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JP6116537B2 - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

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JP6116537B2 JP2014210972A JP2014210972A JP6116537B2 JP 6116537 B2 JP6116537 B2 JP 6116537B2 JP 2014210972 A JP2014210972 A JP 2014210972A JP 2014210972 A JP2014210972 A JP 2014210972A JP 6116537 B2 JP6116537 B2 JP 6116537B2
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Description

本発明は、食器洗い乾燥機に関する。
特許文献1,2に食器洗い機が開示されている。この食器洗い機は、食器を洗浄する食器洗浄コースと、洗浄槽内を洗浄するクリーニングコースとを実施可能である。食器洗浄コースでは、予洗い工程を行った後で、洗剤を用いて本洗い工程を行い、その後、すすぎ工程を行う。クリーニングコースでは、予洗いを行うことなく、洗剤を用いた洗い工程を行い、その後、すすぎ工程を行う。食器を洗浄することに着眼して設計された食器洗浄コースを利用して洗浄槽内を洗浄する場合、必要のない予洗い工程を実施することになり、電気代や水道代が無駄に消費される。洗浄槽内の洗浄に着眼して設計されたクリーニングコースによって洗浄槽内を洗浄することで、電気代や水道代を節約することができる。
特開2000−316783号公報 特開2000−316784号公報
特許文献1,2の食器洗い機は、クリーニングコースの洗い工程において、洗浄槽内に水が貯留した状態でクエン酸などの洗浄槽を洗浄するための洗剤を投入して、洗浄ポンプを作動させて洗浄を行う。給水時の洗浄槽内の水位近傍の内壁に堆積した汚れの除去効果を向上させる目的で、洗い工程の途中で、洗浄ポンプを一時停止させ、汚れを浸す程度に洗浄槽内の水位を上昇させる。しかしながら、洗浄ポンプを一時停止して汚れを浸す程度に洗浄槽内の水位を上昇させるのみでは、十分に汚れを除去することができない場合があった。
本明細書は、食器を洗浄する洗浄槽と、洗浄槽内に機外の空気を導入するファンとを備え、洗浄槽内を洗浄する洗浄槽洗浄運転を実施可能な食器洗い乾燥機を開示する。この食器洗い乾燥機では、洗浄槽洗浄運転は、洗浄槽内に水が貯留した状態で、ファンを間欠的に作動させて送風し、洗浄槽内を洗浄する間欠送風工程を有する。
上記の食器洗い乾燥機によれば、間欠送風工程において、洗浄槽内に水が貯留した状態で、ファンを間欠的に作動させるため、洗浄槽内に貯留した水の水位が上下に変動する。その結果、洗浄槽内の汚れをより効果的に除去することができる。
上記の食器洗い乾燥機は、洗浄槽内の空気を排出する排気口と、排気口と洗浄槽とに連通する排気経路とを備えており、排気経路は、間欠送風工程で洗浄槽内に貯留された水によって水封されるように構成することができる。排気経路が水封された状態でファンを間欠的に作動させると、水位は、ファンの間欠作動に対してより鋭敏に変動する。その結果、水位の変動が速くなり、洗浄槽内の汚れをより効果的に除去することができる。
上記の食器洗い乾燥機は、洗浄槽内の水を加熱可能なヒータを備えており、間欠送風工程では、ヒータによって所定温度に加熱された水が洗浄槽内に貯留した状態で、ファンを間欠的に作動させて洗浄槽内を洗浄するように構成することができる。加熱された水が洗浄槽内に貯留した状態で、その水位を変動させるため、洗浄槽内の汚れをより効果的に除去することができる。
上記の食器洗い乾燥機は、食器を洗浄する食器洗浄運転を行う通常運転コースと、洗浄槽洗浄運転を行うクリーニングコースとを選択可能であってもよい。
本明細書によれば、洗浄槽洗浄運転において洗浄槽内の汚れをより効果的に除去可能な食器洗い乾燥機を提供することができる。
