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JP6272006B2 - 撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、会議室で行われるプレゼンテーション等のシーンにおいてスクリーンに投影されたスライド資料等を映像として撮像する撮像装置、撮像の際の画像処理方法、及び、この画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカムコーダ等の撮像装置では、入力画像信号における輝度レベルから測光値を算出して露出制御を行っている。入力画像信号を用いて測光を行う方式は種々あるが、その1つに、画像中の一部の領域の輝度値を測光し、適正な明るさとなるように露出制御を行うスポット測光がある。
例えば、会議室でのプレゼンテーション等のシーンを撮影する場合、主被写体はスクリーンに投影された資料であり、投影資料を見やすい明るさに制御する必要がある。そのため、画像内から高輝度領域(スクリーンに投影された画像や映像)を検出し、見やすい明るさに制御を行うスポット測光を用いることが好ましい。
その際、スクリーンに投影された画像や映像以外の高輝度被写体として、例えば、撮影画面内に太陽等が映り込むと、この高輝度被写体の影響を受けて、スポット測光を正しく行うことができず、見やすい明るさで撮影することができなくなることがある。そこで、このような問題を解決する技術として、撮影画面内で高輝度被写体が映り込んでいる領域を排除して測光を行う撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002−277922号公報 特開2001−45363号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載された技術は、入力画像信号から検出した測光値から高輝度領域であるか否かの判定を行う際に、測光時の露出パラメータに依存した相対的な値で判定を行う。そのため、露出状態が変わると高輝度領域を正確に判定することができなくなるという問題が生じる。
本発明は、主被写体以外の高輝度領域を高精度に検出して、主被写体に対する適切な露出制御を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、入力画像を複数の領域に分割し、分割された複数の領域ごとに測光値を取得する測光手段と、前記測光手段が取得した測光値に基づき前記複数の領域ごとにEV値を算出するEV値算出手段と、前記複数の領域ごとに算出したEV値が予め定められた閾値より小さいか否かを判定する判定する判定手段と、前記複数の領域のうちで前記判定手段により前記閾値より小さいEV値であると判定された領域について前記EV値算出手段により算出されたEV値と前記測光手段により測光された測光値とに基づき、前記入力画像を撮影する際の露出制御、ホワイトバランス制御、フォーカス制御および階調制御のうちの少なくとも1つの制御に用いる評価値を算出する評価値算出手段とを備え、前記評価値算出手段は、前記閾値より小さいEV値を有する領域のうち最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域の輝度値を前記階調制御に用いる評価値とすることを特徴とする。
本発明によれば、入力画像内に主被写体以外に高輝度被写体が存在しても、主被写体領域の露出パラメータに依存しない絶対的な基準により正しく測光を行うことができる。これにより、例えば、会議室でのプレゼンテーション等のシーンをスポット測光により撮影する際に、スクリーンに投影された画像や映像等の主被写体を、入力画像に主被写体以外の高輝度被写体が映り込んでしまっても、見やすい明るさでの撮影を行うことができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルビデオカムコーダの概略構成を示すブロック図である。 (a)は図1のデジタルビデオカムコーダによる撮影時の入力画像の例を示す図であり、(b)は(a)の入力画像からスクリーンに投影された主被写体以外の高輝度領域を除外した状態を模式的に示す図である。 図1のデジタルビデオカムコーダによる撮影時に、デジタルビデオカムコーダが備えるEV値算出部が実行する、入力画像におけるEV値の最大値算出処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置として、デジタルビデオカムコーダを取り上げることとするが、本発明はこれに限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルビデオカムコーダの概略構成を示すブロック図である。なお、図1に示すデジタルビデオカムコーダの概略構成は、第1実施形態のみならず、後述する第2乃至第4実施形態に係る各デジタルビデオカムコーダの概略構成と共通する。
