JP6108764B2 - 記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明では、支持体として耐水性支持体を用いることが好ましい。耐水性支持体としては、例えば基紙を樹脂で被覆した樹脂被覆紙、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。耐水性支持体としては、特に樹脂被覆紙を用いることが好ましい。
本発明のインク受容層は、第1のインク受容層と第2のインク受容層を有する。インク受容層はインク受容層形成用塗工液の固化物であり、インク受容層形成用塗工液を耐水性支持体上に塗工、乾燥して作成する。インク受容層の膜厚は、第1のインク受容層と第2のインク受容層とを合わせて15.0μm以上とすることが好ましく、20.0μm以上とすることがより好ましく、25μm以上とすることが特に好ましい。また、50.0μm以下とすることが好ましく、40.0μm以下とすることがより好ましい。インク受容層の膜厚が15.0μm以上50.0μm以下であることにより、耐折り割れ性とインク吸収性、更に画像濃度を良好とすることができる。本発明においては、インク受容層の膜厚を30.0μm以上、38.0μm以下とすることが最も好ましい。
アルミナとしては、γ−アルミナ、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナ等が挙げられる。これらの中でも、画像濃度、インク吸収性の観点から、γ−アルミナが好ましい。γ−アルミナとしては市販の気相法γ−アルミナ(例えば商品名:AEROXIDE Alu C、EVONIK製)が挙げられる。
アルミナ水和物としては、下記一般式(X)により表されるものが好ましい。
Al2O3−n(OH)2n・mH2O・・・・(X)
(上記式中、nは0、1、2又は3の何れかを表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の範囲にある値を表す。但し、mとnは同時に0にはならない。mH2Oは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水を表すものであるため、mは整数又は整数でない値をとることができる。また、加熱するとmは0の値に達することがある。)
気相法シリカとは、四塩化ケイ素、水素、酸素を燃焼させることにより製造されるシリカのことであり、乾式シリカとも呼ばれる。気相法シリカの具体例としては、市販の気相法シリカ(例えば商品名:AEROSIL300、EVONIK製)を挙げることができる。
ポリビニルアルコールとしては、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールが挙げられる。ポリビニルアルコールの粘度平均重合度は、2000以上4500以下であることが好ましく、3000以上4000以下であることが好ましい。粘度平均重合度が2000以上4500以下であれば、耐折り割れ性、インク吸収性及び画像濃度が向上する。また、塗工時のひび割れが抑制できる。ポリビニルアルコールは、完全に又は部分的にケン化されたポリビニルアルコールが好ましい。ポリビニルアルコールのケン化度は85モル%以上100モル%以下であることが好ましい。ポリビニルアルコールとしては、例えばPVA235(クラレ製、ケン化度88モル%、平均重合度3500)が挙げられる。
硼酸としては、例えばオルト硼酸(H3BO3)、メタ硼酸、次硼酸等が挙げられる。これらは硼酸塩として用いてもよい。硼酸塩としては、例えばオルト硼酸塩(例えばInBO3、ScBO3、YBO3、LaBO3、Mg3(BO3)2、Co3(BO3)2)、二硼酸塩(例えばMg2B2O5、Co2B2O5)、メタ硼酸塩(例えばLiBO2、Ca(BO2)2、NaBO2、KBO2)、四硼酸塩(例えばNa2B4O7・10H2O)、五硼酸塩(KB5O8・4H2O、Ca2B6O11・7H2O、CsB5O5)及びこれらの水和物等が挙げられる。これらの中でも、塗工液の経時安定性の点からオルト硼酸を用いることが好ましい。本発明においては、硼酸全質量に占めるオルトホウ酸の量を80質量%以上100質量%以下とすることが好ましく、90質量%以上100質量%以下とすることがより好ましい。
第1及び第2のインク受容層は、それぞれ必要に応じて添加剤を含有してもよい。添加剤としては、例えば各種カチオン性樹脂等の定着剤、多価金属塩等の凝集剤、界面活性剤、蛍光増白剤、増粘剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、浸透剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、防腐剤、pH調整剤等が挙げられる。
無機微粒子とポリビニルアルコールに加えて、硼酸等の架橋剤を含有した従来のインク受容層は、架橋剤を比較的多量に含有し、インク受容層の架橋度が高い場合が多かった。この場合、塗工・乾燥時(塗工後)に発生するひび割れを効果的に抑制し、インク吸収性の良好なインク受容層を得ることができる傾向にある。しかしながら、インク受容層は架橋度が高いため固く脆くなり、特に耐折り割れ性が低いことがあった。
(アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾル)
本発明に用いるアルミナ又はアルミナ水和物は、分散液中で解膠剤により解膠した状態でインク受容層形成用塗工液に含有させることが好ましい。アルミナ水和物及びアルミナを解膠剤により解膠した分散液を、それぞれアルミナ水和物ゾル及びアルミナゾルとする。アルミナ又はアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルは、アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種に加えて、解膠剤としての酸を含有することが好ましい。他にも分散媒、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、又はこれらの混合溶媒等が挙げられるが、特に水であることが好ましい。本発明では解膠剤として酸(解膠酸)を使用することが好ましい。解膠酸としては、一価のスルホン酸が、画像の耐オゾン性や高湿環境下での画像にじみ抑制の点で好ましい。一価のスルホン酸の具体例としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1−プロパンスルホン酸、2−プロパンスルホン酸、1−ブタンスルホン酸、クロロメタンスルホン酸、ジクロロメタンスルホン酸、トリクロロメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、アミド硫酸、タウリン、ビニルスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。これらは1種又は2種以上混合して使用することができる。
本発明に用いる気相法シリカは、分散液中で分散させた状態でインク受容層形成用塗工液に含有させることが好ましい。媒染剤としてのカチオンポリマーを含有し、気相法シリカを分散した分散液を、気相法シリカゾルとする。カチオンポリマーとしては、例えばポリエチレンイミン系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリジアリルアミン系樹脂、ジシアンジアミド縮合物等が挙げられる。これらのカチオン性樹脂は、それぞれ単独で用いても、2種以上を併用してもよい。気相法シリカゾルは、多価金属塩を含有していることが好ましい。多価金属塩としては、例えばポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウム、ポリ乳酸アルミニウム等のアルミニウム化合物が挙げられる。他にも、シランカップリング剤等の表面改質剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。気相法シリカを含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、又はこれらの混合溶媒等が挙げられるが、特に水であることが好ましい。
本発明では、インク受容層形成用塗工液を塗工し、乾燥させることでインク受容層とする。インク受容層形成用塗工液の塗工には、公知の塗工方式を用いることができる。例えば、スロットダイ方式、スライドビード方式、カーテン方式、エクストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方式等が挙げられる。第1のインク受容層及び第2のインク受容層用の塗工液は、逐次塗工で塗工、乾燥する他、同時多層塗工を行ってもよい。特にスライドビードによる同時多層塗工は、生産性が高く好ましい方法である。
