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JP6257859B1 - 接続アレイの並行ラベル付け用物品及び方法 - Google Patents

接続アレイの並行ラベル付け用物品及び方法 Download PDF

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Abstract

接続アレイの並行ラベル付けのための物品及び方法。幾何学的に規則的な一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリ(300)を記載する。この位置合わせキャリヤアセンブリ(300)は、位置合わせキャリヤ(310)を貫通する窓(312)を取り囲むフレーム(311)を含む位置合わせキャリヤ(310)と、位置合わせキャリヤ(310)の片面を被覆する第1の感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグ(100)とを含む。タグの各々は、一意の印刷された識別符号を有するタブ部分と、タグを幾何学的に規則的な一組の物体のうちの1つに取り付けるためのアンカー部分(120)と、タブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分とを含む。【選択図】 図3

Description

本記載は、識別タグ及び前記タグを高密度適用に適用するためのユニークな適用方法に関する。より具体的には、本記載は、その一部分に一意の二次元識別コードが配置された識別タグに関する。
現代のデータセンタ及び通信施設内には、何十万とまではいかないまでも、何万もの電気又は光ファイバーパッチ接続が設けられている。データセンタ及び通信設備は、典型的には、パッチパネルを収容した通信ラックを含むパッチベイを多数有し、パッチパネルにおいて他のラック内にある通信機器の構成品が相互連結されている。例えば、イーサネット(登録商標)スイッチは、典型的にはデータセンタ内の様々なラックに位置する数十台のサーバに接続され、これらの接続は、光ワイヤ又は銅ワイヤのいずれかをベースとするパッチパネル上で行われる。
データセンタでは、最初に機器を設置した後、新しい機器の増設時又は既存の機器の交換若しくはアップグレード時に機器構成品の、位置の移動、追加、変更(move, add, change:MAC)が行われることがある。これらの変更は、MACイベントと称される。MACイベントが起こると、職員がパッチベイ内の1つ以上のパッチコードを手作業で動かすことになる。パッチコードを手で動かす度に、誤ったパッチケーブルを移動させたり、又はケーブルの記録が不正確な変更情報に書き換えられたりする潜在的リスクが伴い、将来のMACイベント並びに現在の通信の両方が危険にさらされ得る。加えて、時には、他の接続の妨害となることを恐れて、パッチケーブルがその場に放置されることもある。
個々のパッチケーブル及び相互接続のポジティブ識別を提供することが、これらの問題を解決する助けとなり得る。しかしながら、接続のタグ付けは、データセンタ及び通信設備に見られるような高密度接続環境では厄介であり得る。単純にこうした環境における接続規模に起因して、これらの接続の各々を正しくタグ付けすることは、特に既存の未確認の接続群をタグ付けする状況下では、膨大な作業である。現在のタグ付け手法は、典型的には、単一の接続に当該の接続に関する情報を手作業でタグ付けすることを伴う。この方法は多大な労働力を要するとともに、潜在的にタグ付けの誤りが生じ易い。
加えて、現在のパッチケーブル及びパッチパネルのポート用のラベルは比較的大きいものであり得る。高接続密度がなされている領域では、タグのサイズが厄介となり得る。現在のラベル付けの概念に関連する第2の問題は、タグが多くの場合にパッチコードの一部分に固定的に取り付けられることであり、これが設置後にタグを読取る際に問題となることもあり、読取り機をタグに対してタグの向きに適合するように置く必要があり得るか、又はパッチコードの一部分を読取り機の向きに適合するように置かなければならない。タグがパッチコードに固定的に取り付けられる場合、読取り機とタグとの間を正しい向きにする必要があり、それが軽微な障害となることもあれば、パッチコード上のタグを読取るためにサービスを中断せざるを得なくなることもある。
したがって、タグ付けされていないパッチケーブル及びポートが存在しているデータセンタ及び通信設備においてより効率的かつ正確な方法で設置することのできる、高密度環境で使用するための小型で読取りが容易なタグが必要とされている。
本記載は、識別タグ及び前記タグを高密度適用に適用するためのユニークな適用方法に関する。本発明の第1の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤを貫通する窓を取り囲むフレームを含む位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上を被覆する第1の感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。本発明の一態様において、規則的間隔に配置された複数のタグの各々は、一意の識別符号がその上に配設されたタブ部分と、幾何学的に規則的な一組の物体のうちの1つにタグを取り付けるためのアンカー部分と、タグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分とを含む。タグの各々は、位置合わせキャリヤに形成された窓にタグのアンカー部分がかかるようにして位置合わせキャリヤに取り付けられ得る。本発明の別の態様において、キャリヤ上にある規則的間隔に配置された複数のタグのタブ部分上の一意の識別コードは、一意の識別コードのいずれか1つが分かるとキャリヤ上の残りの各タグ上の他の一意の識別コードの各々が区別されるように関係付けられ、この一意のコード間の関係付けによって規則的な一組の物体中の物体の各々が識別されるため、個々の一意の識別符号及び物体のうちのどれに対応するタグが適用されたかを個別に記録する必要がなくなる。
本発明の第2の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上に塗布された第1の感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号と、タグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを有し、第2の感圧性接着剤は第1の感圧性接着剤よりも高い結合強度を有する。タグは、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出しているように位置合わせキャリヤに接着することができる。
本発明の第3の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上に塗布された第1の感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号と、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出するようにタグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを有する。第1及び第2の感圧性接着剤の任意の露出部分を覆うため、位置合わせキャリヤアセンブリの上に剥離ライナーが置かれてもよい。
本発明の第4の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上に塗布された第1の感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号と、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出するようにタグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを有する。キャリヤ上にある規則的間隔に配置された複数のタグ上の一意の識別コードは、一意の識別コードのいずれか1つが分かると、キャリヤに配置された他の一意の識別コードの各々が区別されるように関係付けられている。
本発明の第5の実施形態は、一意にマーキングされた複数の識別タグを効率的に設置する新規方法である。位置合わせキャリヤアセンブリが用意され、これは、位置合わせキャリヤを貫通する窓を取り囲むフレームを有する位置合わせキャリヤアセンブリと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上を被覆する第1の感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ上に露出した接着剤を覆って配設された剥離ライナーと、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含み、ここで規則的間隔に配置された複数のタグの各々は、その上に一意の識別符号を有するタブ部分と、タグを幾何学的に規則的な一組の物体に取り付けるためのアンカー部分と、を含む。剥離ライナーの少なくとも一部分が、位置合わせキャリヤアセンブリの長手方向前縁から取り外される。位置合わせキャリヤアセンブリの長手方向前縁が、ラベル付けしようとする幾何学的に規則的な一組の物体全体にわたって取り付けられ、各タグのアンカー部分が規則的な一組の物体のうちの1つに固定される。規則的間隔に配置された複数のタグのうちの1つの一意の識別コードのうちの1つが記録され、キャリヤ上のタグの各々を、ラベル付けする規則的な一組の物体のうちの対応する1つと関連付けることが可能になる。
