JP6115193B2 - Aluminum lid and container - Google Patents
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Description
本発明は、アルミ蓋材、より詳しくは、加熱殺菌された内容物が充填された容器を密封するためのアルミ蓋材、および当該アルミ蓋材により密封された容器に関する。 The present invention relates to an aluminum lid, and more particularly to an aluminum lid for sealing a container filled with heat-sterilized contents, and a container sealed with the aluminum lid.
紙製の容器に内容物としての飲料が充填されたカップ飲料が、広く流通されて消費されている。カップ飲料においては、充填される飲料が殺菌を必要とする場合、例えば50℃以上の高温に加熱された状態で充填されることがある。ここで、充填された飲料が完全に冷めないうちに容器を蓋材で密封すると、飲料が冷めるに伴って容器内に残存した空気等の気体が収縮し、容器内が減圧される。その結果、容器がへこむように変形するため、外観が悪くなるという問題がある。 Cup beverages in which beverages as contents are filled in paper containers are widely distributed and consumed. In a cup beverage, when the beverage to be filled needs to be sterilized, it may be filled in a state heated to a high temperature of 50 ° C. or higher, for example. Here, if the container is sealed with a cover material before the filled beverage is completely cooled, the gas such as air remaining in the container contracts as the beverage cools, and the inside of the container is decompressed. As a result, since the container is deformed so as to be recessed, there is a problem that the appearance is deteriorated.
この問題を解決する従来技術として、特許文献1には、膨出部を設けた蓋材で容器を密封することが記載されている。このようにすると、膨出部が容器内部に向かって突出するように反転することで、気体が収縮した分の容積を吸収して容器の変形を防ぐことができる。蓋材の材質としては、アルミ箔が例示されている。
As a conventional technique for solving this problem,
発明者らは、アルミ層を含む積層フィルムを用いて特許文献1に記載のような膨出部を有する蓋材を形成し、カップ飲料の大量製造を試行するにあたり、以下の課題を見出した。
The inventors have found the following problems when trying to mass-produce cup beverages by forming a lid material having a bulging portion as described in
アルミ蓋材を製造する際には、アルミ層を主基材とした積層フィルムに対して金型を用いたプレス加工を施す。このとき、成型条件によってはアルミ層にクラックやピンホール等の欠陥が生じる場合がある。例えば、容器内の気体が収縮したときの容積の吸収量を増やしたい場合には、膨出部の高さを高くしておく必要がある。その場合、いわゆる深絞り成型の絞り量を多くしなければならず、このときに上記の問題が顕著になる。 When manufacturing an aluminum lid material, press processing using a metal mold is performed on a laminated film having an aluminum layer as a main base material. At this time, defects such as cracks and pinholes may occur in the aluminum layer depending on molding conditions. For example, in order to increase the amount of absorption of the volume when the gas in the container contracts, it is necessary to increase the height of the bulging portion. In that case, the amount of drawing in so-called deep drawing must be increased, and at this time, the above problem becomes significant.
本発明の一つの態様は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、成型条件によらずにアルミ層のクラック、ピンホール等の欠陥が生じにくいアルミ蓋材を提供することを目的の一つとする。本発明の一つの態様は、加熱された内容物を充填した後、早期に密封しても変形しにくい容器を提供することを目的の一つとする。 One aspect of the present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an aluminum lid material that is less prone to defects such as cracks and pinholes in the aluminum layer regardless of molding conditions. I will. An object of one embodiment of the present invention is to provide a container that is less likely to be deformed even if it is sealed early after filling with heated contents.