図1のデジタルビデオカムコーダは、システム制御部100、光学系101、撮像素子102、A/D変換部103、カラーチャネル(CH)間ゲイン制御部104、信号処理部105及びガンマ回路106を備える。図1に示す矢印は信号の流れを示している。
システム制御部100は、デジタルビデオカムコーダのシステム全体を制御する。システム制御部100の詳細については後述する。
光学系101は、絞りやNDフィルタ、レンズ等を有し、被写体からの反射光である入力光(被写体光束)を調節する。光学系101により調節された入力光は、撮像素子102の受光面に光学像として結像する。撮像素子102は、例えば、CMOSセンサやCCDセンサ等であり、受光面に結像した光学像を、システム制御部100によって定められたシャッタ速度に応じて光電変換を行うことにより、アナログ電気信号(アナログ画像信号)に変換する。
A/D変換部103は、システム制御部100によって定められたゲイン制御値に応じて、撮像素子102から取得したアナログ電気信号をデジタル電気信号であるデジタル画像信号に変換する。このとき、A/D変換部103は、必要に応じて、ゲイン値に応じたデジタル画像信号の増幅処理を行う。例えば、暗い被写体の場合、システム制御部100からA/D変換部103へ制御信号が出され、デジタル画像信号を増幅し、出力信号レベルを上げる。
カラーチャネル間ゲイン制御部104は、A/D変換部103から取得したデジタル画像信号に対して、システム制御部100により決められたカラーバランスに応じて各カラーチャネルにゲインを掛けて、黒レベルの補正やホワイトバランス(WB)の調整を行う。信号処理部105は、カラーチャネル間ゲイン制御部104から取得したデジタル画像信号を、最終的な記憶用画像信号や表示用画像信号等の画像データとする処理を行う。また、信号処理部105は、画像処理の途中または画像処理後の画像の輝度信号や色信号等を、システム制御部100からの指示に従ってシステム制御部100へ出力する。ガンマ回路106は、ガンマ特性により画像の輝度特性を変換する。
システム制御部100は、測光部111、EV値算出部112、メモリ113、評価値算出部114、露出制御部115、フォーカス制御部116、WB制御部117、階調制御部118及びガンマ制御部119を有する。
測光部111は、入力画像を複数の領域に分割し、領域ごとの平均輝度値、RGBの各色の平均信号値を信号処理部105から測光値として取得する。なお、本実施形態(第1乃至第4実施形態)では、測光値として、適宜、平均輝度値と色信号としてのRGBの平均信号値を輝度信号として用いるが、輝度信号と色信号のどちらか一方のみを用いてもよい。また、測光値としては、平均値以外に最大値や最小値、中央値、積分値等を用いてもよく、更に、領域ごとの輝度勾配量やエッジ強度を用いてもよい。
EV値算出部112は、メモリ113に保持されたデジタルビデオカムコーダ本体の基準感度を取得すると共に、撮影時の露出パラメータを露出制御部115から取得し、露光量で正規化を行うことにより基準EV値を算出する。この正規化は、露出要素の基準位置と現在の制御位置との差分を求め、取得した基準感度に対して求めた差分を増減する。つまり、露出要素について、基準露出状態からの露光量が多い場合には基準感度から差分露光量が減算され、基準露出状態からの露光量が少ない場合には基準感度に差分露光量が加算される。なお、露出要素とは、アイリス、露光時間(電子シャッタ)、感度(ゲイン)及びNDフィルタ等である。
これにより、露出状態に依存せずに、被写体から反射光(光学系101を通して撮像素子102に結像する入力光)の強さを、EV値として算出することができる。EV値算出部112は、算出した基準EV値における測光値の分解能を算出し、分割された複数の各領域の測光値と予め定められた基準測光値からの差と算出した分解能とにより、各領域のEV値を算出する。
なお、WB制御部117については後述する第2実施形態で、フォーカス制御部116について後述する第3実施形態で、階調制御部118及びガンマ制御部119については後述する第4実施形態でそれぞれ詳細に説明する。