実施例の食器洗い乾燥機10の構成を模式的に示す縦断面図。 実施例の食器洗い乾燥機10の運転動作を示すフローチャート。 実施例の食器洗い乾燥機10における洗浄工程を示すフローチャート。 実施例の食器洗い乾燥機10における水すすぎ工程を示すフローチャート。 実施例の食器洗い乾燥機10における加熱すすぎ工程を示すフローチャート。 実施例の食器洗い乾燥機10における乾燥工程を示すフローチャート。 図1の食器洗い乾燥機10のシール部材70の近傍を拡大して示す図。 図1の食器洗い乾燥機10のシール部材70の近傍を拡大して示す図。
(実施例)
以下では実施例に係る食器洗い乾燥機について、図面を参照しながら説明する。図1は、食器洗い乾燥機10の縦断面図である。食器洗い乾燥機10は、引き出し式の食器洗浄機である。食器洗い乾燥機10は、本体12と洗浄槽14と扉15を備えている。
扉15には、操作パネル16と排気経路18が設けられている。操作パネル16には、スタートボタン等の各種のボタンやランプ等が設けられている。排気経路18は、洗浄槽14の内側から外側に達している。排気経路18の洗浄槽14の外側の端は、扉15の前面(図1の左側)に位置し、扉15の前面には、排気口18bが設けられている。排気経路18の洗浄槽14側の端には、開口18aが設けられている。排気経路18は、開口18aと排気口18bとに連通している。排気経路18には、排気ダンパー17が設けられている。
洗浄槽14は、本体12と扉15で形成される空間に収容されている。洗浄槽14は、本体12にスライド可能に支持されている。洗浄槽14は、本体12に対して前後方向(図1の左右方向)にスライド可能である。洗浄槽14は、扉15に連結されている。扉15を前方(図1の左方向)へ引き出すと、扉15とともに洗浄槽14が引き出される。洗浄槽14は、その上端に開口14aが形成されている。洗浄槽14には、洗浄ノズル20、食器かご61等が収容されている。食器かご61には、種々の食器19が保持される。
洗浄槽14の上方には、蓋56が配置されている。蓋56は、図示しない昇降機構によって本体12と連結されている。扉15が閉じられた状態(洗浄槽14が本体12に収容されている状態)では、図示していないリンク機構により蓋56は降下して洗浄槽14の開口14aに密着して蓋をする。図1および図7に示すように、蓋56の下面には、洗浄槽14の内側で下方に伸びる垂下部56bを備えている。洗浄槽14の開口14aの周縁は、洗浄槽14の内側から外側に向かって横方向に伸びる水平部14bと、水平部14bから上方向に伸びる垂直部14cとを備えている。垂下部56b、水平部14b、垂直部14cは、蓋56および開口14aの周縁に沿って周回している。蓋56の下面の垂下部56bの外側に、蓋56および開口14aの周縁に沿って周回するシール部材70が取付けられている。蓋56が下降すると、シール部材70は、水平部14bの上面に接点72で接し、これによって、蓋56が開口14aに密着する。洗浄槽14が本体12から引き出されると、リンク機構により蓋56は上昇して洗浄槽14の開口14aを開放する。
洗浄槽14の底面39には、吸込凹部31が形成されている。底面39の下方には、洗浄ポンプ27が設けられている。洗浄ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。洗浄ポンプ27は、インペラ28を順方向に回転することもできるし、逆方向に回転することもできる。洗浄ポンプ27を逆方向に回転させる場合には、洗浄槽14内から排水することができる。インペラ28が配置されている空間と吸込凹部31は、吸込流路32によって連通されている。洗浄ポンプ27がインペラ28を順方向に回転すると、吸込凹部31から吸込流路32を介して洗浄ノズル20に送水する。洗浄ノズル20は、送出された水を洗浄槽14内で噴射する。
洗浄ポンプ27が配置されている底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。ヒータ30の下方には、サーミスタ55が配置されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に水が入れられているときには水の温度を検出し、水が入れられていないときには洗浄槽14内の空気の温度を検出する。
