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JP6115925B2 - 携帯端末装置、プログラムおよび表示制御方法 - Google Patents

携帯端末装置、プログラムおよび表示制御方法 Download PDF

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JP6115925B2 JP2016094187A JP2016094187A JP6115925B2 JP 6115925 B2 JP6115925 B2 JP 6115925B2 JP 2016094187 A JP2016094187 A JP 2016094187A JP 2016094187 A JP2016094187 A JP 2016094187A JP 6115925 B2 JP6115925 B2 JP 6115925B2
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Description

本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(TabletPC)、電子書籍端末等の携帯端末装置および当該携帯端末装置に用いて好適なプログラムと表示制御方法に関するものである。
従来、携帯端末装置には、各種のアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという)が備えられている。アプリケーションが実行されると、その実行画面がディスプレイの表示面に表示される。
かかる携帯端末装置では、ユーザの利便性を向上させるため、携帯端末装置の姿勢に応じて、携帯端末装置に対する実行画面の表示方向が変化する構成が採られ得る。(特許文献1参照)。携帯端末装置には、たとえば、加速度センサが搭載され、加速度センサによって検出された重力加速度に基づいて、携帯端末装置が地面に対して縦向きの状態にあるか横向きの状態にあるかが検出される。これにより、携帯端末装置が縦向きの状態であっても横向きの状態であっても、実行画面は、表示面において上下方向に表示される。
特開2010−263433号公報
しかしながら、上記構成では、ユーザが携帯端末装置を持ったまま横になるなどして、ユーザに対する携帯端末装置の姿勢が変わらないまま、地面に対する携帯端末装置の姿勢が変わってしまった場合、実行画面の表示方向が、ユーザが見づらい方向に不用意に切り替ってしまう場合がある。
そこで、必要に応じて、実行画面の表示方向の切り替りが抑制できるような構成を実現することが考えられる。この場合、できる限りユーザに手間が掛ることなく、表示方向の切り替りが抑制されることが望ましい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ユーザに手間を掛ることなく、必要な状況において実行画面の表示方向の切り替りが抑制できる携帯端末装置、プログラムおよび表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る携帯端末装置は、表示部と、制御部と、前記携帯端末装置に加わる重力加速度に基づいて、前記携帯端末装置の姿勢を検出する検出部と、を備える。ここで、前記制御部は、第1アプリケーションプログラムに基づく第1画面を前記表示部に表示する。そして、前記制御部は、前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う。また、前記制御部は、前記表示部に前記第1画面が表示された状態において前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための抑制条件が満たされると、前記第1画面の所定位置に前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行い、そして、前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられることを抑制する抑制制御を行う。さらに、前記制御部は、前記抑制条件が満たされた後、第2アプリケーションプログラムに基づく第2画面を前記表示部に表示すると、前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行わず、そして、前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第2画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う。
本発明の第2の態様に係るプログラムは、携帯端末装置であって、表示部と、前記携帯端末装置に加わる重力加速度に基づいて、前記携帯端末装置の姿勢を検出する検出部と、を備える携帯端末装置のコンピュータに、第1アプリケーションプログラムに基づく第1画面を前記表示部に表示する機能と、前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う機能と、前記表示部に前記第1画面が表示された状態において前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための抑制条件が満たされると、前記第1画面の所定位置に前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行い、そして、前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられることを抑制する抑制制御を行う機能と、前記抑制条件が満たされた後、第2アプリケーションプログラムに基づく第2画面を前記表示部に表示すると、前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行わず、そして、前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第2画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う機能と、を実行させる。
