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JP6248771B2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 Download PDF

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JP6248771B2 JP2014083108A JP2014083108A JP6248771B2 JP 6248771 B2 JP6248771 B2 JP 6248771B2 JP 2014083108 A JP2014083108 A JP 2014083108A JP 2014083108 A JP2014083108 A JP 2014083108A JP 6248771 B2 JP6248771 B2 JP 6248771B2
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Description

この発明はディーゼルエンジンの燃料噴射装置に係り、特に、燃料ポンプで加圧された燃料を供給されるディーゼルエンジンの燃料噴射装置に関する。
ディーゼルエンジンにおいては、燃料タンクから燃料フィードポンプで送られる燃料を受けるコモンレールと、コモンレールから供給される燃料を各気筒に噴射する複数個の燃料噴射弁と、燃料タンクと燃料噴射弁を連絡する燃料供給配管上に配置され、かつエンジンのカム軸によって駆動される燃料ポンプと、燃料供給配管の燃料ポンプより上流側に配置され、コモンレール内の燃料圧力に応じて燃料ポンプに供給する燃料の流量を調整する流量調整弁とを備える燃料噴射装置を搭載している。
従来のディーゼルエンジンの燃料噴射装置には、吸気マニホルドの分岐管下流端に形成された取付フランジを分岐管の間において燃料供給配管外径よりも大きい距離の間隙部で切り離し、燃料ポンプと各燃料噴射弁とを接続する燃料供給配管を間隙部を通して配置することで、燃料供給配管を短い長さで等長化した構造が開示されている。(特許文献1)
また、従来のディーゼルエンジンの燃料噴射装置には、流量調整弁の筒状部のスライダ孔に移動可能に配置される弁部材を制御スライダとし、低圧源から供給される燃料だけで制御スライダを駆動可能とし、構造を簡単にかつ低コストで製造できる構造が開示されている。(特許文献2)
特開平8−28398号公報 特開平11−65669号公報
ところで、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置には、流量調整弁を燃料ポンプと一体化したものがある。しかし、一体化した場合、燃料ポンプの構造が複雑化して、燃料ポンプが高価になる。
一方、流量調整弁を単独でシリンダヘッドの近傍に取付ける場合、シリンダヘッドの周辺にはエンジンの補機部品が多数配置されているため、流量調整弁を配置する空間を確保することが困難である。
また、流量調整弁を配置する場合、燃料ポンプに対して適正な位置に配置しないと、流量調整弁と燃料ポンプの間を連絡する燃料供給配管の曲がりが大きくなり、燃料供給配管を設置するために大きな空間が必要になり、かつ燃料供給配管の接続作業性が悪くなる問題があった。
この発明は、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置のコストを低減し、かつ燃料噴射装置を構成する部品類をシリンダヘッドの近傍に効率的に配置することが目的である。
この発明は、エンジンの上部に配置されるシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの上部に配置され、コモンレールから燃料が供給される複数個の燃料噴射弁と、燃料タンクと前記燃料噴射弁を連絡する燃料供給配管上に配置され、かつ前記エンジンのカム軸によって駆動される燃料ポンプと、前記燃料供給配管の前記燃料ポンプより上流側に配置され、前記コモンレール内の燃料圧力に応じて前記燃料ポンプに供給する燃料の流量を調整する流量調整弁と、を備えるディーゼルエンジンの燃料噴射装置において、前記エンジンは前記シリンダヘッドの気筒列方向で変速機側の端部に接合されるチェーンケースを備え、前記流量調整弁を前記チェーンケースに取り付ける一方、前記燃料ポンプを前記シリンダヘッドの上面側かつ気筒列方向で前記チェーンケースと反対側の端部近傍に配置したことを特徴とする。