本発明の一つの態様のアルミ蓋材は、アルミ層と、前記アルミ層の第1の面に設けられた保護層と、前記アルミ層の第2の面に設けられたシーラント層と、を含む積層体で構成され、前記保護層が設けられた側に突出する膨出部と、前記膨出部の周縁に形成された接合部と、を備え、前記保護層が、ポリエチレンテレフタレートよりも伸び率の高い樹脂材料からなり、前記膨出部にリブが形成され、前記リブが、前記膨出部の中央部に形成された第1リブと、前記第1リブから連続して前記第1リブの周囲に張り出した複数の第2リブと、を有し、前記第2リブの幅が、前記第1リブ側に位置する基端側から先端側に向けて単調に減少しており、前記シーラント層が設けられた側の面が接合面として容器本体に接合されることにより前記容器本体を密封することを特徴とする。 An aluminum lid material according to one aspect of the present invention includes an aluminum layer, a protective layer provided on a first surface of the aluminum layer, and a sealant layer provided on a second surface of the aluminum layer. A bulging portion that is formed of a laminate and protrudes to the side where the protective layer is provided; and a joining portion that is formed at a peripheral edge of the bulging portion, and the protective layer has a higher elongation than polyethylene terephthalate The rib is formed in the bulging portion, and the rib is formed in a central portion of the bulging portion, and the first rib is continuously formed from the first rib. A plurality of second ribs projecting to the periphery, wherein the width of the second rib monotonously decreases from the base end side located on the first rib side toward the tip end side, and the sealant layer The surface on which the side is provided is joined to the container body as a joining surface, whereby the container Wherein the sealing body.
前記保護層は、ポリエチレンテレフタレートとナイロンとの積層体からなることが望ましい。 The protective layer is preferably made of a laminate of polyethylene terephthalate and nylon.
前記アルミ蓋材は、前記接合部から前記シーラント層が設けられた側に突出して前記膨出部に連続する壁部を備える場合、前記接合部の口径をd、前記膨出部の突出高さをh1、前記壁部の高さをh2としたとき、(h1+h2)/d<0.3を満たすことが望ましい。 When the aluminum lid member includes a wall portion that protrudes from the joint portion to the side where the sealant layer is provided and continues to the bulge portion, the diameter of the joint portion is d, and the projecting height of the bulge portion is Where h1 is the height of the wall and h2 is the height of the wall, it is desirable that (h1 + h2) / d <0.3.
本発明の一つの態様の容器は、紙または樹脂で形成され、内容物が高温の状態で充填される容器本体と、本発明の一つの態様のアルミ蓋材と、を備え、前記内容物が充填された状態で前記容器本体が前記アルミ蓋材により密封されていることを特徴とする。 A container according to one aspect of the present invention includes a container body formed of paper or resin and filled with a high-temperature content, and the aluminum lid according to one aspect of the present invention, wherein the content is The container body is sealed with the aluminum lid member in a filled state.
本発明のアルミ蓋材によれば、保護層がポリエチレンテレフタレートよりも伸び率の高い樹脂材料で構成されているため、成型条件によらずにアルミ層のクラックやピンホール等の欠陥が生じにくい。
本発明の容器によれば、加熱された内容物を充填した後、早期に密封しても変形しにくい。
According to the aluminum lid material of the present invention, the protective layer is made of a resin material having a higher elongation rate than that of polyethylene terephthalate.
According to the container of the present invention, after filling the heated contents, it is difficult to deform even if it is sealed early.