本発明の第3の態様は、携帯端末装置であって、表示部と、前記携帯端末装置に加わる重力加速度に基づいて、前記携帯端末装置の姿勢を検出する検出部と、を備える携帯端末装置の表示制御方法に関する。本態様に係る表示制御方法は、第1アプリケーションプログラムに基づく第1画面を前記表示部に表示し、前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行い、前記表示部に前記第1画面が表示された状態において前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための抑制条件が満たされると、前記第1画面の所定位置に前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行い、そして、前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられることを抑制する抑制制御を行い、前記抑制条件が満たされた後、第2アプリケーションプログラムに基づく第2画面を前記表示部に表示すると、前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行わず、そして、前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第2画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う。
本発明によれば、ユーザに手間を掛ることなく、必要な状況において実行画面の表示方向の切り替りが抑制できる携帯端末装置、プログラムおよび表示制御方法を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る、携帯電話機の外観構成を示す図である。 実施の形態に係る、携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る、携帯電話機の姿勢が変化したときのディスプレイにおける画面の表示方向について説明するための図である。 実施の形態に係る、表示方向切替処理および固定モード設定・解除処理について説明するための図である。 実施の形態に係る、固定モードが解除されている状態で携帯電話機の姿勢が変化したときの実行画面の表示形態を示す図である。 実施の形態に係る、固定モードが設定されている状態で携帯電話機の姿勢が変化したときの実行画面の表示形態を示す図である。 変更例1に係る、固定モードの設定・解除処理の流れを示すフローチャートである。 変更例2に係る、固定モードの設定・解除処理の流れを示すフローチャートである。 変更例3に係る、表示方向切替処理の流れを示すフローチャートである。 その他の変更例に係る、固定モード設定・解除処理について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、携帯電話機1の外観構成を示す図である。図1(a)、(b)は、それぞれ、正面図および側面図である。
携帯電話機1は、長方形状を有する厚みが小さなキャビネット10を有する。キャビネット10の正面側には、タッチパネルが配されている。タッチパネルは、ディスプレイ11と、ディスプレイ11に重ねられるタッチセンサ12とを備える。
ディスプレイ11は、液晶パネル11aと、液晶パネル11aを照明するバックライト11bにより構成されている(図2参照)。液晶パネル11aは、画像を表示するための表示面11cを有し、表示面11cが外部に現れる。表示面11cには、多数のアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」と略す)のアイコンが並べられたホーム画面やアプリケーションに基づく実行画面が表示される。なお、液晶パネル11aに代えて有機ELなど他の表示素子が用いられてもよい。
タッチセンサ12は、表示面11cの上に配されている。タッチセンサ12は透明なシート状に形成されており、タッチセンサ12を透して表示面11cを見ることができる。タッチセンサ12は、ユーザが触れた表示面11c上の位置(以下、「入力位置」と言う。)を検出し、その入力位置に応じた位置信号を後述のCPU100へ出力する。なお、表示面11cに触れるとは、実際には、タッチセンサ12を覆うカバーの表面における表示面11cに相当する領域を触れることである。
タッチセンサ12は、静電容量式のタッチセンサであり、マトリクス状に配された第1透明電極、第2透明電極およびカバーを備えている。タッチセンサ12は、第1および第2透明電極間の静電容量の変化を検出することによって、入力位置を検出する。
タッチセンサ12は、静電容量式のタッチセンサに限られず、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等のタッチセンサであってもよい。
ユーザは、自身の指またはペンなどの接触部材(簡単のため、以下、単に「指」と言う。)によって表示面11cを触れることにより、タッチ、タップ、フリック等の各種操作を行うことができる。
タッチパネルの下方には、キー操作部13が配されている。タッチキー13a〜13cは、具体的には、ホームキー13a、設定キー13b、バックキー13cである。ホームキー13aは、ホーム画面を表示面11cに表示させるためのキーである。設定キー13bは、各種設定を行う設定画面を表示面11cに表示させるためのキーである。バックキー13cは、アプリケーションの実行の際、表示面11cに表示される画面を1ステップ前の画面に戻すためのキーである。
キャビネット10の正面側には、下部にマイクロホン(以下、「マイク」と言う。)14が配されており、上部にスピーカ15が配されている。ユーザは、スピーカ15からの音声を耳で捉え、マイク14に対して音声を発することにより通話を行うことができる。
キャビネット10の背面側には、カメラモジュール16が配されている。キャビネット10の背面には、レンズ窓(図示せず)が配されており、レンズ窓から被写体の画像がカメラモジュール16に取り込まれる。