この発明は、燃料ポンプと別体の流量調整弁をエンジンに取り付けたため、燃料ポンプの構造を簡素化でき、燃料ポンプの製造コストを低減できる。
また、この発明は、流量調整弁をシリンダヘッドの気筒列方向で変速機側の端部に接合されるチェーンケースに取り付ける一方、燃料ポンプをシリンダヘッドの上面側かつ気筒列方向でチェーンケースと反対側の端部近傍に配置した。
このため、この発明は、流量調整弁を比較的空間が確保し易い変速機側であり、かつ燃料ポンプと離れた位置に配置できる。
また、この発明は、流量調整弁と燃料ポンプの間を連絡する燃料供給配管を比較的曲げの少ない形状に形成してシリンダヘッドの近傍にコンパクトに配置でき、かつ燃料供給配管の接続作業性を向上させることができる。
よって、この発明は、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置のコストを低減し、かつ燃料噴射装置を構成する部品類をシリンダヘッドの近傍に効率的に配置することができる。
図1はディーゼルエンジンの平面図である。(実施例) 図2はディーゼルエンジンの後面図である。(実施例) 図3は図2の矢印IIIによるディーゼルエンジンの左側面図である。(実施例) 図4はディーゼルエンジンの燃料噴射装置のシステム図である。(実施例) 図5は図1の矢印Vによる燃料噴射装置の拡大後面図である。(実施例) 図6は図5の矢印VIによる燃料ポンプの拡大側面図である。(実施例) 図7は図5のVII−VII線による燃料ポンプの拡大断面図である。(実施例)
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。図1〜図3において、ディーゼルエンジン(以下「エンジン」と記す。)1は、直列に並べた2気筒を有するエンジン1である。エンジン1は、図1の平面視において、2気筒が並んでいる方向を気筒列方向Aとし、気筒列方向Aに対して直交する方向を列交差方向Bとする。エンジン1は、シリンダブロック2の上部にシリンダヘッド3を配置し、シリンダヘッド3の上部にシリンダヘッドカバー4を配置している。
シリンダヘッド3は、シリンダブロック2に取付けられる第1シリンダヘッド部3aと、第1シリンダヘッド部3aに取り付けられる第2シリンダヘッド部3bとからなる。シリンダヘッド3は、図7に示すように、第1シリンダヘッド部3aと第2シリンダヘッド部3bとの間に気筒列方向Aに延びる吸気カム軸5と排気カム軸6とを軸支している。吸気カム軸5と排気カム軸6とは、気筒列方向Aと直交する列交差方向Bに平行に並べて配置されている。シリンダヘッド3は、第2シリンダヘッド部3bの上部の列交差方向Bの一側(図1において前側)に、気筒列方向Aに長いシリンダヘッドカバー4を取り付けている。
また、エンジン1は、シリンダブロック2の下部にロアケース7を配置し、ロアケース7の下部にオイルパン8を配置している。シリンダブロック2は、下部に気筒列方向Aに延びるクランク軸を軸支している。オイルパン8は、気筒列方向Aの一側を、シリンダブロック2とシリンダヘッド3よりも突出している。エンジン1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3の気筒列方向Aの一側であってオイルパン8の上側に、チェーンケース9を配置している。エンジン1は、オイルパン8の気筒列方向Aの一側とチェーンケース9の気筒列方向Aの一側の下部とに、変速機10を連結している。