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1は、本実施形態のアルミ蓋材1を示す斜視図である。図2は、アルミ蓋材1の層構成を示す図である。図3は、アルミ蓋材1の厚さ方向における断面図であり、層構成を省略して示している。
アルミ蓋材1は、紙製、樹脂製等の比較的剛性の低い容器本体を密封するときに用いられる蓋材である。後で詳しく説明するが、図1に示すように、アルミ蓋材1は、周縁部に設けられ、容器本体に接合される接合部10と、容器本体に接合された後に容器本体の変形を防止する膨出部30と、を備えている。
[First Embodiment]
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a perspective view showing an
The
図2に示すように、アルミ蓋材1は、アルミニウム箔からなる基材としてのアルミ層2と、アルミ層2の第1の面に設けられた保護層4と、アルミ層2の第2の面に設けられたシーラント層3と、を含む積層体で構成されている。保護層4およびシーラント層3は、樹脂で構成されている。アルミ層2の厚さは適宜設定でき、例えば7〜50マイクロメートル(μm)程度が好ましい。
As shown in FIG. 2, the
シーラント層3は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の耐熱性を有する樹脂等で形成され、例えば50μm程度の厚さに形成されている。シーラント層3は、公知のヒートシールにより、容器本体に接合される。したがって、アルミ蓋材1のうち、シーラント層3が形成された側の面が、容器本体に接合される面となる。以後の説明において、この面を「接合面」と称することがある。
The
保護層4は、ポリエチレンテレフタレート(PET)よりも伸び率の高い樹脂材料で構成されている。保護層4に好適に用いられる樹脂材料として、例えばPETとナイロンとの積層体、いわゆるハイブリッドナイロンが挙げられる。保護層4の厚さは例えば15〜20μm程度である。保護層4の厚さを15μmとしたとき、PETの厚さは3μm程度、ナイロンの厚さは12μm程度である。保護層4は、PETが上層側、ナイロンが下層側(アルミ層2側)に配置される。保護層4の材料は、PETよりも伸び率の高い樹脂材料であればよく、必ずしもハイブリッドナイロンのような2種の樹脂材料の積層体でなく、単層の樹脂材料であってもよい。
以後の説明において、保護層4が設けられた側の面を「上面」と称することがある。
The
In the following description, the surface on which the
図1、図3に示すように、アルミ蓋材1は、保護層4が設けられた側に突出する膨出部30と、膨出部30に形成されたリブ31と、膨出部30の周縁に形成された略環状の接合部10と、接合部10からシーラント層3が設けられた側に突出する壁部20と、を備えている。アルミ蓋材1は、平面視略円形に形成されている。略環状の接合部10は、平面視略円形の膨出部30の周縁に所定の幅で形成されている。接合部10の接合面がヒートシールで容器本体に接合されることにより、アルミ蓋材1は容器本体を密封するように取り付けられる。接合部10には、周方向外側に突出する取っ手11が形成されている。取っ手11は、密封された容器を開封する際のきっかけとなる。取っ手11の数や形状には特に制限はなく、必ずしも設けられなくてもよい。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
図3に示すように、壁部20は、接合部10から接合面側に突出するように立ち上がっている。壁部20は、上面側の端部20Aおよび接合面側の端部20Bが平面視略円形に形成されている。また、壁部20における接合面側の端部20Bが形成する略円形の径方向寸法は、上面側の端部20Aが形成する略円形の径方向寸法よりも小さくなるように形成されている。
As shown in FIG. 3, the
壁部20の上面側の端部20Aの厚さ方向における断面形状が曲線状とされたことにより、アルミ蓋材1の成型時に接合部10に皺が発生することが防止される。接合部10の皺を防止することで、アルミ蓋材1による容器の密封性が向上する。端部20Aが直線状である場合に接合部10に発生する皺は、端部20Aを上面側に引き伸ばすように成型することで軽減あるいは消失させることが可能である。
Since the cross-sectional shape in the thickness direction of the
アルミ蓋材1は、中央部が壁部20の接合面側の端部20Bから上面側に折り返されており、平面視における中央部に上面に向かってドーム状に突出する膨出部30が形成されている。膨出部30は、後述するように、容器本体に取り付けられた後に容器の内圧の低下によって接合面側に反転し、容器本体の変形を防止する。
The center part of the
図3に示すように、壁部20の接合面側の端部20Bから膨出部30の頂点までの高さを「膨出部30の突出高さh1」と定義する。壁部20の接合面側の端部20Bから壁部20の上面側の端部20Aまでの高さを「壁部20の高さh1」と定義する。ここで、膨出部30の突出高さh1は壁部の高さh2よりも小さく設定され、膨出部30は接合部10よりも上面側に突出しないようにされている。
As shown in FIG. 3, the height from the
膨出部30には、容器本体に接合されるまでの間における変形を防ぐためのリブ31が設けられている。本実施形態のリブ31は、膨出部30の平面視において、中心から放射状に広がるように所定の幅で8本形成されている。
The bulging
上述のように、接合部10、壁部20、および膨出部30を有するアルミ蓋材1は、図2に示す3層構造の積層材料を、例えば公知の深絞り成型により成型加工した後に所望の形状に打ち抜くことにより大量に製造することができる。
As described above, the
上記のように構成されたアルミ蓋材1の使用時の作用について、容器内に加熱された飲料(内容物)を充填する場合を例にとり説明する。
The operation at the time of use of the
まず、紙または樹脂からなる容器本体に、殺菌等の目的で高温(50℃以上、例えば70℃)の飲料が充填される。飲料は、高温に加熱されてから容器本体に充填されてもよいし、容器本体に充填されてから高温に加熱されてもよい。 First, a container body made of paper or resin is filled with a high-temperature (50 ° C. or higher, for example, 70 ° C.) beverage for the purpose of sterilization or the like. The beverage may be filled in the container body after being heated to a high temperature, or may be heated to a high temperature after being filled in the container body.
