JP6134143B2 - 中空多芯プラスチック光ファイバ - Google Patents
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Description
ライトガイドとしては石英ガラス製、多成分ガラス製、プラスチック製の光ファイバが用いられる。対象物全体を一様に照らすことが望ましいため、画像伝送体の対物側端部においては多数の細いライトガイドファイバがイメージファイバ(または撮像素子)の周囲を取り囲むように配置される。しかし多数の細いライトガイドファイバは取り扱いが難しく、所望の位置に配置するには煩雑な加工作業が必要となる。
これに対し、特許文献1には、中空部を有する多芯プラスチック光ファイバすなわち中空多芯プラスチック光ファイバが提案されている。中空多芯プラスチック光ファイバは一体化された光ファイバであるため、画像伝送体のライトガイドとして利用する際には中空多芯プラスチック光ファイバの中に画像伝送体を挿入するという方法を用いることができ、格段に作業性が向上する。
(1)中空部を有し、その周辺部がプラスチックよりなる中空多芯光ファイバであって、該周辺部の横断面が、1)海島構造をとり、2)島部は少なくとも鞘樹脂よりも屈折率の高い芯樹脂からなり、3)海部は鞘樹脂または第3の樹脂からなり、4)芯樹脂は鞘樹脂または第3の樹脂に取り囲まれており、5)ファイバの軸方向にその片端部から他端部にわたって前記横断面を連続して有しており、光ファイバの直径をAmm、光ファイバの外周部から島部までの最小距離をamm、中空部と周辺部の境界から島部までの最小距離をbmmとしたとき、0.002≦a/A≦0.040、0.002≦b/A≦0.040の部分を有する中空多芯光ファイバ。
(2)0.1mm≦A≦5mmであって、中空部の直径をBmmとしたとき、(A−B)/Aの値が0.2以下である上記(1)に記載の中空多芯光ファイバ。
(3)開口数NAが0.55以上である上記(1)または上記(2)に記載の中空多芯光ファイバ。
(4)1≦a/b≦2.5である上記(1)または上記(2)に記載の中空多芯光ファイバ。
鞘樹脂の種類は、特に限定されないが、メタクリレート系樹脂、アクリレート系樹脂、フッ化ビニリデン系樹脂、エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体、下記式(d)で表されるラクトン化合物等が好ましい。
なお、芯及び鞘以外に、海樹脂として第3の樹脂を用いる場合、第3の樹脂の材料としては、鞘樹脂と同じものを用いることができる。
また、図示はしないが、中空多芯プラスチック光ファイバ裸線の外周に、保護層や被覆層を設けてもよい。保護層としては、フッ化ビニリデン系樹脂などが挙げられる。被覆層としては、ポリオレフィン系樹脂やポリアミド系樹脂などが挙げられる。
芯を構成する樹脂(芯樹脂)としてポリメチルメタクリレート(屈折率1.492)、鞘層を構成する樹脂(鞘樹脂)としてカーボネート変性エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体(ダイキン工業社製「ネオフロンEFEP RP4020」、屈折率1.385)を使用し、1本のファイバ中の芯線が250である中空多芯プラスチック光ファイバ裸線(NA0.555)を製造した。なお屈折率は、アッベ屈折率計(アタゴ社製「アッベ屈折率計1型」)を用いて23℃の恒温室内で、ナトリウムD線を光源として測定した。
実施例に対して、aを2μm、bを2μmとした以外は、実施例1と同様の条件で中空多芯プラスチック光ファイバ裸線を製造した。
製造した中空多芯プラスチック光ファイバ裸線を2mとり、両端にコネクタをつけて、光パワーメータ(グレイテクノス社製「photom205A」)に接続し、650nmのLED光源から光を入射させて、出射光の光パワー変化を測定した。マイクロメータ(ミツトヨ社製「MDC−25MJ」)の測定部に該ファイバの中間点を挟み、徐々に測定面の間隔を小さくすることでファイバに側圧を加えた。測定面間隔が1100μm(外径の73%)となった時点で最外周に亀裂が入り、750μm(外径の50%)になるまで側圧を加えると裂けた。その後、側圧を開放しファイバ断面を真円状に戻した。このとき、側圧を加える前を基準として光パワーが0.3dB低下していた。
2 中空部
3 島部
4 海部
5 中空多芯プラスチック光ファイバ裸線
6 第3の樹脂(海部)
Claims (4)
- 中空部を有し、その周辺部がプラスチックよりなる中空多芯光ファイバであって、
該周辺部の横断面が、1)海島構造をとり、2)島部は少なくとも鞘樹脂よりも屈折率の高い芯樹脂からなり、3)海部は鞘樹脂及び第3の樹脂からなるか、又は鞘樹脂からなり、4)芯樹脂は鞘樹脂に取り囲まれており、5)ファイバの軸方向にその片端部から他端部にわたって前記横断面を連続して有しており、
光ファイバの直径をAmm、光ファイバの外周部から島部までの最小距離をamm、中空部と周辺部の境界から島部までの最小距離をbmmとしたとき、0.002≦a/A≦0.040、0.002≦b/A≦0.040の部分を有し、
芯が放射状配置した、中空多芯光ファイバ。 - 0.1mm≦A≦5mmであって、中空部の直径をBmmとしたとき、(A−B)/Aの値が0.2以下である請求項1に記載の中空多芯光ファイバ。
- 開口数NAが0.55以上である請求項1または請求項2に記載の中空多芯光ファイバ。
- 1≦a/b≦2.5である請求項1または請求項2に記載の中空多芯光ファイバ。
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