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JP6135435B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートバックに形成された収容凹部内に、収容凹部から前倒しして使用することのできる可倒部が設けられた乗物用シートに関する。
従来、車両のリヤシートにおいて、3人掛けシートの中央のシートバック領域に、アームレストやテーブルとして倒し込んで使用することのできる可倒部が設けられたものが知られている(特許文献1)。上記可倒部は、その不使用時には、シートバックに形成された収容凹部内に収められることにより、シートバックと面一状の背凭れ面を形成した状態に保持されるようになっている。また、可倒部は、上記収容状態から可倒部に取り付けられた取っ手を手前に引き込むことにより、アームレストやテーブルとして使用可能な展開状態に倒し込まれるようになっている。また、上記シートバックの収容凹部と可倒部との間には、可倒部が車両の急ブレーキ時やシートバックを前倒し位置から起こし上げる時などに収容凹部から外れ出てしまうことのないように、可倒部を収容凹部内に係止させた状態に保持するストッパ構造が設けられている。上記ストッパ構造は、上述した可倒部に取り付けられた取っ手を手前に引き込む操作によって、その係止状態が解除されるようになっている。
実開平4−23454号公報
しかし、上記従来技術では、ストッパ構造がシートバックの収容凹部や可倒部からそれぞれ部分的に角張るように突出して設けられた構成となっているため、シートバックや可倒部の表面を傷めるおそれがあり、外部に露出した際の見栄えも悪い。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、可倒部をシートバックの収容凹部内に止めておくためのストッパ構造を、相手側部材を傷付けにくく、かつ、外部に露出した際の見栄えも良い構成とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックに形成された収容凹部内に、収容凹部から前倒しして使用することのできる可倒部が設けられた乗物用シートである。この乗物用シートは、可倒部を収容凹部内に収容した状態に保持することのできるストッパ構造を有する。ストッパ構造は、収容凹部の内周部と可倒部の外周部との間でそのどちらか一方に設けられた突起片が他方に押し当てられることで可倒部を収容凹部内に保持する係止力を作用させる構成となっている。突起片は、その設けられる側の一般面を覆うように張設されたシートカバーと、シートカバーにより覆われたシートパッドと、の間に挟まれた状態に配設され、上記一般面よりも突出する突起形状によって他方に押し当てられる構成となっている。
この第1の発明によれば、突起片の突起形状は、その表面に張設されたシートカバーの形状により、外部に対して部分的に突出した形となって出にくくなるように均される。したがって、ストッパ構造を、相手側部材を傷付けにくく、かつ、外部に露出した際の見栄えも良い構成とすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。シートカバーと突起片との間に、上記一般面の面内方向に広がる可撓性面状のクッション部材が介在して設けられている。
この第2の発明によれば、面状のクッション部材により、突起片の突起形状がシートカバーに作用させる押圧力がシートカバーの面内方向により広く分散されて均されるようになる。したがって、ストッパ構造を、より一層効果的に、相手側部材を傷付けにくく、かつ、外部に露出した際の見栄えも良い構成(ハイライトの出にくい構成)とすることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。突起片がクッション部材に縫い付けられ、クッション部材がシートカバーの構成ピース間の縫い目に共縫いされて取り付けられている。
この第3の発明によれば、突起片やクッション部材を少ない縫い目でシートカバーに縫い付けることができる。また、このような構成をとることにより、縫い目を増やすことなく、突起片をシートカバーの構成ピース間の縫い目から離れた遠い位置に設定して、シートカバーに無理な突っ張りが生じないようにすることができる。また、突起片やクッション部材をシートカバーに縫い付けることで、シートカバーに対する位置決めを簡単に行うことができると共に、これらをシートカバーと一体の一部品として簡便に取り扱うことができるようになる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。突起片は、シートパッドよりも硬質な樹脂部品によって形成されており、そのシートパッドと向かい合う裏側の面部が、突起形状よりも一般面の面内方向に広く延びる面形状に形成されている。
この第4の発明によれば、突起片が樹脂部品によって硬質に形成されていても、その表面に張設されたシートカバーの形状により、外部に対して部分的に突出した形となって出にくくなるように均される。また、突起片が上記のように硬質に形成されていても、その裏側の広い面部がシートパッドに対して広く面当接した状態で支えられるようになるため、シートパッド内に沈み込みにくくなり、安定した強い係止力を発揮させられるようになる。