図2は、携帯電話機1の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態の携帯電話機1は、上述した各構成要素の他、CPU100、メモリ101、画像処理回路102、キー入力回路103、音声エンコーダ104、音声デコーダ105、映像エンコーダ106、通信モジュール107、加速度センサ108、クロック109を備える。
画像処理回路102は、CPU100から入力された制御信号に従ってディスプレイ11に表示される画像を生成し、画像データをVRAM102aに記憶させる。
画像処理回路102は、VRAM102aに記憶された、画像データを含む画像信号を、ディスプレイ11へ出力する。また、画像処理回路102は、ディスプレイ11を制御するための制御信号を出力し、ディスプレイ11のバックライト11bを点灯または消灯させる。こうして、バックライト11bから放出された光が、画像信号に基づいて液晶パネル11aにより変調されることにより、ディスプレイ11の表示面11cに画像が表示される。
キー入力回路103は、キー操作部13の各キーが押下されたときに、押下されたキーに応じた信号をCPU100へ出力する。
音声エンコーダ104は、集音した音声に応じてマイク14が出力する音声信号をデジタルの音声信号に変換し、CPU100へ出力する。
音声デコーダ105は、CPU100からの音声信号にデコード処理およびD/A変換を施し、変換したアナログの音声信号をスピーカ15に出力する。
通信モジュール107は、通話や通信のための電波を送受信するアンテナを備える。通信モジュール107は、CPU100から入力される信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して、基地局や他の通信装置等の通信先へ送信する。また、通信モジュール107は、アンテナを介して受信した無線信号をCPU100が利用できる形式の信号へ変換し、変換された信号をCPU100へ出力する。
加速度センサ108は、携帯電話機1にかかる加速度を検出する。加速度センサ108は3軸加速度センサであり、図1のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の3方向に生じる加速度を検出する。加速度センサ108は、検出した加速度に応じた加速度信号をCPU100へ出力する。携帯電話機1が静止状態にあるときには、携帯電話機1に加わる重力加速度が加速度センサ108により検出される。
クロック109は、時間を計測し、計測した時間を応じた信号をCPU100へ出力する。
メモリ101は、ROMおよびRAMを含む。メモリ101には、CPU100に制御機能を付与するための制御プログラムと、種々のアプリケーションが記憶されている。また、メモリ101は、アプリケーションの実行の際に一時的に利用または生成される各種のデータを記憶する、ワーキングメモリとしても使用される。
CPU100は、制御プログラムに従って、カメラモジュール16、マイク14、通信モジュール107、ディスプレイ11、スピーカ15等、各構成要素を制御することにより、通話、カメラ機能、電子メール、ウェブブラウザ、地図、音楽プレーヤ等、各種のアプリケーションを実行する。
CPU100は、加速度センサ108からの加速度信号に基づき、携帯電話機1が、地面に対して横向きまたは縦向きの何れの姿勢であるか否かを検出する。
図3は、携帯電話機1の姿勢が変化したときのディスプレイ11における画面の表示方向について説明するための図である。
図3(a)に示すように、携帯電話機1が縦向きにある状態では、携帯電話機1の長手方向が上下方向となる。このとき、ディスプレイ11における携帯電話機1に対する画面(画像)の表示方向は、長手方向に沿う方向となる。一方、図3(c)に示すように、携帯電話機1が横向きにある状態では、携帯電話機1の短手方向が上下方向となる。このとき、ディスプレイ11における携帯電話機1に対する画面(画像)の表示方向は、短手方向に沿う方向となる。
携帯電話機が縦向きから横向きへと傾けられ、図3(b)に示すように、傾き角が、閾値となる角度α(以下、「縦臨界角α」と言う)に達すると、CPU100により携帯電話機1が横向きに切り替えられたと検出される。検出結果に基づき、図3(b)に示すように、ディスプレイ11における携帯電話機1に対する画像(画面)の表示方向は、短手方向に沿う方向となる。
一方、携帯電話機が横向きから縦向きへと傾けられ、図3(d)に示すように、傾き角が、閾値となる角度β(以下、「横臨界角β」と言う)に達すると、CPU100により携帯電話機1が縦向きに切り替えられたと検出される。検出結果に基づき、図3(d)に示すように、ディスプレイ11における携帯電話機1に対する画像(画面)の表示方向は、長手方向に沿う方向となる。
なお、上記縦向きおよび横向きのうち、一方が本発明の第1の方向に相当し、他方が本発明の第2の方向に相当する。
さて、本実施の形態の携帯電話機1は、図3に示す通り、ディスプレイ11に表示される画像、特に、アプリケーションの実行画面の表示方向を、携帯電話機1の姿勢に応じて変更する機能を有する。これにより、携帯電話機1の姿勢が縦向きであっても横向きであっても、自動的に地面に対して縦方向となるよう実行画面がディスプレイ11に表示されるので、ユーザは、実行画面を見やすい。
しかしながら、かかる機能を備えた場合、ユーザが携帯電話機1を持ったまま横になるなどして、ユーザに対する携帯電話機1の姿勢が変わらないまま、地面に対する携帯電話機1の姿勢が変わった場合、実行画面の表示方向が、ユーザが見づらい方向に不用意に切り替ってしまう場合がある。
そこで、本実施の形態では、不用意に表示方向が切り替らないように、ユーザの操作に基づいて表示方向を固定する機能を有する。
上記の機能を実現するため、CPU100は、携帯電話機1の姿勢に応じてアプリケーションの実行画面の表示方向を切り替える表示方向切替処理を実行する。さらに、CPU100は、表示方向を固定するための固定モードを設定または解除する固定モード設定・解除処理を実行する。