本発明の上記の概要は、本発明の例示的実施形態の各々又はあらゆる実施態様を記載しようと意図するものではない。下記の図面及び発明を実施するための形態は、これらの実施形態をより具体的に例示する。
本発明は添付図面を参照して更に説明される。
本発明の態様に係る3つの例示的タグの概略図である。 本発明の態様に係る3つの例示的タグの概略図である。 本発明の態様に係る3つの例示的タグの概略図である。 本発明の態様に係る代替的な例示的タグを示す。 本発明の態様に係る個々の光ファイバーコネクタ又はポートのアレイの並行タグ付けを可能にする例示的位置合わせキャリヤアセンブリの分解図である。 例示的パッチパネルに関連して示される図4の位置合わせキャリヤアセンブリの図である。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 パッチコードのアレイに例示的タグを適用するために使用し得る例示的取付具の等角図である。 例示的パッチパネルのポートアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 例示的パッチパネルのポートアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 例示的パッチパネルのポートアレイに例示的タグを適用するための例示的方法を示す。 本発明の態様に係るインライン読取り装置の例示的実施形態の2つの図を示す。 本発明の態様に係るインライン読取り装置の例示的実施形態の2つの図を示す。 本発明の態様に係るインライン読取り装置の代替的な例示的実施形態の図を示す。 本発明の態様に係るインライン読取り装置に使用可能な代替的光学配置の概略図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置の例示的実施形態の4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置の例示的実施形態の4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置の例示的実施形態の4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置の例示的実施形態の4つの図を示す。 例示的タグと図10A〜図10Cの読取り装置との間の相互作用を示す。 例示的タグと図10A〜図10Cの読取り装置との間の相互作用を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置に使用可能な代替的読取りヘッドの4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置に使用可能な代替的読取りヘッドの4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置に使用可能な代替的読取りヘッドの4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置に使用可能な代替的読取りヘッドの4つの図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置に使用可能な2つの代替的光学配置の概略図を示す。 本発明の態様に係る軸外読取り装置に使用可能な2つの代替的光学配置の概略図を示す。
本発明は様々な修正及び代替形態が可能であるが、その具体像を例として図面に示すとともに詳細に説明する。しかしながら、本発明を記載される詳細な実施形態に限定する意図はないことが理解されなければならない。むしろ逆に、添付の特許請求の範囲によって定義されるとおりの本発明の範囲内に含まれるあらゆる変形例、均等物、及び代替例を網羅することが意図される。
以下の発明を実施するための形態では、本明細書の一部を構成する添付の図面を参照し、本発明を実施することができる特定の実施形態を例として示す。その際、「上」、「下」、「前」、「後」、「前縁」、「前方」、「後縁」などの方向に関する用語は、説明する図面の方向を基準として用いられている。本発明の各実施形態の構成要素は多数の様々な方向で位置決めされ得るため、方向に関する用語は、説明の目的で用いられており、限定するものではない。他の実施形態を利用することもでき、また、構造的又は論理的な変更が、本発明の範囲から逸脱することなくなされ得ることが理解される。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
第1の例示的態様において、新規識別タグが、電気通信クローゼット、データセンタ、セントラルオフィス又は屋外設備キャビネット内の例えばファイバー配列ハブ、又はラックに位置するパッチパネルベイのパッチケーブルの各端部及びパッチパネル上の各ジャック/アダプタ位置に取り付けられ得る。各タグは、一意の識別符号を有するタブ部分と、パッチケーブルの各端部又はパッチパネルに配設されたジャック/アダプタに接続することのできるアンカー部分と、タグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分とを含む。一意の識別符号は、タグのタブ部分上への印刷、レーザーアブレーション、フォトブリーチング、又は他の好適な作製手段によって作製されるクイックレスポンス(QR)コード又はバーコードなどの小型二次元コードであってもよい。二次元コードは、パッチケーブルの各端部及び/又はパッチコードの端部が接続されるジャック/アダプタを一意に識別することができる。
別の例示的態様において、個々のパッチコードコネクタ又は電気通信パッチパネルのポート/ジャック/アダプタのアレイの並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが開示される。本発明の位置合わせキャリヤアセンブリは、光ファイバーパッチパネルにおける高度な幾何学的規則性を利用して、いかなる接続も妨害することなくパッチコード、パッチコードコネクタ及び/又はポート/ジャック/アダプタに容易に適用することのできるマルチタグテンプレートを作製する。予め印刷されたタグをまとめて適用することにより、光学的接続を切断する必要なしにタグを確実に、効率的に、かつ整然と設置することが可能となる。本位置合わせキャリヤアセンブリは、複数のタグをそれらの対応するコネクタ又はポート(即ちジャック又はアダプタ)に位置合わせするための位置合わせ特徴部を備えた第1の感圧性接着剤被覆位置合わせ要素又は位置合わせキャリヤを含む。個々のタグをパッチコード、パッチコードコネクタ及び/又はポート/ジャック/アダプタに取り付けた後、接着剤被覆位置合わせキャリヤは容易に取り外すことができ、後には個々のコネクタ又はポートに永久的に取り付けられたタグが残る。アレイの各タグは予め付番されており、アレイにおける個々のタグの配置は分かっているため、1つのタグ(例えば右端)をデータベースに読み込ませるだけでよく、アレイ中の他のタグは全て、当初の位置合わせキャリヤに固定されたタグの付番に基づき推測することができる。このタグ設置及びデータ入力方法により、データベースに全てを取り込むために読取る必要のあるタグの数が大幅に減少する。したがって、複数のタグを同時に適用する方法は、データセンタ又は他の通信設備においてパッチケーブル接続を改めて新規にタグ付けする際に、多大な労力の節約につながり得る。
図1Aは例示的な新規識別タグ100を示す。各タグが、少なくとも片面に一意の識別符号112が配置されたタブ部分110と、パッチケーブルの端部、パッチケーブルのコネクタ、又はパッチパネルに配設されたジャック/アダプタに接続することのできるアンカー部分120と、タグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分130とを含む。例示的タグのタブ部分及びテザー部分は、パンチ加工、ダイカット、レーザーカット、又は他の方法のいずれかで適切な原材料から適切な形状に形成され得る。例示的態様では、原材料が、軟質プラスチック、不織材、耐久紙、紙とプラスチックとの積層材などからシート状に形成されてもよく、アンカー部分は、適切なサイズにカットされてタブ部分の反対側にあるテザー部分の自由端に重ねて貼り付けられた接着テープ断片の形態であってもよい。この接着テープ断片は、タブ及びテザー原材料に関して記載されるものなどのロバストなバッキング材料の片面に塗布された、粘着性が高く、フラッギングし難い、かつ低表面エネルギー表面を含む表面への接着に優れた第2の感圧性接着剤又は永久接着剤を含まなくてはならない。例示的態様において、第2の感圧性接着剤は、それが塗布される表面に対し、例示的タグを作っている材料に対して第1の感圧性接着剤が有するよりも高い結合強度を有し得る。この結合強度の違いにより、幾何学的に規則的な一組の物体にタグを接着したとき位置合わせキャリヤと別個にタグを取り外すことができるようになる。
例示的な第1の感圧性接着剤は、再貼付け可能な接着剤又は他の低粘着性接着剤であってもよく、一方、例示的タグのアンカー部分の作製に用いることのできる例示的接着テープは、3M商標300、500、600、700、800及び900シリーズの接着剤から選択することができる。
