JP6124977B1 - 駐車支援装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この技術は、初期位置から目標駐車位置へと1回の後退操作によって到達する経路の設定が不可能と判断された場合には、目標駐車位置近傍まで到達する経路を算出して、この経路に沿った移動を支援し、後退から前進への切り返し動作を行うことで、1回の後退動作では不可能な目標駐車位置への移動が可能になっている。
このため、目標駐車位置の周囲の状況によっては、一回目の後退開始から目標駐車位置への誘導完了までの間に前進動作と後退動作の切り返しが複数回必要な場合や、運転者が支援なしに自ら切り返し操作を行った際と異なる経路で車両の誘導を行う場合があり、運転者に違和感や煩わしさを与えるという問題があった。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、駐車支援装置20には、次の機器からの入力が行われる。
運転者が操作するものとして、自動駐車開始時に押下する自動駐車スイッチ1と、方向指示器であるウィンカー2と、アクセル3、ブレーキ4を有する。
周辺の状態量をモニタするセンサ関係として、駐車スペースの検索をする超音波センサ5と、駐車位置の白線を検知するカメラ6を有する。
車両の状態量をモニタするセンサ関係として、車輪の速度を検知する車輪速センサ7と、車両のヨーレートを検知するヨーレートセンサ8、ハンドル角度を検知するハンドル角度センサ9、運転者のハンドル操舵トルクを検知する操舵トルクセンサ10、シフトポジションを検知するシフトポジションセンサ11を有する。
目標駐車位置姿勢演算部21は、目標駐車位置と目標駐車姿勢を演算する。自車位置姿勢演算部22(車両位置姿勢演算部)は、自車位置と自車姿勢を演算する。移動方向検出部23は、現在の自車の移動方向を検出する。
後退時目標舵角演算部24は、後退時の目標舵角を演算する。前進時目標舵角演算部25は、前進時の目標舵角を演算する。後退時目標舵角演算部24と前進時目標舵角演算部25とは、移動方向検出部23の検出結果に応じて、いずれかが動作する。
自車舵角検出部29(ハンドル舵角検出部)は、自車のハンドルの舵角を検出する。ハンドル操舵部30は、後退時目標舵角演算部24と前進時目標舵角演算部25にて演算された目標舵角に自車舵角検出部29より出力される実際の舵角が追従するようにハンドル操舵を行う。
図2において、自車101は、既駐車車両102、103の中間に位置するスペースを目標駐車位置200とする一般的な車庫入れ駐車を行う。逆側既駐車車両100は、既駐車車両102、103の反対側の既駐車車両である。既駐車車両102、103は、それぞれコーナーCN1、CN2を有する。
目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pg(0,0,0)を原点とする座標系(x,y,θ)を用いて表す。Pg(0,0,0)における車両の左右方向をx軸、前後方向をy軸とし、各点におけるy軸と車両前後方向のなす角をθとする。
図3において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図3でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図5において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図5でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図5は、y軸上に自車101の後輪車軸中心が到達し、且つ、自車101のy軸に対する姿勢角θが0[deg]となる第一の目標経路l3を示している。
図6において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図6でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図6は、自車101の後輪車軸中心がy軸上以外の位置を目標経路追従の完了地点とするH’(xh’<0,yh’,θh’)へ誘導する第二の目標経路l9を示している。
まず、一般的な後退駐車について簡単に説明する。
図2は、後退駐車操作時における車両の位置と走行経路を示す図であり、ここでは自車101を既駐車車両102、103の中間に位置するスペースを目標駐車位置200とする一般的な車庫入れ駐車を示している。
目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pg(0,0,0)に対して、一回目の後退動作の開始地点側をx軸の負方向とし、目標駐車位置における車両の前方向をy軸の正方向とする。例えば、図2の既駐車車両102、103の中間に位置するスペースの目標駐車位置200に図中の右側から後退動作で駐車を行う場合は、x軸の正方向は図2とは逆となる。