充填された飲料が十分冷める前に、アルミ蓋材1が搬送され、接合部10の接合面を容器本体の開口の縁に接触させる。接合部10の略環状の接合面が全周にわたって開口の縁と接触した状態でヒートシールが行われると、図4に示すように、接合部10が容器本体50に接合されて、容器本体50の開口がアルミ蓋材1により密封される。
Before the filled beverage is sufficiently cooled, the
その後、容器51内の飲料が自然に冷める、あるいは製品の保存等のために容器51が冷却される等により飲料の温度が低下する。このとき、容器51の内部空間のうち、飲料が充填された後の残りの空間であるヘッドスペースに存在していた空気や不活性ガス等の気体が収縮して体積が減少する。ここで、容器51は、アルミ蓋材1により密封されているため、外部から容器51内に気体が流入することはなく、気体の収縮により容器51内の圧力は減少する。
Thereafter, the temperature of the beverage decreases due to the natural cooling of the beverage in the
容器51の剛性が圧力の減少に耐えられない程度であると、容器51が大気圧により変形するため、製品としての外観が損なわれて商品価値の低下につながる。ここで、アルミ蓋材1の剛性を容器本体50よりも低くしておくと、図5および図6に示すように、容器本体50が変形するよりも先に膨出部30が接合面側に突出するように反転する。この反転により、容器51内の有効容積が減少して気体の収縮による体積減少分を吸収する。その結果、容器51内の圧力の低下が抑制されて容器本体50の変形が防止される。
If the rigidity of the
高温の飲料を充填した容器本体50をアルミ蓋材1で密封した上述のような飲料製品を大量に製造する場合、大量に製造されたアルミ蓋材1は、一般に厚さ方向に積み重ねられて製造ライン等まで搬送される。この過程で、膨出部30は種々の外力を受けることがあり、当該外力により膨出部30の一部または全部が容器本体50への接合前に接合面側に突出するように変形すると、気体の収縮による体積減少分を吸収する作用が低下する。この問題に対して、本実施形態のアルミ蓋材1では、膨出部30にリブ31が設けられて剛性が高められているため、搬送時等に膨出部30に外力が作用しても接合面側に反転するような変形が起きにくく、接合時まで膨出部30の形状が好適に保持される。
When manufacturing a large amount of beverage products as described above in which the
以上説明したように、本実施形態のアルミ蓋材1によれば、膨出部30にリブ31が設けられているため、輸送や搬送等により変形しにくく、容器の密封時まで膨出部30の形状が好適に保持され、容器の密封後の変形を確実に抑制することができる。
As described above, according to the
また、膨出部30の突出高さh1が壁部20の高さh2以下に設定されているため、アルミ蓋材1の上面側にある物体は、膨出部30よりも接合部10に先に接触しやすい。したがって、膨出部30に外力が作用する頻度を抑え、膨出部30の変形をさらに抑制するとともに、アルミ蓋材1の厚さ方向の寸法を抑えて、容器内のヘッドスペースが少ない場合でも、内容物に触れにくくすることができる。
In addition, since the protruding height h1 of the bulging
本発明のアルミ蓋材において、膨出部の容積は、気体の収縮前後において想定される体積の変化量を吸収して容器の変形を抑制できるように適宜設定すればよい。例えば、ヘッドスペースを30ミリリットル(ml)、飲料の充填温度を70℃、輸送および保管時における最低温度を10℃と設定すると、ヘッドスペースに存在する気体の収縮前後における体積の変化量xは、ボイルシャルルの法則により、
30/(273+70)=(30+x)/(273+10)
x=5.2
となる。したがって、この場合は、膨出部の容積を2〜3ml程度に設定することで容器の変形を好適に抑制することができ、2.6ml以上に設定することで容器の変形を確実に防止することができる。
In the aluminum lid member of the present invention, the volume of the bulging portion may be set as appropriate so as to absorb the amount of change in volume assumed before and after the contraction of the gas and suppress deformation of the container. For example, if the head space is set to 30 milliliters (ml), the beverage filling temperature is set to 70 ° C., and the minimum temperature during transportation and storage is set to 10 ° C., the volume change amount x before and after contraction of the gas existing in the head space is By Boyle Charles's law,
