールにボルト取付け孔が設けられていると、異物がボルト取付け孔を介して移動ブロックの内部に侵入してしまう可能性がある。また、前記シール部材はある程度の締め付け力を持って前記軌道レールの表面に接しているので、ボルト取付け孔が存在すると、前記シール部材の先端部がボルト取付け孔の開口縁と擦れてしまい、シール部材が早期に劣化する原因になるといった不都合もある。
このため、異物が軌道レールに付着し易い環境下で前記案内装置を使用する場合には、例えば特許文献1に示されるように、軌道レールのボルト取付け孔に対して閉塞キャップを圧入し、当該閉塞キャップでボルト取付け孔を塞ぐことが行われている。具体的な圧入方法としては、閉塞キャップの先端をボルト取付け孔に軽く押し込んだ後、当て板を閉塞キャップの上に載せ、ハンマー等の工具を用いて前記当て板を繰り返し叩き、閉塞キャップをボルト取付け孔に完全に埋没させる方法が採られている。これによって、前記ボルト取付け孔に圧入された閉塞キャップの上面は軌道レールの表面と同一面を形成し、それによって前記シール部材と軌道レールとの間の密封が高まることが期待される。
WO2015/033486
前記閉塞キャップを前記ボルト取付け孔に打ち込むに当たっては、先ず当該閉塞キャップを個々のボルト取付け孔に対して軽く押し込む仮止め作業を行う必要がある。前記ボルト取付け孔に対して前記閉塞キャップが傾いた状態で圧入されると、当該閉塞キャップの外周部が僅かに削りとられて、削り屑(バリ)が発生し、打ち込み作業後にバリ取りの作業を追加で行う必要が生じる。このため、前記仮止め作業では閉塞キャップをボルト取付け孔に対して真っ直ぐに押し込む必要があるが、ボルト取付け孔は軌道レールの長手方向に沿って複数存在することから、前記閉塞キャップの仮止め作業を慎重に行うと、1本の軌道レールに対する作業時間が長くなってしまうといった課題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、案内装置の軌道レールに設けられた複数のボルト取付け孔に対して、作業むらを発生させることなく閉塞キャップを素早く連続的に仮止めすることが可能な閉塞キャップの仮止め治具を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数のボルト取付け孔に対して、作業むらを発生させることなく閉塞キャップを素早く連続的に打ち込むことが可能な閉塞キャップの打ち込み治具を提供することにある。
すなわち、本発明は、案内装置の軌道レールに所定間隔で設けられた複数のボルト取付け孔に対して閉塞キャップを連続的に仮止めする治具であって、前記軌道レールに対して多数の転動体を介して組み付けられ、当該軌道レールに対して移動自在な案内体と、前記案内体に固定されると共に前記ボルト取付け孔に対向したキャップ装填孔を有し、前記キャップ装填孔内に複数の閉塞キャップを積み重ねて収容するスタック部材と、前記案内体に固定されると共に、前記軌道レールの長手方向に沿って楔状空間を形成する誘導溝を有し、前記キャップ装填孔から前記軌道レール上に供給された閉塞キャップを前記案内体の移動に伴って前記楔状空間に導入し、当該閉塞キャップを前記ボルト取付け孔に対して押圧する押し込み部材と、を備えている。
また、本発明の打ち込み治具は、前記仮止め治具に対して仕上げ機能を追加したものであり、前記軌道レールに圧接し、前記押し込み部材によって前記ボルト取付け孔に押し込まれた閉塞キャップを更に押圧して、当該閉塞キャップを前記ボルト取付け孔に対して埋め込む仕上げ部材を備えている。
本発明の仮止め治具によれば、閉塞キャップが軌道レールに対する案内体の移動に伴ってキャップ装填孔から軌道レール上に供給されると共に、押し込み部材が前記閉塞キャップをボルト取付け孔に対して押圧するので、前記軌道レールに設けられた複数のボルト取付け孔に対して、前記閉塞キャップを素早く連続的に仮止めすることが可能となる。
また、本発明によれば、前記仕上げ部材が前記ボルト取付け孔に対して仮止めされた閉塞キャップを当該ボルト取付け孔に対して埋め込むので、前記軌道レールに設けられた複数のボルト取付け孔に対して、前記閉塞キャップを素早く連続的に打ち込むことが可能となる。
更に、前記案内体は軌道レールに対して一定の精度で走行するので、かかる精度が治具による閉塞キャップの押し込みにも反映され、複数の閉塞キャップを作業むらなくボルト取付け孔に仮止めし、あるいは完全に打ち込むことが可能となる。