代替的な態様において、第2の感圧性接着剤はタグのアンカー部分に塗布され得る。本願に好ましい接着剤は、300LSE高強度アクリル接着剤、320強靭性アクリル接着剤、350強保持アクリル接着剤、700合成ゴム接着剤、800天然ゴム接着剤及び900Rゴム接着剤(これらの各々は、3M社(ST.Paul,MN)から入手可能)から選択し得る。
タブ部分とアンカー部分との間に可撓性テザー部分が配設されたタグを使用する一つの利点は、タグと読取り機との相互作用の柔軟性が事実上はるかに高くなることである。これにより、タグの読取りを一層容易に、かつ信号接続に干渉する可能性を一層抑えて達成することが可能となる。
図1Aに示されるタグ100のタブ部分110は略円形であるが、タブ部分は、一意の識別符号を入れるのに十分なスペースを提供する任意の二次元形状であってよい。しかしながら、タグ部分の最大サイズは、隣接するパッチコード、ジャック又はアダプタ上に配置された別のタグ部分と重なり合うことがないように制限される。例えばタグ付けするパッチングシステムがRJ−45ベースのパネルである場合、タグ部分の最大サイズは約8mm以下でなければならない。タグ付けするパッチングシステムがSC光コネクタフォーマットパネルをベースとする場合、タグ部分の最大サイズは約6mm以下でなければならず、一方、タグ付けするパッチングシステムがLC光コネクタフォーマットパネルをベースとする場合、タグ部分の最大サイズは約5mm以下でなければならない。例示的態様において、ダイカットされたタブのサイズは好ましくは幅5mm未満、より好ましくは幅4mm未満である。最も好ましくは、タグのテザー部分の幅はタグのタブ部分の幅の約80%以下である。
代替的な態様では、好適な原材料のロールが、良好な接着性を有する第2の感圧性接着剤又は永久接着剤でストライプ状に被覆されるか、又は別様にそれを塗布され得る。第2の感圧性接着剤は、転写接着剤、又は一方の面の接着剤が他方の面の接着剤と同じであるか又は異なる両面テープ、又は当該技術分野において公知の他の構成体の形態であり得ることが理解されなければならない。また、「永久」は、接着剤が意図的に取り除かれ得る可能性を許容することも理解されなければならない。そのような場合、接着剤はきれいに再剥離可能であることが好ましい。原材料のうち接着剤で被覆される面に剥離ライナーを適用することができる。タグは、タグ部分、アンカー部分及びテザー部分がシート状原材料で形成された単一ユニットとなるように、被覆原材料から適切な形状にカットすることができる。適切なカット方法は、ダイカット、レーザーカット又は当該技術分野において公知の他の好適な技法である。
続いてダイカットした未加工のタグ材料上にキャリヤウェブを位置合わせして積層することができる。積層前に、必要に応じてキャリヤウェブに窓をダイカットしてもよい。タグ材料上にキャリヤウェブを積層した後、タグ原材料の非タグ部分(いわゆる「抜きカス」)をキャリヤウェブから剥がし取ると、タグだけがキャリヤウェブに付いたまま残り得る。
タグを取り囲む抜きカスを取り除いた後、キャリヤに剥離ライナーを加えて、キャリヤと剥離ライナーとの間にタグを挟み得る。一部の実施形態では、キャリヤに剥離ライナーを加える前にそれに背割りを入れて2つ以上の長手方向セクションにすることが有用である。これらの複数のセクションは設置過程の異なる時点で取り外すことができ、むき出しの接着剤が露出することを最小限に抑え得るとともに、設置過程において構成体の構造的完全性を維持し得る。
図2は、ラベル原料の廃棄が最小限となるようにラベルを構成する例示的方法を示す。個々のタグ100が互いに入り組み合うことにより、材料効率及び製造効率が最大化されている。図示されないが、キャリヤシート並びに剥離ライナーを両方ともに同様の互いに入り組み合った方式でカットして、製造効率を最大化し得る。
一意の識別符号は、タグのタブ部分に印刷されるか、又は他の方法で加えられたQRコード(登録商標)又はバーコードなどの縮小二次元コードであってもよい。二次元コードを使用して、パッチケーブルの端部及び/又はパッチコードが接続されるジャック/アダプタを一意に識別することができる。一意の識別符号は、基材上に二次元データマトリックス又はバーコードを作製することによって作製し得る。一意の識別符号の作製技法は、約5×5mm以下、より好ましくは約4×4mm以下の寸法の正方形に14×14二次元データマトリックスを印刷するのに十分な解像度を有しなければならない。一態様において、一意の識別符号は、タグのタブ部分を構成する原材料上に直接印刷されてもよく、又は代替的な態様において、一意の識別符号は、シート状原材料上に積層することのできる別個の基材上に印刷されてもよい。あるいは、印刷を摩耗又は可能性のある摩損から保護するため、タグのタブ部分に配置された一意の識別符号を覆って透明な別個の基材材料が積層されてもよい。
識別符号は製造過程のいかなる時点で作製されてもよい。当業者は、タグがその構成時に高度な位置合わせを必要とし、したがって識別符号を積層及びカット工程と同時に作製することが最も好ましいことを認識するであろう。
印刷された一意の識別符号は、例示的タグの製造及び設置に伴う通常の取扱いによって容易に損傷を受けることがないように十分にロバストでなければならない。あるいは、一意の識別符号が例示的識別タグのタブ部分に直接印刷される場合、タグのタブ部分に透明な保護層を加えて、一意の識別符号が通常の取扱いによって損傷しないよう保護することができる。
例示的タグのタブ部分に一意の識別符号の二次元コードを作製するには、幾つもの方法が存在する。しかしながら、一意の識別符号のサイズは小さいため、従来技術と比べて高解像度技法が有利であるものと思われる。例えば、従来の卓上プリンタが十分な解像度を有したとしても、その印刷の耐久性、タブに対する識別符号の適切な位置合わせ並びにプリンタ間のばらつきの問題があり得る。本願においては商業的な印刷及びレーザーマーキング技法がより適切であることもあり、これは、これらの技法が特に、タグの製造並びにその位置合わせ要件に一層好適であり得るウェブベースの手法で用いられ得るためである。工業用インクジェット又はUVインクジェット技法もまた、一意の識別符号の印刷に実行可能な手法であり得る。
例示的態様では、レーザーを用いてタブ構成体内に含まれる反射層を選択的に破壊し、それによってタグの反射率をイメージワイズに変化させることができる。係る適用に使用し得る可能な基材は、例えば、Vikuiti(商標) Enhanced Specular Reflector(ESR)であり得る。例えば、反射型多層光学フィルム(MOF)を黒色基材に積層し、又は場合によっては黒色塗布剤で被覆することができる。光が当たると、MOFは照明光を反射し得る。しかしながら、レーザーを用いてMOFを選択的に破壊した場合、下層にある黒色基材が露出し、次には二次元コードの形態でイメージワイズな反射が作り出され得る。画像の作製に好適なレーザー波長は、赤外、可視又は紫外(UV)スペクトルであり得る。MOF反射率はまた、概ね近〜可視〜UV−Aの波長範囲から選択することもできる。Vikuiti(商標)ESR−Bは、例示的な黒色オーバーコート反射型フィルムである。
例示的態様において、画像の作製に使用されるレーザー光線に対して透明層が透過性である場合、透明層が画像形成レーザーによって損傷を受けないように、画像形成前にMOFの上に透明なオーバーレイを置くことができる。これによれば、画像形成後に保護層を置く必要なしに画像を保護層下に保つことが可能になる。
場合によっては、一意の識別符号は目に見えず、機械によってのみ読取り可能であることが好ましい。そのような場合、可視では透明であり、かつ近IR又は近UVでは反射性又は吸収性のインクが用いられてもよい。同様に、同じように合わせて調整された反射又は透過スペクトルを有するMOFなどの基材が用いられてもよい。
代替的な態様では、例示的タグの作製に使用される原材料をそのガラス転移温度(Tg)超で制御可能かつ可逆的に延伸し、かつ張力下でクエンチしてもよく、それにより原材料はひずみを与えられた状態のまま留まることになる。この広がったシート状原材料上に、一意の識別符号を、低解像度印刷方法を用いて印刷することができる。タグは、キスカット、スタンピング又は先述した他の方法のうちの1つによって形成することができ、次にシート状原材料を材料のTg超で加熱することができる。材料が弾性的に反動でその元の寸法に戻ると、小さい高解像度の一意の識別符号が印刷されたタグが生じる。
図1Bは、代替的な例示的タグ100’を示す。タグ100’は、少なくとも片面に一意の識別符号112’が配置されたタブ部分110’と、パッチケーブルの各端部又はパッチパネルに配設されたジャック/アダプタに接続することのできるアンカー部分120’と、タグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分130’とを含む。図1Bに示すタグ100’のタブ部分110’は略フレア形状を有する。この実施形態において、タブ部分、アンカー部分及びテザー部分は、材料の単一の単体部品である。プラスチック表面に対して良好な接着性を有する第2の感圧性接着剤又は永久接着剤122’が、一意の識別符号112’が印刷されている面と反対側のアンカー部分120’の片面に配置されている。例示的態様において、タブ部分110’は、通常の取扱いによって識別符号に擦傷が付くのを防ぐため一意の識別符号の上に配置された透明保護カバーフィルム115’を含み得る。例示的な透明保護カバーフィルムは、ポリエステル、ポリスチレン、アクリル等であり得る。
