JP6120209B2 - 室外ユニット - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電装箱内に空気を流通させることが可能な室外ユニットを提供することを目的とする。
イントに冷却可能としてもよい。
上記構成において、前記カバーは、前記電装箱の上板から前記電装箱の背板と前記ベルマウスとの間の空間に延出し、前記電装箱の上板と間隔を空けて設けられ、当該上板との間に前記吸い込み部を形成する吸い込みガイド部を設け、この吸い込みガイド部には、前記電装箱内の電子部品類の配置に応じて通気孔を形成してもよい。
空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
室外ユニット10は、図1に示すように、略直方体箱形状のユニットケース(筐体、外装体)11を備え、このユニットケース11は、前後方向に延びる一対の脚部材13,13上に架け渡されて固定される底板12と、この底板12の4隅から鉛直方向に延びる支柱14と、前面パネル15を有して構成される。
底板12上には、図2に示すように、上面視略コ字形状に屈曲されて形成された熱交換器21が配置され、この熱交換器21によってユニットケース11の背面及び左右両側面が形成されている。この熱交換器21の上部には、送風装置(軸流型送風装置、送風機)22が配置される。熱交換器21は、ユニットケース11の側面部を構成し、このユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置されている。
プロペラファン24の周囲には、プロペラファン24の吸込側の空気を吹出側に案内するベルマウス25が設けられ、このベルマウス25の吹出開口25Aの上方は、図2に示すように、プロペラファン24への人体などの接触を防止するフラットファンガード40で覆われる。また、ベルマウス25の周囲には、化粧パネル27が設けられている。
また、本構成では、圧縮機は、ユニットケース11の前面側に配置され、この圧縮機の上方空間に空気調和装置を制御する制御基板などの各種電装ユニットを配設した電装箱50が配置される。このため、前面パネル15を取り外すことによって、作業者が前面側からユニットケース11内の部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。符号29は、圧縮機の上方、後方、及び左右側方に設けられ、圧縮機に直接雨滴がかからないようにするためのカバー板である。
図3は、フラットファンガード40を外した状態の室外ユニット10の上部を示す斜視図である。図4は、図3の室外ユニット10の上部を示す分解斜視図である。図5は、前側天面パネル部33Aを示す斜視図である。図6は、後側天面パネル部33Bを示す斜視図である。図7は、フラットファンガード40を固定した状態の室外ユニット10を示す平面図である。
ベルマウス25の後方及び左右側方は、図3及び図4に示すように、それぞれ背面パネル体31及び側面パネル体(側板)32,32によって覆われている。ベルマウス25は、ユニットケース11の短尺長さ(本実施形態では、左右方向の幅)と略同一の大きさに形成されるとともに、吹出開口25Aに側面パネル体32,32に沿う直線部25B,25Bを備えている。各パネル体31,32は、上部を内側に折り曲げて形成した上端面(天面)31A,32Aを備えている。背面パネル体31及び側面パネル体32,32は、側部が支柱14に、下端が連結部材16,16に固定されている。
背面パネル体31及び側面パネル体32,32には天面パネル体(端板)33が設けられている。これらパネル体31−33は、板金製であり、ユニットケース(外装体)11を構成している。
後側天面パネル部33Bは、図6に示すように、ベルマウス25の上方に位置する天面材33B1と、天面材33B1から立設する立設面33B2と、立設面33B2から後方の背面パネル体31に延出する上端面(天面)33B3とを一体に備えて構成されている。
フラットファンガード40は、フラット形状、且つ、略矩形状に形成されたファンガードであり、外周縁部(外周縁)40Aがパネル体31−33の内周縁30よりも小さく形成されている。これにより、フラットファンガード40とパネル体31−33との間に隙間δが形成されるので、フラットファンガード40とパネル体31−33との接触を抑制できる。このフラットファンガード40は、縦列、横列に複数の細線材41を配列するとともに、細線材41の間に太線材42を配列して構成されている。フラットファンガード40は、各辺が、複数箇所(本実施形態では、6箇所)でパネル体31−33の上端面31A,32A,33A3,33B3にビス49によって固定されている。なお、図7中、符号43,44は、いずれかの太線材42の両端部42Aに設けられた、フラットファンガード40を上端面31A,32A,33A3,33B3に取り付けるための取り付け部である。