本発明の仮止め治具を適用可能な案内装置の一例を示す斜視図である。 ベース部に対する軌道レールの取付け状態を示す断面図である。 本発明を適用した仮止め治具の一例を軌道レールに装着した状態を示す斜視図である。 図3に示す仮止め治具の押し込み部材を示す斜視図である。 図4に示す押し込み部材の底面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 カートリッジケースをホルダーに仮装着した状態を示す要部断面図である。 カートリッジケースをホルダーに装着完了した状態を示す要部断面図である。 閉塞キャップがボルト取付け孔に押し込まれる直前の状態を示す要部断面図である。 閉塞キャップがボルト取付け孔に押し込まれた直後の状態を示す要部断面図である。 仮止め治具が一つ目のボルト取付け孔から二つ目のボルト取付け孔に移動する状態を示す要部断面図である。 本発明を適用した閉塞キャップの打ち込み治具の一例を示す要部断面図である。 仕上げ部材の他の例を示す要部断面図である。
以下、添付図面を用いて本発明のボルト取付け孔の閉塞キャップの仮止め治具及び打ち込み治具を詳細に説明する。
図1は本発明の閉塞キャップの仮止め治具及び打ち込み治具を適用可能な案内装置の一例を示すものである。この直線案内装置は、ベッド等のベース部上に配設される軌道レール1と、多数の転動体(ボール又はローラ)3を介して前記軌道レール1に組み付けられた移動ブロック2とから構成されており、前記移動ブロック2が軌道レール1上を自在に移動し得るようになっている。
前記軌道レール1は断面略矩形状に形成されており、前記転動体が転走する転走面10が長手方向に沿って計4条形成されている。これら転走面10は軌道レール1の両側面に2条ずつ形成されており、斜め上向きの転走面と斜め下向きの転走面が存在する。また、前記軌道レール1にはその長手方向に適宜間隔をおいて複数のボルト取付け孔11が形成されており、当該軌道レール1はこれらボルト取付け孔11に挿入される図示外の固定ボルトによって被取付け面であるベース部上に固定される。
一方、前記移動ブロック2は、テーブル等の可動体の取付け面41及び当該可動体の固定ボルトが螺合するタップ穴42を有するブロック本体4と、このブロック本体4の前後両端面に対して固定される一対の蓋体5,5とから構成されており、かかる蓋体5をブロック本体4に固定することで当該移動ブロック2内に転動体の無限循環路が具備されるようになっている。転動体は前記無限循環路内を循環しながら、前記軌道レールと前記ブロック本体4との間で荷重を負荷する。また、前記蓋体5には軌道レール1に摺設するシール部材6が取り付けられており、軌道レール1に付着している塵芥等が前記移動ブロック2の移動に伴って当該移動ブロック2内に侵入するのを防止している。
図2は固定ボルト7を用いてベース部8上に前記軌道レール1を固定した状態を示す断面図であり、同図の左右方向が軌道レール1の長手方向に対応している。同図に示すように、軌道レール1に固定ボルト7を挿通させるためのボルト取付け孔11は小径部11aと大径部11bの2段に形成されており、固定ボルト7をベース部8のタップ孔80に締結した状態では、かかる固定ボルト7の頭部がボルト取付け孔11の大径部11bに収容されるようになっている。このため、前記固定ボルト7としては六角孔付きボルトが用いられている。
直線案内装置の使用中に前記ボルト取付け孔11に異物が入り込むのを防止するため、固定ボルト7の締結が終了し軌道レール1をベース部8に固定した後には、前記ボルト取付け孔11に円盤状の閉塞キャップ70が圧入され、固定ボルト7の頭上でボルト取付け孔11の大径部11bが塞がれるようになっている。これにより、前記移動ブロック2の移動方向の前後両端に固定されたシール部材6の軌道レール1に対する密着性を高め、移動ブロック2内に外部から異物が侵入し、あるいは移動ブロック2内から外部へ潤滑剤が漏れだすのを可及的に防止することが可能となる。前記軌道レール1が鋼製であることから、前記閉塞キャップ70は前記軌道レール1よりも硬度の低い材料から形成されており、例えばポリアセタール(POM)等の合成樹脂や、砲金やアルミニウム等の金属が使用される。