第5の発明は、上述した第1から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。ストッパ構造が、可倒部の収容状態における上面部と同上面部と対面する収容凹部の天井面部との間に設定されている。
この第5の発明によれば、ストッパ構造が、可倒部の倒れ込みの回転中心から最も遠い位置に設定されることとなるため、可倒部を収容状態に保持するための保持力を強く発揮させることができる。
第6の発明は、上述した第1から第5のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。突起片が収容凹部の内周部に設けられている。
この第6の発明によれば、突起片がシートバックの収容凹部の内周部に突出する構成となるため、可倒部に突起片が設けられている場合と比べて、突起片をより目立たない位置(可倒部が倒し込まれても見栄えが損なわれない位置)に形成することができると共に、使用者によって触られる機会の少ない構成とすることができる。
第7の発明は、上述した第6の発明において、次の構成とされているものである。突起片が収容凹部の奥側寄りの領域箇所に設定されている。
この第7の発明によれば、着座者がシートバックに凭れ掛かった際に、着座者に突起片の異物感を感じさせにくくすることができる。また、可倒部を収容凹部内に収容する際に、ストッパ構造による係止力(抵抗力)がかけられる領域が収容操作の最後の領域となるため、可倒部を収容凹部から倒し込んだり収容凹部内に収容したりする操作をより簡便にすることができる。
第8の発明は、上述した第6又は第7の発明において、次の構成とされているものである。可倒部の外周部に何らかの装備品が外部に露出した状態となって設けられている。突起片が、上記可倒部の外周部に形成される装備品との境界の凹み内に突起形状を入り込ませて係止力を作用させる構成となっている。
この第8の発明によれば、可倒部の外周部に露出して設けられる装備品の構成を利用して、突起片により発揮される係止力によって可倒部に圧痕がつかないようにすることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 アームレスト(可倒部)が前倒しされた状態を表した斜視図である。 カップホルダが開き出された状態を表した斜視図である。 ストッパ構造が配設された領域を下方側から拡大視して表した斜視図である。 乗物用シートの正面図である。 図5のVI-VI線断面図である。 図6の要部拡大図である。 図6の状態からアームレスト(可倒部)が前倒しされた状態を表した断面図である。 ストッパ構造が配設された領域を上方側から可視化して表した斜視図である。 ストッパ構造の分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図10を用いて説明する。図1に示すように、本実施例のシート1は、いわゆるステーションワゴンタイプの自動車に搭載された最後列目のリヤシートとして構成されている。上記シート1は、同列に3人の乗員が腰掛けて使用することのできる長い横幅を備えた構成となっており、その背後には、自動車の荷室がひと続きに形成された構成となっている。
上記シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭凭れとなるヘッドレスト4と、を備えた構成となっている。シートバック2は、2人掛け側のシートバック10と1人掛け側のシートバック100とに幅方向に6:4に分割された構成となっている。上記2人掛け側のシートバック10と1人掛け側のシートバック100とは、それぞれが個別に背凭れ角度の調整を行えたり、シートクッション3側に前倒しできたりするようになっている。シートクッション3は、シート幅方向に分割されることなく、3人掛け分の横幅を備えた一体の構成となっている。ヘッドレスト4は、2人掛け側のシートバック10の中央席側の領域10Bの上部と、端席側の領域10Aの上部と、1人掛け側のシートバック100の上部と、にそれぞれ1つずつ装着されている。
上述した2人掛け側のシートバック10は、図5に示すように、その中央席側の領域10Bが端席側の領域10Aよりも狭く構成されている。そして、上記中央席側の領域10Bには、同領域10Bに乗員が座っていない時に、2人掛け側のシートバック10から前側に倒し込んで肘置きとして使用することのできるアームレスト13が設けられている(図2参照)。上記アームレスト13は、図1に示すように、2人掛け側のシートバック10の中央席側の領域10Bに形成された収容凹部11内に収められた状態として設けられている。上記アームレスト13は、上記収容凹部11内に収容された状態では、2人掛け側のシートバック10の背凭れ面と面一状の状態を成して、中央席側の領域10Bに座る乗員の背凭れとして機能することができる構成となっている。ここで、上記アームレスト13が本発明の「可倒部」に相当する。
