JP6240498B2 - フォーマディスペンサ - Google Patents
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Description
フォーマディスペンサは、押下ヘッドを押し下げてステムを下方に移動させることにより、容器体内の液体を移送するとともに空気と混合させ、これらの気液混合体が発泡されてなる泡体を吐出する。
本発明に係るフォーマディスペンサは、液体が収容される容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、を備えたフォーマディスペンサであって、前記ポンプには、前記ステムに連係する液用ピストン及び空気用ピストンと、前記液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、前記空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、前記液用シリンダからの液体と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、前記気液混合室からの気液混合体を発泡させる発泡部材と、が備えられ、前記ステムは、上端部に前記押下ヘッドが装着された上ステムと、前記上ステムから下方に向けて延設された下ステムと、を備え、前記上ステムは、前記下ステムに対して上方付勢状態で下方移動可能に支持され、前記ノズル孔と前記発泡部材との間には、上下方向に延びる上下流路を有する接続路が配設され、前記下ステムには、上方に向けて立設されるとともに、前記上下流路の上端開口を閉塞する閉塞体が備えられ、前記上ステムの前記下ステムに対する下降に伴い、前記閉塞体が前記上端開口を開放し、前記下ステムには、前記上ステム内に連通し、かつ前記上ステムの前記下ステムに対する下降に伴い、前記上ステムの下端部が気密に摺動する環状溝が形成されていることを特徴としている。
一方、押下ヘッドの押下を解除すると、押下ヘッド、ステム、液用ピストン、及び空気用ピストンが上方に向けて復元変位する。この際、上ステムが下ステムに対して上方に向けて復元変位することで、閉塞体が上下流路の上端開口を閉塞する。これにより、接続路を通したノズル孔内と気液混合室内との連通が遮断される。
そして、本発明のフォーマディスペンサにおいて、上下流路の上端開口を閉塞する閉塞体が下ステムに備えられているので、押下ヘッドを押下する前の待機状態において、ノズル孔及び上端開口を通して、発泡部材が外気に晒されるのを抑制できる。これにより、発泡部材上で液体が乾いて固化するのを抑えることが可能になり、例えば適正な泡質の泡体を安定して発泡すること等ができる。
この構成によれば、空気用シリンダの内圧が上昇する等して、下ステムに対して空気用ピストンが上昇した場合に、空気用ピストンの筒部が当接部から離間し、空気通路内が空気用シリンダ内に連通しても、空気通路を通した気液混合室内と空気用シリンダ内との連通が逆流防止弁によって遮断された状態を維持する。これにより、気液混合室側から液体が空気通路を通して空気用シリンダ内に流入するのを、逆流防止弁によって阻止することができる。
図1に示す吐出容器1は、液体が収容される容器体2と、容器体2の口部2aに、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム16を有するポンプ3、及びステム16の上端部に配設されノズル孔33が形成された押下ヘッド20を有するフォーマディスペンサ10と、を備え、容器体2内の液体を泡状にして吐出する。
以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った容器体2の底部側を下側といい、下側の反対側を上側という。また、上下方向から見た平面視において、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
上ステム41は、押下ヘッド20の内筒32内に嵌合された装着筒43と、装着筒43よりも大径に形成されるとともに、装着筒43から下方に向けて延設されて装着キャップ11の上筒部22内に挿入された挿入筒44と、を備えている。挿入筒44には、径方向の内側に向けて突出する係止突部45が周方向に間隔をあけて複数形成されている。挿入筒44のうち、装着キャップ11の上筒部22内に位置する下部には、径方向の外側に向けて突出する摺動筒部46が形成されている。
第1下ステム51は、下部が液用ピストン14の後述する小筒部72に外嵌され、かつ上部に、径方向の内側に向けて突出する環状の台座部53が配設されている。また、第1下ステム51における上部と下部との間に位置する中間部に、径方向の外側に向けて突出するフランジ状の当接部54が配設されている。
内筒56の上端には、径方向の内側に向けて突出するフランジ状の段部が形成されている。段部には、有頂筒状の支持部57が上方に向けて立設されている。支持部57には、上下方向の全長に亘って延びる連通孔58が形成されており、この連通孔58を通して、第2下ステム52の内筒56内と、上ステム41の挿入筒44内と、が連通している。
ケーシング82は、上側が大径部82aとされ、下側が小径部82bとされた2段筒状に形成されている。大径部82aは、上述した第2下ステム52の内筒56内に嵌合され、小径部82bは第1下ステム51の上端部内に嵌合されている。
上下流路85aは、上ステム41と第2下ステム52とによって画成され、発泡部材18から上方に向けて延びるとともに、軸線Oと同軸状に配設されている。すなわち、上下流路85aのうち、下端開口は発泡部材18に接続され、上端開口は横流路85bを介してノズル孔33に接続されている。
横流路85bは、ノズル筒34内において、ノズル孔33よりも径方向の内側に位置する部分により構成されている。