前記閉塞キャップ70の最大外径は前記ボルト取付け孔11の大径部11bの内径よりも僅かに大きく設定されており、当該閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11の開口縁に適合させ、適度に押圧してやると、閉塞キャップ70はボルト取付け孔11に沈み込むことなく、軌道レール1上に突出した状態で仮止めされる。また、前記ボルト取付け孔に仮止めされた閉塞キャップ70に対して更に大きな押圧力を加えると、当該閉塞キャップ70はボルト取付け孔11の大径部11bに沈み込み、閉塞キャップ70の天板面71と軌道レール1の上面12とが連続した平面を形成する。これにより、前記ボルト取付け孔11に対する閉塞キャップ70の装着が完了する。
本発明の仮止め治具は、前記ベース部8に対して固定ボルト7を用いて軌道レール1を締結した後、当該軌道レール1の複数のボルト取付け孔11に対して前記閉塞キャップ70を連続的に仮止めする目的で使用される。
図3は本発明を適用した仮止め治具の実施形態の一例を示すものである。この仮止め治具9は、多数の転動体を介して前記軌道レール1に組み付けられた案内体90と、前記案内体90に固定されると共に複数の閉塞キャップ70を積み重ねて収容するスタック部材91と、前記案内体90に固定されると共に前記スタック部材91から前記軌道レール1上に供給された閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11に対して押圧する押し込み部材92とを備えている。尚、図3では前記仮止め治具9の内部構造が把握しやすいよう、当該仮止め治具9を前記軌道レ―ル1の長手方向に沿って半分に切断して描いている。
前記案内体90は多数の転動体を介して前記軌道レール1に組み付けられており、当該軌道レール1に沿って自由に移動可能である。この案内体90は前記移動ブロック2を利用して形成されている。但し、図3では前記移動ブロック2に装着された一対の蓋体5を省略し、前記ブロック本体4に該当する部分のみを描いている。前記案内体90の中央には前記閉塞キャップ70を前記軌道レール1に供給するための貫通孔が形成されている。この貫通孔は、前記案内体90を前記軌道レール1に沿って移動させた際に、前記ボルト取り付け孔11と対向する位置に設けてある。
前記スタック部材91は、前記閉塞キャップ70が収容されたカートリッジケース91aと、このカートリッジケース91aを前記案内体90に装着するためのホルダー91bとから構成されている。前記カートリッジケース91aは前記ホルダー91bに対して着脱自在であり、当該カートリッジケース91aを交換することにより、仮止め治具9に対して複数の閉塞キャップ70を容易に補給することが可能となっている。
尚、前記スタック部材91は必ずしもカートリッジケース91a及びホルダー91bから構成する必要はなく、これらカートリッジケース91a及びホルダー91bが一体のものとして構成されたスタック部材91に対して閉塞キャップ70を一枚ずつ手作業で装填するようにしても良い。
前記カートリッジケース91aは筒状に形成されており、複数の閉塞キャップ70を積み重ねて収容する装填孔が上下に貫通している。前記閉塞キャップ70は前記カートリッジケース91aの上端から前記装填孔に詰め込まれ、当該装填孔の下端から前記軌道レール1上に供給される。前記カートリッジケース91aの下端の前記装填孔の周囲には、当該装填孔の中心に向けて湾曲した保持爪が設けられており、前記閉塞キャップ70は前記保持爪によって前記装填孔からの抜け落ちが規制されている。また、前記カートリッジケース91aの上端には前記装填孔を塞ぐ蓋部材91cが固定されており、この蓋部材91cと閉塞キャップ70との間にはコイルバネ91dが設けられている。このため、前記閉塞キャップ70は前記保持爪に向けて付勢された状態で前記装填孔内に積み重ねられている。
一方、前記ホルダー91bには前記カートリッジケース91aを支える円筒状の支持部90aが設けられている。この支持部90aに前記カートリッジケース91aを挿入すると、当該カートリッジケース91aの下端が前記案内体90の中央に設けた貫通孔に挿入され、当該カートリッジケース91a内に格納された閉塞キャップ70を前記軌道レール1上に供給することが可能となる。