濾水度450mlCSF(Canadian Standarad Freeness)の、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)80質量部と、濾水度480mlCSFの、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)20質量部とからなるパルプに、カチオン化澱粉0.60質量部、重質炭酸カルシウム10質量部、軽質炭酸カルシウム15質量部、アルキルケテンダイマー0.10質量部、カチオン性ポリアクリルアミド0.03質量部を外添し、固形分濃度が3質量%となるように水で調整して紙料を得た。次に、その紙料を長網抄紙機で抄造し、3段のウエットプレスを行って、多筒式ドライヤーで乾燥した。その後、サイズプレス装置で、塗工量が1.0g/m2となるように酸化澱粉水溶液を含浸し、乾燥後、マシンカレンダ−仕上げをし、坪量155g/m2の基紙を得た。
イオン交換水333部に対して、解膠酸として、メタンスルホン酸1.5部を添加した。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(特殊機化工業社製、商品名:T.K.ホモミクサーMARKII2.5型)で3000rpmの回転条件で攪拌しながらアルミナ水和物(商品名:DISPERAL HP14、サソール社製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後もそのまま30分間攪拌し、固形分濃度23質量%のアルミナ水和物ゾルを調製した。
イオン交換水333部に対して、解膠酸として、メタンスルホン酸1.5部を添加した。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(特殊機化工業社製、商品名:T.K.ホモミクサーMARKII2.5型)で3000rpmの回転条件で攪拌しながらアルミナ(商品名:AEROXIDE Alu C、EVONIK社製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後もそのまま30分間攪拌し、固形分濃度23質量%のアルミナゾルを調製した。
イオン交換水333部に対して、カチオンポリマー(シャロールDC902P、第一工業製薬社製)4.0部を添加した。このカチオンポリマー水溶液をホモミキサー(特殊機化工業社製、商品名:T.K.ホモミクサーMARKII2.5型)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら気相法シリカ(商品名:AEROSIL300、EVONIK社製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後、イオン交換水で希釈を行い、更に高圧ホジナイザー(ナノマイザー、吉田機械興業社製)で2回処理を行い、固形分濃度20質量%の気相法シリカゾルを調製した。
イオン交換水1150部に対して、撹拌しながらポリビニルアルコール(PVA235、クラレ製、けん化度88%、平均重合度3500)を100部を添加したのち90℃で加熱溶解し、固形分濃度8質量%のポリビニルアルコール水溶液を調製した。
(第2のインク受容層用塗工液1)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で17質量部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、上記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で17.6質量%になるように固形分濃度5質量%のオルトホウ酸水溶液を混合し、第2のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、第2のインク受容層用塗工液1とした。
前記アルミナ水和物ゾルに対して、アルミナ水和物固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13質量部となるように前記ポリビニルアルコ−ル水溶液を混合した。次に、前記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で5.8質量%になるように固形分濃度5質量%のオルトホウ酸水溶液を混合し、第1のインク受容層用塗工液1とした。
上述の第2のインク受容層用塗工液1と第1のインク受容層用塗工液1を、上記支持体の表面側に、第1のインク受容層の乾燥膜厚が25μm、該第1のインク受容層の上に第2のインク受容層の乾燥膜厚が10μm、合計35μmとなるように、第2のインク受容層1層、第1のインク受容層1層の合計2層を多層スライドホッパー型塗工装置にて塗工した。続いて60℃で乾燥させて記録媒体1を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1を下記の第1のインク受容層用塗工液2に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体2を得た。
前記気相法シリカゾルに対して、気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で30質量部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、上記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で5.8質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合し、第1のインク受容層用塗工液2とした。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1を下記の第1のインク受容層用塗工液3に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体3を得た。
前記で調製したアルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルをアルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で25:75になるように混合した。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で25質量部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、上記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で5.8質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合し、第1のインク受容層用塗工液3とした。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1を下記の第1のインク受容層用塗工液4に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体4を得た。
前記で調製したアルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルをアルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で75:25になるように混合した。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で18質量部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、上記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で5.8質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合し、第1のインク受容層用塗工液4とした。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1を下記の第1のインク受容層用塗工液5に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体5を得た。