メモリ101には、上述の制御プログラムの一つとして、表示方向切替処理および固定モード設定・解除処理に係るプログラムが記憶される。CPU100は、これらプログラムに従い、表示方向切替処理および固定モード設定・解除処理を実行する。
図4(a)は、表示方向切替処理の流れを示すフローチャートである。図4(b)は、固定モード設定・解除処理の流れを示すフローチャートである。図4(c)は、固定モードの状態とフラグの状態との関係を示す図である。図5は、固定モードが解除されている状態で携帯電話機1の姿勢が変化したときの実行画面の表示形態を示す図である。図6は、固定モードが設定されている状態で携帯電話機1の姿勢が変化したときの実行画面の表示形態を示す図である。なお、図5および図6には、電子メールのアプリケーションが実行され、実行画面としてメール作成画面がディスプレイ11に表示された例が示されている。
図4(a)を参照して、CPU100は、一つのアプリケーションがアクティブな状態にされたか否かを監視する(S101)。たとえば、ディスプレイ11にホーム画面が表示された状態において、ホーム画面の中から一つのアプリケーションに対応するアイコンがユーザによりタッチされた場合、CPU100は、そのアプリケーションがアクティブな状態とされたと判定する(S101:YES)。CPU100は、そのアプリケーションが、終了中であれば起動し、既に起動されているが一時停止中(スリープ中)であれば、停止を解除する。そして、CPU100は、携帯電話機1の姿勢を検出し(S102)、検出した姿勢に応じた表示方向でディスプレイ11に、そのアプリケーションの実行画面を表示する(S103)。即ち、図5に示すように、携帯電話機1が縦向きであれば、携帯電話機1の長手方向に沿うような表示方向で実行画面が表示され、携帯電話機1が横向きであれば、携帯電話機1の短手方向に沿うような表示方向で実行画面が表示される。
次に、CPU100は、固定フラグの状態を判定する(S104)。固定フラグは、固定モードが設定状態であるか解除状態にあるかを示すフラグである。図4(c)に示すように、固定フラグが「1」に設定されると、固定モードが設定され、固定フラグが「0」に設定されると、固定モードが解除される。
CPU100は、固定フラグが「0」に設定されており、固定モードが解除されていれば(S104:YES)、携帯電話機1の姿勢が変更されたか否かを判定する(S105)。そして、姿勢が変更されたと判定すると(S105:YES)、実行画面の表示方向を変更する(S106)。
たとえば、図5に示すように、携帯端末装置1が縦向きから横向きに変えられれば、実行画面の表示方向が、携帯電話機1の長手方向に沿う方向から短手方向に沿う方向に切り替えられる。同じく図5に示すように、携帯端末装置1が横向きから縦向きに変えられれば、実行画面の表示方向が、携帯電話機1の短手方向に沿う方向から長手方向に沿う方向に切り替えられる。
一方、CPU100は、固定フラグが「1」に設定されており、固定モードが設定されていれば(S104:NO)、携帯電話機1の姿勢の検出を行わず、実行画面の表示方向を変更しない。
たとえば、図6(a)に示すように、携帯端末装置1が縦向きから横向きに変えられても、実行画面の表示方向が、携帯電話機1の長手方向に沿う方向のままとなる。また、図6(b)に示すように、携帯端末装置1が横向きから縦向きに変えられても、実行画面の表示方向が、携帯電話機1の短手方向に沿う方向のままとなる。
こうして、アプリケーションがアクティブな状態であり(S107:NO)、そのアプリケーションの実行画面がディスプレイ11に表示されている間、ステップS104からS106の処理が繰り返され、固定モードが解除状態にあるときに、携帯電話機1の姿勢の変更に応じて実行画面の表示方向が変更される。
CPU100は、アプリケーションが非アクティブな状態にされたと判定すると(S107:YES)、実行画面を閉じる(S108)。たとえば、ホーム画面に移行する操作がなされることにより、非アクティブな状態とされた場合には、ディスプレイ11にホーム画面が表示される。CPU100は、再び、一つのアプリケーションがアクティブな状態とされたが否かを監視する(S101)。そして、新たに、アプリケーションがアクティブな状態とされれば(S101:YES)、そのアプリケーションの実行画面を、携帯電話機の1の姿勢に応じた表示方向でディスプレイ11に表示する(S102、S103)。
なお、複数のアプリケーションが実行されており、その中の一つのアプリケーションの実行画面が表示されている状態で、ユーザがタスクバーなどを用いて、アクティブなアプリケーションを切り替える操作を行った場合にも、実行画面が表示されていたアプリケーションは非アクティブな状態とされる。よって、そのアプリケーションの実行画面は閉じられる(S108)。代わりに、切り替えられたアプリケーションがアクティブな状態とされ、そのアプリケーションの実行画面が携帯電話機1の姿勢に応じた表示方向でディスプレイ11に表示される(S102、S103)。
次に、固定モードの設定・解除処理について説明する。固定モード設定・解除処理は、CPU100により、上記表示方向切替処理と並行して実行される。
図5(b)を参照して、CPU100は、一つのアプリケーションがアクティブな状態にされたか否かを監視し(S201)、アクティブな状態とされたと判定すると(S201:YES)、固定フラグを「0」に設定して、固定モードを解除状態とする(S202)。
次に、CPU100は、加速度センサ108からの加速度信号の変化に基づいて、携帯電話機1が一回転したか否かを判定する(S203)。たとえば、一回転する方向は、図1のZ軸回りとされる。この場合、携帯電話機1が縦向き状態から一方向に回転して横向きの状態になり、さらにその方向に回転して縦向きに戻る動作が検出されると、CPU100は、携帯電話機1が一回転したと判定する。
本実施形態では、携帯電話機1を一回転させる動作が、固定モードを切り替えるための操作として定められている。固定モードが解除されている場合、携帯電話機1を一回転させる動作が固定モードの設定操作となる。ユーザは、携帯電話機1の姿勢が変わっても実行画面の表示方向が変わらないよう固定モードに設定したい場合、固定モードが解除された状態において携帯電話機を一回転させる。