30 / (273 + 70) = (30 + x) / (273 + 10)
x = 5.2
It becomes. Therefore, in this case, the deformation of the container can be suitably suppressed by setting the volume of the bulging portion to about 2 to 3 ml, and the deformation of the container can be reliably prevented by setting the volume to 2.6 ml or more. be able to.
すなわち、膨出部30の容積が2mlの場合、気体の体積の変化量x:5.2ml>膨出部30の反転による容積の変化量:2×2=4mlとなる。両者の差分が1.2ml程度であれば、容器51の全体の強度により外観を損なうような変形が起こることはなく、変形が起こるとしても容器50の底部が少しへこむ程度で当該差分を吸収できるため、本発明の目的が充分に達せられる。
また、充填される内容物がヘッドスペースに存在する気体の一部(例えば酸素)または全部を溶解あるいは吸収しやすい等の特性を有する場合は、溶解あるいは吸収される気体の体積も考慮して膨出部の容積を設定するのが好ましい。
That is, when the volume of the bulging
In addition, when the contents to be filled have characteristics such as being easy to dissolve or absorb a part (for example, oxygen) or all of the gas existing in the head space, the volume of the gas to be dissolved or absorbed is taken into consideration. It is preferable to set the volume of the exit portion.
図3に示すように、接合部10の口径をd、膨出部30の突出高さをh1、壁部20の高さをh2としたとき、これらのパラメーターの関係は、(h1+h2)/d<0.3を満たしている。図6に示すように、膨出部30が接合面側に反転したとすると、壁部20の上面側の端部20Aから膨出部30の最下部(頂部)までの寸法、すなわち、壁部20と膨出部30とを合わせた全体の高さが(h1+h2)となる。仮に接合部10の口径dが70mmであったとすると、(h1+h2)<2.1(mm)となり、上限が2.1mmと考えると、壁部20と膨出部30とを合わせた高さは充分に高くなる。
As shown in FIG. 3, when the diameter of the joint 10 is d, the protruding height of the
従来のアルミ蓋材では、アルミ層の保護層としてPETが用いられていた。この場合、アルミ蓋材を製造する際の成型条件によってアルミ層にクラックやピンホール等の欠陥が生じる場合があった。上述した条件のように、膨出部や壁部の高さを比較的高くする場合、深絞り成型の絞り量を多くする必要があり、アルミ層の欠陥が発生しやすくなる。そのため、例えば、接合部の口径dが70mm、壁部と膨出部とを合わせた高さ(h1+h2)が2.1mmといった寸法のアルミ蓋材を支障なく製造するのは困難であった。 In the conventional aluminum lid material, PET was used as a protective layer for the aluminum layer. In this case, defects such as cracks and pinholes may occur in the aluminum layer depending on the molding conditions when manufacturing the aluminum lid. When the height of the bulging part or the wall part is made relatively high as in the above-described conditions, it is necessary to increase the drawing amount of deep drawing, and defects in the aluminum layer are likely to occur. Therefore, for example, it has been difficult to manufacture an aluminum lid member having a dimension such that the diameter d of the joint portion is 70 mm and the combined height of the wall portion and the bulging portion (h1 + h2) is 2.1 mm.