エンジン1は、図3に示すように、変速機10の上部にエアクリーナ11を配置している。エンジン1は、変速機10とエアクリーナ11との間のチェーンケース9に、オイルフィルタ12とEGRクーラ13とを配置している。エンジン1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との、気筒列方向Aと直交する列交差方向Bの他側(図3において後側)に、吸気マニホルド14を配置している。また、エンジン1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との、気筒列方向Aと直交する列交差方向Bの一側(図3において前側)に、排気マニホルドと過給機15と排気管16と触媒ケース17とを配置している。
エンジン1は、各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置18を備えている。燃料噴射装置18は、図4に示すように、燃料タンク19の燃料を送り出す燃料フィードポンプ20と、燃料フィードポンプ20で送られる燃料が流れる燃料供給配管21と、燃料供給配管21から供給される燃料を受けるコモンレール22と、コモンレール22から供給される燃料を各気筒に噴射する複数個の燃料噴射弁23と、燃料タンク19と燃料噴射弁23を連絡する燃料供給配管21上に配置され、かつエンジン1の排気カム軸6によって駆動されて燃料を昇圧する燃料ポンプ24と、燃料供給配管21の燃料ポンプ24よりも上流側に配置され、コモンレール22内の燃料圧力に応じて燃料ポンプ24に供給する燃料の流量を調整する流量調整弁25と、燃料供給配管21が供給する燃料の一部を燃料タンク19に戻す燃料リターン配管26とを備える。
燃料供給配管21は、燃料タンク19の燃料フィードポンプ20から流量調整弁25と燃料ポンプ24とコモンレール22とを介して燃料噴射弁23に接続される。これより、燃料供給配管21は、燃料フィードポンプ20を流量調整弁25に接続する第1燃料供給配管部21aと、流量調整弁25を燃料ポンプ24に接続する第2燃料供給配管部21bと、燃料ポンプ24をコモンレール22に接続する第3燃料供給配管部21cと、コモンレール22を燃料噴射弁23に接続する第4燃料供給配管部21dとから構成される。なお、この実施例のエンジン1は、2気筒を有しているので、2個の燃料噴射弁23にそれぞれ接続される2本の第4燃料供給配管部21dを備える。
第1燃料供給配管部21aと第2燃料供給配管部21bとには、燃料フィードポンプ20が送る低圧の燃料が流れる。第3燃料供給配管部21cと第4燃料供給配管部21dとには、燃料ポンプ24が送る高圧の燃料が流れる。第1燃料供給配管部21aには、流量調整弁25に供給される燃料を濾過する燃料フィルタ27が配置される。
燃料リターン配管26は、燃料噴射弁23と燃料ポンプ24と流量調整弁25とから合流部28を介して燃料タンク19に接続される。これより、燃料リターン配管26は、燃料噴射弁23を合流部28に接続する第1燃料リターン配管部26aと、燃料ポンプ24を合流部28に接続する第2燃料リターン配管部26bと、流量調整弁25を合流部28に接続する第3燃料リターン配管部26cと、合流部28を燃料タンク19に接続する第4燃料リターン配管部26dとから構成される。
燃料噴射装置18は、燃料タンク19内の燃料フィードポンプ20が第1燃料供給配管部21aに送る燃料を燃料フィルタ27により浄化し、流量調整弁25に送る。流量調整弁25は、燃料を必要な流量に調整し、第2燃料供給配管部21bにより燃料ポンプ24へ送る。燃料ポンプ24は、昇圧した燃料を第3燃料供給配管部21cによりコモンレール22へ送る。コモンレール21は、各気筒の燃料噴射弁23へそれぞれ第4燃料供給配管部21dにより燃料を分配する。
燃料噴射装置18は、コモンレール22内の燃料圧力を計測する燃圧センサ29を備える。燃圧センサ29は、計測した燃料圧力を制御部30に出力する。制御部30は、燃圧センサ29で計測した燃料圧力をフィードバックし、流量調整弁25の開度を調整する。流量調整弁25は、燃料ポンプ24へ送る燃料流量を調整する。
燃料噴射弁23と燃料ポンプ24と流量調整弁25とは、余剰の燃料をそれぞれ第1燃料リターン配管部26aと第2燃料リターン配管部26bと第3燃料リターン配管部26cとに流す。第1燃料リターン配管部26aと第2燃料リターン配管部26bと第3燃料リターン配管部26cとに流れた燃料は、合流部28で合流されて第4燃料リターン配管部26dにより燃料タンク19に戻される。
