JP6115125B2 - 押ボタンスイッチおよびその押ボタンスイッチを備えた操作機器 - Google Patents
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Description
しかしながら、操作ケース103の四角形状の開口の中に四角形状の操作ボタン104が収容されるため、隙間106が発生し、操作ボタン104がガタつくおそれがあった。
しかしながら、複数個の押ボタンスイッチ110は、隣接する操作ケース103の側壁105同士が当接して並ぶため、これらの側壁105の厚さによって複数個の操作ボタン104の間隔が広くなってしまい、複数個の押ボタンスイッチ110を横に並べたときに側壁105ばかりが目立ち操作ボタン104が押しずらいという問題点があった。この問題点を解決するために、操作ケース103の側壁105自体の厚さを薄くすることが考えられるが、操作ケース103の強度が低下して、より操作ボタン104のガタつきが発生するおそれがあった。
図1に示すように、防災無線システム1は、行政指令部門に設置され、防災および行政を目的とした無線放送や無線通話を行うシステムであり、ラック11と操作卓3とモニター12の組み合わせで構成される。ラック11には、無線放送や無線通話に必要な情報を操作卓3やモニター12に送出する制御機器、無線放送や無線通話の音声信号を送信する送信機器などが搭載されている。操作卓3とモニター12は、ラック11に備えられた作業台13に載置されている。
操作卓3は、板金製の筺体30にマイク31とタッチパネル付きモニター32と押ボタンスイッチ33とスライドスイッチ34などが配置されている。オペレータは、モニター12の表示情報に従い、操作卓3のタッチパネル付きモニター32と押ボタンスイッチ33とスライドスイッチ34などを操作することにより、録音データやマイク31に基づき無線放送や無線通話を行うことができる。
押ボタンスイッチ33は、図2および図3に示すように、操作ボタン4と、スイッチ基板5に係止されるとともに操作ボタン4の下部を支える取付枠6と、取付枠6上に重ね合わせて操作卓3の筺体30に取付けられるとともに操作ボタン4を収容する操作ケース7とからなる。
操作ボタン4は樹脂によって、右側面42a、左側面42b、前面42cおよび背面42dとなる外周壁42と、上面43とからなる下面が開放された箱状に形成されている。操作ボタン4は、上面43の中央部から下に延びるように形成されたスイッチ押棒40と、外周壁42の下側周縁部に外側に向けて形成された縁部41とを備えている。
スイッチ基板5は、操作ボタン4のスイッチ押棒40で押下される切換スイッチ50と、切換スイッチ50の周囲に取付枠6を係止するための複数の係止孔51とを備えている。
取付枠6は樹脂によって枠状に形成されている。取付枠6は、操作ボタン4の縁部41を保持し、操作ボタン4の押し込み間隔Sを形成するための保持片60と、スイッチ基板5の係止孔51に嵌め込まれる複数の係止爪61とを備えている。保持片60は、取付枠6の左右両側の内周部に形成され、係止爪61は、取付枠6の前後両側の下部周縁部で係止孔51に位置を合わせて形成されている。
操作卓3の筺体30は、操作ケース7を取付けるための取付孔300が設けられている。操作ケース7は樹脂によって枠状に形成されている。
操作ケース7は、操作ボタン4の外周壁42を押し込み可能に保持する枠体70からなっている。枠体70は、下部に操作卓3の筺体30の取付孔300に嵌め込まれる嵌込部71が、上部に取付孔300の周縁に当接するように嵌込部71よりも外側に突出したフランジ部72がそれぞれ形成され、フランジ部72は左右両側にフランジ部72から上方に突出するように一体形成された側壁73を備えている。
フランジ部72は、前面部72aが側壁73の前端73cよりも前方に突出して湾曲する湾曲形状に形成され、背面部72bも同様に側壁73の後端73dよりも後方に突出して湾曲する湾曲形状に形成されている。側壁73は、外壁面73aが平面形状に形成され、内壁面73bが前端73cから後端73dに向けて操作ボタン4側に湾曲する湾曲形状に形成されている。
一方、操作ボタン4の外周壁42は、側壁73に対向する右側面42aと左側面42bが内壁面73bに沿って湾曲形状に形成されている。また、フランジ部72に対向する前面42cが側壁73の前端73cよりも前方側に湾曲する湾曲形状に形成され、背面42dも同様に側壁73の後端73dよりも後方側に湾曲する湾曲形状に形成されている。さらに、操作ボタン4は、高さ寸法が取付枠6と操作ケース7に収容されたときに側壁73よりも低くフランジ部72よりも高くなるように形成されている。
次に、これまで説明してきた押ボタンスイッチ33を3個横並びに配置した状態について図4および図5を用いて説明する。なお、本発明では、3個の押ボタンスイッチ33に限らず、複数個の押ボタンスイッチ33を横並びに配置してもよい。また、図示を省略するが、筺体30には、取付孔300が横に間隔をあけて3つ形成されている。
また、側壁73の強度を増すために側壁73の厚さを厚くする場合、側壁73の横幅は変えずに内壁面73bの側を厚く形成すればよく、複数個の押ボタンスイッチ33を側壁73を当接させて横並びに配置したときに、配置するスペースが増大することがない。
ガードカバー8は、図6(a)に示すように、操作ボタン4を使用するときには開いた状態として、操作ボタン4が露出して操作ボタン4を押すことができる。また、ガードカバー8は、図6(b)乃至図6(e)に示すように、操作ボタン4を使用しないときには閉じた状態として、操作ボタン4が覆われ操作ボタン4を押すことができなくなる。
4 操作ボタン
42 外周壁
42a 左側面
42b 右側面
42c 前面
42d 背面
7 操作ケース
73 側壁
73a 外壁面
73b 内壁面
73c 前端
73d 後端
8 ガードカバー
Claims (3)
- 操作ボタンと、前記操作ボタンを収容する操作ケースとからなり、前記操作ケースは下部に嵌込部と上部に前記嵌込部よりも外側に突出したフランジ部と前記フランジ部の両側面に形成されている側壁を備えた押ボタンスイッチにおいて、
前記側壁は外壁面が平面形状で、かつ、内壁面が前端から後端に向けて前記操作ボタン側に湾曲する湾曲形状に形成され、
前記操作ボタンは、前記側壁に対向する面が前記内壁面に沿って湾曲する湾曲形状に形成されていることを特徴とする押ボタンスイッチ。 - 前記操作ボタンと前記操作ケースの前記フランジ部は、それぞれの前側部が前記側壁の前端よりも前方側に湾曲する湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の押ボタンスイッチ。
- 請求項1または2に記載の押ボタンスイッチを、前記外壁面を当接させて複数個を横並びに配置したことを特徴とする操作機器。
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JP2012284240A JP6115125B2 (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 押ボタンスイッチおよびその押ボタンスイッチを備えた操作機器 |
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JP5476099B2 (ja) * | 2009-11-11 | 2014-04-23 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 押しボタン及び遊技機 |
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