経路l2をたどる場合、自車101は、既駐車車両103への接触を避けるためにC(xc,yc,θc)の位置より後退することができず、自車101を一度停車させ、シフトポジションを前進動作位置へ切り替える。その後、次の後退動作を容易に行うために経路l3をたどり、自車101がy軸上に到達し、且つ自車101の姿勢角θが最小となるD(0,yd,0)の位置まで前進動作させる。
最後に、D(0,yd,0)の位置から単純な直進後退動作である経路l4をたどって自車101を、目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pgまで到達させる。これが一般に切り返しと呼ばれる運転操作である。
自車101をEの位置から、目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pg(0,0,0)へ誘導させる場合、1回目の後退動作時は図2の経路l2と同様に既駐車車両102のコーナーCN1を避けるよう大きな回転半径を有する経路l5の軌道をとり、F(xf,yf,θf)の位置に達したところで一度停車させ、前進動作へ切り替える。
このように、ハンドルの舵角に変化が少ない状態で車両が前後動作することは、運転者自らが駐車操作をする場合の動作と異なるため、駐車支援装置を使用する上で違和感や煩わしさを与える要因の一つとなる。
本発明の駐車支援装置は、このような複雑な状況下で切り返し操作を要する後退駐車を支援するものである。
はじめに、S201では、車両の側面に取り付けられた超音波センサ5やカメラ6を用いて駐車スペースの検出を行う。駐車スペースが検出された場合は、S202で、誘導経路の探索を行う。駐車スペース、現在の自車位置と自車姿勢の条件より、後退動作による誘導経路が見つかった場合は、S203にて、シフトポジションが前進位置から後退位置へ切り替えられるのを待つ。
また、S203によりシフトポジションが後退位置へ切り返されず、運転者により前進動作が続き、自車が駐車不可能な位置や姿勢に到達した場合は、S204にて、誘導継続不可と判定され、S201の駐車スペース検出から再スタートとなる。
また、S209で、自車が目標位置、目標姿勢に達成していないと判断された場合は、S216にて、障害物や既駐車車両の有無などにより自車が後退移動を続けることが可能か否かを判定し、可能と判定された場合は、後退動作を継続し、不可能と判定された場合は、S217にて、シフトポジションを前進位置へ切り返えすように運転者に指示が伝えられる。そして、S206へ進む。
また、S213で、前進時目標経路追従が完了していないと判断された場合、S215にて、障害物や既駐車車両の有無などにより、自車がさらに前進動作を続けることが可能か否かを判定し、可能と判定された場合は、前進動作を継続し、不可能と判定された場合は、S214にて、シフトポジションを後退位置へ切り返えすように運転者に指示が伝えられる。S214の後、またはS215でYESの場合は、S206へ進む。
図5では、図4のS210の判定において、自車のx座標の値が0以上の状態で前進時目標経路の追従が完了した場合の車両の位置と走行経路を示す。
後退動作の後にC(xc,yc,θc)の位置で、自車101を停車させ、前進動作へ切り返した際、y軸上に自車101の後輪車軸中心が到達し、且つ、自車101のy軸に対する姿勢角θが0[deg]となる第一の目標経路である経路l3が算出され、自車101が経路l3を追従するように、電動パワーステアリング装置により舵角を制御し、第一の目標経路の目標経路追従の完了位置であるD(0,yd,0)の位置まで誘導する。その後、単純な直進後退動作である経路l4をたどり、目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pg(0,0,0)へ自車101を誘導することで、駐車支援を実施することが可能となる。
後退動作の後にF(xf,yf,θf)の位置で、自車101を停車させ、前進動作へ切り返した際も、図5と同様に、y軸上に自車101の後輪車軸中心が到達し、且つ、自車101のy軸に対する姿勢角θが0[deg]となる第一の目標経路l8が算出され、
自車101が経路l8に追従するように電動パワーステアリング装置により舵角を制御し、自車101を誘導する。
その後、第二の目標経路の目標経路追従の完了位置であるH’(xh’<0,yh’,θh’)の位置で後退動作へ切り返えられた際は、経路l10をたどり、目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pg(0,0,0)へ自車101を誘導することで、駐車支援を実施することが可能となる。