洗浄槽14の前部外側の下部には、水位検出器45が設けられている。水位検出器45は、水位室46、フロート47、バー48、スイッチ49を有している。水位室46は、水位経路44によって吸込凹部31と連通されており、水位経路38によって洗浄槽14の底部と連通されている。フロート47は、水位室46内に配置されている。バー48は、フロート47に固定されており、水位室46から上方に突出している。スイッチ49は、バー48の上方に配置されている。洗浄槽14に給水されると、その水は水位経路44を通って水位室46に導入される。水位室46の水位58は、洗浄槽14の水位の上昇に伴って上昇する。フロート47は、水位室46の水位58の上昇に伴って上昇する。フロート47が上昇して、バー48の上端がスイッチ49と接触すると、スイッチ49から後述するコントローラ60に信号が送信される。水位検出器45のスイッチ49がONになるとき、水位58は、開口18aよりも上方に位置しており、排気経路18は水封される。
本体12の後方壁33(図1の右側の壁)には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34は、排水流路36を介して洗浄槽14の底部と連通している。洗浄ポンプ27は、インペラ28を逆方向に回転することによって、洗浄槽14内の水を排水ホース34に送出する。
また、本体12の後方壁33には、給水ホース40の一端が接続されている。給水ホース40の他端は、給水管88に接続される。給水ホース40の一端は、第1給水流路42を介して本体12内部の給水弁41に接続されている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41が開かれると洗浄槽14内に給水され、給水弁41が閉じられると洗浄槽14内への給水が停止される。給水弁41と洗浄槽14の間は、第2給水流路43によって連通されている。
本体12の後方壁33と洗浄槽14の後方壁51の間には、吸気経路63が形成されている。吸気経路63は、洗浄槽14の外側から内側に達している。吸気経路63には、乾燥ファン52が配置されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータでファン53を回転駆動する。乾燥ファン52のモータには、一定の電力が供給される。乾燥ファン52は、吸気経路63を介して洗浄槽14と接続されている。吸気経路63の洗浄槽14側には、開口63aが形成されている。乾燥ファン52には、ファン53の回転数を検知する回転数センサ50が設置されている。
食器洗い乾燥機10の前方には、コントローラ60が装着されている。コントローラ60には、操作パネル16、洗浄ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、スイッチ49、回転数センサ50、乾燥ファン52、サーミスタ55等が接続されている。コントローラ60は、内蔵するCPU、ROM、RAM、EEPROM等によって、接続されている各構成要素の動作を制御する。コントローラ60は、タイマを内蔵している。
食器洗い乾燥機10は、ユーザの選択によって、通常運転コースと、クリーニングコースとを切り替えて実施することができる。通常運転コースでは、食器洗い乾燥機10は、食器を洗浄する工程と、洗浄した食器をすすぐ工程と、食器を乾燥させる工程とを実施することができる。クリーニングコースでは、洗浄槽洗浄運転を実施することができる。以下では図2〜図6を参照しながら、食器洗い乾燥機10の洗浄槽洗浄運転の動作について説明する。ユーザによってクリーニングコースが選択され、操作パネル16のスタートスイッチが押下されると、コントローラ60はステップS10以降の処理を実施する。洗浄槽洗浄運転では、洗浄工程(ステップS10)と、水すすぎ工程(ステップS30)と、加熱すすぎ工程(S50)と、乾燥工程(S70)とを、この順序で実施する。