図4は前記押し込み部材92を示す斜視図である。前記押し込み部材92は前記軌道レール1の幅よりも若干狭い幅で且つ当該軌道レール1の長手方向に沿って長尺に形成された板状部材であり、前記ボルト取付け孔11が設けられた軌道レール1の上面と前記案内体90との隙間に配置されている。この押し込み部材92の前記案内体90との対向面には取付けボルトが螺合するタップ穴92aが形成されている。また、前記押し込み部材92の中央にはキャップ受け入れ孔92bが設けられており、前記スタック部材91から供給される閉塞キャップ70が当該キャップ受け入れ孔92bに落とし込まれる。また、前記案内体90に面したキャップ受け入れ孔92bの周囲には環状の隆起部92cが設けられている。前記カートリッジケース91aを前記ホルダー91bに装着すると、当該カートリッジケース91aの下端に位置する前記保持爪が前記押し込み部材に当接し、前記隆起部92cが前記保持爪を前記カートリッジケース91aの半径方向外側へ向けて押圧する。これによって、前記保持爪による閉塞キャップ70の保持が解除され、当該閉塞キャップ70が前記カートリッジケース91aから前記キャップ受け入れ孔92bに落とし込まれる。
図5は前記軌道レール1に面した前記押し込み部材92の底面92eを示す図である。前記押し込み部材92の底面92eには凹曲面状の誘導溝92dが設けられており、この誘導溝92dは前記カートリッジケース91aから前記キャップ受け入れ孔92bに落とし込まれた閉塞キャップ70を前記軌道レール1のボルト取付け孔11に押し込む機能を発揮する。前記誘導溝92dは前記キャップ受け入れ孔92bに隣接し、当該キャップ受け入れ孔92bとの接続部で最も深く且つ溝幅が広く、当該キャップ受け入れ孔92bから遠ざかるにつれて浅く且つ溝幅が狭くなっている。すなわち、前記軌道レールと前記誘導溝との間には、前記軌道レールの長手方向に沿って徐々に狭くなる楔状空間が形成されている。
また、図6に示すように、前記誘導溝92dを前記押し込み部材92の長手方向から観察した場合、前記キャップ受け入れ孔92bに開口する当該誘導溝92dの入り口は前記押し込み部材92の幅方向の中央で最も深く、押し込み部材92の両端部に近づくにつれて徐々に浅くなっている。尚、図4では前記押し込み部材92の底面92eと前記誘導溝92dの境界が明確となるように、平面上に形成された前記底面92eに対して斜線を付している。
前記押し込み部材92の底面92eは、当該押し込み部材92を前記案内体90に固定した状態で、前記軌道レール1と非接触であり、両者の間には隙間が形成されている。前記押し込み部材92を前記案内体90と一緒に前記軌道レール1の長手方向へ移動させると、前記閉塞キャップ70は前記誘導溝92dに押圧されて前記軌道レール1のボルト取付け孔に押し込まれる。しかし、前記押し込み部材92の底面92eと前記軌道レール1との間に隙間が存在することから、前記閉塞キャップ70は前記ボルト取付け孔11に対して完全には押し込まれず、当該閉塞キャップの上部が前記軌道レール上にわずかに突出した仮止め状態となる。
図6中の二点鎖線は前記軌道レール1上に置かれた前記閉塞キャップ70を示すものであり、当該閉塞キャップ70が前記ボルト取付け孔11に仮止めされる以前の状態を示している。前記キャップ受け入れ孔92bに開口する前記誘導溝92dの入り口の大きさは、前記軌道レール1上に接している閉塞キャップ70の外形(図6中の二点鎖線)よりも僅かに大きく設定されている。従って、前記押し込み部材92を前記軌道レール1上で移動させた際に、前記軌道レール1上に接している閉塞キャップ70は前記キャップ受け入れ孔92bの内周壁に引っ掛かることなく、前記誘導溝92dに進入することができる。
一方、前記キャップ受け入れ孔92bに開口した前記誘導溝92dの入り口の大きさは、前記軌道レール1上に閉塞キャップ70を二枚積み重ねた大きさよりも小さく設定されている。このため、前記軌道レール1上に前記カートリッジケース91aから落とし込まれた複数枚の閉塞キャップが積み重なっている状態では、前記押し込み部材92を前記軌道レール1上で移動させると、最下段の閉塞キャップ70(一枚目の閉塞キャップ)の上に積み重なっている二枚目の閉塞キャップ70は前記キャップ受け入れ孔92bの内周壁に引っかかり、前記誘導溝92d内に進入することはできない。すなわち、この仮止め治具9を軌道レール1上で移動させた場合、前記キャップ受け入れ孔92b内で積み重なっている複数の閉塞キャップ70のうち、軌道レール1に接している一枚目の閉塞キャップ70のみが前記誘導溝92dによって当該軌道レール1のボルト取付け孔11に押し込まれることになる。