図8は、室外ユニット10の前面パネル15を外した状態の電装箱50内部を示す正面図である。図9は、電装箱50の本体を背面側から示す斜視図である。図10は、図8のX−X断面を上方から示す斜視図である。図11は、図8のXI−XI断面図である。図12は、電装箱50の本体を正面側から示す斜視図である。図13は、電装箱50の本体を示す左側面図である。図14は、図8のX−X断面を後方から示す斜視図である。なお、図8では、前面パネル15、電装箱50の蓋体及び電装箱50内の各種の電子部品C(電子部品類)を省略している。また、本実施形態の方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
ここで、図4及び図8に示すように、ベルマウス25の下部は平面視で矩形に配置された連結部材16,16(ベルマウス25の略矩形状下端縁)に載置する大きさに形成されており、このベルマウス25によって、ユニットケース11がベルマウス25の外側の空間R1と、ベルマウス25の内側及び下方の空間R2とに略仕切られている。
カバー51Bの内側には、電装箱50の幅方向に延出する複数のリブ51Eが上下方向に交互に重なるように配置されており、このリブ51Eにより、埃やミスト等の侵入を阻止するためのラビリンス構造が吸い込み部51に付加されている。これにより、埃やミスト等が電装箱50内に侵入することを防止でき、電子部品C類の防水・防塵構造を省くことができる。
また、部品取り付け板53には、図8及び図10に示すように、電子部品Cを取り付ける部品取り付け板54が浮かせて配置されている。なお、本実施形態では、部品取り付け板53,54上の電子部品Cを効果的に冷却すべく、上記通気孔51Dは、部品取り付け板53の前側と、部品取り付け板54の前後に設けられている。
なお、符号59は、電子部品Cの配線を固定するベルトである。
例えば、上記実施形態では、フラットファンガード40はフラット形状、且つ、略矩形状に形成されていたが、フラットファンガード40の形状はこれに限定されるものではない。
11 ユニットケース(外装体)
16 連結部(下端縁)
22 送風装置(送風機)
25 ベルマウス
50 電装箱
50A1 背板
51 吸い込み部
51B カバー
51E リブ(ラビリンス構造)
52 吐き出し部
52B 筒体
52B1 底部
53,54 部品取り付け板
53A 開口
C 電子部品
R1 空間
R2 空間
Claims (7)
- 上吹きの送風機を備えた室外ユニットにおいて、
外装体の正面に、電装箱を、前記送風機のベルマウスの略矩形状下端縁を上下方向に跨いで設け、前記下端縁に背板を当接させて配置し、
この電装箱は、
当該電装箱の背板の上部に、前記電装箱の背板と前記ベルマウスとの間の空間に開口する吸い込み部を備え、この吸い込み部から圧力差で吸い込んだ空気を、電装箱内を通流させて前記電装箱内の電子部品類を冷却し、この空気を前記ベルマウスの下方の空間内に吐き出す吐き出し部を備え、
前記吸い込み部は、前記下端縁に当接された前記背板の上部から前記電装箱の背板と前記ベルマウスとの間の空間に延出するとともに当該空間において下方に延出するカバーを備え、空気が、カバーの内側を下から上に流れて前記電装箱に流入する
ことを特徴とする室外ユニット。 - 前記カバーの内側に電装箱の幅方向に延出する複数のリブが上下方向に交互に重なるように配置されたラビリンス構造を付加したことを特徴とする請求項1に記載の室外ユニット。
- 前記吐き出し部は前記ベルマウスの下方の空間内に突出する筒体を備え、この筒体を通った空気が、前記外装体内の気流の中に吐き出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の室外ユニット。
- 前記筒体の底部が前下がりであることを特徴とする請求項3に記載の室外ユニット。
- 前記電装箱内の背板に部品取り付け板を浮かせて配置し、この部品取り付け板の裏側を、上から下への空気の流通の通路としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の室外ユニット。
- 前記部品取り付け板の必要な箇所に開口を設け、電子部品をピンポイントに冷却可能としたことを特徴とする請求項5に記載の室外ユニット。
- 前記カバーは、前記電装箱の上板から前記電装箱の背板と前記ベルマウスとの間の空間に延出し、
前記電装箱の上板と間隔を空けて設けられ、当該上板との間に前記吸い込み部を形成する吸い込みガイド部を設け、この吸い込みガイド部には、前記電装箱内の電子部品類の配置に応じて通気孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の室外ユニット。
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