上記アームレスト13は、これを上述した収容凹部11から前側に倒し込むことにより、図2に示すように、水平位置まで倒し込まれて、その左右両隣に座る乗員が肘置きとして快適に使用することができる状態(展開状態)となる。更に、上記アームレスト13は、上記図2に示す展開状態から、そのシート前方側を向く先端側の面部13Cに設けられた押ボタン13B1を押し込む操作を行うことにより、同面部13C内からカップホルダ13Bが前方側に引き出されるようになっている。ここで、上記カップホルダ13Bが本発明の「装備品」に相当する。
上記カップホルダ13Bは、アームレスト13の先端側の面部13Cから回転中心となる根本側の部分(回転軸13G)にかけて、アームレスト13の半分以上の領域に亘って埋め込まれて設けられた状態とされている。具体的には、上記カップホルダ13Bは、上述したアームレスト13の先端側の面部13Cに露出する四角枠状の枠部13B2と、同枠部13B2内に収まる形でアームレスト13内に埋め込まれて設けられたホルダ部13B3と、上記枠部13B2の一部領域に設けられた押ボタン13B1と、から構成されている。
上記枠部13B2は、図6に示すように、アームレスト13の骨格を成す金属製のアームフレーム13Eに一体的に固定された状態として設けられている。上記枠部13B2のアームレスト13の先端側の面部13Cに露出する表面部分は、樹脂部材によって構成されている。また、ホルダ部13B3は、上記枠部13B2に対して展開収納可能な状態に支えられた状態として設けられており、その不使用時には、上記アームレスト13内に押し込まれてその展開移動が規制された状態として、上述した枠部13B2と面一状の平坦な表面形状を成す形に保持された状態とされている。上記ホルダ部13B3は、上述した押ボタン13B1が押し込まれることにより、その収納位置での規制状態が解かれて、図示しないバネの附勢作用により、アームレスト13の先端側の面部13Cから引き出されるように展開されるようになっている。そして、上記ホルダ部13B3は、上記展開後に、手動操作によってドリンク容器を保持できる形に切換えられることにより、ドリンク容器を上方側からセットして保持できる状態とされるようになっている。
上述したアームレスト13は、上述したカップホルダ13Bのホルダ部13B3をアームレスト13内に収めた後、これ(アームレスト13)を後方側に起こし上げて前述した収容凹部11内に完全に押し込むことにより、図6に示すように、収容凹部11の天井面部11A内に設けられたストッパ構造20から係止力が掛けられて、同収容凹部11内に強く押し止められた状態に保持されるようになっている。このストッパ構造20による保持により、アームレスト13は、自動車の急ブレーキ時や2人掛け側のシートバック10を前倒しした状態から起こし上げる時などに、収容凹部11から外れ出てしまうことなく、収容凹部11内に強く位置保持された状態に保たれるようになっている。
詳しくは、図2で前述したように、上述したアームレスト13は、その先端側の領域部にカップホルダ13Bが内装された、先端側の重い構成となっていることにより、上記のような慣性力の作用を強く受けやすい構成とされている。しかし、アームレスト13は、上記のような強い慣性力の作用を受けても、上述したストッパ構造20により発揮される強い係止力により、上記収容凹部11内に安定して位置保持されるようになっている。
以下、上述した2人掛け側のシートバック10の各部の具体的な構成について、詳しく説明していく。すなわち、2人掛け側のシートバック10は、図6に示すように、その骨格を成す金属製のバックフレーム12と、バックフレーム12の前部に被せ付けられて着座乗員の荷重を和らげて受け止める発泡ウレタン製のバックパッド15と、バックパッド15の表面全体を覆うように被せ付けられたバックカバー14と、バックフレーム12の後部に被せ付けられた樹脂製のバックボード16と、によって構成されている。ここで、上述したバックカバー14が本発明の「シートカバー」に相当し、バックパッド15が本発明の「シートパッド」に相当する。
上述したバックフレーム12は、その詳細な図示は省略されているが、2人掛け側のシートバック10の外周形状に沿った四角枠状の形に組まれて構成されている。上記バックフレーム12には、後述する様々な部品を組み付けるためのワイヤ12Wが一体的に結合されて設けられた状態とされている。バックパッド15は、上述したバックフレーム12の各枠部に前方側から覆い被されるように組み付けられると共に、その周縁部が後方側にひれ状に延びてバックフレーム12の各枠部に外周側からも覆い被されるように組み付けられた状態とされている。
バックカバー14は、上述したバックパッド15の各側面の形に合わせて形成された複数枚の構成ピース14Aが、バックパッド15の表面形状と合致する一枚の袋状の形に縫い合わされた構成とされている。上述した各構成ピース14Aは、そのバックパッド15に覆われる部位により、皮革材又はカーペット材が選択されて用いられている。具体的には、各構成ピース14Aは、アームレスト13が収容される収容凹部11の前面と、中央席側の領域10Bの横側面、それに、バックボード16の背面に覆い被される部位が、それぞれカーペット材によって構成されており、それ以外の部位は、皮革材によって構成されている。なお、各構成ピース14Aに用いられる表皮材は、皮革材やカーペット材の他、布帛等の他の面材を用いることもでき、適用部位による選択も適宜自由に変更可能である。