また、図5に一点鎖線で示すように、一枚目の閉塞キャップ70が前記ボルト取付け孔11に未だ押し込まれることなく前記誘導溝92d内に存在している状態では、二枚目の閉塞キャップ70はその一部が一枚目の閉塞キャップ70に重なっており、当該二枚目の閉塞キャップ70は軌道レール1に接することなく前記キャップ受け入れ孔92bの内部に存在するように構成されている。
次に、前記軌道レールのボルト取付け孔11に対して、前記仮止め治具9を用いて前記閉塞キャップを仮止めする作業について説明する。
前記ベース部8に対して案内装置の軌道レール1の固定作業が完了したら、当該軌道レール1に対して案内装置の移動ブロック2を組み付ける前に、先ずは、前記仮止め治具9を前記軌道レール1に装着する。前記軌道レール1に対する仮止め治具9の装着は、前記案内体90を前記軌道レール1の長手方向の端部から当該軌道レール1に組み付けることにより行われる。これにより、前記仮止め治具9が軌道レール1に沿って自在に移動可能となる。
次に、前記カートリッジケース91aを前記ホルダー91bの支持部90aに挿入する。図7に示すように、前記カートリッジケース91aの下端には保持爪91eが設けられており、当該カートリッジケース91aをホルダー91bの支持部90aに挿入した当初は、前記閉塞キャップ70は前記保持爪91eによって当該カートリッジケース91a内に保持されている。この状態から、前記カートリッジケース91aを前記軌道レール1に向けて押圧すると、図8に示すように、前記カートリッジケース91aの下端に位置する前記保持爪91eが前記押し込み部材92のキャップ受け入れ孔92bの周囲に当接する。この際、前記保持爪91eは前記キャップ受け入れ孔92bの周囲に設けられた隆起部92cによって前記カートリッジケース91aの半径方向外側へ向けて押圧され、前記保持爪91eが変位することによって閉塞キャップ70の抜け落ち規制が解除される。これにより、前記カートリッジケース91a内の複数の閉塞キャップ70は積み重なった状態で前記押し込み部材92のキャップ受け入れ孔92bに落とし込まれる。
このようにして前記カートリッジケース91aから前記閉塞キャップ70が前記軌道レール1上に供給されたら、図9に示すように、前記仮止め治具9を当該軌道レール1に沿って矢線A方向へ移動させる。これにより、前記軌道レール1に接していた一枚目の閉塞キャップ70aは前記押し込み部材92の誘導溝92d内に進入する。このとき、二枚目の閉塞キャップ70bは前記キャップ受け入れ孔92bの内周面に係止されて前記誘導溝92dには侵入せず、且つ、一枚目の閉塞キャップ70aに積み重なっており、当該二枚目の閉塞キャップ70bは前記軌道レール1には接していない。
この状態から更に仮止め治具9を矢線A方向へ移動させると、前記誘導溝92dに進入した一枚目の閉塞キャップ70aは前記押し込み部材92によって前記軌道レール1の上面12に向けて押圧され、前記軌道レール1のボルト取付け孔11が前記誘導溝92dの直下に到達したところで、当該閉塞キャップ70aは軌道レール1のボルト取付け孔11に対し押し込まれる。そして、図10に示すように、前記誘導溝92dがボルト取付け孔11の上方を通過し終えると、前記閉塞キャップ70aはボルト取付け孔11の大径部11aに押し込まれる。
但し、前述したように、この実施形態の仮止め治具9では、前記押し込み部材92の底面92eと軌道レールの上面12との間に隙間が設けられていることから、図11に示すように、ボルト取付け孔11に押し込まれた閉塞キャップ70aはその上部が軌道レール1の上面12からわずかに突出している。このため、閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11に完全に押し込み、閉塞キャップ70の天板面71と軌道レール1の上面12とを合致させるには、別途仕上げ作業が必要となる。
一方、図10に示すように、一枚目の閉塞キャップ70aが前記ボルト取付け孔11に押し込まれると、当該一枚目の閉塞キャップ70aと二枚目の閉塞キャップ70bとの重なりが解消され、二枚目の閉塞キャップ70bは前記押し込み部材92の誘導溝92dに進入する。これにより、前記案内体90の進行方向(矢線A方向)に存在する二番目のボルト取付け孔に対して閉塞キャップを押し込む準備が完了する。このとき、三枚目の閉塞キャップは前記キャップ受け入れ孔92bの内周面に係止されて前記誘導溝92dには侵入せず、且つ、二枚目の閉塞キャップ70aに積み重なっている。
