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JP6133065B2 - ヘッドランプ用ハロゲン電球 - Google Patents

ヘッドランプ用ハロゲン電球 Download PDF

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JP6133065B2
JP6133065B2 JP2013011567A JP2013011567A JP6133065B2 JP 6133065 B2 JP6133065 B2 JP 6133065B2 JP 2013011567 A JP2013011567 A JP 2013011567A JP 2013011567 A JP2013011567 A JP 2013011567A JP 6133065 B2 JP6133065 B2 JP 6133065B2
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将一 井上
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辰巳 吉田
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Description

本発明は、自動車のヘッドランプの光源として使用されるハロゲン電球に関するものである。
自動車の前端左右に配置されるヘッドランプの光源には、図4及び図5に示すようなハロゲン電球101が使用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
即ち、図4は従来のハロゲン電球の側面図、図5は同ハロゲン電球の正面図(図4の矢視Y方向の図)であり、図示のハロゲン電球101は、透明なガラス球管102を備えており、該ガラス球管102の一端(先端)には、小径に絞られた中空封止部としてのチップオフ部102aが形成されている。そして、ガラス球管102の他端(基端部)も封止されて封止部102bが形成されており、該ガラス球管102の内部には密閉空間Sが形成され、この密閉空間Sにはクリプトンやキセノン等の不活性ガスと微量のハロゲンガスが封入されている。
又、上記ガラス球管102の内部の密閉空間Sには、該ガラス球管102の基端部(図4及び図5の下端部)の封止部102bを貫通して平行に延びる第1、第2及び第3の導入線103,104,105、これらの導入線103〜105に接続された走行用フィラメント106とすれ違い用フィラメント107、すれ違いフィラメント107が発する光の一部を遮蔽して減光するシールドカップ108等が収容されている。ここで、走行用フィラメント106の一端は第1の導入線103に接続され、他端は第2の導入線104に接続されている。又、すれ違い用フィラメント107の一端は導電性金属で構成された前記シールドカップ108を介して第1の導入線103に接続され、他端は第3の導入線105に接続されている。尚、走行用フィラメント106とすれ違い用フィラメント107はタングステン線によって構成され、3本の導入線103〜105はモリブデン等によって構成されており、これらの導入線103〜105はブリッジガラス109によって互いに連結されている。
ところで、図5に示すように、すれ違い用フィラメント107の一端には接触端子110が接続されており、この接触端子110がシールドカップ108に接触することによってすれ違い用フィラメント107の一端とシールドカップ108とが電気的に導通しているが、接触端子110は、ガラス球管102の中心線上に配されたすれ違い用フィラメント107の軸心に対して図示のAだけ径方向にオフセットされている。そして、すれ違い用フィラメント107の一端は、L字状に屈曲して接触端子110に接続されている。
而して、従来のハロゲン電球101においては、接触端子110のオフセット量(すれ違い用フィラメントの一端脚部107aの立ち上がり寸法)Aは2.0mmに設定されていた。
特開平9−320544号公報 実開昭62−186366号公報
図4及び図5に示した従来のハロゲン電球101においては、ガラス球管102の密閉空間Sに収容された導入線103〜105、走行用フィラメント106とすれ違い用フィラメント107、シールドカップ108及びブリッジガラス109から成るマウントは、一端が封止部102bによって固定されているため、当該ハロゲン電球101に振動が加わると封止部102bやブリッジガラス109を起点としてマウント全体が図5に示すように共振し、共振によって発生する応力がすれ違い用フィラメント107の端部(図5のa部)に集中するため、その部分が変形したり断線するという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、振動耐久性を高めてフィラメントの変形や断線を防ぐことができるヘッドランプ用ハロゲン電球を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ガラス球管内の密閉空間に、
該ガラス球管の一端封止部を貫通する第1,第2及び第3の導入線と、
一端が前記第1の導入線に接続され、他端が前記第2の導入線に接続された走行用フィラメントと、
一端が導電性のシールドカップを介して前記第1の導入線に接続され、他端が前記第3の導入線に接続されたすれ違い用フィラメントと、
を収容し、前記すれ違い用フィラメントの一端に接続された接触端子を前記シールドカップに接触させて構成されるヘッドランプ用ハロゲン電球において、
前記すれ違い用フィラメントの一端をL字状に屈曲させて前記接触端子に接続するとともに、前記接触端子の前記すれ違い用フィラメントの軸心から径方向へのオフセット量を1.2mm〜1.7mmに設定したことを特徴とする。