携帯電話機1が一回転したと判定すると(S203:YES)、CPU100は、固定フラグの状態を判定する(S204)。固定フラグが「0」に設定されており、固定モードが解除状態であれば(S204:YES)、CPU100は、固定フラグを「1」に設定する(S205)。これにより、固定モードが設定される。そして、CPU100は、図6に示すように、ディスプレイ11に表示された実行画面の所定位置に、固定モードが設定されていることを示す固定アイコンM1を表示する(S206)。
こうして、固定モードが設定されれば、上述した通り、表示方向切替処理のステップS104において、固定フラグが「1」であると判定されるので(S104:NO)、携帯電話機の姿勢が変化しても実行画面の表示方向が変更されなくなる。
固定モードが設定されている場合、携帯電話機1を一回転させる動作が固定モードの解除操作となる。ユーザは、固定モードに解除したい場合、固定モードが設定された状態において携帯電話機1を一回転させる。
この場合、CPU100は、携帯電話機1が一回転したと判定すると(S203:YES)、固定フラグは「1」に設定されているので(S204:NO)、固定フラグを「0」に設定する(S207)。これにより、固定モードが解除される。そして、CPU100は、ディスプレイ11に表示された実行画面から固定アイコンM1を消す(S208)。
こうして、固定モードが解除されれば、表示方向切替処理のステップS104において、固定フラグが「0」であると判定されるので(S104:YES)、携帯電話機1の姿勢の変化に応じて実行画面の表示方向が変更される(S106)。
CPU100は、現在、実行画面が表示されているアプリケーションが非アクティブの状態とされるまで(S209:NO)、ステップS203からS208の処理を繰り返し、携帯電話機1が一回転される度に、固定モードを切り替える。
CPU100は、現在、実行画面が表示されているアプリケーションが非アクティブな状態とされると(S209:YES)、新たにアプリケーションがアクティブな状態とされるか否かを監視する(S201)。そして、新たにアプリケーションがアクティブな状態とされると(S201:YES)、固定フラグを「0」に設定する(S202)。これにより、先のアプリケーションの実行画面が表示されているときに、固定モードが設定されていても、新たなアプリケーションの実行画面が表示されたときには、固定モードが解除される。
以上、本実施の形態によれば、携帯電話機1の姿勢が変化してもアプリケーションの実行画面の表示方向が切り替らない固定モードを備えており、ユーザは、必要に応じて、固定モードに設定することができる。よって、実行画面の表示方向が不用意に切り替ることを防止できる。
さらに、本実施の形態によれば、ディスプレイ11に実行画面が表示された状態において固定モードの設定が行われる構成とされている。このため、設定画面を用いて固定モードの設定が行われる構成と違って、実行画面から設定画面へ移行させ、固定モードに設定した後に実行画面へ戻すという操作を要しない。よって、ユーザの操作の手間を少なくすることができる。
また、本実施の形態によれば、新たなアプリケーションの実行画面がディスプレイ11に表示されることに基づいて、固定モードが解除される。ユーザは、表示方向の固定が必要ない状況下において新たなアプリケーションを利用するときに、先のアプリケーションで設定した固定モードを逐一解除する必要がない。よって、ユーザの使い勝手が良くなる。
<変更例1>
図7は、変更例1に係る固定モードの設定・解除処理の流れを示すフローチャートである。
本変更例では、実行画面の表示方向が不用意に切り替る状況下に携帯電話機1が置かれていると想定される場合に、ユーザの設定操作に寄らず、自動的に固定モードに設定される構成とされる。
本変更例では、CPU100は、携帯電話機1の姿勢が変更されると、次に姿勢が変更されるまでの時間を、クロック109を用いて計測する。
図7を参照して、CPU100は、一つのアプリケーションがアクティブな状態にされたと判定し(S301:YES)、固定フラグを「0」に設定すると(S302)、実行画面の表示方向が変更されたか否かを監視する(S303)。CPU100は、実行画面の表示方向が変更されたと判定すると(S303:YES)、表示方向が前回変更されてから今回変更までに要した所要時間が規定時間(たとえば、数秒から数十秒)以内であるか否かを判定する(S304)。規定時間は、表示方向が意図せずに変わったときにユーザが元の表示方向に戻す場合に掛かる時間を考慮して予め決められる。
CPU100は、上記所要時間が規定時間以内である判定すると(S304:YES)、規定時間内に表示方向が変更された回数(以下、「方向変更回数」と言う)が、規定回数に達したか否かを判定する(S305)。方向変更回数は、CPU100に備えられた回数カウンタ(図示せず)によりカウントされる。
方向変更回数が規定回数に及ぶ場合には、表示方向が不用意に変更され得る状況下に携帯電話機1が置かれていると看做すことができる。よって、CPU100は、方向変更回数が規定回数に達したと判定すると(S305:YES)、固定フラグを「1」に設定する(S306)。これにより、固定モードが設定される。さらに、CPU100は、ディスプレイ11に表示された実行画面の所定位置に固定アイコンM1を表示する(S307)。
こうして、固定モードが設定されれば、携帯電話機1の姿勢が変化しても実行画面の表示方向が変更されなくなる。
固定モードが設定されると、CPU100は、固定モードを解除するための解除操作がなされたか否かを監視する(S308)。解除操作は、たとえば、上記実施の形態と同様、携帯電話機1を一回転させる動作とすることができる。
CPU100は、解除操作がなされたと判定すると(S308:YES)、固定フラグを「0」に設定する(S309)。これにより、固定モードが解除される。さらに、CPU100は、ディスプレイ11に表示された実行画面から固定アイコンM1を消す(S310)。
こうして、固定モードが解除されれば、携帯電話機1の姿勢が変化に応じて実行画面の表示方向が変更される。