前記で調製したアルミナ水和物ゾルとアルミナゾルをアルミナ水和物とアルミナの固形分比で75:25になるように混合した。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13質量部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、上記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で5.8質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合し、第1のインク受容層用塗工液5とした。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1を下記の第1のインク受容層用塗工液6に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体6を得た。
前記で調製したアルミナ水和物ゾルとアルミナゾルをアルミナ水和物とアルミナの固形分比で25:75になるように混合した。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13質量部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、上記混合液中のポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で5.8質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合し、第1のインク受容層用塗工液6とした。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が5μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が13μm、合計18μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体7を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が6μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が16μm、合計22μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体8を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が12μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が30μm、合計42μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体9を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が13μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が32μm、合計45μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体10を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が2.5μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が32.5μm、合計35μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体11を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が5μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が30μm、合計35μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体12を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が17.5μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が17.5μm、合計35μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体13を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層の乾燥膜厚が20μm、第1のインク受容層の乾燥膜厚が15μm、合計35μmとなるように塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体14を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で10質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体15を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で30質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体16を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10質量部となるように固形分濃度8質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体17を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で12質量部となるように固形分濃度8質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体18を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で20質量部となるように固形分濃度8質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体19を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で22質量部となるように固形分濃度8質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体20を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で2.3質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体21を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で6.9質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体22を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で2.3質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体23を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で7.0質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体24を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で2.4質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体25を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に 