上述したバックカバー14は、上述したバックパッド15の表面に前方側から覆い被せられた後、その上下左右の各周縁部が後方側に引き込まれてバックフレーム12に止着されることにより、バックパッド15の表面形状に広く密着するように上下両側と左右両側とからそれぞれ引張り込まれた状態に張設された状態とされている。このバックカバー14の張設により、バックパッド15がバックフレーム12に強く押し付けられて位置固定された状態とされている。
また、図2〜図4に示すように、上述したバックカバー14の上述した収容凹部11に被せ付けられる面領域は、収容凹部11の形に合わせて凹んだ凹面状の形に縫い合わされた構成となっている。上記バックカバー14の凹面状の形に縫い合わされた面領域は、図6に示すように、その凹面の上奥側(図示右上側)の縁部と下奥側(図示省略)の縁部の各裏側部に、これらを後方側へ吊り込むための吊込み布14Cが共縫いされていて、これら吊込み布14Cをバックパッド15に貫通形成された各通し孔15Aを通して後方側へ引き込んで、これら吊込み布14Cの先端側の縁部に通されたワイヤ14C1を、前述したバックフレーム12に結合されたワイヤ12Wにそれぞれ近づけてCリング14C2で結束して止着することにより、上記収容凹部11を形成するバックパッド15の凹面に浮きや皺を生じさせることなく広く密着した状態に張設された状態とされている。上述したバックカバー14の各構成ピース14Aの裏面部には、バックカバー14の滑り止めやクッション性を向上させるための発泡ウレタン製のカバーパッド14D(図示省略)が一体的に積層されて設けられた状態とされている。
バックボード16は、上述したバックフレーム12の所々の箇所にクリップ16Aを用いて後方側から差し込まれることにより、バックフレーム12に一体的に装着された状態とされている。そして、上記バックボード16の背面部には、前述したバックカバー14を構成するカーペット材から成る構成ピース14Aが被せ付けられた状態とされている。上記構成により、バックボード16の背面に被せ付けられたカーペット材(構成ピース14A)が、2人掛け側のシートバック10が前倒しされた際に、荷室のフロア面に敷かれたカーペット材と面一状の荷室面を形成するようになっている。上記カーペット材(構成ピース14A)が被覆された2人掛け側のシートバック10の背面部は、その内部に上述したバックボード16が内装された構成となっていることにより、荷物が置かれても撓みにくい高い構造強度を発揮することができる構成となっている。
アームレスト13は、図6に示すように、その骨格を成す金属製のアームフレーム13Eと、アームフレーム13Eの表面全体を覆うように被せ付けられて外部から受ける荷重を和らげて受け止める発泡ウレタン製のアームパッド13Pと、アームパッド13Pの表面全体を覆うように被せ付けられた皮革製のアームカバー13Fと、アームカバー13Fに縫い付けられた皮革製帯状のバンド13Aと、アームレスト13内に内装されたカップホルダ13Bと、によって構成されている。
上述したアームレスト13は、そのアームフレーム13Eの根本側の左右2箇所の部位が、それぞれ、回転軸13Gによって2人掛け側のシートバック10のバックフレーム12に前後回転可能な状態に連結された状態とされている。上記アームレスト13は、その表面全体がアームパッド13Pとアームカバー13Fとによって覆われた構成となっており、上述した収容凹部11内に収容されて背凭れ荷重を受ける際にも、収容凹部11から展開されて肘置きとしての荷重を受ける際にも、荷重を和らげて受け止めることができるようになっている。
また、アームレスト13は、そのカップホルダ13Bが内装されて一部が露出する先端側の面部13Cにも、上述したアームパッド13Pとアームカバー13Fとが覆い被された状態とされている。詳しくは、上述したアームパッド13Pとアームカバー13Fとは、アームレスト13の先端側の面部13Cに露出するカップホルダ13Bの枠部13B2を外周側から囲うように設けられた状態とされており、枠部13B2が凹んだ位置に形成されるように枠部13B2よりも膨らんだ形に設けられた状態とされている。これにより、上記アームレスト13の先端側の面部13Cには、そのアームパッド13Pとアームカバー13Fとによって囲われた中央部分に、カップホルダ13Bの枠部13B2やホルダ部13B3や押ボタン13B1が面一状に凹んだ凹み13Dが形成された構成となっている。