図7は、この発明の実施の形態2による駐車支援装置の概略構成を示すブロック図である。
図7において、1〜11、20〜30は図1におけるものと同一のものである。図7では、駐車支援装置20に、周辺の車両や壁など障害物までの距離や、人や走行中の車両など移動体の有無を検出する周辺監視部31(周辺環境検出部)を設けている。
図8において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図8でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図8は、y軸上に自車101の後輪車軸中心が到達し、且つ、自車101のy軸に対する姿勢角θが0[deg]となる第一の目標経路l11を示している。
図9において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図9でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図9は、自車101の後輪車軸中心がy軸上以外へ位置誘導する第二の目標経路l14を示している。
実施の形態2では、図7に示すように、周辺の車両や壁など障害物までの距離や、人や走行中の車両など移動体の有無を検出する周辺監視部31を設け、後退動作から前進動作へ切り替えた際の自車の位置と周辺の障害物と移動体との位置から目標経路を切り替えることで、運転者にとって、より違和感のない安全な駐車支援が可能となる。
図10は、この発明の実施の形態3による駐車支援装置の概略構成を示すブロック図である。
図10において、1〜11、20〜25、29〜31は図7におけるものと同一のものである。図10では、前進時目標舵角演算部25は、前進時の目標位置を切り替える前進時目標位置切り替え部32を有し、前進時目標位置切り替え部32は、第一の目標位置を演算する第一の目標位置演算部33と、第二の目標位置を演算する第二の目標位置演算部34とを有する。
図11において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図11でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図11は、y軸上に自車101の後輪車軸中心が到達し、且つ、自車101のy軸に対する姿勢角θが0[deg]となる第一の前進時目標位置D(0,yd,0)を示している。
図12において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図12でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図12は、自車101の後輪車軸中心がy軸上以外の第二の前進時目標位置H’(xh’<0,yh’,θh’)を示している。
実施の形態3は、これについてのものである。
図13は、この発明の実施の形態4による駐車支援装置の概略構成を示すブロック図である。
図13において、1〜11、20〜25、29〜31は図7におけるものと同一のものである。図13では、前進時目標舵角演算部25は、前進時の目標姿勢角を切り替える前進時目標姿勢角切り替え部35を有し、前進時目標姿勢角切り替え部35は、第一の目標姿勢角を演算する第一の目標姿勢角演算部36と、第二の目標姿勢角を演算する第二の目標姿勢角演算部37とを有する。
図14において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図14でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図14は、C(xc,yc,θc)の状態から、D(0,yd,0)のように、y軸上に自車101の後輪車軸中心が到達し、且つ、自車101のy軸に対する姿勢角θが0[deg]となる第一の目標姿勢角を示している。
図15において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図15でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図15は、F(xf,yf,θf)の状態から、H’(xh’<0,yh’,θh’)のように、y軸上から逸れる第二の目標姿勢角を示している。
図16において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図16でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図16は、M’(xm’<0,ym’,0)のように、自車101のy軸に対する姿勢角0[deg]となる第二の目標姿勢角を示している。