対してオルトホウ酸固形分換算で6.8質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体26を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で2.2質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体27を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で6.7質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体28を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10質量部となるように混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体29を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11質量部となるように混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体30を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40質量部となるように混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体31を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42質量部となるように混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体32を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10質量部となるように混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体33を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11質量部となるように混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体34を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40質量部となるように混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体35を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42質量部となるように混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体36を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10質量部となるように混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体37を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11質量部となるように混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体38を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40質量部となるように混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体39を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42質量部となるように混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体40を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10質量部となるように混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体41を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11質量部となるように混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体42を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40質量部となるように混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体43を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100質量部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42質量部となるように混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体44を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1及び第1のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA217、クラレ製、けん化度88%、平均重合度1700)水溶液(固形分濃度8質量%)に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体45を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1及び第1のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA424、クラレ製、けん化度80%、平均重合度2400)水溶液(固形分濃度8質量%)に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体46を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1及び第1のインク受容層用塗工液1の調整において、固形分濃度5質量%のオルトホウ酸水溶液を、オルトホウ酸とホウ砂の固形分比が75:25で溶解された総固形分濃度5質量の混合水溶液に変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体47を得た。
前記記録媒体1の支持体の作成において、型付け処理を行うクーリングロールを表面に凹凸を有しないクーリングロールに変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体48を得た。
前記記録媒体1の支持体の作成において、型付け処理を行うクーリングロールをより大きな凹凸を有するクーリングロールに変更したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体49を得た。
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、第2のインク受容層のみを乾燥膜厚が35μmとなるように単層で塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体50を得た。
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、第1のインク受容層のみを乾燥膜厚が35μmとなるように単層で塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体51を得た。
前記記録媒体2のインク受容層の作製において、第1のインク受容層のみを乾燥膜厚が35μmとなるように単層で塗工したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体52を得た。
前記記録媒体3のインク受容層の作製において、第1のインク受容層のみを乾燥膜厚が35μmとなるように単層で塗工したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体53を得た。
前記記録媒体4のインク受容層の作製において、第1のインク受容層のみを乾燥膜厚が35μmとなるように単層で塗工したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体54を得た。
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、第2のインク受容層塗工液1と第1のインク受容層塗工液1を交換して塗工したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体55を得た。
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、第2のインク受容層用塗工液1と第1のインク受容層用塗工液1にオルトホウ酸水溶液を添加しなかったこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体56を得た。
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、第1のインク受容層用塗工液1にオルトホウ酸水溶液を添加しなかったこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体57を得た。