また、図1に示すように、上述したアームレスト13の背凭れ荷重を受ける側の面部(収容凹部11内に収容された状態において前方側に露出する面部)には、同面部と面一状に密着した状態となるように、帯状のバンド13Aが幅方向に架け渡されて取り付けられた状態とされている。上記バンド13Aは、その両端部が、アームレスト13の両横側面(アームカバー13F)にそれぞれ縫い付けられて取り付けられた状態とされている。上記バンド13Aは、アームレスト13を収容凹部11から引き出す際の取っ手として機能するものとなっており、アームレスト13を収容凹部11から引き出す際には、上述したアームカバー13Fやアームパッド13Pを押し撓ませながらバンド13Aに手を掛け入れてこれを前方側に引き込むように操作することにより、アームレスト13を収容凹部11から前方側に引き出して前に倒し込めるようになっている(図2参照)。
次に、上述したアームレスト13を2人掛け側のシートバック10の収容凹部11内に保持するストッパ構造20の構成について説明する。上記ストッパ構造20は、図4及び図6〜図10に示すように、上述した2人掛け側のシートバック10の収容凹部11の天井面部11A内に埋め込まれて設けられた突起片21と、突起片21を裏側から支える面状の支持板22と、突起片21を表側から覆う面状の綿布23と、から構成されている。
上記ストッパ構造20は、その構成部品である上述した突起片21と支持板22と綿布23とが互いに一つに縫い合わされた状態で、上記収容凹部11の天井面部11Aに覆い被されるバックカバー14の構成ピース14Aの裏面部に縫い付けられて設けられた状態とされている。これにより、上記ストッパ構造20は、上記バックカバー14の構成ピース14Aとその裏側のバックパッド15との間に挟み込まれた状態として設けられた状態とされている。ここで、上記綿布23が本発明の「クッション部材」に相当する。
上記突起片21は、バックパッド15やアームパッド13Pよりも硬質なポリプロピレン樹脂等の樹脂部材によって構成されており、矩形板状の平板部21Aと、平板部21Aの一辺から断面半球状に突出する筋状の玉縁21Bと、を有した形に形成されている(図10参照)。上記突起片21は、図4及び図6〜図9に示すように、上述した玉縁21Bの延びる長手方向がシート幅方向となり、かつ、玉縁21Bが下方側に突出する向きに向けられた状態として設けられている。上記突起片21の裏面(配設状態における上面)は、平坦面となっている(図7及び図10参照)。
上記突起片21は、詳しくは、図6及び図9に示すように、その平板部21Aの後側の辺に玉縁21Bが形成されるように向けられた状態として、上記玉縁21Bが収容凹部11の天井面部11Aの幅方向の中央部における奥側(シート後側)の縁部に近い領域に位置するように設けられた状態とされている。ここで、上記玉縁21Bによる突起形状が本発明の「突起形状」に相当する。
支持板22は、バックパッド15やアームパッド13Pよりも硬質なプレスフェルトやポリプロピレン樹脂の発泡シート等の部材によって構成されている。上記支持板22は、図10に示すように、上述した突起片21の裏面よりもひとまわり大きな矩形板状の形に形成されていて、その中央部分に突起片21の裏面があてがわれるように突起片21の裏側に敷かれた状態とされている。上記支持板22は、図9に示すように、上述した収容凹部11の天井面部11Aの幅長よりも短い幅長を有した形に形成されている。
綿布23は、図6〜図8に示すように、上述した突起片21の玉縁21Bの突起形状がバックカバー14の表面に筋状のハイライトとして顕著に浮き出すぎることがないように、玉縁21Bの突起形状をバックカバー14の面内方向に広く分散させて均せるような厚手のカーペット材等の素材から構成されている。上記綿布23は、図10に示すように、上述した突起片21や支持板22よりもひとまわり大きな面形状に形成されており、図9に示すように、その中央部分に突起片21や支持板22がそれぞれセットされた状態で、突起片21の平板部21Aの前後方向の中央箇所を幅方向に縫い線が横切るように、これらと一体に縫い付けられて結合された状態とされている。これにより、上記突起片21が、上記綿布23と支持板22とによって表裏側から挟み込まれた状態として、これらと一体的に縫い合わされた状態とされている(図7参照)。
上記綿布23は、図9に示すように、上述した収容凹部11の天井面部11Aの幅長より長い幅長を有した形に形成されており、収容凹部11の天井面部11Aを覆うバックカバー14の裏面に重ね合わされた状態として、その幅方向の両サイドの縁部が、収容凹部11の天井面部11Aを覆うバックカバー14の構成ピース14Aとその両隣に繋ぎ合わされた各構成ピース14Aとの縫い目14B(縫合部)にそれぞれ一緒に縫合されて結合された状態とされている(縫い目23A:図9参照)。これにより、上記ストッパ構造20が、バックカバー14の収容凹部11の天井面部11Aを覆う構成ピース14Aの裏面部に一体的に縫合されて取り付けられた状態とされている。
上記ストッパ構造20は、図8に示すように、上述したバックカバー14をバックパッド15の表面に被せ付けて張設する作業によって、上述した収容凹部11の天井面部11Aの幅方向の中央部における奥側(後側)の縁部に近い所定位置に位置合わせされた状態として設けられるようになっている。詳しくは、上記バックカバー14の張設時には、上述したストッパ構造20の突起片21の玉縁21Bが天井面部11Aの奥側の縁部に近い位置に配置されるが、突起片21の平板部21Aが玉縁21Bより前側の領域に形成されていることにより、バックカバー14の吊込み布14Cを後側に吊り込む作業時に吊込み布14Cが突起片21につっかえないようになっており、吊込み布14Cの吊込み作業を適切に行うことができるようになっている。