ステップS10で行われる洗浄工程のフローチャートを図3に示す。洗浄工程が開始されると、コントローラ60は、洗浄槽14内の水を排水(ステップS12)した後で、洗浄槽14内に給水(ステップS14)する。ステップS12では、コントローラ60は、洗浄ポンプ27を逆方向に回転駆動して、洗浄槽14内の水を排出した後、洗浄ポンプ27を停止する。ステップS14では、コントローラ60は、給水弁41を開いて洗浄槽14内に給水する。水位検出器45のスイッチ49がONになると、コントローラ60は、給水弁41を閉じて給水を停止する。この時、水位58は、開口18aよりも上方に位置しており、排気経路18は水封されている。なお、操作パネル16のスタートスイッチが押下される前に、洗浄槽14内の洗剤入れ(図示していない)に洗浄槽14のクリーニング用の洗剤が投入されており、洗浄槽洗浄運転の洗浄工程は、クリーニング用の洗剤を含む洗浄水を用いて実行される。
次に、コントローラ60は、洗浄ポンプ27およびヒータ30をONにする(ステップS16)。コントローラ60は、ヒータ30によって洗浄水の加熱を行いながら、洗浄ポンプ27を順方向に回転駆動する。これによって、洗浄ノズル20から高温の洗浄水が噴射され、洗浄槽14内が洗浄される。
次に、ステップS18では、コントローラ60は、サーミスタ55によって洗浄槽14内の水温Twを検知し、水温TwがT1以上か否かを判断する。限定されないが、温度T1は、例えば、70℃に設定することができる。ステップS18において水温TwがT1未満と判断された場合(NOの場合)には、ステップS18に戻り、水温TwがT1以上となるまで、再判断が繰り返される。ステップS18において水温TwがT1以上と判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、洗浄ポンプ27およびヒータ30をOFF(ステップS20)にする。その後、間欠送風工程(ステップS22)に移行する。
ステップS22の間欠送風工程では、コントローラ60は、乾燥ファン52を間欠的に作動させて、洗浄槽14内に送風する。間欠的な作動は、限定されないが、例えば、乾燥ファン52のON時間を2秒間とし、OFF時間を8秒間とすることができる。次に、コントローラ60は、ステップS24において、洗浄工程の開始から所定の設定時間が経過しているか否かを判断する。この判断は、コントローラ60に内蔵されたタイマによって実施できる。ステップS24において設定時間が経過していないと判断された場合(NOの場合)には、コントローラ60は、サーミスタ55によって洗浄槽14内の水温Twを検知し、水温TwがT2以下か否かを判断する(ステップS26)。温度T2は、温度T1よりも低い温度に設定され、限定されないが、温度T2は、例えば、67℃に設定することができる。ステップS26において水温TwがT2以下と判定された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、乾燥ファン52をOFFにし(ステップS28)、ステップS16に戻る。ステップS26において水温TwがT2を超えていると判断された場合(NOの場合)には、ステップS24に戻る。ステップS24とステップS26を行うことで、高温に加熱された水が洗浄槽14内に貯留した状態で、間欠送風工程を設定時間が経過するまで繰り返し実行することができる。ステップS24において設定時間が経過していると判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、乾燥ファン52をOFFにし(ステップS25)、洗浄ポンプ27を逆方向に回転駆動して、洗浄槽14内の水を排出する(ステップS27)。これによって、洗浄工程(ステップS10)を終了し、水すすぎ工程(ステップS30)に移行する。
ステップS30で行われる水すすぎ工程のフローチャートを図4に示す。水すすぎ工程が開始されると、コントローラ60は、洗浄槽14内に給水(ステップS32)する。ステップS32では、コントローラ60は、給水弁41を開いて洗浄槽14内に給水する。水位検出器45のスイッチ49がONになると、コントローラ60は、給水弁41を閉じて給水を停止する。この時、水位58は、開口18aよりも上方に位置しており、排気経路18は水封されている。次に、コントローラ60は、洗浄ポンプ27をONにする(ステップS34)。コントローラ60は、洗浄ポンプ27を順方向に回転駆動する。これによって、洗浄ノズル20から水が噴射され、洗浄槽14内が水によってすすがれる。