弁体89は、上下方向から見た平面視で円板状とされ、接続路85内を上下流路85aと横流路85bとに仕切っている。弁体89は、その下面が上ステム41(装着筒43)の上端縁に密接して上下流路85aを閉塞している。
具体的に、逆流防止弁93は、第2下ステム52の外筒55内に嵌合された弁筒部94と、弁筒部94から径方向の内側に向けて突設され、第2下ステム52の上述した第2連通溝R2を開閉する弾性変形可能な環状の弁本体部95と、を備えている。弁本体部95の内周縁部は、第1下ステム51の上面に離間可能に密接しており、上述した第2連通溝R2を上方から閉塞している。
フォーマディスペンサ10の使用時には、まず上筒部22から規制部材24(図1参照)を取り外した後、図3に示すように押下ヘッド20を押下する。このフォーマディスペンサ10では、上述したように第1付勢部材15aのばね定数が第2付勢部材15bのばね定数よりも小さく設定されていることから、押下ヘッド20及び上ステム41が第1付勢部材15aの付勢力に抗して第2下ステム52に対して下降する。その後、押下ヘッド20を押下し続けることで、上ステム41の係止突部45が支持部57の天壁部に突き当たる。これにより、押下ヘッド20及び上ステム41の第2下ステム52に対する下降が規制される(規制状態)。
また、押下ヘッド20及び上ステム41が第2下ステム52に対して下降することで、上ステム41の摺動筒部46が環状溝61内に進入して、環状溝61内を気密に摺動する。
このとき、空気用ピストン17の内摺動筒部75が第1下ステム51の上述した摺動部分の外周面上を摺動するとともに、内摺動筒部75の上端部が第2下ステム52(外筒55)の内周面上を摺動することにより、空気用ピストン17の上下方向の位置が保持される。その結果、第1下ステム51の当接部54と、空気用ピストン17の内摺動筒部75の下端縁と、の間に、空気通路Rと下室78bとを連通する連通隙間Raが形成される。またこのとき、弁部材73も下降することで、下部弁体73bが液用シリンダ13のテーパ部67に着座して、液用シリンダ13の下端開口部が閉塞される。なお、連通隙間Raが形成された時点で、弁部材73の上部弁体73aが液用ピストン14の弁座部から離間していても構わない。
この構成によれば、例えば吐出容器1が高温環境下等に置かれて、空気用シリンダ12の内圧が上昇して、第1下ステム51に対して空気用ピストン17が上昇した場合に、空気用ピストン17の内摺動筒部75が当接部54から離間し、空気通路R内が連通隙間Raを通して空気用シリンダ12内に連通しても、空気通路Rの気液混合室19側と空気用シリンダ12側との連通が逆流防止弁93によって遮断された状態を維持する。これにより、気液混合室19側から液体が空気通路Rを通して空気用シリンダ12内に流入するのを、逆流防止弁93によって阻止することができる。
また、上述した実施形態では、下ステム42が第1下ステム51及び第2下ステム52を有する構成について説明したが、これに限られない。
2a…口部
3…ポンプ
10…フォーマディスペンサ
12…空気用シリンダ
13…液用シリンダ
14…液用ピストン
16…ステム
17…空気用ピストン
18…発泡部材
19…気液混合室
20…押下ヘッド
33…ノズル孔
41…上ステム
42…下ステム
75…内摺動筒部(筒部)
85…接続路
85a…上下流路
87…閉塞体
93…逆流防止弁
R…空気通路
Claims (2)
- 液体が収容される容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端部に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、を備えたフォーマディスペンサであって、
前記ポンプには、
前記ステムに連係する液用ピストン及び空気用ピストンと、
前記液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、
前記空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、
前記液用シリンダからの液体と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、
前記気液混合室からの気液混合体を発泡させる発泡部材と、が備えられ、
前記ステムは、
上端部に前記押下ヘッドが装着された上ステムと、
前記上ステムから下方に向けて延設された下ステムと、を備え、
前記上ステムは、前記下ステムに対して上方付勢状態で下方移動可能に支持され、
前記ノズル孔と前記発泡部材との間には、上下方向に延びる上下流路を有する接続路が配設され、
前記下ステムには、上方に向けて立設されるとともに、前記上下流路の上端開口を閉塞する閉塞体が備えられ、
前記上ステムの前記下ステムに対する下降に伴い、前記閉塞体が前記上端開口を開放し、
前記下ステムには、前記上ステム内に連通し、かつ前記上ステムの前記下ステムに対する下降に伴い、前記上ステムの下端部が気密に摺動する環状溝が形成されていることを特徴とするフォーマディスペンサ。 - 前記ポンプには、前記空気用シリンダ内と前記気液混合室内とを連通する空気通路が形成され、
前記空気用ピストンは、内部に前記下ステムが挿通される筒部を備え、
前記下ステムには、該下ステムの径方向の外側に向けて張り出して、前記筒部の下端に該筒部の下方から当接するフランジ状の当接部が形成され、
前記空気通路の一部が、前記筒部と前記下ステムとの間に形成され、
前記ポンプには、前記押下ヘッドの押下による前記空気用ピストンの下降時には開き、かつ前記気液混合室側から液体が前記空気通路を通して前記空気用シリンダ内に流入するのを阻止する逆流防止弁が配設されていることを特徴とする請求項1記載のフォーマディスペンサ。
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