従って、この仮止め治具9を用いると、当該仮止め治具9を前記軌道レール1に沿って一方向へ移動させるのみで、前記スタック部材91に内蔵された複数の閉塞キャップ70を前記軌道レール1に存在する複数のボルト取付け孔11に対して連続的に仮止めすることが可能となる。
この際、前記軌道レールに対する前記案内体の移動精度は、案内装置における移動ブロックのそれと同等なので、前記ボルト取付け孔に対する前記押し込み部材の位置精度は前記案内体の移動精度が反映されたものとなり、複数のボルト取付け孔のそれぞれに対して閉塞キャップを作業むらなく押し込んで仮止めすることが可能となる。
また、前記誘導溝92dは前記軌道レール1の幅方向に沿って凹曲面状に形成されており、前記押し込み部材92の幅方向の中央で最も深く、押し込み部材92の両端部に近づくにつれて徐々に浅くなっているので、前記案内体90の移動に伴って前記閉塞キャップ70がボルト取付け孔11に押し込まれる際、前記誘導溝92dは閉塞キャップ70の直径部の近傍の二か所に接して当該閉塞キャップ70を押圧することになる。このため、前記閉塞キャップ70を前記軌道レール1のボルト取付け孔11に押し込む際、当該閉塞キャップ70が傾いた状態で押圧されるのを可及的に防止することができる。従って、仮止め時に、閉塞キャップ70の天井面71が軌道レール1の上面12に対して傾斜してしまう不具合の発生を防止することができ、最終的な閉塞キャップ70の仕上げ圧入時に、当該閉塞キャップ70の周囲が部分的に削り取られてバリが発生する不具合を防止することが可能となる。
尚、図1に示した直線案内装置は例示であって、本発明の圧入治具が適用可能な案内装置はこれに限られるものではない。
また、以上説明してきた実施形態では、前記押し込み部材92の誘導溝92dは前記キャップ受け入れ孔92cの片側一か所にのみ設けられており、前記仮止め治具9を図9中の矢線A方向へ移動させた場合のみ閉塞キャップをボルト取付け孔に押し込むことが可能である。しかし、一対の誘導溝92dを互いに逆向きに前記キャップ取付け孔92cを挟んで設ければ、反A方向へ前記仮止め治具9を移動させた場合であっても、前記閉塞キャップ70をボルト取付け孔11に押し込むことが可能となる。
次に、本発明を適用した閉塞キャップの打ち込み治具について説明する。
図3乃至図11を用いて説明した前記仮止め治具9では、前記押し込み部材92が前記軌道レール1に対して非接触であり、前記押し込み部材92が前記軌道レール1のボルト取付け孔11の直上を通過しても、前記閉塞キャップ70は前記ボルト取付け孔11に対して完全には押し込まれず、当該閉塞キャップ70は前記軌道レール1上にわずかに突出した仮止め状態となっていた。本発明の打ち込み治具は前述した仮止め治具9を発展させたものであり、前記押し込み部材92によって前記ボルト取付け孔11に仮止めされた閉塞キャップ70を、当該ボルト取付け孔11に対して埋め込む仕上げ部材を備えている。
図12は本発明を適用した閉塞キャップの打ち込み治具の一例を示す断面図である。この打ち込み治具100は、前述した仮止め治具9に対して仕上げ部材93を追加したものであり、当該仕上げ部材93以外の構成については前記仮止め治具9と略同一である。但し、前記押し込み部材92には一対の誘導溝92dが前記キャップ取付け孔92cを挟んで互いに逆向きに設けられており、前記軌道レール1の長手方向に沿っていずれの方向へ打ち込み治具100を移動させた場合でも、前記閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11に押し込むことが可能となっている。従って、この打ち込み治具100の構成のうち、前述の仮止め治具9と同一の構成については、図12中に仮止め治具9の実施形態と同一の符号を付して、それらの構成の説明は省略する。
前記軌道レール1に沿って自在に移動可能な前記案内体90には一対の仕上げ部材93が設けられている。これら仕上げ部材93は前記軌道レール1の長手方向(図12の紙面左右方向)に関して前記押し込み部材92を挟むように配置されている。各仕上げ部材93は前記案内体90に軸支されたローラであり、当該仕上げ部材93の回転軸の軸方向は前記軌道レール1の幅方向(図12の紙面奥行方向)に合致している。ローラ状に形成された各仕上げ部材93の外周面は前記ボルト取付け孔11が形成された前記軌道レール1の上面12と圧接しており、前記軌道レール1に沿って前記案内体90が移動すると、前記仕上げ部材93が軌道レール1の上面12を転動する。また、前記仕上げ部材93の軸方向長さは前記ボルト取付け孔11の直径、すなわち前記閉塞キャップ70の直径よりも大きく設定されている。