ハロゲン電球に振動が加わった場合に共振によってすれ違い用フィラメントの端部に集中する応力の大きさは、接触端子のオフセット量(すれ違い用フィラメントの一端脚部の立ち上がり寸法)によって変化し、そのオフセット量が0mm〜1.7mmであるときに振動応力が低く抑えられることがシミュレーション解析によって確かめられた。但し、フィラメント巻線設備の量産性を考慮すると、接触端子のオフセット量を1.2mm〜1.7mmに設定することが望ましい。従って、本発明によれば、すれ違い用フィラメントの一端をL字状に屈曲させて接触端子に接続するとともに、接触端子のすれ違い用フィラメントの軸心から径方向へのオフセット量を1.2mm〜1.7mmに設定したため、ハロゲン電球の振動耐久性が高められ、当該ハロゲン電球が振動を受けた場合に最も応力が集中するすれ違い用フィラメントの端部の変形や断線が防がれる。
本発明に係るヘッドランプ用ハロゲン電球の側面図である。 本発明に係るヘッドランプ用ハロゲン電球の正面図(図1の矢視X方向の図)である。 ヘッドランプ等ハロゲン電球の接触端子のオフセット量と振動応力費との関係を示す図である。 従来のヘッドランプ用ハロゲン電球の側面図である。 従来のヘッドランプ用ハロゲン電球の正面図で(図4の矢視Y方向の図)である。j
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るヘッドランプ用ハロゲン電球の側面図、図2は同ヘッドランプ用ハロゲン電球の正面図(図1の矢視X方向の図)であり、本発明に係るハロゲン電球1の基本構成は図4及び図5に示した従来のハロゲン電球101のそれと同じである。
即ち、本発明に係るハロゲン電球1は、自動車の前端左右に配置される不図示のヘッドランプの光源として使用されるものであって、石英ガラスや硬質ガラス等から成る透明なガラス球管2を備えており、該ガラス球管2の一端(先端)には、小径に絞られた中空封止部としてのチップオフ部2aが形成されている。そして、ガラス球管2の他端(基端部)も封止されて封止部2bが形成されており、該ガラス球管2の内部には密閉空間Sが形成され、この密閉空間Sにはクリプトンやキセノン等の不活性ガスと微量のハロゲンガスが封入されている。
又、上記ガラス球管2の内部の密閉空間Sには、該ガラス球管2の基端部(図1及び図2の下端部)の封止部2bを貫通して平行に延びる第1、第2及び第3の導入線3,4,5、これらの導入線3〜5に接続された走行用フィラメント6とすれ違い用フィラメント7、すれ違いフィラメント7が発する光の一部を遮蔽して減光するシールドカップ8等が収容されている。ここで、走行用フィラメント6の一端は第1の導入線3に接続され、他端は第2の導入線4に接続されている。又、すれ違い用フィラメント7の一端は導電性金属で構成された前記シールドカップ8を介して第1の導入線3に接続され、他端は第3の導入線5に接続されている。尚、走行用フィラメント6とすれ違い用フィラメント7はタングステン線によって構成され、3本の導入線3〜5はモリブデン等によって構成されており、これらの導入線3〜5はブリッジガラス9によって互いに連結されている。
ところで、図2に示すように、すれ違い用フィラメント7の一端には接触端子10が接続されており、この接触端子10がシールドカップ8に接触することによってすれ違い用フィラメント7の一端とシールドカップ8とが電気的に導通しているが、接触端子10は、ガラス球管2の中心線上に配されたすれ違い用フィラメント7の軸心に対して図示のAだけ径方向にオフセットされている。そして、すれ違い用フィラメント7の一端は、L字状に屈曲して接触端子10に接続されている。
而して、以上のように構成されたハロゲン電球1において、ガラス球管2の密閉空間Sに収容された導入線3〜5、走行用フィラメント6とすれ違い用フィラメント7、シールドカップ8及びブリッジガラス9から成るマウントは、一端が封止部2bによって固定されているため、当該ハロゲン電球1に外部から振動が加わると封止部2bやブリッジガラス9を起点としてマウント全体が共振し、共振によって発生する応力がすれ違い用フィラメント7の端部(図2のa部)に集中するため、その部分が変形したり断線するという問題が発生する。
本発明者が共振時のすれ近い用フィラメント7の振動の様子を高速ビデオで観察したところ、接触端子10のオフセット量(すれ違い用フィラメント7の一端脚部7aの立ち上がり寸法)A(以下、「A寸法」と称する)によってすれ違い用フィラメント7の振幅に違いがあることが判明した。
そこで、振動応力が最大となるすれ違い用フィラメント7の共振をシミュレーション解析し、A寸法とすれ違い用フィラメント7の端部に加わる振動応力比との相関を算出した。その結果を図3に示す。尚、「振動応力比」とはA寸法が2.0mmに設定された図4及び図5に示す従来のハロゲン電球101のすれ違い用フィラメント107の端部の振動応力を100%として示す値である。
図3に示す結果から明らかなように、A寸法が1.7mmを超えると振動応力が大きくなり、A寸法が0mm〜1.7mmである場合には振動応力が20%以上下がる。従って、本発明に係るハロゲン電球1においては、A寸法を0〜1.7mmに設定している。尚、フィラメント巻線設備の量産性を考慮すると、A寸法を1.2mm〜1.7mmに設定することが望ましい。
図3に示すシミュレーション結果に基づいて、12V35/35Wクラスのハロゲン電球にて一般的なA寸法が2.0mmの「従来品」と、A寸法がそれぞれ1.2mm、1.5mm、1.7mmにそれぞれ設定されたもの(「発明品1」、「発明品2」及び「発明品3」)について振動耐久試験を行ったところ、表1に示すような結果が得られた。
Figure 0006133065