CPU100は、固定モードが設定されるまで間、および固定モードが解除されるまでの間、現在、実行画面が表示されているアプリケーションが非アクティブな状態とされたか否かを監視する(S311、S312)。そして、そのアプリケーションが非アクティブな状態とされたと判定すると(S311:YES、S312:YES)、新たにアプリケーションがアクティブな状態とされるか否かを監視する(S301)。そして、新たにアプリケーションがアクティブな状態とされると(S301:YES)、固定フラグを「0」に設定する(S302)。これにより、先のアプリケーションの実行画面が表示されているときに、固定モードが設定されていても、新たなアプリケーションの実行画面が表示されたときには、固定モードが解除される。
以上、本変更例によれば、実行画面の表示方向が切り替えられた後規定時間内に元の方向に戻す動作が規定回数に達する場合、即ち、実行画面の表示方向が不用意に切り替る状況下に携帯電話機1が置かれていると想定される場合に、固定モードが設定される構成とされている。よって、実行画面の表示方向が不用意に切り替ってしまうのを防止できる。また、不必要に携帯電話機1の姿勢が検出されるとことが防止されるとともに、実行画面の表示方向の切り替えに要する電力を削減できる。
さらに、本変更例によれば、ディスプレイ11に実行画面が表示された状態において固定モードの設定が行われる構成とされている。このため、設定画面を用いて固定モードの設定が行われる構成と違って、実行画面から設定画面へ移行させ、固定モードに設定した後に実行画面へ戻すという操作を要しない。さらには、方向変更回数が規定回数に達するか否かが判定されることにより、自動的に固定モードが設定されるため、ユーザによる設定操作を要しない。よって、ユーザに掛かる手間を、少なくすることができる。
また、本変更例によれば、新たなアプリケーションの実行画面がディスプレイ11に表示されることに基づいて、固定モードが解除される。ユーザは、表示方向の固定が必要ない状況下において新たなアプリケーションを利用するときに、先のアプリケーションで設定した固定モードを逐一解除する必要がない。よって、ユーザの使い勝手が良くなる。
<変更例2>
図8は、変更例2に係る固定モードの設定・解除処理の流れを示すフローチャートである。
本変更例では、ユーザにとって、現在の携帯電話機1の姿勢が、現在表示されている実行画面の表示に適当している想定される場合に、ユーザの設定操作に寄らず、自動的に固定モードに設定される構成とされる。
図8を参照して、CPU100は、一つのアプリケーションがアクティブな状態にされたと判定し(S401:YES)、固定フラグを「0」に設定すると(S402)、固定時間を計測する(S403)。固定時間は、実行画面の表示方向が切り替らずに維持される時間である。
次に、CPU100は、固定時間が規定時間(たとえば、数分)に達したか否かを判定する(S404)。CPU100は、固定時間が規定時間に達していなければ(S404:NO)、実行画面の表示方向が変更されたか否かを判定し(S405)、変更されていなければ(S405:NO)、固定時間の計時を継続する(S403)。
ユーザにとって、現在の携帯電話機1の姿勢が、現在表示されている実行画面の表示に適当している場合には、その姿勢が維持されて実行画面の表示方向が変更されないため、固定時間が規定時間に達する。
CPU100は、実行画面の表示方向が変更されないまま、固定時間が規定時間に達すると(S404:YES)、固定フラグを「1」に設定する(S406)。これにより、固定モードが設定される。さらに、CPU100は、ディスプレイ11に表示された実行画面の所定位置に固定アイコンM1を表示する(S407)。
こうして、固定モードが設定されれば、携帯電話機1の姿勢が変化しても実行画面の表示方向が変更されなくなる。
なお、固定時間が規定時間に達する前に、携帯電話機1の姿勢が変更され、実行画面の表示方向が変更された場合は(S405:YES)、固定時間がリセットされ(S408)、固定時間が最初から計測される(S403)。
固定モードが設定されると、CPU100は、固定モードを解除するための解除操作がなされたか否かを監視する(S409)。解除操作は、たとえば、上記実施の形態と同様、携帯電話機1を一回転させる動作とすることができる。
CPU100は、解除操作がなされたと判定すると(S409:YES)、固定フラグを「0」に設定する(S410)。これにより、固定モードが解除される。さらに、CPU100は、ディスプレイ11に表示された実行画面から固定アイコンM1を消す(S411)。
こうして、固定モードが解除されれば、携帯電話機1の姿勢が変化に応じて実行画面の表示方向が変更される。
アプリケーションが非アクティブの状態とされたと判定されると(S412:YES、S413:YES)、ステップS401の処理に戻る。CPU100は、新たにアプリケーションがアクティブな状態とされたと判定すると(S401:YES)、固定フラグを「0」に設定する(S402)。これにより、先のアプリケーションの実行画面が表示されているときに、固定モードが設定されていても、新たなアプリケーションの実行画面が表示されたときには、固定モードが解除される。
以上、本変更例によれば、実行画面の表示方向が規定時間の間維持された場合、即ち、ユーザにとって、現在の携帯電話機1の姿勢が、現在表示されている実行画面の表示に適していると想定される場合に、固定モードが設定される構成とされている。よって、実行画面の表示方向が不用意に切り替ってしまうのを防止できる。
さらに、本変更例によれば、ディスプレイ11に実行画面が表示された状態において固定モードの設定が行われる構成とされている。このため、設定画面を用いて固定モードの設定が行われる構成と違って、実行画面から設定画面へ移行させ、固定モードに設定した後に実行画面へ戻すという操作を要しない。さらには、固定時間が規定時間に達するか否かが判定されることにより、自動的に固定モードが設定されるため、ユーザによる設定操作を要しない。よって、ユーザに掛かる手間を、少なくすることができる。