第1実施形態は、撮影時の露出制御を特徴とする。即ち、第1実施形態では、評価値算出部114が、EV値算出部112により算出されたEV値と測光部111による測光値を用いて、露出制御部115における露出制御に用いられる評価値を算出する。例えば、会議室でのプレゼンテーション等のシーンでは、一般的に、スクリーンに投影された画像・映像領域が高輝度領域となり得る。そこで、評価値算出部114では、各領域の中で最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域の輝度値の重みを大きくして、各領域の輝度値の重み付け平均を評価値として算出する。露出制御部115は、評価値算出部114が算出した評価値と、撮影画像(撮影映像)として見やすい明るさの目標値とを比較し、その比較結果に応じて露出変更量を露出要素に振り分けることで、光学系101、撮像素子102及びA/D変換部103の制御を行う。
図2(a)は、本実施形態に係るデジタルビデオカムコーダによる撮影時の入力画像の例を示す図である。ここでは、入力画像として、スクリーンに資料画像や資料映像等が投影されているシーンが撮影されているものとする。
図2(a)に示すように、例えば、スクリーンに投影された画像・映像領域201以外に太陽202等の高輝度領域が画面200内に存在する場合、スポット測光では、画像・映像領域201以外の領域の輝度値の重みが大きくなってしまい、適正に露出制御することができない。
ここで、プレゼンテーション資料を投影出力するプロジェクタの出力には制限(規格)があり、3000ルーメン乃至10000ルーメンの出力範囲のものが一般的である。また、投影されたスクリーンの反射率には一定の限度があり、使用時のプロジェクタからスクリーンまでの距離にも一定の制限があるため、スクリーンの反射光の輝度レベルは一般的に9EV〜12EVの範囲に収まる。そのため、このEV値の範囲を大きく超える領域が存在する場合、例えば、EV値が15EV以上の領域が存在する場合には、その領域はスクリーンに投影された画像・映像領域201ではないとみなすことができる。
そこで、スクリーンに投影された画像・映像領域201として取り得ないEV値か否かを判定するための閾値ThEVを設定し、EV値が閾値ThEV以上の領域をスクリーンに投影された画像・映像領域201ではないと判定する。閾値ThEVは、例えば、13EVに設定することができる。
図3は、デジタルビデオカムコーダによる撮影時にEV値算出部112が実行する、入力画像におけるEV値の最大値算出処理のフローチャートである。最初に、ステップS301において、EV値算出部112は、EV値を求める1番目(i=1)の領域を選定する。なお、入力画像は、n個(nは2以上の整数)の領域に分割されているものとする。
EV値算出部112は、ステップS302においてi番目の領域(領域i)の測光値を測光部111から取得し、ステップS303において領域iのEV値を算出する。そして、スクリーンに投影された画像・映像領域201以外の高輝度領域を評価値の算出から除外するために、ステップS304において、EV値算出部112は、ステップS303で算出したEV値が閾値ThEVよりも小さいか否かを判定する。EV値算出部112は、領域iのEV値が閾値ThEVより小さい場合(S304でYES)、処理をステップS305へ進め、領域iのEV値が閾値ThEV以上の場合(S304でNO)、処理をステップS307へ進める。
ステップS305において、EV値算出部112は、領域iのEV値がそれまでに求められたEV値の最大値よりも大きいか否かを判定する。なお、最初にステップS305へ進んだ領域iのEV値が、EV値の最大値の初期値に設定される。EV値算出部112は、領域iのEV値が最大値となる場合(S305でYES)、処理をステップS306へ進め、領域iのEV値が最大値とはならない場合(S305でNO)、処理をステップS307へ進める。
EV値算出部112は、ステップS306においてEV値の最大値を更新する。EV値算出部112は、ステップS307においてiの値に1を加算し、その後、ステップS308においてiの値がnの値よりも大きいか否かを判定する。つまり、ステップS308では、n個の全ての領域についてステップS302〜S306の処理が行われたか否かを判定する。EV値算出部112は、全ての領域についてEV値を調べていない場合(S308でNO)、処理をステップS302へ戻し、全ての領域についてEV値を調べた場合(S308でYES)、本処理を終了させる。