図1Cは、パッチパネルのポートで使用される代替的な例示的ポートタグ150を示す。これらのポートの構成上(即ち、ポートが表面を有し、その上に例示的ポートタグを装着し得る)、ポートタグ150は、少なくとも片面に一意の識別符号162が配置されたタブ部分160を含み、プラスチック表面に対して良好な接着性を有する第2の感圧性接着剤164が、一意の識別符号と反対のタブ部分側の面に配置されている。例示的態様において、タブ部分160は、通常の取扱いによって識別符号に擦傷が付くのを防ぐため一意の識別符号の上に配置された透明保護カバーフィルム165を含み得る。タブ部分の裏側の第2の感圧性接着剤を使用して、パッチパネルのポートに配設されたジャック/アダプタにポートタグを接続し得る。ポートタグ150のタブ部分160は略円形状を有する。例示的態様において、ポートタグ160は、パッチケーブルのマーキングに使用されるタグ100’より厚くてもよい。以下に更に詳細に記載するとおり、この厚さの違いにより、ポート用のポートタグが、パッチケーブル用のタグ100’と異なる形で読取り装置の読取りヘッドと相互作用する突出部として働くことが可能になる。
例示的実施形態において、タグ100’のタブ部分にある一意の識別符号112’のサイズは、好ましくは約4mm×約4mmであってもよく、より好ましくは約3mm×約3mmであってもよい。タグのタグ部分110’は、好ましくは一意の識別符号が印刷されているところで直径約5mm以下であってもよく、より好ましくは直径約4mm未満であってもよい。タブ部分のサイズ及びタグ全体のサイズが小さいため、超高密度のラベル付け状況でタグを効率的に使用することが可能になる。
有利には、タグ/ポートは、一意の幾何学的形状、異なる様式の一意の識別符号及び/又は異なる色を有し、パッチパネル上のポートに使用されているポートタグ間、及びパッチケーブルの端部にあるタグ間を区別することができる。タグの材料選択もまた、パッチパネルシステムのタイプ間(即ち銅又は電気ベースのパッチパネル及び光ベースのパッチパネル)又はパッチパネルシステムの異なる分類について区別するため変えることができる。例えば、カテゴリ5ベースのパッチパネルシステムをラベル付けするために使用されるタグの特性が、カテゴリ6ベースのパッチパネルシステムをラベル付けするために使用されるタグの特性と異なってもよい。この概念は、同様に、シングルモード及びマルチモードファイバーパッチパネル間又はSCコネクタパッチパネルとLC接続パッチパネルシステムとの間を区別するため光パッチパネルシステムにも適用することができる。こうした特性のタイプもまた、例示的読取り装置によって取得し、保存し、所与の一意の識別符号と関連付けることにより、所与のタグの読取りによって伝えられる情報に関してより広範囲に提供することができる。
図3は、個々の光ファイバーコネクタ又はポートのアレイの並行タグ付けを可能にする例示的位置合わせキャリヤアセンブリ300の分解図を示す。例示的位置合わせキャリヤアセンブリの組み立て後の上面図を図4に示す。複数のタグ100が、データセンタ及び通信設備のパッチパネルでよく見られるような、幾何学的に規則的な一組の物体を識別するのに好適である規則的な直線アレイ状に配置されている。例示的態様において、この位置合わせキャリヤアセンブリは、片面に接着剤322(図5A)が配置された、ダイカットされた位置合わせキャリヤ310を含む。位置合わせキャリヤは、貫通して配設された窓312を任意に有する略矩形フレーム311と、フレームの一方の長手方向縁部に沿って位置する少なくとも1つの位置合わせ特徴部314とを含む。タグのアレイは、図4に示すとおりタグのアンカー部分120の少なくとも一部分が窓内に配設されるようにして位置合わせキャリヤの接着剤面に固定される。
位置合わせ特徴部314は、パッチパネル上の1つ以上の特徴部に一致又は整列するように構成されてもよく、タグ付けするパッチパネル又は他の幾何学的に規則的な一組の物体に対する位置合わせキャリヤアセンブリの適切な位置決めを確実にすることができる。位置合わせ特徴部のサイズ及び形状は、タグを取り付ける物体のアレイの特徴部に応じて様々であり得る。図3の例示的実施形態では、位置合わせ特徴部314は、長手方向縁部の中間点に位置する矩形ノッチの形態であり、図5Bに示されるとおりパッチパネル400の突起414の周りに嵌合するように構成されている。あるいは、例示的位置合わせキャリヤアセンブリは、ノッチを有するか又は切り取られた角などの複数の位置合わせ特徴部を含んでもよく、これらの位置合わせ特徴部の形状、数及び位置は、本発明の限定的な特徴と見なされてはならない。
例示的態様において、位置合わせキャリヤ上の接着剤は種々の接着剤から選択することができるが、最も好ましくは、プラスチックに対して良好な接着性を有しながらも低ないし中程度の剥離力できれいに剥がし取ることのできる再貼付け可能な接着剤であり得る。
ダイカットされた位置合わせキャリヤの反対側の位置合わせキャリヤの裏側に背割り入り剥離ライナー320を加えて、露出した接着剤を覆うことができる。例示的態様において、剥離ライナーは、位置合わせキャリヤを貫通する窓を含む位置合わせキャリヤの第1の部分及び位置合わせキャリヤの窓全体にわたって配設される規則的間隔に配置された複数のタグのアンカー部分を覆って配設される第1のセクション320aと、規則的間隔に配置された複数のタグのタブ部分が位置合わせキャリヤ上の再貼付け可能な接着剤に固定される位置合わせキャリヤの第2の部分を覆って配設される第2のセクション320bとを有する背割り入り剥離ライナーであってもよい。
図4は、位置合わせキャリヤアセンブリ300の間隔の幾何学的要素が、光ファイバーパッチパネル400などの典型的なパッチパネルにおける複数のアダプタ412(例えばLCアダプタ)とパッチケーブル(図示せず)の端部にあるコネクタ50(例えばLCコネクタ)とを含むポートアレイ410とどのように整列するかを示す。
コネクタ50にタグを設置するには、背割り入りライナーの第1のセクションを取り外し、図5Aに示されるとおり位置合わせキャリヤ310に取り付けられた背割り入り剥離ライナーの第2のセクション320bのみが残るようにする。例示的態様において、タグ100は、以下のとおりコネクタ50のブーツ52に取り付けることができる。背割り入り剥離ライナーの第1のセクションを取り外すと、位置合わせキャリヤ310の長手方向前縁313上の接着剤322、並びに各タグ100に関連するアンカー部分120の接着剤122が露出する。図5Aは、背割り入り剥離ライナーの第1のセクションが取り外された位置合わせキャリヤアセンブリ300の底面を示す。見て分かるとおり、位置合わせキャリヤ接着剤(即ち第1の感圧性接着剤322)及びタグ100のアンカー部分120の第2の感圧性接着剤122が露出し、一方でタブ部分110はなおも背割り入り剥離ライナーの第2のセクション320bによって覆われている。
図5Bは、パッチパネル400のポートアレイ410に接着剤で取り付けられた位置合わせキャリヤアセンブリ300を示す。位置合わせキャリヤ310の長手方向前縁にある位置合わせ特徴部312を使用して積層体の中心をアレイの中央ポスト414に置くことにより、位置合わせキャリヤアセンブリ300とポートアレイとを単純に位置合わせすることができ、タグ100のアンカー部分120が、それらを適用することになる個々のパッチケーブル10の装着位置の上に整列する。
図5C及び図5Dは、どのように取付具500を使用して個々のパッチケーブル上の選択の装着位置に所与のタグ100のアンカー部分120をしっかりと取り付けるかを示す。この道具の詳細図を図6に示す。取付具500は、取付具の第1の端部501でつながった、かつその第2の自由端502に2つに分かれた円筒形把持部分530が配設されている2本のアーム510、520を含む特殊なピンセットに似ている。取付具の2つに分かれた円筒形把持部分は、最初に選択の装着位置の周りにテープフラッグを巻き付けるために用いられる。この道具の円筒形部分の直径は、概ね特定のパッチケーブルにおける選択の装着位置の直径と同じになるように選択される。特定の装着位置は、例えば図5Aに示すとおり、コネクタ50のブーツ52又は更にはコネクタが装着されているパッチコードの光ファイバーケーブル(図示せず)であり得る。道具500の把持部分は2つに分かれた円筒形状を有するが、タグを装着しようとする特定の装着位置及び装着位置の幾何学的形状に応じて他の道具形状が可能である。
図5C及び図5Dは、どのように取付具500のぴったり合う2つに分かれた円筒形把持部分530を使用してタグ100のアンカー部分120を特定の装着位置にしっかりと完全に固定するかを示す。各タグのアンカー部分が取付具を用いて順に固定される。この技法では、従来の単一のタグを手作業で設置するのと略同じ時間で10個以上ものタグを設置することが可能になるため、設置する労力が大幅に省かれる。図5Eは、背割り入り剥離ライナーの第2の部分が取り外され、タグ100のタブ部分110がタグから自由な状態にあることを示す。図5Fは、位置合わせキャリヤを取り外した後の、全てのタグ100がそのそれぞれの装着位置に取り付けられているパッチパネル400を示す。位置合わせキャリヤアセンブリ300のタグの幾何学的形状及び間隔はパッチパネルのポートと一致するため、適用されたタグもまた幾何学的に均一であり、続くタグの読取りをより容易に行うことが可能になる。