この問題に対し、本実施形態のアルミ蓋材1では、保護層4としてハイブリッドナイロンが用いられている。上述したように、ハイブリッドナイロンは、PETとナイロンとの積層体からなり、PET単体に比べて高い伸び率を有している。特にPETが上層側、ナイロンが下層側に配置されるため、従来の保護層材料であるPETとアルミ層との間にナイロンが介在することになる。その結果、PETが湾曲した際に生じる内部応力は伸び率の高いナイロンで吸収され、アルミ層に直接伝わりにくくなる。その結果、保護層4としてハイブリッドナイロンを用いたことで、成型条件によらずにアルミ層のクラック、ピンホール等の欠陥が生じにくいアルミ蓋材を実現することができる。
With respect to this problem, hybrid nylon is used as the
また、本実施形態では、リブ31が上面側に突出している例を説明したが、リブは接合面側に突出するように形成されてもよい。ただし、リブを上面側に突出させると、膨出部の容積を増加させることができ、気体の体積変化の吸収効果が大きくなるため好ましい。
In the present embodiment, the example in which the
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図7および図8を参照して説明する。
本実施形態のアルミ蓋材61と第1実施形態のアルミ蓋材1とは、リブの態様が異なっている。
なお、以降の説明において、既に説明したものと共通する構成等については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
The
In the following description, the same components as those already described are denoted by the same reference numerals and redundant description is omitted.
図7は、アルミ蓋材61を示す斜視図であり、図8は、アルミ蓋材61の厚さ方向における断面図である。
図7および図8に示すように、アルミ蓋材61の膨出部62においては、平面視したときの中央部に略円形の第1リブ63が設けられ、第1リブ63の周囲に、8本の線状の第2リブ64が放射状に形成されている。第1リブ63と第2リブ64とは連続しておらず、それぞれが孤立して設けられている。
FIG. 7 is a perspective view showing the
As shown in FIGS. 7 and 8, the bulging
本実施形態の第1リブ63および第2リブ64も、第1実施形態のリブ31と同様に、容器本体50に接合する前の膨出部62の変形を抑制する効果を奏する。そのため、本実施形態のアルミ蓋材61においても、第1実施形態のアルミ蓋材1と同様、容器本体との密封時まで膨出部62の形状が好適に保持され、容器本体との密封後の変形を好適に抑制することができる。
The
さらに、膨出部62に形成されるリブが略円形の第1リブ63を有しているため、膨出部62の中央に所定の大きさの比較的平坦な領域が確保される。そのため、第1リブ63の上面に吸着パッド等を接触させ、アルミ蓋材61を吸着保持して搬送することができる。したがって、容器の密封工程においてアルミ蓋材61を効率よく搬送し、内容物が充填密封された容器の製造効率を向上することができる。
Further, since the rib formed on the bulging
本実施形態では、膨出部62に形成するリブの一部を略円形の第1リブ63とする例を説明したが、第1リブの形状は略円形には限定されず、所定の大きさの比較的平坦な領域が確保されれば、多角形や波状の曲線からなる形状等の他の形状とされてもよい。さらに、膨出部の中央部を除いた領域にのみリブを形成することで、所定の大きさの比較的平坦な領域を確保してもよい。
In the present embodiment, an example in which a part of the rib formed in the bulging
なお、本発明において、「比較的平坦な領域」とは、吸着パッド等による吸着保持を妨げるような凹凸が存在しないことを意味し、完全な平坦に限らず、曲率半径の小さい球面や緩やかな曲面等も含まれる。また、確保する比較的平坦な領域の大きさは、実際に使用される吸着パッド等の大きさに鑑みて適宜決定すればよい。しかし、この領域が大きすぎると、当該領域については実質的にリブで補強されていない状態になるため、必要最小限の大きさに設定するのが好ましい。 In the present invention, the “relatively flat region” means that there is no unevenness that prevents the suction and holding by the suction pad and the like, and is not limited to being completely flat, but a spherical surface having a small curvature radius or a gentle shape. Also includes curved surfaces. Further, the size of the relatively flat area to be secured may be appropriately determined in view of the size of the suction pad or the like actually used. However, if this area is too large, the area is not substantially reinforced with ribs, so it is preferable to set the area to the minimum necessary size.