また、本変更例によれば、新たなアプリケーションの実行画面がディスプレイ11に表示されることに基づいて、固定モードが解除される。ユーザは、表示方向の固定が必要ない状況下において新たなアプリケーションを利用するときに、先のアプリケーションで設定した固定モードを逐一解除する必要がない。よって、ユーザの使い勝手が良くなる。
<変更例3>
図9は、変更例3に係る表示方向切替処理の流れを示すフローチャートである。
上記実施の形態では、固定フラグが「1」に設定されて、固定モードが設定されると、携帯電話機1の姿勢が変更されても、実行画面の表示方向が変更されない、即ち実行画面の表示方向が完全に固定される構成とされている。
これに対し、本変更例では、固定モードが設定された場合には、実行画面の表示方向が、固定モードの解除時よりも切り替りにくくなる構成とされる。
本変更例では、図4(a)に示す表示方向切替処理に対して、ステップS108の処理が追加される。
即ち、CPU100は、ステップS104において、固定フラグが「1」に設定されていると判定すると(S104:NO)、携帯電話機1の姿勢の変化を検出する検出感度が固定モード解除時よりも低くなる設定を行う(S108)。たとえば、CPU100は、上述した縦臨界角αおよび横臨界角βを固定モード解除時の角度よりも大きな角度に設定する。なお、固定モード解除時の縦臨界角αおよび横臨界角βが本発明の第1の閾値に相当し、固定モード解除時より大きな値となる固定モード設定時の縦臨界角αおよび横臨界角βが本発明の第2の閾値に相当する。
これにより、携帯電話機1の姿勢がより大きく変化しなければ、姿勢が変化したと検出されなくなる。よって、携帯電話機1の姿勢が固定モード解除時と同様に変化しても、実行画面の表示方向が切り替りにくくなる。
なお、固定モードが解除され、固定フラグが「1」から「0」に切り替ると、検出感度が通常の状態に戻される。
本変更例の構成とされた場合も、上記実施の形態と同様、アプリケーションの実行画面の表示方向が不用意に切り替ってしまうのを防止できる。
<その他>
以上のとおり、本実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記実施の形態以外に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、ユーザによる固定モードの設定操作が、携帯電話機1を一回転させる動作とされている。しかしながら、これに限らず、設定操作は、固定モードを設定するための設定画面に切り替らずに実行画面が表示された状態において、CPU100がその設定操作を受け付けられるような操作であれば良い。
たとえば、表示面11c上の異なる2つの位置が同時に長押しされる操作が解除操作とされても良い。この場合、図10(a)に示す固定モード設定・解除処理において、CPU100は、固定モードが解除状態にあるときに、表示面11c上の異なる2つの位置が同時に長押しされたと判定すると(S210:YES)、固定フラグを「1」に設定する(S204:YES→S205)。このとき、図10(b)に示すように、表示面11cの対角の位置に、長押しされる領域Rが設定されるようにしても良い。このようにすれば、ユーザは、あたかも実行画面の端と端を押さえて実行画面を固定するような直感的な操作により、固定モードの設定を行うことができる。
この他、タッチキー13a〜13cの一つに対する、特殊な操作(たとえば、長押し)が設定操作とされても良い。
また、上記実施形態の固定モード設定・解除処理(図4(b))、上記変更例1の固定モード設定・解除処理(図7)、上記変更例2の固定モード設定・解除処理(図8)のうち、何れか2つの固定モード設定・解除処理が並行して実行されても良い。また、3つの固定モード設定解除処理が並行して実行されても良い。
さらに、固定モードが設定されている間、加速度センサ108をオフにする制御がCPU100によりを行われても良い。
さらに、上記実施の形態では、携帯電話機1の姿勢に応じてアプリケーションの実行画面の表示方向が切り替えられている。このように、上記実施の形態は、少なくともアプリケーションの実行画面の表示方向が切り替えられる構成であれば良く、アプリケーションの実行画面が立ち上がる前のホーム画面やランチャー画面については、携帯電話機1の姿勢に応じて表示方向が切り替えられてもよいし、切り替えられなくても良い。また、表示方向が切り替えられる場合には、さらに、固定モードに設定できても良い。
さらに、上記実施の形態では、いわゆるストレート式の携帯電話機(スマートフォン)に本発明が適用されている。しかしながら、これに限らず、いわゆる折り畳み式、スライド式等、いかなるタイプの携帯電話機に本発明が適用されてもよい。
さらに、本発明の携帯端末装置は、携帯電話機に限られず、PDA(PersonalDigital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等であってもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
11 ディスプレイ(表示部)
12 タッチセンサ(タッチ検出部)
100 CPU(制御部、検出部)
108 加速度センサ(検出部)

Claims (10)

  1. 携帯端末装置であって、
    表示部と、
    制御部と、
    前記携帯端末装置に加わる重力加速度に基づいて、前記携帯端末装置の姿勢を検出する検出部と、を備え、
    前記制御部は、
    第1アプリケーションプログラムに基づく第1画面を前記表示部に表示し、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行い、
    前記表示部に前記第1画面が表示された状態において前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための抑制条件が満たされると、
    前記第1画面の所定位置に前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行い、そして、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられることを抑制する抑制制御を行い、