図7Aは、パッチパネル400のポートへのタグ付けに最適化された、単一の剥離ライナーを有する同様の位置合わせキャリヤアセンブリ600を示す。図7Bは、剥離ライナーが取り外された位置合わせキャリヤ610、及びポート410のアレイに整列して固定されている位置合わせキャリヤアセンブリを示す。ポートの上面は平面であるため、位置合わせキャリヤアセンブリを位置合わせして固定することができ、かつ同じ操作でポートタグ150’を永久的に装着することができる。図7Cは、ポートのアレイから位置合わせキャリヤを取り外した後の、完全にラベル付けされたパッチパネルを示す。ポートタグが明らかに見えており、それらはパッチケーブルのアレイに配置されたタグ100と同じ全体的形状及び幾何学的規則性を有する。
詳細には、一例示的実施形態において、ポートタグ150’は、少なくとも片側に一意の識別符号162’が配置されたタブ部分160’と、パッチパネルのポートに配置されたジャック/アダプタに接続することのできるアンカー部分170’と、ポートタグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分180’とを含む。ポートタグ150’は、図1Aに示すタグ100と本質的に類似している。例えば、タグ150’のタブ部分160’は略円形状を有することができるが、他の形状も企図され、本発明の範囲内にあると考えられるべきである。プラスチック表面に対して良好な接着性を有する第2の感圧性接着剤が、一意の識別符号162’が印刷されているポートタグの面と反対側のアンカー部分170’の片面に配置されている。
パッチパネル400は、LCコネクタ用に構成された二重のポートアレイであるため、下段のポートアレイ及びパッチコードのタグ付けがやや難題であり得るが、単に位置合わせキャリヤアセンブリを反転させてタグ/ポートタグを上記のとおり適用すれば簡単である。代替的な態様において、第2の感圧性接着剤は、例示的タグのアンカー部分において一意の識別符号と同じ側に配置されてもよく、したがって二重アレイのポート及びパッチコードの下段アレイへの適用時に一意の識別符号が上から見えることになる。
別の例示的実施形態において、前述のタグ上にある一意の識別次元コードのうちの1つ以上の読取りが可能なマイクロスコープレンズシステムを備えたハンドヘルド式読取り装置が開示される。単一のタグを読取ると、単一のパッチケーブル又はジャック実体が識別され、複数のタグを同時に読取ると、これらのタグが関連付けられる。例えば、パッチケーブルの一端にあるタグを読取ると、当該のパッチケーブルが一意に識別される。パッチケーブルの一端にあるタグとジャック上のポートタグとを同時に読取ると、そのパッチケーブルが当該のジャックと関連付けられている(即ちそこに差し込まれている)ことが示される。
読取り装置によって読取られた1つ以上のタグの画像はプロセッサにリレーされることができ、プロセッサがタグ上の一意の識別コードを復号する。その一意の識別コード及び1つ以上の読取られたタグからの一意の識別符号と関係付けられる情報が転送され、スプレッドシート、データベース、又は別の好適なリポジトリなどの記憶アプリケーションに記録され得る。読取り装置、復号機構及び記憶アプリケーションの間の通信は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)接続、ブルートゥース(登録商標)、WiFiなど、有線又は無線接続の任意の組み合わせを用いて達成し得る。復号機構及び記憶アプリケーションは、全て又は一部が、読取り装置内のローカルマイクロプロセッサ、「スマート」フォン若しくは他の携帯型装置、又はネットワーク装置に存在し得る。
図8A及び図8Bは、本開示に記載される例示的タグの読取りが可能な例示的読取り装置700の2つの図を示す。単一のタグを読取ると、単一のパッチケーブル又はジャック実体が識別され、複数のタグを同時に読取ると、それらの実体が互いに関連付けられる。例えば、パッチケーブルの一端にあるタグを読取ると、当該のパッチケーブルが一意に識別される。パッチケーブルのその一端にあるタグとジャック上のタグとの同時の読取りを用いると、その特定のパッチケーブルがその特定のジャックと関連付けられている(即ちそこに差し込まれている)ことが示され得る。タグのサイズが小さいことから、この読取り装置は、一意の識別コードのデータマトリックスコードを効率的に読取るため読取り装置の読取り機本体710にマイクロスコープ光学系、プリント回路基板、及びカメラモジュールを含み得る。
例示的態様において、読取り機本体710は、読取り装置700の第1の端部702に第1の本体セクション712を含むことができ、ここで第1の本体セクションは、光学系、エレクトロニクス及びカメラモジュールを保持しており、かつ読取り装置の第2の端部704に、技能者が読取り機を操作するためのハンドルとして働く第2の本体セクション714を含むことができ、これは、追加的なエレクトロニクス、通信ハードウェア、バッテリ又は特定の設計に必要な他の構成要素を収容していてもよい。例示的読取り機は、読取り機に電源を供給する及び/又は二次記憶装置にデータを転送するためのコードを含み得る。
例示的態様において、カメラモジュールはボアスコープ型カメラモジュールであってもよい。ボアスコープ型カメラモジュールの一つの利点はその極めて小さいサイズであり、これにより読取り装置を更にコンパクトにすることが可能になり、超高密度パッチパネルシステムのタグを読取らなければならない作業時に非常に有用となる。光学性能の観点から、本願の例示的ボアスコープは、Amazon.comを通じて入手可能なXCSOURCE 7mm Waterproof 200x USB Microscope Inspection Borescopeである。
図8Bは、読取り機700の第1の端部702の概略断面図である。この例示的態様において、読取り機700は、読取るタグ、例えばタグ150に光の一部が当たるように、読取り機本体の側面にある透明窓711から読取り機の本体710へと入る直接光λに対する50%反射体を含み得る。読取り機700はインライン読取り機であり、ここではタグの表面から反射する光の光路がマイクロスコープ光学系730を通る略直線状の経路でカメラモジュール735まで進み、そこでタグの画像が取得される。例示的態様において、50%反射体は、読取り機の長手方向軸に対して45°で配設されてもよい。代替的な態様では、特定の読取り機設計において他の反射角が有用であることもあり、それらは本開示の範囲内にあることが理解される。
図8Cは、代替的な読取り機700’の第1の端部702’の概略断面図である。読取り機700’はインライン読取り機であり、ここではタグ150の表面から反射する光の光路がマイクロスコープ光学系730’を通る略直線状の経路でカメラモジュール735’まで進み、そこでタグの画像が取得される。読取り機700’は、任意選択的に、タグを十分に照射するためLEDアレイなどの光源770’を含み得る。
読取り機700、700’によって取得された画像はプロセッサにリレーされ、プロセッサがタグ上の一意のコードを復号する。プロセッサは、読取り機内のカメラモジュールのプリント回路基板740上に位置してもよく、又は画像情報は、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン又は他の携帯電子デバイスなどの補助装置に転送されてもよい。タグからの復号されたコード情報は、次に、コードをスプレッドシート、データベース、又は別の好適なリポジトリに記録するアプリケーションに転送することができる。読取り装置、復号プロセッサ、及びアプリケーションの間の通信は、USB、ブルートゥース(登録商標)、WiFiなど、有線又は無線接続の任意の組み合わせを用いて達成し得る。
例示的タグを読取るには、読取り機の第1の端部を読取ろうとするタグとニアコンタクト状態にする。読取り機の内部ソフトウェアは、タグに焦点が合い、装置が所望のタグの画像を自動で収集することが可能になるように読取り機がタグの近傍に配置されたタイミングを認識するように設計することができる。任意選択的に、読取り機は起動ボタン(図示せず)を含むことができ、これを押すことによってタグの画像を取得するタイミングをカメラに伝えることができる。
図9は、インライン読取り装置に使用可能な代替的な光学配置を示す。図9に示される例示的態様では、図8に示す50%反射体が偏光ビームスプリッタ850に置き換えられており、読取り機に任意の内部光源870が加えられている。図9の内部光源はマイクロスコープ光学系830から離されており、カメラモジュールのマイクロスコープ光学系を打ち負かすような望ましくない光源反射が起こる可能性が最小限に抑えられている。例示的態様において、偏光ビームスプリッタは従来のガラス又は石英設計であってもよく、又はポリマー偏光ビームスプリッタ850(本明細書によって全体として参照により援用される国際公開第2014/031417号)であってもよい。
偏光ビームスプリッタ850は、第1のポリマープリズム851と、第2のポリマープリズム852と、第1及び第2のポリマープリズムの各々の斜辺の間に配設され、かつそれに接着された反射型偏光子853とを含む。偏光ビームスプリッタは複屈折が低く、第1の偏光状態を有する偏光が入射主表面から光学素子に入射して少なくとも2mmの偏光ビームスプリッタを通って進み、偏光ビームスプリッタを出射主表面から出射するとき、偏光ビームスプリッタを出射する光の少なくとも95%の光が第1の偏光状態で偏光している。