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、第2のインク受容層用塗工液1にオルトホウ酸水溶液を添加しなかったこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体58を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で32.4質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体59を得た。
前記記録媒体1の第2のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で9.4質量%になるように5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体60を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で1.5質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体61を得た。
前記記録媒体1の第1のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で7.7質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体1と同様にして記録媒体62を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で1.7質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体63を得た。
前記記録媒体2の第1のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で7.7質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体2と同様にして記録媒体64を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で1.6質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体65を得た。
前記記録媒体3の第1のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で7.6質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体3と同様にして記録媒体66を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で1.7質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体67を得た。
前記記録媒体4の第1のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100質量部に対してオルトホウ酸固形分換算で7.8質量%になるように固形分濃度5質量%オルトホウ酸水溶液を混合したこと以外は記録媒体4と同様にして記録媒体68得た。以上のようにして作製した記録媒体1〜68の組成を表1及び表2に示す。
<塗工後ひび割れ>
得られた記録媒体のインク受容層表面を観察し、以下の基準で評価した。評価結果を表3、4に示す。
・評価基準
5:ひび割れの発生は認められない。
4:肉眼で確認できないほどの微小なひび割れが認められる。
3:肉眼で確認できる大きさのひび割れが一部認められる。
2:肉眼で確認できる大きさのひび割れが全面に多数認められる。
1:大きなひび割れが無数にあり、インク受容層が一部支持体から剥がれている。
得られた記録媒体をA4サイズにし、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、記録面全面にブラックのベタ印字を行った。印字を行った記録媒体を印字面が内側になるようにして2つ折りにし、更に、プレス機を用いて500kgの荷重をかけて5分間保持し、折目をつけた。折目がついた記録媒体を20回開閉した後、折目部分を目視で確認し、以下の基準で評価を行った。
・評価基準
5.白い筋が見えない。
4.白い筋がわずかに見える。
3.白い筋が多少見える。
2.白い筋がはっきり見える。
1.白い筋が幅広く、はっきり見える。
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙光沢ゴールド、色補正なしモードにて、グリーンのベタ印字を行った。更に、印字部を目視にて観察し、下記の基準で判定した。
・評価基準
5:ベタ部にムラがほとんど見られない。
4:ベタ部にムラがわずかに見られる。
3:ベタ部にムラが少し見られる。
2:ベタ部にムラがかなり見られる。
1:ベタ部にインクのあふれが見られる。
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙 光沢ゴールド、色補正なしモードにて、ブラックのベタ印字を行った。ベタ印字部分の光学濃度を光学反射濃度計(商品名:530分光濃度計、X−Rite製)を用いてそれぞれ測定した。
・評価基準
5:2.20以上
4:2.15以上、2.20未満
3:2.10以上、2.15未満
2:2.00以上、2.10未満
1:2.00未満
以上の評価結果を表3及び表4に示す。
Claims (9)
- 支持体と、第1のインク受容層と、第2のインク受容層とをこの順に有する記録媒体であって、
前記第1のインク受容層は、
アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカから選択される少なくとも1種と、
ポリビニルアルコールとを含有し、
前記第1のインク受容層の、前記アルミナ、前記アルミナ水和物及び前記気相法シリカの合計の含有量に対する、前記ポリビニルアルコールの含有量が、11.0質量%以上40.0質量%以下であり、
前記第1のインク受容層が架橋されており、
前記第1のインク受容層が、前記支持体上に第1のインク受容層用の塗工液を塗工することで形成され、前記第1のインク受容層用の塗工液が、硼酸を含有し、かつ、前記第1のインク受容層用の塗工液における、前記ポリビニルアルコールの含有量に対する、前記硼酸の含有量が、2.0質量%以上7.0質量%以下であり、
前記第2のインク受容層は、
気相法シリカと、
ポリビニルアルコールとを含有し、
前記第2のインク受容層の、前記気相法シリカの含有量に対する、前記ポリビニルアルコールの含有量が、12.0質量%以上20.0質量%以下であり、
前記第2のインク受容層が架橋されており、
前記第2のインク受容層が、前記第1のインク受容層上に第2のインク受容層用の塗工液を塗工することで形成され、前記第2のインク受容層用の塗工液が、硼酸を含有し、かつ、前記第2のインク受容層用の塗工液における、前記ポリビニルアルコールの含有量に対する、前記硼酸の含有量が、10.0質量%以上30.0質量%以下であることを特徴とする記録媒体。 - 前記第1のインク受容層及び第2のインク受容層の合計の膜厚が、30.0μm以上38.0μm以下である請求項1に記載の記録媒体。
- 前記第2のインク受容層の膜厚が、7.0μm以上15.0μm以下である請求項1または2に記載の記録媒体。
- 前記第1のインク受容層の、前記アルミナ、前記アルミナ水和物及び前記気相法シリカの合計の含有量に対する、前記ポリビニルアルコールの含有量が、12.0質量%以上30.0質量%以下であり、前記第2のインク受容層の、前記気相法シリカの含有量に対する、前記ポリビニルアルコールの含有量が、13.0質量%以上18.0質量%以下である請求項1乃至3の何れか1項に記載の記録媒体。
- 前記第1のインク受容層用の塗工液中の硼酸が、オルト硼酸、メタ硼酸、次硼酸、オルト硼酸塩、二硼酸塩、二硼酸塩の水和物、メタ硼酸塩、メタ硼酸塩の水和物、四硼酸塩、四硼酸塩の水和物、五硼酸塩、及び五硼酸塩の水和物から選択される少なくとも1種である請求項1乃至4の何れか1項に記載の記録媒体。
- 前記第1のインク受容層用の塗工液中の硼酸が、オルト硼酸である請求項5に記載の記録媒体。
- 前記第2のインク受容層用の塗工液中の硼酸が、オルト硼酸、メタ硼酸、次硼酸、オルト硼酸塩、二硼酸塩、二硼酸塩の水和物、メタ硼酸塩、メタ硼酸塩の水和物、四硼酸塩、四硼酸塩の水和物、五硼酸塩、及び五硼酸塩の水和物から選択される少なくとも1種である請求項1乃至6の何れか1項に記載の記録媒体。
- 前記第2のインク受容層用の塗工液中の硼酸が、オルト硼酸である請求項7に記載の記録媒体。
- 前記第1のインク受容層は、アルミナ水和物を含有する請求項1乃至8の何れか1項に記載の記録媒体。
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