次に、コントローラ60は、ステップS36において、水すすぎ工程の開始から所定の設定時間が経過しているか否かを判断する。ステップS36において設定時間が経過していないと判断された場合(NOの場合)には、ステップS36に戻り、設定時間が経過するまで、再判断が繰り返される。ステップS36において設定時間が経過していると判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、洗浄ポンプ27をOFFにして(ステップS38)、その後、間欠送風工程(ステップS40)に移行する。
ステップS40の間欠送風工程では、コントローラ60は、乾燥ファン52を間欠的に作動させて、洗浄槽14内に送風する。間欠的な作動は、限定されないが、例えば、乾燥ファン52のON時間を5秒間とし、OFF時間を5秒間とすることができる。次に、コントローラ60は、ステップS42において、水すすぎ工程の開始から所定の設定時間が経過しているか否かを判断する。ステップS42において設定時間が経過していないと判断された場合(NOの場合)には、ステップS42に戻り、設定時間が経過するまで、再判断が繰り返される。ステップS42において設定時間が経過していると判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、乾燥ファン52をOFFにし(ステップS44)、洗浄ポンプ27を逆方向に回転駆動して、洗浄槽14内の水を排出(ステップS46)した後で、水すすぎ工程が所定の設定回数実行されたか否かを判断する(ステップS48)。ステップS48において水すすぎ工程が所定の設定回数実行されていないと判断された場合(NOの場合)には、ステップS32に戻り、設定時間が経過するまで、ステップS32〜ステップS48が繰り返される。ステップS48において水すすぎ工程が所定の設定回数実行されたと判断された場合(YESの場合)には、水すすぎ工程(ステップS30)を終了し、加熱すすぎ工程(ステップS50)に移行する。
ステップS50で行われる加熱すすぎ工程のフローチャートを図5に示す。加熱すすぎ工程が開始されると、コントローラ60は、洗浄槽14内に給水(ステップS52)する。ステップS52では、コントローラ60は、給水弁41を開いて洗浄槽14内に給水する。水位検出器45のスイッチ49がONになると、コントローラ60は、給水弁41を閉じて給水を停止する。この時、水位58は、開口18aよりも上方に位置しており、排気経路18は水封されている。
次に、コントローラ60は、洗浄ポンプ27およびヒータ30をONにする(ステップS56)。コントローラ60は、ヒータ30によって水の加熱を行いながら、洗浄ポンプ27を順方向に回転駆動する。これによって、洗浄ノズル20から高温の水が噴射され、洗浄槽14内がすすがれる。
次に、ステップS58では、コントローラ60は、サーミスタ55によって洗浄槽14内の水温Twを検知し、水温TwがT1以上か否かを判断する。限定されないが、温度T1は、例えば、70℃に設定することができる。ステップS58において水温TwがT1未満と判断された場合(NOの場合)には、ステップS58に戻り、水温TwがT1以上となるまで、再判断が繰り返される。ステップS58において水温TwがT1以上と判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、洗浄ポンプ27およびヒータ30をOFF(ステップS60)にする。その後、間欠送風工程(ステップS62)に移行する。
ステップS62の間欠送風工程では、コントローラ60は、乾燥ファン52を間欠的に作動させて、洗浄槽14内に送風する。間欠的な作動は、限定されないが、例えば、乾燥ファンのON時間を2秒間とし、OFF時間を8秒間とすることができる。次に、コントローラ60は、ステップS64において、加熱すすぎ工程の開始から所定の設定時間が経過しているか否かを判断する。ステップS64において設定時間が経過していないと判断された場合(NOの場合)には、コントローラ60は、サーミスタ55によって洗浄槽14内の水温Twを検知し、水温TwがT2以下か否かを判断する(ステップS66)。温度T2は、温度T1よりも低い温度に設定され、限定されないが、温度T2は、例えば、67℃に設定することができる。ステップS66において水温TwがT2を超えていると判断された場合(NOの場合)には、ステップS64に戻る。