偏光ビームスプリッタ850は、光源870からの光λを入射面で受け取るように位置決めされる。この入射光は、概ねランダム偏光であり得る。光λは反射型偏光子853に入射し、第1の偏光の光、例えばp偏光λが反射型偏光子を透過し、第2のポリマープリズム852の近傍に配設された吸収体860に衝突する一方、第2の直交偏光の光、例えばs偏光λが、標的、例えばタグ150に向かって反射する。タグ150に衝突した光は、一部がその表面で反射する、λ。多くの例示的タグ材料について、表面からの反射は、入力光が実質的に偏光していたとしても、偏光をランダム化する傾向がある。タグから反射した光が反射型偏光子853に当たると、光は再び2つの直交偏光に分解される。s偏光、λR−sは反射して光源に戻り、そこで吸収される。p偏光、λR−pは反射型偏光子853を透過し、マイクロスコープ光学系830を通り抜けて、カメラモジュール835に結像する。
図10A〜図10Cは、本開示に記載される例示的タグの読取りが可能な例示的読取り装置900の3つの図を示す。タグのサイズが小さいことから、この読取り装置は、例示的タグに印刷された一意の識別コードのデータマトリックスコードを効率的に読取るため、読取り装置の読取り機本体910内に折り畳み光学系950とマイクロスコープ光学系930とプリント回路基板940とカメラモジュール935とが組み込まれている。
例示的態様において、読取り機本体910は、読取り装置900の第1の端部902に第1の本体セクション912を含むことができ、ここで第1の本体セクションは、光学系、エレクトロニクス及びカメラモジュールを保持しており、かつ読取り装置の第2の端部904に、1つ以上のバッテリ(図示せず)を保持して読取り機に電源を供給することのできる第2の本体セクション914を含み得る。加えて、この例示的読取り装置は、読取り機900の第1の端部902に配設された読取りヘッド920を含み、ここで読取りヘッドは、読取る例示的タグと相互作用するように構成される。例示的態様において、読取りヘッドは、例示的タグが読取られる間にその表面に隣接して置かれるように構成された実質的に平坦な表面922を有し得る。読取りヘッドは、1つ以上のタグと読取り機との間の適切な整列を促進する機能を含み得る。例えば、読取りヘッド920は、読取りヘッドの入口開口部に隣接して配設された、McMaster Carrから入手可能な高強度1mmネオジム磁石などの小型高強度磁石925を含み得、これは例示的タグ、例えば図11a及び図11Bに示すタグ1000及び1050上の強磁性パッチと相互作用する。タグ1000と1050と例示的読取り装置900との間の相互作用については、以下に更に詳細に記載する。
例示的態様において、カメラモジュールはボアスコープ型カメラモジュールであってもよい。ボアスコープ型カメラモジュールの一つの利点はその極めて小さいサイズであり、これにより読取り装置を更にコンパクトにすることが可能になり、超高密度パッチパネルシステムのタグを読取らなければならないときに非常に有用となる。
折り畳み光学系950は、垂直方向にずれた、読取り機900の軸908と実質的に平行なタグの一意の識別コードを読取り機が読取ることができるように、読取りヘッド920の入口開口部924に置かれ得る。図10Bに示す例示的態様において、折り畳み光学系950は折り畳みミラー又はプリズムである。折り畳みミラー(プリズム)を使用する場合、一意の識別コードは真の識別コードの鏡像としてタグのタブ部分上に印刷して、反射時に正しい読取りとなるようにすることができる。この特徴はまた、セキュリティ機能の向上にもなり得る。現在、二次元データコードを読取るアプリケーションソフトウェアは無料で公開されており、スマートデバイスにダウンロードすることができる。そのため、コードを誰もが利用できるのは好ましくない場合であっても、二次元データコードを読取ることは極めて容易である。本発明の例示的読取り装置は従来の二次元コードの明白な鏡像を使用して情報を符号化する。次にこの情報の読取りは、上記に記載した折り畳みミラー又はプリズムを用いるなどして画像を反転させる光学的読取り機を使用することにより達成される。折り畳みミラーがない読取り機の場合、タグの画像はソフトウェア上で反転させてから解釈され得るであろうことが認識されなければならない。データコードを反転させるミラーというこの単純な特徴により、権限のない者が思いつきで識別コードを読取ることが防止される。
図10Dは、読取り装置900に用いられる光学配置の概略図である。この例示的態様では、読取り機本体910の側面にある透明窓911から直接光λが読取り機900の本体に入り、プリズムを透過することにより、光が読取るタグ、例えばタグ150に衝突する。直接光λがタグに衝突する前に、少量の光λscがプリズムの傾斜面で反射又は散乱し得る。この散乱光は、読取り機の本体内の適切な位置に吸収体960を置くことによって取り除くことができ、読取り機が取得する画像品質に影響が及ばないようにし得る。タグの表面で反射した光λは、略直線状の経路を進んでプリズムの斜辺に当たり、それによってその元の方向と直角に、マイクロスコープ光学系930を通る読取り機の軸に沿って方向転換してカメラモジュール935に至り、そこでタグの画像が取得される。
折り畳み光学系を用いることにより、垂直方向にずれた、読取り装置の軸と実質的に平行なコードを読取ることが可能となり、この読取り装置は、より細く、より人間工学的に優れた、かつ超高密度データセンタ又は電気通信パッチ施設において使い易いものであり得る。
既述のとおり、テザーされたタグと読取り機との正確な位置合わせは、読取りヘッドに組み込まれた1つ以上の小型高強度磁石を、タグ上に配置された強磁性体材料の嵌合パッチと併せて使用することにより達成し得る。
図11A及び図11Bは、それぞれコネクタブーツ及びLCアダプタに装着された例示的タグ1000、1050を有する単一のLCアダプタの詳細図である。タグ1000、1050の各々は、図11Aに示すとおり、少なくとも片側に一意の識別符号1012、1062が配置されたタブ部分1010、1060と、パッチケーブルの各端部/コネクタ又はパッチパネルに配設されたジャック/アダプタに接続することのできるアンカー部分1020、1070とを含む。タグ1000、1050の各々は、タグのタブ部分1010、1060をアンカー部分1020、1070に接続する可撓性テザー部分1030、1080を更に含む。更に、タグの各々は、タグのテザー部分1030、1080に配置された強磁性パッチ1039、1089を含むことができ、これらは読取りヘッドの1つ以上の高強度磁石と相互作用し得る。この場合、可撓性テザー部分1030、1080により、タグ上の強磁性パッチと読取りヘッド上の1つ以上の磁石との間の相互作用に起因して、タグが読取り機の方に能動的に動くことが可能である。したがって、読取り機900をタグ1000に十分に近付けると、読取りヘッド上の1つ以上の磁石がタグ上の強磁性パッチを引き付けることになり、図11Bに示すとおり、良好な位置合わせ精度で一意の識別コードが読取りヘッド920の入口開口部と整列し、ひいては読取り機とタグとを手動で係合する際の難しさが大幅に低減する。
例示的態様において、強磁性パッチ1039、1089は、例えば、それぞれタグ1000、1050のテザー部分に接着剤で結合した超薄鋼板素材で作られていてもよい。代替的な態様において、例えば、中に鉄粉が配合されたインク又は塗料を使用して、強磁性パッチがタグに印刷されるか、又は加えられてもよい。こうしたタイプのインク及び塗料は市販されており、例えばRustoleum(商標)磁気プライマーである。強磁性パッチの位置は、タグが適切な読取り位置に置かれるように読取りヘッドの磁石の位置に対応し得る。
図11Bは、磁石がタグ1000に作用し、タグをタグの読取りのため適切な位置合わせで読取りヘッド920に掴み付けていることを示す。操作者はタグとの物理的な接触に関与しないため(磁石がこの働きをする)、ポート/アダプタ上のテザーされたタグ1050をそれがパッチケーブル上にある状態で用いることは、ポート位置で読取り機を操作するために利用可能なスペースはより少ないにも関わらず、もはや困難ではない。比較的強力な磁石であっても、読取り機を真っ直ぐ引き戻せば、読取り機は摺動してタグから外れ、容易にタグが読取り機と離れることに留意されたい。これにより、タグの読取り中にコネクタが不注意に外れることが防止される。
図12A〜図12Dは、例示的タグ上の一意の識別コードと読取り機との間の適切な整列を確保するために機械的手段を用いる読取り装置1100の例示的読取りヘッド1120の代替的な設計を示す。図12Aは、読取りヘッド1120を示す例示的読取り機1100の第1の端部1102の等角図である。図12Bは例示的読取りヘッド1120の断面図であり、図12A及び図12Cは、どのようにタグ100’が読取りヘッドと係合して、タグのタブ部分に位置する一意の識別符号を読取るかを示す。図11Dは、どのようにポートタグ150が読取りヘッドと係合して、ポートタグのタブ部分に位置する一意の識別符号を読取るかを示す。