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図9〜図11を参照して説明する。
本実施形態のアルミ蓋材81と第1実施形態のアルミ蓋材1、第2実施形態のアルミ蓋材61とは、リブの態様が異なっている。
以降の説明において、既に説明したものと共通する構成等については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
The
In the following description, the same components as those already described are denoted by the same reference numerals and redundant description is omitted.
図9は、アルミ蓋材81を示す斜視図である。図10は、アルミ蓋材81を示す平面図である。図11は、図10のA−A’線に沿う断面図である。
図9および図10に示すように、本実施形態のアルミ蓋材81の膨出部82は、膨出部82の中央に形成された第1リブ83と、第1リブ83の周囲に張り出した5個の第2リブ84と、を有している。第1リブ83と5個の第2リブ84とは、孤立しておらず、互いに連続して一体に形成されている。第1リブ83は、平面視したときに略円形の形状を有している。第2リブ84は、その幅が第1リブ83側に位置する基端側から先端側に向けて単調に減少している。より具体的には、第2リブ84は、第1リブ83側の縁を底辺とする略二等辺三角形状の形状を有している。アルミ蓋材81のその他の構成は、第1、第2実施形態と同様である。
FIG. 9 is a perspective view showing the
As shown in FIG. 9 and FIG. 10, the bulging
本実施形態の第1リブ83および第2リブ84も、第1実施形態のリブ31、第2実施形態の第1リブ63および第2リブ64と同様、容器本体50に接合する前の膨出部82の変形を抑制する効果を奏する。そのため、本実施形態のアルミ蓋材81においても、第1実施形態のアルミ蓋材1、第2実施形態のアルミ蓋材61と同様、容器本体50との密封時まで膨出部82の形状が好適に保持され、容器本体50との密封後の変形を好適に抑制することができる。
The
また、図11から判るように、本実施形態の第1リブ83および第2リブ84は、第1実施形態のリブ31、第2実施形態の第1リブ63および第2リブ64と比べ、各リブの縁の部分の段差が緩やかであり、壁部が急激に立ち上がるような箇所を有していない。さらに平面的に見ても、図10から判るように、第2リブ84は、第1実施形態のリブ31、第2実施形態の第2リブ64と比べて全体的に幅広に形成され、その幅が先端側に向けて徐々に狭くなる略三角形状である。そのため、アルミ層の切れやクラックが生じにくく、品質に優れたアルミ蓋材が得られる。
Further, as can be seen from FIG. 11, the
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。 The embodiments of the present invention have been described above. However, the technical scope of the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications may be made to each component without departing from the spirit of the present invention. , Can be deleted.