前記打ち込み治具100を前記軌道レール1の長手方向に沿って移動させると、前記仮止め治具9と同様に、前記押し込み部材92のキャップ受け入れ孔92bから前記軌道レール1上に落とし込まれた閉塞キャップ70は当該押し込み部材92の誘導溝92d内に進入し、前記ボルト取付け孔11が前記誘導溝92dの直下に到達したところで、当該閉塞キャップ70は軌道レール1のボルト取付け孔11に対し押し込まれる。前記押し込み部材92の底面92eと軌道レールの上面12との間に隙間が設けられていることから、前記閉塞キャップ70はボルト取付け孔11の大径部11aに対して完全には押し込まれず、その上部が軌道レール1の上面12からわずかに突出した仮止め状態となる。
そして、この実施形態の打ち込み治具100では前記押し込み部材92に隣接して前記仕上げ部材93が配置されていることから、前記軌道部材1に対して更に前記打ち込み治具100を移動させると、前記仕上げ部材93が仮止め状態にある前記閉塞キャップの天板面71に乗り上げてその上を転動し、当該閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11に対して押圧する。前記仕上げ部材93は前記案内体90に支持されて前記軌道レール1の上面12に圧接しているので、当該仕上げ部材が前記閉塞キャップの上を通過すると、前記閉塞キャップは前記ボルト取付け孔11に対して完全に押し込まれ、前記閉塞キャップ70の天板面71と前記軌道レール1の上面12とが合致して一つの面を形成することになる。
このため、当該打ち込み治具100を前記軌道レール1に沿って一方向へ移動させるのみで、前記スタック部材91に内蔵された複数の閉塞キャップ70を前記軌道レール1に存在する複数のボルト取付け孔11に対して連続的に仮止めし、更に仕上げの打ち込み作業を行って、当該閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11に対して埋め込むことが可能となる。
また、図12に示した打ち込み治具100では、前記キャップ取付け孔92cを挟んで一対の誘導溝92d及び一対の仕上げ部材93が設けられていることから、当該打ち込み治具100を前記軌道レール1の長手方向のいずれの方向へ移動させた場合でも、前記スタック部材91に収容された前記閉塞キャップ70を前記軌道レール1のボルト取付け孔11に対して連続的に仮止めし、更に仕上げの打ち込み作業を行うことができる。
従って、本発明の閉塞キャップ70の打ち込み治具100を用いれば、前記軌道レール1に配列された複数のボルト取付け孔11に対して、作業むらを発生させることなく閉塞キャップ70を素早く連続的に打ち込み、当該閉塞キャップ70の天板面71と前記軌道レール1の上面12とを段差なく合致させることが可能となる。
また、ローラ状に形成された仕上げ部材の軸方向長さは前記ボルト取付け孔11の直径よりも大きく設定されており、前記閉塞キャップ70が存在しない場合であっても、前記仕上げ部材93は前記ボルト取付け孔11の直上を通過することが可能なので、前記打ち込み治具100は軌道レール1に対してその長手方向のいずれの方向へも自在に移動することが可能である。
尚、本発明の打ち込み治具100において、前記仕上げ部材93は前記軌道レール1に圧接して仮止め状態にある前記閉塞キャップ70を更にボルト取付け孔11に対して押し込むものであればよく、当該仕上げ部材93の形状は図12に示したローラ形状に限られるものではない。例えば、図13に示すように、前記軌道レール1の長手方向に沿って湾曲する凸曲面状の仕上げ面93aを前記押し込み部材の誘導溝92dに隣接して設け、かかる仕上げ面93aを前記仕上げ部材93として前記軌道レール1の上面12に圧接させても良い。また、前記軌道レール1の幅方向に合致した前記仕上げ面93aの幅を前記ボルト取付け孔11の直径よりも大きく設定することにより、前記閉塞キャップ70が存在しない場合であっても、前記仕上げ面93aは前記ボルト取付け孔11に引っかかることなく当該ボルト取付け孔11の直上を通過することが可能なので、前記打ち込み治具100は軌道レール1に対してその長手方向のいずれの方向へも自在に移動することが可能である。