読取りヘッド1120は、略平面ベース1122と、ベースを貫通する入口開口部1124と、例示的タグ100’又は例示的ポートタグ150を読取り機が読取ることができるように適切に位置決めするため入口開口部の両側に配置された一対の位置決めガイド1125とを含む。位置決めガイドは、ベースから離れてレールスペーサー1126を含み、それらのレールの下、位置決めガイド間に面取りチャネル1127を画定し得る。タグ100のタブ部分110’のフレア形状は、この面取りチャネルに嵌まり込んで、タブ部分の一意の識別符号を読取り機の入口開口部と適切に整列させるように構成される。タグを例示的タグ100’と嵌合するには、矢印1198によって指示されるとおり読取り機がタグのテザー部分130’の上を先へと動くことができるまで、読取りヘッドをタグ100’上に矢印1197によって指示される方向に動かす。タグ100’のテザー部分が位置決めガイド間の面取りチャネル内に滑り込んだ後は、矢印1199によって指示されるとおり、面取りチャネル内の当接面1128にタグ部分のフレア部分が接触して読取り機がそれ以上動かなくなるまで、読取り機の第1の端部をタグのタブ部分の方に動かすことができる。図12Cは、読取りヘッドと完全に係合してタブ部分上の一意の識別符号の読取りが可能になったタグ100のタブ部分を示す。単純にこの係合順序を逆にすると、読取り機からタグを取り外すことができる。タグ100の捕捉及び読取りは可撓性テザー部分によって促進され、これにより操作者が読取り機をタグに係合するために要求される精度が最小限となり、また、タグの読取り中に接続が分断され得る可能性も最小限となる。
例示的態様において、ポートタグ150は、約0.5mm〜約3mmの有限の厚さを有して、入口開口部に隣接してガイドレールの前端によって形成されるU字型受容部分1129とポートタグとの間の容易な係合を可能にし得る。ポートタグ150を読取るには、図12Dに示されるとおりポートタグがU字型受容部分に収まるように、読取り機1100をポートタグに対して前方に押し進め得る。U字型受容部分により、ポートタグ突出部を、入口開口部を覆って位置決めガイド間に位置決めすることが可能となり、ポートタグを読取り機に正確に位置合わせすることが可能となる。タグ100’とポートタグ150との高さが異なり、かつこれらは形状が異なるため、読取りヘッド1120上の入口開口部に隣接した位置に、位置決めガイドによって形成された2つの個別の位置合わせ特徴部(即ち面取りチャネル1127とU字型受容部分1129)があることが可能になる。
図13A及び図13Bは、図10A及び図10Bに示す装置900と同様の軸外読取り装置において使用可能な2つの同様の代替的光学配置を示す。図13A及び図13Bを図9と比較することによってもまた、どのようにこの装置の別個の構成要素が特定の用途及び読取り機設計に最も適した形で偏光ビームスプリッタの周りに配列され得るかが示される。
図13A及び図13Bに示す例示的態様では、図10A、図10B及び図10Dの折り畳み光学系が偏光ビームスプリッタに置き換えられている。図13Aは、対称偏光ビームスプリッタ1250を利用し、一方、図13Bは、やや長い光路長が必要な場合に使用し得る非対称偏光ビームスプリッタ1250’を示す。加えて、図13A及び図13Bに示す実施形態はいずれも、画像取得の向上のため読取り機に加えることのできるLED 1270の形態の任意の内部光源の使用を示す。例示的態様において、偏光ビームスプリッタ1250、1250’は従来のガラス又は石英設計であってもよく、又はポリマー偏光ビームスプリッタ1250(本明細書によって全体として参照により援用される国際公開第2014/031417号)であってもよい。
対称偏光ビームスプリッタ1250は、第1のポリマープリズム1251と、第2のポリマープリズム1252と、第1及び第2のポリマープリズムの各々の斜辺の間に配設され、かつそれに接着された反射型偏光子1253とを含み、ここで第1及び第2のポリマープリズムは対称である。対照的に、非対称偏光ビームスプリッタ1250’もまた、第1のポリマープリズム1251’と、第2のポリマープリズム1252’と、第1及び第2のポリマープリズムの各々の斜辺の間に配設され、かつそれに接着された反射型偏光子1253’とを含むが、第1及び第2のポリマープリズムは非対称である。例示的態様において、第2のポリマープリズム1252’は、図13Bに示す第1のポリマープリズム1251’について示される三角形の断面というよりむしろ、台形の断面を有し得る。第2のポリマープリズム1252’の台形の形状は余分な矩形ベース部分1252a’を含み、これが、焦点面を最も有利な位置に置く際に更なる柔軟性をもたらし得る。代替的な態様において、上記で言及する第1及び第2のプリズムは、ガラス又は石英で形成することができる。
偏光ビームスプリッタ1250及び1250’はいずれも複屈折が低くなければならず、第1の偏光状態を有する偏光が入射主表面から光学素子に入射して少なくとも2mmの偏光ビームスプリッタを通って進み、偏光ビームスプリッタを出射主表面から出射するとき、偏光ビームスプリッタを出射する光の少なくとも95%が第1の偏光状態で偏光していなければならない。
偏光ビームスプリッタ1250、1250’の形状は異なるが、それらの一般的機能及び動作は同じであり、図13Aの偏光ビームスプリッタ1250に関して説明するものとする。偏光ビームスプリッタ1250は、光源1270から光λを受け取るように位置決めされる。この入射光は、概ねランダム偏光であり得る。光λは反射型偏光子1253に入射し、ある第1の偏光の光、例えばp偏光λが反射型偏光子を透過し、標的、例えばタグ150に衝突する一方、第2の直交偏光の光、例えばs偏光λが、光吸収体1260に向かって反射する。タグ150に衝突した光は、一部がその表面で反射することになり、結像光λと称することができる。多くの例示的タグ材料について、入力光(即ちp偏光λ)が実質的に偏光していたとしても、表面からの反射は偏光をランダム化する傾向がある。タグから反射した光が反射型偏光子1253に当たると、光は再び2つの直交偏光に分解される。光λipのp偏光成分は反射して光源に戻り、そこで吸収される。光λisのs偏光成分は反射型偏光子1253を透過し、マイクロスコープ光学系1230を通り抜けて、カメラモジュール1235に結像する。
本発明の読取り機の一つの利点は、読取り機が、焦点面を読取りヘッドの表面に置く決まった焦点距離を有することである。決まった焦点距離により、読取り機内のマイクロスコープ光学系を固定することが可能になり、本発明の読取り機による例示的タグの読取りが簡単になる。
本位置合わせキャリヤアセンブリ、タグ並びに設置及び読取りシステムの他の利点としては、各タグに一意の識別符号が予め印刷されているため、及びパッチパネルの特定の装着位置に固定する前に位置合わせキャリヤアセンブリにおける元のタグアレイ中の各タグの位置が分かっているため、既存のデータセンタにおけるタグの設置がより迅速かつより簡単であることを挙げることができる。したがって、1つのタグのみをデータベースにスキャンするだけで、同じ位置合わせキャリヤアセンブリに配置された他のタグについて知ることができる。当該の位置合わせキャリヤアセンブリの残りのタグは、単一のスキャンしたタグに対する位置合わせキャリヤアセンブリ上での既知の位置に基づきデータベースに自動で取り込むことができる。この利点は、パッチケーブルタグ並びにポートタグの両方について実現することができ、残りの90%以上ものタグを初めにスキャンする必要がなくなることにより、大幅な時間の節約につながる。この利点は、タグの設置時に実現する労力の節約と相まって、既存の設備に改めて識別符号タグを組み込むために必要な労力の著しく多大な低減をもたらす。加えて、タグはサイズが小さく、かつ幾何学的に均一に適用されるため、より整然とした設置となり、高密度設備における更なる乱雑さが最小限に抑えられる。
上記に示した開示を踏まえると、本発明は幾つもの異なる実施形態に要約することができ、以下に提供する。
本発明の第1の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、それを貫通する窓を取り囲むフレームを含む位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上を被覆する接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。本発明の一態様において、規則的間隔に配置された複数のタグの各々は、その上に一意の識別符号を有するタブ部分と、幾何学的に規則的な一組の物体にタグを取り付けるためのアンカー部分と、タグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分とを含む。タグの各々は、位置合わせキャリヤに形成された窓にタグのアンカー部分がかかるようにして位置合わせキャリヤに取り付けられ得る。本発明の別の態様において、キャリヤ上にある規則的間隔に配置された複数のタグのタブ部分上の一意の識別コードは、一意の識別コードのいずれか1つが分かるとキャリヤ上の残りの各タグに配置された他の一意の識別コードの各々が区別されるように関係付けられ、この一意のコード間の関係付けによって規則的な一組の物体中の物体の各々が識別されるため、個々の一意の識別符号及び物体のうちのどれに対応するタグが適用されたかを個別に記録する必要がなくなる。
任意選択的に、第1の実施形態の位置合わせキャリヤアセンブリは、タグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤を更に含むことができ、ここで第2の感圧性接着剤は、第1の感圧性接着剤によってタグを位置合わせキャリヤに接着すると露出している。加えて、第1の実施形態における規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号を含み得る。
本発明の第2の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上に塗布された感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号と、タグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを有し、第2の感圧性接着剤は第1の感圧性接着剤よりも高い結合強度を有する。タグは、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出するように位置合わせキャリヤに接着することができる。