    前記抑制条件が満たされた後、第2アプリケーションプログラムに基づく第2画面を前記表示部に表示すると、
    前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行わず、そして、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第2画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記制御部は、
    前記抑制条件が満たされた場合に、前記抑制制御として、前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替えないようにする、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    記制御部は、
    前記携帯端末装置が第1の方向から第2の方向に第1の閾値以上傾けられた場合、前記第2の方向に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行い、
    前記抑制条件が満たされた場合に、前記抑制制御として、前記第1の閾値を、前記第1の閾値より大きな第2の閾値に変更する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記表示部に前記第1画面が表示された状態においてユーザによる前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための操作を受け付けた場合に、前記抑制条件が満たされる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられた後規定時間以内に元の方向に戻す動作が規定回数に達した場合に、前記抑制条件が満たされる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記第1画面に含まれる画像の表示方向が所定時間切り替らない場合に、前記抑制条件が満たされる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記制御部は、
    前記第2アプリケーションをアクティブにするための操作を受け付けると、前記第2画面を表示する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  8. 請求項7に記載の携帯端末装置において、
    ユーザのタッチを検出するタッチ検出部を備え、
    前記制御部は、
    前記第2アプリケーションをアクティブにするための操作として、前記ユーザのタッチによる操作を受け付けると、前記第2アプリケーションをアクティブにする、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  9. 携帯端末装置であって、表示部と、前記携帯端末装置に加わる重力加速度に基づいて、前記携帯端末装置の姿勢を検出する検出部と、を備える携帯端末装置のコンピュータに、
    第1アプリケーションプログラムに基づく第1画面を前記表示部に表示する機能と、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う機能と、
    前記表示部に前記第1画面が表示された状態において前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための抑制条件が満たされると、
    前記第1画面の所定位置に前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行い、そして、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられることを抑制する抑制制御を行う機能と、
    前記抑制条件が満たされた後、第2アプリケーションプログラムに基づく第2画面を前記表示部に表示すると、
    前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行わず、そして、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第2画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う機能と、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 携帯端末装置であって、表示部と、前記携帯端末装置に加わる重力加速度に基づいて、前記携帯端末装置の姿勢を検出する検出部と、を備える携帯端末装置の表示制御方法であって、
    第1アプリケーションプログラムに基づく第1画面を前記表示部に表示し、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行い、
    前記表示部に前記第1画面が表示された状態において前記第1画面に含まれる画像の表示方向の切り替りを抑制するための抑制条件が満たされると、
    前記第1画面の所定位置に前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行い、そして、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化しても、変化後の姿勢に対応する方向に前記第1画面に含まれる画像の表示方向が切り替えられることを抑制する抑制制御を行い、
    前記抑制条件が満たされた後、第2アプリケーションプログラムに基づく第2画面を前記表示部に表示すると、
    前記抑制条件が満たされていることを示す表示を行わず、そして、
    前記携帯端末装置の姿勢が変化すると、変化後の姿勢に対応する方向に前記第2画面に含まれる画像の表示方向を切り替える制御を行う、
    ことを特徴とする表示制御方法。
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