また、図12に示した打ち込み治具100では、前記キャップ取付け孔92cを挟んで一対の誘導溝92d及び一対の仕上げ部材93を設けて、当該打ち込み治具100を前記軌道レール1の長手方向のいずれの方向へ移動させた場合でも、前記閉塞キャップ70の打ち込み作業を可能としたが、前記誘導溝92d及び前記仕上げ部材は前記キャップ取付け孔92cに対していずれか一方の側にだけ設けてもよい。この場合、当該打ち込み治具は前記軌道レール1上を一方向へ移動させた場合にのみ機能して、前記閉塞キャップ70を前記ボルト取付け孔11に打ち込むことになる。
1…軌道レール、2…移動ブロック、9…仮止め治具、11…ボルト取付け孔、70…閉塞キャップ、90…案内体、91…スタック部材、91a…カートリッジケース、91b…ホルダー、92…押し込み部材、92d…誘導溝、93…仕上げ部材

Claims (7)

  1. 案内装置の軌道レールに所定間隔で設けられた複数のボルト取付け孔に対して閉塞キャップを連続的に仮止めする治具であって、
    前記軌道レールに対して多数の転動体を介して組み付けられ、当該軌道レールに対して移動自在な案内体と、
    前記案内体に固定されると共に前記ボルト取付け孔に対向したキャップ装填孔を有し、前記キャップ装填孔内に複数の閉塞キャップを積み重ねて収容するスタック部材と、
    前記案内体に固定されると共に、前記軌道レールの長手方向に沿って楔状空間を形成する誘導溝を有し、前記キャップ装填孔から前記軌道レール上に供給された閉塞キャップを前記案内体の移動に伴って前記楔状空間に導入し、当該閉塞キャップを前記ボルト取付け孔に対して押圧する押し込み部材と、を備えたことを特徴とする閉塞キャップの仮止め治具。
  2. 前記誘導溝は前記軌道レールの幅方向に沿って凹曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の閉塞キャップの仮止め治具。
  3. 前記スタック部材は、複数の閉塞キャップ70を積み重ねて収容するカートリッジケースと、前記案内体に固定されると共に前記カートリッジケースが着脱自在なホルダーと、を備え、
    前記カートリッジケースをホルダーに装着することによって前記閉塞キャップが前記軌道レール上に供給されることを特徴とする請求項1記載の閉塞キャップの仮止め治具。
  4. 前記カートリッジケースの先端には当該カートリッジケース内に前記閉塞キャップを保持する保持爪が設けられ、当該カートリッジケースを前記ホルダーに装着すると、前記保持爪が前記押し込み部材に当接して、当該保持爪による前記閉塞キャップの保持が解除されることを特徴とする請求項2記載の閉塞キャップの仮止め治具。
  5. 案内装置の軌道レールに所定間隔で設けられた複数のボルト取付け孔に対して閉塞キャップを連続的に打ち込む治具であって、
    前記軌道レールに対して多数の転動体を介して組み付けられ、当該軌道レールに対して移動自在な案内体と、
    前記案内体に固定されると共に前記ボルト取付け孔に対向したキャップ装填孔を有し、前記キャップ装填孔内に複数の閉塞キャップを積み重ねて収容するスタック部材と、
    前記案内体に固定されると共に、前記軌道レールの長手方向に沿って楔状空間を形成する誘導溝を有し、前記キャップ装填孔から前記軌道レール上に供給された閉塞キャップを前記案内体の移動に伴って前記楔状空間に導入し、当該閉塞キャップを前記ボルト取付け孔に対して押圧する押し込み部材と、
    前記軌道レールに圧接し、前記押し込み部材によって前記ボルト取付け孔に押し込まれた閉塞キャップを当該ボルト取付け孔に対して埋め込む仕上げ部材と、を備えたことを特徴とする閉塞キャップの打ち込み治具。
  6. 前記仕上げ部材は前記案内体に回転自在に支持されて、前記ボルト取付け孔を有する前記軌道レールの表面に圧接しながら転動するローラであることを特徴とする請求項5記載の閉塞キャップの打ち込み治具。
  7. 前記仕上げ部材は前記軌道レールの長手方向に沿って湾曲する凸曲面を有し、当該凸曲面が前記ボルト取付け孔を有する前記軌道レールの表面に摺接することを特徴とする請求項5記載の閉塞キャップの打ち込み治具。
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