上記バックカバー14の張設により、ストッパ構造20は、図8に示すように、上述した突起片21の玉縁21Bが、上述した支持板22を介したバックパッド15の弾発力による支えによって、収容凹部11の天井面部11Aに、同天井面部11Aの一般面Gよりも突出する緩やかな突起形状を形成した状態に設けられた状態となる。具体的には、上記突起片21の玉縁21Bによる突起形状は、上述した突起片21とバックカバー14との間に介在する綿布23のクッション構造やバックカバー14の張設力やバックカバー14の裏面部に積層されたカバーパッド14D(図示省略)のクッション構造などによって、部分的に筋状に狭く突出するのではなく、バックカバー14の面内方向に広く分散されて均された形に突出するようになっている。これにより、上記玉縁21Bによる突起形状が、バックカバー14の天井面部11Aの表面にハイライトを生じさせることなく、外観上は突起がほとんど見えない状態として設けられるようになっている。
上記のように設けられたストッパ構造20は、図8に示すように、アームレスト13が収容凹部11内に収容される前の状態では、上述した突起片21の玉縁21Bが収容凹部11の天井面部11Aの一般面Gよりも下方側に突出した状態となって設けられた状態とされている。そして、上記ストッパ構造20は、図6〜図7に示すように、上記収容凹部11内にアームレスト13が押し込まれて収容されることにより、突起片21の玉縁21Bがアームレスト13の図示上側を向く先端側の面部13Cと干渉し、アームレスト13が収容凹部11内に完全に押し込まれた状態となることにより、上記玉縁21Bが上記先端側の面部13Cに形成された凹み13Dの内部に入り込んだ状態となる。これにより、アームレスト13は、上記凹み13Dの内部に入り込んだ玉縁21Bによって、その収容凹部11から前に出される方向への移動が規制された状態となり、上記収容凹部11内に位置固定された状態に保持された状態となる。
詳しくは、上記ストッパ構造20は、上記アームレスト13が収容凹部11内に押し込まれてアームレスト13の先端側の面部13Cと干渉することにより、突起片21を裏側から支えるバックパッド15や突起片21と干渉したアームレスト13の先端側の面部13Cを構成するアームパッド13Pを押し撓ませながらアームレスト13の収容移動を受け入れるようになっている。そして、ストッパ構造20は、上記アームレスト13が収容凹部11内に完全に押し込まれて突起片21の玉縁21Bがアームレスト13の先端側の面部13Cの凹み13Dの内部に入り込んだ状態となることにより、上述したバックパッド15やアームパッド13Pの押し撓まされていた状態が緩められて、押し撓まされる前の初期形状に近い状態に戻されるようになっている。このような構成となっていることにより、バックパッド15やアームパッド13Pが長時間、押し撓まされないようになっており、突起片21の押圧力による圧痕がアームレスト13の表面や収容凹部11の天井面部11Aに付かないようになっている。
上記収容凹部11内に保持されたアームレスト13は、上記突起片21の玉縁21Bにより発揮される係止力に抗して収容凹部11から引き出される力がかけられることにより、上記突起片21の玉縁21Bとの干渉状態から外されて、図2で前述した展開位置まで前倒しされるようになっている。
このように、本実施例のシート1は、シートバック2に形成された収容凹部11内に、収容凹部11から前倒しして使用することのできるアームレスト13(可倒部)が設けられており、アームレスト13を収容凹部11内に収容した状態に保持することのできるストッパ構造20を有する構成となっている。ストッパ構造20は、収容凹部11の内周部(天井面部11A)に設けられた突起片21が、アームレスト13の外周部(先端側の面部13C)に押し当てられることでアームレスト13を収容凹部11内に保持する係止力を作用させる構成となっている。突起片21は、その設けられた収容凹部11の天井面部11Aの一般面Gを覆うように張設されたバックカバー14(シートカバー)と、同バックカバー14により覆われたバックパッド15(シートパッド)と、の間に挟まれた状態に配設され、上記一般面Gよりも突出する玉縁21Bの突起形状によってアームレスト13の外周部に押し当てられる構成となっている。
このような構成となっていることにより、突起片21の玉縁21Bの突起形状が、その表面に張設されたバックカバー14の形状により、外部に対して部分的に突出した形となって出にくくなるように均される。したがって、ストッパ構造20を、相手側部材(アームレスト13)を傷付けにくく、かつ、外部に露出した際の見栄えも良い構成とすることができる。