表1に示す結果より、「発明品1,2,3」は、「従来品」に比べてすれ違い用フィラメント7の端部に加わる振動応力が17〜23%減少し、振動耐久性が従来品の約1.4倍に向上することが分かる。
以上のように、本発明に係るハロゲン電球1によれば、A寸法を1.2mm〜1.7mmに設定することによって、当該ハロゲン電球1が外部振動を受けた場合に最も応力が集中するすれ違い用フィラメント7の端部の振動が低く抑えられ、その端部の変形や断線が防がれて当該ハロゲン電球1の振動耐久性が高められる。
1 ハロゲン電球
2 ガラス球管
2a ガラス球管のチップオフ部
2b ガラス球管の封止部
3 第1の導入選
4 第2の導入線
5 第3の導入線
6 走行用フィラメント
7 すれ違い用フィラメント
7a すれ違い用フィラメントの一端脚部
8 シールドカッ
9 ブリッジガラス
10 接触端子
S 密閉空間

Claims (1)

  1. ガラス球管内の密閉空間に、
    該ガラス球管の一端封止部を貫通する第1,第2及び第3の導入線と、
    一端が前記第1の導入線に接続され、他端が前記第2の導入線に接続された走行用フィラメントと、
    一端が導電性のシールドカップを介して前記第1の導入線に接続され、他端が前記第3の導入線に接続されたすれ違い用フィラメントと、
    を収容し、前記すれ違い用フィラメントの一端に接続された接触端子を前記シールドカップに接触させて構成されるヘッドランプ用ハロゲン電球において、
    前記すれ違い用フィラメントの一端をL字状に屈曲させて前記接触端子に接続するとともに、前記接触端子の前記すれ違い用フィラメントの軸心から径方向へのオフセット量を1.2mm〜1.7mmに設定したことを特徴とするヘッドランプ用ハロゲン電球。
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