例えば、上述の各実施形態では、リブの形状として、直線状のもの、略円形のもの、略三角形状のものを示したが、リブの形状はこれには限られず、例えば図12に示すように、環状等の曲線状のリブ65でもよく、膨出部の変形を抑制できるものであれば特に制限はない。図12に示す変形例のアルミ蓋材71では、環状のリブを同心状に複数設けている。このようにすると、密封後に内容物の温度が低下した際に、リブ65が折れ目として機能することで膨出部がスムーズに反転する、という利点がある。
For example, in each of the embodiments described above, the rib shape is linear, substantially circular, or substantially triangular. However, the rib shape is not limited to this, and for example, as shown in FIG. In addition, a
また、上述の各実施形態では、アルミ層2の第2の面にシーラント層3を直接形成しているが、この構成に代えて、図13に示すように、アルミ層2とシーラント層3との間にバリア層5を介在させてもよい。バリア層3は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂の少なくともいずれか一種を含む樹脂材料で形成することができる。この構成によれば、アルミ層の欠陥をより確実に低減できるとともに、容器内の内容物に対する耐性を高めることができる。
Further, in each of the embodiments described above, the
また、本発明の容器において、充填される内容物は飲料等の液体には限定されず、固体であってもよい。固体でも高温の状態で充填されれば、容器内の気体の温度も上昇し、密封後に内容物の温度が低下することで同様の現象が発生するからである。 In the container of the present invention, the content to be filled is not limited to a liquid such as a beverage, but may be a solid. This is because if the solid is filled in a high temperature state, the temperature of the gas in the container increases, and the same phenomenon occurs because the temperature of the contents decreases after sealing.
1、61、71、81 アルミ蓋材
2 アルミ層
3 シーラント層
4 保護層
5 バリア層
10 接合部
20 壁部
30、62、82 膨出部
31、65 リブ
50 容器本体
51 容器
63、83 第1リブ
64、84 第2リブ
1, 61, 71, 81
Claims (4)
前記保護層が設けられた側に突出する膨出部と、前記膨出部の周縁に形成された接合部と、を備え、
前記保護層が、ポリエチレンテレフタレートよりも伸び率の高い樹脂材料からなり、
前記膨出部にリブが形成され、
前記リブが、前記膨出部の中央部に形成された第1リブと、前記第1リブから連続して前記第1リブの周囲に張り出した複数の第2リブと、を有し、
前記第2リブの幅が、前記第1リブ側に位置する基端側から先端側に向けて単調に減少しており、
前記シーラント層が設けられた側の面が接合面として容器本体に接合されることにより前記容器本体を密封することを特徴とするアルミ蓋材。 An aluminum layer, a protective layer provided on the first surface of the aluminum layer, and a sealant layer provided on the second surface of the aluminum layer,
A bulging portion protruding to the side on which the protective layer is provided, and a joint portion formed on the periphery of the bulging portion,
The protective layer is made of a resin material having a higher elongation than polyethylene terephthalate,
Ribs are formed on the bulging portion,
The rib has a first rib formed at a central portion of the bulging portion, and a plurality of second ribs that continuously extend from the first rib and project around the first rib.
The width of the second rib is monotonously decreasing from the base end side located on the first rib side toward the tip end side,
An aluminum lid member for sealing the container body by joining the surface on the side where the sealant layer is provided to the container body as a joint surface.
とする請求項1に記載のアルミ蓋材。 The aluminum lid material according to claim 1, wherein the protective layer is made of a laminate of polyethylene terephthalate and nylon.
前記接合部の口径をd、前記膨出部の突出高さをh1、前記壁部の高さをh2としたとき、(h1+h2)/d<0.3を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載のアルミ蓋材。 A wall portion protruding from the joint portion to the side where the sealant layer is provided and continuing to the bulging portion;
2. When the diameter of the joint is d, the protruding height of the bulge is h1, and the height of the wall is h2, (h1 + h2) / d <0.3 is satisfied. Or the aluminum cover material of 2.
請求項1から3のいずれか一項に記載のアルミ蓋材と、
を備え、
前記内容物が充填された状態で前記容器本体が前記アルミ蓋材により密封されていることを特徴とする容器。 A container body that is made of paper or resin and whose contents are filled at a high temperature;
The aluminum lid member according to any one of claims 1 to 3 ,
With
A container characterized in that the container body is sealed with the aluminum lid member in a state where the contents are filled.
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