燃料噴射装置18は、図5に示すように、コモンレール22から燃料が供給される複数個の燃料噴射弁23を、シリンダヘッド3を構成する第2シリンダヘッド部3bの上部に気筒列方向Aに並べて配置している。第2シリンダヘッド部3には、2個の燃料噴射弁23の間に、コモンレール22を配置している。第2シリンダヘッド部3bには、図6、図7に示すように、気筒列方向Aと直交する列交差方向Bであって、燃料噴射弁23の両側部(図7において後側部と前側部)に、吸気カム軸5と排気カム軸6とを配置している。
また、燃料噴射装置18は、エンジン1の排気カム軸6によって駆動される燃料ポンプ24を、燃料タンク19と燃料噴射弁23を連絡する燃料供給配管21上に配置している。さらに、燃料噴射装置18は、コモンレール22内の燃料圧力に応じて燃料ポンプ24に供給する燃料の流量を調整する流量調整弁25を、燃料供給配管21の燃料ポンプ24より上流側に配置している。
燃料噴射装置18は、燃料フィードポンプ20を第1燃料供給配管部21aによって流量調整弁25に接続し、流量調整弁25を第2燃料供給配管部21bによって燃料ポンプ24に接続し、燃料ポンプ24を第3燃料供給配管部21cによってコモンレール22に接続し、コモンレール22を第4燃料供給配管部21dによって燃料噴射弁23に接続する。
燃料噴射装置18は、燃料噴射弁23を第1燃料リターン配管部26aによって合流部28に接続し、燃料ポンプ24を第2燃料リターン配管部26bによって合流部28に接続し、流量調整弁25を第3燃料リターン配管部26cによって合流部28に接続し、合流部28を第4燃料リターン配管部26dによって燃料タンク19に接続する。
エンジン1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との気筒列方向Aで変速機10側の端部に接合されるチェーンケース9を備える。燃料噴射装置18は、図5に示すように、燃料ポンプ24を、シリンダヘッド3の第2シリンダヘッド部3bの上面側、かつ気筒列方向Aでチェーンケース9と反対側の端部近傍に配置している。
燃料ポンプ24は、図6、図7に示すように、ポンプ本体部としてのシリンダ部材31を備える。シリンダ部材31は、第2シリンダヘッド部3bのポンプ取付部32に、吸気カム軸5側に傾くように取り付けられる。ポンプ取付部32は、内部に排気カム軸6方向に延びる連通孔33を備える。シリンダ部材31は、内部に連通孔33を介して排気カム軸6と対向するガイド孔34を備える。シリンダ部材31は、ガイド孔34にプランジャ35を摺動自在、すなわち、排気カム軸6に対して接離自在に収納している。シリンダ部材31には、プランジャ35の排気カム軸6と反対側の端部とガイド孔34の端部とによって囲まれるポンプ室36を形成している。
プランジャ35は、排気カム軸6と対向する側の端部をシリンダ部材31から連通孔33内に突出され、先端にスプリング受け部37を備える。プランジャ35は、スプリング受け部37とシリンダ部材31の端部との間にコイルスプリング38を介装している。コイルスプリング38は、プランジャ35を排気カム軸6に向かって付勢している。
プランジャ35は、スプリング受け部37にタペット39を取付けている。タペット39は、連通孔33内に摺動自在に収納されている。タペット39には、ローラ40が回転自在に保持されている。ローラ40は、吸気カム軸6に取付けられたポンプカム41にコイルスプリング38の付勢力で押圧される。ローラ40は、ポンプカム41の回転に従動し、連通孔33内において排気カム軸6から離れる側と近づく側とに移動され、タペット39を介してプランジャ35をポンプ室36に挿入する方向とポンプ室36から抜き出す方向とに移動させる。
プランジャ35は、ポンプカム41の回転でポンプ室36に挿入される方向に移動すると、ポンプ室36の容積を減少することにより、ポンプ室36を加圧する。一方、プランジャ35は、ポンプカム41の回転でポンプ室36から抜き出される方向に移動すると、ポンプ室36の容積を拡大することにより、ポンプ室36を減圧する。