ステップS64とステップS66を行うことで、高温に加熱された水が洗浄槽14内に貯留した状態で、間欠送風工程を設定時間が経過するまで繰り返し実行することができる。ステップS66において水温TwがT2以下と判定された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、乾燥ファン52をOFFにし(ステップS68)、ステップS56に戻る。ステップS64において設定時間が経過していると判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、乾燥ファン52をOFFにし(ステップS65)、洗浄ポンプ27を逆方向に回転駆動して、洗浄槽14内の水を排出する(ステップS67)。これによって、加熱すすぎ工程(ステップS50)を終了し、乾燥工程(ステップS70)に移行する。
ステップS70で行われる乾燥工程のフローチャートを図6に示す。乾燥工程が開始されると、コントローラ60は、乾燥ファン52をON(ステップS72)にした後、乾燥工程の開始から所定の設定時間が経過しているか否かを判断する(ステップS74)。ステップS74において設定時間が経過していないと判断された場合(NOの場合)には、ステップS82に移行する。
ステップS82では、コントローラ60は、サーミスタ55によって洗浄槽14内の温度tを検知し、温度tがt1℃以上か否かを判断する。ステップS82の時点では、洗浄槽14内には水が貯留していないため、サーミスタ55は、洗浄槽14内の空気の温度を検知する。ステップS82において温度tがt1℃以上ではないと判断された場合(NOの場合)には、ステップS86に移行し、コントローラ60は、温度tがt2℃以下か否かを判断する。設定温度t2は、設定温度t1よりも低い温度に設定され、限定されないが、例えば、t1=55℃、t2=45℃と設定することができる。ステップS86において温度tがt2℃以下と判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、ヒータ30をON(ステップS88)にする。その後、ステップS74に戻り、設定時間が経過するまで、再判断が繰り返される。ステップS86において温度tがt2℃以下ではないと判断された場合(NOの場合)には、ステップS74に戻り、設定時間が経過するまで、再判断が繰り返される。ステップS82において温度tがt1℃以上と判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、ヒータ30をOFF(ステップS84)にする。その後、ステップS74に戻り、設定時間が経過するまで、再判断が繰り返される。ステップS74において設定時間が経過していると判断された場合(YESの場合)には、コントローラ60は、乾燥ファン52およびヒータ30をOFFにし(ステップS75)、乾燥工程(ステップS70)を終了する。これによって、洗浄槽洗浄運転の全工程が終了する。
上記のとおり、本明細書が開示する食器洗い乾燥機10は、洗浄槽洗浄運転で実施する洗浄工程(ステップS10)と、水すすぎ工程(ステップS30)と、加熱すすぎ工程(ステップS50)に、それぞれ間欠送風工程(ステップS22、ステップS40、ステップS62)が含まれている。それぞれの間欠送風工程では、洗浄槽14内に所定の水位まで水が貯留した状態で、乾燥ファン52を間欠的に作動させる。このため、洗浄槽14内に貯留した水の水位が上下に変動し、洗浄槽14内の汚れをより効果的に除去することができる。また、図7に示す接点71の周囲において、洗浄槽14に汚れが付着することがある。間欠送風工程では、乾燥ファン52の作動時に洗浄槽14内の圧力が上昇し、図8に矢印で示すように、シール部材70が洗浄槽14の外側方向に変形して移動する。これによって、シール部材70と洗浄槽14の水平部14cとの接点は、接点72に移行し、図7における接点71が露出される。接点71の周囲が露出することで、接点71の周囲に付着した汚れにも洗浄用の水が到達して効果的に洗い流すことができ、洗浄槽14内を隅々まで洗浄することができる。