また、バックカバー14と突起片21との間に、上記一般面Gの面内方向に広がる可撓性面状の綿布23(クッション部材)が介在して設けられている。このような構成となっていることにより、上記面状の綿布23によって、突起片21の玉縁21Bの突起形状がバックカバー14に作用させる押圧力がバックカバー14の面内方向により広く分散されて均されるようになる。したがって、ストッパ構造20を、より一層効果的に、相手側部材(アームレスト13)を傷付けにくく、かつ、外部に露出した際の見栄えも良い構成(ハイライトの出にくい構成)とすることができる。
また、突起片21が綿布23に縫い付けられ、綿布23がバックカバー14の構成ピース14A間の縫い目14Bに共縫いされて取り付けられている(縫い目23A:図9参照)。このような構成となっていることにより、突起片21や綿布23を少ない縫い目でバックカバー14に縫い付けることができると共に、バックカバー14に突起片21を固定するための縫い目が別途露出しない構成となるため、バックカバー14の見栄え向上を図ることができる。また、このような構成をとることにより、縫い目を増やすことなく、突起片21をバックカバー14の構成ピース14A間の縫い目14Bから離れた遠い位置(中央位置)に設定して、バックカバー14に無理な突っ張りが生じないようにすることができる。また、突起片21をバックカバー14に直接固定する構造をとらないため、バックカバー14に突起片21を固定するための孔を空ける必要がなく、工数削減・見栄え向上を図ることができる。また、突起片21や綿布23をバックカバー14に縫い付けることで、バックカバー14に対する位置決めを簡単に行うことができると共に、これらをバックカバー14と一体の一部品として簡便に取り扱うことができるようになる。なお、バックカバー14の裏面部に設けられたカバーパッド14D(図示省略)によって、突起片21の玉縁21Bの突起形状を面内方向に広く分散させる本発明の「クッション部材」としての機能をさせるようにしてもよい。
また、突起片21は、バックパッド15よりも硬質な樹脂部品によって形成されており、そのバックパッド15と向かい合う裏側の面部が、玉縁21Bの突起形状よりも(一般面Gの)面内方向に広く延びる面形状に形成されている。このような構成となっていることにより、突起片21が樹脂部品によって硬質に形成されていても、その表面に張設されたバックカバー14の形状により、外部に対して部分的に突出した形となって出にくくなるように均される。また、突起片21が上記のように硬質に形成されていても、その裏側の広い面部がバックパッド15に対して広く面当接した状態で支えられるようになるため、バックパッド15内に沈み込みにくくなり、安定した強い係止力を発揮させられるようになる。
また、ストッパ構造20が、アームレスト13の収容状態における上面部(先端側の面部13C)と同上面部(先端側の面部13C)と対面する収容凹部11の天井面部11Aとの間に設定されている。このような構成となっていることにより、ストッパ構造20が、アームレスト13の倒れ込みの回転中心(回転軸13G)から最も遠い位置に設定されることとなるため、アームレスト13を収容状態に保持するための保持力を強く発揮させることができる。
また、突起片21は、収容凹部11の内周部に設けられている。このような構成となっていることにより、突起片21がシートバック2の収容凹部11の内周部に突出する構成となるため、アームレスト13に突起片21が設けられている場合と比べて、突起片21をより目立たない位置(アームレスト13が展開されても見栄えが損なわれない位置)に形成することができると共に、使用者によって触られる機会の少ない構成とすることができる。
また、突起片21は、収容凹部11の奥側(シート後側)寄りの領域箇所に設定されている。このような構成となっていることにより、着座者がシートバック2に凭れ掛かった際に、着座者に突起片21の異物感を感じさせにくくすることができる。また、アームレスト13を収容凹部11内に収容する際に、ストッパ構造20による係止力(抵抗力)がかけられる領域が収容操作の最後の領域となるため、アームレスト13を収容凹部11から倒し込んだり収容凹部11内に収容したりする操作をより簡便にすることができる。
また、アームレスト13の外周部にカップホルダ13B(何らかの装備品)が外部に露出した状態となって設けられている。突起片21が、上記アームレスト13の外周部に形成されるカップホルダ13Bとの境界の凹み13D内に玉縁21Bの突起形状を入り込ませて係止力を作用させる構成となっている。このような構成となっていることにより、アームレスト13の外周部に露出して設けられるカップホルダ13Bの構成を利用して、突起片21により発揮される係止力によってアームレスト13に圧痕がつかないようにすることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車のリヤシート以外のシートにも適用することができるほか、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、本発明の「可倒部」は、シートバックに形成された収容凹部から前倒しして使用することのできるものであればよく、上記実施例で示したアームレストの他、テーブル等の他の機能部分として設けられるものであってもよい。また、「ストッパ構造」は、シートバックに形成された収容凹部の内周部と可倒部の外周部との間でそのどちらか一方に設けられた突起片が他方に押し当てられることで可倒部を収容凹部内に保持する係止力を作用させる構成となっていればよく、上記実施例で示したような収容凹部の天井面部に設けられるものの他、収容凹部の横側面や底面部に設けられるものであってもよく、アームレストに設けられるものであってもよい。また、その両方に設けられるものであってもよい。