燃料ポンプ24は、図7に示すように、シリンダ部材31の吸気カム軸5と対向する下側に燃料入口42を備えている。燃料ポンプ24は、燃料入口42が吸気カム軸5の近傍に位置するように、第2シリンダヘッド部3bの上面側に取り付けられる。燃料入口42は、ポンプ室36に連通している。燃料入口42には、第2燃料供給配管部21bが接続される。燃料ポンプ24は、プランジャ35が抜き出されることで減圧されたポンプ室36に、燃料入口42から第2燃料供給配管部21bの燃料を吸入する。
また、燃料ポンプ24は、シリンダ部材31の先端側に燃料出口43を備える。燃料出口43は、ポンプ室36に連通している。燃料出口43には、第3燃料供給配管部21cが接続される。燃料ポンプ24は、プランジャ35が挿入されることで加圧されたポンプ室36から、昇圧した燃料を燃料出口43より第3燃料供給配管部21cに吐出する。
第3燃料供給配管部21cに吐出された燃料は、コモンレール22に供給される。コモンレール22は、第4燃料供給配管部21dによって複数の燃料噴射弁23に均等な量の燃料を分配する。複数の燃料噴射弁23は、燃料を各気筒に噴射する。
燃料ポンプ24は、シリンダ部材31に燃料リターン出口44を備えている。燃料リターン出口44は、ポンプ室36に連通している。燃料リターン出口44には、第2燃料リターン配管部26bが接続される。ポンプ室36には図示しないチェック弁が配置され、燃料がコモンレール22や第2燃料リターン配管部26bからポンプ室36側へ逆流することを防止している。
第2燃料リターン配管部26bは、第3燃料リターン配管部26cとともに合流部28に接続され、第4燃料リターン配管部26dにより燃料タンク19に接続される。第2燃料リターン配管部26bに吐出された余剰燃料は、燃料タンク19に戻される。このため、燃料噴射弁23に供給される燃料圧力が、過度に上昇することを防止することができる。なお、符号45は、ポンプカバーである。
燃料噴射装置18は、図5に示すように、流量調整弁25を、シリンダヘッド3の気筒列方向Aで変速機10側の端部に接合され、かつシリンダヘッド3の本体部よりも車体左側へ突出するチェーンケース9に取り付けている。流量調整弁25は、燃料タンク19から燃料フィードポンプ20によって送られた燃料を流量ポンプ24に供給する。
流量調整弁25は、チェーンケース9に固定される基部46と、基部46からエンジン1の外側に延びる筒状部47とを有している。流量調整弁25は、基部46をチェーケース9の変速機10側に向いた壁面48の取付部49に固定している。流量調整弁25は、チェーンケース9の気筒列方向Aと直交する列交差方向Bの他側(図1、図7の後側)で、吸気カム軸5の近傍に取り付けている。
このように、エンジン1の燃料噴射装置18は、燃料ポンプ24と別体の流量調整弁25をエンジン1に取り付けたため、燃料ポンプ24の構造を簡素化でき、燃料ポンプ24の製造コストを低減できる。
また、燃料噴射装置18は、流量調整弁25をシリンダヘッド3の気筒列方向Aで変速機10側の端部に接合されるチェーンケース9に取り付ける一方、燃料ポンプ24をシリンダヘッド3の上面側かつ気筒列方向Aでチェーンケース9と反対側の端部近傍に配置している。
このため、燃料噴射装置18は、流量調整弁25を比較的空間が確保し易い変速機10側であり、かつ燃料ポンプ24と気筒列方向Aで離れた位置に配置できる。
また、燃料噴射装置18は、流量調整弁25と燃料ポンプ24の間を連絡する燃料供給配管21を比較的曲げの少ない形状に形成してシリンダヘッド3の近傍にコンパクトに配置でき、かつ燃料供給配管21の接続作業性を向上させることができる。
よって、エンジン1の燃料噴射装置18は、燃料噴射装置18のコストを低減し、かつ燃料噴射装置18を構成する部品類をシリンダヘッド3の近傍に効率的に配置することができる。
エンジン1は、2気筒を有するエンジン1である。これにより、燃料噴射装置18は、気筒列方向の長さが短く、流量調整弁25を搭載する空間が少ない2気筒のエンジン1に対して上述の構造を適用すれば、より効率的に流量調整弁25をシリンダヘッド3の近傍に配置することができる。