図2(b)は、図2(a)に示した入力画像からスクリーンに投影された主被写体である画像・映像領域201以外の高輝度領域を除外した状態を模式的に示す図である。図2(b)に示されるように、ステップS304の判定により、EV値が15EVであった左上の太陽202が写り込んでいる領域が除外されていることがわかる。
図3のフローチャートによる処理によってEV値が最大となる領域が特定されると、評価値算出部114は、その領域の測光値の重みを大きくし、各領域の輝度値の重み付け平均を算出することにより、露出制御のための評価値を算出する。なお、閾値ThEV(=13EV)を超える領域を評価値の算出に際して考慮しない構成とする代わりに、その領域の重みをゼロ(0)にしてもかまわない。
以上の説明の通りに露出制御を行うことにより、スクリーンに投影された画像・映像領域201の輝度を適正な露出に制御することができ、見やすい明るさで撮影することが可能になる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、撮影時のホワイトバランス制御(WB制御)を特徴とする。具体的には、図1に示すデジタルビデオカムコーダにおいて、評価値算出部114は、EV値算出部112が算出したEV値と測光部111が測定した測光値を用いて、WB制御部117におけるWB制御に用いられる評価値を算出する。
既に説明した通り、会議室でのプレゼンテーション等のシーンでは、一般的に、スクリーンに投影された画像・映像領域が高輝度領域となり得る。そこで、評価値算出部114は、複数の領域に分割された入力画像について、各領域の中で最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域のRGBの比率を算出する。
但し、このとき、第1実施形態と同様に、EV値が9EV〜12EVの範囲を大きく超える(例えば、EV値が15EV以上となる)領域が存在する場合、その領域をスクリーンに投影された画像・映像領域ではないとみなす。よって、評価値算出部114は、EV値算出部112により各領域について算出されたEV値がスクリーンに投影された画像・映像領域として取り得ないEV値か否かを、閾値ThEV(例えば、13EV)と比較することにより判定する。そして、EV値が閾値ThEVよりも小さい領域の中から最大輝度領域を検出する。
評価値算出部114は、最大輝度領域について算出したRGBの比率と撮影画像(撮影映像)として見やすいRGBの比率の目標値とを比較し、目標値との差分量を評価値としてWB制御部117に伝達する。
図2(a)の入力画像の場合、図2(b)に示すように、評価値算出部114は、EV値が閾値ThEVより小さい領域の中でEV値が最大値をとる最大輝度領域を検出する。そして、評価値算出部114は、検出した最大輝度領域のRGBの比率を算出し、算出した比率をWB制御部117に伝達する。WB制御部117は、評価値算出部114から伝達された目標値との差分量に応じてカラーチャネル毎のゲイン変更量を算出し、算出した変更量をカラーチャネル間ゲイン制御部104に伝達することにより、WB制御を行う。
以上の説明の通りにWB制御を行うことにより、スクリーンに投影された画像・映像領域201のWBを適正に制御することができ、よって、見やすいWBで撮影することが可能になる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、撮影時のフォーカス制御を特徴とする。具体的には、図1に示すデジタルビデオカムコーダにおいて、評価値算出部114は、EV値算出部112が算出したEV値と測光部111が測定した測光値を用いて、フォーカス制御部116においてフォーカス制御に用いる評価値としてのエッジ強度を算出する。
既に説明した通り、会議室でのプレゼンテーション等のシーンでは、一般的に、スクリーン上に投影された画像・映像領域が最大輝度領域となり得る。そこで、評価値算出部114は、複数の領域に分割された入力画像について、各領域の中で最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域のエッジ強度を算出し、算出したエッジ強度をフォーカス制御部116に伝達する。
但し、このとき、第1実施形態と同様に、EV値が9EV〜12EVの範囲を大きく超える(例えば、EV値が15EV以上となる)領域が存在する場合、その領域をスクリーンに投影された画像・映像領域ではないとみなす。よって、評価値算出部114は、EV値算出部112により各領域について算出されたEV値がスクリーンに投影された画像・映像領域として取り得ないEV値か否かを、閾値ThEV(例えば、13EV)と比較することにより判定する。そして、EV値が閾値ThEVよりも小さい領域の中から最大輝度領域を検出する。