また、食器洗い乾燥機10は、排気口18bと、排気口18bと洗浄槽14の開口18aとに連通する排気経路18とを備えている。排気経路18は、間欠送風工程(ステップS22、ステップS40、ステップS62)において、洗浄槽14内に貯留された水によって水封される。排気経路18が水封された状態で間欠送風工程を行い、乾燥ファン52を間欠的に作動させるため、水位58は、乾燥ファン52の間欠作動に対してより鋭敏に変動する。その結果、水位58の変動が速くなり、洗浄槽14内の汚れをより効果的に除去することができる。また、水封された状態では、乾燥ファン52の回転負荷が低くなるため、乾燥ファン52の電力消費を抑えることができる。
また、食器洗い乾燥機10は、洗浄槽14内の水を加熱可能なヒータ30を備えている。洗浄工程(ステップS10)と、加熱すすぎ工程(ステップS50)においてそれぞれ実行される間欠送風工程(ステップS22、ステップS62)では、ヒータ30によって所定温度に加熱された水が洗浄槽内に貯留した状態で、乾燥ファン52を間欠的に作動させて洗浄槽14内を洗浄する。このため、洗浄槽14内の汚れをより効果的に除去することができる。
上記の実施例の洗浄槽洗浄運転では、洗浄工程と、水すすぎ工程と、加熱すすぎ工程と、乾燥工程をこの順序で行ったが、これに限定されない。洗浄槽洗浄運転は、洗浄工程と、すすぎ工程とを、それぞれ少なくとも1回実施可能であればよい。また、洗浄槽洗浄運転に乾燥工程が含まれていなくてもよい。また、上記の洗浄槽洗浄運転では、洗浄工程と、水すすぎ工程と、加熱すすぎ工程がそれぞれ間欠送風工程を含んでいたが、これに限定されない。洗浄工程とすすぎ工程との少なくともいずれか一方が本明細書に係る間欠送風工程を含んでいれば、本明細書に係る発明の効果を得ることができる。また、上記の実施例では、間欠送風工程でファンを間欠的に作動させる形態として、ファンのON/OFFを所定時間ごとに切り替える形態を例示して説明したが、ファンをOFFにしないで、その回転数を所定時間ごとに切り替えてもよい。すなわち、ファンの送風を止めないで、送風の強弱を制御して、洗浄槽内に貯留された水の水位を変動させてもよい。また、上記の実施例では、排気経路の開口18aが水封される食器洗い乾燥機を例示して説明したが、これに限定されない。排気経路の開口の位置が、洗浄槽内に水が貯留されたときの水位よりも上方に設けられており、水封されない食器洗い洗浄器にも、本明細書が開示する技術を適用することができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 食器洗い乾燥機
12 本体
14 洗浄槽
14a 開口
15 扉
16 操作パネル
17 排気ダンパー
18 排気経路
18a 開口
18b 排気口
19 食器
20 洗浄ノズル
27 洗浄ポンプ
28 インペラ
30 ヒータ
31 吸込凹部
32 吸込流路
33 後方壁
34 排水ホース
36 排水流路
38 水位経路
39 底面
40 給水ホース
41 給水弁
42 第1給水流路
43 第2給水流路
44 水位経路
45 水位検出器
46 水位室
47 フロート
48 バー
49 スイッチ
50 回転数センサ
51 後方壁
52 乾燥ファン
53 ファン
55 サーミスタ
56 蓋
60 コントローラ
63 吸気経路
63a 開口
70 シール部材
88 給水管

Claims (3)

  1. 食器を洗浄する洗浄槽と、洗浄槽内に機外の空気を導入するファンとを備え、洗浄槽内を洗浄する洗浄槽洗浄運転を実施可能な食器洗い乾燥機であって、
    洗浄槽内の空気を排出する排気口と、
    排気口と洗浄槽とに連通する排気経路と、を備えており、
    洗浄槽洗浄運転は、洗浄槽内に水が貯留した状態で、ファンを間欠的に作動させて送風して洗浄槽内を洗浄する間欠送風工程を有しており、
    排気経路は、間欠送風工程で洗浄槽内に貯留された水によって水封される、
    食器洗い乾燥機。
  2. 食器洗い乾燥機は、洗浄槽内の水を加熱可能なヒータを備えており、
    間欠送風工程では、ヒータによって所定温度に加熱された水が洗浄槽内に貯留した状態で、ファンを間欠的に作動させて洗浄槽内を洗浄する、請求項1に記載の食器洗い乾燥機。
  3. 食器を洗浄する食器洗浄運転を行う通常運転コースと、洗浄槽洗浄運転を行うクリーニングコースとを選択可能である、請求項1または2に記載の食器洗い乾燥機。
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