図17において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図17でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図17は、N’(xn’<0,yn’,θn’)のように、y軸から遠ざかる第二の目標姿勢角を示している。
図18において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図18でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図18は、O’(xo’<0,yo’,0)のように、基準となる軸をy軸から左右方向へ一定量シフトさせた位置を目標とした第二の目標姿勢角を示している。
図19において、100〜103、200は図2におけるものと同一のものである。図19でも、x軸、y軸、θの座標系は、図2と同じものである。
図19は、P’(xp’<0,yp’,θp’)のように、基準となる軸を、目標駐車位置における車両後輪の車軸中心Pg(0,0,0)を中心に一定量回転させた位置を目標とした第二の目標姿勢角を示している。
実施の形態4は、これについてのものである。
5 超音波センサ、6 カメラ、7 車輪速センサ、8 ヨーレートセンサ、
9 ハンドル角度センサ、10 操舵トルクセンサ、11 シフトポジションセンサ、
20 駐車支援装置、21 目標駐車位置姿勢演算部、22 自車位置姿勢演算部、
23 移動方向検出部、24 後退時目標舵角演算部、25 前進時目標舵角演算部、
26 前進時目標経路切り替え部、27 第一の目標経路演算部、
28 第二の目標経路演算部、29 自車舵角検出部、30 ハンドル操舵部、
31 周辺監視部、32 前進時目標位置切り替え部、33 第一の目標位置演算部、
34 第二の目標位置演算部、35 前進時目標姿勢角切り替え部、
36 第一の目標姿勢角演算部、37 第二の目標姿勢角演算部、
100 逆側既駐車車両、101 自車、102,103 既駐車車両、
200 目標駐車位置
Claims (6)
- 車両を駐車させる目標駐車位置および目標駐車姿勢角を演算する目標駐車位置姿勢演算部、
上記車両の現在の位置および姿勢角を演算する車両位置姿勢演算部、
上記車両の前進動作または後退動作の移動方向を検出する移動方向検出部、
上記車両のハンドルの舵角を検出するハンドル舵角検出部、
上記車両の後退動作時に、上記目標駐車位置姿勢演算部によって演算された上記目標駐車位置および上記目標駐車姿勢角と、上記車両位置姿勢演算部によって演算された上記車両の現在の位置および姿勢角とに基づき、上記車両の後退時の目標舵角を演算する後退時目標舵角演算部、
上記車両の前進動作時に、上記目標駐車位置姿勢演算部によって演算された上記目標駐車位置および上記目標駐車姿勢角と、上記車両位置姿勢演算部によって演算された上記車両の現在の位置および姿勢角とに基づき、上記車両の前進時の目標舵角を演算する前進時目標舵角演算部、
および上記車両のハンドルの舵角を上記後退時の目標舵角または上記前進時の目標舵角に追従させるためのハンドル操舵を実施するハンドル操舵部を備え、
上記移動方向検出部の検出結果に基づき、上記後退時目標舵角演算部および上記前進時目標舵角演算部のいずれかを動作させ、
上記前進時目標舵角演算部は、
上記車両の前進時に上記車両を誘導する第一の目標位置を演算する第一の目標位置演算部と、
上記車両の前進時の上記第一の目標位置とは異なる第二の目標位置を演算する第二の目標位置演算部と、
上記第一の目標位置と上記第二の目標位置の切り替えを行う前進時目標位置切り替え部とを有し、
上記第二の目標位置は、上記車両の前進開始位置に対し、上記目標駐車位置における上記車両の左右方向に、上記第一の目標位置より遠くなるように演算され、
上記前進時目標位置切り替え部は、上記第一の目標位置への上記車両の前進動作中に所定条件が満たされた場合に、上記第一の目標位置から上記第二の目標位置への切り替えを行うことを特徴とする駐車支援装置。 - 車両を駐車させる目標駐車位置および目標駐車姿勢角を演算する目標駐車位置姿勢演算部、
上記車両の現在の位置および姿勢角を演算する車両位置姿勢演算部、
上記車両の前進動作または後退動作の移動方向を検出する移動方向検出部、
上記車両のハンドルの舵角を検出するハンドル舵角検出部、
上記車両の後退動作時に、上記目標駐車位置姿勢演算部によって演算された上記目標駐車位置および上記目標駐車姿勢角と、上記車両位置姿勢演算部によって演算された上記車両の現在の位置および姿勢角とに基づき、上記車両の後退時の目標舵角を演算する後退時目標舵角演算部、