また、「突起片」の突出形状は、上記実施例で示したような玉縁の突出形状に限定されず、種々の突起形状を採用可能である。また、突起片の突起形状は、突起形状が局所的とならないように、複数箇所に広く分散されて設けられるものであってもよい。また、「突起片」は、シートカバーやシートパッドに接着されて結合されていてもよい。また、上記実施例では、本発明の「可倒部の外周部に外部に露出した状態として設けられる何らかの装備品」として、カップホルダを例示したが、上記装備品は、引き出し等の他の装備品であってもよい。また、可倒部に装備品のないものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
10 2人掛け側のシートバック
10A 端席側の領域
10B 中央席側の領域
11 収容凹部
11A 天井面部
12 バックフレーム
12W ワイヤ
13 アームレスト(可倒部)
13A バンド
13B カップホルダ(装備品)
13B1 押ボタン
13B2 枠部
13B3 ホルダ部
13C 先端側の面部(上面部)
13D 凹み
13E アームフレーム
13P アームパッド
13F アームカバー
13G 回転軸
14 バックカバー(シートカバー)
14A 構成ピース
14B 縫い目
14C 吊込み布
14C1 ワイヤ
14C2 Cリング
14D カバーパッド
15 バックパッド(シートパッド)
15A 通し孔
16 バックボード
16A クリップ
20 ストッパ構造
21 突起片
21A 平板部
21B 玉縁(突起形状)
22 支持板
23 綿布(クッション部材)
23A 縫い目
G 一般面
100 1人掛け側のシートバック

Claims (7)

  1. シートバックに形成された収容凹部内に、該収容凹部から前倒しして使用することのできる可倒部が設けられた乗物用シートであって、
    前記可倒部を前記収容凹部内に収容した状態に保持することのできるストッパ構造を有し、
    該ストッパ構造は、前記収容凹部の内周部と前記可倒部の外周部との間でそのどちらか一方に設けられた突起片が他方に押し当てられることで前記可倒部を前記収容凹部内に保持する係止力を作用させる構成となっており、
    前記突起片は、その設けられる側の一般面を覆うように張設されたシートカバーと、該シートカバーにより覆われたシートパッドと、の間に挟まれた状態に配設され、前記一般面よりも突出する突起形状によって前記他方に押し当てられる構成となっており、
    前記シートカバーと前記突起片との間に、前記一般面の面内方向に広がる可撓性面状のクッション部材が介在して設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記突起片が前記クッション部材に縫い付けられ、前記クッション部材が前記シートカバーの構成ピース間の縫い目に共縫いされて取り付けられていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記突起片は、前記シートパッドよりも硬質な樹脂部品によって形成されており、その前記シートパッドと向かい合う裏側の面部が前記突起形状よりも前記一般面の面内方向に広く延びる面形状に形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記ストッパ構造が、前記可倒部の収容状態における上面部と該上面部と対面する前記収容凹部の天井面部との間に設定されていることを特徴とする乗物用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記突起片が前記収容凹部の内周部に設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  6. 請求項に記載の乗物用シートであって、
    前記突起片が前記収容凹部の奥側寄りの領域箇所に設定されていることを特徴とする乗物用シート。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の乗物用シートであって、
    前記可倒部の外周部に何らかの装備品が外部に露出した状態となって設けられており、前記突起片が、前記可倒部の外周部に形成される前記装備品との境界の凹み内に前記突起形状を入り込ませて係止力を作用させる構成となっていることを特徴とする乗物用シート。
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