燃料噴射装置18は、基部46と筒状部47とを有する流量調整弁25の基部46を、チェーンケース9の変速機10側に向いた壁面48に固定している。これにより、燃料噴射装置18は、基部46から延びる筒状部47を有する流量調整弁25を、変速機10の上方の空間を利用して効率的にシリンダヘッド3の近傍に配置することができる。
エンジン1は、シリンダヘッド3の気筒列方向Aと直交する列交差方向Bで燃料噴射弁23の両側部に吸気カム軸5と排気カム軸6を配置している。燃料噴射装置18は、燃料ポンプ24を排気カム軸6で駆動する一方、この燃料ポンプ24を燃料入口42が吸気カム軸5の近傍に位置するようシリンダヘッド3に取り付け、流量調整弁25をチェーンケース9の気筒列方向Aと直交する列交差方向Bで吸気カム軸5の近傍に取り付けている。
これにより、燃料噴射装置18は、シリンダヘッド3の気筒列方向Aと直交する列交差方向Bで流量調整弁25を燃料ポンプ24の燃料入口42に近い位置に配置でき、流量調整弁25と燃料ポンプ24の間を連絡する第2燃料供給配管部21bをシリンダヘッド3の近傍に効率的に配置することができる。
この発明は、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置のコストを低減し、燃料噴射装置を構成する部品類をシリンダヘッドの近傍に効率的に配置することができ、ディーゼルエンジンにかぎらず、流量調整弁と燃料ポンプとを有する燃料噴射装置を搭載したガソリンエンジンにも適用することができる。
1 エンジン(ディーゼルエンジン)
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 シリンダヘッドカバー
5 吸気カム軸
6 排気カム軸
9 チェーンケース
10 変速機
18 燃料噴射装置
19 燃料タンク
20 燃料フィードポンプ
21 燃料供給配管
22 コモンレール
23 燃料噴射弁
24 燃料ポンプ
25 流量調整弁
26 燃料リターン配管
27 燃料フィルタ

Claims (4)

  1. エンジンの上部に配置されるシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの上部に配置され、コモンレールから燃料が供給される複数個の燃料噴射弁と、燃料タンクと前記燃料噴射弁を連絡する燃料供給配管上に配置され、かつ前記エンジンのカム軸によって駆動される燃料ポンプと、前記燃料供給配管の前記燃料ポンプより上流側に配置され、前記コモンレール内の燃料圧力に応じて前記燃料ポンプに供給する燃料の流量を調整する流量調整弁と、を備えるディーゼルエンジンの燃料噴射装置において、前記エンジンは前記シリンダヘッドの気筒列方向で変速機側の端部に接合されるチェーンケースを備え、前記流量調整弁を前記チェーンケースに取り付ける一方、前記燃料ポンプを前記シリンダヘッドの上面側かつ気筒列方向で前記チェーンケースと反対側の端部近傍に配置したことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  2. 前記エンジンは2気筒を有するエンジンであることを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  3. 前記流量調整弁は前記チェーンケースに固定される基部と、基部から外側に延びる筒状部とを有し、前記基部を前記チェーンケースの変速機側に向いた壁面に固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
  4. 前記シリンダヘッドの気筒列方向と直交する方向で前記燃料噴射弁の両側部に吸気カム軸と排気カム軸を配置し、前記燃料ポンプを前記排気カム軸で駆動する一方、この燃料ポンプを燃料入口が前記吸気カム軸の近傍に位置するよう前記シリンダヘッドに取り付け、前記流量調整弁を前記チェーンケースの気筒列方向と直交する方向で前記吸気カム軸の近傍に取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
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