上記車両の前進動作時に、上記目標駐車位置姿勢演算部によって演算された上記目標駐車位置および上記目標駐車姿勢角と、上記車両位置姿勢演算部によって演算された上記車両の現在の位置および姿勢角とに基づき、上記車両の前進時の目標舵角を演算する前進時目標舵角演算部、
および上記車両のハンドルの舵角を上記後退時の目標舵角または上記前進時の目標舵角に追従させるためのハンドル操舵を実施するハンドル操舵部を備え、
上記移動方向検出部の検出結果に基づき、上記後退時目標舵角演算部および上記前進時目標舵角演算部のいずれかを動作させ、
上記前進時目標舵角演算部は、
上記車両の前進時に上記車両を追従させる第一の目標姿勢角を演算する第一の目標姿勢角演算部と、
上記車両の前進時の上記第一の目標姿勢角とは異なる第二の目標姿勢角を演算する第二の目標姿勢角演算部と、
上記第一の目標姿勢角と上記第二の目標姿勢角の切り替えを行う前進時目標姿勢角切り替え部とを有し、
上記第二の目標姿勢角は、上記車両の前進開始位置に対し、当該第二の目標姿勢角への追従完了位置が、上記目標駐車位置における上記車両の左右方向に、上記第一の目標姿勢角への追従完了位置より遠くなるように演算され、
上記前進時目標姿勢角切り替え部は、上記第一の目標姿勢角へ追従させる上記車両の前進動作中に所定条件が満たされた場合に、上記第一の目標姿勢角から上記第二の目標姿勢角への切り替えを行うことを特徴とする駐車支援装置。 - 車両を駐車させる目標駐車位置および目標駐車姿勢角を演算する目標駐車位置姿勢演算部、
上記車両の現在の位置および姿勢角を演算する車両位置姿勢演算部、
上記車両の前進動作または後退動作の移動方向を検出する移動方向検出部、
上記車両のハンドルの舵角を検出するハンドル舵角検出部、
上記車両の後退動作時に、上記目標駐車位置姿勢演算部によって演算された上記目標駐車位置および上記目標駐車姿勢角と、上記車両位置姿勢演算部によって演算された上記車両の現在の位置および姿勢角とに基づき、上記車両の後退時の目標舵角を演算する後退時目標舵角演算部、
上記車両の前進動作時に、上記目標駐車位置姿勢演算部によって演算された上記目標駐車位置および上記目標駐車姿勢角と、上記車両位置姿勢演算部によって演算された上記車両の現在の位置および姿勢角とに基づき、上記車両の前進時の目標舵角を演算する前進時目標舵角演算部、
および上記車両のハンドルの舵角を上記後退時の目標舵角または上記前進時の目標舵角に追従させるためのハンドル操舵を実施するハンドル操舵部を備え、
上記移動方向検出部の検出結果に基づき、上記後退時目標舵角演算部および上記前進時目標舵角演算部のいずれかを動作させ、
上記前進時目標舵角演算部は、
上記車両の前進時に上記車両を追従させる第一の目標経路を演算する第一の目標経路演算部と、
上記車両の前進時の上記第一の目標経路とは異なる第二の目標経路を演算する第二の目標経路演算部と、
上記第一の目標経路と上記第二の目標経路の切り替えを行う前進時目標経路切り替え部とを有し、
上記第二の目標経路は、上記車両の前進開始位置に対し、当該第二の目標経路の追従完了位置が、上記目標駐車位置における車両の左右方向に、上記第一の目標経路の追従完了位置より遠くなるように演算され、
上記前進時目標経路切り替え部は、上記第一の目標経路を追従する上記車両の前進動作中に所定条件が満たされた場合に、上記第一の目標経路から上記第二の目標経路への切り替えを行うことを特徴とする駐車支援装置。 - 上記車両の周辺の人、既駐車車両および壁を含む障害物を検出する周辺環境検出部を備え、
上記前進時目標位置切り替え部は、上記車両が後退動作から前進動作へ切り返した際に、上記障害物により上記車両を上記第一の目標位置へ誘導することが困難と判断される場合、上記第二の目標位置に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。 - 上記車両の周辺の人、既駐車車両および壁を含む障害物を検出する周辺環境検出部を備え、
上記前進時目標姿勢角切り替え部は、上記車両が後退動作から前進動作へ切り返した際に、上記第一の目標姿勢角への追従では上記障害物と上記車両との距離が近づく場合、上記第二の目標姿勢角に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。 - 上記車両の周辺の人、既駐車車両および壁を含む障害物を検出する周辺環境検出部を備え、
上記前進時目標経路切り替え部は、上記車両が後退動作から前進動作へ切り返した際に、上記障害物により上記車両を上記第一の目標経路の追従完了位置へ誘導することが困難と判断される場合、上記第二の目標経路に切り替えることを特徴とする請求項3に記載の駐車支援装置。
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