図2(a)の入力画像の場合には、図2(b)に示すように、評価値算出部114は、EV値が閾値ThEVより小さい領域の中でEV値が最大となる最大輝度領域を検出する。そして、評価値算出部114は、検出した最大輝度領域のエッジ強度を算出し、算出したエッジ強度をフォーカス制御部116に伝達する。フォーカス制御部116は、光学系101に含まれるフォーカスレンズを光軸方向に移動させながら、評価値算出部114から伝達されたエッジ強度(輝度勾配)の強さがピークとなる合焦位置を探ることで、フォーカス制御を行う。
以上の説明の通りにフォーカス制御を行うことにより、スクリーンに投影された画像・映像領域201に対する合焦精度を高く維持して撮影を行うことができる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、撮影時の階調制御を特徴とする。即ち、図1に示すデジタルビデオカムコーダにおいて、評価値算出部114は、EV値算出部112が算出したEV値と測光部111が測定した測光値を用いて、階調制御部118において階調制御に用いられる評価値を算出する。
既に説明した通り、会議室でのプレゼンテーション等のシーンでは、一般的に、スクリーン上に投影された画像・映像領域が最大輝度領域となり得る。そこで、評価値算出部114は、複数の領域に分割された入力画像について、各領域の中で最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域の輝度値を階調制御部118に伝達する。
但し、このとき、第1実施形態と同様に、EV値が9EV〜12EVの範囲を大きく超える(例えば、EV値が15EV以上となる)領域が存在する場合、その領域をスクリーンに投影された画像・映像領域ではないとみなす。よって、評価値算出部114は、EV値算出部112により各領域について算出されたEV値がスクリーンに投影された画像・映像領域として取り得ないEV値か否かを、閾値ThEV(例えば、13EV)と比較することにより判定する。そして、EV値が閾値ThEVよりも小さい領域の中から最大輝度領域を検出する。
図2(a)の入力画像の場合には、図2(b)に示すように、評価値算出部114は、EV値が閾値ThEVより小さい領域の中でEV値が最大となる最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域の輝度値を階調制御部118に伝達する。階調制御部118は、取得した輝度値に階調を持たせるために、取得した輝度値周辺のガンマ特性の勾配を決定し、周辺部と滑らかに接続したガンマ特性を補間により生成する。階調制御部118は、生成したガンマ特性をガンマ制御部119に伝達する。ガンマ制御部119は、取得したガンマ特性に相当するレジスタ設定値をメモリ113から読み出してガンマ回路106のレジスタに設定することにより、階調制御を行う。
なお、評価値算出部114からの輝度値が高いためにガンマ特性だけでは十分な階調を確保することができない場合がある。この場合、階調制御部118は、露出制御部115を通じて露出を絞ると共に、露出変更量に応じて更にガンマ制御部119を通じてガンマ特性を制御することにより、ダイナミックレンジの拡大を図る。同様に、入力輝度値が小さいためにガンマ特性だけでは十分な階調を確保することができない場合がある。この場合には、階調制御部118は、露出制御部115を通じて露出を増大させると共に、露出変更量に応じて更にガンマ制御部119を通じてガンマ特性を制御することにより、ダイナミックレンジの縮小を行う。
以上の説明の通りに階調制御を行うことにより、スクリーンに投影された画像・映像領域201に合わせた見やすい階調での撮影が可能になる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
例えば、本発明をコンピュータで利用可能な画像処理ソフトとして実現する場合には、EV値の算出における露出パラメータとして、画像ファイルにメタ情報として付随して記憶されたデータを用いる。また、撮像装置本体の基準感度情報については、基準感度情報が撮像装置の機種間で共通の情報のみからなる場合には、画像処理ソフトウェアのデータ情報として予め保持し、或いは、個体差情報を含めて露出パラメータと同様に画像ファイルに付随するメタ情報として保持すればよい。