本発明の第3の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤが記載される。この位置合わせキャリヤは、位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上に塗布された感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号と、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出するようにタグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを有する。第1及び第2の感圧性接着剤の任意の露出部分を覆うため、位置合わせキャリヤアセンブリの上に剥離ライナーが置かれてもよい。
本発明の第4の実施形態において、幾何学的に規則的な間隔の一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリが記載される。この位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤと、位置合わせキャリヤの一方の主表面上に塗布された感圧性接着剤と、位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ第1の感圧性接着剤によって位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグとを含む。規則的間隔に配置された複数のタグの各タグは、タグの第1面に配置された一意の識別符号と、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出するようにタグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを有する。キャリヤ上にある規則的間隔に配置された複数のタグ上の一意の識別コードは、一意の識別コードのいずれか1つが分かると、キャリヤに配置された他の一意の識別コードの各々が区別されるように関係付けられている。
例示的な一態様において、任意の第1の感圧性接着剤は、本明細書に記載される位置合わせキャリヤ実施形態のいずれかにおける再貼付け可能な感圧性接着剤であり得る。
別の例示的態様において、位置合わせキャリヤアセンブリは、本明細書に記載される位置合わせキャリヤ実施形態のいずれかにおいて、位置合わせキャリヤアセンブリと規則的間隔に配置された複数のタグを適用しようとする幾何学的に規則的な一組の物体との整列が容易になるようにフレームの長手方向縁部に沿って配設された位置合わせ特徴部を更に含み得る。
更に別の例示的態様において、規則的間隔に配置された複数のタグの各々は、一意の識別符号がその上に配設されたタブ部分と、幾何学的に規則的な一組の物体中の物体のうちの1つにタグを取り付けるためのアンカー部分と、タグのタブ部分をアンカー部分に接続するテザー部分とを含み得る。第2の感圧性接着剤は、タグのアンカー部分において、タグにおける一意の識別符号と同じ側又はタグにおける一意の識別符号の反対側のいずれに配置されてもよい。第2の感圧性接着剤は、それが塗布される表面に対し、例示的タグを作っている材料に対して第1の感圧性接着剤が有するよりも高い結合強度を有し得る。この結合強度の違いにより、幾何学的に規則的な一組の物体にタグを接着したとき位置合わせキャリヤと別個にタグを取り外すことができるようになる。
一部の実施形態において、タグのアンカー部分は、タグを位置合わせキャリヤに接着したとき第2の感圧性接着剤が露出するように、位置合わせキャリヤの窓全体にわたって配設することができる。
キャリヤ上にある規則的間隔に配置された複数のタグのいずれかのタブ部分上の一意の識別コードは、一意の識別コードのいずれか1つが分かると、キャリヤ上の残りの各タグ上に配置された他の一意の識別コードの各々が区別され、追跡データベースへのより容易な取り込みが可能になるように関係付けられていてもよい。
本発明は、上述の特定の例に限定されると見なされるべきではなく、むしろ、添付の「特許請求の範囲」において明確に記載された本発明の全ての態様を包含するものと理解されるべきである。本明細書を踏まえれば、本発明が関わる技術分野の当業者には、様々な変形例、均等方法、並びに本発明が適用可能であり得る多数の構造が容易に明らかとなるであろう。「特許請求の範囲」は、こうした改変及び工夫を網羅することを目的としたものである。

Claims (6)

  1. 幾何学的に規則的な一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリであって、
    位置合わせキャリヤであって、前記位置合わせキャリヤを貫通する窓を取り囲むフレームを含む位置合わせキャリヤと、
    前記位置合わせキャリヤの一方の主表面に塗布された第1の感圧性接着剤と、
    前記位置合わせキャリヤの前記窓全体にわたって配設された、かつ前記第1の感圧性接着剤によって前記位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグと、
    前記タグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを含み、前記第2の感圧性接着剤は、前記タグを前記第1の感圧性接着剤によって前記位置合わせキャリヤに接着したとき露出している、位置合わせキャリヤアセンブリ。
  2. 幾何学的に規則的な一組の物体の並行タグ付けを可能にする位置合わせキャリヤアセンブリであって、
    位置合わせキャリヤと、
    前記位置合わせキャリヤの一方の主表面に塗布された第1の感圧性接着剤と、
    規則的間隔に配置された複数のタグと、を含み、各タグは、前記タグの第1面に配置された一意の識別符号と、前記タグの少なくとも一部分に配置された第2の感圧性接着剤とを含み、前記規則的間隔に配置された複数のタグは、前記位置合わせキャリヤ全体にわたって配列され、かつ前記タグを前記位置合わせキャリヤに接着したとき前記第2の感圧性接着剤が露出するように、前記第1の感圧性接着剤によって前記位置合わせキャリヤに接着されており、前記キャリヤ上にある前記規則的間隔に配置された複数のタグ上の前記一意の識別コードは、前記一意の識別コードのいずれか1つが分かると、前記キャリヤに配置された他の一意の識別コードの各々が区別されるように関係付けられている、位置合わせキャリヤアセンブリ。
  3. 前記規則的間隔に配置された複数のタグの各々が、一意の識別符号が配設されたタブ部分と、
    前記幾何学的に規則的な一組の物体中の前記物体のうちの1つに前記タグを取り付けるためのアンカー部分と、
    前記タブ部分を前記タグの前記アンカー部分に接続するテザー部分とを含む、請求項1又は2に記載の位置合わせキャリヤアセンブリ。
  4. 前記タグを前記幾何学的に規則的な一組の物体に接着したとき前記タグに対して前記位置合わせキャリヤを別個に取り外すことが可能であるように、前記第2の感圧性接着剤が前記第1の感圧性接着剤よりも高い結合強度を有する、請求項1又は2に記載の位置合わせキャリヤアセンブリ。
  5. 前記キャリヤ上にある前記規則的間隔に配置された複数のタグのいずれかのタブ部分上の一意の識別コードが、前記一意の識別コードのいずれか1つが分かると、前記キャリヤ上の残りの各タグに配置された他の一意の識別コードの各々が区別されるように関係付けられている、請求項1又は4に記載の位置合わせキャリヤアセンブリ。
  6. 一意にマーキングされた複数の識別タグを効率的に設置する方法であって、
    位置合わせキャリヤアセンブリを用意することであって、前記位置合わせキャリヤアセンブリは、位置合わせキャリヤであって、前記位置合わせキャリヤを貫通する窓を取り囲むフレームを有する位置合わせキャリヤと、前記位置合わせキャリヤの一方の主表面上を被覆する第1の感圧性接着剤と、前記位置合わせキャリヤ上の露出した前記第1の感圧性接着剤を覆って配設された剥離ライナーと、前記位置合わせキャリヤ全体にわたって配列された、かつ前記第1の感圧性接着剤によって前記位置合わせキャリヤに接着された、規則的間隔に配置された複数のタグであって、各タグが、その上に一意の識別符号を有するタブ部分及び前記タグを幾何学的に規則的な一組の物体に取り付けるためのアンカー部分を含む、複数のタグと、を含む、位置合わせキャリヤアセンブリを用意することと、
    前記位置合わせキャリヤアセンブリの長手方向前縁から前記剥離ライナーの少なくとも一部分を取り外すことと、
    ラベル付けしようとする前記幾何学的に規則的な一組の物体全体にわたって前記位置合わせキャリヤアセンブリの前記長手方向前縁を取り付けることと、
    各タグの前記アンカー部分を前記規則的な一組の物体の1つに固定することと、
    前記規則的間隔に配置された複数のタグのうちの1つの前記一意の識別コードのうちの1つを記録し、前記キャリヤ上の前記タグの各々を、ラベル付けする前記規則的な一組の物体のうちの対応する1つと関連付けることを可能にすることと、を含む方法。
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