100 システム制御部
101 光学系
102 撮像素子
104 カラーチャネル間ゲイン制御部
105 信号処理部
106 ガンマ回路
111 測光部
112 EV値算出部
114 評価値算出部
115 露出制御部
116 フォーカス制御部
117 WB制御部
118 階調制御部
119 ガンマ制御部

Claims (7)

  1. 入力画像を複数の領域に分割し、分割された複数の領域ごとに測光値を取得する測光手段と、
    前記測光手段が取得した測光値に基づき前記複数の領域ごとにEV値を算出するEV値算出手段と、
    前記複数の領域ごとに算出したEV値が予め定められた閾値より小さいか否かを判定する判定する判定手段と、
    前記複数の領域のうちで前記判定手段により前記閾値より小さいEV値であると判定された領域について前記EV値算出手段により算出されたEV値と前記測光手段により測光された測光値とに基づき、前記入力画像を撮影する際の露出制御、ホワイトバランス制御、フォーカス制御および階調制御のうちの少なくとも1つの制御に用いる評価値を算出する評価値算出手段とを備え
    前記評価値算出手段は、前記閾値より小さいEV値を有する領域のうち最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域の輝度値を前記階調制御に用いる評価値とすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記測光手段は、前記分割された複数の領域ごとの輝度信号および色信号の少なくとも1つについての平均値、最大値、最小値又は中央値、或いは、前記複数の領域ごとのエッジ強度を測光値として取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記EV値算出手段は、露出要素の基準位置に対する現在の制御位置の差分を求め、前記撮像装置の基準感度に対して前記制御位置の差分を増減することにより基準EV値を算出し、算出した基準EV値と前記測光手段により算出された測光値に基づき前記複数の領域ごとのEV値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記評価値算出手段から取得した輝度値周辺のガンマ特性の勾配を決定し、周辺部と滑らかに接続したガンマ特性を生成する階調制御手段と、
    前記階調制御手段が生成したガンマ特性に基づき前記入力画像の輝度特性を変換する変換手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記最大輝度領域の輝度値に基づいて露出を制御する露出制御手段を備え、
    前記階調制御手段は、前記露出制御手段による露出の変更量に応じて前記ガンマ特性を生成することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 入力画像を複数の領域に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された複数の領域ごとに少なくとも輝度値を含む測光値を取得する測光ステップと、
    前記測光ステップで取得した測光値に基づき前記複数の領域ごとにEV値を算出するEV値算出ステップと、
    前記EV値算出ステップで前記複数の領域ごとに算出したEV値がそれぞれ予め定められた閾値より小さいか否かを判定する判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記閾値より小さいEV値であると判定された領域のうちで最も輝度値の高い最大輝度領域を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記最大輝度領域について前記測光ステップにより測光された測光値に基づき、前記入力画像を撮影する際の露出制御、ホワイトバランス制御、フォーカス制御および階調制御のうちの少なくとも1つの制御に用いる評価値を算出する評価値算出ステップとを有し、
    前記評価値算出ステップでは、前記閾値より小さいEV値を有する領域のうち最も輝度値の高い最大輝度領域を検出し、検出した最大輝度領域の輝度値を前記階調制御に用いる評価値とすることを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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